2015/09/12 のログ
■蒼穹 > 戦《や》るか。良いぞ。このトチ狂った店ごと辺り一帯消し飛ばしてやる!
(人の話を完全にスルーして堂々と店内でアホみたいなことを言った。
迷惑千万。クク、といつにない悪辣な笑顔で応戦。物怖じを知らないのも考え物。
青筋は見えないが、不自然な程の笑顔はいつぞやの好戦的なソレに似ている気がした。
さっきから迷惑行為ばっかりで店員の視線が痛いが気にしない。)
いやぁ…ほら。チェーンソーってさ…良いじゃん?
(から揚げを口の中に放り込めばさっさと咀嚼。
肩肉がトロッとした油を流す串を摘み上げればそれをチェーンソーに見立ててニヤリ。
多分何を考えているか伝わらないジェスチャーと言葉であろう。
本人も何を考えているか分かっていなさそうである。)
…ふうん。
避けたい相手、ね。それ…もしかして、ドッペルゲンガーってやつかな。
(串に付けられた幾つかの肩肉をすぐさま払いのけるかのように食い払えばのみこむ。
まるで早食い大会の選手みたいに。
避けたい相手と言われれば、何となくだが思い当たった。)
うんうん――…はい?
寝泊りかぁ…。部屋…う、ううん。私有地はない事もないんだけどなぁ…。
(何だかあれ?何か次々要求されてるけどこれでいいのか?と思うがもう気にしない。
助手が増えるのだからそれはいいとして。
己の私有地には屋根がない。あまり人が寄り付かないが凄く寂れてる。
…家でも建てた方が良いんだろうか。念願のマイホーム代は…。
財布を弄るが、しかし家を建てられる程のお金もなければ、そんな便利な能力もないのだった。
といって、そもそも休んだり寝たりする必要がほぼない生態なので家なくてもいいのだが。)
■迦具楽 >
「……はいはい、また今度ね」
【そこで乗らないあたり、多少迦具楽のほうが今日のところは落ち着きがあるといったところか】
「……まあ」
【聲が「浪漫だ! 浪漫だ!」と叫んでいるが、知ったことじゃない。
ジェスチャーで伝われというのも、中々無茶な話だ】
「ドッペルゲンガー、ねえ。
似たようなものかしら」
【早食いのごとく食べる相手に、もう少し味わえよ、といいたくなるが。
そこにあまり口出しするのは無粋だろう、と。
自分の食事に集中して、味わっていく】
「え、なに、土地持ってるの?
なら家とか建ててもいい? 小屋くらいでもいいんだけど」
【そして私有地があると聞けば、既に使わせてもらう前提で話を進めだす。
場所さえあれば、小さな小屋くらいはいくらでも作れるのだ】
■蒼穹 > …はっ。意気地なしめっ!
(そういう問題ではない。)
…まあ、何さ。チェーンソーっていいじゃん。
こう…ドゥルルルルルン!キュイイイイイイイイン!!!って。
(何か人間の舌の回り方じゃない声の出し方による擬音語で訴えかけるが多分それも通用しないだろう。
チェーンソーはロマンである。)
ふうん…。
(それで?とでも言いたげな目線を遣る。似たようなもの、で留めて深い事情は話さない様子ゆえに。
聞いたところでなんてこともないし、多くを語りたくないのならそれでいいが。
また肩肉が刺さった串に手を伸ばした。ついでに運ばれたコーラをごくごく。
気持ちよさそうにぷはぁ、と一息。)
…ああ。…ええと。まぁ、いいよ。その…ほとんど叢だけど。
あの、黒い祭壇ってか石っぽいのあるけどあれどけたりしないでね。
(殆ど使ってない私有地。土地を買うのは数十万で済んだが、建築費が高かった。
数千数百万である。なんというか、世知辛い。破壊神って退廃的である。
さて、どうしたものか。地図でもかけばいいのだろうかと考えながら、鞄を弄り始めた。)
■迦具楽 >
「……ああ、うん、そうね」
【コーラなのに酔ってるのかなコイツ、という顔で相槌もそれなりだ。
ああ、軟骨入りつくねの食感が楽しい】
「……会うとどうなるか、ちょっとわかんないのよ。
だから学園にはちょっとね」
【ソレが理由の一つ。
他にもまあ、いくつかあるが……全てが解決してから、となれば何時になるだろうか。
ウーロン茶を一口飲めば、同じようにふう、と息をついた】
「はーい、そのへんは気をつけるわね。
いやあよかったー。何時までも神社に住んでるのもどうかなって思ってたし、助かっちゃう。
……それで、とりあえず手伝うのって例の二人を見つけることかしら?」
【手品のように手を握って広げると、創られたのはメモ帳とペン。
それに書けといわんばかりに差し出した】
■蒼穹 > あの…酔ってないよ?
いや、確かに酒癖は悪いけどさ。
(読心術でも使ったのだろうか。そこそこにとどめられた反応の裏に隠れた感情が見えた。
尚、コーラにアルコールは入っていない。うめしそが乗ったささみに手を掛けた。
ちょっとした酸っぱさが良いものだが、味わってる風にも見えずぱっぱと食してしまう。)
…ああ、そういうね。
(本人もどうなるか分からないなら仕方ない。語るに語れないのだろう。
ドッペルゲンガーと鉢合わせしたら死ぬと言うらしいし、気が気でないのかもしれない。
といって都市伝説。多分お互い鉢合わせてどうなるか分からないと言った状態なら、
何も起きないというオチで終わりそうだが。
…そういえば、暫くあってないが、もう一人の方は普通に学園生活を送っているのだろうか。)
あのキミねぇ。
うおっ?!…べ、便利だねー。これ、インクでるの…?
