施設/落第街/宝町

落第街宝町 †

街歴 †

生徒会で可決された第87区画整理計画に従い命名、整備された落第街の一区画。
異邦人の意見を取り込んで、非常に斬新なデザインの設計の専門校舎が新設される予定だった。また、後にこのデザインは学園地区でも取り入れられるはずだった。
しかし計画の途中で、同時に開発されていた新常世港が"くろうみ"と呼ばれる異海と化して次元封鎖処分を受けたために、
これを機と見た開発反対派の意見に押し切られて宝町の開発も頓挫した。

計画を提案し、校舎デザインをまとめ、住民と交渉して一時的な立ち退きを納得させ、異能と魔術に依る新工法の陣頭指揮を採っていた学生有志も、
殆どが失踪を遂げたか、あるいはこの計画にこれ以上関わることを拒否したために、計画中止後は宝町へは一切の干渉が行われずに放り出された。
新校舎、学生寮分棟、（学生通りに当たる）宝通りの店舗等へと住み着いた住民たちの間では『裏切られた』という感情が強く、
本来なら学園側の命名である宝町という名前は今も恨みの象徴として使われ続けている。