2016/05/12 のログ
ご案内:「ロビー」に十六夜棗さんが現れました。
十六夜棗 > 他の授業が終わった生徒同様に、ロビーへと歩いて。
誰かが本を読んでいる様子だけれど、自販機に向かって硬貨を投入しに向かう。

尻尾や角が見え隠れしていたり、目元が隠れている様子にはちょっと思う所がない訳ではないけれど、変に反応しすぎる気もないし反応は抑え気味にしている。本に集中している間は邪魔するのも悪いし。

フィアドラ > ページを捲って次の項目へと移ります。

『その3、相手に対して興味があることを示す。人はだれしも自分に対して興味をもってもらいたいものです…』

「な、なるほど。」

確かにそうかもしれません人の話に関心があることを示す。
これなら出来そうな感じがします。

これで第一印象の三分の一くらいはマスター出来ました。
あとは誰かで試すだけ!
そう思っていると丁度いいところにジュースを買いに来た人間が来ました。早速、チャンスです。
とりあえず全力で笑顔を向けてみました!

十六夜棗 > 自販機のボタンを押して、ゴトン、と言う音のすぐ後で翼が生えるCMのエナジードリンクを取り出し。

「ん?」

視線に気付いて振り向いて見れば、さっきの子が満面の笑顔。
何故か心が痛む。
目を逸らしたくなる衝動を堪えて何が起きているのか、原因を探すと……

『読んですぐ友達が出来る!?実践友達の作り方!』

本のタイトルが目に入った。
このタイトルを読む人と言えばぼっち。自分には他人事ではない!
よ、よし。もう一本例のドリンクを買っておいて。

「と、なりいいかしら。」

ぎこちなく話しかけてみましょう。

フィアドラ > 「えっあぅ、はい!」

突然のことに驚いて変な感じに返事をします。
なんという事でしょう。効果はてきめんです。
流石『読んですぐ友達が出来る!?実践友達の作り方!』。
やっぱりいい本だったみたいです!

「はっはいどうぞ大丈夫!大丈夫です!空いてますよー。」

ベンチのギリギリまで寄って空いているほうを手で払って綺麗にしておきます。
これで座ってもらう準備は万全です

十六夜棗 > この島に来る前の私自身の孤立具合を思い出してしまいそうになる。
いじめは受けてなさそうに見える反応ではあるけれど。

「そ、そこまでしなくて大丈夫だから。」

ベンチの隅まで寄ってしまう上手で払う仕草を見て、ベンチに座って気にしなくていいと首を振ってジェスチャー。
でも、他人事じゃないからと言って話しかけ方どうしようかしら、と若干悩む。
まさか本のタイトルを見てその話題に繋ぐ訳にも行かない。
間をもたせるためにドリンクのタブを開けて、飲み。

フィアドラ > 「そ、そうですか。」

少し真ん中近くに座りなおします。
気を使ってくれましたこの人はいい人間みたいです。

「えっと…。」

何か話さなくては!こういう時どういう事を言えばいいのか
そういえばこの本に書いていました!
ちらっと本のページを見ます。『あいさつプラスワンを心がけよう…』

「こ、こんにちは!今日はいいお天気ですね!」

か、完璧です。
少し声は大きくなりましたがそれも多分プラスです!

十六夜棗 > よし、話しかけよう。話しかけるのも苦手なタイプの可能性は高いでしょうし。
そして口からドリンクの缶を離して。

「そ、そうね、良い天気ね。」

本見ての挨拶。
…その後をちょっと待つけど続きが無かったから何かを察したけれど気付かない振りをする事に決める。

「本を読んでいたけれど、本好きなのかしら。
この世界の本は面白い?」

そんな事もなさそうだけれど、話題に困ってると過去の経験から読みを働かせて。
尻尾と角から、変異したこの世界の人と言う可能性を捨てて異世界の人読みをして、問いかけてみる。

フィアドラ > 「…!」

尻尾を横に首を縦に振って返事をします。
『いいお天気ね』って返してくれました。!
いけます!これはいけてる感じです!