何か羨ましい。そうだね、っていっても気まぐれで良いよ。
あと英霊とか名乗ってるふざけた快楽殺人者見つけたらマークしといて。
『シーフ』ってのもその一人みたい。
(暫く、差し出された物を不思議そうに見て、凍結する。
それから、目が覚めたようにまた動き出して慌てたように受け取った。
サラサラと創られた紙面の上に試し書きでクルクルと円を3つ描く。
インクが出ればまた目を丸くして。
それから、雑多ながらも本人なりに苦心したらしい地図が出来上がり。
宗教施設群の隅っこの方の、祭壇とも思えぬ祭壇の位置を書き記しておいた。
…ペンは、このまま持っていって大丈夫なんだろうか。それとも、使い終わったら消えるんだろうか。
興味津々と言った様に創られたペンを見ている。)
■迦具楽 >
「酔ってなくてその調子なら、ソレはそれで問題だと思うけど」
【絶対に一緒に呑むのはやめようと心に誓いつつ。
鶏わさ食べたいなあ、と思ってみてみたらあるじゃないか鶏わさ。
箸で摘んで食べてみれば、わさびがツンと来てすっきりとした味。
飲み物がウーロン茶なのが本当に寂しいところだ】
「そ、ソウイウの。
会って結局何もなかった――で済めばいいんだけどね」
【昔は平気だったけれど。
それもヒト型になる以前だ。
今となっては――どうなることやら】
「ソレくらいの小物なら、まあいくらでも。
その分お腹はすくけどね。
……しっかし英霊ねえ。
自分から名乗るって随分頭が悪い感じ」
【英霊とは、死者への敬称だ。
自ら名乗るようなものじゃあないはずなのだが】
「ああ、それはあげる。
メモだけ頂戴。……って、こんな所にあるんだ。
祭壇があるって事は、誰かに祭られてたりするの?」
【そういえば相手は破壊神だったか、と。
神格を持つものの祭壇となれば、祭る者がいるんだろうと当たり前に考えて】
■蒼穹 > あっはは、もし酔ったらさ…介抱してよ?
(尚酒癖は最悪なので注意が必要。
気分次第で既に依ってるのと同じくらい破天荒なのは気紛れであるが故。
氷で水かさが増されたコーラはもう既に空だった。
が、飲み放題なのでまたもう一杯もらえば良い。)
ん、じゃあいがみ合ってるってわけじゃないんだ。
さぁ、そもそもキミらの関係知らないから何とも言えないけど…。
あー、聞いた話姉妹なんだっけ?多分嘘だろうけど。
(合ってみないと分からないと、そんな事を言える雰囲気でもなさそうだ。
偶然会うこともまずなさそうだし。)
ふーん。…便利だね。一体これどうやってるんだろ。
(クルクルとペンのあちらこちらの様相を伺う。ペンそのもの。
転移してきたわけではなく、目の前で創られたのだから驚きもの。
興味は尽きぬ様子。)
ああ、と。一人と会ったけど、そいつは実際頭が悪かった。
けど、頭良い奴もいるみたい。リーダー格とか、ブレインとかそんなやつね。
七英霊の一人って名乗りから察するに七人いる…のかなぁ?
(とん、とん、とペンで髪をくるくるしたり、おでこを突きながら眉あげての思考。)
…ありがと?
(ペンを貰ったがこれって御礼言う程の事なのだろうか。一応御礼は疑問系にて。)
ん、どうだったけ。昔真っ当に神様やってた頃は祀られてたんじゃないかな?
今は信仰の残りカス位なものかも…?…忘れちゃったけど。
ただ、何となく寂しいから形だけ、ね。
(思い出してみるが、とうの昔の事。あったかどうかも分からないので、忘れたとしか言えずじまい。)
■迦具楽 >
「えっ、やだ」
【即答。
絶対面倒くさい。
呑む時はなんというか、面倒な一切を気にしないで呑みたいのだ】
「そうねえ、少なくとも私は……気に入らないけど、わざわざ事を構えたいわけじゃないし。
姉妹って言うのも、あながち嘘じゃないのよね。
私のベースは、アイツの魂で出来てるわけだし」
【見方によれば、魂を分けた双子とも、もしくは親子とも、言えない事もないだろう。
まあだからこそ。
同じ魂を核に持っているからこそ、会った時に何が起こるかわからないのだ。
自己が薄かった昔ならいざ知らず。
今は互いにどんな影響を与えてしまうか、まったく予測がつかないのだ】
「私を構成してるエネルギーは、どんなものにも変換精製できるの。
だから構造や、作り方がわかればこれくらいわね。
創っただけエネルギーを使うんだけど」
【『その分は食べればいいから』と、言いながら新たな串を手にとった】
「七英霊ね、覚えとく。
そう無いとは思うけど、もし見つけたら殺さずに生け捕り?」
【会えるものなら、会って見たいものだが……その可能性はかなり低いだろう。
とはいえ、皆無ではない以上、一応方針を聞く必要がある。
あくまで助手なのだから、雇い主の方針には従わなければいけないのだ】
「どーいたしまして。
……ふうん、じゃあ今は信者の一人も居ないんだ。
寂しい神様ねー」
【自分も神格持ちだって事は、この際高く高く棚に上げておく。
……まあ、元の神格はそれなりに信者も居るわけで、その恩恵を間接的に頂いていたりするのだが】
■蒼穹 > 拒否権はないッ!
