2015/06/18 のログ
■メア > あーくそっ…
子供相手に男がやる事とは思えないね、うん。
(首を鳴らしながら廻している内に抱き抱えられる)
っ……!
ハハ♪
変な事したら建物の高さより上から紐無しバンジーだよ♪
(捕まれば自身の力では逃げ出すことはできないと察し、
そう漏らす。)
■白崎玲刃 > ……ああ、そうだな。傍から見ると、俺が誘拐犯か何かに見えるだろうな
【玲刃は苦笑いを浮かべながら冗談めかして言いながら、
こっそり首へと手をまわし、延髄を押す事で気絶させようとする。
手刀で下手に動かれて、無駄にダメージを与えてしまうくらいなら、
自分の危険を覚悟で、確実に当てるべきだと判断したようだ。】
■メア > 今、僕を気絶させたら…
(白崎と共に地上五階ほどの高さにまでテレポートする。)
大変な事になるぜ♪
(そこからは何もしない。
先ほどから自分に対する攻撃は全て首元狙い、
恐らく傷つけずに無力化しようと言う算段だろう。
甘ちゃんが…反吐が出る♪
ただ脱力し何かするのなら抵抗もないだろう。
そのまま二人は空中を地面めがけて自由落下し始める)
■白崎玲刃 > …ああ、いいぞ。大変なのはいつもだからな
【メアの言葉に、苦笑いを浮かべながら、答えると。
そのまま、延髄を押し、気絶させる。】
とは、言ったもののどうするか……
【メアの気絶させると、
落下し始めた状態で、まずはメアを無事にどうにかする方法を思案する。
当然、いくら身体強化をしていようとも5階から落ちればただでは済まない。】
(当然、パラシュートやロープなんて持って無い、となると…
ここは、これだな。)
【何か思案すると、玲刃は、メアを抱いたまま、小石を転移させられて無い方の腕で、地面へと向けて衝撃波を放ちその空気抵抗と反動で、落下速度を和らげようとする。
当然、衝撃波を放った玲刃の腕は砕け悲惨な状態となる。
そして、その反動を使い身体を反転させ、メアを自分の上になる様に抱えたまま幾分か緩まった速度で背中から地面へと落ちてゆく。】
■メア > っ……
(信じられないものを見た様な眼で白崎を見るのを最後に
気を失い、二人は地面に着地する。
白崎の尽力のおかげでメアには何の外傷も無い様に見える。)
■白崎玲刃 > がっ!………―――――――
【玲刃は、地面に落ちると、
その衝撃で、全身の骨が砕け、内臓もかなり損傷を負う、
しかし、自身の再生の異能のおかげで、辛うじて一命は取り留めている様だ。
そして、メアが無傷の様子を見て、安堵した様な表情を浮かべながら、気を失った】
■メア > (数十分程経ったころ、少女が男の腕の中で目を覚ます)
ん……ここ、わ…
え…玲刃……?
(ゆっくりと男の腕から出て、揺する。)
■白崎玲刃 > ――――――
【玲刃は、意識不明の状態で倒れている、
その身体は、落下の衝撃で、血だらけかつ、良く見ると全身の骨も折れてはいるものの、
一応は生きているようだ。】
■メア > っ……
病院、行かない…と……
(白崎を担いではどこにも行けないないので
一緒にテレポートで段々と病院へ向かうだろう)
■白崎玲刃 > 【意識の無い玲刃は、
そのまま、抵抗も無く、メアにテレポートで病院へと連れていかれるだろう。】
ご案内:「落第街の裏路地」からメアさんが去りました。
ご案内:「落第街の裏路地」から白崎玲刃さんが去りました。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」にN3001型対異能機動歩兵さんが現れました。
■N3001型対異能機動歩兵 > ……。
【廃ビルの地下に小規模の研究開発施設が【発生】していた
明らかに技術水準としては進みすぎていて、この規模の施設でこれだけの設備を整える、しかもコンパクトに設計され
これはこの規模のサイズに綺麗にコンパクトに設計されたものだとわかる設備だった。
そして少女型のモデルが数体の同じ顔のモデルと共にメンテナンスベッドで寝かされていたが、そのうち一体が起動する。】
<……起動開始
現在……ロストナンバー未確認のため、捜索及び自律行動。
目標:ロストナンバーの回収
……A1021型補修設備の基本運用開始>
【ゆっくりと身を起こす近未来型のボディースーツの少女は、アイドル状態にあったメイン動力炉に火を入れ
施設の動力を起動させた。
行動開始である。】
■N3001型対異能機動歩兵 > <OK:設備の通常運用開始。生産活動実行中。
→設備内運用機に対する設備運用とメンテナンス作業の実行を指令
→→現時点より優先目的による本機の自律行動を開始
