2015/06/03 のログ
バルザック=伊藤 > 次は腕を振って足を曲げ伸ばし……ってあれ?腕を前後に回す?んー、記憶違いか?ま、とりあえず記憶の通りにやるか!
(こうして彼は筋肉体操を少しずつ作り上げていく。最近の筋肉の一日はこうして終わりをつげていくのだ。)

(彼はいつかこの体操を完成させ、人前で披露するだろう。そのときこそ、人々は真の筋肉に目覚め、黄金の筋肉時代が幕を開ける。彼はいつもそう信じて、未来を生きていくのであった。)

ご案内:「常世公園」からバルザック=伊藤さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に春永朝陽さんが現れました。
春永朝陽 > (放課後、夕方と呼ぶには少し早い昼下がり)
(これから園芸部直営の花屋へ働きに出る、その手前の時間である。通行人もまばらな公園、男一人、ベンチ)
んー……(仕事前の腹ごしらえにパンを齧る。ねだってくる猫の一匹もいない。穏やかな時間だ)

春永朝陽 > (学生街で近頃評判のパン屋『Yeast of Eden』のクロワッサン・サンド)
(香ばしく穏やかな甘みのクロワッサンに、挟んだ生ハムの塩味が愛想よく、トマトの酸味と手を取り合って……)
レタスの歯ごたえがイマイチ。農組の安物かな?
(ぽつりと不平、漏らす表情は似つかわしからざる笑顔である)
(呟いた一声さえ聞こえなければそれこそ、『食事に満足』『美味しい』『生命に感謝』というほどの)

春永朝陽 > 小麦は花丸。島外からの輸入物?
(言って、もう一口。笑顔のままもぐもぐと……)
うーん、やっぱり邪魔だから、ポイだね。栄養だけ頂戴しよう
(抜き取ったレタスが、指先で萎れ、朽ち、風に吹かれてはらりと消える)

春永朝陽 > (残りのサンドイッチをもしゃもしゃと咀嚼、年・性別相応に健啖なのか、早いものだ)
ご馳走様。
(律儀に呟き、公園内の草花に視線が浮いて)
(天気は晴れ、咲き始めた紫陽花が、木漏れ日に青白く色づいている)
(春の陽気、腹腔の充足――結論としての睡魔)
(予定上に待ち受ける労働契約さえなければ身を任せてもよいものを)

春永朝陽 > (とろとろとして上がらない腰に、ほ、と息を吐いて活を入れ)
学生らしく働こうね。
(自分を励ますような一言、一拍の間の後、何か間違ってるなと首を傾げつ)
(学生街の店舗へと日差しの中を歩いて行った)

ご案内:「常世公園」から春永朝陽さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に五代 基一郎さんが現れました。
五代 基一郎 > 『一課棟に戻る帰りに雑誌でも適当に捨てようかとブラついていたところにお迎えが来た。
どうやら帰るまでの間に待機期間が終わり通常公務の時間が終わったためか迎えに来たのだ。
 こういうところは素直にかわいいと思う』

五代 基一郎 > 『雑誌を適当に捨てて、ベンチに上着と鞄を下ろす。
 そのまま腰を下ろし膝に寿司の包みを開ければ迎えに来た黒猫は慣れたように膝まで昇り寿司を食い始めた。
第二小隊の隊員でもあるその”黒猫”とは何かの異能名ではなく本当に猫なのだ。
黒猫。金色のボタンがついた首輪を付けた黒猫』

五代 基一郎 > 『実働がほぼない第二小隊。一課棟の隊長室を開ければ第二小隊長席にいるのは大体においてこの黒猫である。
もはや何がなんだか、と知らぬものが見ればそうなのだがその光景は五代がそもそも居るのか居ないのかはっきりしない、不在というかそこらへん歩き回っているせいでもある。
おまけに不可思議なことに隊長席にいるその黒猫へ五代への用件を伝えれば大体伝わっている。
最もそれは一課の中だけでみられる特異な光景であり、こうして外でみればただの飼い猫と戯れている暇な人間にしかみえないのだが』

五代 基一郎 > 『色々と考えては見るが。やはりここは実働的に動ける人間に任せるしかないなというのが結論である。
 コトがコトだけにそれこそ組織だって動くことはできない。半ば非正規の活動になるわけだが。
 非正規の活動というのは大体にして、知らぬ者からのイメージとは裏腹に公的な活動が大きく付きまとう
何事も全て隠したまま活動できるというほど社会のシステムは甘くはない』

五代 基一郎 > 『先日の件がいい例だ。公安の人間であれそれが異能を持てども、魔術であれど人を介在しなければ何事も始まらない。
あの公安委員会副委員長が動いていたのも、そういったどうしても避けられぬものがあるからだ。
平時より特定の場において強権的振る舞いをすることでその光景を日常と印象付け
その裏でそれなりの”活動”をする。こういった組織ではその汚的活動、特に珍しくはないが
その公に出なければならない活動であったためにレイチェル・ラムレイの介入を許してしまった。
そういった公の動き、程度はさておきその動きを捉えるために動く。捜査の基本であり最も単純な仕事。
ただしそれは基本であり単純であり、地味であるため根気……すなわち”熱意”が必要である』

五代 基一郎 > 『故に。レイチェル・ラムレイは如何なる偶然があったにせよあの場に現れたのだ。
 非正規の、しかも公安が絡む案件だ。真っ当な捜査方法が適していないのはわかり切っている。
 能見さとみという存在もある。公安と風紀のじゃれあい程度のいざこざを危ういものにしたくない上からすれば
彼女(アンドロイドだが)のような存在を使い、それなりの対処を済ませて今まで通りにするだろう。
 だからこそそれを良しとせず、処断されるべきだという者が今回の件には特に必要なのだ』

五代 基一郎 > 『こうなると非正規というよりも超法規的活動に近い。
ようは何に邪魔されようとそれでも真実を明るみに晒し、是とせずとするために戦うだろう存在が彼女だ。
焚きつけるわけじゃないが、それとなくこちらから話を伺いに行くかとも思ったが
彼女は既に動いていそうだな、とも思えるのがやはりと思わせるに足るものだ。
 最も大なり小なりこの件に関して感づいている者は既に動いている。
 学園のため真実を追うものや正義感から動く者。それらがどうケリを付けるか、つけられるのか
自身に出来ることは何か?できないことの方が多いこの渦中で、さて』

五代 基一郎 > 『黒猫が食い終えた寿司の容器をゴミ箱にすて、上着と鞄を手にすると肩を慣らし。
 腕時計の時刻を見るともうそれなりの時刻である。
 蒸す時期であるため少し前……春まで時。自身の首に乗る帰宅姿から打って変って
そのままに地面を歩き先導するかのように尻尾をゆらす黒猫を追うように歩きながら、公園を後にした……』

