2015/07/10 のログ
各務 蒼 > 「あー……、迷惑では、ないです。驚きはしましたけど」

コレも本心。どうやら嘘は言っていないようなのが何となく分かる。

「それに、向こうで手に入らない物って、すっごい普通の物ですからね」

天導 操 > 普通の物って…例えば、どんな物を求めに?

【と、『普通の物』と言うフレーズを耳にして、またまた何の悪意もなく、そう聞いてしまうのである】

各務 蒼 > 「…………生理用品」

つばを掴んでおもいっきり帽子を下げ、赤面する顔を隠す。

天導 操 > ………へ?

【生理用品…たしかに、自分も頻繁に御世話になることが有るのだが…目の前に居る『少年』からその言葉が発されるとは…しかし、相手の顔付きは、そう意識してしまえばそうとしか見えなくなっていき…そして、1つの結論に至る】

………まさか、貴方って、女の子…だったの?

各務 蒼 > 「……内緒にしといてください」

声は声変わりしていない様にも聞こえたし、背丈もその年令ぐらいに見え、男装までしていては確かに勘違いもする。
というよりさせようとしていた。

「……まぁなんで、"必需品"なんですよね。もうすぐ、来るので」

天導 操 > 【「内緒にして」と言う言葉を聞いて、一旦深く息を吐く…なぜ彼女が頑なに隠そうとするのか…それは、恐らく育ってきた環境も有るのだろう 女性と言う『弱者』は年齢に関係なく必然的に虐げられなぶられる物なので有ろうか…と、勝手な推測を走らせながら、深くは突っ込まずに頷いて、】

…となると、どれが良いとか、そんなのも当然分かってない感じよね?貴女の言い方だと、まだもうちょっと後になる訳やし

各務 蒼 > 「……あぁ、それもあるけど、とりあえず、売ってる所の場所がわかれば」

以外と親切そうだ、ということに胸をおろした

天導 操 > 成る程ねぇ…あ、そう言えば、アタシもちょうど切らしてたわね…

【と、またぶつぶつと呟きながら、考える仕草をして、】

…なら、良いタイミングやし、アタシについてきてみる?場所も分かるし、貴女も違和感無くそれらを手に入れられるしで、一石二鳥だと思うんだけど

【そう言う風に提案するのであった】

各務 蒼 > 「い、いいのか? 迷惑じゃなければ、すごく助かるけれど……」

つばを持ち上げ、初めてハッキリと顔を見せた。ズレた帽子から、長い髪が少し溢れる。

「あ、えっと……。ボク、各務 蒼っていいます。お姉さんは…」

天導 操 > 問題ないよ 寧ろ、さっきも言った通り、アタシの方が迷惑じゃ無いかなぁ、って感じやし
…っと、蒼さんね アタシは天導 操(てんどう みさお)、これから縁が有るなら、宜しく!

【と、にへらと笑いかけて…】

各務 蒼 > 「操……ね。よろしく。とんでもない、助かるよ」

まっすぐ見て頷く。最初の時よりは、影も少ないいい顔になったと感じるかもしれない。

天導 操 > よし、それじゃ…薬局はこっちだから…

【と、相手の動きを見てから歩き出して…】

天導 操 > こちらこそ、ありがとうございました!
ご案内:「商店街」から天導 操さんが去りました。
各務 蒼 > 帽子をかぶりなおし、長い髪を中へ隠して、ついていくように隣を歩きだした。
ご案内:「商店街」から各務 蒼さんが去りました。
ご案内:「商店街」に夕霧さんが現れました。
夕霧 > 【商店街内にある水着ショップ】
腕を組む。
後輩と海に行く約束をした。
水着は持っていない。
故に買いに来た。
単純な理由。

だが。

「困りましたわぁ……」
顔に手を当てて呟く。
何せこの量である。
ここから自分に合うのを探すと言うのだから……。
骨の折れる作業と言う他なかった。

夕霧 > 余り服装には明るくない。
着れれば何でもいい。
そういう思考すらするのである。
至難と言えた。

試しに一つ手に取る。
シンプルなデザインのセパレート。

「想像つきませんね」
まず自分が水着を着ると言う自体が想定外なのだ。
全くと言っていいほど、何があうのだとかがわからない上に。
ちら、とサイズを合わせて見れば合わない。
そしてその上のサイズは無かった。

次はこの問題だ。
サイズが地味に合わない。
カタンと戻す。

書類を整理している方がまだ疲れない。
適当に決めればいいか。
そう思っていたのにサイズすら合わないのでは適当に手に取るのすら億劫になる。
面倒くさい、という心持が鎌首をもたげはじめるのにその適当すら封じられる。

夕霧 > ―――いっそ誰か用意してくれないか。

そこまで行かずとも相談できる相手が居ればよかった―――。

後輩に直接どんなのがいいか聞くのも考えたがそれは楽しみにしている、と言っていた以上、決めてもらうのも何だろう。

果てしない水着の山。
ただひたすら立ち尽くす。

夕霧 > とはいえ。
「期待を裏切る、と言うのは」
女としてのプライドが許さない。

一歩進み、店員に話しかける。

そして勧められたのはビキニなどが並べられたフロア。
サイズも余り気にしなくていいのでこちらは如何ですか?
と何やら荒んだ目つきと小さな舌打ちをされながら言われたがまあ、気にしないでおく。

一つ手に取れば確かにサイズはそれほど気にならない。

ご案内:「商店街」にクランさんが現れました。
夕霧 > カタン、と拾っては戻す。
試着も出来るらしいが。
一つ一つ試着なんてして要られる訳も無い。
選択肢は少し絞られたものの、まだABCD群からABC群になったという程度だ。
戦いはまだまだ続くのである。

