2015/07/04 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」に六連星 葵さんが現れました。
六連星 葵 >  
[〉皆が試験、試験と悲鳴をあげる中彼女は悠々自適といった風情で、鼻歌交じりにカフェへと訪れた。
[〉というのも転入するタイミングが遅かったため、試験が免除されたのである。
[〉直前に転入試験を受けて通っているので、当然ではあるのだが、それでもさすがに皆がいる時間に気楽にいるのも気がひけるので、
[〉そっと静かな時間に訪れることにしたのだ。

「ほえ~。こんな時間まで、やってるもんなんだぁ」

[〉びっくんちょ、と驚きながら、空いている席へと歩みを進める。
[〉鞄をおき、早速お気に入りのイチゴパフェを探すべくメニューを開いた。

ご案内:「カフェテラス「橘」」に空閑 栞さんが現れました。
空閑 栞 > 「んーっ……疲れた……」

昨日の元素魔術の実技試験後、そのまま後輩の家に転がり込んだ栞だったが、朝にはきっちりと起きて試験を受けていたのだった。
いくつかの筆記試験を終え、コーヒーを飲みにカフェテラスに入った。

「とりあえずエスプレッソお願いします」

席につき、店員にそう注文をする。
そしてノートを広げ、何かを書き込み始めた。

六連星 葵 > [〉つい、と顔を上げた。
[〉一人で店に来た少女の姿をしばらくしげしげに観察する。
[〉上級生だろうか? 自分より大人びて見える。
[〉にっと顔を笑みで歪ませると、メニューを仕舞い、鞄を抱えて席を立つ。

「ねねー! 隣、座ってもいいかな?」

[〉栞にそう声を投げかけ、イスを指さす。
[〉もし仰ぎ見るなら、笑みを返すだろう。
[〉無視するならしょぼんとした顔をするだろうか。

空閑 栞 > 「へ?
 あ、えと、どうぞ」

突然声をかけられ、困惑の表情を浮かべる。
声の主を見遣ると、見知らぬ少女が立っていた。
どこかでこの少女と知り合っていただろうか。いや、そんなはずはない。
記憶の海を泳いでも、全く思い当たる人物がいないのだから。
……しかし、忘れているだけの可能性もある。

「えっと、どこかでお会いしたことありますっけ」

念の為に聞いてみることにした。

六連星 葵 >  
「ありがとー! 一人だと寂しくてさ。えへへ~」

[〉礼を言いつつ照れくさそうに笑う。
[〉栞が不思議そうに問いかければ、鞄を下ろして横の席に腰を下ろしながら、
[〉とてもあっけらかんとした口調で

「うん? ううん。はじめましてだよー。僕、六連星 葵(むつらぼし あおい) っていうんだ。最近になって転校したばっかりなんだ」

[〉などと、口から出てくる。
[〉この娘にとって初対面というのは、かなりハードルが低いもののようだ。

空閑 栞 > 「ああ、なるほど。
 相席くらいなら減るものでもないですしね」

表情には出さないが、勘違いじゃなくてよかった。と、内心ホッとする。
それと同時に少し警戒し、少女の様子を見る。
特におかしなことはしそうにない。
天真爛漫という言葉が似合いそうな少女からは敵意は感じられなかった。

「ですよね。
 私は空閑 栞です。転校したばかりなら色々大変そうですね」

苦笑してノートを閉じる。
そして筆記用具と共にカバンの中にしまった。

六連星 葵 > 「そう言ってもらえると嬉しいな~」

[〉顔を綻ばせ、満足そうに頷いた。
[>栞が警戒しているのを気にしている風でもなく、手を上げて

「すいませーん! 僕もイチゴミルクとフルーツパフェくださーい!」

[>と、早速注文を言うだろうか。
[>自己紹介をされると改まって顔と体を向けて話すか。

「栞さんだね、よろしく! 先輩、なのかな? 僕1年生! 転校は~、そうだね。2週間くらいかかって、大変だった。身分証明書作ったり、戸籍を作ってもらったりしたからさ。文章ずっと書いてて、頭変になりそうだったよ~」

[>そうなのそうなの、聞いて聞いて。といわんばかりのノリで大変だったことの仔細を勝手にしゃべりだすだろうか。
[>栞が筆記用具とノートを閉じたのを見て、話題をつくろうとしたのかもしれない。

空閑 栞 > 「そうですね、私は2年なので先輩であってます。
 戸籍を作る……というと、異世界からの方ですか」

この島ではそれほど珍しいわけではないが、少し驚いた。
聞いていないだけで知り合いに居るかもしれないが。
話していると、先ほど注文したエスプレッソが運ばれてくる。
それに口をつけ、勉強を頭から追い出す。