(即答を見越した即答。燕返しの如く返答する。
曰く拒否権はないらしい。)
…気に入らない。ね。何かあったのかなぁ…。
同じ魂って…それは姉妹じゃなくて同一人物でしょうが。
よく分からないけど、血がつながってても魂は別個の物だって私は思ってたけどな。
その辺りの解釈や、実体は…違うんだろうね。それぞれの世界で。
(命や魂について、触れてこないわけでもないし、記憶がないわけでもない。
が、何となく己の知っている事とは違う様な気がした。
といって些細な事だろう。互い生きている世界そのものが違うのだから、
命の概念もまたちょっとずつ違っていようか。)
便利だね、本当に。…エネルギーをそうやって変換できる能力かー。
私もほしいな、そういうの。
(少々青い目を爛爛とさせながら、物欲しそうな憧憬の眼差しを向けた。)
そうだね。
ああでも…何か逃げることに特化した能力があるみたい。
情報が少ないから微妙だけど、やむを得ないなら最悪殺しちゃっても問題ないと思う。
ほっといたらもっと大勢何ら罪のない民衆が死ぬだろうからね。
…民衆を守るとか柄じゃないけどこれでもくそったれの正義を騙るゴミ組織の犬なんだ。悲しいね。
(その方針は微妙だった。風紀委員という漠然とした組織に毒づきながらつくねに手を伸ばす。
大きい。ふんわりしているけれど、仲間で噛めばじゅわっと、肉汁が溢れる辺り侮れない。
もう一個貰っておこう。)
うるさーい。もう神様やめて邪神様にジョブチェンジしたからね。仕方ないんだ。
いや昔神様してたとき信者居たかって言ったらそれも微妙だけど。
…まぁなに、…一人くらい訪れてくれる人は居たけどね。
信者なんてもん、こんな辺鄙な島じゃ集めるに集めらんないでしょ。
(実際宗教かどうかも微妙なのだが、括りで言えばその辺が妥当なのだろうか。
学生街とかに比べて穴場でもあり、宗教施設群の土地が他より安かったのもある。
因みに住居としては機能していない。ぺんぺん草でも生えてそうな原っぱ。)
ご案内:「商店街」に蒼穹さんが現れました。
■迦具楽 >
「うへぇぇぇ……」
【あからさまに嫌そうな顔をして、嫌そうに声を漏らす。
しかし、酔った雇い主の面倒を見るのも仕事の内だとすれば、やむ得ない。
まったく、不本意なのだけど】
「元は同一、だったのかな。
私のほうは多少なり変質しちゃってるから、大体姉妹であってるわよ。
むしろ血縁のほうなんかは、まったく一つも無いわね。
ちなみに私が生まれたのは三ヶ月前よ」
【考えるほど、自分が何者なのかわからなくなってくるが。
少なくともまともな生命じゃないのは、間違いないだろうけれど】
「これは私自身がエネルギー体だから出来ることなんじゃないかしらね。
私からすれば蒼穹のとんでも魔術のほうが欲しいわよ」
【ものほしそうな視線に肩を竦めて見せた】
「逃げることに特化した、と。
りょーかい、心優しい邪神様のために、民草を守るお仕事させてもらいましょうね――あ、ちょっとそのつくね半分よこしなさいよ」
【最後のつくねを半分要求しつつ。
ちゃんとわかっているのかどうか、からかう様な調子で返した】
「……いいじゃない、一人でもいるんなら。
邪神でも神様なんだから、ソレらしく応えてあげなさいよ」
【話ながらもメモを眺めて、さて、この土地にどんな家を用意しようかと計画を立て始める。
もしかしたら、小屋程度じゃすまないかもしれない】
■蒼穹 > …まぁ、その…コッチでお酒飲むのはあれみたいだけど。
幽霊風紀で顔通してある回転寿司でなら飲めるよ。…カグラもね。
(因みに、彼女がお酒を飲めるかどうかは知らないが、何となく飲める気がすると思う。
…アルコールっていうか、どっちかっていうと異世界品の酒を嗜んでそれで酔うし、
酔っ払いのメカニズムも人と違うがこれもまた些事。
ともあれ、あからさまに嫌そうな様相を露呈してくれた助手に朗報とばかりに告げた。)
さぁ…?