クラン >  靴音が響く。
 落ち窪んだ眼窩に突き出た鷲鼻。
いかにも魔女然とした風貌の彼女が、いかにも気だるげな様子で踏み込んだ。
「ったく、なんでアタシがこんなところにわざわざ来なくちゃならないんだか」
 いつもふかしている煙草も、流石に匂いが染み付くことを考慮して今日は無い。
 ため息をつきながら辺りを見回した。
「……ん?」

夕霧 > クランが見回せば。
Yシャツを着こみ、ロングパンツ姿の少女が一人、腕を組み、たまに一つ水着を取っては、戻すという作業をしているのが目に入る。

「うーん」
どれを手に取ってもピンとは来ない。
というか想像が出来ないのだからピンと来るものではない。
試着をせねばならないのか、と考える。

クラン > 「アンタもずいぶん悩んでるみたいじゃないか」
 面白いものを見つけたとばかりに、ロングパンツの少女へ声をかける。
明らかに水着店にはそぐわぬ風貌の老婆は、
にやりと笑うと"目利き"で鳴らした観察眼を走らせる。
 相手の体格はどのようなものか……それ次第で、
似合う水着は大きく変わる。
 どうせついでだ、とばかりに。
彼女は自らの店で働く女たちが着る"統一デザインの水着"を考えなければならなくなっていたのであった。

夕霧 > 話しかけられ、そちらを見る。
そこには夕霧以上に似つかわしくないと言っていい老婆が一人。
空気が少しだけ、張りつめた錯覚。
とはいえ、別に相手に害意がある訳でもない。
これは彼女の持つ雰囲気なんだろう、と彼女は判断する。
「ええ。お恥ずかしい話です。余りこういうのを選んだ事ありませんので」
特徴的なイントネーションでそう返す。
観察されている、とわかったがそれだけだ。
特にこちらからアクションする必要は無い。
そう、結論を更につければまた水着へと視線を流す。

クラン > 「はン、なるほどねえ」
 ゆるりと身体を曲げて彼女を観察する。
なるほど、このサイズ。こういった店で水着を選ぶのは難儀だろう。
「アンタならそうだね。あんまガラ物は似合わないね。
こういうフリルがつくタイプもみっともない」
 と、適当な手つきでひょいひょいと水着を分けていく。
理想は選択肢があるもの。
店員もかくや、といった手つきで整頓していく。
 水着の形状に合わせて彼女に似合いそうな種類を大雑把に分けた。
「まあ、こんなもんかね」
 ピン、と指を鳴らして仕分け終了。先ほどよりはずいぶんと数が減ったようで。
「勝負服ぐらいは自分の感性で選ばなくちゃあ、いい女とはいえないしね」
 一つを老婆が選んでも良かったのだが。やはりそれでは女が磨けないと、くつくつ笑う。

夕霧 > 目を見開く。
先ほどまであった選択肢はあっさりとA群ぐらいまでになっており。
どれもこれも夕霧から見て「これはない」と切り捨てるものはない。
魅力的なものだけが残っていた。
ただ今一言二言話しただけの者にこれだけ絞り込めるとは。
彼女の目利きは相当なものだと言える。
「……お見それしました」
頭を下げる。
「とても助かります―――」
そう素直に感謝の言を述べ、目を水着に落とす。
そこには最後の決定ぐらいは、自分でしなければならないと言う意志がはっきりと見えていた。

クラン > 「かまやしないよ。アンタ、知らない?
アタシゃ相談室の"お姉さん"でね」
 そのフレーズがいたく気に入ったのか、大きく肩を揺らして笑う。
 そう。常世学園、カウンセラー。それが彼女の表向きの肩書である。
 老婆は夕霧の水着が選ぶ様を見つめながら、
脳内であれでもないこれでもないと思考を続けている。
彼女の"従業員"は千差万別。様々な体躯を持った女たちだ。
それに統一性をもたせようといったら、
目の前の彼女に似合う水着よりは複雑である。
 難題に、思わず懐に手を伸ばすが――煙草はない。仕方がないので黒飴を舐めた。

夕霧 > 「……あぁ、そう言われれば」
彼女の一言に頭の中のデータベースをひっくり返し。
「確か、クラン、クラン・カラティンさん、でしたっけ」
カウンセラー、で思い当たるのはそれで、聞いた容姿は一致していた。
非常に評判のいいカウンセラーだと聞く。
夕霧はそう言った事にかかったことは無かったので噂程度知るだけだった。
「こんな所でお会いするとは中々数奇なものですなぁ」
一旦水着を見るのを中断し、クランの方へと向き直る。
―――ただ者ではない。
目を細め、彼女を少しだけ観察した。

クラン > 「そういうこと。相談室で一番利用者数の少ない暇人さ」
 口の中で飴を舐める。噛み砕くことはしない。
じっくり舐めてしゃぶり尽くすのが老婆の飴に対する礼儀である。たまに噛み砕くが。
 飴を含んだまま、それで頬を膨らませ、
「ま、そりゃアタシみたいな美人が来たら店員も気後れしちまうからね」
 こんなところで、という言葉にはそうやって笑い飛ばす。
老婆も本気で言っているわけではない。
流石にここでは場違いなことが分からないような莫迦ではない。
「相談室で水着のデザインに悩む子がいてねえ。そのアドバイスがてらにここに来たのさ」
 まあ半分ぐらいは本当であるし。特に違和感はないはずである。
 ――とはいえ。彼女の保有する組織は巨大だ。力も強い。
それに必要以上に己の身分を隠しているわけでもない。
『ラスト・ショット』や『ハニー・バレット』に結びつけることもまた、そう難しくはない。