「異世界からだと本当に大変そうですね……」

六連星 葵 > 「じゃ、栞先輩ってよばないとだね!」

[>と、答えた後、異世界から、という問いを聞く。
[>それにふるふると首を振って、少女は否定の動きをする。

んーん。僕は未来からきたの。この世界からずーっと未来。
異能を使える人がほとんどいなくなっちゃったところからきたんだ」

[>そうして、じぃと栞を見つめながら、微笑むと、聞き返す。

「栞先輩はこの世界の人なの? 僕、誰がここの人で、誰が外の人なのかも、さっぱりなんだ」

空閑 栞 > 「呼び方はなんでもいいですよ?」

昨日のことを思い出し、少し微笑む。
未来から来たと言われ、驚いたような顔をした。

「未来ですか……ほんとにタイムマシンができたんですね……
 あ、タイムマシンってことはネコ型ロボット居るかな……」

暢気にそんなことを口にする。
それくらいならこの島に既に居そうなものだが。

「ええ、私はこの世界の人間ですよ?」

六連星 葵 >  
[〉呼び方については「うん、了解!」と元気よく相槌を打つ。
[〉多分、このまま先輩と呼び続けるつもりなのだろう。
[〉栞の呟いた言葉に注釈を入れるように

「ん、タイムマシンというか……時を飛ぶ魔法かな。それができあがったんだぁ。ネコ型ロボット?
 ネコさんのロボットならいるよ~! お父さん、買ってくれなかったんだよね」

[〉この世界の人間だと頷くとまじまじと姿を眺めてるだろうか。
[〉しばらくそうした後、満足そうに頷いて言葉を紡ぐ。

「ニホンだっけ? 僕らの世界にはない国なんだけど、お父さんと肌の色とか髪の色とか、そっくり! 遠いご先祖様なのかも」


[〉父親のルーツをしれて、嬉しかったのだろう。口調はとても弾んでいる。

空閑 栞 > 「魔法でしたか……
 科学の発展で漫画のようなことはなかったと……」

少ししょんぼりする。
狸と間違えられる青色のネコ型ロボット、見たかった。

「日本がない……かなり未来なのかパラレルワールドなのか……
 なんにせよ髪の色とかがそっくりなら可能性はなきにしもあらずですね」

一瞬驚きで目を見開くが、すぐに微笑を浮かべた。

六連星 葵 > 「んー。科学も進んでるけど、多分、そんなには……?
 『あんまり生活スタイルは変わってないから気にしなくていいよ』
 って言われたくらいには、変わってないと思うよ」

[〉落ち込んでいる様子にきょとんと首を傾げる。
[〉しかし、その後の言葉にうんうんと頷く。

「そーそー。「六連星」って僕の苗字も、ニホンの言葉らしいから、そうなのかも! んふふ。そっかー。そうじゃないかなって思ってたけど、
そうだと分かると、なんだかとっても幸せ。」
「教えてくれてありがと、栞先輩! 話しかけて正解だったよ~」

[〉栞の微笑に返しながら、しっぽでもついてればぶんぶんと振っただろう、嬉しそうな表情を返す。

空閑 栞 > 「それならどこにでも行ける魔法のドアとかもないんですね……
 まぁ、魔法があるならそれも不要でしょうけど……」

少し期待してしまっただけに悲しみに襲われた。
異能や魔術がそれなりにある以上、科学はそれほど必要ないのかもしれない。
そんなことが頭に浮かんだ。

「そうですね、名前を聞いた時は日本の方かと思いましたし。
 いえいえ、どういたしまして」

笑顔でそう返す。
そういえば明日もテストだ。
そろそろ勉強をしないといけないかもしれない。

「っと、私は明日もテストなので今日はそろそろ失礼させていただきますね」

そう言って残っているエスプレッソを一気に飲み干した。

六連星 葵 > 「あ、あるよー! モバイルポータルっていう魔法のアイテムなんだ。
 そっか、この世界だと「どこでもドア」っていうんだね」

[〉「もしこんなのがあったら」というSFが、この世界にたくさんあるのだと彼女はそれとなく理解したようであった。
[〉思い当たるものを一つ上げながら、納得したように頷いた。

「あ、うん。テストなんだ? うんうん。
 お話ありがと! ごめんね、横で座れればよかったのに。
 でも、楽しかったよ!」

[〉パフェがやってくるのを見ながら、そう栞に言葉を送るだろう。

空閑 栞 > 「それですそれです。類似品ならあるんですね、やっぱり」

やはり便利なものは作られるんだな、と1人で納得する。
色々な漫画にワープアイテムの類はあるのだから当然かもしれないが。

カバンと伝票を持ち、席から立ち上がる。

「楽しかったならよかったです。
 また機会があれはお会いしましょうね」

そう言って小さく手を振り、会計を済ませてカフェテラスを後にした。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から空閑 栞さんが去りました。
六連星 葵 > 「他にもいっぱいあるかも。でも、こっちに持ってきてる分しか思い出せないから、限られてるかも?」

[〉いろいろ、未来人というのは制約も多いのだろう。
[〉悩みながらそう返す。

「うん、またね栞先輩!」

[〉去りゆく姿に手を振って見送る。
[〉その姿が扉の奥に消えると、彼女は待ちに待ったパフェとイチゴミルクを頬張るのであった。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から六連星 葵さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に麻美子さんが現れました。
麻美子 > パンケーキと紅茶というモーニングセットを頼み、
ゆっくりとそれにナイフを入れながら、だらだらとタブレットを弄る。

