2015/06/07 のログ
ご案内:「歓楽街・大通り」にカエラムさんが現れました。
カエラム > 「……ま、まって、まって!」

……死神の両脇には、いつかの街娼。
先日はカエラムのことを魔物と騒ぎたてた彼女らも、一晩経てば魔物でも構わず食ってしまう心意気だ。

「~~~!」

流石にもう捕まらないだろうと思ってアクセサリーを探しに来たカエラム。
ところがどっこい、こうもあっさり捕まってしまったのであった。

カエラム > しかし今回ばかりは、彼女らの手をそっと払う。

「……おかね、だいじなひと、ぷれぜんと、かう。だから、むり、ごめんなさい。」

そう言って頭を下げる。街娼らはその様子にたじろいだ。

(あ、いや……いいって、いいってば! もとはと言えばアタシらが強引に引っ張ってきたんだしサ……)
(ごめんね、ガイコツさん。カノジョ、大事にしなよ?)

「かのじょ、ちがう。」

こうして二人の街娼から逃れられた死神は、プレゼント探しの続きを行うのであった。

カエラム > 店を回ること数時間。
現世の人びとが何を売って暮らしているのかが、大体わかってきた気がする。
ほかにも色々なところを回ってみよう。

カエラムは、歓楽街を後にした。

ご案内:「歓楽街・大通り」からカエラムさんが去りました。
ご案内:「歓楽街」に雪城 氷架さんが現れました。
雪城 氷架 > 休日の補習帰り
なんとなく時間もまだ早く、寮へ足が向かわずに歓楽街に赴いた
なんだか一人で歩くのが心細い

ついこの間、この近くで九郎と麻美子と一緒にファストフードを食べて…
比較的平和に過ごしていたのに

カフェでの一件が、まるで別の世界に引き込んでくれた
なんだか麻美子にも連絡しづらくて、つい一人でこんなところに来ている

雪城 氷架 > 「(兄貴、まだ見つからないのかな)」

学校の先生に聞いても、来島先生は無断欠勤中だという
手元のスマートフォンに視線を落とす

並ぶ発信履歴・不在の文字

ご案内:「歓楽街」に犬飼 命さんが現れました。
雪城 氷架 > 騒々しい表通りと違って裏通りは比較的静かで、つい考え事に耽ってしまう
学園と島の安全の為の組織である公安と風紀
どちらも一般生徒が頼りにする、信頼をおく組織のはずだったのに、
……公安委員会は、もう信用できない。

犬飼 命 > 長身の筋肉質、羽織っているのは風紀委員の制服だ。
頭には何故か猫が乗っている。

「おい、こっちは人通りが少ないとはいえ歩きスマホは危険だぞ」

学園の風紀を取り締まる風紀委員、休日でも活動を行っているものは多い。
しかし風紀委員の中でも凶犬と呼ばれる男が目の前に現れた。

雪城 氷架 > 声をかけられ、びくっとなってそちらを向く

目に飛び込んできたのは(氷架にとって)見上げてしまうような長身の男、
そしてもはや見慣れた風紀委員の制服

「あ、あぁ…悪かったよ。もうしない」
慌ててスマホをポケットに仕舞う

「(なんだ…何だコイツ…風紀委員っぽいけど随分凶悪なツラだぞ…なんか頭に猫載せてるし…ヤバいヤツなんじゃ……)」
でも風紀委員だしな…色んな考えが頭を巡る

ご案内:「歓楽街」に蒼穹さんが現れました。
ご案内:「歓楽街」に松渓 つばめさんが現れました。
蒼穹 > (二人のその身長差は、少なくとも30cmはあるように見えた。)
え…美女と野獣?
(大体、この組み合わせを見るにそんな形容が合っている気がする。多分だが。)
…やっほ、休日で、歓楽街のこんな所でバカンスってトコかな?
(取り敢えず、横槍がてら片手を馴れ馴れと振りながら、御挨拶を遣ってみる。)

犬飼 命 > 大きなあくびを一つ、猫もつられてあくびをする。

「んぁ、物分かりのいいやつだ。 つーことでさっさと帰ることだなぁ。
 こんな日に制服とは補習だろうが、トラブルに巻き込まれるんじゃねぇぞ。
 この間も物騒な出来事があったばかりだからなぁ。
 休みの日まで仕事増やされるとかなわんのだわ」

物騒な出来事、つまりはこの間のカフェテラスの騒動のことであろう。
気怠そうなこの様子、警戒のためにわざわざ駆り出されたということか。

「ん……? あぁ、お前巻き込まれ済みだったかぁ。 ハッハッハッ!」

どこかで見たことのある氷架の顔、そういえば風紀委員の報告書で見た事がある。
その本人であったかと。

松渓 つばめ > 「今日は分け入っても青い山ー」
軍手をポケットから覗かせ、歩く。ホームセンターのような所があれば良いのだが、と思って。

「お、や?」
つい最近どこかで聞いたような笑い声。あまり良い予感はしないが、つい探してしまう。
……脇道方面だったか?

雪城 氷架 > 聞こえてきた声にそちらを向いて…
「あぁ…ソラじゃないか、こんなとこで何してるんだ?」
珍しいところで会ったな、と思いつつそんな言葉を返す

「そりゃ私達の安全を守ってくださる風紀委員の言うことならな、
 あんた達を頼りにせざるをえない一般生徒としては当然言うことを聞く義務があるよ。
 休日まで警ら?ご苦労様だな。 ……別に好きで巻き込まれたわけじゃないけどな」
大柄な男相手に臆する様子もない。

蒼穹 > そりゃー、こっちの台詞だね。
ま、単に暇つぶしに練り歩いてるってとこかな。…んで、ヒョウカは、何してるの?
(ゆらり、言葉の主へと手を振りながら。)

…風紀委員…かぁ。
(ぼそり。因みに、話中のその警察組織でも、己は最早サボリで有名である。そういえば、あの大男も風紀委員だったか。)

松渓 つばめ > 「ちょちょとそこの風紀委員っ」
ひょ、と覗いた視力2.0の先。
暗がりで見たワルな風紀委員の先輩が、女の子を困らせているように見えた。
例えば、ちょっとアブナイ捜査の直前。

「また女の子つかまえて強制執行でもするのっ?」
犬飼に向け指を振りながら数歩。近づきすぎて首根っこを掴まれたらたまらない。

犬飼 命 > 声の方に目を向ける、どこかで見たような……。
すぐに思い出せないので考えるのをやめた。

「殊勝な心がけだ。
 事件については災難だったなと言うところだな。 運が悪い。
 けど最近は事件に巻き込まれる生徒が多くてなこっちの上も、あっちの上もピリピリしてんだわ」

こっちとは言うまでもなく風紀委員のことだ。
そしてあっちとは公安委員会のことになる。
どちらも学園の秩序と安全を守る組織なのだがここ最近はどうもおかしい。
バランスが取れていないのだ。

「だからそうなる前に何とかしようと休みの日でも警備を強化しなくちゃならなくてなぁ。
 ハッハッ、そういうのは警備部の仕事だろうにとうとう手が回らなくなり始まりやがった」

