2015/08/24 のログ
■アーヴィング > そっか………そうか
オトネが割り切れんなら、俺はもう何も言わねぇ
前も言ったよな
世の中…自分の人生が一番大事だ…って
その瞬間瞬間が、誰にだって一番深刻なんだ
いつか、オトネが今日の事を想い出として話せるようになる日が来ると思う
でもそいつは…薄情って意味じゃねえ
きっと、何か大事な物がその手にあるって事だろうから、よ…
(その声から滲む疲労は…内面を察するまでとはいかなくとも
これ以上、自分が踏み込んで良い物では無いだろうと察するに十分で
同時に、彼女の胸の内に刺さった棘の存在も察せられて
ああ、難しいな…と
物語の中の英雄なら、何か素晴らしい思い付きと、心に染みるような言葉でも口にする場面だろうに
現実というのは本当に、難しい)
1人で頑張るんじゃねーぞ?
頑張る「必要」なんてもんはねーんだ
疲れたら足を止めたっていい
頑張るのが辛いなら、誰かに頼ってもいい
君の往く先に、いつも健やかな風が吹きますよう
(それは、故郷での祝福の言葉
旅立つ者に、なにかに挑む者にかけられる言葉
それは翻訳術式で変換された言葉だが、込められた意思は、願いは、原始的な魔術として機能し
声が重なるようにして、故郷での言葉が同時に響く)
おう、なんの魔術文字だっつー話だよほんと…
ま、翻訳がオートで働くから覚えやすいっちゃ覚えやすいんだけどな
(手元のサンドイッチを食べ終えれば、コップに半分残ったコーヒーをそのままに)
■綾瀬音音 > …………うん、ごめんね
(彼が心を砕いているのは十分解る。
だけれど、やっぱりまだ混乱しているのかもしれないし、物事を深く考えられるほどの状態でもないのだとも思う。
ただ、言葉にした瞬間、途轍もない疲労感が襲ってきた気がして、まぶたを落として、息を詰めた。
そのまま、彼の言葉を聞く)
思い出に、できるかな。
あんな事もあったんだよ、って何気なく、言えるようになるかな。
―――いつか、“忘れちゃても”いいのかな。
(そしてまた、誰かを好きになり違う形の恋をして、そこまでは行かなくても、一番大切なモノから彼を外してしまって、違うものを抱えて幸せになっても。
自罰的だとは、想わない。
ただ、やっぱり彼を愛していた事実は変わらなくて、そこに申し訳無さはあるのだ。
もう、届きはしないのに)
大丈夫だよ、アーヴィングさんにも話、聞いてもらってるしね。
うん、ちょっと色々お休みするよ。
もー、ここ二三ヶ月突っ走ってきたから、ちょっと、疲れちゃったしね。
…………うん、ありがとう。
ええと、うん、無理はしない。
――――――――――――。
(綺麗な音がした。
いや、それが、彼の口から発せられたものなのはわかったけれど、見知らぬ音がした。
知らない異世界の言葉と、知っているこの世界、自分たちの言葉。
それが祝福の言葉だと、自分の行く先を祈る言葉だと、痛いくらいに伝わってくる、音であり言葉。
それを聞いて、涙が流れる。
悲しいわけでも切ないわけでもないのに、泣くことが止められない。
ぐっと、一度唇を噛むとまぶたを開ける。
見えたのはなんてこと無さそうにサンドイッチを食べ終えた青年の姿。
何だが救われたような、気分になる)
あははは……、まあ、言霊って言葉もあるしね。
翻訳がオートっていうのはちょっといいなぁ、英語とかにも、働けばいいのに
(嗚咽するでもなく泣きながら、涙を拭うこともしないままフォークを握って、チーズスフレに突き刺した。
少し乱暴に一口に切ると口に運ぶ。上品な動作ではないが、そうしたい気分だった。
味はあんまりしないけれど、こう、思うのだ。
前に進まなくては、と。
彼の祝福の言葉は、そんな気分にさせてくれた)
■アーヴィング > 謝んなよ…
謝らなくていい
お前は悪く無い
(首をゆるゆると振って
ゆっくりと、言い聞かせるように)
ああ…いいんだ
覚えて居たいなら、覚えてりゃいい
忘れたいなら…忘れちまえばいい
それを願えるのも、咎められるのも、居なくなった当事者だけだ
だから、お前が決めちまっていいんだよ
(故郷では死を選び、死者として世界から消えた男が死者を語る
口にすればするほど、自分の身にも重ねられ、また考えさせられる
でも今だけは、それらを心の棚に上げて、目の前だけに言葉を紡ぐ)
ああ…休め休め、ゆっくりとな
人間、生きてりゃやらなきゃいけねぇ事とか、やるべき事とか色々あるけどよ
一番大事なのは、やりてぇ事だ
(溢れた涙には一瞬、目を見開くが
それにぐっと耐える様を見せられれば、それには触れず
ほんと、強い女だ、と胸中で呟き、口の端がわずかに吊り上がる)
ははっ、別の国の言葉に関しちゃ俺の頭の出来がよくねーのか、ほんと簡単な意味合いくらいしか判んねーけどな
そうだな…
気楽に行こうぜ?