夕霧 > 「えぇ。お年を召しても、壮健さは健在、と言った所ですねえ」
素直にその快活さを賞賛する。
見る限り、非常に引き締まった身体をしている。
とはいえ服に阻まれ全てを確認するのは不可能。
「それは、ご苦労様な事です」
労わるようなやんわりとした口調。
口と思考は別々で。
頭にあるのはキナ臭い彼女の噂。

「……」
とはいえ憶測の域を出ないし―――今それをここで突きつける様な事など全くの無意味だ。

今の夕霧に必要なのは。
この少なくなった選択肢から、これというのを選ぶ事一つだ。

クラン > 「楽しく生きるがモットーでね」
 老婆は目の前の彼女の立場を理解している。
しかし、どんな阿呆であってもこの場を鉄火場にはしないだろう。
そもそも表社会と上手く折り合いをつけているつもりだ。
 今、このクラン・カラティンという魔女を捕縛しても学園には損しかもたらされないはずだ。
 目の前の少女もまた、そうしたことの理解できる聡い女であると評価していた。
 まあいずれにせよ。"いい女"であることには違いない。
 そんな彼女が選ぶ水着だけが、今この瞬間の老婆の楽しみの全てであった。
 楽しげな笑みが溢れる。

夕霧 > そして一つ、夕霧に合うのはやはり露出がある程度大きいものが大きく。
また、露出を抑えるものほど似合わない、そんな体である。
カタン、と一つの水着を手に取る。
まじまじと見、他と見比べ。
「これにします―――」
そう、クランに伝える様に言い手に取った水着を見せる。
サイズは問題ない。
値段は―――まあこの際気にすまい。

クラン > 「上等」
 に、と口角を上げて手を軽く、跳ね上げるように振った。
「試着してみな。合うとは思うが、水着と身体ってのは水物だ。文字通りね」
 くつくつと笑って寄ってみる。
「肉でもはみ出してご覧。みっともなくて死にたくなるよ。後悔したくなきゃ、試着は必須だ」
 これはまさに老婆心という奴だ。
老婆の目利きは上手く働いているはずだが、
そんなものは試着という事実に勝ることはない。
 自らの目利きでみっともない姿を晒したとあっては、
魔女としても沽券に関わるのだった。

夕霧 > 素直にその助言は受け取る。
「そうします」
そう言い、試着する旨を店員に告げ、試着室へと入る。

しばらくして、カーテンを開き、出てくる。
若干着慣れていないので動きは少し堅いが身体をぐいぐい動かし。
「えぇ、これなら動きやすくてずれる事も無く、大丈夫そうですわぁ」
柔和な笑顔でそう言う。

クラン > 「いい女だね」
 これならうちで働いてもすぐに上位にランクイン間違いなしだろう。
いや、働かせる気も勧誘する気も微塵もないがひとつの評価でもある。
「先手必勝一撃必殺ってなもンだ」
 意中の男を落とす、という態度でもなかったような気もするが。 
しかし相手の男の悩殺は約束されたものだろう。
 態度も良い、頭もいい、見かけもいいし見る目もある。
これだけでもここに来た価値はあったというものだ。暇つぶしという意味で。
「似合ってる、ってェ意味さ」

夕霧 > 「おおきに」
にこりと笑う。
人間褒められて悪い気はしないものだ。
「まあこれで、海に行く約束はしっかりと守れそうですわぁ」
最悪本当に適当なものを買い、目も当てられない事態になるのは防げそうである。
「カラティンはんには感謝、してます、一人だと選ぶのすら無理そうでしたし」
口元に手を当て、苦笑する。

再度身体を動かしてみるが早々、外れたりも無さそうである。

クラン > 「かまいやしないさ。アタシゃいわばレディの先輩。アンタは後輩ってわけだ」
 黒飴はすでに溶けていて、口を開けながら再度笑う。
「いい女ってのはね。
どれだけ他のやつから掠め取れるかにかかってるのサ。
今日はアタシの水着の選び方でも頭に叩き込んでおくんだね」
 聡い彼女のことだ。恐らく次は悩むことはないだろう。
そんな評価。それは過大であるか適正であるかは神のみぞ知るところだが。
 ちょうどその様を見ながら、こちらも一つデザインを思いつく。
「アタシもいい暇つぶしになったよ」
 実にいい刺激だった、と。

夕霧 > 無言で一つ頭を下げる。
折り目正しく、礼儀を踏まえ、畏まりすぎないそんなお辞儀。
とはいえ水着を着ながらだったので何とも締まりはないが。
これが着物などであれば相当に映える絵になっただろう。

「着替えてきます」
そういい試着を済ませ、元の服を着る。
「では、これで。またいずれ相談室にお礼お持ちします」
ころころと笑い、水着の会計を済ます。

少しクランの様子を見て、この場を後にするだろう。

クラン > 「はン、律儀だねえ」
 美しい一礼。それは彼女にとっても好ましいものである。
その様に強い好感を覚えながらも、
「好きにしな。うちの相談室は来る者拒まずってのがウリでね」
 と、雑に、まるで追い払うかのように手を振った。
実際のところこの程度で貸し借りを作られるのは息苦しいような気がしたのであった。
 とはいえ追い払うのも主義ではない。
 だからこの乱雑な態度であった。
 そのまま、こちらも店員に幾つかオーダーメイドについての注文を済ませる。
 恐らくその間に夕霧も立ち去るだろうが、
こちらもそのあとを追うように店を去っていく。

ご案内:「商店街」から夕霧さんが去りました。
ご案内:「商店街」からクランさんが去りました。
ご案内:「商店街」にエルピスさんが現れました。
エルピス > 「~♪」

 良いことがあった、と言わんばかりに機嫌が良さそうに歩く少女が一人。
通りを歩いていると、ショーウィンドウの衣服と広告が視界に入る。


   『必見❤ 男の子の心を殺す服❤』

 
 ――いかにも清楚さ可愛らしさを全面に押し出してアピールするような、
 軽いフリルの付いたブラウスやコルセットスカートが飾られている――

ご案内:「商店街」に空閑 栞さんが現れました。
エルピス > (……可愛い……)