一連の騒動、どうにも広がりすぎている。

「あぁ!?」

記憶に残るつばめの声、急に凶犬の顔つきで声の方へと振り向いた。

雪城 氷架 > 「散歩、なんか色々考え纏まんなくてさ。
 この通りはよく来るんだよ、露店の食い物も上手いし」
とソラに返しつつ……

「……大変だな。
 ま、私ら一般生徒としてもあんた達に頼らざるをえないからな…」
目の前の風紀委員は粗暴に見えてなかなかどうして、職務はちゃんとしているように思えた

「……ん?」
狂犬フェイスが向くと同時にこっちも聞こえた声、つばめのほうへ目線を

蒼穹 > …ああうん。
(己は風紀委員…のサボリである。であるからして、己が彼の事を知っていたとして、彼が己の事を知っている道理はない。彼の仕草にて、それを察して、一つ横槍のついでに、そういう事なんだろうねとジト目の横目を溢した。)>犬飼

ふーん、そうなんだ。
っていうか、前から結構食べ物について絡むことが多いよね。
…何か思う所でも?
(なんだろう、トラブルめいた会話が流れてきた気がする、風紀公安ときたら次にくる言葉はきっとトラブルである。彼女も巻き込まれたのだろうか。)>雪城

松渓 つばめ > 彼は自分が声をかければ最初はまず喧嘩腰でくるだろう。とは理解していた。
もしもあの後ホントーにフタモリ先生の所に行き、その治療で自分のことを忘れてなければ。

しかし、ケンカは良くない。何故ならまぁ多分勝てないから。
挙句誤解だったらこの上なく格好悪いから。
「あんまり女の子いじめると、センセーに言いつけても良いんだから、ね?」
どの先生だよ……と自分でも内心顔を覆う。お陰で語尾が思い切り弱腰。

三人の雰囲気を見て、これは誤解だなー……と薄々思ってもいるくらいだもの。

雪城 氷架 > 「ん?別に他意はないけど…裏通りだとそう有名な店とか遊び場もないしな。出店が美味いぞーって、そんだけだよ」
うん、と頷いて見せる。消して食欲におぼれているわけではない

「…別にいじめられてないけどな」
早合点だろうか、活発そうな女子高生に目を向ける

蒼穹 > あれー。そうなんだ。
…まぁなに、ヒョウカ、かなり細いしね。うん…そういう事なんだろうとは思うけど。
(ちら、と相手見ては合点がてら同じく一つ頷いた。)

…女の子いじめ、ふむ…?
(って事はつまり…この場で女の子いじめしうる人物と言えば…だが、多分誤解じゃないだろうか。)

犬飼 命 > つばめと出会った時の怪我は蓋盛教諭の治療を受けていなかった。
つまししっかりと記憶に残っているということだ。

「思い出したぜぇ、その顔……あの時に取り締まりを妨害したあの女ぁ!
 いじめとは言いがかりにもほどがあるってもんだ、指導といじめを見間違えるとはなぁ!」

犬飼にとって言いつけられる事自体は脅しにもならない。
違法であれば教師も取り締まり対象である風紀委員会は権力的には教師より上になることもある。
氷架との対応とは一変、みるみるうちに凶犬状態。
生徒の安全を守る風紀委員のイメージとは正反対だ。

松渓 つばめ > ツインテールに一刀両断され、意気がへなっとなったのもあるだろう。
犬飼の啖呵もそりゃあド正当。
振っていた指は力なく地に向いたかと思うと、一喝を受けて飛び上がったかのようになり、
「ひゃーごめんなさいごめんなさい、謝る謝るからペッチャンコだけは勘弁勘弁っ」
そのまま頭を抱えて丸まった。……ぺろ、と舌を出しつつ。

雪城 氷架 > 「そうなんだよ、結構食ってるんだけどなー」
と、ソラに返事を返しつつ、二人の様子を伺う。

…なんだろうこの子、前にも何か風紀委員相手にやらかしてるのか

蒼穹 > …わー…女の子いじめだー…。
(横目でチラリ。先程の言葉を拾いながら傍観。これも多分、絵図だけ見た状況的には間違いない言葉だと思う。経緯は…よく知らない。)

蒼穹 > 何だろね、体質の問題かな。…っていうか、よく食べてるんだ…。
(やっぱり、何だかんだ食事には縁があるようで。)

犬飼 命 > そんなつばめの謝罪態度に犬飼の沸点は臨界に達した。

「あ……?」

つばめに向かって蹴りが放たれる。
そのまま受ければ吹き飛んでしまうほどの強力な。

この犬飼という風紀委員、こうなると口よりも先に手が、足が出る。
たとえそれが女子生徒であろうとも関係がない。
だから『首輪』がつけられているのだが今回はまだ反応がない。

ご案内:「歓楽街」に軍ヶ浦十乃さんが現れました。
軍ヶ浦十乃 > 「んー、何だ、賑やかだな……」

 ハンバーガーをもっきゅもっきゅを食べつつ、歓楽街を歩いていれば、なんか賑やかな一団を見つけた。
 なんだろう、と思い首を突っ込む、もとい、近寄ってみることにする。

松渓 つばめ > 「まーじでーっ!?」
顎。蹴り抜かれればフタモリ先生行きは私の方だ、が、躱せるような体勢ではない。
咄嗟に取れるのは、魔術。上半身の『慣性』を削り、衝撃を抑えることしかできない。

「へうっ」
ヒットの瞬間変な悲鳴が出た。が、止まっていようという『慣性が無い』ので靴に伝わる手応えも僅か、だろう。
代わりに、十分な反応ができていない下半身が、引っ張られてポーン、と、『たったの1メートル強』飛んだ。

蒼穹 > やっほ、トオノ。…昼食かな?
(知り合いが見えたのでとりあえず手を振りながら。女の子いじめの現場を横目である。)

雪城 氷架 > 「ちょ…おい、女相手に乱暴なやつだな!」
凄い蹴りが入ったのを見て慌てる…が、それほど大事には至っていない…?
この女の子も異能者か。

軍ヶ浦十乃 > 「ん、おう。そんなところ。
 クーポンあったから安く買ってきた。芋食うか?」

 と、袋の中からポテトの入った箱を取り出し。LLサイズ。

「よう、氷架。どーしたんだ。」

蒼穹 > んじゃもらおっかな。うーわ…でっか。
(ひょいと、一本、いただきます。芋を一つ摘まみ上げればはむはむと食して。)

…どうにも、この頃食事関連に絡むことが多いと思うんだ。
(ちら、と氷架の方に目配せしてみたり。)

…いじめいけない。(ほそぼそ。)

犬飼 命 > 女子生徒への唐突な暴行、まるで安全を守る風紀委員とは思えない。
犬飼にとっては取り締まり対象への『再教育』なのであろうが、犬飼の基質によるものかも知れない。

「ハッ、反抗の意思ありってか? いい根性してるじゃねぇか女ァ!」

思ったより飛ばなかった、手応えがなかった、それだけで十分だ。
犬飼はつばめに対して『徹底的に再教育』を施すことを決定した。
威力を殺されるというのであればそう出来ないように捕まえる。

