2015/06/04 のログ
雪城 氷架 > 「あれ、お前…」
訓練施設で会ったヤツだ。
飛来するところを見ていなかった故か、特にそこへ言及することはなく…

「ん、昼休みだしな。んーどうするかなー…今から購買走っても微妙なパンしか残ってないし、学食行こうかな…」
のっそりベンチに寝ていた体を起こす

別段馴れ馴れしい様子は気にしない、なぜなら自分もまたこういう応対が楽だからだ

蒼穹 > ん、私。
あーりゃりゃ、んじゃ、どーしよ。
私もいこっかなあ…でもなぁ。
(折角知り合いに会ったが、もう分かれるのは名残惜しい。しかし…だからといって、学食の空気、苦手なのだ。答えを決め兼ねながら、むぅ、と。)

雪城 氷架 > 「ん?此処の学食、美味しいぞ?」
肩に鞄をかけて立ち上がると、不思議そうな顔を向けた
かなり評判のよい学内レストランだ、使用するのを躊躇する学生はそんなにはいないのだが……

蒼穹 > あはは、そりゃ知ってる。
そうじゃないんだよね。
なんていうの?ホラ、…ううん。
(美味しいのは知っている…そうじゃなく、そうじゃなくって…!ああいう人が無意味な程群れて騒いでるのが苦手なんだよ…!その言葉を、ぐぬぬ顔で飲みこんだ。)

雪城 氷架 > 「…? ヘンな奴だなぁ」
心が読めるわけでもなく、表情を読むのも苦手な氷架
怪訝な顔のまま屋上の入り口に歩いて行くが、途中でふと何かを思い出したように止まって

「あ、こないだはごめんな、ロクに別れの挨拶もしなくて」
訓練施設の休憩所でのことだろう。
微妙に気にしていたらしい。

蒼穹 > 悪かったね。
(変な奴…。それを否定はできないのは辛いが、せめて頬膨らませて、むくれてみせようか。)

んぁ?ああ、気にしないで良いよ。誰しもそんな事はあるだろうし。
…ん、そだね、改めて自己紹介なんてどーかな。
(ぴた、と己の目に、足を止めた彼女の全貌が捉えられた。しかし相変わらず、長い髪である。特徴的としか言いようがない。ついでに提案を一つ。)

雪城 氷架 > 「ん、まーいいけど…タダの学生だし別にそんな紹介することも…」
頬をかりこり

「一年の雪城氷架、カレシいない、異能は発火能力…それぐらい?」
首を傾げて見せた

片方の髪が地面についてしまう。
というかベンチに寝そべってる間もついていたのだが、
特に汚れが見られないのはきっと手入れがしっかりしてるとかそういう理由に違いない
違いないってば

蒼穹 > …そりゃまぁ、そんなもんでしょ。私も学生だし。
…ふーん、カレシ…ね。浮いた話は生来苦手で。
同じく一年、蒼穹《ソラ》。異能は…魔力封殺能力ってとこかな。
(相手がそんな風に自己紹介するなら、己もそのやり方を真似よう。それで、何食わぬ顔でつかつかと歩み寄れば、んー、と首を傾げた後、不思議そうにツインテールの右側を引っ張ろうと手を伸ばした。)

雪城 氷架 > 「…ま、名前は前にもお互い名乗ったよな。魔力封殺…?魔術に関する力なのか…?」
ふむ、と顎に手を当てて考えてみるそぶり、別に何も浮かばないけど

「ん?」
長い長い髪の一房に触れられれば不思議そうな顔

水銀を梳いたような銀髪はさらりと僅かな風にも攫われる

蒼穹 > そだね。………ああ、魔法使いをぶっ壊す能力だね。
私の立つ域では一切魔術が赦されない!…なんて。
(少々、己の力を驕ってみる。だが、そういうのはあんまり慣れていないのか、冗談めかしてくすりと笑った。)

良い髪だね。良いの基準なんて知らないけどさ。
(流麗な銀の川。ふわりと、一撫でするなら、ぱ、と直ぐ手を離した。美しいものは、じっと見るより、ぼんやり、景色として一瞥を遣るくらいに見るのが、日本人的な美徳とされているんだとか。)

雪城 氷架 > 「へぇー…なんていうか、強そうだな!」
子供のような感想を述べる、
冗談っぽく笑ってはいるが、実際魔術専攻の人間にしては天敵ではいだろうか
そんなことを思いつつ、髪を褒められて少しばかり嬉しそうに微笑む

「私って性格とかがこうだからさ、口も悪いし…。
 せめて見た目だけは女の子らしくってお母さんが色々な…」
よく見ればその顔は薄化粧もされているし、肌もしっかりケアがされているのかきめ細かい
指先もしっかり爪は切り揃えられ、磨かれている

蒼穹 > んまぁ、ね。魔術で私に敵う者はいないかも…ね。
(褒められることには、これも生来慣れていないもので。何処か照れくさそうだった。)

んー、ま、女の子にしては男っぽいとはおもうね。
んでも、見た目は女の子っぽいかも。…目がちょっとアレだけど。
へぇー!そうなんだ。良いお母さんじゃん。
御洒落とか気にかけてるんだねー。
(こんな口調でも彼女は彼女…女性である、と言う事か。内心で詠嘆しつつ。もっとも、彼女を女性とみていなかったわけではないが。お母さん…か。)

雪城 氷架 > 「へぇ、てことは魔術の履修登録とかしてたりするのか?
 実はさっき……」
獅南先生に授業の補佐を頼まれた、と言いそうになり口をつむぐ
釘を刺されてたっけ、うっかり口にするとどこをどう辿って指導員の先生にたどりつくかわからない
一応黙っておこう、それに越したことはない

「ンン、まぁ性格は顔に出るっていうからな!目つきが悪いのは仕方ないな!」
咳払いで誤魔化しつつ、そうのたまう
可愛げのない性格を改善しようという気はさらさらないようだ

蒼穹 > うん、まぁ一応ね。退屈だからサボってるけど。
(悪びれず、一笑してそんな事を。退屈なのは事実だから。)
あはは、あの凡人のおっさんでしょ?
知ってる知ってる。「ナミさん」だね。…何かあった?
(さっきすれ違った、彼の事は、知っている。魔術基礎概論のおっさん。獅南の「南」から、勝手に「ナミさん」と命名して、ナイショ話の御誘いだ。指導員に聞かれても問題ない様、濁した言葉で。)

そう?んじゃ、正確直せばいいじゃん。
(根も葉もない、一言だった。)

雪城 氷架 > 「んー…特に何かあったってわけじゃないけど…
 あの先生って、どんな先生なのかな」
取り敢えず釘を刺されたことは黙っておいて、
気になったことだけを聞いておこう……

「あと性格はこれなおんないから、なおす気ないし」
女の子らしい静々とした自分なんか、いやだ

蒼穹 > ん、ま、私からしたらアレな人かな。
(アレ。要は察してくれ、との事らしい。)

直らないって言ってる内は直らない。
でも、直す気がないなら…仕方ないね。
(諦め顔で、ぽつり。)

雪城 氷架 > 「アレ…?」
首を傾げる
正直、そんな変な先生には見えなかった

ま、いいかと気を取り直す。

「そ、今のままでいいよ、別に困んないし」
お淑やかな自分とかなんだか想像もつかないといった様子だ。

蒼穹 > …アレ。悪い意味で、ね。
(ん、と静かに頷く。すくなくとも、善い人ではない様だ。)

あーあー。日本人的美徳ってのはどこ行ったんだか。
…そいやキミ、日本人?っていうかさ、キミ…人間?
(こてんと今度はこちらが首を傾げた。今更の問。)