→一般行動開始、地上活動に移る>
【少女は瞳に何の感情も移さないまま必要なことを行うと、廃ビルの地下から地上に上がっていった】
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に照山紅葉さんが現れました。
■N3001型対異能機動歩兵 > <……周囲索敵を確認、目標反応なし。
→引き続き周囲の情報を収集、戦闘らしきパターンを確認、戦闘許可あり。>
【背中に明らかに銃器を装備した、まるでゲームの中から出てきたような格好のまま、周囲の捜索を開始する少女
路地裏の方に反応を見れば、どうも一人を複数人で取り囲んで嬲っているような集団を発見する】
■照山紅葉 > 「頭…痛てえ………」
流動する異能エネルギーである黒いタールの翼を広げ
ゆっくり落第街を滑空していた
その羽は猛禽類のようで、悪魔的なシルエットを醸している
今、正にどこかで戦い、その時の反動でズキズキと痛む脳を押さえながら
眼下を見下ろした、どこに下りたものかと……
「女が一人で歩くのが流行ってんのか?」
自分の翼に飛翔能力は少ない、ゆっくりと下降していくだけだ
ホバリングめいて下降しながらも、そこに見止めるのは一人の少女
この落第の街ではむしろ異様な光景にも見える
■N3001型対異能機動歩兵 > <集団による少数への暴行を確認:
→行動選択;排除
*情報に異能の反応を確認:警戒対象>
「タタンタタンタタンタタンタタン」
【玩具のような軽い銃声
女は無表情のまま、リンチしている集団に銃を向けるとセミオートで頭部を撃ちぬく
何が起きたかわからないという体で、男たちは倒れていく】
「……あ、ああありがとうございま……」
「タン」
【そしてリンチされていた男が礼を述べようとしているところを一発
予定行動完了
上方の異能の反応に注意する】
■照山紅葉 > 「へへへへへへ……随分末法的な光景じゃねェか…ンだぁ?
お前…へへへへ…この町でアポカリプスでもやろうってのかよ…へへへハハハ!」
バサァ……と羽ばたいていた翼が突如液状化し、蛇のように周囲を取り巻く
2階程度の高さからタァン…と靴底の音を響かせ、着地する
「良いぜ…ニューカマー…ようこそこの街へ…ここの流儀はそれで合ってるへへへ…
でもよ…足りねえなあ…感謝が足りねぇー…命に未来に希望に…
摘み取らせてくれてありがとうって感謝がよォー……」
蠢く黒い流動物質にグルグルと周囲を旋回させながら、目の前の正体不明存在を正面から見据えた
生体反応を感じない、人が人であるための生命エネルギーを、感じられないのだ
コイツは何だ?新兵器か?
疑問が沸くたびに、口角がつりあがる
面白ぇな…と
「さて…どうする?俺も殺るか?ヘヘヘハハハ!いいぜ…来るか?来いよォ……」
まあ、いい
疑問は戦ってからすればいい、後悔は死んでからすればいい
目の前の不明存在に対し、親指を立ててから
その指で首元で掻っ切るような仕草をした、無軌道学生達の間で一般的な、喧嘩を売る時の仕草だ
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に有澤 零砂さんが現れました。
■有澤 零砂 > 「銃声か。」
理由があるわけではないが、迷い混んだりした生徒が居ないか調べるために、
こんな危ないところに来ていたが、軽いとはいえ火器の音がした。
「おいおい、抗争にしては軽いですが、いったいなんなのやら。」
慎重に物陰からそちらの様子を覗きこみ。
様子をうかがう、死体を見つけ顔色を悪くしていた。
■N3001型対異能機動歩兵 > <*対象1の攻撃準備体制を確認:
→戦闘実行>
「タタン」
【目の前の人物の準備体制を確認すると即射撃を行う
目標は胴体、無力化を優先】
■N3001型対異能機動歩兵 > <増援(不明);敵対の可能性あり>
【新たな動体、生体反応を確認すると認識に入れる。
敵対しない限りは対象1の対応を優先】
■照山紅葉 > 「はじめるぜェー……」
胡乱な瞳を揺らし、背中のソードオフショットガンに手を伸ばす
相手が発砲するのと、こちらが引き金を引くのは同時だった
「おっとォ……」
弾道の先に、コールタールめいた異能のエネルギーが跳ねる
バチィ!と不快な音を立て、弾道を逸らした
だが回避には至らない、弾丸はそのまま脇腹を抜ける、肺に損傷はないが
熱いダメージが神経から伝わってきた
「ああー…痛ェー……へへへへ!」
こちらも引き金を引く
威力重視の一発弾だ、ソードオフのマズルが閃く
BLAMBLAM!