ご案内:「常世公園」から五代 基一郎さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に綾瀬音音さんが現れました。
綾瀬音音 > (息が切れる。走ったからだ。体育の授業でだってこんなに真剣に走ったことはない。だけど、探し人は見つからない――)何考えてるんだろう、本当に、もう!!(公安委員を何とかするって、どうするんだ。確かに酷く疲弊はした、憔悴したと言ってもいいだろう。然し、何かされたわけではない。言われたのは事実だが、あんな真剣な文面を顔を見せずに送りつけてくるほどのことではないはずだ。もしくは、何でも屋である彼が別件で公安に関わったか――。どちらにしてもバカなことだと思う、適当に、もしくは決まりに従順に過ごしていればさして関わらなくてもいいことなのだ)
綾瀬音音 > せめて話し聞いてからにするか、ちゃんと顔見て言ってよ……(言いながら足取りが徐々に緩くなっていく。疲労からだ。自分は大して体力がある方でも、それを補えるような異能や魔術が使えるわけではない)一方的なんて、ずるい……(弁解も、説明も、宥めることも何も出来ないじゃないか、そんなのずるいし卑怯だ、と思うがそれをぶつける相手は今居ない)
ご案内:「常世公園」に麻美子さんが現れました。
ご案内:「常世公園」にテリメーラさんが現れました。
テリメーラ > やけに低いところ、建物でいうと3階建ての屋上くらいの高さに飛ぶ不自然な綿雲が、風に吹かれて公園に迷い込んできました。
麻美子 > 『……ん?あれは綾瀬サンじゃないッスか』
(息を切らしている彼女を遠くから確認する。
 声をかけようかと思ったが、様子を見るにどうやら人を探しているらしい。)

『昼間はあんな事言ってたッスけど、
 あれは恋する乙女の顔ッスねー……。』
(そう考るとクックと笑って、しばらく様子を見守る事にする。)

『もしかしたら、待ち合わせしてるかもッスからね。
 邪魔しちゃったら悪いッス。』

麻美子 > (近くの自販機で炭酸飲料を買うと、
 少し離れた所からにやにやとしながら彼女の様子を見守った。
 別に姿を隠しているわけでもないので、周りを見れば気がつくだろう。)

綾瀬音音 > (俯いて、とうとう立ち止まる。立ち止まったところで意味は無いのは解っているけれど疲れた身体は言うことを聞いてはくれなかった。ふと、風を感じて空を見上げる、綿雲? それにしては酷く低い位置にある――。今の自分の状況も忘れて目を細めた)

(細かく周りまで気を配れる状況に、今はない。麻美子には気づかないままその場に立って空を見ている。待ち合わせ、と言うには辺りに目印になるようなものはないし、今は少し呆けているとはいえ、切羽詰まったものを感じ取れるかもしれない)

麻美子 > 『なんかちょっと様子がおかしいッスね』
(んーっとしばらく考えたが、意を決したのか歩み寄る)

「綾瀬サンじゃないッスかー!!どうしたんスか?
 なんかすれ違いで喧嘩別れした彼氏を追いかけてるみたいな顔してるッスよ?」
(ケラケラと笑いながら近寄り、声をかけた)

テリメーラ > 綿雲は公園内を漂いながら、徐々に高度を下げ、最終的に滑り台の滑る方()にやんわりと衝突した。
すると雲は霧散し、中から眠っていた女の子が現れた。
そして、万有引力の法則によりずるずると滑り台を滑っていく。

滑り台を滑り終わったところで目が覚めたようで、目を擦りながら辺りを見回している。

麻美子 > (公園に降りた雲のほうには一切気がついてないらしく、
 話しかけたりしなければ、気にも留めないだろう。)

テリメーラ > やがて、二人の女性の存在に気付くと、雲でできたクッションを抱きしめて、滑り台からこっそりと様子をうかがう。
綾瀬音音 > ――!! あ、ああ。麻美子、ちゃんか……。あはははは、そんなロマンティックな理由なら良かったんだけどね……。すれ違ってはいるんだろうけど、彼氏じゃないんだ……(今はなんだかその笑顔に救われた気がして、困っているようなものではあるがなんとか笑みを浮かべることが出来た。それから)ああ、麻美子ちゃん、白崎玲刃って人見かけなかった? ええと――(と、白崎の特徴を上げていき)
綾瀬音音 > (こちらも先ほどまでは雲を見ていたはずだったが、今は気を完全に麻美子に取られている。周囲に細かく気を配れる心理状態ではないのだ)
麻美子 > 「いやー、どうみても恋人追いかけて探してますーみたいな顔ッスよ?
 とりあえずこれでも飲んで落ち着くッス!!」

(冗談めかしてけらけらと笑うと、
 先ほど自動販売機で買った炭酸飲料を手渡した。
 ……ブドウ味らしい。)

麻美子 > 「で、白崎玲刃さんッスか?
 数日前に公園で話したっきりッスね。
 色恋沙汰には疎いとか経験が無いとか言ってた癖に、
 綾瀬サンみたいな可愛い彼女が居たんスねー!!
 なかなかスミにおけないッス!!」

(どうしたものか、と考える。
 広報として調べた限りだと、彼は依頼で公安委員会と交戦中だ。
 加えて先日、公安委員会の『害来腫』との戦いで重傷を負っているのも知っている。
 それを彼女に伝えるべきか、否か。)

綾瀬音音 > あはははは、そんな風に見えたのか……。本当にそう言うんじゃないんだけどなぁ……(自分はそんな事考えても居なかったし、多分向こうだってそんなつもりは無いだろう、と首を軽く振ったところで手渡された炭酸飲料ぶどう味、それと彼女の顔を見比べて)……ありがとう。うん、貰うね(そう言って封を切って炭酸飲料を口に含む。火照った身体に、喉に冷たい刺激は心地いい。はー、と息を吐きだして)
綾瀬音音 > ああ、知り合いだったんだ。数日前、かぁ……。今日はって言うかこの数時間は会ってないんだね……(そんなに世の中上手くいかない、と分かっていても肩が落ちる)玲刃君は知らないけど、私は本当に彼氏居ない歴=年齢だよ、麻美子ちゃん。……いや、そりゃあ嫌いじゃないけどね(勿論こちらは彼女の役目を知っているわけではないし、まさかそこまで深刻な事態になっているとも思っても居ない。自分とて数日会っていない、と聞いた以上公安の名前を出すのは躊躇われた)
テリメーラ > 寝ぼけたまま耳に入ってくる話題を聞いていたが
(何だかお取込み中かも・・・)
と思い、再び雲を作りだすと、その中に入って眠り始めた。

また風に吹かれてどこかへ飛んでいくだろう。

麻美子 > (暫く悩んでいたが、うんと頷き)

「ま、そんな風に必死に探してればすぐ見つかるッスよー。
 女の子が必死に探してる男の人は見つかってハッピーエンドが少女漫画のお約束ッス!!」

(そう言うとけらけらと笑った)

綾瀬音音 > うん……そうかな。見つかると、いいな……(もしかしたら見つからないのかもしれない、と言う疑念が生まれて慌てて頭を振る)そうだね、ハッピーエンドじゃなきゃダメだよね……(行き着く先は何処なのか、さっぱり解らなかったけど。ちょっとだけ笑って)
麻美子 > 「本当ッスかー?
 『嫌いじゃない』っていうか、
 完全に恋する乙女の顔ーって感じッスよ?」

「何か悩みがあるなら、綾瀬サンの大の親友、
 麻美子が聞いてやるッスから、
 ちゃんとハッピーエンドになるんスよ?」

そういってケラケラと笑うと、サムズアップし
「大丈夫ッス、彼氏が出来てもズッ友ッス!!」

綾瀬音音 > んー……どうなんだろう。よくわからないや。二回しか会ったこと無いし、まだ2、3日って感じだし(嫌いじゃない、寧ろ好いてはいるのだが、これが恋愛感情なのか、と思うと自信はなかったし、安易に決めていいものかも躊躇われて)うん……。ありがとう麻美子ちゃん……。ハッピーエンド目指して頑張るよ……(昼間ほどの元気はなかったが、それでも先程よりは覇気のある声と表情で頷いた)いや、だから彼氏かどうかなんてまだ――(と、やはり救われた気分になって、小さく吹き出した)
麻美子 > 「恋は突然やってくるものッス!!
 びびびっと来たらそれは恋ッス!!
 恋って事にしとくッス!!
 そもそも、麻美子と綾瀬サンは今日知り合ったばっかりッス!!!
 ばっかりッスけど大親友ッス!!!!恋人も似たようなものッスよー!!!」