つばめを拘束しようと腕を振り上げて歩み寄る。
髪だ、その長く捉えやすい髪を掴み取ろうと腕を振り下ろす。

雪城 氷架 > 「ちょ、ちょっと待てよお前!短気すぎるだろっ」
思わず、咄嗟に、犬飼の腕を掴もうとする。

「のんきに挨拶してないでお前も止めろよ十乃っ」
目の前で暴行行為が行われてるのに何のんきに食ってるんだと、非難の目

松渓 つばめ > 一回転して、べちゃんと腹から落ちた。
両手の中指と薬指を曲げているのは意味不明だ……が、
「ちょ、なんでそこで追撃なのよっ」

ごろごろごろ、通常人の脳内にある『寝返りを打つ早さ』よりは早い。1回くらいは逃れられ、る。ええなんとか。

蒼穹 > …案の定だったね。
これ、どうしたもんなんだろ。
(ポテト食いながら、呑気な傍観。己も風紀委員だが…サボリだし、まぁいいか。)

軍ヶ浦十乃 > 「おう食え食え。食べるのも趣味にしちまいな。」

 さくさくではなくほんのりしなりぎみ。
 だが、しなった芋と塩がうまく絡み合い、不思議な触感で不思議と美味しい

「割って入って良いもんか様子見てんだよ……っと。」

 転がったつばめに近づき、ポテトを彼女の口に含めようとしてみる。
 しんなりぽてと。 

「おう、落ち着け。」

犬飼 命 > 犬飼の腕は空を切る、寸でのところでつばめに逃げられた。
だが、追い詰めた、次こそ掴まえられる。
だが……。

「!? 邪魔すんな女ァ!」

氷架の邪魔が入った、腕を掴まれた。
それを犬飼は腕を振り払う。
振り払うというという生易しいものではなかった。
氷架の顔を『狙って』拳を振りぬく。

犬飼という男はそういうことを平然とする男であった。

そのおかげかつばめへの再追撃は行われなかった。

雪城 氷架 > 「───」
ただ異能が使えるだけ、の一般生徒にそれが回避できるはずも受けれるはずもなく、
振りぬかれた拳は氷架の顔を薙ぎ払う

華奢な体がごろごろと転がる

「…ぁ……ぅぁ……ッ」

顔を抑えて蹲ったまま、動かない

軍ヶ浦十乃 > 「ちょ……」

 氷架への暴撃を目指する。
 分かりやすく、顔を顰めた。
 とりあえず、つばめの対応は後回しだ。食わせられたかどうかはともかくポテトを押し付け、犬飼に近づく。

「おいおい、それは駄目だろ。ダンナ。
 止めようとしただけの別嬪さん殴ってもいいことねーぜ。」

松渓 つばめ > 「もぐも……」
回避中にポテトを口の中に突っ込まれて目を丸くする。
(なにこの達人!?)
あ、塩味おいしー……緊張していた神経のヨソで、そんなことを考えたりも。
しゃくしゃくと数回咀嚼し、ごくんと飲み込む。力が抜けた。
「……いや、そうじゃなく、って」
バチっという音にびくりと竦む。

犬飼 命 > 本来であれば『首輪』による『制裁』が行われてもいいはずだ。
それだというのに今日はまだない、それは犬飼も少し不審に思っていた。

(ハッ、バランス取りのつもりかよクソ委員長)

上の考える事など複雑すぎて理解は面倒だ。
だが意志はたしかに感じ取った、気に入らないが従ってやろうと。

「あ……それがどうした?
 これは『再教育』だ、それを妨害したとならぁ、当然!
 風紀委員の活動妨害として取り締まる! それだけのことだ。
 それともアンタも活動妨害しようっていうんじゃねぇだろうなぁ?」

止めに入った十乃をじろりと睨みつける。
もしそうなのであるなら容赦はしないと。

軍ヶ浦十乃 > 「教育、教育なぁ……ったく、風紀も公安もなんつーかなぁ……
 ……まー、いーか。そんならやってくれてもいーぜ。」

 ふぁ、と小さくあくび。
 そのまますんすんと歩き続け、犬飼の間近まで近寄る。
 地味に拳の振りにくい、その位置で。

「ほら、身体はここだ。とは言え目立っちまってもしらねーけどよ。
 だからまぁ、何があったのかぐれーは冷静に教えてくれよ、なぁ?」

蒼穹 > うわぁお…まじでこれ女の子いじめの現場じゃん…。
気を付けてー。
(被害者の各々をチラチラ。さて、立ち向かう彼に目を遣れば生憎とポテトをもぐもぐしながら、傍観。あれでも、ヒョウカって結構強大な能力持ってたような。…それとこれとは話が別なのだろうか。)

蒼穹 > それにしたって、風紀委員の風評が下がるのは頂けないねぇ…。
(サボリではあれど、一応風紀委員なのだから、はっきりいって己としては少々迷惑である。ここにいる面子全員あの狂犬に殴り伏せられたら笑い話にもならない気がする。)

松渓 つばめ > 起き上がる。
活劇演じた自分はともかく(実際鼻の頭くらいしか怪我していない)、ツインテールの方が気になるし……。
(でもー、あの二人挟んで向こう側よねー)
コソコソと這って行っても見咎められて踏み潰されたりしないだろうか?
コソコソする。「ね、あんた、生きてる?」氷架に声をかけながら。

雪城 氷架 > 蹲ったまま動かない、動けない
今まで感じたことのないような衝撃を顔に受けて、頭も混乱してる

口の中にじんわり生温かい鉄の味が広がるのを感じる
ああそうか、殴られたのか
今頃ようやくそう頭が理解する

理解したところで、襲われる痛みと熱さ
顔の一部が痺れたような熱いような

氷架はまだ顔を手で抑えたまま、蹲っている

犬飼 命 > 十乃そのふてぶてしい態度は犬飼の怒りを買うには十分すぎた。
活動妨害、態度不行、なんだっていい理由なんていつも後付だ。

「ハッ……」

上半身をひねる、間近に迫った十乃に対してその距離から強引に殴りかかる。
その生意気な横顔に拳を振り抜こうとする。

「お前に教える必要があるかぁ!? お前も取り締まりに決定だっ!」

やはり口より先に手が出ていた。

ご案内:「歓楽街」にヴィクトリアさんが現れました。
蒼穹 > …おっそろしいねぇ。
(多勢に無勢ではあったが、あえなく全滅しそうな勢いである。あ、一人復活してた。)

軍ヶ浦十乃 > 「ぐっ――!」

 強引な拳を地に足を付けて、拳を受ける。
 少々口の中を切った。血を吐き出す。

「――おぉ、喧嘩で済ませるにゃもったいねー拳をしやがる。
 やりてーなら場所変えようじゃねーか。なぁ、路地裏とか邪魔が入らねーかもしれねーぜ。」

ヴィクトリア > なにやってんだあいつら。
【巡回中、というか、いかがわしい仕事中。風紀の乱れを糺すという名目のため、今日連れて歩いてるのは風紀委員系の連中(注:この中の一人というのもあり)】
うわーおもしれー。マジ?
おそろいで何やってんのあいつらマジ受ける、あれどう考えても懲罰もんじゃん、あはははは。
【現場の様子を見れば、暴れてるのは風紀。今のこのご時世でギャグという他ない】