― Take it easy ―とかな
ああ、いい顔だ
風に向かってまっすぐ顔上げたってぇツラだ
(ニィ、と唇を吊り上げ、アイスコーヒーのストローを加えると一息で飲み干す
これで、食事を終えるまでという約束は終わり
立ち上がると二人分の伝票を摘み上げ)
今回もいただいてくぜ?
(じゃあな、とヒラヒラと振りながら、レジへと向かって歩いていく)
■綾瀬音音 > …………ん。
ありがとう
(またごめん、と言う言葉をいいそうになったけれど、それはきっと違うから。
ならば礼の言葉が一番ふさわしいだろう)
うん。
……うん。
そうだね。
今はどうしたらいいかわからないけど――きっと、何処かに答え、落ちてるもんね。
生きていれば
(どうしたらいいのかわからないのは、本当だ。
悲しんでいいのかも、怒っていいのかも、ソレすらもよくわからないけれど。
生きていれば、きっと何処がで答えを拾い上げることは出来るだろうと、そう、言えた。
彼の心に秘めた感情には気づけなかったけれど)
うん、そうするよ。
まあ、学生だからね、普通に学校に行って、普通に友達と話して、ちゃんとご飯食べてお風呂入って寝るよ。
……やりたいこと、かぁ……
(そう思えばやりたい事、なんて真剣に考えたこともなかった。
一度考えてみるのもいいのかもしれない、とふと思う。
涙を漸く手の甲ので、頬の部分だけ拭って。幾らでも溢れ出しそうな涙だったけど。
ケーキを乱暴に食べて一気にアイスティで流し込んで。
顔を真っ直ぐに上げた)
案外そこら辺は不便なんだね……。
でも解るんだ。
―――、気楽に、かぁ……。
うん、そうだね。
向かい風のほうがやりがいがあるね、とは言えないけどね。
――落ち込んでるのも何か違う気もしてきたから。
(だから、きっと大丈夫。
そう笑う。伝わればいい。
そして、摘み上げられた伝票にあ、と零す合間にレジへ行ってしまう。
御礼の言葉も抗議の言葉も間に合うかどうか、ただ、ただ――静かに頭を下げた)
すいません、アラビアータ一つ
(そして、近くの店員に遅い夕食を注文する。
食べたい気分だった。
きっと味なんてしないだろうけれど、何かを確りと食べよう、と思うくらいには。
風の中で真っ直ぐ立つためにも。
ちゃんと自分で答えを見つけるためにも。
――確りしなければ、と思うから)
ご案内:「カフェテラス「橘」」からアーヴィングさんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から綾瀬音音さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に嶋野陽子さんが現れました。
■嶋野陽子 > 新しい週が始まり、朝と午後の薬剤合成
<筋トレの事>と、その間の講義を済ませると、制服を
リュックに入れてスポーツビキニで走って登校した朝
とは違い、制服姿で学生街のカフェテラスまで歩いて
きた陽子。
今日は少し涼しいので、アイスやかき氷ではなく、
洋梨のタルトとアイスティーを注文する。
注文したものが来るのを待つ間に、今週やるべき事を
チェックする。白崎先輩の死を、畝傍さんとメアさん
には告知しないといけない。あと、風紀委員に接触し
て、ミウさんの自首についてと白崎先輩の自殺につい
て相談を持ちかけること。これは綾瀬先輩の伝手が使
えないため、手探りとなる。
後はやなぎさんに、学園生活が甘くない事を教育でき
る人を探さないと。男性の知り合いが少ないから、ど
うすればいいかしら…