(昼間程元気は無いが、
 ある程度元気を取り戻したらしい彼女の様子に内心安堵の息を漏らす。)

「んんー?『まだ』ッスか?
 やっぱりわりとその気ッスー!!!!」

(けらけらと笑いながらそう言うと綾瀬の手を握り)

「そうと決まれば一緒に探すッスよー!
 大丈夫ッス、絶対見つかるッスよ!!
 ……疲れてるなら、私が異能でなんとかしてやるッス
 疲れてなーい、疲れてなーい、全然つかれてなーい!!ッス!!」

(異能でもなんでもないただの言葉で応援しつつ、
 彼女の手を引いた)

綾瀬音音 > …………、そう、なのかな……。そうだね、取り敢えず恋(仮)位の気持ちでいるよ。――麻美子ちゃんって、テンポとノリに隠れちゃってるけど、凄く、優しいんだね(そう言って笑う。先程よりも調子が戻ってきた笑み)あははは、どうなんだろう、取り敢えず保留で(握られた手は、暖かくて力強い。一瞬戸惑った後、ゆるく握り返して)……うん。分かった、大丈夫、まだ動けるし、探せるよ、麻美子ちゃんと一緒だしね(素直にうん、と頷いて笑う。明日というか今日も学校だとか、色々言わないといけなかったはずだけど、今日は彼女に甘えてしまおう。すん、と泣くのを堪えるように鼻を鳴らして、手を引かれるまま進みだす――)
麻美子 > (照れるように頬を掻き、ちょっと視線を逸らす)
「や、優しいとかそんな事ないッスよ!!
 親友が困ってるッス!!力になるのは当然ッス!!」

(保留と答えられればけらけらと笑って)
「そうッスね、肝心の彼氏さん(仮)が居ないのに、
 勝手に決めるわけには行かないッス、
 もうこうなったら絶対に見つけて、本人に聞くッス!!
 ………ほら、まだ泣いちゃダメッスよ!!
 泣くならハッピーエンドの嬉し涙で泣くッス!!」

(貰い泣きで少しだけ涙目になりつつ、
 握る力を少しだけ強め、手を引いて走り出した)

綾瀬音音 > 優しいよー、本当に。ふふ(親友って言ってくれるけれど、初対面と殆ど変わらないのだ。どこまで本気か冗談かもよく解らないけれど、そう言って力を返してくれる人が、優しくないわけ、無いのだ)ん、そうそう。勝手に彼氏認定されたら玲刃君だって困るしね、予定は未定だけと、ハッピーエンドになるってだけは、決めたよ。――うん。そうだね、涙は幸せな時に流すものだよね(ゴシゴシと目元を拭って、彼女と走りだす。見つかるかどうか、今は分からないまま、ハッピーエンドを目指して)
ご案内:「常世公園」から綾瀬音音さんが去りました。
麻美子 > 「まったく、そういう褒め言葉は未来の彼氏さんにとっとくッスよ!!」

(さすがに優しい優しい言われると気恥ずかしい、
 そんな軽口を返すと、視線を逸らした)

「そうッス、絶対ハッピーエンドになるッス!!」
(見つける当ては特に無かったが、きっと見つかる。
 そう思いながら、一緒に走って公園を出て行った。)

ご案内:「常世公園」から麻美子さんが去りました。
テリメーラ > 一方その頃綿雲はジャングルジムに引っかかっていた。
近づけば寝息が聞こえるかもしれない。

テリメーラ > すこし強めの風に吹かれてジャングルジムからすっぽ抜けると、綿雲はまたどこか遠くへ飛んで行った。
ご案内:「常世公園」からテリメーラさんが去りました。
ご案内:「常世公園」に渡辺慧さんが現れました。
渡辺慧 > 「い…………ってー」
腰を抑えながらふらふらと公園内に歩いてくる一人の少年の姿があった。

時計塔での一幕。階段から落ちたように見えたが、器用に――落ちたかのように見せながら――下っていたらしく、目立った外傷はない。が、ところどころ体を打っていたようで、痛みがあるようだ。

……なら最初からやるなという話ではあるのだが。

「……ツツ。……あー、えー……と。……そーいやあいつ……」

渡辺慧 > あいつの異能、そういえば見てなかった、と。惜しいことをしたと思いながら、ベンチへ歩く。楽しいことは好きだが、痛いことは…………。

「ま……楽しければ、よし」
ベンチに座り込むと、辺りを見渡す。ふ、と――。見えたのは自販機の影。

渡辺慧 > ふらり、と。その下へと歩くと、商品を眺め――やはり、といったところだが――おしるこなんて、もう売ってもいなかった。

「……シッ」
口から笑いが漏れる。思えば、あの時計塔にいた連中は、どこかしらみな……変、そうだ。変だった。


「カカカカカッ」

その場で、大きな声で笑い出した。近所迷惑などどこ吹く風で。腹を押さえて。

「あー……たーのし」

渡辺慧 > そうして、しばらく笑っていた後。部屋に戻ろうとして。
折角のいい気分だ、態々あんな狭い部屋に戻って壊すこともなかろうと思い直し。

ふらりとベンチに横たわり。着ているパーカー――やはり、転がった時にだろうか。多少の汚れが――をシーツのようにして自らにかぶせ、そのまま寝息を立て始めた

ご案内:「常世公園」から渡辺慧さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に立花 響さんが現れました。
立花 響 > 「~♪」
キャリーバッグを引きずり、音痴な鼻歌を奏でて地図を見ながらどこかを目指して歩いているようだ。

ご案内:「常世公園」に空閑 栞さんが現れました。
ご案内:「常世公園」に渡辺慧さんが現れました。
空閑 栞 > 「んー、やっぱり散歩は気持ちいいね」
地面から1mほど離れた空中を気分良さそうに歩いている。
周囲を気にする様子は微塵もない。

立花 響 > 「……?」
ふと、人の気配を感じたのか空を見上げると空中散歩している栞を見つける。

「空を飛んでる…空飛んでる人!すごい!空飛んでる人!おーい!」
本当に空を歩く人を見るなんて響本人も思っておらずキャリーバッグを置いて興奮のあまり栞に両手を振っている

渡辺慧 > …………」
片隅のベンチでパーカーを頭から羽織、寝息を立てている。

時折、寝返りをうつためか、少しずつ端へ移動しているようだ。

空閑 栞 > 声をかけられ、少し驚いたような表情で振り向く
「どうかしました?何か御用でも?」

柔らかい笑みを浮かべてそう言うと、まるでそこに階段があるかのように響の方に向かって降りて行く。

立花 響 > 「…ホームレス?こういう島にもいるのね。こういう人」
ベンチで寝ている渡辺をジッと見ている。動物園にいる小動物に手を出すかのように恐る恐る渡辺の頬に触れる