雪城 氷架 > 悪い意味…?
むしろ、厳しそうだけど良い先生だなという印象を持っていたので意外だった。
まぁ、評価なんて人によるもにおかもしれない、と表情には出さずに…

「私はドイツ人の血のほうが濃いよ、失礼だな、どう見ても人間だろ」
純日本人というわけではないらしい、
確かにその風貌は日本人にはあまり見えないだろうか

蒼穹 > ん。悪い意味。異能を持つキミにとっても、私にとっても。
(念押しの一言を後付。)

ああ、やっぱり純系日本人じゃないのか。
…ごめんごめん、人間っぽいけど違う人っているからさ。
(銀髪…まぁ、日本人の物ではないか。日本人は黒。人間っぽいけど違う人とは…己の事だったりするわけだが。)

雪城 氷架 > 「まぁ、厳しそうには見えたけどな…」
特に異能者差別意識とか、そういうのは見えなかった気がする
むしろ異能を授業の補助として使ってくれるくらいだ、
きっと厳しい先生だから誤解もあるんだろう、と自己完結した

「そうなのか?私は見た目でしかほんっとわかんないからさー、まぁ、もう大分そういうのにも慣れたけど…」
此処に来てから色々な存在に立て続けに会ったせいで、ちょっとだけ耐性が出来てきた

蒼穹 > …ま、そう思うならそうなのかもね。
(彼女が後々あの先生に使われることを知っていたら…胸もいたんだろうが、曖昧に濁しておいた。)

あー、色々いるよねぇ。この学園。ま、大体人間だったけど。
(思い起こせば…いや、思い起こさなくとも、人間にしかあってない気がする。)

雪城 氷架 > 「自称神様とか、どう見ても人間じゃない大男とか、色々いて飽きないよなホント」

苦笑する、まだ日は浅いが、少しずつ彼女の常識は変わりつつある

「っと、やばい、飯食いそびれちゃうよ、ほらソラも早く!学食行くぞ!」
貴重な昼休みがご飯だけで終わってしまう!
慌てたようにかけ出すと屋上の入り口で手招きした

蒼穹 > 自称神…ねぇ。
(ああ。私かい。と言おうとした。その矢先―――)

あ、うん、待って待って―っ!
(ぴく、と気付いて彼女の背中を見遣った。てくてく、小走り気味に、彼女の後に続くだろう。)

雪城 氷架 > ───そのまま二人で足早に学食へ向かうだろう
きっと時間が遅くて大混雑…席の確保に苦労するに違いない───

ご案内:「屋上」から雪城 氷架さんが去りました。
ご案内:「屋上」から蒼穹さんが去りました。
ご案内:「屋上」にカラスさんが現れました。
カラス > 屋上のフェンス。そのフェンスの上、に"なにか"が腰掛けていた。
黒い翼をそこかしこから生やした……それは青年の姿をしていた。

「………、……。」

はー、とその青年はため息を吐いた。

カラス > 空を見上げたり、落ちたらまず助からないであろう、下を眺めたり。
校庭では他の学生達の姿もちらほらと見えるかもしれない。

「………、うぅ…。」

片膝を抱きかかえ、器用にバランスを取りながら背を丸めた。

ご案内:「屋上」に癒斗さんが現れました。
カラス > 抱えた片膝の上に頬を置き、その赤い眼を閉じた。
癒斗 > 屋上へのとびらを開き、ぶどうの甘ったるい香りをふりまく。
片手にランチボックスをかかえているところを見ると、この女生徒は食事をとりに来たらしい。

「ふー、屋上でのご飯は開放的で……」

いいなあと、言いたかったのだけど。

カラス > 「お友達を作りなさいって言われたって……。」

ぽつ、ぽつと独り言を呟いている。暗いぞこの子。
フェンスの上に乗り校庭の方へ身体を向けているので、誰か来ても気づかない。

癒斗 > 視界のすみに黒いかたまりが入り込む。
すでに誰かいるのかと、そちらを見ると――フェンスの上。

(……ええっ!! ま、まさかとび………)

カラス > 「どうせ俺なんか………。」

あ、この発言はますますやばげに聞こえるかもしれない。

癒斗 > (ど、ど、どうしよう。声をかけたほうが良いのでしょうか)

でも、ただ休んでいるだけだったら相手の邪魔をしてしまう。
しかも飛び降りそうだったから声をかけた、なんて。相手に与える印象は最悪じゃないですか。

癒斗 > (だ、ダメだ!きっと飛び降りちゃう!)

相手の言葉が聞こえてしまった。
これはもう、いかねば。意を決し、大声で。

「あ、あの!!とびおりはダメだとおもいます!!」

カラス > ガシャ、ガシャ、と音を立てて、
フェンスに両手をつけた。

ちょうど、身体を乗り出すように。

カラス > 「!!!??!?」

タイミングが悪かった、思いっきりその青年はびくぅっと身体を跳ねさせてしまった。

「うわわわぁぁぁ!?」

―――ずり落ちた。

癒斗 > 「……………」

相手が、落ちてしまわれた。
しかもあんなに大きな悲鳴を上げて。
これってもしかしなくても、大変な事をしてしまったのでは。
まさか声をかけたら落ちてしまうなんて思いもよらず、ただただポカンと。

「………あ、あ、あーーーー?!!!うそですよね?!!」

カラス > いや、よく見てみると、
手がフェンスごしにほんの少しだけ見えているのが分かるかもしれない。
慌てていて見えないかもしれないが…。ヘリに掴まっているようだ。

癒斗 > 屋上はそれなりの高さがあって、身体が丈夫じゃなければ大変なことになっているはずだ。
…まず、相手の安否確認しなくてはいけない。
女生徒は嫌な汗を背中にかきつつ、ランチボックスをその場に置いた。
ゆっくりとその場で浮遊をはじめると、おそるおそるフェンスに近づいていく。

(あああ、私の学園生活は終わったのではないでしょうか……)

癒斗 > 相手の手がへりにつかまっているのは、見えていないらしい。
今の女生徒には、細かいところを見る余裕が無いのだろう。
ふわふわと浮遊しながら、そーっとフェンスを越えようと…。

カラス > バサバサ、と羽ばたく音が聞こえた。
次いで、黒いモノがにゅっと再び姿を現した。

今しがた落ちたと思った青年である。
黒い塊に見えたのは、その背にあった黒い翼であった。
一生懸命それを羽ばたかせて浮力を得る。

「――び、び、びっくりした……。」

癒斗 > 何かの羽音が聞こえた。
自分が酷く混乱しているのは分かっているけれど、幻聴まで聞こえなくたって、と顔色は青く下がる。
ああ、相手の亡霊まで見えるじゃないですか。

「………いやぁぁぁー?!!」

黒い翼が別の物に見えたのか、化けて出たあ!と悲鳴を上げた。

癒斗 > 「ごめんなさい!ごめんなさい!!殺す気はなかったんですう!!!」

空中でわたわたとバランスを崩し、屋上の地面にどたんと落ちる。

カラス > 「わぁぁ!?!?」

相手の悲鳴に再びこちらも驚いてしまった。
ヘリから手を離してしまうが、今度は落ちない。
今度はちゃんと羽ばたいているからだ。

「え、えぇぇー……えっと……。」

相手の慌てようにただただ困惑のままおろおろと

癒斗 > 地面に落ちた姿のまま、ぶるぶると震えている。
異能も魔術もあるこの空間なら、幽霊がその場で化けて出てもおかしくはない。
そうに、違いない。

(お墓とかたてたら呪われずにすみますか?ど、ど、どうしたら、私どうやって先生に説明を…!)
(わぁぁぁ…、幽霊にまで困惑されて……され、て?)