「はい、この世界に来てから初めて読みましたけど本は好きです!
 特に童話はよく読みます!」

私が前にいた場所は文化ってものが無い場所だったので文字もこの世界に来てから知ったのです。

「えーと、人間さんはどんな本が好きですか?」

十六夜棗 > 首の反応より尻尾の反応に視線が引っぱられる感覚がする。
当たったら打撃音がしそうに見えて、足だけ少し遠ざけて。

「そう、……童話ね、……白雪姫やシンデレラかしら。」

童話と聞いて思い浮かぶタイトルと言えば大抵この二つ。
グロい方を思い浮かべて、即座に否定。

「あ、私は。」

大丈夫、ここ学園。私が変装中じゃない事を確認して。

「十六夜棗、よ。好きな本は……漫画と小説かしら。」

丁度持ってる、と鞄を開けてSFアンドロイド漫画の表紙を見せる。

フィアドラ > 「はい、その二つも好きですよ!特に白雪姫はあの黒龍王に七人の小人たちが犠牲になりながら
 道を作るシーンは感動しました。」

私が読んだのは常世島版の童話で異邦人がいるという世界観を童話に加えたもので
小さい部分は違うけど大筋は一緒だと聞いています。

「十六夜棗さん!十六夜棗さんですね。私はフィアドラっていいますよろしくお願いします。」

尻尾をブンブン振りながら自己紹介を受けて返します。

「小説はまだ苦手ですけど漫画は私も好きですよ!それはロボットですか?
 ロボットが戦うんですか?」

小説は頭の中でまだ言葉がイメージに結びつかないのです。
シーンが想像しずらくてどうも苦手です。
でも、漫画は好きです。でも十六夜棗さんが持ってるその漫画は見たことないやつでした。
なんかロボットが書いてあります。

十六夜棗 > 「待って黒龍王って何かしら。」

即座に突っ込みを口にせずにいられなかった。
犠牲ってグロイ方の原版でもなかった、記憶が不安になる。

「フィ、フィアドラさんね、よろしく。」

勢いに押され、白雪姫がヒロイックサーガ風になってそうなイメージに困惑し、声がどもる。

「えーと、そうね。文字だけだと難しいかもしれないけれど。戦ったり、電脳空間で…ネタバレは良くなかったわ。
面白いから余裕があれば読んで見るといいわ。」

漫画の表紙では体の一部分にメタリックな部分がある事を除いて、ほぼ人間のアンドロイドがとび蹴りのポーズを取っている。
格闘漫画に見られそうだった。

フィアドラ > 白雪姫、確か世界の三割を占める大国を収める黒炎王が自分にふさわしいお妃を部下の魔女に探させるところから始まります。それが白雪姫。氷を操る異能を持つ雪女の末裔の少女!実は黒炎王を密かに慕っている部下の魔女が二人を争うように仕向けるも戦いの中で二人はお互いの思いに気が付き…最後は黒炎王と魔女が。白雪姫とぽっと出の王子が結ばれてハッピーエンドのお話です。

「黒龍王は二人の共通の敵ですよ。ドラゴンはいろんな話で敵役にされてますよね…。」

特に色が黒い竜とかほぼ敵として出てきます。それが毒を吐いたりしたら敵確定です。
もしかしたら人間が私を避けるのはそういうイメージがついてるのかもしれません…。

「凄い気になります!えっと、その本図書館にも置いてますか!?」

もし、図書館に置いているならそのうち借りに行きます。
置いてなければ…。本屋さんに行くしかないのです。貴重なお金が。

十六夜棗 > 恐るべし常世島版白雪姫。
後王子の立場が酷い。
読んだ事がないからそれは後で気付くのかも知れないけれど今は知らない事。

「敵、魔女じゃないの……?ドラゴンは敵役が似合うから仕方ないのだけど」

某RPGとかだいたい敵役になってる事は多い。
赤と黒が確率的には高いし、もしかしたらそれで。
この子、ドラゴン?尻尾を見直して鱗チェック。

「多分借りられてなければ置いてあるわね。」

タイトルを教えて、内容は伏せておいてお楽しみに。
とある博士が一人っ子の孫に家族として人型ロボットを作ったことから始まるのだけど、10巻を超える長編漫画だから長く楽しめる筈。

フィアドラ > 「ドラゴンは魔女の手先ですよ。敵役が似合う…。やっぱりそういうイメージですよね…。」

尻尾を垂らして十六夜棗さんがいない方の腕の手袋をこっそり捲って鱗に覆われた腕を見ます。

(もし、尻尾を見たのならそのツルツルとした鱗に覆われた黒い尻尾は言われてみれば確かにドラゴン!と、そう思っても仕方のないものであるし同じく頭の角や笑顔の時に見えた尖った歯も同じくドラゴン或いはそれに近い種類であると感じるかもしれない。)

