キャラクターの名前など †
| 性別 | |
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年齢 | 17 |
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種族 | 人間 |
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立場 | |
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学年 | 高等部二年 |
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異能 | 絶対君主の富(ツァーリズム) |
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魔術 | 冶金魔術 |
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世界 | 地球 |
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所属 | 工学部 |
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設定 †
絶対君主の富(ツァーリズム) †
なるほど、我が国から送り出すにふさわしい異能と言えるだろう。
我々は最良や最多である必要はないが、常に最大であるべきなのだ ――とある政府高官
手にしたものを巨大化させる異能。整数倍にしか拡大できないが最大三十倍までの巨大化を可能とする。
- 逆に縮小することは出来ない。専門家は理論的には可能なはずだ、と言っているが彼女はやらない。
- 手放せば数秒後に元の大きさに戻る。
- 同時に二つの対象に能力を行使することは出来ない。
- 一度巨大化させたものをさらに巨大化させることは出来ない。倍率を変えたい場合は一度手放し手元の大きさにする必要がある。
冶金魔術 †
魔力転換体質 †
なぜカジノにいたのか †
公費留学生である彼女はありていにいってお金に困っていない。
学費は全て祖国から出るしその他の補助も潤沢すぎるほどに出ている(そのかわり、生徒の観点からみた常世学園に関する報告の提出を月に二度する義務を負っている)。
ところがある日、それらの公的な助成以外に祖国の諜報機関から使途の指定も名目すらもない大金が彼女の口座に振り込まれた。
意味するところは明白である。つまりその金を使って人を雇い、正規の報告以外の、そして以上の報告を我々によこせという謎にもならない謎にほかならない。
具体的な命令を伴わないのは彼女がそういった秘密諜報組織に連なる人間ではないので指示をする権限をもたない事と、
何らかの不始末があった場合に責任を負わないようにするためであり、効果があった場合のみそれを形にして成果として上げていく、という官僚的な配慮からであろう。
だがこんな手段を取る事こそ彼らが常世島、というか常世財団に対して有効な諜報網を持つことができずにいることのなにより証であるし、
なにより彼女はそんなわかるよね? 的なやり方は気に喰わないので無視を決め込むことにした。
かつては誰もが恐れたであろうその組織も21世紀の混乱以降、ことに国外に対しては弱体化が著しいため復権を夢見てやっきになってはいるが、何ほどのことも出来ないはずだ。
……のだけれど、お金は残る。律儀に返金する気はないがかといって無視しておきながら金だけ自由にするのはなんだか気が腐る思いだ。
出どころが出どころだけにどこかへ寄付なんて言うのもどうも、と考えあぐねた末に彼女が考えついたのが捨てるつもりでカジノで使ってしまおう、というアイデアである。
故に彼女が賭博に持ち込んだのは始末に困るお金のみであり、さっさと使ってさっさと出ていこうと思ってカジノへと入って行った。――最初はそう思っていた。