「………………っっ、!!」

勝手に混乱をしているわけであるが、さらに、勝手にわけが分からなくなっているようす。

カラス > 「え、え、えーと………。」

とりあえずフェンスを乗り越えて屋上に戻ろう。
バサバサと黒い塊――なにせ制服も黒なのだ。
遠くから見たらただのまっくろ塊である。

「だ、だ……だいじょうぶ…?」

おそるおそる声をかけた。

癒斗 > 青い顔をしていたが、声をかけられると首を横に振った。
そして、慌てて縦にふりなおす。大丈夫、大丈夫ですと、何度も。

「私は、だい、大丈夫です…!あなたは、あなたは大丈夫なんですか…?!」

続けて、生きてるのですか?!と問う。

カラス > 相手の言葉の勢いに背中の翼が思わず萎縮するように小さく畳まれてしまった。

「えっい、生きて? い、いき…えぇと、い、生きてるよ…?」

青年はおどおどとした表情で女生徒を見ている。
血色の瞳、身体のそこかしこから生えた羽根が、不安そうに揺れている。

癒斗 > 女生徒は眼を見開いたまま、口を真一文字に結んでいる。
なんともこっけいな表情かもしれないが、状況を自分の中で整頓するので精一杯なのだろう。
とりあえず、分かった事がある。相手は生きているし、逆にこちらを心配してくれているらしい。

パニックが収まってくるのと同時に、
こんなはしたない格好でいるのもおかしいと、その場に座るようにして姿勢を正す。

癒斗 > 「…どこから、謝ったら、良いのでしょう…?」

青年を見上げて、未だ震える拳をぎゅっと握った。
一体、どこまでが誤解だったのだろうか。

カラス > 青年は手をぺしぺしとはたき、汚れを落とした。
その後、不安げに、自分の手を自分で握り、擦るようにしている。

「あやま、る…?」

とにかく大きい声だったので、内容を理解する前に落ちてしまった。
臆病に相手を見つめ、その言葉の意味を理解しようと。

癒斗 > 青年の臆病な視線を受け、さらに表情が変になっていく。
もしかすると、一番最初に考えていた事態におちいってしまったのではないか、と。
女生徒はおずおずと口を開く。

「大きな声であなたを驚かせてしまったことが、一番なんですけど………。
 その、本当に変な事を聞くかもしれないんですけど、ここには、何をしに…?」

カラス > 「え、あ、うん………。」

相手の声にゆっくりと頷くと、耳にあたる部分から生えた黒い羽根が揺れている。
どうやら感情によって動くらしいが、ほぼ終始それは下を向いている。
まるで犬猫が耳をぺたんとして怯えているような。

「何をしに来たって訳じゃ、ないんだけど…その、…賑やかさが落ち着かなくて…。」

相手と眼を合わせようともしない。

癒斗 > (ほらぁぁ~、飛びおりなんて無かったんですよぉぉ~!)
最初からカン違いを起こしていたことが分かってしまった。
穴があったら入りたいとは、このことかもしれない。
相手が特に言及してこないのならば、そっと話題をそらすつもりでいよう。

「そ、そうでしたか…。
 この学園は人間種族も亜種族もたくさんいらっしゃいますから、気持ちは分かりますよ」

カラス > 「………、……。」

非常に気まずいというか、何を話せば良いのやら、という青年である。

「その、ここなら、誰も来ないかと思って……
 え、と…君、は…ここ、良く、来るの?」

癒斗 > 「今日みたいな日は、屋上で息抜きをするのが好きなので…」
天気を仰ぐように空を見て、そっと立ち上がる。
ぱんぱんとお尻を叩き、ほこりを落とした。
女生徒はようやく気持ちの整頓が出来たのか、にへっと笑いかける。

「お庭みたいになってますから、ここ。気持ちが良いんです。
 …あの、ほんとに騒がしくしてごめんなさい!」

カラス > 微笑みかけられると、またびくりと身体を萎縮させた。
本当に臆病なようだ。
黒の塊である目立つ容姿をしているにも関わらず、きっと貴方は彼を見たことがないだろう。

「た、確かに、いい天気………うん。
 い、いやそんな、お、俺こそごめん…びっくりしちゃって…。」

癒斗 > 「えっとじゃあ…そろそろ行きますね。
 …あ、そうだ。私、二学年の夜久原 癒斗(やくばら・ゆと)と申します。静かなのがお好きでしたら、図書館も覗いてみてください」
空の下では無いですが、良い場所ですよと言葉を結ぶ。

おじぎもそこそこに、そのまま立ち去るつもりだ。

カラス > 「え、あ、えっと…二年…。」

先輩だったのか、というのもそこそこに癒斗が立ち去るというのなら慌てて声をかけた。

「お、俺、一年の、カラス…。」

なんとか声を絞り出すようにして話すと、
立ち去る貴方を引き止める話術も持たない彼はそのまま見送ってしまうだろう。

癒斗 > 落ち着きを取り戻したはずなのだが、どこか焦っているのだろう。
会話がどこか飛び飛びの状態になっている。

「カラスさん。あら、一年生だったのですね。
 行動範囲が近ければ、またそのうち会うかもしれませんね!」
(その時は、こんな思い違いをしなければいいのですけれど)

お腹が減っているのも忘れてしまったのか、ランチボックスを置きっぱなしにしていた。
しかし、癒斗はカラスに手をぶんぶん振ると、そのまま屋上のとびらをくぐっていった……。

ご案内:「屋上」から癒斗さんが去りました。
カラス > (行っちゃった……。)

学園に入ってから、何もかもから逃げるようにここに来た。
まともに他の生徒と話すどころか、挨拶もあまり出来ずに居た。

普通(?)に会話したのは初めてかもしれない。

「…………あ。」

ランチボックスが置きっぱなしになっている。
自分が来た時にはなかった…とすれば、先ほどの女生徒のモノだろうか。

カラス > (えーと…2学年のやくばら ゆと…)

追いかけて持っていった方がいいかもしれない。
そろそろ季節的にも、放置すると中身がまずいことになる。

爆発物という訳でもないのにやけにおそるおそるそれに手を伸ばし
そっと持ち上げた。ほのかにぶどうの香りがする。

カラス > それを手に持つと、2学年の教室の場所を思い返す。

―――知らない人がいっぱいのとこ…で、でも、返しに行くだけだし…

悶々と一歩進んで二歩戻るかのような自問自答を繰り返しながら、
しばらくその場に立ち尽くしていたが…

ようやく決心したのか、ゆっくりと屋上から階下へ続く階段へと歩いて行った。

ご案内:「屋上」からカラスさんが去りました。
ご案内:「屋上」に川添 孝一さんが現れました。
川添 孝一 > (屋上に寝転がって青空を見ている)
(常世財団本部に潜入してからというもの、何かに身が入らない)
(喧嘩もカツアゲもする気になれなかった)
(気の抜けた炭酸飲料、それが今の川添孝一だった)

川添 孝一 > 授業サボって屋上に来てんのにちっとも良い気分にならねぇ……
(独り言、そしてため息)
(昨日と言う一日が激しいものであった分、今日という一日が静かになるのかも知れない)
(そう思った)

ご案内:「屋上」に楓森焔さんが現れました。
楓森焔 > 「よっ、ほっ、はっ……」
 屋上。入り口からではなく、校舎壁面の方より声が響く。見下ろせば、校舎壁面に"立つ"武道着の少女の姿が見えることだろう。何も履かない裸のままの足指で壁を器用に"つかみ"ながら屋上へを駆け上がっていく

川添 孝一 > ………なんだこの声。(起き上がって屋上の手すりから下を見る)
オッオッオッ!?(目を疑う光景、それは少女が校舎の壁を駆け上がってくる姿)
い、異能か!? 魔術か!?(完全に混乱、少女から視線が外せない)