2発の弾丸が、少女型アンドロイドの胴体に
そっくり返すように放たれる
■有澤 零砂 > 「ふむ。」
覗き混みながら状況を判断する、片方はロボット、もう片方は、柄の悪い生徒といったところか。
両方とも銃火器を持っているが、たぶん死体を作ったのはロボット、どちらが悪いかは判断んつかない。
「仕方ない、通じるかわかりませんが。」
物陰で隠れつつノートパソコンを開く。
キーボード叩くと信号が、モールス形式で『所属、目的の開示をお願いする。』という内容のそれが放たれる。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に否支中 活路さんが現れました。
■N3001型対異能機動歩兵 > <対象1:武装1:ソードオフショットガン
→距離を保ちつつ制圧行動>
「タタンタタン」
【距離が有るため、近距離での範囲攻撃と威力に優れるソードオフショットガンではどうしてもアサルトライフルに劣る。
そのため多少散弾がかすめたところで、その防刃防弾性の高いボディースーツに阻まれる
少女は跳ね上がるようにして回転しながら通常狙いが付けられないようなアクロバットの最中に撃ちかえしつつ一定の距離から近づこうとしない。
路地裏ではあるが、壁を蹴り遮蔽物を使い、立体的な動きを見せる】
■否支中 活路 > キーのタッチにあわせたわけでもないだろうが、有澤がキーを叩いたと同時にその肩を叩く指がある。
後ろを振り向くなら、包帯で覆われた顔に双眸が緑色に淡く光っているだろう。
「なあ、ジブン」
■N3001型対異能機動歩兵 > <増援(不明)2;敵対の可能性あり>
【否支中の存在を把握するとこれも認識のうちに入れつつ戦闘を続行する】
■有澤 零砂 > 「う、うわああびっくりした。」
急に声をかけられて驚きつつ。
「それでどうなさいましたか、あなたも銃声を聞いた口ですか?」
警戒しつつそちらを見る、とはいえノートパソコンを持ったままでありむぼうびではある。
■照山紅葉 > 「オウ……イェー…鉄火場だぜェー…」
涼しい顔で打ちながら空中へ弾丸を2つ放り投げていた
指を支店にソードオフをグルリと回し薬莢を排出
振ってくる2発を弾倉に直接納め、再度グルリと回して装填する
「やっぱ効かね…うおッ…」
バチッ…バチン…と油でも跳ねるような音をより凶悪にした音が響く
当たったのは周囲を旋回するダークマターだ、防壁のように展開させていた
だがこれは弾丸の直撃を何度も受けられるものではない、所詮個人の能力
ギリギリギリ…と音がした、ダークマターが軋んでいるのだ
周囲の2本の電柱にくくりつけ、自身をパチンコめいてギリギリと打ち出すべく撓ませる
「オーライオーライ………面倒くせぇー…」
シュパァ…と力学を無視した機動で飛ぶ
人が勢いよく打ち出される簡易カタパルトだ
射角を確保するように、空中で頭を下にしたままのアクロバットな姿勢で相手に銃口を向ける
「これで効かなきゃ…面倒くせェー…」
BLAMBLAMN!と4~5メートルは接近したであろうその距離から放つ
その弾丸は、空中でバラけないスラッグ弾だ、散弾銃がマスターキーと呼ばれる所以でもある
■否支中 活路 > 有澤が振り返ればかぶっていた帽子をとる。帽子の表面でルーンが光を失っていく。
突然後ろから声をかけたように感じるのは隠形のルーンのせいだろう。
帽子を学園制服の上着につっこみながら、
「お、悪いな。
銃声……ん、ああ、まあそんなとこや。端末なんて開いて、なんか出来るんか?」
探していたものをようやく見つけた。
が、あれを出来るだけ無傷で確保しなければならないと思うと頭が痛い。
もうつっかけているヤツが見えている。
時間がなさそうだ。
もし電子戦系の異能者ならありがたいと思ってかけた声だが……
■有澤 零砂 > 「魔術系ですか、なるほどわからないわけだ。」
ルーンを見て納得した様子で。
「一応一通りはできますが、どうかしましたか。
二人とも正体がわからなくて困ってるんです。」
先程まで送ってたような気がする信号はなかった、いいね?
とりあえずいまは、学生のリストを開き一致する人物が居ないかだけ調べていた。
■N3001型対異能機動歩兵 > <対象1:高速直線軌道に対する予測射撃
@当機体
完全回避;不可の可能性あり
→反撃重視>
「タタタタタタタタタタン タタン タン タタン」
【相手の起動が予想範囲を超えるが、反応は早い
まず直線軌道上カラフルオートで正確に射撃しつつ転がって回避中にもかかわらず軌道の変わらない目標に対する射撃の正確さが変わることはない
それでも胴体に向かって撃たれれば、腹部のスーツがはじけ飛び、破れた表皮からは機械をのぞかせる】
<腹部軽度損傷;状態確認
→戦闘続行に対する支障なし
→戦闘続行
*増援が戦闘参加の場合、退却を推奨>
■否支中 活路 > 緑の瞳は、ピントを魔力流動と気脈へ変えている。
特に隠蔽されていないかぎりは、区別だけならつけられる。
恐らく間違いないだろうな、と機動歩兵へ視線を戻しつつ
「ああいや、アレ、あっちの方をを止めたいねんけど、……あッ損傷しよった!