クローン体作って別の環境にほっぽりだしたって感じかな。
…成程道理で小さい訳だ。
(そういう問題ではなさそうだが。
半笑いな表情にて失敗を繰り返すのは多分故意なのやもしれない。)
いやあの、私だって広い意味ではエネルギー体なんだけど。
つっても、カグラは本当解かりやすいエネルギー体だよね、多分熱エネルギーの何かでしょ。
(何か。
彼女自身に何者か分からないなら、己にも彼女の正体は分かりやすいけれど何かとしか言えない。)
まぁ…あれは、ちょっとした私の特権?みたいなもんだから。
つっても禁書庫に模造魔術ならあるし、私のアレ真似した教師もいるけどね。
(マイナーだが、使う人はいる模様。)
多分魔法じゃないから。多分だけど…あの逃げる能力は鳥が飛べるのと同レベルかな。だから異能でもない。
英霊が英霊だから使える能力、なのかもね。
使用に制約はあるみたいだけど、よみが間違ってなければ完全に気配と実体を消す能力だと思う。
今度この辺の学生街で弓持った狂人が居たら教えてほしいな。…あのまま消えてくれてりゃいいんだけど。
ふー…そりゃ皮肉かい。ホラ、もってけ給料泥棒めー。
(食べかけだったが、綺麗に奥側の肉半分だけ残してつくねの刺さった櫛を向けた。)
…そうだね。
あの時は、…答えられなかったかな、結局。
でも、誰かが代わりに助けてハッピーエンドだったよ。
(さて、あれはいつの頃か。先輩を助けてくれと、少年にそう懇願されたあれは。
何だかんだ、探し回ったり、逃げ回ったりしているうちにほとぼりが冷めた。
その先輩は無事に帰って来て、別の人物が挺身して守って。…頼まれておいて申し訳ない気がした。
…どうも、縁とは奇妙なもの。ここにいる少女がくっついて懐いているのがあの少年。
この島は広い様で、結局狭い。少々だけ気分が憂鬱になった。)
■迦具楽 >
「……ふうん。じゃあ、その時は少しだけ覚悟していくことにするわ」
【なかなかに悲愴な覚悟だったが。
酔っ払いの面倒を見るのは辛いぞ、と。どの聲も訴えてくるもんだから嫌にもなる。
ちなみに、アルコールはエネルギーへの変換効率がよいため、非常に好むところだった】
「よーし、今度機会があったらぶん殴る。
クローンね。それだったらまだ、わかりやすくて助かるんだけど」
【だとしたら、最初から人間の形をしていただろうから、きっと違うのだろうが。
――つくづく、なんなのかしらね】
「ソレを言ったらどんな生き物だってエネルギー体って言えるじゃない。
そうじゃなくって――これが、元の私。
これを今のカタチに精製して固定してるから、人間みたいに見えるけどね」
【そう言って手の平から滴るように小皿へ落としたのは、黒色の液体。
それは『全てになりえて、何ものでもないもの』。
『原初の混沌』とでも言うべき物質だが――ソレを知る術が目の前の邪神にあるかどうか。
特別触れたところで何の害もないが、触覚では熱くもなければ冷たくも無い、奇妙な液体として感じられるだろう】
「そっか、神様特権なら仕方ない。
魔術を学びたいってわけでもないし……。
なるほどそういう類なのね。
魂の匂いまで消されるようだったら追う術はなさそうだし。
弓を持った変態ね。おっけ、覚えておく――あーん」
【差し出された串にそのまま食いついて、美味しくつくねを頂いた】
「なにそれ、情けないわねー。
だったら、そのうちしっかり挽回しなさいよ。
信者の一人も大事に出来ないなら、邪神だって失格じゃない」
【そういう自分には信者の一人も居ないわけだが。
まあそこはやっぱり、たかーく棚上げしておくのだ。
まさかその信者が、自分の大好きな少年だとは夢にも思わず】
■蒼穹 > おお、ってか飲めるんだ。やっぱり!
(誰だって飲もうと思ったら飲める。ただ、問題はそのあと体に不調があったりだとか、
酔っぱらってアルコールで死んだりするから問題なのであって。
その点、酔う気分に酒気を感じるだけなら誰でも大丈夫なのだろうか。)
避ける。
…クローンでもない。さぁ、一体キミは何処からきて何処へ行くのか。
実際、自分が何かなんて追い始めたら分からんもんだよ。哲学の世界だろうしね。
"胡蝶之夢"だなんて、よく言ったものだと思う。
さて、どうでも良いけど人間…広い意味では動物の体のつくりもアレで、自分なんて物理的な意味は殆どないって思うのよ。
形が変わるのなんて問題じゃないけど、人間だって食べて、排せつしてを繰り返す。
20年たったらあら不思議。昔自分を構成していた元素は全部外に。代わりに食べたものがより大きな自分になってる。
これは…誰かの受け売りだね。
…そういう事じゃないって?まぁいいじゃん。
(それっぽい蘊蓄は、果たして的を射ていたかどうか。)
そうだね。…?