渡辺慧 > 「…………………ん?」


その感触に気付き、瞼の下で瞳を動かした後、目をふと開け。目の前にいる少女に驚いたように、起き上がる。

「……う、ぉぉ? ………え、なに、ドッキリ? カメラついてる?」

立花 響 > 降りてくる栞を見てハッとした顔になる。響自身特に何も理由もなく、興奮してしまいつい声をかけてしまったのだから

「え、と。常世学園の生徒さんですか?」
目の前に空を歩いていた人物がいると思うと抑えようとしてもバイオリンの音色が外れたかのように上擦った声が聞こえる

渡辺慧 > 「……って、マジックショーもやってる。……あれ、ここ公園よな」

寝ている間に、いつの間に増えていたであろう人物たちを見て不思議そうに頭をかく。自らの携帯を確かめ。

「……んだ」
まだ、眠りに落ちてから1時間も経ってないことに気付いた

空閑 栞 > 渡辺の方をちらと見るが、すぐ響の方に目線を戻す

「ええ、そうですけれど……転入生さんか何かですか?」
やはり空を歩いているのは珍しいのだろうか、などと思考を巡らせつつ笑みを崩さずに返答を待った。

立花 響 > 「ドッキリじゃないですけど、カメラならありますよ?ってそういう事じゃないでしょうけども」
起き上がる渡辺を見てくすくすと笑いながらキャリーバッグからデジタルカメラを取り出して見せてすぐにしまう

「パーカーを着ていたとしても、こんなところで寝たら風邪引きますよ?家が無いのですか?」
渡辺の着ているパーカーを指さして再びくすくすと、今度はあまり隠すつもりのない笑いを

立花 響 > 「えぇ。そんなところです。今日の明け方についたばかりなのですけども、ちょっと道に迷ってしまって…」
やはりこの学園はそういう人が集まる学園なんだな、と再認識をしつつも先程の上擦った声を誤魔化すような演技の困ったような顔をしている。
別に道に迷っているのではなく、この場を凌ぐ話題作りなのである

渡辺慧 > 「いやぁんえっち。……いや、うん、そうじゃないナァ」
寝起きのぼんやりとした顔で少しだけわらう。

質問を受けると、ぼんやりとした声で。

「たまには、開放的なところで寝てみても悪くないか、な……って? 多分。……っクシ」
言わんこっちゃないとばかりにくしゃみ。それを誤魔化すように、ところで、といった後で。

「あちらの……あー……飛んでる子はおしりあ……いとかではなさそうだな」

会話を聞きながら一人で納得している。

空閑 栞 > 「なるほど、こんな明け方に移動だなんて大変でしょうに……」
この時期に転入生だなんて珍しいな、と思ったが、この学園ならそうではないのかもしれないと認識を改めた。

「もしよければ学園まで案内しましょうか?」
困り顔からやや演技のようなものを感じたが、ここで演技をしても仕方ないなという結論に至り、そんな提案をした。

立花 響 > 「なるほど、そういう……」
渡辺の言葉を聞いて一人で何か納得している。恐らく何か誤解を招くような、そんな納得かもしれない…

「早速風邪引いてますね…自己責任なのでしょうけども。そもそも私はここに来て、えー……2時間ぐらいですから女性の方は私の中の第一住人で貴方は第二住人です」
呆れるような笑みを浮かべた後栞を指さした後指揮者の運指のように渡辺を指さす

立花 響 > 「こちらにも色々事情がありますからね…でも、ここに来るまでは退屈するものじゃありませんでした」
列車で見た風景を思い出し、秘密基地を見つけた子供のようにわくわくしている

「あ、いえ、ここの地図はあるのですが、現在地が良く分からなくて…ここはどの辺りなのです?」
そう言って片手に持っていた学園地区の地図を栞に見せてどの辺りか教えて欲しそうにしている。
別にこの場所が公園、ということは知っているがやはりこれも話題作りということで自分の中で勝手に納得している

渡辺慧 > 「何か誤解しているようだけれどぉ……まぁ、いいや」
まさに、自業自得なのだから、そこは否定しようもなかった。

「目の前の君とかが俺の噂をしてるとかじゃねーかー?」
んん、と肩を回し、首を回したり。伸びをした後。

「2時間。……朝じゃん、ずいぶん遠くからきたとかかなー、ようこそ! ここは常世学園です! とかいったほうがいいかね」

……で、と。栞の方へ顔を向け。

「そちらさんはこんな時間に……って、人のこと言えないな、まーいいや」

と、一人大きな欠伸をこぼした

空閑 栞 > 「あら、それはよかった。面白い景色か何かが見れたみたいですね」
響の様子を見て、楽しそうなことがあったんだろうと思い、自然と笑みがこぼれる

「えーっと、場所としては常世公園の辺り……ここですね」
地図に載っている常世公園を指さして答えた

ふと何か思いついたような表情を浮かべ
「そういえば自己紹介すらしていなかったですね。私は空閑 栞です。なんと呼んでくれてもいいですよ?」
笑顔でそう言った。

空閑 栞 > 声をかけられ渡辺の方を見る
「そちらこそなんでこんな時間に?なんて聞くまでもなく寝てましたよね」

そう言って苦笑したあと。

「私は朝の散歩ですよ。この時間の空気は気持ちよくて。」
人も少ないですしと小声で付け足し、そう答えた

立花 響 > 「目の前にいる私は第二村人さんの名前を知りませんので噂しようがありませんね?…まぁ、自己紹介ぐらいはしましょうか」
噂話、と聞くと本土でのスキャンダル雑誌を思い出し少し複雑な表情をした後自らの呼吸を落ち着かせるべく深呼吸をした後、渡辺・栞を交互に見て口を開く
「立花響。立つ、とお花の花と響くって書いて立花響です。宜しくお願いしますね?」
空中に指で立花響と書いた後にこりと微笑んで礼儀正しく礼をする

立花 響 > 「常世公園、ということはこっちに進めば女子寮には着きそうですね。ありがとうございます」
栞が地図に指さすと、その地図を確認せずに予め道を知っているかのように寮への方向を指さしている

「そういう訳です。栞さんですね?私のことも自由に呼んでくださいね」
にこりと営業スマイルのような、そんな作り笑いを浮かべる

渡辺慧 > 「へぇ……散歩。いいじゃん」
俺もしてみようかな、と呟き。……いや、多分寝てるな、と一人で納得した。


「ん?」
と、響の複雑な表情を気にしながらも……今言う事でもないか、とばかりに流した。

「第二村人……。……変な名前ばっか増えてくなァ。田中ヴォルテックスた…………違う、渡辺慧、だ。ヨロシューナ、二人とも。……俺も生徒で、ホームレスではないからナ?」

空閑 栞 > 「ええ、恐らくそちらに女子寮があるんじゃないかなと」
自分は寮に住んでいないからか、自信なさげにそう答える

作り笑いを見て、なんの疑いも持たずに笑顔を浮かべ
「ええ、それでは響さんと……また何かあればよろしくお願いしますね」
そう言って小さくお辞儀をした。

空閑 栞 > 「たまにでもしてみると空気がすごく気持ちいいですよ?」
そう言って空気を触るかのように手を伸ばし、微笑む。

言い直したことに一瞬疑問を浮かべるも、特に気にせず
「もちろんわかってますよ?よろしくお願いしますね、たな……渡辺さん」
間違えそうになりつつそう言った

立花 響 > 「第二村人に田中ヴォルテックス…?あ、違うんですね。渡辺慧さん。慧さんって勝手に呼びますね…え、ホームレスじゃないんですか。どれだけ開放感求めてるんですか…ほんと馬鹿みたいですね」
妙な二つ名のような物を聞いていると顔を真っ赤にしてどこか堪えるように笑っている。

「…あぁ、もうこんな時間ですね。私そろそろ行かないと。詳しい自己紹介はまた今度にしましょうね。栞さん。慧さん」
キャリーバッグを再び引きずって先程自分で指さした女子寮の方に歩き出す