ええっとつまりハッキングとかやな。こう一発でスパーンとアレを行動不能に出来たりせえへんかなって。
向こうのバットマンみたいのがぶっ壊す前に」
アッハイ
あまり期待はしていないようで、言い終わる前には陰から身を乗り出している。
■照山紅葉 > 自分達以外の生体反応を感じる…男には生命力をレーダーのように知覚する本能があるのだ
「何か見られてやがんなァー……覗きは趣味が悪いぜェ…」
空中でクルクルとソードオフを回して薬莢を排出しつつ
着地点となるゴミ集積所へと
背中から着地する
「ウップ…ケホッ…やべぇ肉屋のゴミ箱じゃねェーか……」
血生臭い感触を感じながら起き上がる、そのコートには
処理を終えた猪の内臓などがへばりつき、臭気を放っている
「テメェー……逃がしゃしねェー………」
対空砲火のように伸びる触手めいたコールタール群体
負の異能力エネルギーで生み出されたヘドロのようなダークマターが
腹部のスーツの弾けた箇所に、枝分かれし、数十本の塊となって殺到する
当たれば、スーツの中へと暗黒物質を進入させるつもりだ
■有澤 零砂 > 「なるほど、そういう類いですか、興味がありますが。」
機械の部分を視認、自分の分野の対象であるとわかって興味は出てくる。
「ハッキングはできますけど、ああいうのは防壁厚いんですよ!
ECMとかあれば話も変わるかも知れませんが!
まぁ、ちょっとできることだけやりますよ!」
そういいながらも、無線LANを起動して、接続を試みる。
外部へネットワークを繋げていれば理論上は可能だ。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に有澤 零砂さんが現れました。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に有澤 零砂さんが現れました。
■N3001型対異能機動歩兵 > <対象1:異能確認;数度の近接行動から検分、問題ない範囲と確認、個人使用での特殊用途に注意
→反撃実行>
「タタタタタタタタタタタタタタン」
【おそらく今の手は次は使えないだろう
そして、少女には異能の確認が妙にしづらいことに思い当たるだろうか
そして、ダークマターは少女のもとまでどうしても届かず、その制御を失う
代わりに、建物にワイヤーをかけながら壁を駆け上がり、排莢中の紅葉に対して上からフルオート射撃がばらまかれる。
何の異能もない人形だが、異能に対する近接キャンセルと高い運動性能を持ち合わせているようだ】
<*外部アクセス:拒否
*アドレス不明:拒否リストへ>
【外部からのアクセスを感知するが拒否する】
■否支中 活路 > 「……バットマンつうかヴェノムやったわ
まぁちょっとやってみてくれや」
どちらにしてもあの機動歩兵を確保するにはショットガンを撃っている黒い影をなんとかしなければならないのか。
かといって機動歩兵が味方であるわけでもない。
割って入ると双方から十字砲火を受けかねない。
最悪、目の前の機動歩兵が壊れても付近に吐き出した施設があるはずだから待つのもいい。
が、己は“闖入者(ゲートクラッシャー)”と呼ばれるのならば、それもまたいいだろう、と。
そして戦場に闖入した三人目は確かに生命力を発している。混沌に黒い、燃え立つ生命力を。
「悪いがちょっとその獲物くれへんかな」
■有澤 零砂 > 「うわ、はやい。やっぱりノートじゃむりがありますよ!
仕方ない、別のIPを拾い直しつつ、コードをかえて、気づかれる前にビーコン撃てれば!」
別のアドレスからまた試みる、今度はアクセスし、奥にもぐるのではなく、定期的に信号を発するビーコンプログラムを打ち込む。
但し、ばれにくくするためにかなり長い間隔で、放たれるものだ。
「あー、さすがにシステムダウンは無理です!
事務用パソコンではちょっときついかな! まぁ、時間を稼いでもらえれば、見つけやすくするくらいなら、たぶん!」
そういいながらもキーを叩く、かなりひっしだ。
■照山紅葉 > 「うおッやっべぇ…テメェら戻れ…守れ守れ!」
ギュルギュルと暗黒物質が巻き戻る、相手に直撃させようとしても
一定以上は進んでいかないのだ、どういう理屈だろうか、それはわからない
わかるのは、今が物理的危機であるという事
相手が銃を構えた瞬間、暗黒物質が鎧のように外皮を覆う
ズガガガガガガガガガガ!!