 見事に心を射抜かれて殺される元男。
 ぼーっと、男の子の心を(射)殺す服を眺めています。

空閑 栞 > 「夏服買わなきゃ……」

そんなことを呟いてショーウィンドウを見る。
この前来た時は、水着を押し付けただけで終わってしまった。
いくらなんでも夏休みも制服だけで過ごすのはマズイ。
色々な店を見て回っていると、見知った顔を見かける。

「あ、公安の……」

名前はなんだったか。
ど忘れしてしまい、そんな声のかけ方になってしまう。

エルピス >  
 はた、と、少し遅れて声を掛けられた事に気付く。
 振り向けば一度とは言え見知った顔。栞へとにへらと無防備な笑顔を向けた。

「あっ、こんにちは。栞さん。
 えっと、エルピスだよ。」

空閑 栞 > 「そうそう、エルピスさん。
 またお買い物?」

笑顔を向けられ、笑顔を返す。
前回黒いビキニを買っていた少女は、今回何を買うのだろう。
そんな小さな期待を胸中に秘め、そちらに近付いた。

エルピス > 「あ、ううん。ちょっとお散歩してただけだけど――」


  『必見❤ 男の子の心を殺す服❤』

 先程と立ち位置は変わっていない。故に――
 ――いかにも清楚さ可愛らしさを全面に押し出してアピールするような、
 軽いフリルの付いたブラウスやコルセットスカートが飾られているのが見えるだろう。
 先程ぼーっとみていたものは、これだろうか。

空閑 栞 > ちらとショーウィンドウを覗く。
なるほど、この服を見ていたのか。
可愛らしい趣向をしているなぁ。
そんなことを考えていると、謎の使命感が湧き上がる。
───買わせなければ。
前回と同様、迷っているならば手伝ってあげたい。
そう思い、口を開く。

「もしかして、その服見てたのかな?
 可愛いよね、エルピスさんにすごく似合いそう」

エルピス > 「う、うん。謳い文句が目に入っ――もっ、もう……
 ボクにはちょっと可愛すぎると思うし、ちょっと着るには恥ずかしいかも……」

 恥じらいながらも、小さく首を振る。
 長い栗色の髪が、つむじ風のように踊るだろうか。

「そ、それより、栞さんもお買い物?」

空閑 栞 > 「大丈夫だよ、絶対可愛い。
 それに、水着よりは恥ずかしくないと思うよ?」

にこにこと恥じらう様子を眺める。
興味はあるのならひと押しすれば落ちそうだなぁ。
そんなことを考えながら。

「え、あ、うん。夏服を買おうかなって」

エルピス > 「~~っ!」

 水着 のワードに顔を真っ赤にして、俯いてしまう。
 過剰なまでの恥ずかしがりは、栞から見ると不審に思うかもしれない。
 何かあったり、何かしたのだろうか。
 夏服を買う、と答えた栞そっちのけで、顔を真っ赤に俯いて、立ち尽くしている。

空閑 栞 > 「え、あれ、大丈夫?
 水着でセクハラでもされた?」

過剰に恥じらう姿を見て、不審感を感じる。
それほどまでに恥ずかしいことがあったのだろうか。
心配になり、肩に触れようと手を伸ばす。

エルピス > 「あっ、う、ううん、水着ではされてないし、
 そうじゃないんだけど――」

 ちょっと言えないなぁ、と思って困惑する。
 栞の心配そうな素振りを見ると、首を振って否定する。
 心配させてしまったと思えば、ちょっと申し訳無さそうに目を伏せるだろう。

空閑 栞 > 「水着ではってことは水着以外ではされたんだ……
 ほんとに大丈夫?」

何があったのだろう。
気になるが、深入りはしない。
話題を変えるべきか、と思案して自らの頬に手を添える。

エルピス > 「う、うん。悪気があった訳じゃないみたいだから……」

 頬を掻いて困惑しつつ。
 実際には、ちょっとほっぺにチューされた程度である。
 
「……」

 話題が止まったかもしれない。
 視線はちらちらとブラウス&コルセットスカートに向いている。

空閑 栞 > 「悪気がなくてもセクハラはちょっと……」

苦笑を浮かべる。
自身はセクハラをされたことがないだけに、想像で更に悪く考えてしまうのかもしれない。
話題が止まる。

「……あ、そうそう。
 その服を買わなきゃ。ほしいんでしょ?」

視線を追うと、ブラウスとコルセットスカートを着たマネキンがあった。

エルピス > 「え、えっと……」

 言いよどむ。
 男の子の目線としては可愛いなあと思うものの
 女の子として、実際に着るとなると――

「……やっぱり恥ずかしくて……」

空閑 栞 > 「恥ずかしがってたら、着るものがなくなっちゃうよ?
 大丈夫、すぐ慣れるよ。
 絶対に似合うし、着なきゃ損じゃない?」

優しい笑顔で矢継ぎ早に唆す。
また今回も主役はこの子だなぁ。
なんで思いつつ、にこにこと笑っていた。

エルピス > 「も、もうっ……ううん……じゃあ試着だけしてから……
 ……栞さんはどうする?ボクに付きあわせちゃうと、時間取らせちゃうけど……」

 それとも一緒に見るかな?
 そう思いながらも、伏し目がちに栞へ尋ねた。

空閑 栞 > 「うんうん、試着だけでもしてみないと。
 私? 私は……一緒に見ようかな」

夏服はいつでも買えるが、この楽しい時間は今だけ。
こちらを優先するのは自明の理である。
先に行こうと、店の入口へと歩を進めた。

エルピス >  
「あ、う、うん……」

 栞の後ろをとてとてと歩く。
 可愛らしいもの重点なお店なのだろう。
 衣服や小物、ぬいぐるみの全てがキュートな属性を醸し出している。

「わぁ……」

 思わず、と言うか、なんか、声を漏らした。
 可愛いものに惹かれているのかもしれない。

空閑 栞 > 「かわいい……」

そんな感想が口をついて出る。
少女の視線の先には、小さなあざらしのぬいぐるみ。
それに視線を奪われていた。
後ろのエルピスのことは忘れているかのようにぬいぐるみに近づいていく。