「ねむいッス」

つぶやいてもどうにもならない事はわかっていても、呟かずにはいられない。

ぼんやりとした頭で、切り出したパンケーキを口にはこんだ。
もそもそとゆっくりと噛む。そして紅茶を一口。
口に残っていたパンケーキと一緒にごっくんと飲み干した。

「……あー。」

そのままぐったりとしながら、タブレットを開いた。

「めーんどくさい事になったッスねー。」

やれやれと息をつきながら、パンケーキをもう一口。

麻美子 > 『ま、覚悟の上ッスよ。』

そう考えてタブレットを仕舞い込むと、
パンケーキを口に放り込んでもごもごと食べる。
朝ごはんが終わったら、朝のうちに用事をすませよう。

「ま、そろそろ行くッスかね。」

だらっと立ち上がると、ゆっくりと店内から出て行った。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から麻美子さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に佐伯貴子さんが現れました。
佐伯貴子 > (カウンター席で紅茶を飲んでいる)
(ケーキは試験終了までおあずけだ)
(そしてなぜか、目の前には紅茶のカップと「短冊」)
(店の外には笹が何本か飾ってあり、生徒たちの願い事が描かれた短冊が吊るしてあった)
(変なところで時期的なイベントを開催するものである)
短冊を渡されたところで願い事というのもなあ…

佐伯貴子 > (七夕に短冊を飾るということはクリスマスになったらどうなってしまうのだろう)
(楽しみではあるがちょっと怖くもある)
願い事…願い事なあ…
(試験がうまくいきますように、では残り期間が少なすぎる)
(紅茶をすする)

ご案内:「カフェテラス「橘」」にエルピスさんが現れました。
エルピス >  
 朝の散歩<見回り?>を終え、カフェへと足を運ぶ少女。
 見覚えのある顔に気付けば、真っ直ぐへと貴子の元へ足を運んだ。

「あ、貴子ちゃん、おはよ。」

佐伯貴子 > おはようエルピス。
試験の調子はどうだ?
(こんなところに来るということは、諦めているか順調かどちらかだろう)
(自分は後者である)
隣が空いてるぞ、とりあえず座ろう。
(ポンポンと席を叩く)

エルピス > 「うん。解答欄をちゃんと埋める事は出来ているよ。
 多分大丈夫だと思うけど……。」

 小さく頷く。概ね順調、らしい。
 頭も悪くなく、真面目に勉強するタイプである。
 隣を促されれば、ちょこんと座る。

「あ、ありがとう。……えっと、その、短冊?」

 目の前にある紙を目視すれば、そう訊ねるか。

佐伯貴子 > 筆記はまあなあ…
日頃から勉強していれば何とかなるが、実技はなかなか対策がしづらい。
(自分も相手も筆記はそれなりで当然というように頷く)
(風紀委員と公安委員なのだからそれくらいではないと示しがつかない)
ああ、短冊だ。
希望者に無料でサービスしているようなのだが…
7月7日までの期間限定だろうな。
試験期間中だというのにイベントに熱心なことだ。
(少し笑う)

エルピス >  
「実技は中々ねー……アドバイスをしても、動かすとなるとまた別だし……頑張ってね
 異能や魔術で人を集めている都合上、運動ができなくても筆記だけでもちゃんと進級できるようになってるみたいだけど……
 特別な異能を持っているけど、運動は余り出来ないって人も多いし……そういえば貴子ちゃんの異能って、確か……。」

 ふと話を転がしてみれば、何かを思い出す。
 確か彼女の異能は――ともあれ、

「あはは、そうだね。式典委員会さんも頑張ってるよね。……何か願い事とか書くの?」

佐伯貴子 > 運動能力と体力は人並み以上にあるんだがなあ…
私の異能は、まあ噂する生徒もいるだろうし隠す程でもないさ。
異能の実技は去年同様適当に切り抜けるよ。
これでも学生としての世渡りは下手ではない。
(プライベートや仕事はまた別であるが)

店のサービスか式典委員会なのかは謎だな。
どっちでもいいだろう。
そんなことよりとりあえずもらってしまったこれに何を書くかだ。
適当な願い事がないので悩んでいる。
(腕組みをする)

エルピス >  

「――『異能を強化する異能』――だっけ。」

 異能を強化する異能。
 万人に更なる成長を促す異能。
 力や技術を求める多くの異能者の『願いを叶える』と置き換えても過言ではない。
 そして、無闇に他者を強化できるものでもない。
 貴子が風紀委員に居ると言うだけで、その辺りは察し取れる。