松渓 つばめ > ここに至ってヤバイんじゃこれ、と思う。男の膂力で無防備に顔を殴られたら普通アブナイものだが。
「え、まさか本当に保健室行き……?」
回復魔術、なし。勉強しておけばよかった。

「ねえ、マジでほんと、ねぇっ」
医療施設だと、ここからはタクシーでも拾うことになるか。
が、一人では運べたものではない。
見渡して。

蒼穹 > …やれやれ、止まんなさそうだね。
これは、さっさとどっかに避難した方が良いかな。
それとも…もう少し野次馬してるかな。
(ポテト食いながら、呑気に思考しつつ。しかしこれ、絶対面倒事になりそうである。)

ヴィクトリア > おーい、あいつら何やってんだよ。お前もだけど。
なー? なんかどう見ても風紀のバカが暴れてみんなで止めてるっぽいんだけど。あれ、何?
【とりあえず騒ぎに加わってないっぽいもう一人の風紀……蒼穹に向かってとりあえずのいきさつを馴れ馴れしい態度で聞く】
あ、ちょっと貰うぜ―?
【そして容赦なく他人のポテトをつまみ食いする】

蒼穹 > ん、見たまんま犬が暴れてるっぽい。
んで、私は野次馬しつつ昼食ってとこかな。
(相変わらず、呑気である。ちら、と相手見て。)
わぁ、これは驚いた。私じゃなきゃ怒ってるだろうね。
(さっと払い除けつつ。)

犬飼 命 > 拳を避けずに受けた十乃に意外だという顔。
その上での提案、その答えとして犬飼は。

「いい度胸じゃねぇか、お望み通り場所を移して……。
 なんて言うと思ったか?
 その代わり他の二人を見逃せだなんてそんな甘い考え……通用すると思ったか!?」

挑発した上での提案、厄介事をその身に引き受けようとでも言うのか。
あぁ、素晴らしい。そういう生徒は最近は実に多い。
だからこそ上の仕事が増えるんだろうと。

「チッ……」

局長、面倒な奴まで来たものだ。 おまけに風紀の連中まで引き連れていやがる。
どうせ『公安の胡散臭い男』に頼まれて動いているんだろう。
だが、別の意味で安心だ。 こういうのに介入はしないだろうと。

軍ヶ浦十乃 > 「いや、ここでやりあったら目につくだろ。
 と言うかもう来ちまったな。ああいうのとか――
 見逃すも何も、ダンナが疲れるぐれーまでは俺は立ってられるだろーっつ寸法だぜ。
 仮にも転がってた少女の方が戦える能力者だろ。しっかし、止めるつもりが乗り込んじまったな……。」

 ヴィクトリアたちへと振り向く。
 ……俺のポテトが食われている。その言葉は飲み込んだ。
 ……ややこしい事になったと思えば、やや腫れた頬を掻く。


「あー、そっちの嬢ちゃん。俺がここに立ってていいのか?」

ヴィクトリア > あ、けちー、いーじゃんかよ減るもんじゃなし少しぐらいボクにも食わせろよ(注:減ります)
んで、キミあれどーにかしないの? これどー見ても風紀ヤヴァイと思うんだけどさー。
具体的に言うなら、アレほっとくとキミの立場もヤバイと思うんだけど。どーなの?
いや、ね?
荒事が大嫌いなボクとしては、関わり合いになりたくないし関わらないのが処世術と思うんだけど、善良な一般生徒としては、やっぱり見て見ぬふりできないとかそう言う、なんてーの?義憤ていうの?があるじゃん?
……たぶんあってるよな?

で、めんどくさがりのボクとしては、キミが関わらないってなら、なんかしないといけなくなるかもしれないわけ。
もう少し具体的に言うなら、キミがボクなんかほっといて事態を収拾に動くか、どーしてもって頼まれたら仕方なくボクも関わり合いにならないといけないなってそう言う。
まあ、ほら、どうして持って風紀にお願いされたらボクだって善良な生徒だからさ?
そういう学生の義務感みたいのがないわけじゃないんだよ。わかるでしょ、こう、なんつーの、いわゆる正義感みたいなやつ?

【要はボクの手を煩わせる前にどうにかするか、でなけりゃ関わらせてメリットよこせと、そう言ってるのである
向こうがこっちの素性を知ってるかどうか知らないが、そんなのは些細な事だ】

松渓 つばめ > (ってかホントこれ助けてくれないし)
「ああもうっ」
一応、魔術により『停止』をゆるめて背負うこと、そこから体力で運ぶことはできる……そう判断した。その後の疲弊は知らない。

「動けないのはわかったわ、じゃあ起きてる?息してる?息してなかったらしといてっ」
後半は自分の緊張をほぐすため。息があるのはわかってる。

変に跳びまわるような運搬も彼女のためにならない。「ちょ、と、ホントごめんね、」
持ち上げて、担いで、背を向け歩き出す。

止められなければ消えます。携帯で近くの適当な店にタクシーを呼ぶだろう。

雪城 氷架 > つばめに持ち上げられるその体には力がない、華奢といえど重く感じるかもしれないが……

たたっと地面に落ちる赤い雫の音の中で、小さく消えるような声で
「……ごめん、ありがと」
と聞こえたかもしれない───

ご案内:「歓楽街」に”マネキン”さんが現れました。
ご案内:「歓楽街」から松渓 つばめさんが去りました。
ご案内:「歓楽街」から雪城 氷架さんが去りました。
”マネキン” > 【暴れる風紀、殴られた男子生徒と倒れて手当てされてつれていかれる女子生徒。
そんな構図をファインダーに収めて、野次馬にまぎれてやってきた怪しげな男がデジカメのシャッターをきろうとしている】

(歓楽街まで足を運んでみれば、ここも騒動か。)

ヴィクトリア > あー、そっちの女子2人、つばめと氷架だっけ、行っていいよ。怪我だろ、いいよいいよ。
危ないから。
もしかしたら後で被害者で事情聞くかもしれないんでそんときゃよろしくな。
あ、タクシーとか使ってもいいからな。あとで申請すりゃ向こうに出させるから。
【とりあえずけが人と介添にテキトーに声をかけて促す】

蒼穹 > いやまぁ、それはねぇ。
でも面倒っていうか。私はただの通りすがりって言うか。
見てるだけなら私の立場が危ういっていうのは間違いかもね。

…あはは、正義か。笑わせてくれるね。
そういう言葉、嫌いなんだよね。
さて、と。…んじゃま、ポテト一本あげるからそれで。
関わりたくなきゃ関わらなくてもいいんじゃない?
(適当な応対であった。明らかに面倒くさそうにひょいとポテトを投げやれば、何処へやら、立ち去るだろう。己もまた、関わりたくないから関わらない。それだけの事である。)

ご案内:「歓楽街」から蒼穹さんが去りました。
犬飼 命 > 逃げようとするつばめと氷架を犬飼が見逃すわけにはいかなかった。

「女ァ! 逃すと思ったかぁ!?
 覇道開ー」

犬飼が二人を捕らえるために異能を使用しようとした瞬間であった。
首輪から機械音声が流れる。
『チャージ完了、離れてください』
犬飼に対しての制裁の合図であった。

「……あのクソ委員長! があぁぁぁぁぁっ!」

途端、犬飼の体に電流が流れる。
過剰というほどのその電流により犬飼は膝をつく。
さすがにこれでは二人を追うどころか活動すら不能なほどの負傷であった。

軍ヶ浦十乃 > 「……うん? 何だ。」

 悶える犬飼へ、訝しげな目をやる。

「えーと、よくわからねーが……
 ……俺も行っていーのか?」

 どうしたものか、と周囲を見渡す。

(……ギャラリーも増えてきたな。)