これが、ねー。前に見たけど、あのあっついこれが…ふぅん。
差し詰めスライ…鉱物系統か何かかな。
(黒い何かがこぼれた。…これは、何だろうか。
残念ながらそれの本質を知る術は先のやり取りの言葉にしかなかった。
食事に依ってこれが増える事だとか。これがエネルギー体の何かだとか。
これが、彼女の体を作っていて、これが、先のペンを作っているだとか…。)
…上手くやったら"自分"を増やしたりできそうだね。
(不可思議な黒い液体に触れることもないけれど。冗談半分にそんな事を言ってみた。)
おや残念。サービスに第一術式くらいは教えてあげようかと思ったけど。
そうそう、多分匂いってのも消えてるはずかな。どうしようもなさそうだね、あれ使われたら。
なーんか禁書庫にそんな本があった様な気がするけどなー。うんうん、弓を持ったヘンタイで
あー――ん、ん?え、ちょまてよ。
(話の流れはその通りであると頷いて程々言葉を交わすはいいが。
それで何故そのまま食い付いたのだろうか。甚だ疑問だと言いたげな表情と言葉を並べる。
串を彼女の口から引っこ抜いた後、串だけ残ったそれを見遣ってクエスチョンマークを頭上に。)
うるさーい。気にしてんだよ。これで。
…神様失格で邪神に堕ちたと思ったらキミはそれまで否定するのかい。酷な奴だね。
はいはい、言われなくても、今度は何とかしようじゃん。
ってか、いちいちキミは私を侮蔑するなぁ。
(むー、と文句半分に頬を膨らませる。尚向こうの神格には気付いていない模様。
さて、と見遣った宴会コースだが、
イマイチ不人気だったねぎまがたくさん残っている。…鶏肉だけでいいのに何故ネギを入れるのだろうか。
とか、そんな疑問を抱く人も居る筈。
ともあれ、こうもあれ。ねぎまをスルーしてからのフライドポテトを己の方へ寄せる。
ついでにコーラのお代りが届いたのですぐに一飲み。炭酸飲料は飲み心地が本当にスッキリして良いものだ。)
■迦具楽 >
「そりゃ飲めるわよ。
普段は飲まないけどね」
【好きではあるけれど、日常的に飲むほどではない。
あくまで食事に合わせて、適度に楽しむ程度だ】
「避けるな。
……ふうん、面白い話もあるのね。
じゃあ私は、人を食べてたから人みたいになったってことかしら?」
【だからバケモノとしての自分はどこかへ排出されて、人のように。
なるほどそれは、面白い解釈かもしれない。
……とはいえ少し、ピントがずれているような気もしたが】
「さあ……私にもこれがなにか、って聞かれると答えようがないのよね。
自分でもわからないから困ってるわけだし……自分を?
んー、今の蓄積量なら、0.5人分くらいかしら。
もっとたくさん食べて蓄えておけば、二人になるくらいは出来ると思うわよ」
【実際、人のカタチに成るまでは、分離も自由自在だったのだ。
手の平サイズの自分を創るくらいは普通にやっていた覚えがある】
「あ、教えてくれるなら教わるわよ。
まあここでやったら迷惑になるから、また今度だけど。
――ん、やっぱり美味しいわね。
……なに、どうしたの?」
【なぜかクエッションマークを浮かべる邪神に、なにが疑問なのかとこちらも首を傾げた】
「あら、じゃあ慰めたり励ますような台詞がお望みだったかしら。
そうそう、頑張ってね邪神様。
……侮辱のつもりはなかったんだけど、ごめん、気をつけるわね」
【頬を膨らませる邪神を横目に、残ったねぎまを手にとれば、美味しそうに頂く。
基本好き嫌いが無いだけあって、何でも美味しく食べられるのは幸せなことだ。ただし、酸味はNGだが】
■蒼穹 > …可愛い顔してやることえぐいねカグラちゃん。
(つまり飲める時には飲んでいると言う事なのだろうか。)
ぐぬぬ。
生物学の権化の話だからね。面白いと思うよ。
…人を食べて人みたいになる事はないと思うな。多分ね。
キミが真っ当な生き物だったらの話だったけど、キミが人みたいになる必要があったか、
人にならざるを得ない状況に陥ったか、それとも、人になりたいって思ったか。
多分このどれかが原因じゃないかな?…知らないけど。
(結局何にも確証は持てない。不確定要素が多すぎて先に進むことも出来ぬまま。)
そんなもんでしょうが。人間に血液って何?って聞いて答えられないのと同じだと思うけど。
…うわぁ。なにそれ。微生物か何かか…二人になったらその時点で人格分離するのかな。
(聞いておいてちょっと引き気味。)
ん?…じゃあさ、腕を4本に増やしたりとかは余裕綽々ってところなのかな。
(ただ、便利だとは思ったが。)
んじゃ、また機会があったらと言う事にしておこうかな。
…いーや、なんでもない。
(彼女の中では多分当然の事なんだろう。
何故だ、何故受け取って自分で食べなかったのだ。
この間コンビニ弁当を食べさせたことが彷彿させられた。…が、まぁ、良いか。)
絶対侮蔑してるよねそれ。
キミが素直に私を慰めるだなんて思っちゃいないけどー。
さて、んじゃ私はもう良いかな。粗方食べちゃったしあとはネギくらいだね。
どーしよっかな。ああもう、残り全部どうぞ。
(相変わらず、というか不機嫌気味だった。
もう食べる気はないらしい。最初は沢山色々な種類があったコースも、
そこにはもうネギマが3串くらいしか残っておらず。
さっさと鞄を弄りながら帰る準備。)
■迦具楽 >
「あら、美味しいものを美味しく頂いてるだけよ」
【飲めるときには飲む。が、その飲める機会が少ないのが悲しいところか。
自分で作って飲んではみたけれど、どうにもむなしかった】
「……真っ当な生き物で、あって欲しいものね」
【何が理由で、何が原因で。
変化とも進化ともつかないこの、中途半端な状態はなんなのか。
ソレを知るにはなんとも、材料が少なすぎた】
「微生物じゃないから、意識は共有、けど別々に動けるわね。
手足を増やすなら……今なら頑張れば五本くらい?」
【疲れるからやらないけど、と付け加えた。
……さり気なく右手の指を一本増やしてみたが】
「……そう?」
【その様子にまた、首を傾げる。
その通り、ごく自然な行為なのだ、迦具楽にとっては。
深い意味は、ないはずである】
「ううん、なんでかしら、蒼穹が相手だとつい……もう、そんなにへそ曲げないでよ。
これでも、アナタのことは凄く信頼してるんだから。
……ほら、これあげるから」
【残った串から綺麗にネギだけ外して。
鶏肉だけを刺し直した串を、ずい、と差し出した】
■蒼穹 > 酒でも飲んでると良いよ。
(投げやりに返事だった。
自分でお酒を造って飲むって自分で自分を食べてるのに似ているような気がする。)
さぁ、どうだか。
んなもん真っ当な生き物なんざ世の中には少ないって。
どっからどこまで人間かさえ境目がない世界。それに多種多様な生き物入って来てるんだから。
(細かい事など気にしないと言った感じだった。或いは他人事の様かもしれないけれど、これが己の見解で。)
ふぅん…そうなんだ。ロケットパンチの発展形かな。
…5本だったらアンバランスかなー。4本の方が良いけど。
ってかそれできるなら身長高くできるんじゃない?