 とは言え、それはそれを持つ『貴子自身を強めるものではない』。
 希有な能力を持ちながらも中々に良く出来ていると言うべきか、
 それとも皮肉なものと言うべきか。
 
  
「……うん、上手く頑張ってね。」

 ともあれ、腕を組んで悩ましげな貴子の姿を見れば。

「あ、お店個人の可能性もあるんだ。早とちりしちゃったかも。
 うーん、次の実技試験で上手く実力を発揮できるようにとか、簡単なのもいいんじゃないかなぁ?」

 てへ、と恥ずかしそうに舌を出しつつ、思いついた願いを挙げるか。
 短冊に異能の進化や成長を願うものも、居るのだろうか。

佐伯貴子 > そうだ。
まあ、悪用されるようなことはないさ。
この制服を着ている限り手を出す無謀な輩はいないだろう。
(制服の襟を正してみせる)
(噂は正確ではない。多くの手順を踏めば限定的に己の魔力を強化することは不可能ではない)
(とはいえ、実質自分に使えないと言っても良い)
(戦闘能力のない風紀委員、矛盾しているが存在理由は確かにある)
君こそ頑張ってくれよ。
実技の途中で故障するなんて洒落にもならないからな。
(冗談っぽくいう)

本土ではこういう店はサービスに気を配るらしいからな。
まあその願いも考えたが、七夕は7/7で試験終了が7/8だろ?
次のテストのお願いをするのには少し早すぎるし…
願うならもっと有意義な、毎日の生活に関わるようなものがいいと思って悩んでいるのだ。
(う~んと唸る)
エルピスは何か頼まないのか?
短冊ももらえるようだし…

エルピス > 「そ、そうだね。ボクも頑張らなきゃ。
 貴子ちゃんがその能力で良かった、と思うよ。もし悪い人がその能力を持っていたり、コピーしたら――
 ……ううん、ちょっと気になったんだけど。もし異能が発現していない人にその能力を使うと、どうなるの?」

 冗談めかして心配されればそれなりに真面目に受け取って、動じた素振りを見せつつ受け取る。

「あ、ボクも何か頼まなきゃね。折角来たんだし……
 えーと、このゆるふわスイートプリンと紅茶をお願いします。」

 甘ったるそうなプリンを一つと、紅茶を注文する。
 程なくすれば、注文した品が届くだろうか。

佐伯貴子 > まあ異能の強化と言っても万能ではない。
手強い悪党が増えるといったところだっただろうな。
コピー…それは考えたことがなかったな…
(自分が能力を使うことは殆ど無い)
(しかし悪用される可能性も考えなければ)
常人…いわゆる無能力者に使えば、新たに発現することもあるし、何も起きない時もある。
これは普通の強化にも言えることで、要は運次第ってわけだ。
(肩をすくめる)

美味しそうだな…
私は試験が終わったら目一杯甘いモノを食べると決めているんだ…
(キラキラした瞳で見つめる)

エルピス > 「そっか、それじゃあ……ううん……」

 "一瞬何かを言いかける"ものの、口を噤んだ。
 

「……あ、甘いもの断ち中なんだね。
 ちょっと悪い事しちゃったかな……。」

 申し訳無さそうに思うものの、注文したからにはもぐもぐと食べ進める

佐伯貴子 > なんだ…気になるぞ…
君も公安だし、秩序を守るためと判断すれば協力は惜しまないつもりだが?
(これでも拒絶されたら深入りはやめよう)

いや、むしろやる気が出てきたくらいだ。
人参をぶら下げられた馬のようだぞ今の私は。
馬と違って最後には必ず餌にありつけるしな。
(紅茶をすすりながら短冊をまた見つめる)

エルピス >  
「どうしよう……ちょっと考えるかも。
 少し迷ってて……とりあえず、試験が終わってから、かな。」

 ううん、と唸る。
 己の異能については良くは知らない。ただ、あるかもしれない、程度しか本人は聞いていない。

 故に――と思ったが、何処か決心が付かず、躊躇った。


「あはは、貴子ちゃんらしいかも。
 明けない夜はないって訳じゃないけど、試験はちゃんと終わりがあるからね。
 ……あっ、そうだ! 試験終わったら何人か誘って美味しいものでも食べにいこっか。ほら、打ち上げみたいな……
 スイーツ屋さんならいくつか知っているし、或いはファミレスでもいいかも。うん、ボクもやる気出てきたかも。」

 くすくす笑いながら、一人で盛り上がって楽しそうな様子を見せるだろう。

佐伯貴子 > いいさ。
直ぐに必要になる事態でもあるまい…と風紀の方では判断しているが。
(ロストサインが再結成して…ということになれば話は別だろうが)

そうだな。
しかし試験は終わるがいずれまた来るぞ。
そんなのの繰り返しなのかもしれないな。
(苦笑する)
甘いもの目当ての同僚なら一人いる。
都合が付けば誘ってみよう。
しかし海開きと重なっているのが難しいところだな。
いつにしようか。
(目が輝いている)