「本当ですか!?でも、急いで行かないと借りられちゃうんじゃ…!」

そわそわとしながらタイトルと表紙を必死に覚えます。

十六夜棗 > 「魔女の手先、ああ、やっぱりそういう立ち位置なのね。」

やはり、と言った表情を浮かべて、鱗を見る。
それが原因かしらと斜め上の発想をした後。

「あ、いや、読んでる人はとっくに読んでるから、タイミングじゃないかしらね。」

ふと壁の時計を見ると、そろそろ一度帰宅しないといけない時間で。
荷物に本を仕舞って、いそいそと。

「ん、そろそろ帰らないと。それじゃあ、私はこれで。また、かしらね。」

立ち上がって、缶を捨て、手を振ってから帰って行く。

ご案内:「ロビー」から十六夜棗さんが去りました。
フィアドラ > 大抵の童話にでてくる竜はお姫様をさらったり宝物を溜め込んだり。
そんな感じです。確かに私のお父さんも宝を溜め込んでましたし祖父はお姫様をさらったらしいですけど
やっぱり納得がいかないのです。

「そうなんですか?じゃあ安心してこの本の続きを読めます!」

私の中での評価がぐんと上がったこの一冊をぎゅっと抱きしめます。

「はい!また会いましょう!」

こちらも立ち上がって見送ります。
手を振って相手の姿が見えなくなるともう一回本に目をやります。

『読んですぐ友達が出来る!?実践友達の作り方!』

そのうちあの人も友達って言えるくらい仲良くなりたいな。

ご案内:「ロビー」からフィアドラさんが去りました。
ご案内:「教室」に阿曇留以さんが現れました。
阿曇留以 > お昼を一人もぐもぐと食べている。
お友達が居ないわけではなく、たまたま今日はそういう日だったみたいで。

小さな教室で一人ぽつんとたべている。

ご案内:「教室」に悠樹臨助さんが現れました。
阿曇留以 > お昼は、購買で買ったお弁当。
男性向けの大盛り弁当というのがあって、興味本位で買ってみたが、値段が値段だけにかなりの量だった。

が、既に半分食べている。

悠樹臨助 > 購買戦争において、俺はだいたい常勝している。
何故なら何を食べるかとか全然こだわらないから一番人気がない空いたところに入って買えるからだ。
多分これ不戦勝って言う。
そんな戦利品のカステラパンを中空に放って弄ぶなどして粗雑に扱いながら教室に戻る。
引き戸を開けると、中には一人ポツンと佇んで飯を食べている女が一人いるだけだった。
えっと…あぁ、確か、あいつは阿曇だ。

「なんだ、あんたも一人飯か?」

他にも人がいるならともかく、無人の教室で、唯一いる人間に声をかけないのは、なんだかそいつをあからさまに無視してるみたいだったので、声をかける。

阿曇留以 > 声をかけられ、そちらを向けばこの間の臨助くんがそこにいた。
口に入っているものを飲み込み、一息つくと

「あら、こんにちは臨助くん。
今日は残念ながらみんな、別行動なのよ。
だから寂しくご飯中でね。
よかったら一緒にどうかしら?」

なんて誘ってみる。

悠樹臨助 > 「じゃあそうするよ」

と答えて、隣の席に座った。
パンの包装ををびりっと破いて中身を取り出し、齧る。
雑に扱ったカステラパンはそれでもフワフワで、流石に焼きそばパンなどには勝てないかもしれないが、十分食えたもんだと思った。

阿曇留以 > 「それ、カステラパン?
ちょっと気になったけど、それっておいしい?」

じっとカステラパンを見て聞いてみる。
お箸の動きが止まり、臨助とカステラパンへ、視線が交互にいく。
じ~。

悠樹臨助 > 「おう。いつも売れ残るカステラパンだ。簡単に手に入る上それなりの味だから俺はリスペクトしてる。」

やけに凝視されながら尋ねられた。
隣の芝生は青い、なんて諺もある。
欲しがるまでしなくてもなんとなく人の食べてるモノというのは気になるものなんだろう。
俺も覚えがあるような…ないような。
少なくとも昔はあったが、関心というものが多分に薄れてから、誰かと感覚を共有するのが多分に難しくなってしまった。