エルピス >   
 ぬいぐるみは栞を見つめている――
 ――様に置かれている。
 
 もふもふの素材、持ち心地のよさそうなサイズ、
 そして何より、"だっこして? だっこして?"と訴えかけるような、つぶらな瞳が栞を見つめている――

空閑 栞 > ぬいぐるみの目の前まで来ると、足を止めた。
周囲の目を気にする自制心と、可愛いぬいぐるみを抱きしめたいという欲望。
その2つが栞の中でせめぎ合う。
勝負は一瞬のことだった。
そのぬいぐるみを持ち上げ、思い切り抱きしめる。
言うまでもなく、欲望の圧勝だった。
緩んだ顔で、あざらしのぬいぐるみに頬ずりをする。
エルピスのことは完全に忘れているかのような振る舞いだった。

エルピス >  抱きしめられたぬいぐぐりはもふもふのふかふかだ。
 人をダメにする暖かく柔らかい感触を栞の腕に返す――


「栞さん?」

 ふいに、栞の後ろから、声が掛かる。
 振り向いてみれば、清楚且つ可愛らしさを重点置いた軽いフリルの付いたフラウスと、
 ひらひらとしたコルセットスカートを身に纏った可憐なエルピスの姿を見て取れるだろう。

「え、えっと、どうかな……」

空閑 栞 > 「しあわせ……」

心底幸せそうな笑みを浮かべて頬ずりを続ける。
柔らかな感触が栞を天国へと導くかのような錯覚をさせる。
我を忘れて抱きしめていると、後ろから声がかかった。
頬ずりをやめ、胸元にそれを抱きしめて振り向くと、そこには試着をしているエルピスの姿がある。
なるほど、可愛い。

「うん、可愛いと思うよ。
 私の見立ては間違ってなかったね」

エルピス > 「も、もうっ……
 着心地もいいし、ちょっと恥ずかしいけど、買っちゃおうかな……」

 うん、と一つ頷いて試着室に戻り、元の服に着替える。
 店員に渡してさっくり会計し、袋に入れて貰った。

「おまたせ。それにしても栞ちゃん、
 さっきすっごい幸せそうな顔してたよね。えっと、この子かな……」

 バッチリ見てました。
 エルピス自身も同じぬいぐるみの色違いを抱いてみる。
 あ、凄く良い。思わず頬が緩んだ。

「えへへ……」

空閑 栞 > レジに向かうエルピスの背を見て、にやりと笑う。
計画通り。
やはりこの子なら買ってくれると思っていた。

「み、見てたの……?」

人目もはばからずにしていたのだから当然である。
先程までの自分の姿を思い出して赤面。
耳まで赤くして、ぬいぐるみに顔をうずめた。

エルピス > 「う、うん。」

 色違いのぬいぐるみを抱いたまま、苦笑気味に頷く。
 凄くとろけてた気がする。栞さん。

「……だ、だいじょうぶっ、ほら、ボクだってぬいぐるみ大好きだし……」

 にへら、と笑って再び手元のぬいぐるみを抱きしめる。
 尚、元男。

空閑 栞 > 「はずかしい……」

ぬいぐるみから顔を離し、小さく呟く。
目尻には小さく涙が浮かぶ。
人の前ではある程度取り繕っているだけに、余計恥ずかしかった。
励まされていることも余計に恥ずかしさを際立たせ、エルピスに背を向けてしまう。
そのままレジへと歩き始めた。

エルピス > 「ご、ごめんね……な、泣かせるつもりじゃなかったんだけど……
 ……えっと、その……なんでもするから……ゆるして……」

 不安そうに、目尻に涙を浮かべた栞を見つめ、レジへ歩き出した彼女を眺める。

 