エルピス > 「あはは、人生最後までそんな事の繰り返しかも。
 でも取り敢えず、まずは目の前の試験かなー……」

 それもそうかも、と、くす、と笑って冗談めかす。
 海開きと聞けば――

「あ、そっか。海開き……
 うーん、難しいね。取り敢えず、時間については追々考えよっか。」

 脳裏にやっぱり海も気になるけど水着……なんて思いながらもおくびにも出さず、時間については後でと提案する。
 プリンの最後との一口を食べて終えて、紅茶を啜るだろう。

佐伯貴子 > それもいいさ。
ずっと晴れとか、夜が来ないとかよりはそっちのほうがむしろ楽しいかもしれないぞ。
(こちらも冗談めかして)

テスト最終日の夜に一発やってしまうという手もある。
まあ時間が決まったら連絡をくれ。
場所の指定は君に任せたい…
なぜなら新しいスイーツ店を知りたいからだ。
(スイーツバイキングには行ったことがある)
(高くても美味しいところを見つけたいものだ)

そうだ、短冊には「一生甘いものに困りませんように」と書こう。
君は七夕には興味はないのか?

エルピス > 「あははっ。違いないかも。
 ……ん、りょーかい。でも確かに、最終日の夜が一番やりやすいかも。
 試験は夜まで掛かる所も多いしー……
 ……遅くても19時か20時ぐらいからなら、みんな居るかなぁ?」

 後で、とは言ったものの、案の一つを聞けばそれに乗せる様に詰めていく。

「ん、了解。となると責任重大かな。そう考えると時間は最終日の夜にしちゃおっか。
 えへへ。誰か来るといいけど、試験もあって誘うタイミングが合わなかったりするかもしれないから、
 二人だけになっちゃっても構わないぐらい気楽にかな。試験中だし、あんまり無理しないでね。」

エルピス > 「七夕は……どうしようかな……」

 ううん、と唸る。
 やはり、願いに迷うらしい。

佐伯貴子 > みんな、って何人誘うのか謎だが…
私は20時ころなら大丈夫だと思うぞ、同僚には連絡しないとわからないけどな。
(嬉しそうに計画を練る)
(ちなみにエルピスとは既に連絡先を交換しているはず)

そうだな。私は一人でもなにか甘いモノを食べるつもりだったが、二人でも十分だ。
(にっこり笑う)
別に強制じゃないし、願い事が叶うわけでもない。
そんなに悩まれると申し訳なくなる。
適当でいいんじゃないかな。
(立場が逆になる)

エルピス > 「ボクも誰かに声を掛けられそうだったら、かな。
 勢いみんなって言ったはいいけど、よく考えると誘える様な同僚さんもいなくて……二人になるかも。」

 しゅん、としてみせる。 そういえば誘えるような同僚があんまいなかった、と思い返す。
 知り合いに誰か居たかなあ、なんて思い返しつつ。

「う、うん。やっぱりいざ書く立場になってみると迷っちゃうよね……こうかなぁ……」

 "みんなが楽しくあれますように。"そう書いて、吊るすだろうか。

佐伯貴子 > そうか…
公安はうち以上にそういうノリがあまり良さそうではないからな…
苦労してるんだな…
(しみじみ言う)

いい願い事だな。
私のは私利私欲にまみれているぞ。
(笑いながら、「一生甘いものに困りませんように」と書いた短冊を、カウンター近くの笹につるす)

エルピス >  
「いなくもないと思うんだけどねー……」

 へにょり、と犬耳があったら垂れてそうな伏し目具合。

「こんなことしか思い浮かばなかったのと、
 自分で出来る事は自分で叶えたいから、こう言う願いかな。えへへ……」

 ――逆に言えば。
 みんなが楽しくある事は、自分の力量では不足していると、暗に憂いているのかもしれない。

 立ち上がって、ショートドレスの裾やシワを正す。

「……うん、ボクはそろそろ男子寮に戻ろうかな。
 貴子ちゃんは、どうする?」

佐伯貴子 > なら、私とより先に同僚と交流を深めるのもいいかもしれないな。
(相手のストレスを慮っての発言である)

素晴らしい心がけだ。
私も見習おう。
(みんなが楽しくなるなんてことは絶対に来ない)
(それでも願う、そしてこの立場にいる)

君は男子寮に住んでいたのか…
貞操には気をつけてな…
(心配そうに)
私も午後からは試験があってな。
学校に戻るよ。
(そう言って席を立つ)
(会計は別々だ)

エルピス > 「そうはしたいんだけど……」

 ますます表情が暗くなる。
 色々頑張ってるけど上手くいかないとか、あるのかもしれない。

「貞操? よくわかんないけど大丈夫だと思う……」

 貞操、の言葉には不思議そうに小首をかしげた。
 直接的な単語でない分、性への連想が働かなかった為自覚するには足りず、ピンと来なかったのだろう。
 伝票を持って会計を済ませれば、その場を後にするだろうか。

「じゃ、またね! 貴子ちゃんっ!」

ご案内:「カフェテラス「橘」」からエルピスさんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から佐伯貴子さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に松渓 つばめさんが現れました。
松渓 つばめ > 試験期間中だろうと毎日結構な人入りを誇るカフェテラス。
学生街に店を構えていることもあり、あまり裕福でないつばめにとっては少々背伸びした場所ではある。