と雨霰のように兆弾する音が響き、ゴミ集積所のゴミ袋が破け散る
自身はと言えば
「ゴホッ…プ……やっべ…ヘヘヘ…上がって着ちまったぜ…」
急所は重点的に守った、だがそれ以外、比較的ダメージの少ない肩口
外腿、先ほどと同じように脇腹など、細かいかすり傷と命中弾が目立つ
戦闘中の高揚によるアドレナリン分泌がなければ、気絶するぐらいの痛みがこみ上げる
左目に血が入った、帽子も気づけばどこかに吹き飛んでいる
凄惨な笑みを浮かべた
「ヒャァッハハハハハハァ!良いぜェ!やったらぁ!」
暗黒物質を一転に集め、自身の足場として、伸びる
ぐんぐん伸びる
フルオート射撃に対し、能力による防壁を張りながら、近接していき
近づくにつれてダークマターの操作が体から離れていくと…跳んだ
「こっれ…でェ!」
この後どうするか、そんな事など考えない行動だった
上を位置取るアンドロイド少女と同じ高さまで強引に突っ切ると
手にしたソードオフの銃身を引っつかみ、その頭部めがけ
ブン殴るべく、振り下ろそうとする
■N3001型対異能機動歩兵 > <意図不明なアクセスを確認;攻撃と認定
*攻性防壁展開>
【先ほどのアクセスからの偽装プログラムは気づかれたようだ。
そもそも、他所からのアクセスが有るわけではない人形に対する不明のアクセスは攻撃の場合がほとんどであり
そういった意味で2度も続けて行ってしまえば対処されるのは早かった】
<増援2(不明):戦闘準備体制? 退避準備>
<対象1:接近;異能による変則行動
→予測範囲内、対処可能
対象1:銃器のリロードが敵わなかった模様;殴打の構え
→対処可能:超近接>
【近づいてくる動きはさっき確認している、異能による特殊行動は予想範囲だ
もっとも、格闘による殴打というのは意外だったが、ここは空中だ
ワイヤーを使い、距離を最大まで近づける
つまり、紅葉に対して接触するまで近づき、抱きかかえたまま紅葉を下敷きに落下しようとする
ワイヤーを使い自身はそのまま退避する算段だ
少女の感触は柔らかく……顔は、よく見れば綺麗かもしれない。】
■否支中 活路 > 言った時には、指が描いている。
茨のルーン。空中で赤く弾けたそれは、建物の壁を起点に発動。
もみ合い落下する二人の、紅葉の体に向かって緑色の鞭が伸びる
「はいよ期待しとくわ」
有澤に背で答え、そして空の二人へ地を駆ける。
手にはいつのまにか金属片が握られている。
「ああはしゃがれると敵わんな」
■照山紅葉 > 「うおっ…クソッ…てめ……」
振り下ろす瞬間、その腕の動きは回転運動である
つまりゼロ距離まで飛び込まれれば、それは適わない
もつれるように空中で組み合う…というよりは一方的にクリンチされる形だが
そのまま地面が近づいてくる感覚、死ぬかもしれない
肌の感触は素敵だが、それを味わうには余裕が足りず
「チキンレースか…面白ェ…乗ってやるぜ…」
グッ…とこめかみに力を入れ、地中に向けて念を走らせると
着地点となる箇所の、大きなマンホールからコールタールが吹き上がり
蓋を弾き飛ばした
まるで落下する者を待ち受け口を開くナマズのように、そのマンホールの向こう側は暗闇だ
ついでに、ヒュルヒュル…とフリスビーのような軌道を描き、その蓋は少女の頭部を
殴打しようと飛来する、しかしこれは威力が弱い、頭をひねれば交わせるだろう
それに気を取られれば、おそらく下水の中へと落下していくかもしれない、という計算だが……
■有澤 零砂 > 「防御が固ければ、こちらからそっちの手を引き出して、手札だけは見せてもらいます。」
防壁にたいして、最低限の反撃プログラムを回しつつ、仕事のデータだけは外部ストレージににがす。
その上で防壁のプログラムは解析、プログラム傾向、アカウントの断片等をノートパソコンを犠牲にしてでも拾いにかかる、ダメなりに次に繋げる算段だ。
「期待しないでください、急場では色々辛いですよ!」
キーを叩きながら答えるだけ答えた。
■N3001型対異能機動歩兵 > <増援2:戦闘参加を確認;退却を推奨
→対象1に対する対応を実行しつつ退却行動を優先実行
*異能未確認;魔術等の系統技術の可能性あり:危険対象と認定>
【否支中の行動を捕捉すれば対異能型の歩兵である少女は、その存在を危険と推定し即座に退却に移ろうとする
何かするのを見ればさっさと紅葉を叩きつけるのを諦……それどころではないためコレを却下】
<対象1:戦闘続行の意思を確認;下水溝方向への退路を確認
増援2:@当機体への退避妨害行動
→西方向への退路を断念
→対象1とともに下水溝へ退避>
【本来、紅葉を振り子の重みにしながら西方向に抜けるつもりだったがコレを断念
蓋を躱しつつ、紅葉とともに緊急避難として下水溝へと落下していった。】
■N3001型対異能機動歩兵 > <枝の炎上を確認:対象を排除:足のクリアを確認
→アクセス元のロストを確認:終了>
【有沢のアクセスはこれが1度目であれば上手く行っていたのだが直接過ぎたため、2度は通じなかった
そのため、基本的に辿られ、また辿られてからの対応では間に合わずノートは焼かれるだろうか
解析はできないものの、傾向ぐらいは確認が可能だが、つまりは今回、準備がなかったために大幅に後手に回ったのだ】
■否支中 活路 > 緑の鞭はそのまま紅葉の体を追って伸びて絡み付こうとする。
落下していくのを見て嘆息しながら
「そういや電撃どうなんや、能見に聞いといたらよかったな」
呟いて跳ね上がった蓋の直下へと。
考えてみれば追っているものの対策をほとんど聞き出していない。
意図的に避けていた結果とはいえお粗末なものだ。と心中で呆れる。
■照山紅葉 > 「グッ…あああああ…ッ!」
大型マンホールの中へと入っていく、中はぬるついたコンクリートの壁だ
バンジージャンプのゴムよろしく、地表に張り付かせた暗黒タールに捕まるが
落下の威力は殺しきれない、この少女アンドロイドの力で
瞬く間に弱まっていくのだ
緑の鞭のような物もみえたが、それは瞬く間に視界から消えていく
「お前も…落ちろッ……」
ロープのように暗黒物質を掴みながら空中で暴れるようにもがき、足が壁を叩いた
その衝撃で手からタールは剥がれてしまったが
自分が背中で落ちるという体制からは何とか逃れようとする、死なば諸共。
「ごっ…うッ………」
鈍い激突の感触、下は水や、能力ではなく自然物のタールなどの層になっており
コンクリートよりはマシだった、ダークマターのロープに捕まった分だけ衝撃も殺され
少なくとも内臓をブチ撒ける事態は避けられたようだ、だが意識がクラクラする…
そのまま、アンドロイド少女が何とかしようとしなければ
組み合ったまま上流へと向かっていくかもしれない
■有澤 零砂 > 「うわっ!あー、あたらしいのを買わなくちゃ、しかしやられたな。
仕方ない、次に繋げるしかないか。」
ため息をつく、自分としてはあの機械の少女と技術的な話をしてみたいだけなのだが。
なんにせよ、先程声をかけた人物は多少何かを知っているのだろうか、とりあえずマンホールを見ている。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に有澤 零砂さんが現れました。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に有澤 零砂さんが現れました。
■N3001型対異能機動歩兵 > <腹部損傷部に対するダメージを確認;戦闘続行不能/通常行動可能
緊急に退避及び修復を要請
*情報保護のため自壊の必要性も考慮>
ぴゅうう……っ!? ぎ………………がっ…………!?