ご案内:「常世公園」から立花 響さんが去りました。
渡辺慧 > 「ふぅむ…………気が向いたらな」
そしてその、手を伸ばす動作を少し羨ましそうに見つめる。

「……空を飛べる、か。楽しそうだねぇ」

シシシ。と、変わった笑い声を出しつつ、田中、田中。……そっちも悪くないね、と呟いた後。

去っていく響きを見ながら。

「俺が寝る場所がそこがベットさね。……莫迦、ではあるが。んじゃあな、響」
と手を振って見送った

渡辺慧 > 「……………エスコートでもしたほうがよかったかな?」
と栞の方を見て首を傾げながら。

「ま、いいや。そっちも帰るのかな」

空閑 栞 > 「ええ、またの機会にしましょう……さよなら、響さん」
笑みを浮かべて見送った

「もういい時間ですしね、そろそろ帰らなきゃ迷惑かけちゃいますし」
そう言うと、虚空に一歩踏み出し宙に浮かぶ

「それではまた機会があったなら会いましょうね、田中ヴォルテックスさん……じゃなくて渡辺さん。それと空を飛ぶ、じゃなくて空を歩く……の方が近いかな、なんて」
笑顔でそう言い、歓楽区に向かって宙を歩き始めた

ご案内:「常世公園」から空閑 栞さんが去りました。
渡辺慧 > 「うん、マーターナー、栞。気を付けて帰んなよ、飛んでるカラスに当たらないようにとか」
また、適当なことを言いながら。ふぁ……と大きく欠伸をこぼしながら、またベンチに横になった。

「おやすみ世界、っと……

ご案内:「常世公園」から渡辺慧さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に渡辺慧さんが現れました。
渡辺慧 > ベンチの足元で、何やらもぞもぞと動く白い物体……否、人。……少年ともいう。

「………………ぐ、げ……朝?」

既に昼になりかかろうとしている時刻。彼の本分は学生である。なのに、こんな時間にここに居るのかというと。それには当然のように理由があった。

「…………げっ? あー……寝過ぎた、オハヨウ世界」

なかった

渡辺慧 > 「……………あ゛ー……」
起き上がり、ベンチに座りなおした彼の頭の中を占めているのは。この後授業に出る、出ない、その二点だ。……出ない優勢なのは、言うまでもないが。

「………………うーん……

渡辺慧 > 「…………なんか。……たのしーことねーかなー」
ほぼ既に、でないことは確定事項のようで。ベンチに座りまどろむ。

昨夜……いや、今朝と言ってもいいのかもしれないが。楽しいこと続きだった反動か、その動きは緩慢であった。
……異能を使用したことも大きかったのかもしれない。

とにもかくにも、暇を持て余しながらも、そしてするべき目的の学生という本分を果たさないのに、そのベンチから動こうともせず、眠そうにまどろんでいた。

もし仮に誰か来ないならば、恐らく眠りにつくだろう

ご案内:「常世公園」にサイエルさんが現れました。
サイエル > 「サボりか、少年。いい趣味だ、実に」

ふらりとやってきたのは灰色のボサボサの髪。
白衣を着た無精ひげを撫でながら近づいてくる。
へらりと浮かべた笑顔はどことなく頼りなく
蒼の瞳が細められて。

「サボるのは実にたのしいとはおもわないか?」

渡辺慧 > 「わっつ。なんじゃなんじゃ、曲者か。……不審者か!」
失礼なことを騒ぎつつ、横目で観察。――白衣?

「……どうかなー、サボリ自体が楽しいというより、サボッた後に付随する出来事が楽しいわけで。……そう、例えば、今みたいな」

と、猫のように笑った。……あるいはそれはチェシャ猫のように、というんだのだろうか

サイエル > 「何もないのが一番だと、思うがなー。いや曲者でも不審者でもないぞ、サボりが大好きな保健医だ。保健室使ったことない?」

じょりっと、手で顎を撫でながら。
同じように、少年を観察する。

「ただだらだらと無意味に時間を過ごすのが一番有意義だと思う私とはまた違う考えだな」

渡辺慧 > 「そうかもね。でも俺は、今はそういう気分じゃない、ということで。なぜならば……」

と、そこで一拍置き。

「目の前に、あんたみたいな変に面白げな先生が現れてしまったから、ていうのはどうだろうか?」

「いいじゃん、サボリ談義。先生らしく俺のサボリを糾弾したって、それもまた、サボリ談義。……さて、どうする?

サイエル > 「若いなぁ。いと若し。とっても若くて、おじさんもっとサボりたくなる……」

はぁと呟いて頭をガシガシ

「……とりあえず、一緒にサボっていい? 日本茶飲む?」

図々しく、隣にやってきて。
こぽこぽっと魔法瓶から紙コップにお茶を注ぐ。

「サボることの談義か。特になにももっちゃいないが……」

渡辺慧 > 「エネルギーが足りてないんじゃない? ちくわ食べる?」
ふところからちくわを取り出した。

「いいけど……飽きたらまたどっかいくけどな。飲む」
受け取って豪快にずびびーっ! と一気に飲み干した。

「くぁぁ、うまい! もういらない!」
と、言いつつまた注いで、というばかりにコップを差し出しながら。

「……で、なんだっけ、保険医だっけ? そんな先生いたんだなぁ。保健室にはいったことあったけど。金縛りで授業中眠れないんです! ってすごい形相で行ったら追い出された。ひどくね?」

サイエル > 「お、いいもんもってるじゃない。食べる食べる」

もぐもぐと食べつつ

「天邪鬼みたいだな、キミ。元気だねぇ。老人はこう、穏やかに時を過ごすのが好きなんだよ」

注ぎつつ、ふぅっと一息。ちくわが口からぶらぶらしてる

「優秀な保険医さんが多いらしいからな。まぁ、見たことないのも仕方がない。サボってるからな、基本」

ちょっと首をかしげながら、少年の方をみて

「それが普通の反応。でも私なら、そうか眠れないのか。じゃあ寝ていくといい! こっちもサボる、っていうところだな」

渡辺慧 > 「俺ももらったものだけどね」
猫のように笑って。ま、おいしけりゃいいさ、と呟き。

「ただの気分屋、かな? わかんね。昨日は猫みたいだって言われたなぁ。……最近はどうにも、退屈なことが多かったからいい限りだけど」

さんきゅー、と受け取った後、今度はゆっくりと飲み始める。

「……そのサボリ魔な先生を雇い続けるほど、内の学校余裕あんのかねぇ。その辺のは詳しくは知らんけど」

ま、なきゃ、いないだろうし。仮にあってもと口の中で呟き……チラリとその、サボリ魔を見て、また猫のように笑う。

「勘違いするな。俺はさぼりたかったんじゃない。眠かったんだ、この違いを間違えてはいけない……いいね?