楓森焔 > 「ズェアッ!」
 最後の一息。飛び上がって見事屋上に着地。んんー! と声を上げながら大きく伸びをすると、
「よーっし! ウォームはこれで終了だな」
 ぴしゃりと自身の頬を叩いた。そこでようやく自身を見つめる視線に気づき。相手の言葉に得意げに胸を張ると
「ふ、異能と言えばそうなのかもしれん……これこそ、俺の創りだしたまったく新しい全方位型必殺格闘術……俺流だ!」
 ババァーン! とか効果音が出そうな見得の切り方であった。

川添 孝一 > (屋上に着地した少女を見て目を丸くする)
全方位型必殺格闘術………俺流…!!
(驚いてみたものの顔を手で覆って)
き、聞いたことがねぇ……っていうか、説明からして我流じゃねぇか…
お前なんなんだ。あんま見ない顔だけどよォ。(自分が名乗ろうともせずに相手に尋ねて)

ご案内:「屋上」に雪城 氷架さんが現れました。
楓森焔 >  相手の言葉を気にする素振りは全くなく、軽く柔軟体操をしながら、
「おう。なにせ俺が開祖。まだまだ始まったばかりの我流体術だよ。門下生募集中だ」
 と答えつつ。続く言葉には姿勢を改め、
「ん? 俺か? 俺はついこないだ転入してきたばっかでな! 名前は楓森焔(カエデノモリ ホムラ)! 一年! 流派・俺流開祖にして師範! 異能はナシ! 強いて言うならこの俺流こそが俺の異能だ!」
 出鱈目な、勢いだけはありそうなフォームで拳を突き出した。それと同時、合わせて突風が吹き抜けていく。

雪城 氷架 > 「………うるっさいなぁ」
屋上の更に上…貯水タンクの上から物凄く不機嫌そうな声が聞こえる
懲りずにサボタージュし、今度は見つからないようにわざわざ貯水タンクの上に登ったというのに
昼寝を邪魔されて大変不機嫌そうである

むっすりした顔を覗かせて、下を見る

川添 孝一 > (突風を顔に受けながら、今度は自分が自己紹介する番なのかと頬を掻く)
いいか、転入生。俺の名前は川添孝一。
《狂悪鬼》(ルナティック・トロウル)の異能を持つ二年生だ。
レモンシード・メソッドでAAランク、異能はセカンドステージだ、覚えて……
(そこまで言って貯水タンクの上から聞こえる声に顔を見上げる)
あっ、てめぇ! サードステージの女ぁ!!
(銀髪の少女を睨みつける―――自分がセカンドステージだと名乗った後に人をサードステージと呼ぶのは少々格好悪いが)

楓森焔 > 「ほうほう、川添孝一。るなてぃっく・とろうる! なんかかっこいい名前だな! なんかすげえ! ……セカンドステージ?」
 なんだそりゃ、と言いかけて。新たな闖入者に気づいて視線を向ける。孝一のオーバーな叫びを聞きながら、
「よー、ええと、お前も異能者なわけだな! 昼寝してたのか? 起こして悪いな!」
 無遠慮にからからと笑うと、片手を上げて挨拶した。

雪城 氷架 > 道義姿と、ヤンキーファッションがいる
心から思う、変な学校だ

ねぼけまなこを擦ると、アレ、片方は見覚えがあるというか…

「うわっ、川添孝一……だっけ」
叫ばれてちょっとびくっとする、いきなり怒鳴るからびっくりする
そしてまたレモンなんとかに、なんちゃらステージだ。

「ちょうど聞きたいことあったんだよ」

ひょいっと身軽に飛び降りる
体重が軽いと衝撃も少ないのかふわりと屋上に着地して…

「おう、次からは気をつけてくれよな」
焔に片手を上げて軽い挨拶

川添 孝一 > かっこいいか、そうかそうか、そうだろう。(得意げ)
なんだお前、異能のステージ分類説も知らないのか?
最近の学生の間で流行ってるんだぜ……
異能を使いこなす段階によってファーストステージからセカンドステージ、サードステージと変わるんだ。
(すごく曖昧な物言いである―――所詮学生の間で流行ってる呼称だ)

な、なんだよ。聞きたいことってのはよ……
(銀髪の少女のノリの軽さに喧嘩をするという雰囲気でもないと握った拳を解いて)
答えられることしか答える気はねーぞ、オウ。

楓森焔 > 「ほほーう。ならば、俺流を極めたこの俺は、いわばサードステージ……いや、まだ目指せる高みがあるかもしれない。ここはセカンドステージということにしておこう。うん」
 孝一の言葉に自分を当てはめると、満足そうに頷いた。飛び降りる少女に対しては、その所作をじっと見つめながら
「いい動きだ……格闘術に興味あったりしないかな」
 などと独りごちるも、どうやら孝一と話がしたいらしい。ひとまず首を突っ込まず様子を見ながら、後ろで柔軟体操を再開することにした。

雪城 氷架 > 「そう、それだ。
 お前私のことサードステージとか呼んでるよな、ふーん…段階評価みたいなものか……。
 あ、あとレモン何とかってのも何だ、教えろ」
相手が臨戦態勢でないと思えばズケズケと聞いてくる。
まぁ、生活委員としての姿を見ているので持っている印象が多少和らいだのかもしれないが…

雪城 氷架 > 「格闘術?ないなぁ…格闘ゲームならよくやるけど」
焔の問いかけにはそんな返答、身軽というだけで何かをやっているわけではなさそうだ

川添 孝一 > ……我流格闘術をいくら極めたところで異能としてカウントはされないんじゃねぇか…?
いや、あの壁歩きができるなら十分異能なのか?
う、ううん……(考え込む、不良のくせにちょっと生真面目な部分のある男だ)

サードステージってのは、まぁ……そういうことだ。
普通、放射や放出が多い炎熱系能力者が炎の壁作れるんだから使いこなしてる段階はサードステージだろ。
レモンシード・メソッドも知らないのかぁ?
(とは言うものの決して人口に膾炙した言葉というわけではない)
ディレル・レモンシード博士が異能研究初期に提唱した異能のランク分けだ。
ランク分けは色々あるが俺はこれが一番気に入ってる。
(判定が甘いからな、とは言わない)

雪城 氷架 > 「へぇ~お前博識だなぁ、見かけによらず昔は真面目クンだったとかか?」
関心するように、なんか聞いたことをメモる。

「なかなか親切じゃないかお前、根はいいヤツっぽいんだしカツアゲとかはみっともないかやめとけよな」
公安委員にも目ぇつけられるしな、と付け加えて、メモを仕舞う

楓森焔 >  れもんしーどめそっど、とかいろいろ興味深い話だ。心のメモ帳にいろいろ刻み込んでおこう。
 何度か二人の会話を反復した後、
「俺の格闘術のリクツは学者先生にも分からないらしいからな! まあ、興味あるならお前もどうだ? 汗をかくのは楽しいぞ?」
「そっちのお前もどうだ? 護身術、ちょっと授業に遅れそうな時、格闘ゲームのキャラの真似をしたい時。そんな時に俺流は役に立つぞ!」
 会話の切れ目を狙って勧誘に行くスタイル。流派・俺流。現在門下生募集中である。

川添 孝一 > ………関係ねぇだろ、てめえにはよ。
(図星は痛いものである―――理想に燃えていた模範生であった川添はもういない)
何がみっともねぇだ、俺は不良だぜ? 喧嘩上等、カツアゲ上等だオラ。
公安や風紀が怖くて不良やってられっか。
あと親切で教えてるんじゃねぇよ、勘違いすんな。
俺を退けた女が異能に無知だと俺まで軽く見られる。
サードステージの女ぁ……お前に勝つのは俺なんだからな…

(楓森焔に勧誘されるとケッと一笑に付して)
俺には異能がある。魔導書もある。格闘だの武道だの、女々しくてやってられねぇってんだよ。
っていうか、鍛えたら壁を歩けるようになるのか。それ。本当なのか…?