「食うか?」

まぁとりあえず、気になってるみたいだし聞いてみる。
カステラパンだけでなく、同率で売れ残るマヨネーズパン(中にマヨネーズが入ってるだけのパン)なども確保できたので、食い足りなくなることはない。

ご案内:「教室」に水月エニィさんが現れました。
阿曇留以 > 「あら、いいの?
じゃあ少しだけ頂こうかしら」

やったぜ、みたいな顔で笑う留以。
嬉しそうに微笑みながら、かじった側のカステラパンを少し千切り、モニュモニュとたべる。

「んっ、こういう感じなのねぇ……。
甘いけどふわっとしてて、意外と美味しいのね」

モックモック、モンユモンユ。わりと味わって食べていた。

水月エニィ > 「……食堂もカフェテリアも無理。無理よあんなの。」

 気落ちした素振りで、既製品のハンバーガーと水を片手に教室に逃げ帰る少女が一人。
 戸を開けてみれば、既に先客がいるらしく。

(げ、先客……しかも食べさせ合いっこしてる……
 ……リア充ね……爆発しなさいよ……)

ご案内:「教室」にウィルフェミナさんが現れました。
悠樹臨助 > 「………あ。」

そういえば食いかけをそのまま渡してしまった。
まあ全然気にしないで歯型ついたところから千切って食べたから、問題はないのだろう。

「ま、正直カステラ単品で売った方がウケがいいんじゃないかと思うんだけどな。」

そういえば、阿曇は何を食べてるんだろう、などと気になり始めた。
関心が薄れたと思っていたが、単純にこんな風に一緒に別々の飯を食べる事が滅多になくなったというだけのことで、別に薄まってはいなかったのかもしれない。

「ところで、あんたの弁当も綺麗に出来てるな。手作りか?」

ウィルフェミナ > (カステラパンか。ちょうどいいですわぁ。)

一人の女がその情景を見ていた。カステラパンといえば。とふと思い立つ。
そして、少し時間が経過してから再び戻ってくる。そこには餡の入った瓶が手元ににあった。

悠樹臨助 > ……ところで、何か恨みがましい視線を感じるんだが。
ちょっと振り返って入り口を見てみると、いかにもついてなさそうな顔をした女子生徒が立っていた。
「……あー、…あんたもこれから飯か。一人飯仲間が増えたか?」
なんて、矛盾した声かけを、まあとりあえずしてみる。

ウィルフェミナ > 売れ残りのカステラパンを縦に切る。
そして、餡子を中に塗りたくり再び挟む。

――シベリア、またの名を四国郷土菓子タルトという。
 一六ゆかりの柚子餡と栗餡をそれぞれひと瓶づつ買ってある。
これでおやつにも十分だ。

阿曇留以 > 「本当なら手作りをしたかったのだけれど。
今日は購買で売ってた男性用の大盛り弁当よ。
ちょっと気になってたからかってみたの」
購買の地獄をするりするりとくぐりぬけ、そんなものを買った留以。
中身はからあげやらハンバーグやら、野菜ご飯フルーツがわりとはいっていた。


カステラパンに舌鼓を打っていれば、いつの間にか女性がきていたのに気付く。
既製品のバーガー、だろうか。
ちょっとしかめっ面しているような気もするが気にせず。
ちょいちょい、とゴスロリ調の女の子においでおいでと手を振る。

水月エニィ > (人も増えてきたわね。戻ってきたのかしら。
 ……これなら居ても良 )

 ウィルフェルミナに気を取られていた直後の出来事。
 声を掛けられた。数秒の硬直の後に、向き直る。

「……そうだけど……
 ……アベックの間に割り込むのは気が引けるけれど、そうさせて貰うわね。」

 おいでおいでされている。
 一つうなずいて見せてから、すみっこの方の席を取り、神妙に座る。
 ハンバーガーの袋を破り、口にする。
 セットのポテトはその辺に置いておこう。

阿曇留以 > 「あら」
また別のところでは、女の子がカステラパン……に餡子をいれていた。
発想の勝利か。
カステラアンパン。なんて恐ろしいものを作ってしまったんだ。
「カステラアンパン……恐ろしい食べ物……」
ふるふると震える。駄肉が増えてしまう。