サイエル > 「なるほどなぁ。まぁ、ここは、世間でいわく、山のような変な学生に変な先生がいるんだ。サボる先生くらい普通だろ、普通」

別になんも悪くないっていうように

「……へいへい。ちなみに私は今サボりね。超サボってる。ハッピーライフ。酒飲めないのつらい」

ちくわをたべきって合掌。ごちそうさんと告げて

渡辺慧 > 「そらまた、俺みたいなただの気分屋にはずっとスポットライトなんて当たってきそうもない話だあねぇ」

それを面白そうに眺め

「働け先公」
シシシ、と変わった笑い声をあげる。

お粗末様、と呟き。


「さぼってんなら酒ぐらい飲めばいいじゃん、そして俺にも飲ませて

サイエル > 「気分屋だからこそいつか当たるかもよー? あたりてぇってなる気分もあるかも知れないし、ないかもしれない」

じょりっと顎を撫でて

「やなこった。面倒くさい。あぁいうのはね、活力と。元気と、様々なものにあふれてひゃっふーな人がするもんなの。そしてその中でこそサボるのが至上なの。わかる?」

ダメな意見を言い切って、ふぅって一息。

「ダメに決まってんじゃん、給料もらえなくなる。それにね? キミ未成年でしょ。飲んじゃダメでしょ。はい注意したからね、どうぞ」

ちっちゃなグラスにウォッカを注ぎ

渡辺慧 > 「それが、楽しいなら考えとく」

「もったいない……そうやって中年心を自らが助長することによって中年度が増して言ってるんだよ? わかる? たまにはそこを無理してでも、働け」


「……なんで持ってんだよ

サイエル > 「無理したら、昔受けてしまったかもしれない腰痛がぴきぃってなっちゃうかも知れないでしょ。いいんだよ、若さに溢れてるんだから、たまにこういけないダンディな響きが良い感じになる日だってくるさ」

自分はくいって、飲み干しつつ、二杯目を注ぎ。

「あ、ライムいる? ないとダメなタイプ?」

そっと、添えて

「サボリの鉄板といえば、タバコ、日本茶、酒、畳の4つでしょ。何をいまさら」

渡辺慧 > 「職務放棄とダンディをいっしょくたにするのはどうかと思うぜ、ま、いいけどさ」

一応受け取り。

「……や、……はぁ、ま、いいか」
実のところ、ただの冗談でしかなかった、というわけだ。自分の軽口も考え物かもな、と改めてそのことを思い立った、が。特にやめる気もない、というのは表情から見て取れるかもしれない。

そも……。

「……後から、気が向いたら学校行くつもりだったんだけど」

と、言う言葉は、どこか真実のようにも感じられる。

「……ライム、ちょうだい」

サイエル > 「はっはっは、サボリに生きてうん十年を舐めてはいけない」

くつくつと喉を鳴らして笑い

「行けばいいじゃないか。どことなくイケナイ香りにノックアウトになるやつも出てくるかも知れない」

――まぁ、真面目な先生に見つかったら大変だが

と付け足しながら、面白そうに

「どうぞ?」

二個ぐらいに増やしてあげた

渡辺慧 > 「それで何を納得しろっての。サボリの口実言わせて何十年ってかい」

「真面目な生徒に見つかってもまずいと思うけど。……例えば俺とか」

ん、とグラスをサボリ魔の前へ。……これは、いわゆる、乾杯、という動作なのかもしれない

サイエル > 「サボリに何が必要かわかってるってだけさ」

グラスを掲げ、こつんっと合わせる

「……良いサボリ日和に乾杯ってところかな?」

くいっと一気に二杯目も煽る。
のどが焼ける、胃が火照る。
この感じこそ、この酒の良さだ

渡辺慧 > 「俺にゃ、多分ずっとわかんないねぇ。……いや、楽しめるサボリ方、なら分かってくれればいいのだけれど」

乾杯、と呟き。

「……先公と莫迦の奇跡的な出会いに乾杯、かね?」

くい、と。その強さに、少しだけ目の奥に火花。

「……カーッ。…………シシシッ、そんなたのしくねーなっ!」

と、言いながらも。その顔は実に楽しそうに歪んでいた

サイエル > 「それを勉強するのもいいさ。学生は、”楽しく学んでなんぼ”だ、少年」

くつくつと、その様子を見ながら笑い

「これを楽しめるようなら、また一歩サボリの階段を一段登ったことになるよ」

さて、と告げて。白衣の内側に魔法瓶とウォッカをしまい

「……保健室にまたサボリに来るといいさ、少年。そのときはゆっくりサボリを楽しむとしようか」

渡辺慧 > 「だから、俺はサボリをしたいわけじゃねーっての!」
何がおかしいのかケラケラと笑って。


「ま……そんじゃ、人生の先輩に教えてもらうとするかね。楽しみ方って奴を」
そのまま、残っていたものを一気に飲み干し。

「あいよ。……また、なんか思いついたら行かせてもらうよ」
――あぁ、サボリの口実、考えるのは楽しそうだな、と内心で考えながら

サイエル > 「あれそうだったかな? ”退屈な”生活は嫌いな感じがしてたんだけど」

白衣をたなびかせながら、ゆっくりと歩き始めて

「それは面倒だから、自分でみて覚えておくれ。教えるのをサボりたいんだから」

――何のために仕事(きょうし)さぼってるのかわからなくなるだろ?

と、ボソリとこぼして、ひげをこすりながらその場を立ち去っていく。方向は……学校とは反対だった

ご案内:「常世公園」からサイエルさんが去りました。
渡辺慧 > 「…………ほんと、変人ばっか」
いや……どちらかというと、莫迦、ばっか、という奴なのかもしれない。

彼が出ていくのを眺め。さて。どうしたものかと考えた後……。


「……とりあえず、家かえっかなー」

ふらりと立ち上がり、特に意味もなくムーンウォークをしながらその場から立ち去った

ご案内:「常世公園」から渡辺慧さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に佐伯貴子さんが現れました。
佐伯貴子 > (時刻は放課後。ベンチに座っている)
私はこの件からは手を引くべきか…
(などと俯きながらひとりごと)

佐伯貴子 > (生徒が通りかかると立ち上がり、学生証の提示を求める)
これももっと危険な場所でやるのがいいのかもしれないな…
(去っていく生徒を見送りながらつぶやく)

ご案内:「常世公園」に設楽 透さんが現れました。
設楽 透 > 「あれぇ~、佐伯ちゃんだっけ?お仕事ご苦労様ぁ」
「こんな所でまで感心だねえ~、はい、学生証」
【たまたま近くを通りかかって貴女を見つけたのか】
【金髪の男が学生証を掲示しながら近づいてきた】

佐伯貴子 > …設楽先輩か(以前も童謡な質問をしたことがあったはず。記憶を引っ張りだす)
貴方は身分がわかっているので学生証は必要ありません。
何をしに公園に?まさかナンパでは…

設楽 透 > 「あれ、良いのかい?」
「学生証の偽装とか、誰かが変身した偽者とか、そういうのは疑わない感じ?」
【緩く笑いながら学生証を仕舞う】

「ナンパねえ……それも良いかなあって思ったんだけど」
「最近ドンパチやら物騒な噂やらやたら聞こえて来るじゃない?」
「僕としては、可愛い後輩たちが危ない目にあってないかな~って、心配でさぁ?」
【その見回り、と悪びれもなく言ってのけた】

佐伯貴子 > そこまでいちいち気にしては普通に学校に通えませんよ…(正論を言われ苦笑で返す)
噂!?(飛びつくように顔を近づけ)
具体的にどのような噂をご存知なんですか!?教えてください!(必死だ)

設楽 透 > 「あっはっは、それもそうだ。」
「おっと、近い近い佐伯ちゃん。まあ、僕がっつく子も嫌いじゃないけど?」
【落ち着く様に彼なりの言葉で宥める】
【その後少し考える様に目の前の少女を見つめ】

「聞きたい噂ってのは、『どれ』かなあ?」
「色々知ってはいるつもりだけど、余計な話をする余裕は無さそうだし?」
【おそらく周囲を気にしてだろうか】
【勿体つけて自分の口元に指を立ててウインクなんかしてみせる】
【これでも彼なりに真面目なのではあるが……】