空閑 栞 > レジへと向かう途中にピクリと耳が動いたような気がする。
素敵なワードが聞こえた。

「今なんでもするって……」

振り向いて満面の笑みを浮かべる。
先程までの表情は演技だったのかと疑ってしまうほどの笑顔。

「言ったね?」

不敵な笑みを湛え、じりじりとにじり寄る。

エルピス > 「ぁ、う、うん……言ったけど……」

 笑顔になってくれたのは良かった。
 けど、なんかちょっとだけ怖い。

 無意識の内にじりじり下がるが、直ぐに壁へと当たった。

空閑 栞 > 笑顔でにじり寄ったはいいが、何をしてもらうから浮かばない。
なんとなくそんな雰囲気かな、と思ってしてしまった。

「えーっと……それじゃあ……」

目の前まで近付くと、頬に手を当てて思案する。
しかし、何も思いつかない。

「今度考えるから、ツケといてもらえる?」

少女の結論は、先延ばしだった。

エルピス > 「う、うんっ。ボクに出来る事ならなんでもするよ。」

 にぱっと微笑んで、一つ頷く。
 何でも言うこと聞いてくれそうです。

「え、えっと……次は栞さんの服も見ちゃう?」

ご案内:「商店街」に空閑 栞さんが現れました。
空閑 栞 > 「よしよし、メモしなきゃ」

スマホを取り出して何かを打ち込む。
内容はもちろん、なんでもしてもらえるというメモである。

「うーん、どうしようかな。
 私は今度でもいいけど……」

エルピス > 「あっ、スマホ。
 ……よかったら、連絡先交換しないかな?」

 おずおず、と、スマホを見れば訊ねる。
 エルピス自身も、スマートフォンを取り出すだろう。

「うーん……じゃあ軽くだけ見ちゃう?
 一応、栞さんはおようふく見に来たんだし……」

空閑 栞 > 「あ、そうだね。
 遊ぶ約束とかもしたいし」

自分の電話番号をスマホに表示させ、エルピスに見せる。
なんでもの内容が決まれば呼び出そう。
そう内心で呟く。

「うーん、そうしようかな……
 いい服があるといいんだけど……」

エルピス > 「うんっ。ボクも栞お姉さんとまた遊べたら嬉しいし……
 とりあえず、軽く見ていこっか。どんな感じの服を探していたの?」

 にこにこ、と笑みを浮かべる。

空閑 栞 > 「そう言われるとちょっと照れるね。
 うーん、派手すぎないくらいの夏服、かな?」

特にこんなの、というイメージはなかった。
とりあえず涼しげで派手すぎない。
それさえ守っていればなんでもいうというのが少女の本音だ。

エルピス > 「そっか、となるとここじゃ目立ち過ぎちゃうのかな……
 と、とりあえず。外でよかっか。」

 可愛らしい色が強い分、派手ではないが少し目立つ。
 ちょっと合わないかな、と思案すれば、出口へと歩くだろう。
 

空閑 栞 > 「落ち着いた服がありがたいかも。
 あ、待っててね。これ買ってくるから」

そう言っていそいそとレジに向かい、あざらしのぬいぐるみを購入。
嬉しそうに笑顔を浮かべてエルピスの近くへ戻る。

「それじゃあ行こっか」

今の店から出て、他の店へと向かった。
どんな服を買ったかは、また別のお話。

ご案内:「商店街」からエルピスさんが去りました。
ご案内:「商店街」から空閑 栞さんが去りました。
ご案内:「商店街」に蒼穹さんが現れました。
蒼穹 > (海開き。辺りは既に、わいわいと水着水着と慌ただしい。たまに見る女子高校生の群れみたいなものがきゃあきゃあとはしゃぎながら何か買い物をした帰りみたいな姿を最近よく見かける。気がする。)

(7月10日。海開き?関係ないね。)

(少しひん曲がった思考で、目的の店を目指して、商店街の道を歩く、そう…海だ海だ浜だ浜だというけれど、別に海だからといって泳ぐだけが楽しみではあるまいて。)

(私は―――)
花火っ!…あ。
(ついつい零れる大きな独り言。―――とまぁ、これくらいには楽しみにしている物がある。といって、打ち上げ花火とか大それたものは出来ないのだが。浜辺でパチパチと綺麗な火花を散らすのも趣深かろうて。)

蒼穹 > (さて、何処に向かうべきかと考える訳だが。この季節になれば大方何処にでも花火と言う代物は売っているとのことらしい。)

(コンビニだろうと、スーパーだろうと、ホームセンターでも売っている等と言う。ところでホームセンターとは何ぞや、なんて他愛もない思考の末、いつになく人並みのゆったりとした足取りで案の定と言った具合に信号にギリギリアウトな形で引っかかる。)

…うわ。
(さっききり変わったばかりの赤信号。こういう場合、大分と待たされるのが世の常。腐っても一応人間が多い社会に溶け込んでいる邪神である、面倒くさいし時間の無駄なのだが一応信号待ちをしなければなるまいか。足踏み半分に時折あっちの、さっき青になった信号に一瞥を遣ったり。はてさて退屈な時間が始まりそうだ。)

ご案内:「商店街」に綾瀬音音さんが現れました。
綾瀬音音 > (学校から帰る――と言う時間には遅いが、あちこち寄り道をしていたのだから仕方がない。
開拓村に帰ろうと駅に向かっていた所で、見えた青い髪に目を細めた。
あそこまで綺麗で長い青い髪には中々巡り会えない。
丁度赤信号で立ち止まっているし)

おーい、ソラちゃーん!

(他人の迷惑になるから、あまり大きくはない声で後ろから友人を呼ぼうか。足早に近づいていき)

蒼穹 > ん?…あ…っ。
(聞き覚えのある声が。退屈な赤信号と車の干渉を止めれば、とんとんと言った具合のツーステップで向き直って半ば解放感ににも似たような笑み向けて、気兼ねなく小さく手をふりふりと。)

やっほー、おとちゃん。今帰りー?じゃないかな。…っていうか、どこ行くのー?
(信号待ちで退屈だったので、自身からも近づきながら。時計を見ずとも、随分と遅い時間な気がするのだけれど…。)

綾瀬音音 > (友人が振り返れば、此方も手を振り返す。
そして、お互いが丁度いい位置で立ち止まるだろうか)

いや、今帰りだよー。
って言うか、今まで寄り道してただけなんだけどね。
1回帰っちゃうと中々出てくるの大変だし。
(学園制服であるのを見せるように軽く両腕を開く。
だから、家にはまだ帰ってないんだ、と小さく笑う)

そう言うソラちゃんは? 今からお出かけ?
(等と訊ねつつ、立ち話するならと少し道の脇に移動しようか。
通行の邪魔になるのは本意ではない)

蒼穹 > (二歩半くらいの距離。暗い中、目視し合うのも、表情を見せ合うのも容易な程度。)

ほうほう。…ん?ちょっとまてよ。
そういえば前に同棲し出しただの何だのと聞いていたけどもー…ふむふむ…。
(今帰りと言う事を見せつけられれば、なるほどなるほど、と妙にゆったりゆったりと、彼女の表情を見遣りながら幾度も頷いてみる。その表情は、悪戯心満載な半笑いといったところ。)