ご案内:「屋上」に烏丸 九郎さんが現れました。
雪城 氷架 > 「ま、お前の言うとおり関係ないけどさ」
メモを仕舞った鞄をよいしょっと肩にかけて

「あと、私には雪城氷架って名前がある、その呼び方はやめろよな」
どうせ顔を覚えられているのだ、いっそ名前も名乗っておく

焔の勧誘には悪いけど、と手を振って
「悪いけど格闘技までやる余裕ないんだよ、部活はもう決めちゃってるしな」

烏丸 九郎 > おいおい、賑やかだな…。
サボりならもっと静かにやれよ、バレるぜ?

(屋上へやって来た少年はそんなことをいいながら
自販機へと向かう。
その途中で話の中心となってる少年の姿を見ると少し驚いた顔を見せた。)

あ、川添孝一。

楓森焔 > 「そうかー、余裕が無いんじゃ仕方ない。もし興味あったらいつでも言ってくれよ」
 氷架の言葉には肩を落として残念そうに息を吐いた。しつこい勧誘をする気はないらしい。
「女々しい? 異能相手にだって俺の格闘技は今のところ常勝無敗! ……とはいっても、まだやりあった数は少ないからまだ分からないけどな! もちろんお前だって、技を学べば壁だって登れる! そこは保証するぞ!」
 興味がある相手にはぐいぐい詰め寄る感じでぐっと親指を立てた。
「……ん? ああ、俺はサボりじゃなくて、転入したてでまだこの時間の選択授業が決まってないんだよ。で、暇だから鍛錬してたんだ」
 などと、聞こえた声にはぐりっと首を回して答えた

川添 孝一 > ………チッ。(舌打ち)
雪城氷架か、覚えておいてやらぁ。
(腕を組んで仁王立ち)てめぇの異能を超えるために準備が必要ってところか…
(そうだ、力が必要だ――――変革剤が、もっと要る)

(屋上に新たに現れた少年を見て顔を顰める)
今度はAAAランク音波使いかよ。屋上はやっぱサボる連中が集まってくるもんだな。
てめぇのあの音波攻撃にやられたせいでその日の夜は新作デスティニーアニメが見られなかったんだぞ。
(自分の耳をちょんちょんと突きながら)デスティニーマウスの声が聞こえやしねぇ。

……転校してきたばっかで常勝無敗なのは誇れるところなのか楓森焔…?
ええい、鬱陶しいんだよ!! 俺には異能があるから技術なんて要らねぇ!!
(シッシッと手を振って)

烏丸 九郎 > そうか、転入したてか。
そりゃ悪かったな。ってか、川添孝一になんか悪さされてねぇか?
不良もいいけど、喧嘩売る相手は選んだほうがいいぜ?川添孝一。
まぁ、この様子だとそういった訳じゃなさそうだけどよ。

(悪気はないのかカラカラと笑いながら、自販機でコーラを買って
適当なベンチへと座る。
川添に対しての敵意も今はないようだ。)

おーそうかよ、そりゃ悪かったな。
そうとわかってりゃ手加減もできたんだがよ。
っていうか、デスティニーマウス好きなのかよ
そいつぁ、意外だな。

(川添の意外な趣味に笑みを漏らす。
バカにしているわけではないが…ちょっとおかしかった。)

雪城 氷架 > 「ま、お前が不良なのと似て私も落ちこぼれだからな。
 そう邪剣にするなよ、…前にお前に使った力なんて私の異能の1/20にも満たないぞ」
……と、大口を叩いておこう
信用するかは兎も角、これで諦めてくれたら有難いところだ

「んだよクロウ、お前もサボリか?この不良め」
クスリと笑みを浮かべて

烏丸 九郎 > お前ほどサボってねーからいいんだよ。
ていうか、オメーはサボりすぎなんだよ。
まぁ、サボりはロックだからミュージシャンの嗜みってもんだがよ。

(氷架の言葉にわけの分からない言葉を返しながら
コーラの缶を開けて、喉を鳴らしながら飲む)>氷架

楓森焔 > 「外にだって異能者ぐらいは居るからな。硬化だとか加速だとか、炎使いだとか。やりあったのはそのへんかな。……んー、異能も使えて俺流も使える。最強だと思うんだがなあ。ま、強くなりたかったらいつでも言ってくれよ」
 けらけらと笑いつつ、改めて三人が見渡せる位置に陣取ると腰に手を当てつつ、
「別に絡まれてたわけでもないんだけど、随分評判悪いみたいだな」
 とか、孝一の方に視線を向けた。
「こんなに天気が良いんだから、もっと楽しい話題のほうがいいんじゃないか? お互いの好きなものとかさ」
 誰に向けたでもない適当な話題を宙にぶん投げた。

川添 孝一 > チッ、なんもしてねーよ。(少年に肩を竦めて舌打ちする)
喧嘩を売る相手を選んでたら不良じゃなくて三下だろうが!!
なんだテメェ、デスティニーマウスを馬鹿にしてんのか!!
(少年に向けて詰め寄る)
デスティニーマウスはボルト・デスティニーが作り出した最強のマスコットキャラクターなんだぞ!!
夢を与えてくれる愛嬌のある姿! 見る人に希望を抱かせる冒険の数々!!
(両手を広げて熱弁する)
デスティニーランドは今年で150周年!!
年間パスポートの学生割もしている!!
脇を固めるキャラクターたちも魅力的でハニーチュロスが美味くて夢の国で最高のパフォーマンスを見せてくれて
花火が綺麗で場内が清潔で値段が良心的で子供に優しくて
スイーパー(掃除人員)まで夢を壊さないように着ぐるみ着てて
売ってるコーラはちょっと氷が多いけど抜群に美味くて
テーマパークの数々は語りつくせないほどのサプライズとその日ごとに違う演出があって
とにかく最強最大絶対無敵完全勝利熱血爆発空前絶後のテーマパークなんだよ、デスティニーランドはぁ!!!
(熱弁した、とにかく熱弁した)

(雪城氷架の言葉に一瞬驚いて)
にじゅぶんのいちだぁ? フ、フカシこいてんじゃねぇぞ。
(それでもこの少女に底知れない部分があるのは確か)
(それは動物的本能でなんとなくわかる、が―――とてもじゃないが信じられない言葉だった)

(楓森焔の言葉に頷いて)喧嘩の場数はこなしてるって感じか。
んじゃあ俺と戦うこともあるかもなぁ……キヒ、キヒヒヒ。
俺は不良だからよぉ……評判なんざ悪くて当然だ。
(好きなものという話題については)
さっき語った。てめぇらが言え。

雪城 氷架 > 「……私はギリギリ単位とれりゃそれでいいからな」
劣等生の考え方である、考え方がロックとか相変わらずわけのわからない理論を展開する九郎に苦笑い

「まぁフカシかどうかは…蒸発してからじゃ理解できないだろうな……」
いいぞ、効いてる
強気を見せておけば、この手のヤツは慎重になる
血生臭くない学生生活を送るには、こういった手もアリだ

焔の提案にきょとんとした顔になる
好きなこと…?
なんか今盛大にテーマパーク大好きアピールをした不良もいたが、
好きなことと言われても…
「……昼寝かな」
身も蓋もない

烏丸 九郎 > 俺流ねぇ。途中からしか話は聞いてねーけど、あんたの流派ってことだよな?
すげぇな、自分の流派があるってのは。
音楽のジャンルの中に自分の名前が存在するってことくらいにロックだぜ、そりゃ。

(少女の言葉に少し興味をもったようだ。
我流であれ、人に教えることが出来るだけの技量を持つことに
少なからず感心した。)>焔

お、おう。バカにはしてねぇよ。
俺も好きだぜデスティニーアニメもデスティニーランドもよ。
夢と希望も与えてくれるし、音楽も一級品だ。
ってか相当好きなんだな、お前。
意外と悪いやつじゃねぇんじゃねぇのか?