(体の形が変えられるならば、と。それが言いたかった。
何か六本指が生えている。…何故かしら関連して四本指のあの人が思い出された。)
うん。…いやもう、本当なんでもないから。
(そういう事なのだろう。なら、仕方ない。気にしたところでどうと言う事もあるまいし。
変に否定もせず、頷いておく。
不思議でも何でもないのだろう。価値観はそれぞれ全く違う。)
へそ曲げたりしてないしー。…私をなんだと思っているのさ。
信頼、ねー…どうだか。…ん、うん。
…人間って何で焼き鳥にネギ入れたんだろうね。
…。
…うん。
………。…んくっ、…けほっ。
(何でだろうか。酒の勢いとかそういうのじゃないが、無表情でついついそのまま食い付いた。
あれ、何してるんだ私と颯爽引き下がってコーラを流し込んだ。
咽た。)
■迦具楽 >
「……それもそうね。
これだけ雑多にいるんだから、この世界じゃあ特に、よね」
【だとしたら、もう少し。
軽く、力を抜いて構えていてもいいのかもしれない。
まったくこの破壊神は、やはり年長者なだけはあるか】
「ロケットパンチはそのうちやりたいかも……。
んー、部分的な付け足しはできるんだけど、そういう全身的な変化は出来なくなっちゃったのよね。
まあ出来たとしても、すっごく燃費が悪いからやってられないかな」
【それこそ、毎食人一人食べるくらいでないと、常に維持するなんてしていられなさそうだ。
六本目の指をポトリと落として、元の黒い液体に戻せば。摘んだ指先から吸い込まれるように消えていった】
「破壊神様でしょ。
私はそれほど、恩知らずじゃないわよ。
――え、美味しいじゃない、ネギ。
私は好きだから、この組み合わせを考えた人を尊敬するわ。
……もう、なにしてるのよ」
【コーラを飲んで咽る姿に、呆れ交じりの苦笑を見せて。
帰り支度を始めたのを見れば、何も持たない迦具楽は、自分が作ったメモ帳だけポケットに突っ込んで、何杯目だったか。
残っていたウーロン茶を飲み干した】
■蒼穹 > そうそう。気ぃ張るのも分かるけど、張り過ぎると疲れちゃうよ?
何事を差し置いても自分が楽しめればいい。それが精神であり生きるってだよ。多分ね。
(よく言えば、気楽で奔放。悪く言えば気紛れで適当。
そんな己なりの世渡りの見解を述べた。共感を煽ろうと思ってはいない様子だが。)
ロケットトリモチはやってたみたいだけどね。
…う、ううん?そうなんだ。ってか前は出来たんだね。
そう…便利だか不便だか分かんないね。便利、なんだろうけど。
…うわー。
(何が起こったのか、あまり理解しがたい光景だった。
…別離、からの母帰り?というものだろうか。)
そーです、私が破壊神です。
ま、借りは返してくれたしね。或いはそうかもしれないね。
お味噌汁のネギはさ、確かに美味しいって思うけど。
…うえええー…。ふぅ…気分悪いなぁ。
こんなの一番柄じゃないよ。
(お手拭きで口をふきふきしながら、無表情の上にほんの僅かながら後悔の色が差した、かもしれない。
ちょっと目付きが悪い。)
さぁて…そろそろいこっかな?もう大分片付いたみたいだし、上がっても良いよね。
あー…、ええと。最後に一つ良い?
私を助けたのは貸しがあるとしてもさ、…何であの連中に手加減してたの?