【落下時の衝撃で腹部からバチバチと火花が散り、さらにそこから水や汚物が侵入
損傷が拡大し、戦闘続行不能なほどのダメージに拡大する
異能のキャンセル機能も弱くなり、もみあうことは可能だが、徐々に誤動作が多くなり動きがぎこちなくなっていく
このまま下水から上がれなければ、勝手に流されていくだろう】
■否支中 活路 > 追いかけるしか無い。
落下してくるマンホールを片手で弾き飛ばし、下を見て躊躇したのは一瞬。
「悪いな周りにも気ぃつけーよ」
有澤にぞんざいな言葉だけ投げかけたころには、穴へと飛び込み終わっている。
もみ合い落下するわけではないので、簡易魔力陣で衝撃を殺せば叩きつけられるわけではない。
両腕で顔の前を覆って落ちていけば、単純な汚れ以外にも紅葉が放ったダークマターの切れ端。
着地。
下水道内を瞳の緑光が照らした。
流れていく二つの体を求めてぐるりと廻る。
■有澤 零砂 > 「さすがにまた別の何かに襲われたりはしないでしょ、たぶん。」
その言葉に一応返しつつ荷物はまとめておく。
「うええ、臭い。」
マンホールの上からスマホをライトがわりにし、しかめっ面で中を覗きこむ。
とはいえそこまで遠くまで照らせるわけではないため細かくは見えないだろう。
■照山紅葉 > ガッ……と流されながら掴み取ったのは、一匹の溝鼠だ
青白いコロイド光が瞬き、一瞬にしてそれは骨となった
生命力吸収。
「かはーっ…はーっ…」
作業員用の足場に上半身を乗り出すようにして、よろよろと上がってくる影が一つ
奇しくも少女アンドロイドが力を失った事で、小生物から生命力を吸い上げ
戻った活力でなんとか事無きを得ることが出来た
だが…
「これ…どうすっか……へへ…まあ戦利品?って奴だよなァ…」
小脇に抱えるように同じく引き上げたのは、少女型アンドロイドだ
壊れられては面白くないが、自分には電子的な知識はない
覗き込み、「生きてるか」などと声をかけてみたが、返事は返ってきたかどうかわからない
「鬱陶しい連中だぜェ…」
足を引きずるように歩く、まだ誰か追ってきている
誰だか知らないが鬱陶しい連中だ…何が目的かもわからない、殺すか?
だが
「あ痛ッ、て………」
肋骨が軋む、まだ万全ではない、新たな敵を作って無事で居られる状況ではないのだ
「無理だなァ……離脱離脱……」
掌に青白いコロイド光を点しながら、追ってくる相手を振り切るように
アンドロイド少女を背中に抱え、よろよろと歩いていく
とにかく、追ってくる連中が不確定で不気味すぎる。
いくつかの分かれ道となる取水路歩き、離れていこうとするだろう
■否支中 活路 > こういう場所では光学的な視界より生命力を見たほうが早い。
ピントをそちらに合わせたまま見渡すと、突然生命力の移動が起きる。
「なんや……?」
予想はつく。つっかけていた方が出していたあの黒い力……
生命力も独特の流れを感じる。流れというより、こぼれていく盃のような。
能見さゆりと同じ異能キャンセルが効いていたため防がれていたようだが、
自分が不容易に近づくのは危険だろう。
あの分だとつっかけたのはむしろ機動歩兵の方かもしれないとも思う。
しかし黒い男の素性によっては何か得るものがあるかもしれない。
追おうと歩き出した。
とはいえ紅葉の生命力の流れが特殊すぎる。
活路の妖精眼の力では完全に把握できない。
■N3001型対異能機動歩兵 > <対象1:戦闘行動中止を確認;意図不明
→対応??