ウィルフェミナ > 彼女は自分の席に座ってタルトっぽいものを食べ始めた。
帽子には「No Udon,No Life」という文字が書かれていた。

悠樹臨助 > 「………食い切れんのか、それ………?」

見れば中々ボリューミィな弁当だった。とても女性の胃袋に収まるような可愛いものには見えないが…どうもこれを自分で勝ち取ったようなので、食い切る自信がある程度には、まぁ見た目によらず健啖家なのだろう。
このモンスターランチボックスを目の前にしても、いつの間にかいた女性の食べているカステラパンに餡子をつけ奴を美味しそうに見てるあたり想像のはるか先を行くかもしれない。

しかし…女子と言えばアレを思い出す。
女性が、はたから見れば過剰なほど気にするアレを。


「そんなに食ったら太りそうなもんだが大丈夫か?」

しまった、よく考えないうちに声に出してしまった。
後悔してももう遅い。

阿曇留以 > 「あらあら、アベックだなんて。
私みたいなののより、臨助くんにはもっといい子がきっといるわ。
細くて可愛い女の子とか、彼女にしてそうだもの」
少女のアベック発言にコロコロ笑いつつ、否定しておく>エニィさん

「そっちのカステラアンパンを食べてるお姉さん。
こっちで一緒にたべませんか~?」
そう、急に声をだして誘う。
自分と同年齢か、ソレより上か。>ウィルさん

ウィルフェミナ > 「カステラアンパンって……んー。まぁ、確かに。
 練り餡じゃなくてこしあんならそう言う表現に
 しかなりませんわね……」

女性は3人の元へ向かう。
彼女は服こそかなりラフだが、身体はしっかりとした
成人女性のそれである。ハリツヤランデヴー。

阿曇留以 > 「 」
ピシッ、と固まる留以。
錆びたロボットのように、ギギギ、という擬音語をたてながら臨助をみる。
「――ふ、太って、見える……?」
それは精一杯の声だった。>臨助さん

水月エニィ > 「そんな事言うと結構な女子にその青いケツを叩かれるわよ。」

 冷たく悠樹に言い放ち、もくもくハンバーガーを食べ進める。
 途中、阿曇に視線を合わせ。

「そう、違ったの。確かにそういう子の方が好きそうね。彼、名前知らないけど。」

 それにしても、と、甘い匂いの先を辿る。
 近寄って来ている――匂いの先を辿れば、その正体に気付く。

「こんにちは。」

 一応のアイサツをウィルフェミナに返した。少々そっけない。
 視線は、甘味に向いているが。

悠樹臨助 > 「え、いや、あの」

マズイ、うっかり地雷原に踏み入った時と同じくらいマズイ。というかこれが地雷原だ。
本物であれ比喩であれ、どちらにせよとりあえず落ち着いて処理(フォロー)しなければ。

「………太っては見えない。ただやたらに気にするものだとばかり思ってたからな。大丈夫だ、あんたは太ってない。な、そうだろあんたら」

あんな事口走った奴一人のフォローでは心もとない。袖すり合うもなんとかだ、ちょっと口裏合わせてくれそこのお二方。

ウィルフェミナ > 「太る事を気にしていたら体が出来上がりませんわよ?
 摂ったら動く。勉強をする。脳を使う。
 声を出す。飛び跳ねる!」

と若干白熱した言葉で返す。どうやら、自分の食べている
カロリーモンスターにも言われていた自覚があったようだ。

悠樹臨助 > と、既にフォローしてくれた女子に冷ややかな視線を向けられてた。

「そうだな…今のは……完全に失言だった」>エニィ

ウィルフェミナ > 「走れ!走れ!俺達とともn…… ……こほん。
 うっかり脱線しそうになりましたわ。
 動く時にしっかと動ければそれでよろしいのでなくてかしら?」

抑々の目線が相当変わっているようだ。
有体に言えば、ダイエットや美容についての気持ちがほとんどない。

水月エニィ > 「天性の肉体を持ってる勝ち馬の言葉ね。
 ……男性の目線なんてアテにならないわよ。
 けど、ま、"太りそう"だから 太ってないの裏返しでしょ。」

 ウィルフェミナをそう評した後、ざっくりと流す様に言い放ち。

「その髪と胸はちょっと妬ましいけど。」>阿曇留以

阿曇留以 > 「む、胸は太れば大きくなりますよ……。
髪は手入れすればいいですし。
あ、でも。髪のことを褒めてくださってありがとうございます」
なんて嬉しそうな顔をする。>エニィさん