それも抉らない、殺さない程度に。
(席から立ち上がって御会計へと。
店員さんの立つカウンターに紙幣を3枚程置き据える。
それとなく、疑問に思ったことを投げながら、暫くすれば帰路につこうか。
どの地点で、どの時点で別れるか、或いは何処かで転移するやもしれない。それは分かったことではないが。
帰路につく前にもう少しくらい、遠回りで商店街でもうろつこう。
大した目的はないけれど―――。)
ご案内:「商店街」から蒼穹さんが去りました。
■迦具楽 >
「……そうね、素直に学ばせてもらうわ」
【共感はできなくとも、そういう生き方、考え方もあると視野は広がった。
まったく、ありがたい雇い主だった】
「そうね、美味しかったし……また食べに来たいわね?」
【そう遠まわしに催促しつつ、立ち上がれば。
掛けられた問いに】
「そうね。
ほら、風紀が目の前で殺しをされたってなれば、格好がつかないでしょ?」
【そう、さも当然のように。
人を殺すことに、今更抵抗もなく、躊躇も無い。
だから留まるとすれば、損得の計算の上でか――自分以外の誰かのために他ならない】
【そうして店を出れば、共にふらふらと行くだろう。
友に付き合うかのように、隣に並びながら】
ご案内:「商店街」から迦具楽さんが去りました。
ご案内:「商店街」に四十万 静歌さんが現れました。
■四十万 静歌 > ふらふらと、色んな店を歩き回りながら、
特にあてもなく彷徨う。
何か買いたいなと思ったときに、
いつでも買えるように、
何かいいものがないかチェックしているのであるが。
「うーん……」
こう、琴線に触れるものが見つからない。
よって、中々諦めきれずにふらふらしている次第である。
■四十万 静歌 > 「うーん。」
特に何もないなぁ、
なんて思ったときに、
思わず香りが漂ってくる。
うーん?
と香りの方へといくと――
たこ焼きが売られていた。
折角なので8個いりを一つ購入することにする。
「ふぉぉぉ……」
あまりの美味しそうな感じに思わず目を輝かせながら。
■四十万 静歌 > あーん、と一つ早速食べてみると。
「んー♪」
あつあつのたこ焼き、
ソースと青海苔の風味が絶妙で、
出来立てっておいしいなぁ、
なんて思いながらも、
やけどしないように気をつけて――
噛んで、飲み込んで――
「おいしい!」
思わず大声を出した。
■四十万 静歌 > 「……」
思わず声を出してしまって口を抑える。
いけないいけない。
まぁ、とりあえず、
歩きながら食べつつウィンドショッピングを再開しようかな?
とまたふらりと歩き始める
ご案内:「商店街」に嶋野陽子さんが現れました。
■嶋野陽子 > 常世神社から出て、まだ寮に戻る気にも
なれずに商店街を歩いていると、向こうの方から聞き
覚えのある声で「おいしい!」という声が聴こえて来る。
ある意味今一番相談したい人の一人であるので、自然
と足がそちらに向かう陽子。しかしその足取りにいつ
もの力強さは無い。
ふらふらと近付く脱け殻のような巨体に、彼女は気付
くだろうか?
■四十万 静歌 > ふらふら歩きながら、
もごもごと四つ目を食べ終えた頃だろうか。
いつもの巨体が見えて、
「あ、陽子さん!」
思わず声をかけた所で、
黒い服と元気のない様子に思わず心配になって首をかしげ――
「ど、どうなさったんですか?」
と心配そうにじっと見つめるだろうか
■嶋野陽子 > 『あ、陽子さん!』
と声をかけてきた四十万先輩に、力無く笑みを返す
陽子に、
『ど、どうなさったんですか?』
と見つめる先輩には、
丁度近くにあったベンチに座り、小声で
「昨夜の英国航空ハイジャック事件で、私の恋人が
亡くなりました」と言って、携帯端末のツーショット
写真を見せる陽子。
端末には、テレビニュースで映った死亡者の顔が、
陽子の顔に並んで写っている。
■四十万 静歌 > 「えっ……?」
ハイジャックで亡くなった、
確かにテレビでうつっていた人だ。
人違いとかも考えたが、
他でもない陽子さんの恋人である以上、
見間違えなんてないだろう。
「それは――
なんといっていいのか――
……
ご、ご愁傷様です……」
蒼ざめた顔で頭を下げてそういった後、
暫しの間俯こうとして、
それを我慢してきっと陽子さんをみあげ――
「それで、陽子さんはこれから――?」
■嶋野陽子 > 『それで、陽子さんはこれからーー?』
と、今後の事について聞かれると、しばし考え込む
陽子。しばらくして、
「ご存知の通り、薬師寺さんが狙われている状態が
続いています。可能な限りの手は打ちましたが、私
が今ここを離れると、彼女の危険が上がります。そ
れに、私は恋人であって、親族ではないので、彼の
葬儀に呼ばれるかすらも判りません」と、淡々と現状
を説明した所で一旦息を継ぐと、
「四十万先輩、私はどうしたら良いのでしょう?残っ
て薬師寺さんを見守るか、それとも今すぐニューヨ
ークに向かうべきか、どちらを目指せばよいのでしょ
うか?」と、震える声で問いかける陽子。
■四十万 静歌 > 震える声。
義務と感情の迷い。
――当然だろう。
当然の事だと思う。
「それでは――」
と左手を口元へとやり、少し考え――
「これはあくまでも私の意見です。
最終的に決めるのは陽子さんです。
だから、はっきりいいます。」
うん、と一つ頷いて、
じっと目を覗き込むように見ながら言葉を繋げる。
「陽子さんは――
ニューヨークへと向かうべきだと思います。