→対応候補なし、抵抗不可、増援2からの退避可能と見て随行了承
現状からの退避を確認:様子見を続行>
【生きてるか?と問われれば、意図は分からないが、無事の確認であることはわかるので一応頷く。
敵対して当機体を破壊対象としていた対象1がなぜ自身を運んでいくのか意図はわからなかったが
危険対象である増援2より家は地震の無事を優先したため、特に抵抗なく運ばれていく
少なくともこの状況で運ばれなければ、単独での退避は難しく、最悪、情報保護のために自壊をしないといけないかもしれないからだ】
■有澤 零砂 > 「どんどん離れていくなぁ。」
マンホールを覗きながら離れていく様子を見ている、
とりあえず、帰ってくるかわからない、どうしようもないのであきらめてマンホールにはいってみる。
「ううう、服が汚れるのは嫌だなぁ。」
管理用足場を歩きながら、音と気配だけ頼りに歩く。
■照山紅葉 > 「まァ…へへへ…アレよ、昨日の敵が今日は友達?よくしらねえ、そんな感じだ…」
あの場で踊っていたのは自分とこのアンドロイドだ
外野に横から掻っ攫われるのは御免だ
奪うのは好きだが、そうやって奪われるのは我慢がならない
だから、逃げる、上を見上げた
「おい…お前…あの能力消す奴…使うンじゃねェぞ…」
アンドロイドを見下ろし、そう念を押すと
鼠のコロニーから吸い上げたエネルギーを口から吐き出す
「ウェップ…えろ……」
ドボドボとコールタールを吐き出す姿、それは決してきれいとは言えない
だが汚濁まみれになったひとりと一匹では、それも今更
「かふっ…上げろ……」
ぐっ…と天へコブシを向ければ、それに合わせ、自身にハーネスめいて巻きつく暗黒触手
天へと上れば、そのままよろよろと地上へ再度這い上がり……
やがてビルを伝って逃走していくだろう
■否支中 活路 > 黒い穴にいると嫌なものを思い出す。
あまり長居したいものではない。
それにあの黒い力に近づくのはかなり躊躇われる。
しかも生命力の跡もほぼ見えなくなりつつあった。
肩をすくめて振り返る。
有澤であろう姿を認めて
「なんやジブンも降りたんか」
■有澤 零砂 > 「事情が知りたいですからね。 話せる範囲でいいのでお聞きしたい。
僕もあの子に興味が出てきたので。」
足元の汚い水流に嫌な顔をしながら答える。
■N3001型対異能機動歩兵 > ……。
【頷く。
出力が制御できるわけではなかったが、そもそも戦闘に回せる余力がない時点であの対異能の機能は維持できない
そのため、特に異能の使用に制限がかかるようなことはおこらない】
ご案内:「違反部活群/違反組織群」から照山紅葉さんが去りました。
■否支中 活路 > 「事情…………なあ、とりあえず出ながら話そか。
言うてもそうやな、さっきみたいなアンドロイドを追っとっただけでな。
たまにこの辺で突然現れよるっつうんでボディを回収したいんや。色々あってな……」
道を戻って開いたままのマンホールの方へ向かいながら、ぐしゃぐしゃと泥を踏む
ご案内:「違反部活群/違反組織群」からN3001型対異能機動歩兵さんが去りました。
■有澤 零砂 > 「たしかに、ここでは落ち着いてはなしもできないですし。
なるほど、見たいな、ということはアレと同型がまだほかにもあるのですか。
ボディ、ですか。 ああいうのはどちらかというと頭の方が需要があると思ってましたが。」
汚れないように気をつけつつついていく、身長差からはたから見れば後輩にしか見えないだろうか。
■否支中 活路 > マンホールからの光だけが差し込む暗闇のなかで上を指す。
「先いきぃな。
……まぁその辺はちょっとこっちの事情や。頭部もまあ、凄いんやろうけどな
今さっきのは壊れてまうかもしれへんけど、聞く限り機会はまたあるやろし…………」
スカートを履く相手ならば遠慮しただろうが、かなりいやいや入ってきたらしき有澤を先に出るよう促した。
穴の中は声が響く。
その場に立ったまま言葉を続けた。
■有澤 零砂 > 「ふむ、ならば。」
先に外に出てから聞く。
「一枚噛ませてもらえませんか、僕は頭がほしい。
代わりのからだ位なら用意はできますからね。
ほっとくのもいやなんですよ、何となくですが。」
少し、悲しげにそう口にした。
■否支中 活路 > 「いや、それは…………」
穴の取っ手を登りつつ、言葉を濁す。
必要なのはボディだったが先約もある。
「まあ、またかち合うた時やったらな。複数手に入るかもしらへんし。
こっちも一応色々約束があんねや」
よいしょ、と体をマンホールから引きずり出した。
有澤の表情が目に入る。
「色々ややこしい可能性もあるからな、変な感傷はやめといたほうがええと思うで?」
見上げていた顔を、立ち上がれば見下ろす形になり。
■有澤 零砂 > 「まぁ、他にあるのでしたら別にいいのですよ、その人が悪い使い方をしなければ。
なんにせよ僕の得意分野です、それで面倒ごとに巻き込まれている生徒が居るのであれば、手は貸しますよ。」