(熱弁する川添の姿が面白くて、カッカッカと声を上げて笑う。
だが、バカにしたような響きはない。単純に面白くて笑ってるのだ。)>川添

好きなことな。
よく聞いてくれたぜ。
俺は音楽が大好きだ。いや、俺が音楽と言っても過言ではない。
いずれ音界の覇者になる男だからな俺は。

(好きなことをきかれると、少し目を輝かせて語る。)

そして、氷架も俺とともにミュージックシーンを塗り替える存在だからな。
今のうちにサインとかもらっておくといいぜ。

楓森焔 > 「語れるほどのことがあるのはいいことだ」
 九郎にしろ孝一にしろ。三者三様の言葉に目を輝かせつつ。
「ただ流れる時を楽しむって奴かな? 俺も精神統一してる時はなんだかんだで充実してる気がするよ」
 氷架の言葉も否定はしない。大口を開けて笑いながら、三人の言葉を全肯定しつつ、
「じゃあ、九郎と氷架はミュージックの頂点を目指すわけか! いいね、もらっておこうかな。俺も"俺流"を世界一の流派にするために奮闘中だ。今のうちにサインをもらっておくといいぞ!」
 九郎の結びの言葉には、そう無邪気に返したのであった。自信満々、張った胸には"俺"の一字が輝いている

川添 孝一 > 蒸発だぁ……?(ビビるわけではないが、確かに慎重になる)
(炎熱系能力はポピュラーであるが故に使える熱量の個人差がとにかく大きい)
(太陽表面程度の熱を作り出せる能力者も見たことがある)

何笑ってんだ、音波使いィ!!
(相手もデスティニーが好きだとわかるとボンタンのポケットに両手を突っ込んで)
オウ、音楽も最高だ。って……悪い奴に決まってんだろ。
俺は不良だぞ。(川添の中で甘いもの好きとデスティニーランド好きと不良は不自然な組み合わせではない)

(楓森焔の言葉に視線を下げる)
(これほど純粋に夢を信じられる少女)
(自分もそうあるべきではないのか?)
(常世財団の真実を公表し、真っ直ぐに生きるべきではないのか?)
(答えは出ない)

チッ、付き合ってられねぇ。(出口に向かって歩き出し)
俺は帰る。(それだけ言って立ち去っていった)

ご案内:「屋上」から川添 孝一さんが去りました。
烏丸 九郎 > へっへっへ、そいつぁすげぇ。
そんじゃーサイン代わりといっちゃなんだが、名前の交換でもしておくか?
氷架が言ったとおり俺の名前は九郎。
烏丸九郎だ。ミュージックシーンを塗り替え、伝説に至る男だ。よろしくな。

(多少カッコつけたポーズを取りながら、自己紹介をする。)

川添、お前も覚えとけよな。AAAってのがなんだかしらねーが、音波使いって名前でもねーからよ。

(去ってゆく川添の背中に言葉を投げかける。)

烏丸 九郎 > って、いっちまったよ…。
また音波使いって呼ばれんだろうな、こりゃ。
次あった時には、ハートに俺の名前を刻まねーといけねぇな。

(あまり気にした様子もなく、カラカラと笑っている。)

雪城 氷架 > 「……アイツ絶対道端で濡れた子犬とか放っとけないタイプだよな」
去りゆく川添の背中を眺めつつ、苦笑混じりにそんなことを呟く
かといって、今までの悪行を振り返れば許せないヤツでもあるのだが

「ところでクロウお前まだそんなこと言ってるのか…
 軽音部に入っただけだってのに、夢が飛躍しすぎなんだよ」
こちらには呆れ顔を向ける
……焔と九郎、この二人、似たもの同士なんじゃないか…?

楓森焔 >  おもむろに、デタラメなフォームの突きを繰り出した。しかしそれに見合わぬすぱん、という快音が響いた。合わせるかのように心地よい突風が吹き抜ける。
「流派・俺流、創始者にして師範。現在門下生募集中……楓森焔だ! 九郎に、えーっと、氷架だっけ? よろしくな」
 その呆れ顔には笑顔を向けて。押忍、と残心の構えをとった。

楓森焔 > 去った孝一には、
「またな!」
 簡単に別れを告げて強く手を振った。見えなくなれば、
「うん、なかなか気持ちのいい奴だった。不良って言ってたが、悪いやつじゃなさそうだ」
 などと呟きつつ、満足そうに頷いた。

雪城 氷架 > 「…あぁ、雪城氷架…氷架でいいよ。一応異能力者、能力は……こんなところかな」

掲げた片手の指先に精巧なハート型の炎を作り上げて見せる

烏丸 九郎 > デスティニーアニメ好きだもんな…カワイイもんとか、動物とか、きっと大好きだぜ。

(確かにお互い能力をぶつけあったリもしたが、こうやって話してみると、意外と話せるやつで驚いた。
次あった時にはどうなるかは分からないが…
続く氷架の言葉には自信満々に胸を張ってこう答える)

夢じゃねぇ!俺とお前の歌があわされば世界をとれる
これは確信だぜ。>氷架

ひゅぅ…すげぇな。
俺流、バカにはできなさそうだな。
よろしくな、焔

(吹き抜けていく風に髪を揺らしながら、笑顔で応える)>焔

烏丸 九郎 > おっ?お前ずいぶん制御がうまくなったじゃねぇか。
授業に出た成果ってやつか?

(ハート型の炎に目をやりながら、ほー…と、関心したような声を上げる。)

雪城 氷架 > 「はいはい、言ってろよ」
それでも本気で言ってんだろうなぁ…と温い視線になる
正直にいえば、眩しすぎるのかもしれないが…

「……これくらいは前から出来てるよ」
授業に出た成果と言われれば
口ぶりとは反対に、声のトーンは少し落ちる

楓森焔 > 「おお! 炎使いって奴か? コントロールも抜群。その炎を吹き飛ばすには難儀しそうだなあ」
 などと、戦う者の視点から見つめて自分の顎を撫でるも、
「まあ試合をする機会があるかは分からないけど、それはそれとして仲良くしような!」
 真面目な時間は一瞬で過ぎ去ったようだ。
続く烏丸の賞賛には自慢げで、ふふんと鼻を鳴らす。
「俺流は全方位対応型必殺格闘術。今のところ死角ナシ! バカにしたらやけどなんかじゃ済まないぜ。ま、お前はそんな奴じゃなさそうだからいいけどな」
 からからと九郎にも笑顔を向ける。
「訓練、鍛錬、日々修練だな。精神を集中したいときはくしゃみをするといい。いい感じに力が抜けるぞ!」
 俺流独自理論をかました。

雪城 氷架 > 「そんなところかな」
炎使い、を明確に肯定はしない

「ぷっ…なんていうか、本当に武人って感じだな。
 私とそんなに年も違わないだろうに、恋人とか作らないのか?」

烏丸 九郎 > おう、いくらでも言うぜ。
俺はお前の声にほ…可能性を見たからな。

(『お前の声に惚れ込んでいる』…と言おうとしたが
なんか照れくさくてやめた。)