確かに陽子さんは強いかもしれません。
ですが――
今の精神状態の陽子さんでは、
護りきる事なんて出来ないと思います。
そして、悔いだけが残る事になりそうです。
ですから――」
うん、と一つ頷いて。
「――ニューヨークへいき、
しっかりと彼を弔ってから帰るといいと思います。
その間は、
他の誰かに彼女を見守って貰うといいでしょう。
陽子さんの伝手なら……頼れる人もいるはずです。」
ただしと、人さし指をたてて、
「しっかり弔ったら、
ちゃんと帰って瀬織さんを護って欲しいですね。
やる事は一杯ありますけど――」
そこで柔らかく微笑んで、
「悔いの残らないように出来ることから一つ一つ。
自分にとって本当に大切な事から……」
これが私の意見ですよ。と静かに目を閉じた
■嶋野陽子 > 四十万先輩の意見は、敬一君に最後の
別れを告げに行くべきだとのこと。
確かに、今の陽子の精神状態では、足手まといどこ
ろか壮大な味方撃ちすらやりかねない。
しかし、ここは常世島だ。島から出るにも手続きが
必要となる。
「そもそもニューヨークで葬儀が行われるのか、日本
に遺体が返還されるのかも判りませんが、関係者であ
る事を名乗り出て、葬儀に向かうべきだというご意見
ですね?確かに承りました。すると、常世島だと誰に
名乗り出れば良いのでしょうか?また授業や委員会の
仕事を忌引きするにも手続きが要りますね」と具体的
な問題を考え始める陽子。
■四十万 静歌 > 「忌引き、
という事で生活委員会の方に申請してはいかがでしょうか?」
忌引きを理由に島に出るとなれば、
生徒の生活に密接に関わる生活委員会ならばなんとかしてくれそうな気がする。
「細かいことについても、
ついでに調べてもらえるよう頼んでみるのもいいでしょうね。」
と一つ頷いて、
「――そこで駄目ならどこへいけばいいか教えてくれるでしょう。
ですが――」
うん、と頷いて。
「――後は保険課にも休む連絡ですね」
■嶋野陽子 > 「忌引きは生活委員会の管轄でしたか。
言われてみればその通りですね。」と納得する陽子。
忌引き申請の証拠には、この写真以外にも、同居し
ていた時の本土の住民票なんかもあったりする。
成人だった敬一君は、未成年の陽子の法的な保護者
だったのだ。
「アドバイスありがとうございます。早速生活委員会
と保健課に行って、忌引きと名乗り出の手続きをや
って来ます。ありがとうございました!」
と、やや生気を取り戻した表情と口調で頭を下げて
礼を言う陽子。
■四十万 静歌 > 「いえ、どういたしまして。
何かのたしになれば幸いでした」
と、にっこり微笑み――
「――色々やる事も多く、辛いでしょうけど、
頑張ってください、
何かもっと他に力になれたらいいんですけどね。」
と苦笑するだろう
■嶋野陽子 > 『何かもっと他に力になれたら
いいんですけどね』と四十万先輩が口にすると、
陽子の口から、
「ならば、帰ってきたら、一晩先輩の胸で泣いても
よろしいですか?」という思いがけない言葉が飛び
出る。本人も慌てて口を押さえる。
■四十万 静歌 > 「へ?」
思わぬ言葉に思わず赤くなって――
「ま、まぁ、
別に胸を貸してないてもらうのは構いませんけれど。」
一晩かどうかはそのとき次第のほうがいいですよ、
なんて。
■嶋野陽子 > 顔を赤らめつつも、胸を貸す
事を承諾してくれた四十万先輩に、同じく顔を赤らめた
陽子は、
「突飛なお願いで、申し訳ありません。一晩中は無いと
思いますし、ちゃんと重くらないようにします」と、
補足しつつも撤回する気は無いらしい。
ここで陽子はベンチから立ち上がると、
「それでは、これで失礼します」と言って四十万先輩に
一礼すると、委員会街の方に向けて歩み去るが、その
足取りには力強さが少し戻ってきていた。
ご案内:「商店街」から嶋野陽子さんが去りました。
■四十万 静歌 > 「ええ。それでは――」
と手を振って見送るだろう。
あの様子なら大丈夫かな、なんてフフッと笑い――
「――」
しかし、胸をかしてほしいとは。
「びっくりしました……」
■四十万 静歌 > 「――」
もそもそと残りのたこ焼きを食べて、
ゴミをしまう。
「おいしゅうございました。」
そして、両手をあわせるのである。
■四十万 静歌 > 「んーっ……」
大きく伸びをしながら商店街を歩いていく。
めぼしいものはやっぱりみつからない。
そういう日もある。
ご案内:「商店街」に枢木 柩さんが現れました。
■枢木 柩 > 「んぁ、四十万じゃないか」
後ろから声をかけるのは長身の狐耳。
手元には紙袋、片手に食べかけのたい焼きを携えている。
■四十万 静歌 > 「!
あ、柩さん。
こんばんは。」
思わず後ろから声をかけられ、
ちょっとびくっとするけど、聞きなれた声に、
さっと振り向いて笑顔で応対する。
「買い食いですか?」
なんてクスリと紙袋をみて微笑むだろう。
■枢木 柩 > 「うん、えへへ。」
照れくさそうに目線をそらし、紙袋をあさる。
「1個食べるか?んと、カスタード。」
一緒に食べればおあいこ。と尻尾を揺らし笑いかえす
■四十万 静歌 > 「あ、折角ですから、いただきます。
甘い物おいしいですもんね。」
じゃあ、私もと考えた所で、
そういえば食べちゃったなと考えて
ととんっと足でリズムをとって、
だんっと大きな音を立て踏みしめるのにあわせて、
すっと、紙パックの抹茶ラテを差し出すだろう。