が、その立地の良さは、色々な店へのアクセスの良さでもある。
なので、ほんの僅か無理をして……
「ぬ゛ー………、ん」

少し大きな席に座り、パフェと格闘しながら、たくさんのチラシ、と女性向け雑誌を凝視していた。目が怖い。

松渓 つばめ > 既に何枚かのチラシはコースターのような扱いでパフェの盛られたグラスの下に敷かれ、写るモデルの女性を光らせている。

「これは、さすがにガキすぎるか……?」
生きるべきか死ぬべきかとでも言い出しそうな表情で悩んでいるのは、買うべき水着だ。

松渓 つばめ > 「男はやっぱり谷間に弱い!って、これホントに女が書いてるワケ?」
銀のスプーンをくわえたまま上下させ、頬杖をついて、雑誌をバサバサと振っている。

豪奢な体躯の女性が着る水着を、自分の貧相……じゃない、断然違う。アスリート体型に当てはめてイメージする。
彼女の脳内では、水着がパッドごと、ごそっと落ちていた。

……見るべき雑誌を間違えたようだ。

松渓 つばめ > 曇り空。さすがに海に入ったら寒いだろう初夏の風。

試験期間はまだ残っているが、ペーパー試験などは問題にもならない。
残ってる試験で彼女にとっての不安要素があるのは、実践考古学だけだ。
「うん、果てしなく甘い。今日は電車抜きね」
彼女の自宅は居住区東端、異邦人街との境目である……。

松渓 つばめ > 神経を砂糖が満たしていくのを感じていると、段々と何も考えなくなってくる。悪くない。

「いや、だめでしょ」
思い直して。もう一冊、『スレンダーガール専用!』という中々自己擁護の効いた煽り文句の雑誌を開く。

「やっぱバナナ刺してもらうべきだったかな。どーやって食べるんだって話になるけど」
スプーンだけでパフェを攻略するのは、中々に難しい。

松渓 つばめ > 「うん、タンクトップにホットパンツは水着って言って良いのかな」
内心少々達観しながら、今年の新作、というものを見比べていく。
彼女にとっては『歴史』となる程度の過去、腕辺りまで覆うワンピース水着が流行ったことがあると謂われているが、最近では、ツーピースが普通のようだ。

松渓 つばめ > 「ふむぅ、    んっ?」
さあ、という音にぴくりと顔を上げる。ただ目の端にあった観葉植物が、少し強く揺れていた。

「……あんまりこーやって悩んでても、決まりゃしないのかもしんないわね」

パフェを数口掻きこむ。すこしばかり頬が膨れ
「ぉ、  しま、った……っ」
天を仰ぎ、額をパシパシと叩く。頭痛が治まり気づくと、目尻には少しだけ涙が浮かんでいた。
「あー、ここでこのリアクションは無いわ。いや、むしろ本当に『失恋』でやってみたいくらいの勢いだわ」
漫画草子とほぼ似たようなシーンを演じてしまう自分に、少々げんなりする。

松渓 つばめ > 「時間的には……」
左腕の時計を見る。プラスチックが中心の安物だ。時価にして千円くらい。
彼女の腕は同年代の女生徒と同じ程度の太さ――骨の割合は随一だが――ではあるのだが、時計のベルト穴は、太い方から2番めだった。
本当に幼いころから使っている代物だ。

「……考古学試験、やれなかないわね」
スプーンでコーンフレークを混ぜる。このお店はわかっているなと思う。

松渓 つばめ > 「ウエハースあり、クリーム、果物、アイスと来て、最後にコーンフレーク。こうよね、これこれ」
メニューの写真横には、ちょっと年頃の女性が見たくないケタの数字が書いてあったりするが、最後の穀物でできた星屑を難なく腹に収める。
息をつきながらPON、と叩いて。
甘味は別腹に入らないが、別に嫌いではないのだ。唇を舐め、満足を表現する。

松渓 つばめ > そして、完璧なタイミングで小さなコーヒーカップが運ばれてくる。
「ありがとー」と店員の心遣いに感謝。非常に苦く濃い一杯で口の中を綺麗にする。

「まあ、このへんはインスピ……霊感よね霊感」
店からもらってきたチラシやファッション雑誌をカバンに突っ込んだ。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から松渓 つばめさんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に雪城 氷架さんが現れました。
雪城 氷架 > 軽食でも食べよう、そう考えて氷架はカフェテラスへとやってきた

此処最近、お昼をお腹いっぱい食べられない

なぜなら、恋人である零と一緒に昼食をとる機会が増えたからだ
そう、零の前ではまだ大食らいの宇宙胃袋を披露していないのだ。

考えてもみよう
彼氏にお弁当を作っていくとして、
自分だけ重箱3つとか持って行ったら、それはなにか違う
頑張っても同じサイズのお弁当箱じゃないといけないだろう
これは見栄の問題である