”マネキン” > 九九九、滑稽だな。何かに使えそうではないが、折角だから撮っておくとしよう。
【彼は電流の制裁を受ける犬飼にカメラを向けたまま、シャッターを何度もきる。
電撃で痙攣する体が記録されるのだろうか。シャッター音が周囲によく響くことだろう。】

(騒動はやはり落ち着いた場所から観察するに限るな。
しかし…わざわざ歓楽街まで出てきたと言うのに、先ほどの女子に手当てと称してこれを使えなかったのだけが残念だ。)
【彼はそんなことを考えながら、ポケットの中の黒いアンプルに手をやった。】

ヴィクトリア > ……あー。まァいいけどねぇ。
報告にゃ入れとくぜー?
【蒼穹を見送りつつポテトをくわえる】

まー、そーなるだろーねぇ。自業自得自業自得。ばーかばーか。
よーぅ、ひさしぶり。
お前さ、こうなるの分かってたくせに暴れたろ。しかもボクに気づいてたよな?

【取り巻きの連中とともに犬飼に近づきつつ、十乃にも向き直る。撮影には取り巻きが邪魔だ】

あ、お前?別に行きたいならどっか行ってもいいぞ
出来ればボクに事情教えてくれるとありがたいけどな。
ほら、コイツの言い分だけじゃあからさまに鵜呑みにするのアレだろ?

とりあえず事情聴取ってのしないとマズイじゃんこーゆーの。
んで、このバカの話しか無いってーと、問題あると思うんだけど、どーよ。

【こともあろうに十乃のポテトをもぐもぐしながら、小生意気そうな猫耳フードは偉そうに言い切った
すごく偉そうに。一方的に。
ぶっちゃけ何様だこいつ、ではある】

ヴィクトリア > あー? こりゃどっかからなんか撮られてるな。
ボクとしてはあんま嬉しくないなぁ。つか堂々とやりゃーいいのに。
おーい、そこの取材班、こっちこっち。
もっとアップで撮りたいんだろ? 出てこいよ、ボクが許可してやるよ。
【シャッター音が響けばさすがに気付く。
そもそもいつからこのちんちくりんな小娘の許可が必要になったのかは定かではないが、あえて表に引きずり出す。
応えればよし応えないなら……まあそう言うとこなんだろう。
それにこっちが中心になればボクは被写体から外れやすくなるからな。】

軍ヶ浦十乃 > 「あ、俺のポテト食ってやがる。まあ良いか。
 おう、んじゃさっくりな……そーだな。単純にあの付き添いで去った嬢ちゃんとそこのダンナが仲悪ぃーみてーで喧嘩してたんだよ。
 んで、俺と氷架……倒れた女子が止めようとしたら思い切りなぐられて、こーなった。」

 肩を竦め、溜息。ポテト以外を食べ物を回収した。

「俺たちが手を出さなけりゃ両成敗だったかもしれねーだけに、ちと悪い事しちまったかもな。
 とは言え、あんな美人さんに手を上げるっつーのもなぁ。……こんなもんか。
 んじゃ、俺は行くぜ。何かありゃ1年の軍ヶ浦十乃で探してくれりゃ見つかるだろーから、事情聴取が必要なら見つけてくれ。」

ヴィクトリア > あ、お前のなの? 美味しく頂いてるよ?
それと残りは持ってかれたぞー?

まー、どう考えてもその話だけでコイツが悪いしそもそも風紀が主犯ってのが問題だろ。
正当防衛ってことで済むんじゃないか? っていうか済ます。

そんだけ聞けりゃ別に行きたきゃ行っていいよ。
ポテト食われたお前の立場で嘘つく理由もないしな。
くすくす、ポテト位なら損害賠償受け付けるけどナ?

【とりあえず十乃に指示と返答。やはり小生意気なガキである】

”マネキン” > ………あぁ、いやー、どうもすいません、広報部でーす。事件でェすかぁー…?
【男はいつもストックしている偽造学生証の一枚を提示しながら、ヴィクトリアに近づいていく。
フードを目深にかぶって顔はよくわからないが、へらへらとした雰囲気をよそおっているようだ。
演技かどうかは…並み程度の技量、というところだろう。】

事情は…へェ、そういうことだァったんですかァ。

犬飼 命 > 毎度のことではあるが『制裁』を受けた後は体が思うように動かない。
口から血を吐き出すとそのまま倒れる。
周りを囲む風紀委員の取り巻きと逆さに見えるヴィクトリアの顔。

「局長さまじゃねぇか、笑いたけりゃいつもどおり笑っておけ。
 アンタがいようがいまいとも、首輪があろうがなかろうとも俺はいつもどおり『活動』するだけだ。
 そもそも、こんな首輪なけりゃぁ風紀委員にすりゃなってねぇよ、クソッタレが」

暴力的な犬飼を抑えこむのであれば違反生徒として交流するのが手っ取り早い。
だというのにわざわざ首輪をつけて風紀委員として放置する。
本来であればこのような状態であるのはおかしいのだ。

「局長様もうちの奴ら連れ回して何事だよ。
 また、クソ野郎に頼まれでもしたかぁ?」

どういうことがあったのかなど犬飼が知る由もない。
だがヴィクトリアがこうして動いているということはそういう事なのだろうと。

軍ヶ浦十乃 > 「まじかよ」

 回収しようとしたら持ってかれてた。
 ヴィクトリアの生意気な素振りにも飄々と答える。腹を立てる素振りもなさそうだ。

「あー、かまわねーかまわねー。
 どーせポテトは食われるもんだし、折角だからどっかで食い直す。
 んじゃ、またな。」

 ともあれ、その場を去るだろう。

ご案内:「歓楽街」から軍ヶ浦十乃さんが去りました。
ヴィクトリア > で、目的は何よ。
まあさァ、別にお前がなんだってどーでもいーんだよ。
ボクにとってマイナスじゃなきゃそれでいーよ。
でなきゃお前の立場がまずくなる、オーケー?

【カメラ小僧には、逆らわなきゃ好きにしてイイけど、ボクの気分を害したらしらねーよ、とはっきり示す。
他の連中ならともかくボクにそんな学生証通るかよ、なァ?】

やー、別にね、キミがどーしよーとボクは知ったことじゃないんだけどさ。
でもほら、善良な1生徒であるボクとしてはさすがに街で風紀が暴れてるってのは見過ごせないじゃん?
だいたい今の状況でコレやったらどーなるか分かってんじゃないの?
いやさァ、僕は君がどーなろーと知ったことじゃないけど、色んな所でいろんな人に迷惑がかかるのは良くないかなぁって思うんだよ。
繰り返して言うけど、僕は君がどうなろーと知ったことじゃない。
くどいようだがどうなろーと知ったことじゃない。
でも君がそう言う迷惑をかけたっていう事実自体はどーしよーもないじゃん?