こうして列挙すると、今週も結構課題山積だ。
■嶋野陽子 > しばらくして、アイスティーと
洋梨のタルトが来たので、ゆっくりと味わい始める
陽子。ここで一息入れたらば、スーパーで食材を買
い込んで電車で寮に帰るのだ。
冷蔵庫には、常に数人分の食事やつまみを作れるだ
けの材料を常備するよう心掛けている。
■嶋野陽子 > タルトとアイスティーが無くなる頃には、
今日の買い物リストがまとまる。
「ごちそうさまでした」と手を合わせると、伝票を持って
足早に会計に向かう陽子。今日の夕食は久し振りに和風
で行ってみよう。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から嶋野陽子さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に四十万 静歌さんが現れました。
■四十万 静歌 > パラパラと、シインから貰った本の原稿を読みながら、
時折、別の本を読んで、
紙に何事かを書き込んでいく。
お勉強と読書。
両方をやらないといけないのが辛い所。
いや、片方に集中してもいいのだけど、
なんとなく集中できなかった結果がこれである。
ちなみに、テーブルの上には注文したホットミルクティーが。
■四十万 静歌 > 「んー……」
とはいえ、流石に目が疲れてきたので、
一端読む手を止めて、
眉間をもみほぐしつつ、
紅茶に手を伸ばし――
「はふぅ……」
のんびり一息、である。
ご案内:「カフェテラス「橘」」にリビドーさんが現れました。
■四十万 静歌 > 「――読んで感想を出さないといけない、
勉強もきちんとしないといけない。
両方やらないといけないのが辛い所ですね。」
なんて、いってみたりするが、
何かが解決するわけではない。
ちょっと寂しくなって、
ぶるりと両手で身体をだきしめるようにして身を震わせる
■リビドー > 「でも、覚悟は出来ているんだろう。キミは出来ている。」
後ろから掛かる声。なぞらえるように声を紡いだ。
静歌の姿を見つけ、声を掛けたのだろう。
「やぁ、今日も勉学に励んでいるのかな?」
■四十万 静歌 > 「!?
きっちりネタを返されるとは思いませんでした!?」
びくりとはねるように後ろを見て突っ込む。
「まぁ、励んで……いますよ、
ええ、読書しながら。」
余所見するあたり、集中のほうは散々なようだ。
■リビドー > 「はっはっは。漫画だって立派な書物だぜ。カバーするとも。」
かんらかんらと笑ってみせ、席に手を掛ける。
「相席、いいかい。」
四十万静歌を確かに見て、座るだろう。
■四十万 静歌 > 「もう、叶いませんね。
ええ、別に誰かを待っているわけではなし、
どなたでもどうぞ、ですよ。
相席したい方がいれば、ですが。」
なんていって、どうぞどうぞと、
上目遣いに微笑みながらすすめるだろう。
「そういえばリビドー先生って、
何がお好みなんですか?」
■リビドー > 「ふむ、好みかい。
……実に難しいぜ。その質問は。」
目尻を下げ、眉間にしわを寄せる。
所謂、苦い顔だ。
「…………取り敢えず、キミは好きだな。」
困った顔をして、絞りだす様に答えた。
■四十万 静歌 > 「え、そんなに難しいですか?」
と可愛らしく小首をかしげる。
なお、飲み物の事なのだが、
まさかの答えに。
「なるほど、私が好きなんですね。」
全く気づかずに答え。
「……」
暫く、あれ、何か変じゃなかったと考えて、
カァァァと真っ赤になってゆき――
「なななな、なにをいってるんですか!