「ううっ、いいの臨助くん。
よく身内から駄肉とかいわれるし、妹からも無駄乳とかいわれるし……」
慰めなんていいの、といった風にちょっと落ち込むのだった。>臨助さん

「これでも、それなりに運動してるんですよ……。
実家にいる頃なんて徹夜で山を走り回ったりしてたのに……」
それでも駄肉(8割乳)が増えていくが。>ウィルさん

悠樹臨助 > なんだってこの女子生徒はこんなに卑屈なのだろうかと思いながらも、心中感謝する。>エニィ

「…まあ、そういうわけだ阿曇。俺の発言に配慮が足りなかっただけで、客観からもあんたが太ってるようには見えねえよ」

ウィルフェミナ > 「そうですわねぇ。
 そこまで運動してそうなるのでしたら、別に
 戦う時に問題が無ければいいと思うのですけれど……。
 ただ、若い方は皆さま気にされますしね?」

そして、両カップルに目を向けて

「あずみさん。と仰ったかしら。そういう訳ですわ?
 私は別に不都合がなければそれでよろしいと胸を張れば
 いいと思いますの」

水月エニィ >  
「男が見るのは胸そのものじゃなくて胸とくびれや谷間の差よ。
 それが嫌だから太るぞって言うのよ。多分。」

 頬杖を付いてボテトを頬張る。いつの間にか尊大と言うか、砕けた態度だ。
 あの少女はあずみと言うのか、と、脳内で記憶しながらやり取りを眺めている。

ウィルフェミナ > そして、返す刀で切りかかる。

「そこの嬢様も。
 天性の肉体なんてそんなものはありゃしませんわね。
 適当な運動と適当な睡眠。それと、良質な敵に恵まれれば。
 といったところかしら。
 そう。過去の幻想の産物のような存在の。ですわ」

 うっかり、語気が強くなる。天才とか言う言葉は嫌いだ。
 「私が」求め続けてなれなかったから。

阿曇留以 > 「ありがとう、臨助くん。
でも、ちょっと体は気にするようにするわね。
こっちに着てから運動量減ってるから、もしかしたら増えちゃうかもしれないし……」
苦笑いをして答える。
常世にきてから本業をやることはなくなったので、もしかしたら肥えるかもしれない。気をつけようと心に誓う>臨助さん

「そういう、ものなのでしょうか……。
うん、でもいつまでもいじけてても仕方ないですしね。
ありがとうございます、…………えーと、そういえばお二人のお名前をきいてもいいかしら」
>ウィルさんエニィさん

「あらあら、臨助くんもそうなのかしら。
でも、男の子だものね」
ふふふ、と恥ずかしそうに笑っている>エニィさん

水月エニィ > 「そうかもしれないわね。
 ……まぁ、否定しないわ。」>ウィルフェミナ

 言い争って勝つものでもなし。勝てるものでもなし。
 言葉を切ってしまえば、視線を阿曇に返した。

「水月エニィ。1年生よ。
 ……"あずみ"さん、で好かったかしら?」 >阿曇留以

ウィルフェミナ > 「ウィルフェミナ。新入生にして25歳。
 風来のサポーターですわ。
 趣味はゴール裏の声だし。後飛び跳ね。
 ヒマならスタジアムに是非。ですわ」

エニィの気分は害したようだが、別段こちらも喧嘩するわけ
でもなければ、論破するわけでもない。
笑顔で言葉を返す。

阿曇留以 > 「水月エニィさんにウィルフェミナさん。
私は阿曇留以(あづみるい)。
こうかいて、あづみ るい、ってかきます。
趣味は泳ぐことで、特技はお祓いかしら」
てきとうな紙に名前を書いて示しておく。>エニィさんウィルさん

「で、こっちは……」
なんて、臨助くんの方を見て自己紹介を促す。>臨助さん

水月エニィ >  
「混ざっても違和感のない程度には、25歳には見えないわね……。
 で、あづみ るい。覚えておくわ。……結構堅い漢字じゃない。」

 ぼんやりと、ウィルフェミナの名乗りに言葉を掛けながらも
 阿曇の名前を把握し、紙に描かれた漢字を読めば感想を零す。
 

悠樹臨助 > 「ああ、そうだな、運動不足は何であれ危ないからな。」

二人がちょうどいい落とし所をつけてくれたおかげで何とかなった…はずだ。
次からもうちょっと考えてから口を開くべきだと肝に銘じる。

「………俺は悠樹臨助。
趣味は…ないな。
好きなものも………ないな。
俺の自己紹介はこんなもんだ。
あと俺はそんなに女の身体ジロジロみて好みを述べたりしない。ノーコメントだ」
自己紹介を促されたので、答えてみる。
本当に何もないな…