あはは……でさァ、キミがコレでどーなるかは君自身想像付くんじゃないかと思うんだけど、どーよ?
【邪悪な笑みで見下ろしつつ、この先の不安をテキトーに煽る。容赦なく煽る。
普段の電撃でこんなになるんだ。大問題起こして責任取らされるとなったらどうなるんだろうなぁ】

ヴィクトリア > おー、またな!
【アレは気持ちのいいやつだ。裏表ないってのはいいなと思いつつ十乃を見送る】

”マネキン” > いやァ、広報の仕事なんてジャーナリズムってやつじゃないでェすかー。真実を報道する、っていうねェー。
【へらへらと笑って答えている。
が、突然雰囲気を変え、ヴィクトリアにだけ聞こえるよう小声で囁くように話し始めた。】
………別段こちらの立場を不味くしても構わんが、やりすぎんようにすることだ。
権力と言うものは振りかざせる相手にしか通用せんぞ。

まあ、交渉は受け付けよう。のちほど…な。

【離れると十乃に向かって声をかける。】
あっ、お疲れ様でェーす!

ヴィクトリア > 利害ぶつからねーならどーだっていいっつってんだよ。好きにしろよ。
下手に出て通してやるっつってんだからわざわざ荒立てんなよ、しばくぞ?
こーゆーのボクが嫌いなの知ってんだろ?
【カメラ小僧の発言に即座に返す。
苛つくやつだな……やっぱこの偽造の癖は例の絡みかよ。ボクが一番嫌いなタイプじゃんかよムカつくなァ】

犬飼 命 > 「……」

十乃が去っていくのに対して口を閉じていた。
次あったら容赦はしないといつもは思うのではあるが目の前のヴィクトリアによって興が削がれてしまった。
どちらにしろ、十乃含めた三人の犬飼に対しての印象は最悪であろうが。

「善良な一生徒だなんてアンタが言うかよ。 ハハハッ!
 そうだなぁ、生徒の安全を守る風紀委員が一般生徒に暴行を振るった。
 風紀委員会としては当然、生徒からの評価が下がるのは免れない。
 とんでもない失態だ」

それは犬飼でも理解していることだ。
自身が暴れるほど、風紀委員の評価が落ちる。
そのため安全装置が取り付けられて大事に至る前に『制裁』が下る。
以前にも犬飼が行き過ぎた行為により風紀委員会の評価が大きく落ちたことがある。
その時も結局は『制裁』が下り、犬飼は謹慎処分となった。

謹慎処分となった?
それは違う、謹慎処分で済んだのだ本来であれば処分はもっと重いはず。
この局長、相変わらず言い回しが遠回りで面倒くさい。

「つーか、言うならさっさと言えよ。
 てめぇ、今度は何の見返りがほしいんだよ」

忌々しい、倒れたままヴィクトリアを睨みつけていたがこの状況で逆らえる立場ではない。

”マネキン” > 九九九、好きにさせてもらうとしよう。
なに………せっかくの同業者だ、落第街なりの挨拶と言うやつだと思え。

あっ、どォーも。でもほらァ、こっちもそういうのは上が判断すゥるんでェー。
とりあえず言っときまァーす!

じゃあ、事態も落ち着いたみたいなんで、これでェー!
【突然へらへらした様子に戻って、派手に手を振りながら立ち去ろうとする。
目深に被って顔の分からないフードと相まって、奇妙だ。】

ヴィクトリア > 挨拶ってのは、土産持って頭下げるって意味だろーがよ。
宣戦布告ってならそっちの仕事はかどりにくくなるだけだっつってんだよ。分かれよ能なし。
ボクとやりあう気がないならちっとはおとなしくしとけよ。
【カメラ小僧に釘だけは差しておく。うざい】

ご案内:「歓楽街」から”マネキン”さんが去りました。
ヴィクトリア > あー、悪い、お前バカだったもんなァ。
こんな言い方してもわからないよなバカだったもんな。バカじゃしょうがないよな。頭悪いんだもんな。
バカだから教えといてやるよ。
……お前さァ、このままだとどっかで死ぬぜって言ってんだよ。
別に自殺したいってヤツ止めてやるほどボクは酔狂でもないよ?
そんでもさ、使えるものだったら使いたいって思うところはあるんだ?

そうだなぁ……あはは。
どうやったらこの足どけてもらえると思う?
【踏む。見下ろしながら顔面をキレーに踏む。むぎゅって音がするかもしれない。】

お前さァ、何がしたいのよ。
ボクはむしろそっちが気になるなぁ。

犬飼 命 > 「てっめぇ……!」

こんなに屈辱的なことはない、小さな少女にバカ呼ばわりされた上に顔を踏まれるなんて。
今は抵抗する体力がないからなおさらである。

「クソが……そう簡単に死んでたまるかってんだ。
 兄貴の居場所がわかるまで死ねるかよ!」

犬飼の心の中には常に苛立ちがあった。
二年前、消息不明になった犬飼の兄、犬飼健。 その消息を未だに負っている。
しかし追えども追えども消息は掴めない。
情報が少なすぎるのだ、その上調べようにも故意的に情報が消されているそんな痕跡がある。
そのため捜査は一向に進んでいない。

その苛立ちを風紀委員の活動で発散させているつもりではある。
当然その苛立ちは薄れることもなく活動が行き過ぎるという結果を招いていた。

「んがぁ!? てめぇ! やめっ!」

なかなか言葉にしない犬飼をヴィクトリアがさらに踏みつける何度も。

「んがっ……お、俺は……二年前の事件を追っている!
 がぁ!? おいっ……兄貴を……探してるんだよ!」

ヴィクトリア > 【その言葉で突然ケリが止まる。代わりに膝をついて殴り始める】
あのさぁ……ボクはさ、キミと変わんないくらいやっぱバカだからさ。
お前と同じよーに他人を屈服させたり平伏させたり言うこと聞かせたり命令すんのが大好きなんだよ。
しかもボクはぜーたくでセレブだからさ、それで、言うこと利くだけの人形や世話人はもう間に合ってるわけ。
わかる? わかるよなァ? こういうところに関してボクとお前で大差ないもんなァ!?

そうだよ、お前と同じくらいボクはクズっぽいからさ、ボクはお前に自発的に従ってほしいわけよ。
頭を垂れ、屈服して、命令には従っても、尻尾はふらずいつか寝首をかくって思っていながらそれでもボクのために働く。
クズでゴミみたいなプライドのために自分を捨てれない、そんなお前みたいなダメ野郎を傅かせたいワケ。
わかるさ、同類だからな。そんなの死んだ方がマシだって思うだろ?

ボクはさァ!
……そう言うさ、そんなコトするくらいなら死んだ方がマシだって思う連中が愛しいんだよ!分かれよ!あぁ!?

だから、そう言うお前みたいな連中がヤケ起こしてくだ巻いて暴れるだけの人生送ってるのが許せねーんだよ!
せっかくすげーモノ持ってるのに活かしどころもわかんねーで暴れて問題起こしちゃ何も出来ないこと嘆いて苦しんで鎖に絡まってもがいて悶えてるのが許せねーんだよ!
……なぁ、分かれよ、テメーなら分かんだろ、こういうのさぁ!