今日はすいている

お好きな席へどうぞ、と案内されたので窓際のテーブル席へ

雪城 氷架 > 『ご注文はお決まりでしょうか?』
愛想の良い店員さんが注文をとりに来た

「えっと」

ぱらり、とメニューをめくって

「このページとこのページと、このページ、あ、飲み物はコーラ」

は?という顔をする店員さん
そういえばいつもの店員さんと違う
新しくバイトで入った子かもしれない
なんだか戸惑ってる

仕方ないのでもう一度復唱する

聞き違えではないと理解した店員さんは足早に引っ込んでいった

雪城 氷架 > さて、暇な空気だた厨房が慌ただしくなった雰囲気を背に感じつつ、スマホを取り出していじる

そういえばまたしばらく麻美子に会ってないな、と思い、メールしてみる
『元気にやってるかー』程度の、簡素なメール

あんまり絵文字とかゴテゴテ使うのは苦手なのだ

ご案内:「カフェテラス「橘」」に霜月 芙蓉さんが現れました。
霜月 芙蓉 > 「今日は大目に食べよー……」

げっそり。と言うほどではないが、若干お疲れ気味の様子で食事に来る。

と、そこにルームメイトを発見した。

「あ、ひょーかちゃん。ごはんー?」

とてとてと寄っていく。

雪城 氷架 > 「ん、芙蓉じゃん」
かけられた声にそちらへ顔を向けて笑う

「そ、ご飯。もー試験で疲れきったしスタミナつけないとさー」
そう苦笑する

霜月 芙蓉 > 「あはは、私も結構お疲れ。だから、今日はちょっと大目にって思ってさー」

そのまま同じテーブルについて、ぱぱっとメニューに目を通す。

「んー、ひょーかちゃんのお勧めってある?」

適当にぱーっと見ても、中々に悩んでしまう。話題ついでに、と少し振ってみる事にした。

雪城 氷架 > スマホのメールの送信を終えて、芙蓉へ向き直り

「疲れた時はたくさん食べて体力戻さないとな、
 んー…ここの軽食はどれも美味しいからんぁ…芙蓉の好みで決めてもいいと思うけど。
 カツサンドとかキャベツ大量で超オイシイしボリュームも結構あるよ」

霜月 芙蓉 > 「そっかー、そういえばお兄ちゃんがたまに食べにくるってレベルだもんねー」

それだけ聞けば割と謎な基準の元判断を下し、取り敢えずカツサンドを注文する。具体的に名前が出たとなれば、やっぱりイチオシなのだろう。

「そう言えば、試験の調子どう?」

そのまま聞いてみる。確かこの同居人、勉強苦手勢だったはずである。

雪城 氷架 > お兄ちゃんが、と聞いてちょっとピクッとする
そういえばまだ知らないんだよな…?と顔色を伺うように顔を見て…‥

「あ、あぁ…座学の試験のほうは意外とすんなり。
 勉強会のメンバーに芙蓉が増えたおかげかな?」

実際、毎晩静粛にとはいかないが楽しく勉強できたのは友人達のおかげで、
そしてそれはしっかりと身についていたようだ

霜月 芙蓉 > 「あ、よかったー。みっちり教えたげた甲斐があったよ!」

にこ、っと笑顔。やっぱり、自分が教えた相手が成果を残してくれるのは嬉しいものだ。が、その前のピクッが気になる。

「でも、なんかあったの?ちょっとピクッとしてたけど……?」

首を傾げて問い掛ける。

雪城 氷架 > 「(うっ…ぽわぽわしてるくせにこういうとこには鋭い…)」

若干失礼なことを考えつつ

「い、いや別に……、
 そ、そういえば相変わらず芙蓉は兄貴とは仲良くやってるのか?」

そうだ、いずれ言わなきゃにしてもいきなり言うことはない
外掘りから埋めていこう

霜月 芙蓉 > 「うん、変わらず仲良くやってるよ!
最近お兄ちゃん、なんだか機嫌よくてさー。なんでかは教えてくれないんだけど、きっといいことあったんだろうなって」