そういいながら見上げる、その口ぶりから教師のほうらしい。
「ややこしいからですよ、とはいえ身の引き時くらいはわきまえてます。」
軽くため息をついて、視線をそらす。
■否支中 活路 > 有澤の言い方からようやくああ講師か、と得心する。
学園では正直制服をきている生徒以外は見分けがつかない。
し、あまり見分けが意味がないというのもある。
渡す相手と言われて一瞬眼が向こうの方ヘ飛んで行く。
悪い使い方……まあ、邪悪ではないやろ、という結論が会議で出た。
勿論わかっている。自分に自分の事情があるように、相手にも相手の事情やこれまでの道というものがあるのだと。
だからそれ以上強く言うこともなく、携帯端末を取り出して
「しかし俺が言うのもなんやけど、この辺はあんま近づかん方がええで。
あ、ヒシナカや。アドレスだけもらっとくわ」
■有澤 零砂 > 「はぁ。」
向こうの方へとんだ目にはきづいたが、追求はしないでおく。
「それもわかってます、自衛にかんしても心得はありますから。
有澤です、ではこちらを。」
アドレスをかいたメモ渡して。
「おっと、そろそろ帰ることにします。はやく服を洗濯したいですからね。
あなたも無理してはいけませんよ?」
それだけいって、帰っていった。
■否支中 活路 > あ、そこはアナログなんや。
と思ったが口には出さずメモを受け取り、去っていく背中を見送った。
「はいよ、またな先生」
言いながら考える。無理とはどこからなのか。
結論の出ない疑問は早々に打ち消して、有澤とは別の方向に去っていった。
「まあ施設とかいうの探すだけ探してみよか……」
ご案内:「違反部活群/違反組織群」から否支中 活路さんが去りました。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」から有澤 零砂さんが去りました。
ご案内:「違反部活群/違反組織群/付近」に蒼穹さんが現れました。
■蒼穹 > (時は昼頃。授業サボってばっかりなのも何だか退屈だし幽霊風紀委員の重い重い腰を上げることにしよう。でないと流石にそろそろおしかりを喰らいそうだというか、なんというか。)
…右よし、左よしっ。
(正確には全く「よし」ではなく、あからさまに取り締まるべき様な店とかもあるんだが、まぁそれはいい。わざわざ店内に入って抗争するのも面倒だし。まあ、大量殺戮も悪くはないのだが下手すればどれだけ殺ってしまうか分からない。これが冗談でないのが悪質なところ。)
…右よし、左よしっ。前も後ろも上も下もよし。
(上や下に何か建物があるかと言われればそうでもないのだが。というか、サボりなのだ。だから、別に大きな行動も必要あるまい。風紀委員の腕章付けて歩いて回れば大体逃げ回ってくれる。それを追いかけまわすこともせず、ただただ歩みを進めて、1時間くらい時間を潰して報告書をしれっと出しておけばいい。…いくらなんでもこの辺りをうろついておいて検挙ナシは不自然だろうか?)
…うえ、めんどくさ。
(やらなきゃよかった。今更である。)
■蒼穹 > (ともすれば、やっぱり報告書の1つくらいいるだろう。適当にどっか手軽なところを検挙すべき…か、若しくは邪悪そうな所をピックアップして書類にまとめるか。いずれにしても、面倒臭いことこの上ない。こんな所で暴れ回ったって何ら意味もないし。)
…んー。
(例えば、この辺ででずっぱってる薬物のお店を検挙するとしようか。少なくとも、そっちの方を向かなければならない。では、そっちの方を向く。)
あ、あー…。
(すると、慌てたように逃げ出される、と言った寸法である。どうしてか向かってくる気配もない。店の有り金と薬を持てるだけ持って、すたこらさっさといった風。それを追いかける気にもならなければ、やはり気儘に散歩という名の警邏を続ける他あるまい。)
…んー、と、時間は…。
(無駄足も良い所だが、やっぱり一応仕事してるアピールはいるだろうし、肩書も結構役に立つから目をつぶらねばなるまいのだろうが。)
■蒼穹 > …うん、仕事しよっか。
(仕方がないので取り敢えずメモ書きでもしよう。施設に入るのは流石に面倒くさいからそれくらいすれば大丈夫だろう。取り敢えずその辺の如何わしい建物の特徴とか適当に書いて、後は他に丸投げしよう。それがいい。)
…よっし、こことそことあそこ…それでおしまい。
(適当に、10軒くらい建物の様相だとか、種類だとかを判別して。分からないならまぁそれでいいとしても、っていうか、この辺の建物全部如何わしいって言われたらそれでおしまいになりそうだが。まぁ、その点は知ったことではない。どうせ、手入れしても手入れしても無限に溢れてくるんだから。)
…さて、と。
(腕章を放りだして、斬撃。宙で真っ二つに。それから、ここを後にしようか。)
ご案内:「違反部活群/違反組織群/付近」から蒼穹さんが去りました。