そうだったか、わりぃわりぃ
悪く言ったつもりはねーから、気にすんなよ

(声のトーンを落とした氷架の背中をポンと叩いて)>氷架

全方位対応型必殺格闘術…へぇ、そりゃすげえ…。
かっこいいじゃねぇか。
俺は格闘には無縁だけどよ応援するぜ、おまえが武の頂点に立つのをな。

(笑う少女に心底関心したように告げる。
同じ頂点を目指すものとしての共感もあったのかもしれない)>焔

楓森焔 > 「武人……かっこいい……ミュージシャンなら肺活量は必要だろう? トレーニングで行き詰まったら相談してくれよな!」
 今まではバカにされていた流派だ。褒められれば照れくさそうに頭を掻いて、
「ん?」
 氷架の言葉には、腕を組んで考え始めた。
「うーん。初恋ってのも多分まだだな。今はこれで精一杯っていうかなあ……あ、でも道場の跡取りは考えないといけないよな?」
 少女なりの真剣な問いであった。

雪城 氷架 > 「お前もお前ではやいとこ彼女くらい作れよな。
 隣に女がいないから麻美子なんかに勘違いされんだよ」
背中を叩かれれば少しだけむすっとした顔で憎まれ口を叩く>九郎

「そ、そうか……道場の跡取りってのは、別に信頼できる弟子とか良いもんじゃなんじゃないのか…?よくは知らないけど…」
どういうシステムなのだろう、やはり子に受け継がれるものなのだろうか

烏丸 九郎 > おう、その時は頼むぜ。
焔も、音楽にちょっと興味がわいたなら
俺達のサウンドを聴きに来てくれよな。

(まだメンバーは足りねぇけど…と少し苦笑いしつつ)>焔

彼女か。たしかに必要かもしれねぇな。
ラブソングってやつを感情を込めて歌うには
恋の一つでもしねーといけねぇのかもしれねぇ。

(この男はこの男で、恋愛経験なんてものはないのだ。)>氷架

楓森焔 > 「一子相伝……ってわけじゃないんだけど、最強の遺伝子を受け継いだ子供って燃えないか?」
 要するにまだ子供、ということなのだろうが。首を捻ってそう呟く彼女は、年齢よりは幼く感じるかもしれない。
「ラブソングを歌う九郎も彼女が居ない。……じゃあこの流れだと、氷架は彼氏が居るのか?」

雪城 氷架 > 「なんだよクロウ、お前彼女いたことないのか?」
バカにするように笑う。
言い返される前に逃げよう。

と、思っていたら別の方向から飛んできた!
「え…あ…そ、そうだなーそれはー… おっと、次は物理の講義だな!これは出ておかないとまずいんだった!」
ぽん、と手を打って、ごまかした!!

烏丸 九郎 > 最強の遺伝子か…たしかにそりゃ燃えるな。
焔が最強だと思った男を好きになりゃ問題ないんだろうけどな。

(同じく、発想が子供であった。
色恋となればそう簡単な問題ではない)>焔

悪かったな。今は女より音楽なんだよ。
だけど音楽に女が必要だっていう発想はなかったぜ…

(少し悔しげに氷架の言葉を受け止めて)>氷架

烏丸 九郎 > っと、もう次の授業かよ。
さすがに2限連続ではサボれねぇな…。

(いとも簡単にごまかされた!!)

雪城 氷架 > バタバタと慌ただしい様子を見せて、駆けていく

「二人とも、またな!」

小さな体で思い切り手を振って、逃げていった───

ご案内:「屋上」から雪城 氷架さんが去りました。
楓森焔 > 「おう。燃えるよな! まあそれはそうとして俺流に興味があるやつがいたら誘っておいてくれると嬉しいぜ!」
 二人にそれを頼むと、氷架の言葉に「いっけね、ってことは俺も次は授業じゃねえか!」
 慌てて準備しはじめて、
「話の続きはまた今度な! 氷架! 九郎!」
 とおう、とか叫びながら校舎屋上から飛び降りた。すさまじい音を立てながら着地し駆け抜けていく姿が、屋上から見えるだろうか。
「うおおおーッ! 根性ーーーッ!」
 流派・俺流。振り返らない女。

ご案内:「屋上」から楓森焔さんが去りました。
烏丸 九郎 > すげぇな、俺流…

(屋上から飛び降りたのを見れば、さすがにポカーンと見送る。
炭酸の抜けたコーラをごくりと飲み干してゴミ箱に缶を投げてから)

俺もいくか。

(一度屋上から下を見下ろして)

ありえねぇ…

(俺流の凄さを噛み締めながら、授業へと向かう。)

ご案内:「屋上」から烏丸 九郎さんが去りました。
ご案内:「保健室」に相楽 満さんが現れました。
相楽 満 > 「んーんー、っと……」

検査道具を引っ張り出す。
いろいろと用意をして、まず今朝の尿を検査してみる。

相楽 満 > 反応を見て、検査の結果を確認する。
その結果に眉間に皺を寄せ、鋭い目。

「……止まってなんかいねーな、病状は進行し続けてる……
 ただそれで以前みたいに体が動かなくなるってことはないってだけか……」

険しい表情で思案する。
異能が無くなることはまずありえないが、この異能をもってしてもいずれは死が近付くであろうことが予見される。

相楽 満 > 「……いつまで生きてられっかねー。
 生きてる間にこの病気をなんとかする手段が見つかるか、こっちで見つけるか……」

可能性はある。それは確実だ。
治癒の技を持った者も居ることだ、こちらでは思いもよらない方法で治すことが出来るかもしれない。

「遺伝子の問題だし、難しいのかもしれねーけど」

相楽 満 > 「……車椅子生活じゃない。本一冊持つにも両手で支えないでいい。
 けど……やっぱ長生きはしたいよな。
 延命措置とかじゃなくて……五体満足で普通に」

希望を込めて、それを願ってつぶやく。
検査道具を片付け、洗浄消毒していく。

相楽 満 > 「片付けよしっと。
 ……メシまでここで寝てよっかなー」

くぁ、とあくびをして、ベッドに寝転がる。
誰も居ない、教師も居ない今、ここは実に居心地のいい寝床だ。

相楽 満 > 数分目を閉じ、深い眠りにつく。
極限まで体を動かすために、短期睡眠のやり方は体にしみついている。
まるで死んだように浅い呼吸で眠り続け、ゆっくり目を開く。

「……ん、よく寝た」

体を起こす。そのままストレッチを始め、体を伸ばし始める。

相楽 満 > 「……おし、っと。
 メシ食いにいくか……今日は何食おっかな」

しっかり体を伸ばした後、保健室から出て行った。
覚醒しきっていないのか、小さくあくびをしながら。

ご案内:「保健室」から相楽 満さんが去りました。
ご案内:「教室」に食堂儀 シェスタさんが現れました。
食堂儀 シェスタ > 昼食を終えたのか、食後のお茶を淹れている姿がある。
時間が余りよほど暇なのか学園地区の地図の書かれた案内のパンフレットを片手にカップを傾けている。

食堂儀 シェスタ > カップを持っていない片手に持つ案内パンフレットは観光用に作られた物だ。
ふんわりと学園と遺跡、離島など、侵入が許可されているところの紹介がされている。
カラーで印刷されているそれは購買横にあって、勝手に持ってきた物だ。
学園の生徒ならば珍しいものでも何でもない。

食堂儀 シェスタ > かちゃ、とカップをソーサーに置き、お茶を足す。
パンフレットは八つ折りになっている。畳んで開いて、別の面を見る。
それほど面白い情報はないはずだが、どこか楽しそうに。