「で、水月とウィルへルミナか。ま、よろしく。」

なんだか卑屈な方が水月、所謂ナイスバディがウィルへルミナ、と覚える。

ウィルフェミナ > 「了解。お互い機能性が大事ということですわね?」
 悠樹の言葉に頷いて。
「後、好きは身を助ける。以上。ですわ。様々な世界の人
 たちの言葉を聞いていけば何とかなるのでは
 ないかしらと思ってここに来てみましたが、現状あまり
 有効な手立てもなくて。

 そうね。ここに20年はいた方がいいかしら……」

 ウィルは顎に手を当てて考え込む。ついでに
 シベリアっぽい何かをぱくーと。一口。

阿曇留以 > 「一応、それなりの家なのよ~。
まぁ、そうはいっても田舎の人間なのだけれどね。
エニィさんは、海外の人とのハーフなのかしら?
かっこいい名前よね」
ふふ、と笑う。
お堅い、といわれればちょっと誇らしげな顔>エニィさん

水月エニィ > 「悠樹臨助。趣味なし。
 この前出会った男子もそんな感じだったわね。……この島の男子ってみんなこうなのかしら?」

 冗談半分。ウィルフェミナと阿曇に視界をやって、振る。
 場をつなぐ程度の話題として適当に振って流す様な素振りだ。

 途中、話題を振られれば。
 少々、言われ慣れてない言葉にむずむずしているような表情を見せる。

「あ、ええ。
 格好良いなんて思ったことは一度もないけれど。……ま、嬉しくない訳ではないわよ。」

 と、分かりやすくそっぽを向いた。

阿曇留以 > 「ふふ、ご両親が考えてくださった良い名前だと思います」
照れているのだろうか。
エニィがそっぽをむいたのに小さく笑う>エニィさん

「っとと、そろそろ私、いかないと」
ごちそうさま、と手を合わせお弁当を閉じる。
全部一人で食べきったらしい。
「ごめんなさい、楽しいお話のとちゅうだけれど。
私はもういきますね」
がた、と机をたち、傍に置いてあった大太刀をもつ。

ウィルフェミナ > 「ここでは若いうちから戦いに身を置いている事も
 珍しくないですし。
 ですから、戦闘マシーンとして生きてくると
 無趣味なんて珍しくないですわ。

 ……そう、私もあの子と出会ったころは―― あ、いや」
こほん。
「そして、貴方もその気性。前に向いたか後ろに向いたか。
 どちらにせよ。戦いは慣れていそうですわね」

彼女は立ち去る安曇に手を振って見送る。
「その大太刀、演舞とか面白そうね。
 十全に振る姿見てみたいですわ?」

阿曇留以 > 「ふふ、演舞はあまり得意じゃないのですけど。
もし機会があれば見てください。
もしかしたらここの島の神社でやるかもしれませんし」
ウィルフェミナの言葉にはちょっと困った顔。
留以の刀は演舞もできるが、わりかし人外専用なために、なかなか演舞というのはできなかった。>ウィルさん

それでは、と顔を下げ、その場から立ち去る。

ご案内:「教室」から阿曇留以さんが去りました。
悠樹臨助 > 「もっと、なんか濃い奴もいるし。少ないだろう多分。そういうあんたの趣味は」
とりあえずこちらも話題を続けておく>エニィ

「ああ、行くのか。じゃあまたそのうちだな、阿曇」

水月エニィ >  
 そっぽを向いたまま、"ええ。"とだけ答えて阿曇を見送った。
 後に、顔をウィルフェミナへと戻す。

「ああ……そう言う事ね。」
 
 ウィルフェミナの言葉に得心が行く、
 そうか、それならばそうなるかと。

「……で、そうね。"ロクに勝てた試しはないけれど、戦い慣れているわ。"
 ま、カロリーを減らしたければ組手に付き合うぐらいは出来るわよ。
 カラオケよりは減るでしょ。多分。」