んんー…そだね。お出かけって言うか。
まー、夏だからさ。花火したいって、花火。それも原始的なヤツ。ってことで、ちょっと早いけどそれの買い出しにねー。
あ、良かったら一緒に行く?
(なんて言いながら、ちらっと先刻の信号を伺う。「うん、まだ赤。」と独り言ち、小さく頷けばそそくさと道脇に付いて、彼女の横へと。)

綾瀬音音 > ……知ってましたか。
玲刃君かなぁ、まだ誰にも言ってないし。
や、うん。
はい、同棲、してます……。
(何度も頷かれると思わず赤くなりながら。
こう、人からそう言われると妙に照れくさくて恥ずかしい。
左手を見れば、白崎と同じ意匠のリングが見えるはずだ。
半笑いをみれば、恥ずかしさから思わず下をみてもじもじした)

あー、花火かぁ。いいよね、花火。
皆でやったら――……って前にも言った気がするね。
行く行く、どうせ玲刃君も帰ってくる時間決まってるわけじゃないしね
(この前の邂逅を思い出しながら、そう言って笑う。
そして一緒に行く、と言われれば頷いて快諾した。
一応、気にしそうなところは先回りして言っておこう)

蒼穹 > …ああうん。そう。…んまぁ…この間ね。レイハと遊んでもらったってゆーか。
その時に聞いた。
って言うかっっ!!ああ、そう。結婚、するのね。…や、やっぱり!
(あつあついちゃいちゃな空気が二人そろってもないのに漂ってくるとは一体どうしたものだろうか。俯く初心な反応に、ペアリングと思しき指輪。邪神たる己もこれには苦笑いまで滲むばかり。この様な反応は可愛らしいものだが、彼氏の方も彼氏で随分初心な反応だったと記憶している。まあ兎も角、末永くお幸せにと願わんばかり…厳しそうだけれど。)

そうそう…ま、海ってったって泳ぐだけじゃあないからね。砂浜でやるのが絶品らしいよ。
皆でやりたいよねー!ってね。…お、来る?良いねー…じゃあ行こうか。
何処に行くか分かんないけど、その辺のスーパーにでも売ってるでしょ。
(なんて言えば道脇から数歩外れて、相も変らず赤い光を漏らす信号機の先、三つ目か四つ目あたりにある大柄で赤い屋根の目立つスーパーと思しき建物を遠目ながら指差して。)

綾瀬音音 > ああ、そうなんだ。
いやまあ、隠してるってほどのことじゃないしね。
………結婚までは――まだ考えてないけどね。
(別に共通の友人には嫉妬したりしないので、遊んでもらってた、っと聞けばあっさりと頷いて。
ハードな遊びだったとは気づいていないよう。
結婚については、ちょっとだけ苦笑する。
まだ考える歳でもないけれど、いつかは――と思わなくもないけれど。
然し、そもそも出来るのか結婚、彼の戸籍がどうなっているか、この少女は知らない)

だよねぇ、もう最近水着買おうか本当に迷ってて!!
砂浜の花火もいいよね、水すぐ有るから火事の心配も少ないし。
問題はメンバーだよねぇ、本当に共通の知り合いって前上げたくらいしか知らないんだけど。
そうだね。じゃあ取り敢えずそこに行こうそこに!
(指さした先を見ると頷いて。
この時期なら何処にだって売っているだろうから、あまり細かくは考えていない。
信号も程なくして変わるだろう)

蒼穹 > …うん、その…もう私には突っ込みきれないけども…そう。いちゃこらしてそうだなぁ。羨ましいやら、そうでないやら。
あれ?そうなの?…んもう、お揃いにそんなの付けてるんだから紛らわしいよ、てっきり…。
ああでも、何だっけ。関係が行きつくところまで行きついた的な事は聞いたんだけどー…。
(人差し指で顎をすりすりとしては、じーっと、表情を伺う様な目線は変わらぬままに。はてさて、ハードな遊びで恋人の骨を折った鬼畜がこんな所にいるわけだが、回復魔法と言うものが実にありがたいことを、己は知らぬままここに降り立つ。)

あれ。そう…泳ぐ派かな?私はあんまり泳ぎは…って感じかなー。
そういう事ー…んでも、いいんじゃない?
後は…そだねー…そもそも私の知り合いがあんまり居ないっていう点があるかも。
ん、じゃ決定ねー。
(数拍足踏みした後、信号機があちらこちらと変わり、漸く青になる。じゃ、行こうか、なんて囁けば人の濁流に合わせてゆったりと長い歩道を歩いていく。)

そういえば、結構お久しぶり?以来何かあった?無事にしてる?
(この間の件もあって、色々と危なっかしい気がしてならないので、歩きがてら横目で一言。今は無事みたいだけれど、気になる。)

綾瀬音音 > そ、そこまでイチャコラはしてないよ!?
いやまあ、その、ええと――一緒に住んでるから、それなりにはしてるかもしれないけど……。
それに玲刃君まだ18歳なってないんじゃなかったかなぁ。
戸籍もどうなってるか解らないしね、マジな話だと―――――っぶ!!
(伺われれば真っ赤になりしどろもどろになりながら。
イチャイチャしている事は否定出来ない。一緒に住んでるから、しない方がおかしいだろうとか。
結婚についてはマジな話も交えたが、行き着く所の話になれば吹いた。
そりゃもう盛大に)
ちょ、玲刃君何でそこまで言っちゃうかなぁ……!!
あの朴念仁、バカ―!!
(と、ドコゾに向かって吠えつつ。多分彼には届くまい。
まあ、ハードな遊びの内容を聞けば眉を寄せただろうが、しかたがないなぁ、と困ったように笑ったかもしれない。
一方的に友人が仕掛けたなら兎も角、同意の上であるのなら、そこまで言うことはしないだろう)