食堂儀 シェスタ > 「……新入生は、きっと退屈しないでしょうね」
「閉じられた島であるのに、未知の部分がたくさんあるものね」
「出来れば、何か見つけたら教えて欲しいくらい、ね……」
はう、と一人微笑み、熱い溜息をこぼす。
もし、そんな蛮勇を行う生徒がいるとしたら、きっと学園の未知を解き明かそうとするような気概のある生徒だろう。
まだ全ての新入生について知っているわけではない。
だからこそ、そんな人間と幸運にも縁が出来ることを願っていた。

ご案内:「教室」に利導ノエルさんが現れました。
利導ノエル > 『いやー、退屈しないな、ここは。』
『まさか、間違って裏通りに出ちゃっただけで、怖い人達に財布から定期まで全部持っていかれるなんて……』

(散々な目にあったようでふらふらとした足取りでイスに座る)
『結局、お昼ごはんも食べられなかったな……まいった……』

食堂儀 シェスタ > その言葉が耳に入ってきて、くす、と笑う。
噂をすれば、というやつかもしれない。興味を持ったのか話しかける。
「……退屈してなさそうでいいわね」
「でもだめよ。不幸を嘆くだけでは、50点しかあげられないもの」
「それで餌を貰えるのは、可愛い猫さんだけよ」
微笑みをたたえたまま、上機嫌に利導を手招きする。

利導ノエル > 『まぁ制服とかまでは持って行かれなくて助かったよ……』
『流石に転校して早々裸一貫なんてなったら、笑えないよね』
(といいつつ、ははは、と笑っている辺り、鈍いのか、はたまた器が大きいのか)

『ははは……猫さんか、羨ましいね。そりゃあ。』
『あ、はじめましてでいいかな。まだ余り学園の人たちのこと、把握してなくてね』
(手招きされれば素直に応じ)

『えーっと、ボクは利導ノエル。キミもこの島は詳しいのかい?』

食堂儀 シェスタ > 「どういう生活をしていたらそんな危惧が出てくるのかしら……」
小さくため息一つ。半分は呆れ、半分は感心。

「ええ、貴方がそう言うのならそうなのでしょうね」
「あら、もうデートのお誘いかしら。とんだ猫さんに声をかけてしまったわね……?」
「食堂儀 シェスタよ。シェスタでも食堂でも、どちらでも」
「食堂儀だと、少し物々しいので返事をしない時があるかも知れないわ」
ふふ、と冗談を言ったことがわかるように笑ってみせる。

「詳しくはないわね。だから誰かにエスコートをお願いしようかと思って」
「この島に来て三年目なのだけれど、私も行ったことのない場所も多いの」
言って、パンフレットを相手に見せる。

利導ノエル > 『おっとそれは残念……でも先輩であることには違いはないよね』
『はは……合って早々デートに誘えるような度胸があったらそれは退屈とは無縁になれそうだけれど』
(照れた様子で、頬をかいて笑みを浮かべ)

『んー、では先輩への敬意と女性をファーストネームで呼ぶのが気恥ずかしいということで食堂義さんと呼ぼうかな。』
『なんか地図で見ても随分と広いしねえ…、でもそれならそれで都合はいいね』
(パンフレットをしげしげと眺めて)
『ひとりで回ると、またひどい目をみちゃうかもしれないし、どうせなら仲間が欲しかったんだよね』
『デートではないのだけれど、一緒に回ってみないかな?』
『いざとなったらふた手に分かれて逃げられるから逃げおおせる確立も増えるよ。』

食堂儀 シェスタ > 「あら、違ったのね……? 罪な人だわ」
気を悪くした様子もなく、冗談だとばかりにカップを傾けた。

「そう。では、私もノエルくんと呼ぶのはもう少しだけ我慢しておくわ」
「ええ、構わないわ。とは言うけれど、私も一人で回ることが多いから」
「見かけたら声を掛けてくれると嬉しいわね」
「待ち合わせって嫌いなの。一人には耐えられても、二人の前の独りは特にね」
くすりと笑い。パンフレットを眺める利導を見つめ。
「あら残念、いざというとき助けてはくれないのね。猫に生まれてくれば良かった」
最も、自分の身は自分で守ることも信条としているため、覚悟はあるようだった。

利導ノエル > 『いやぁ、ボクって見た目の通り弱いからね。無駄に期待をかけさせちゃっても悪いかなって。』
『それに、猫のほうが案外強いかも。』
(いつもの笑みを浮かべたままパンフレットを返して)

『それじゃあ。偶然、見かけたらその時はお願いするよ』
『一人で回る時よりも、二人で回るほうがわくわくしそうだし、退屈も少なくなりそうだからね』
(と、教室の時計を見て)
『おや、もう次の授業の時間かぁ……失ったものは大きかったけど得たものも中々に大きい休憩時間だった、かな……』
『それじゃ、またいつかが来た時にでも。また。』
(受講している学科の教室へと向かう為、かるく頭を下げて踵を返した)

ご案内:「教室」に利導ノエルさんが現れました。
ご案内:「教室」から利導ノエルさんが去りました。
ご案内:「教室」から食堂儀 シェスタさんが去りました。
ご案内:「保健室」に来島宗仁さんが現れました。
来島宗仁 > 「――くそ、どうなってやがる!」

保険医・来島は唸った。
ここ数日の患者の数は異様だ。
どこもかしこもきな臭く、保健委員会は出ずっぱり。

何がやりきれないかといえば、出動しても手遅れになっている事が大半な事だ

来島宗仁 > 「――とりあえず、これの解析が終わってからだな」

ようやく手に入れた、違法薬物。
とにかく、まずはこれを解析してみない事には――
魔術関連の薬剤となれば、来島は専門だ。
何か分かる事もあるだろう。

来島宗仁 > 違法薬物を少量、試験管の中に入れる。
劇物かもしれないので慎重に……

ノートに何か書いては、次の実験を。
そして次第にその薬物の正体を暴いていく。

来島宗仁 > 「――マジか」

絶望したように呟く保険医。
まずい。これはまずい。
今まで見たどんな薬物よりも。
こんなもの、何処の悪魔が作りやがった――!

来島宗仁 > 「――ふー」

煙草に火を点ける。
さて、どうする。
この情報を誰に渡す。

本来なら、彼が協力している公安調査部の麻薬担当官あたりに持っていくのだが……

来島宗仁 > 「――能力強化剤に制御力退化剤ぶち込むなんざ、どこの馬鹿が考えやがった」

ぼそりと呟く。
ただの能力強化だけでなく、制御力低下による意図的な暴走。
それがこの薬剤の核だ

ご案内:「保健室」に麻美子さんが現れました。
来島宗仁 > 『変革剤』自体はそこまで危険なものではない。
違法薬物だし、副作用も大きいので服用は決して勧めないが、あくまで「能力強化」の為のものだ。

しかし、この薬は違う。
「能力強化」をした挙句、能力の「制御力」を退化させる事により、意図的な暴走を引き起こそうとしている。
それが能力暴走<オーバー・ロード>の正体だ。

麻美子 > (こんこんと部屋をノックする)
「センセー、お取り込み中ッスかー?」

(そう部屋の外から大声で声をかける。)

来島宗仁 > 「――空いてるぞ。急患か?」

そそくさと薬物を片付ける。
流石に生徒にこんなものは見せられない。
煙草を灰皿に押し付けて消す

麻美子 > 「残念ながらただのサボり学生ッス」

(ガラっとドアを開けると、ケラケラと笑いながら現れる、
 部屋に入ると、煙草の煙にケホっと小さく咳をして)

「センセー、保健室で煙草はどうかと思うッスよ?」

来島宗仁 > 「ん、あぁ、すまんすまん」

彼手製の煙草なのでそこまで害はないが、それでも慎むべきだろう。

「ってサボり学生に言われる筋合いはねえよ」

苦笑しながら立ち上がり伸びをする。
能力強化剤と制御力退化剤に関する記述は途中になってしまっていた