 昼食を完食しつつ、のっぺりと姿勢を。
 少々の目つきの悪さは相変わらずか。

「私、の趣味となるとわかんないわね。
 ま、ウィルフェミナの言葉が真ならきっと似たようなものよ。」

悠樹臨助 > 戦闘機関ならば珍しくない。
ウィルへルミナのその言説に、何か見透かされたような気持ちになる。

「ま、平和なとこでも楽しめる趣味に比べると、些細すぎて趣味と言えるか悩む奴が多いかもな。俺もそうかもしれない。」

ウィルフェミナ > 「寝て覚めて、坐臥常に乱を忘れず。
 異邦人でもよくある事。ですわね――」

自分語りをうっかりしそうになるが、途端にそれでじじむさくなる。
只でさえここに入った年齢を外見年齢にしているのに
実年齢まで言うつもりはないが、勝手に言葉がじじむさくなる。

悠樹臨助 > 「同じようなものね…。ウィルへルミナの言う通りそういう経歴、珍しくないんだな、やっぱ。」

カステラパンをもう一つ開け齧り付く。
会話に使う口を食事に使い戻す事でこれ以上この話題に触れない意思表示をする。
腫れ物に触るわけではないが、あまり人が指先でつついていいものでもない。

ウィルフェミナ > 「20XX マルゴト・イクサガ・ヤッテクル」
前世期から今世紀初頭に存在したゲームメーカーの言葉だ。
確か、あの会社は水素水に手を出して潰れたような気もしたが。

水月エニィ > 「ま、へんな妄想されても困るから言わないだけだけど。」

 冗句めかしつつ、悠樹に追い打ちをかけっぱなしにするように言葉を放る。

「――聞いた事のない言葉ね。何て意味かしら?」

 特に年寄り臭さと覚える事はなく、意味を問うだろうか。

悠樹臨助 > 「変な妄想されると困る趣味ってどんなだ…返って気になるぞそれ」
続ける気はないのかまた咀嚼を始める。

ウィルフェミナ > 「あ。こちらは大昔のゲーム会社のキャッチコピー。
 そして、今世紀初頭の怪異を私なりに評した言葉ですわね?」

 どこもかしこも戦だらけ。平和だった日々は過去の話か。
 国内リーグなど、平和か共存の日が来なければ楽しめない。

水月エニィ >  
 突っ込みはスルーし、その色の会話を改めて打ち切る。
 咀嚼の素振りから察したのだろう。

 して、ウィルフェミナには――

「そっちじゃなくて、ニュアンスよ。
 貴方のような人なら、小難しい言葉以外でも語れるでしょうに。」

ウィルフェミナ > 「簡単に。 平和って大事よね?」

水筒のお茶をすすって彼女はのんびりと言う。

悠樹臨助 > 「と、俺もそろそろ行かないとだな。」
ゴミをまとめて箱に投げ捨て、立ち上がる。

「じゃあな、またそのうち。あんたらともそんなに話が合わないわけじゃなさそうだ」

悠樹臨助 > 立ち去ろうとしたその時、ウィルへルミナから聞こえた言葉に少し耳が引っかかる。

『平和って大事よね』

ああ、だろうともよ。
だからそれを尊ぶ時ってのは、脅かされる時だ。
ここもそうだなんて、まさか言わないで欲しいけどな。
……あちこちキナ臭い話が聞こえるこの島じゃ、そんな事は難しいのだろうが。
少し嘆息を吐いて、後手を振りながら教室を立ち去った

ご案内:「教室」から悠樹臨助さんが去りました。
ウィルフェミナ > (なんか、嫌味な優等生に思われてるっぽいですわね)
Yes。

「そろそろ授業ですが、とりあえず返事だけしたら
 図書館で過去の情報を調べてきますわ?」

そう言って自分の席に移動する。

水月エニィ > 「そう。いつになったら平和に上がれるのかしら。」

 遠い話ね。と、付け加えてから悠樹を見送る。

「……ええ。またその内。
 そう。今度は地雷に気を付けることをお勧めするわよ。」

 そうして、水月エニィもその場を立ち上がる。
 ハンカチでいくつかの机の上をぬぐって汚れを落とし、畳んでしまう。

「それでは私も。
 また会いましょう。ゴール裏の声だし(まじゅつし)さん。」

ご案内:「教室」から水月エニィさんが去りました。
ウィルフェミナ > 「地雷は全部踏んでも、死ななきゃ安い」

エニィに聞こえるように一言。完全に嫌味です。
お茶を飲んで彼女は残りの全部を平らげました。

ご案内:「教室」からウィルフェミナさんが去りました。