にこにこ笑顔で兄の事を語る。そう、普段気だるげで気力に欠ける表情をしていることが多かった兄が、妙に笑顔が増えたのだ。

何があったかはわからない。が、それはきっと、兄にとってプラスの事なのだろう。

雪城 氷架 > 「そ、そっか…」
自分のことでそんなに……
と思ってしまうといけない、ちょっと意識してしまう
ほんのり顔が赤く

「まぁ仲良くやってるならいいことだよな、うん…」

店員さんがお皿を3つほど持ってきた

芙蓉のカツサンドと、氷架の注文したものの一角であるパスタにラザニア、
そして飲み物がテーブルにおかれる

霜月 芙蓉 > 「? ひょーかちゃん、どしたの?顔赤いよ?」

腐っても弓兵、目は鋭い。目ざとく変化を見つけて問い掛ける。

「あ、きたきた~♪」

その後、やってきたカツサンドに目がハートになってる辺り、弓兵の目も程度が知れる気がしてしまうが。
それでも一応、眼力は確かなのである。多分。

雪城 氷架 > 「うぇっ!?」

やばい、何この程度のことで顔赤くしてるんだ、
目の前のこの妹は鋭い、なんとか誤魔化さなければ

「しょ、照明の加減じゃないかな……。
 と、ほらほら来たじゃん、超美味そうだよなーー」

肉厚のジューシィなカツが、たっぷりの野菜と一緒に挟み込まれた大きなカツサンドだ

自分の前にも香ばしい香りのラザニアと明太子クリームパスタ
普通に考えればこれだけでも2人前だが、まだこれの10倍くらいは来る予定である

霜月 芙蓉 > 「えー、それはないよひょーかちゃん。当たってる角度変わってない、光量も変わってない照明の加減で顔色がはっきり変わるわけないよー?」

じっとー。比較的レアかもしれない、霜月芙蓉のジト目である。

「まあ、これはホントに美味しそうだけど……ひょーかちゃん、量多くない?」

見ただけでざっと二人前あるのだが。

雪城 氷架 > 「うぐ……」

ジト目で見られて思わず目を逸らす
ダメだ誤魔化しきれない、何か他の言い訳はないだろうか

「………ふ、芙蓉の顔に見とれたんだよ…てこれは苦しいな」
ダメだ、自分でツッコんでしまった。

もう誤魔化すようにご飯を食べるしかない

「え、そうか?」

見れば既にパスタの皿は空っぽである

霜月 芙蓉 > 「…………ひょーかちゃん、何か隠し事?」

じっとぉぉぉぉぉ。セルフツッコミを入れる言い訳とか聞いたことがない。
もう怪しさ満点である。

「って、はっや!?ひょーかちゃんそんなに食べるの早い系女子だったっけ!?」

その速度には純粋にびっくり。まだ芙蓉は「カツサンド食べ始めよっかなー」の段階である。

雪城 氷架 > 「………うん」

隠し事?と聞かれて肯定してしまうあたり、基本的にあまりウソがつけない性格らしい

「そうかな…お腹空いてるし、こんなもんじゃないかな」

とか言ってるうちにラザニアの皿も最後の一口になっている、はむ、とスプーンを頬張る

店員さんがお皿を下げつつ、新しいお皿をテーブルに置く
ハンバーグプレートとデミオムライスである

霜月 芙蓉 > 「堂々と隠し事を肯定したね……」

逆に拍子抜けである。肩透かしと言うか。

「隠してるってことは、私が聞くべきじゃない事……?
って、え、多くない!?早くて多くて早くない!?」

言語が錯乱している。

雪城 氷架 > 「いや、そういうわけじゃないんだけどさっ…」
わたわたと慌てる、こんな氷架も普段からは珍しく見えるだろうか
「………むしろ芙蓉には隠してちゃいけないことなんだけど、その…時期というか、なんというか…」
余計に気にならせるようなことまで言ってしまう

「部屋だとそんなでもないけど私結構食べるほうだから…」
淡々と喋りながら口に食べ物を運んでいるが、
なんというか異脳?かと思うほど早い

霜月 芙蓉 > 「えー、それ余計気になるんだけど……」

じとー。ジト目の大安売り状態だが、仕方ないというか当然だと思う。

「ひょーかちゃんがそんなわたわたするって結構レアな気がするし、隠してちゃいけないとか言われちゃうとホントに気になるなぁ……」

とか言いつつもカツサンドもしゃもしゃ。あ、これ本当に美味しい。

「にしても、それ「結構食べる方」で済む話……?」

軽く人間一人の一日分の食事量すらオーバーしていそうなのだが。

雪城 氷架 > 「うぅ…そうだよな……」
バツが悪そうな顔、ここまで言ってしまったらもう言ってしまったほうがいいのかもしれない
そもそも、芙蓉にだって、その好きになった相手がいるって話だった
しかしなかなか口火を切れない、迷っているように、目線が揺れる

「体質的にカロリー消費しやすいのかもな。
 こんだけ喰ってもちっとも肉つかないし」
世の中の女子を敵に回すようなことを言いつつ、目線はともかく手はちゃんと食事の動きをとるのだから女子は凄い

そんなことを話している間にも皿はあっという間に空になり、
次のお皿が到着するころには空になっている皿に新人店員さんも目を丸くしている
トン、とおかれたお皿はたっぷり煮込んだワインソース仕立てのビーフカレーライスと大きなシーフードピザ

霜月 芙蓉 > 「まあ、ひょーかちゃんって凄くやせ形だもんねー……」

正直、ちょっと心配になるレベルだ。これだけ食べても肉にならないというのは、病気なのではないかと疑ってしまう。

「……ね、ひょーかちゃん。無理に言わなくってもいいけどさ、私が知っとくべき事なんなら、出来れば早めに知りたいな」

ひょーかちゃんの様子を見るに、マイナスな事じゃなさそうだしね。と、ちょっとだけ真剣な顔で。