どんな飲み物や食べ物がすきかって話で、
いや、その、嬉しいですけど、
そうじゃなくて……!」
てんぱった。
■リビドー > 「ああ、難し過ぎるとも。
ボクに取って好き、と言うのはとても難しい。」
ため息を一つ付き、肩をすくめる。
「総てが好きと云いたいが、総てに興味を持っていないと取られても困る。
悪平等に総てを好きと言う気は無いとも。だからこそ、答えを出しづらくて。
……いや、そうなのかもしれないが。出来うる限り否定したくてね。」
難しい話になるぜ。
そう言ってみせて、再度ため息。
「……まあ、そうだな。とりあえず、こう言うよ。
何でも好きだぜ。但し、地雷を踏まない限りは、みたいな。……なんてね。」
■四十万 静歌 > 「なるほど……」
と少し首をかしげ、
「興味はあるし、嫌いなものは特にないし、
好きだといえなくはないけど、
全部好きだなんて口が裂けてもいいたくはない、
しいていえば、地雷系のものが嫌い、と。」
うん、と一つ頷いて。
「公正な目でみないと、
何かを正しく見ることはできないし、
語ることもできない、
って奴なのかもしれませんね。」
リビドー先生らしいです、
と微笑むだろう。
■リビドー > 「地雷系のもの、ではないな。
どうしても個人的に気に食わないものがある。
まぁ、案外多いぜ。地雷。嫌いでいたくはないが、嫌いでないと他のものを好きになれない。
どうしたって矛盾が出てしまい、飲み込めなくはないが――やっぱりなんか気に食わない。
みたいのがまぁ、ある訳だ。」
ため息を付き、肩を竦めてみせ。
この前シインのやつがエルピスに寄越した銃の中に入ってた弾丸とかな、とかぼやきつつ。
「……そう言ってくれると嬉しいものだよ。
四十万静歌はリビドーを見てくれているな。嬉しいよ。」
何処か嬉しそうに、笑ってみせた。
寂しさから転化したような、そんな笑みだろうか。
「っと、何か頼まないといけないか。」
■四十万 静歌 > 「なるほど、二つは両立できないもの、ですか。
確かに、それは難しい話ですね。」
なんて、竦めるようすにクスリと笑う。
そして、ぼやきに――
「あ、あの銃の弾ってそんなに凄いものだったんですか?」
なんて首を傾げてきくだろう。
そして――
「私もみられたいですからね。
そのためにも相手を見たいとは思ってますよ。」
きちんとみれてるかは微妙ですけど、
と、あははと照れて紅くなってわらう。
「あ、私はケーキを追加注文しますけど、
リビドー先生は何になさるんですか?」
■リビドー >
「両立は出来なくとも包括や内包は出来るのだがね。
全く、ボクもまだまだだ。……ああ。意匠は嫌いではないが、アレはな。
此処に置いておくには少々劇物過ぎる。だから少々気に入らなくてな。
まぁ、天秤を壊す類とは言え、まだ全然対処できない類ではないんだが……
念の為、弾丸だけは取り上げて処分したよ。」
疲れた様子で、ため息を一つ。
「……ああ、ケーキにしようかな。ショートケーキと、ストレートティにしよう。
今日はシンプルなものが欲しい気分だ。」
■四十万 静歌 > 「まぁ、全てを完全にできるのもつまらないし、
存外それくらいが丁度いいと思いますよ」
なんてふんわり笑って――
弾の話を聞いて――
「なんというか、恐ろしいものだったんですね……
私の方のも処分いたしますか?」
と、ちょっと蒼ざめて聞くだろう。
「では、私は、そうですね。
モンブランとお代わりを頼みましょう。」
そういって、店員を呼んで、注文をするだろう。
■リビドー > 「かもしれないな。
……案外、総てを包括し得るとしたらそれは愛で、案外この世の地獄を体現するものかもしれないな。」
この前見た魔法少女モノのアニメがそんな感じだったぜ、と、冗談めかして付け加えた。
そうして、肩をすくめる。……サブカルチャーも嗜むらしい。
「外宇宙からの侵略者の方がまだ可愛いぜ。
……んー、そっちは解析しないと分からないな。好きにするといいさ。
とは言えまぁ、身に余り、持て余す類である事は確実だろう。
恐らく神器の類ではあるが、神器は往々にして……そうだな、ボクはなんと云うと思うかい?」
冗談交じりに確かめる様に問いつつも、静歌が呼んだ店員に注文を通す。
少々、意地悪に期待したような顔だ。
■四十万 静歌 > 「愛は様々な形があって、凄い力を秘めますが、
それ故に恐ろしいものですからね。
――愛と完全は似ているのかもしれません。」
なんて、笑って――
「まぁ、それじゃあ、とりあえず好きにしますが、
迂闊に使う事のないようにしますね。
使う事があればよっぽどの危機のときくらいですから、
早々ないとは思いますが……」
と、いわれて撃たれて間もないのでなんともいえないのだが、
その辺りは笑って誤魔化して――
「え、その続きをあててみろですか?
いやいや、難しい話ですが――
神器は往々にして力が強大で、
身の程を知らぬものの身を滅ぼす、とかですか?
そうでなくても、その力に過信して、
大きなミスを引き起こしそうですよね。」
なんて、首を傾げるだろう。
■リビドー >
「ああ、そう言えば愛と完全の関連を説くような哲学や宗教は有るな。
似ている、ってのも同意だぜ。」
笑いはしないものの、軽い声で発する。
答えを聞けば――
「……惜しいな。往々にして災厄を呼ぶ。
それを使う事でもあれば、それが引き寄せる事でもある。
使われてこその、神器だからな。」
脅かすように、言ってみせる。
「もっと簡単に言えば、銃を持っている存在として認識される。
まあ、迷彩でも掛けておけばいいのかもしれないが――と、品物は来たみたいだな。」