ふざけんなよてめェ!
お前自分で自分裏切って首絞めて殺してんの分かってんのかよ、わかれよ!
ボクはそう言うお前らがいないとやってけねーんだよ!
そう言うクズみたいなお前らがクズみたいなボクを守って生かしてんだよ。
おまえらすげーんだよ、なのに……ナニ馬鹿やってんだよ、この気持ち分かれよ、わかんだろ?
分かれよ畜生……お前だって大事なものがあるんじゃんか……ボクにはないんだよ……わかれよ……分かれよバカァ……
お前はボクより持ってるし素晴らしいんじゃんかよ……なのに、なにやってんだよこんなとこで……

【だんだん放っておいても叫ぶように絞り出してくる。
そして、さっきまで蹴っていたのにしまいには妹や恋人が泣きつくような、そんな様子だ。
いつも偉そうで癇癪持ちで他人をいたぶって喜んでるコイツの様子とはちょっと違う。
突然半泣きになりながら本心をぶちまける内容は、このへんの場所では思い当たるフシがあるものも多いかもしれない。
みんな、自分はいつかできるとおもいながら、出来ない自分を嘆くことで暮らしているのだから。

そして少女には頼るところも頼れるものも欲しいものも得られるものも足りなかった。
いつもそうだ。
自分では友達だの知り合いだの相棒とか言いつつ、足りなくていつも遠ざけるのだから。
それでも、欲しがらずにいられないのが自分だ。どうしようもないこと分かっててもほしがる。
だから、せめて周りには金だけでもくれてやる。そう思っていた。】

犬飼 命 > 黙って殴られ続ける、一つ一つは小さいものの何度も殴られればその痛みは無視できないもの。
それ以上にヴィクトリアの、少女の本心が痛いほど降り注いでくる。

「ごちゃごちゃ……」

バカかこいつはと、心の中で思う。
こっちにもこっちの事情があるのだ。
どうにかしたい気持ちとどうにもならない現実、その間にある大きな壁に苦しんでいる。
首輪を付けられて飼いならされて凶犬として動き回る。
それでも指の一つでその動きを束縛されてしまう。

(そうかよ……俺は死んでるって言うことかよ。
 飼い殺される、飼い殺された。 こんなもの死んでいるとの同じだ。
 それをヅケヅケと指摘して同類だと?
 ふざけるな、そんなことで理解されてたまるか。
 俺の心を理解したと思ってくれるな。
 その上で俺に泣きついてくるなんて……そんなんだからてめぇの周りから人がいなくなっていくんだよ)

(こいつは……)

「ごちゃごちゃうるせぇよ!」

ヴィクトリアの殴りつける腕を掴んで止める。
まだ体力は回復していない、だがゆっくりと立ち上がって面向かう。

「俺の気持ちを勝手にわかってんじゃねーよ! 同類扱いしてんじゃねーよ!
 てめぇの気持ちは俺にはわかんねーんだよ! なのになんで俺にぶちまけるんだよふざけんな!?
 理解して欲しいのか!? なんなんだよてめぇは! 何様のつもりなんだよ!
 ちくしょうが……」

(……捨て猫かよ)

手て胸を押さえつける、苦しい。
その顔は苦痛で歪む、体の傷の痛みではない、心の傷の痛みでだ。

(こんなの……見捨てれるかよ……)

ヴィクトリア > じゃー、なんだってんだよ……!
お前みたいに暴れてハイおしまいじゃすまないんだよ、ボクはさァ!
そうじゃないってなら、こんなとこでくだ巻いて女の子殴ってんじゃねえよ……

ボクはさ、金しかないんだよ!?
せめてお前らにしてやれることが金しかないんだよ!
立場も力も全部金で買ってるだけなのは知ってんだろーがよ!

……でなきゃ、でなきゃクソみたいなボクにお前らみたいな奴が知りあいでいてくれるわけ無いだろ!
何様でもないよ……何様なわけ無いだろ?
カネ集めのうまいだけの弱いものにたかるハエってのはお前らのボクの評価だろ……
そうだよ、お前だってボクが屑だってよくわかってるんだろ?

……じゃあ、お前は何やってんだよ。
ボクは集金してお前らみたいなのに配ってやるしか出来ないんだよ。
それ以外に何が出来るってんだよ……金がなくなったらボクなんか何の価値もないだろ?

持ってる奴がボクに説教くれるなよ!
お前の言うとおり、ボクがほしがるとみんな離れていくんだからさあ!

【華奢な腕を受け止められれば、振りほどくことも出来ない。
ただただ、言葉で抵抗するのが精一杯だった。
ボロボロと涙が止まらない。
いつも傷ついてぼろぼろな猫は、治ることもなく傷を舐めることしか出来ないのだから。】

犬飼 命 > 「わかるかよ……てめぇが言うとおりよぉ、俺は馬鹿だからよぉ!
 周りに噛み付くしかわかんねんだよ!
 何が俺が持ってる奴なんだよ……俺からしたらてめぇの方がよっぽど持ってるじゃねぇか……」

普段は虚勢を張って自分を守っているくせに、今は自ら傷つけている少女が目の前に居た。

「俺には俺の持ってるもんがわかんねーんだよ!
 それなのに俺に価値があるかのように語るんじゃねーよ!
 いい加減さ……黙れよ……耳が痛いんだよ……」

掴んだ腕を引き寄せて胸に引き寄せて押さえつける。
もうこれ以上、鳴き声を聞くのはゴメンだと。

一匹の猫が犬飼の足元に擦り寄ってくる。
そういえばここに来るときに頭に乗せていたが騒動でどこかに隠れていたのか。
そうだ……いつも猫をあやしている時はこんなことをしていたか。
ゆっくりとヴィクトリアの背中を撫でる。

ヴィクトリア > だって……だってさ、だって……お前は探すものがあるじゃんか!
大事なものがなんだか分かってんだろ! ズルいじゃんか……
大事なものってのはどんな気持ちなんだよ! そのために何かするってのは!

ボクには、何が大事かなんてわかんないんだよ。
大事なものを持ったことのないやつには、大事なんてわかんないんだ……

だからキズつけて迷惑かけるしかできないのもわかってるよ、ああそうだよお前と一緒だよ!
だけどお前、そうじゃない方法知ってるんだろ……?