佐伯貴子 > すみません、つい…(距離をとって姿勢を正す)
そんなにいっぱいあるんですか…情報通なのですね
(腕組みをして少し考えた後)
…この島で出回っている違法薬物について、ご存じですか?
(現在の佐伯貴子にはこれが最優先の質問である)

設楽 透 > 「まあ、僕の能力上あちこちに行く「だけ」なら簡単だからねえ」
「それに、伊達に長くこの学校に居ちゃいないよ」
【冗談めかして首を竦めて】
【その後声のトーンを落とす】

「違法薬物……については表での噂はそんなに聞かないかな」
「まあそもそも違法な物が表立って出て来るわけじゃないけどさ」
「けど……何だか怪しい気配は裏の方でしてるねえ。」
【それくらいかな、と声のトーンを戻し笑顔に】
【大した情報なくてごめんねえ、と軽い調子で謝った】

佐伯貴子 > そしてその能力は人を守るのに役立つのですか…?(見回りと言ってのけた相手にジト目で)
裏、ですか…(再び腕組み)
いわゆる「落第街」…スラムのあたりでしょうか…(半分は自分で確かめるように)

設楽 透 > 「そうだなあ、時間稼ぎの盾くらいにはなるよ」
「ほら、守りに徹すればそこそこ行ける気がするんだよね。」
【へらへら、軽薄な笑みを浮かべながらしゃあしゃあと】

「うーん、それと研究区かな。」
「何ぶん、情報がだいぶ隠れちゃってるんだよねぇ~。」
「佐伯ちゃんの耳にも入ってると思うけど、公安のこと。」
「どうもそっちの方が最近もちきりでね。日に何度耳にするか分からないよ」
【困ったもんだねえ、と彼は笑う】

佐伯貴子 > そんな見積もりでは危険です。風紀委員を頼って下さい(少し心配そうに)
研究区は考えもしませんでしたね…
公安?最近公安が動いているのですか?
(きょとんとした表情で。本当に何も知らない)

佐伯貴子 > (正確には知っているのだが、イメージが違うといったところか)
設楽 透 > 「はっはっは、風紀委員も良いけどねえ。」
「自分の身は自分で守れるし、それに御誂え向きの異能だし」
「まあ、気持ちはありがたく頂戴しておこうか。」
「あ、ほっぺにちゅーでもいいよ?」
【にこにこ、人を食ったような笑みを浮かべている】

「そう、公安。元々物騒な子たちだったけど、最近妙に活発だねえ」
「大体あの子らの噂なんて物騒だったけど、最近妙に拍車が掛かってると言うか……」
「まあ、用心するに越した事は無いね。あんまり一人で突っ走っちゃあ駄目だぜ?」
【佐伯を見る目はどこにでも居る、ありふれた『後輩を心配する先輩』の眼差しだった】

佐伯貴子 > 助言とキスの関連性が皆無なのですが。(真面目な表情で)
私の聞いた情報では…公安が薬物使用者の鎮圧にあたったと…
(事実と報告は異なる。よくあることだが…)
先輩がそういうのであれば、注意する必要があるのかもしれませんね。
どちらを信じればいいか今はわかりませんが、どちらも有力な情報とさせていただきます。
(ペコリと頭を下げる)

設楽 透 > 「はっは、僕がして欲しいだけさ?」
「うん、それは僕も聞いたけどねえ。」
「多分どっちも虚実半々ってとこかな、まあ人が発する情報だからね。」
【ゆるゆると首を振って】

「いやいや、半端な情報しか出せなくてごめんねえ。」
「また何か聞いたら教えるよ」
「その代り、その時は佐伯ちゃんの好きなパンツの柄とか教えてね?」
【情報交換は公平な取引だから、とよく分からない理論を持ち出した】

佐伯貴子 > 欲求に素直で羨ましいです…(ため息をつく)
この目で見たもの以外は信じられませんね…(悲しそうな顔をする)
いえ…情報戦に疎い私にとってはありがたいです。
ちなみに柄のある下着は履きません。男性にとっては色気のないものでしょう。
…これで前払いは済みましたか?(真面目な表情で言う。安いものだ)

設楽 透 > 「まあそこまで悲観するほどでもないよ。」
「情報ってのは数があればそれだけ真実には近づけるもんさ」
「まあ、手に入れた情報をどう扱うかにもよるけどね」
【くすくす笑いながら、後輩の風紀委員の頭を撫でようとします】

「え……『上』は?」
「まさか佐伯ちゃん上は着けない派?」
【それはそれでアリだと思うけど、と別の意味で心配そうな表情になった】

佐伯貴子 > なんだか真面目なことをおっしゃいますね…(特に表情も変えず撫でられるまま)
こうして先輩に情報をいただけたのでなんとか付いていけそうです。(また頭を下げる)
上…ブラジャーのことですか?揺れると痛いのでスポーツブラです。
(制服に隠れて見えにくいかもしれないが、女子に羨ましがられるものを持っていた)
これで前払い二回分ということで。

設楽 透 > 「失敬な、僕はいつだって真面目さ?」
「真面目に6年目の学園生活を謳歌してるつもりさ?」
「いやいや、僕の情報なんてとっかかり程度に、ちゃんと自分の足でも稼いだ方が良いよ~?」
【風紀委員の先輩とかさ、と具体的に人名は挙げず】

「なるほどそう来たか。こりゃあ一本取られたね!」
「しょうがない、今ので前払い二つ認めよう」
【油断ならないなあ、なんて笑いつつ少女の頭をくしゃくしゃ撫でて手を離す】

佐伯貴子 > …そういうことにしておきます。(目を逸らしながら)
ありがとうございます。この後やる予定です。
…もし最悪の事態なら、それは避けねばなりません。(先輩、の言葉に首を振り)
まず信頼できる同僚の方からあたってみます。
(公安の西園寺、役員の能見、同僚のレイチェル。誰から当たればいいかといえば…)
一本って、変な勘違いをしたのは先輩が先ではないですか?
(ストレートの黒髪が若干ボサボサになってしまう)
今日は貴重な情報有り難うございました。
これ以上セクハラが進むようであれば帰ります。進まなくても帰ります。
先輩もくれぐれもお気をつけて。
(改めて頭を下げる)

設楽 透 > 「はいは~い、頑張ってね。」
「あんまり一人で突っ走っちゃあダメだよ、風紀委員の中じゃ君が一番危なっかしく見えるからね。」
【でも判断の適切さには一目置いている、とは言わずに優しく微笑むだけだった】

「はっはっは、別に勘違いなんかしてないさ」
「そうだったら素敵だな、と思った事は認めるけど」
「それじゃあね、佐伯ちゃん。良ければまたセクハラの相手をしてくれると嬉しいな」
【頭を下げる後輩へとにこやかな笑みを向けて軽く手を振る】

佐伯貴子 > 確かに…風紀委員どころか学生の中でも戦闘能力は低いですからね…(苦笑する)
下心は否定しないんですね。セクハラです。
いくらでも付き合いますが情報と交換とおっしゃったのは先輩ですからね?(微笑む)
ではお気をつけて。(公園から足早に去る。途中、携帯デバイスを取り出しレイチェルに打診しながら)

ご案内:「常世公園」から佐伯貴子さんが去りました。
設楽 透 > 「セクハラは先輩特権の代名詞でしょう。」
【会社じゃないから訴えられることもないし、と笑いながら見送った】

「さてと、違法薬物か……」
「ちょっと危ないとこも行った方が良いかなあ」
「いい感じに護衛とかしてくれる可愛い子居ると嬉しいんだけど……」
【ぶつぶつ、その場で軽く考える】
【その姿はそれなりに様にはなるのだが、この学園の生徒(主に女子)の大半は、】
【彼がナンパおよびセクハラの常習である事は知っているだろう】

