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公安委員会外事部の別室。 第九特別教室は異界とつながる『門』の中で特別危険度の高いと判断されるものへの対応を専門としている。(そうでない場合多くは生活委員会の管轄である) その為、他の部署にもまして一般学生との関わりが薄い。 ただし他の多くの公安委員会下部組織と同じく、所属員は所属を伏せ、普段は一般生徒の身分を持つ。 異界への『門』は現在の混乱世界を生み出した巨大なファクターであり、常にその研究が続けられてきた。 第九教室にはその『門』の開閉を察知するのに有用な魔術・異能の使用者が優先的に配置されており、それらは半ば予知能力者といえる。 また、『門』との接触が多いことから、『向こう側』から現れた危険性のあるものとの遭遇が多く、破魔・退魔の能力も同時に求められる。 予知及び退魔能力との性別相性差があるのか講師を含めて現在の所属員はすべて女性。 それもあってか、予言・託宣を行った倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)から、第九特別教室の人員を『百襲(モモソ)』とも呼ぶ。