……ボクは、ボクはさァ……ボクは……
………………どうやったらしてもらえるかしか考えらんないんだよ……ちくしょう……!
【泣きながら。
でも、どうしていいかわからなかったから。
きゅ、と服を掴んで、抱き寄せられるままに、胸で泣いた。】

犬飼 命 > 泣き続けるヴィクトリアの背中を撫で続ける。
こんなことで泣き止むかなんてわからないし、どうにか出来るような言葉を持ち合わせていない。
不器用な生き方しかしてこなかった犬飼だ。

何もない、空っぽなだから他人を求める少女。
迷い猫だ。
何かを探していつまでも迷い続けている子猫。

「そんなの俺に求めても俺がわかるわけねぇだろバカが……」

答えを今ここで出せるわけもない。
ヴィクトリアがバカで屑ならば犬飼もバカで屑だ。
そんな二人がこの瞬間に答えを出せるわけもなかろう。

まだぐずるヴィクトリアを突然抱え上げる。
体力はだいぶ回復した、それぐらいの余裕はできた。

「飯食うぞ、腹……減ってんだろ?」

ヴィクトリア > 【少女には大きな劣等感が設定されている。
体型、性格、態度、礼儀、感情、余裕、そのどれもがコンプレックスだった。
いつも偉そうに振る舞っていながら、そのどれもが満たされない。
女らしくしとやかに丁寧に上品に余裕を持って偉そうにするのではなく暴力や癇癪を起こさない悠然とした振る舞い……というのは全部無理だった。
欲求があれば我慢できず、すぐ感情が揺さぶられ、卑屈になり、行儀が悪く、礼儀もなってない、男だか女だかわからないカラダ。金でつながった関係、友人や仲間にもすぐに当たり散らし、ちょっと苛立つと彼らの態度にもすぐ不機嫌になる。
古い友人と呼べるものもいないわけじゃないが、向こうはこっちのことをどう思っているかわからない。

手に入れたいものがどうしても手に入らない。
強く望むと離れていくし他人を傷つけるのに強く望まざるをえない。

そんな矛盾を忘れるために日々を豪華にするがそれもまた劣等感だ。虚栄が理解できないほど頭は悪くない。
つまり、日常生活は劣等感で構成されてると言っていい。

そんな少女だから、時々こうやって自分がわからなくなって爆発するのだった。】

ぅん……?
うん……そうだね……
【抱きかかえられる。軽い。
意味がわからない。
分からないが、一人でいる時より胸に抱かれていると安心するのは何故だろう。
制服にしがみつくよう、きゅっと握りしめ、身を預けた。
またやってしまったという思いと、人前でやってしまった後悔と、激昂後の放心状態でわけがわからないままだった
でも、まあ、いいか……】

犬飼 命 > ようやく落ち着いたことに安心をする。
抱きかかえたままゆっくりと歩き始める。
先ほどの猫が後を追う。

(とんでもない捨て猫を拾っちまったもんだ……)

そんなことを思い浮かべながら、別のことが気にかかる。
そういえば飯はどうしようと。
外食するにも今の手持ちで足りるかどうか、そもそも外食をしたことがない。

「悪いが俺の手作りでいいか?」

学園では食堂を利用しているが、自宅では自炊をしていた。
文句を言われそうだが食材の賞味期限とかもあるからしかたがないと。

ヴィクトリア > ……なんでもいい。
【とりあえず、どこでもいい、隠れて一人になりたかった。
でもそれが出来ないならどっかかくれるところにいくだけだ。
……その体は思ったより小さく……震えていた】

犬飼 命 > 「そうか……」
同意を得たところで自宅である住宅街へと足を運んでいく。
抱えたヴィクトリアの身体は見た目以上に小さかった。
その震える体を撫でながら、どんな料理をつくろうか考えを巡らせながら。

ご案内:「歓楽街」から犬飼 命さんが去りました。
ヴィクトリア > 【そのまま犬飼に抱きかかえられ、運ばれていった。
その姿はいつも見る少女よりよほど小さかった】

ご案内:「歓楽街」からヴィクトリアさんが去りました。
ご案内:「歓楽街」にヴィクトリアさんが現れました。
ご案内:「歓楽街」からヴィクトリアさんが去りました。
ご案内:「歓楽街」にさんが現れました。
> 「猫耳が、ね」
目を傷つけるような光の中、店前で携帯を開く
そこには見知らぬメールが届いており、そこにはこの歓楽街で起こった事がかいつまんで説明してあった
どうやら、黒服達の中の連絡網に俺も入れられたようでその為の共有情報とやららしい
だが書いてあるのは何があった、ただそれだけでどうしろとも何をするんだも書いていない
その様が非常に事務的で、何処か気に食わなかった

だからかしらんが、気づいたらこの街に足を運んでいた
「あんまり好きじゃねーんだがなぁ、ここ」
とりあえず、例の現場の中心に向かって歩き始める

> 「この辺か」
程なく町を歩いていると、大通りの真ん中で微妙に空間が開いている
その周辺だけ妙に人口密度が高い辺り、当たりだろう
まぁ、だからっつーて何が出来るってわけでもねーんだがな
もう一度メールを確認する
ただ、そこには数名の男女、及び有名人物である(らしい)雪城 氷架と犬飼 命の二人の名前だけが書いてある
あの猫耳の名前がかいてねーのは、あえてなのか、本当なのか

なんとはなしに近くのカフェテラスに腰を降ろして珈琲を注文する
犯人は現場に戻るっていうし、もしかしたらなんかあるかもしれねーし、な

> つか、友人もろくにいねー奴のメールアドレスとかよくわかるよな
生徒名簿にだって載ってるような情報じゃねーっつーの

最終的には犬飼に猫耳が担がれていった、って書いてあるが
「てか、犬飼って誰だよ」
書いてあるのは何があった、だけで会話も何もねぇ
一方的に殴って、喧嘩になりそうなのを仲介した結果連れて行かれた、みてーな感じなんだがちんぷんかんぷんだ
「全く、俺も暇だよな」
一日しか会ったことねー奴の相棒?になって翌日のメールでこんな風に来ちまうなんてよ
犬かってーの
相棒っていうよりは駒だし、犬みてーなもんか
自虐的な笑みを浮かべながらも、心配なもんは心配だ
とりあえず、この犬飼って奴をしらべねーと、か

> 「なぁ、お前なんかこの辺騒がしーけどなんかったのか?」
歩いていた自分と似たような格好の二人組に声をかける
『あ?しらねーの?ここで風紀委員が女子生徒を一方的に殴ったんだよ」
『そーそー、なんか結構派手だったらしいぜ?
 その女子生徒も運ばれていったって』
『んで、しかもその風紀委員最後に女子生徒持ち帰ったって!

『やっべーよなマジで!これから風紀委員の奴らこの町あるけねーぜ?』
「へぇ、んなことあったのか
 その風紀委員って奴どんな奴だったんだ?」
『いやー、俺も又聞きだからさー。お前なんかしってんの?』
『いや、俺も図体デカくて凶悪そうな目つきな奴って事ぐらいしかしんねー』
「あー、もしかしてそいつ犬飼じゃね?」
『あ、犬飼の奴なのか!』
「知ってんのか?」
『あぁ知ってる知ってる。風紀の狂犬ケロベロス犬飼だろ?
 んだよ、あいつかー、んじゃしょうがねぇかもなー』
「しょうがねぇ、ってどういうことだよ」
『あ?しらねーの?犬飼っていやー教育だなんだって暴力振るいまくってる糞野郎だよ。俺の仲間もあいつにしょっ引かれてさー
 なんとかしてぇんだがホントあいつ強くて』
「へー、風紀委員の狂犬、ね
 ちなみに最後どっち行ったかしってっか?」
『学生街の方へいったみてーだけど…』
「あんがとよ、なんか力になれることあったら呼んでくれ、何時もこのへんにいっから」
『ん、あぁ、そん時は頼むわ!』『おう、じゃあなー』

> そのまま手を振って通りを戻っていく
学生街、ね
夕暮れ前の話で、今更なにができるかもわかんねーけど
「行くだけ行ってみっか」

ご案内:「歓楽街」からさんが去りました。