泳いでもいいかなー派かなぁ、どっちかって言うと。
泳げないとか? ソラちゃん。
きっと海辺なら涼しいし綺麗だよー。
ん……私もそこまで多くはないかなぁ。共通の知り合い、かぁ。
(ウンウン考えつつ、頷いて。
信号が変わればうん、と頷いて並んで歩き出した)

そういえばそうだね。
それこそ、同棲はじめたくらいだよ、変わったことって言ったら。
私自身は無事だけどね、玲刃君は色々してるんじゃないかなぁ、良く呪符作ってるし
そっちは? 何か面白い話無いのかな?
(と、語りながら。自分自身は特に危険に首を突っ込むわけでもないので、特に問題はない。
白崎に関してはまあ、何かしら突っ込んでるんだろうなぁ、とそんな口調。
あまり詳しい話は、聞いたり聞かなかったり――聞かないほうが多いか)

蒼穹 > いや、してるでしょ。はぁ、まったく、青春してるねーっ♪
…ん?18歳にならなきゃ結婚できないのは人間社会のルールでしょ。
そういえば、レイハの父母は…っていうか、私にゃおとちゃんの戸籍も分かんないよ。
あれ?…恋人なのに分からないの?
(なんて、きょとんとしながら話を続けるのだが、青信号、人の濁流に飲まれ歩きながらも噴出する彼女。どうしたのだろうかとちらり伺う表情。若いねぇ、と口の端を緩く曲げながら微笑ましいのだか悪戯心なのだか、その中間の様な表情を浮かべてその様を見遣る。おっとと、と逆方向からの人だかりを器用に斜め歩きで避けながら、真っ赤な顔を見逃すまい、とにやにやして。)
…ふっ…若いねおとちゃん。
(人の濁流が彼女の可愛らしい黄色い咆哮で裂けた。モーゼの様だとそれは置いておいて、やっぱり可愛らしいものだと至極楽しそうに。して、人だかりが避けて出来たスペースをくるりと見遣る。「うん、十分。」と独り言ちれば、歩く人に迷惑がかからないタイミングで無意味に己の青い髪をばさりと薙いで、キメ顔―――といっても、ここでもにやけ半分だけれど―――でついに心中に秘めた事を、そちらに向き直って言った。やっぱり邪神様は腐っていました。)

…んんー…まあ、その。あまり得意ではないかなぁ?好き好んで泳いだりは
戦闘沙汰の多いレイハはさておき…東雲君は結構多そうかもね。
(さて、先程の無駄にキメたどうさをそそくさと止めれば進行方向を向いて歩き出す。間もなく横断。)

あれ、そうなんだ。ってそれ大分変わったことだと思うけどな。
無事にしてるなら何より、だよ。…レイハは前に見たけども、かーなり危なっかしい性格だね。
本当失敗したら危険な事ばっかりだよ。ま、戦闘沙汰っていうのは本来そういう事なんだろうけど。
ああ、例の呪符ね…見た見た。便利だけど、それ故に過信したら危ないよあれも。…って本人いないけどね。

んー…私?
そだね、ちょっとお友達に御料理教えたりとか?
ちょっとお友達と模擬戦やって二回連続同じ相手に負けたとか?
…こんなとこかなあ…。
(負けたことに関してはかなり悔しそうだった。さて、そのまま真っ直ぐと三軒ほど歩みを進めれば、間もなく目当てのスーパーの前に。「いこっか。」と言えば自動ドアの方へと。)

綾瀬音音 > うぅうううぅぅ……はい、して、ます……。
いやまあそーなんだけどね。事実婚っていうのも確かにあるけど、基本的には紙切れ一枚で確定するものだよ、やっぱり。
それに、お互い学生だし、恋人で今はいいかなぁって。
……や、玲刃君のは私が勝手に言っていいか解らないから言えないけど――私は普通に国籍本籍共に日本だよ。住所は常世島だけどね。
うーん、書類上どうなってるかまでは聞いたことないしなぁ……必要なかったしね
(などとちょっと真面目なお話も交えつつ。吹き出したのに何か微笑ましい物を見るような表情で見られてしまった。にやにやされたのに気づいて口をパクパクさせた)
……うぅうううぅう……そこまで言わなくてもいいのにぃ……。
あんまり誂わないでよー、もー
(人並みが裂けたことに申し訳無さで少し俯いたが、髪の毛を掻き上げる姿をふてくされて見た。
にやけたキメ顔が憎らしい‥…っ!!
顔がやっぱり赤いままだ)

そっかー。じゃあ無理することもないよね、遊びなんだし。
戦闘沙汰……。まあ東雲君はそうっぽいよね。性格的にも友達多そう。
(横断歩道を渡り終えて、次の歩道を歩きながら)

まあ、そうなんだけどね。とっておきの情報にはならなかったし。
……本当、最近はそうでもないけど、会う度に怪我してたし。
時々心配で押しつぶされるんじゃないかって思うけど、信じて待つって決めたからね。
……私はさ、あんまり戦ってる所見てるわけじゃないけど、そうなんだろうなーって事は解るよ。
怪我とか軽く考えすぎてるんだよ、本当に
うん、本人に伝えておくよ。折角友達が心配してくれてるんだしね
(と、彼氏に関してはそんな愚痴のような、ノロケのようなお話)

料理できるんだ、ソラちゃん。
わー、それは悔しいかも! 今度リベンジしないとね!!
(その料理を教えていた友達は共通の友人だったりするのだが――知ることは今はなく。
悔しそうな様子には煽るような発言。
だね、とスーパーに入れば、割りと解りやすい位置にあった花火コーナー。
種類は結構多い)