設楽 透 > 「さーて、どうしようかね~」
「今日のところは日没まで女の子に声掛けてようかな?」

「最近公安の人らの所為か、声掛けても逃げられちゃうからねえ」
「まったく、困ったもんだよ。」
【大袈裟に溜息をついて近くのベンチへと向かう】

設楽 透 > 【ベンチに腰を落ち着かせて足を組み、知らない女生徒は居ないだろうか、とそれとなく気を配りながら】
【先程のやりとりを思い返して情報を整理する】
【違法薬物の噂、そして使用者を公安委員が鎮圧したこと、佐伯風紀委員のパンツは無地、ブラはスポブラ】
「んー、どれも大事なことだなあ。」
「しっかり覚えて、忘れないようにしないとね」

【にっこりと人のよさそうな笑みを浮かべる】
【しかし大体ロクな事は考えてないことは、やっぱり学園の生徒の大半は知っていた】

設楽 透 > 【時折通りかかった女生徒に手を振っては迂回され続け、ちょっぴり心がめげそうになる】
「僕、何か悪い事したっけかなあ……?」
「ちょっとお茶に誘ってみたりしただけなんだけどな。」
「口は出しても手は出さない、で通してるはずなのに……」
【そんな事をぬけぬけとのたまいながら公園のベンチで暇を持て余していた】

ご案内:「常世公園」にシュリクさんが現れました。
シュリク > (そんな時、目立つ長い白髮を揺らした少女――年の頃は10程か――が、本を読みながら器用に歩いていた。器用というのは、本から目を片時も離さないのに人とぶつかりそうになると一瞥もせず避けている辺りを指す)
設楽 透 > 「おや?あれは……」
「……見かけない顔だ、一年生の子かな。」
【それはともかく、とベンチから声をかけることにして】

「おーい、そこの白い髪の綺麗な君ー、何読んでるんだい?」
「座って読んだ方が、集中できると思うけど、どうかな?」

シュリク > (声をかけられて、初めて顔を設楽の方へと向ける。多くの学生がいるのになぜ男が自分を呼んでいると気づいたか。それは、自分の周りに白い髪の人間がいないと知覚していたからだ)
歴史書です。私が眠ってから、この世界で何が起こったのか……詳細に知りたくて。
(ひょこひょこと設楽の方へと歩む。……近くで見ると、存外に小さい。人形のようだ、と思う人も多いだろう)
しかし、ご心配なく。集中というものはその気になればどのような状況でも発揮できるものなのです。

設楽 透 > 「歴史書?」
「へえ~、それはそれは勉強熱心なんだね、結構結構。」
「でも君が集中できても、他の子が真似するから止めとこうね」
【近寄ってきた少女を見て優しく微笑む】
【流石に見た目幼い相手を速攻で口説くほど見境が無いわけではない】

シュリク > ……成る程、それは盲点でした。
(はっと気づいたように本に栞を挟み、閉じて通学鞄に仕舞いこんだ。……設楽の柔和な笑みに何かを感じ取っている様子はない)
ありがとうございます。機械である私が、人間たちの模範となれていないのは失態でした。――私は、シュリク。貴方は?
(ごくごく自然に、自らを人外だと言う。よく見ると、金色の瞳、その奥の瞳孔が、確かにカメラのレンズにように何層にも組まれていた)

設楽 透 > 「うん、分かればよろしい。」
「シュリク、ちゃんか。僕は設楽 透。気軽に設楽先輩と呼んでくれ。」
【特に裏の無い笑顔を向けたまま自己紹介を交わす】

「そうかそうか、シュリクちゃんは人形ねえ」
「自立してるのか、それとも誰かが操ってるのか、」
「それとも誰かの指示を仰いで行動しているのか……」
【君はどのタイプなんだろうね、と驚いた様子も無く楽しげに言葉を続ける】

シュリク > 先輩――なるほど、確かに余裕のほどが一学年と違う。よくこの学園に馴染んでいるというか。よろしくお願いします、設楽、先輩(スカートの端と端を摘んで、丁寧に頭を下げた)

私は現在特定のマスターとなる存在はおりませんので、自立型であると言っていいでしょう。本による学習も、私が判断し選択した手段です。……その様子ですと、他にも機械人形のお知り合いがいるのですか?
(首をこくん、と傾げて問いかける。なにせ今まで自分を機械だと知った人間はみな驚いていたので、新鮮だったのだ)

設楽 透 > 「はっはっは、まあ余裕の半分は虚勢みたいなもんだよ。」
「馴染んでいる、かい?ははっ、そう言われるのは嬉しいなあ」
「なにせ、『浮いてる』とはよく言われるが馴染んでるとは言われ慣れてないからね。」
【こちらこそよろしく、と本当に嬉しそうに目を細めた】

「まあ、長い事居るとね。一人や二人、そういう子も居るからさ。」
「なるほど、シュリクちゃんは自立型かあ。」
「早く良いマスターが見つかると良いけど、その様子じゃ別に必要としているわけでもないのかな?」
【かなり自主的な判断が出来る様だ、と見て】

ご案内:「常世公園」に東雲七生さんが現れました。
ご案内:「常世公園」に東雲七生さんが現れました。
ご案内:「常世公園」に東雲七生さんが現れました。
シュリク > ご謙遜を。浮いている、というのもまた一つの光景だと思いますよ。
設楽先輩はこの学園の浮いている存在、として馴染んでいるのだと思います。いわば、この学園の特徴の一つとでも言いましょうか。
……しかし、なぜ浮いているなどと? 何か奇天烈な行動を起こしたりしているのですか。

そう、ですか。それは是非お会いして情報交換をしたいものですね。
――いえ、マスターは欲しいところですね。マスターの存在があって初めて開放できる機能もありますので。例えば、「異能」とか。

ご案内:「常世公園」に東雲七生さんが現れました。
ご案内:「常世公園」に東雲七生さんが現れました。
ご案内:「常世公園」に東雲七生さんが現れました。
ご案内:「常世公園」に東雲七生さんが現れました。
ご案内:「常世公園」に東雲七生さんが現れました。
ご案内:「常世公園」に東雲七生さんが現れました。
ご案内:「常世公園」に東雲七生さんが現れました。
ご案内:「常世公園」に東雲七生さんが現れました。
ご案内:「常世公園」に東雲七生さんが現れました。
ご案内:「常世公園」に東雲七生さんが現れました。
ご案内:「常世公園」に東雲七生さんが現れました。
設楽 透 > 「ははっ、みんなそう言ってくれると嬉しいんだけどなあ」
「ありがとうね、シュリクちゃん。」
「僕としては可愛い子とお近づきになりたいだけで、奇行に走った覚えは無いんだけど……」
【参っちゃうね、と笑う】
【そして異能、と聞くと流石に少し驚いた様だ】

「へえ、君にも異能があるっていうのかい?」
「それは興味があるな、自動人形の持つ異能なんて。」

シュリク > 私は人間とは考え方が大分違いますので、私のような言葉を人間に求めるのは難しいでしょうね。
――お礼を言われるようなことでもありませんが。しかし、可愛い子?
それは女性と、ということでしょうか。それなら尚更変ではありませんよ。男性が女性を求めるのは、私が生まれた6000年前も同じですし。

その口ぶりですと、設楽先輩も異能者のようですね。――私が現在使えるものは、正確には異能ではありません。擬似異能といって、人工的に作られた異能です。