2015/06/14 のログ
ヒメル > 「あ゙っ」
ヒメル > 「だ、大丈夫かい、結構すごい音が……そ、そうじゃないんだよ、えっと……」

わたわたしている21歳青年。

スピナ > 「…………」

ガチッ ガチッ

なんか奮闘してる。スプーンも食べるものだと勘違いしているのか。
しかも、飴の前例があるせいで、これもがんばれば噛み砕けると思っているのだ。

ヒメル > 「ちょ、ちょーっと待ってね、そうじゃない、そうじゃないんだ」

スピナの口からスプーンを引く。そして、さっきまでスピナの口内にあったケーキを食べて見せる。事案。

「*もぐもぐ* こーやって、乗せたものを食べるんだよぉ。 *ごくん*
 さ、自分で出来るかい?」

スプーンを手渡してみる。
緊張の面持ちだ。

スピナ > 「あ……んー……」

実演されてなんとなく理解はしたらしい。
べとべとの手のままでスプーンを持って、形の崩れたモンブランを掬い……ちょっと掬いすぎたね
そしてじぶんの口へ運ぶ……

狙いが外れて鼻にモンブランがべっとり

ヒメル > 「あー……難しいかなぁ。
 よしよし、動かないでー……よし、とぉ」

おしぼりでスピナの鼻と手を拭く。

スピナ > 「んむむ……」

鼻と手を拭かれる。ちょっとくすぐったくて笑ってしまう。

「ちょっと、むずかしかった……」

少し、ほんの少しだが、しょんぼりした様子。
だが

「でも、ちょっとだけ、あじ、わかったよ。
 ……すごい、とてもあまい」

ヒメル > 「ふふ、よかったぁ。
 次は掬う量ちょっと減らして見よっかぁ。
 口に入るぐらい。出来るかなぁ?」

我が子の成長を見るような表情になってしまっている。
が、彼は21歳。独身である。

スピナ > 「うん、やってみるー」

その姿は、まるで食事の作法を覚える幼子のようだ。
慎重にモンブランをスプーンで掬い、口に運ぶ。

そして、食べた。
口に入れ、スプーンを引き、モンブランだけを口の中に残すことが出来た。
そして咀嚼する。モンブランを。

「……あ、あっまぁ~……♪」

少女が思わずうっとりしてしまうほどの甘さ。
少女は、甘いものが大好きだった。

ヒメル > 「おおー……!よしよし、上手に出来ましたぁ!
 ふふふおいしいかい?どんどん食べていいよぉ♪」

顔がでれでれである。通報されかねない。

スピナ > 「うん!おいしい!あまい!」

コツさえ覚えれば、あとはそれを鍛えるのみ。
あっという間にスプーンの使い方を覚え、モンブランを平らげてしまった。

歩行の時といい、今回といい、少女は事の飲み込みは早いらしい。

ヒメル > 「それならよかったぁ、あ、あとコーラが来てたねぇ。これも、飲めるかい?」

すっかりお兄さん……もしくはお父さん気分だ。
スピナの前に、黒いジュースの入ったコップを置く。

スピナ > 「こーら……?」

コップを持つと、コーラの表面が揺れる。
それを見て、これは液体だと理解する。

「これ、わかる。」

きっと、あの不思議な容器と同じ感覚なのだろうということはわかった。
コップを口に近づけ、ゆっくりと傾け、口に注ぐ。

「しゅわ!?しゅわわわわわわ……」

一口飲んで、ぷるぷる震えだす。

ああ、この感覚、知ってる。
これは病みつきになった感触。海辺でまりもに貰った、あの飲み物と同じ感覚。

震えながら、少女は笑っていた。

ヒメル > 「お、おおー。これは大丈夫かぁ。あのおしるこコーラの缶はやっぱり、スピナちゃんのだったんだねぇ?
 ふふふ、食べ足りなかったら、他のも頼んでいいからねぇ。 少し早めの入学祝いだよぉ。」

スピナ > 「しゅわわわ……にゅーがく、いわい?」

震えが止まってから、聞いた。
祝うという風習は知っている。
それは、前にいた海で見た人間から聞いた。
めでたいことは、祝う。

「めでたい、こと?」

首を傾げ、疑問を問うてから、またコーラを飲む。しゅわわわ。

ヒメル > 「そうだよぉ、入学祝い。
 俺たちと同じ、学校に行く人になる、お祝いだよぉ。
 スピナちゃんは、仲間で友達になるんだからぁ」

ヒメルも、自分のコーラを持つ。

「あと、お祝いの時は、こうするんだ。
 少し、コップをこう、持ち上げてみて」

示すように、胸の高さにコップを持つ。

スピナ > 「がっこうに、いく、ひとになる……
 なかま、ともだち……ともだち!」

ともだち。
その言葉で、少女の表情は明るくなる。
友達が増えるのは、嬉しいから。

「ん、こう?」

真似をして、コップを持ち上げる。両手で。

ヒメル > 「そう、そうだよ。
 そして、ゆっくりと、コップ同士をぶつけて、『乾杯』。
 そう言って、一緒にコーラを飲もう。」

スピナの近くへと、自分のコップを移動させる。

スピナ > 「ん、わかった……」

おそるおそるコップを近づけ

「かんぱい!」

コツン、と、コップ同士がぶつかり合って気持ちのいい音がなる。
そうして、またコーラを飲み始めた。

ヒメル > 「ん、かんぱい!」

小気味のよい音を聞き、コーラを口へ運ぶ。
既にもう、少女に対して身内のような感情を覚えていた。

スピナ > 「しゅわわわわ……これも、しゅわわわするけど
 まえのんだ、やつのほうが、あまかった……」

おしるこコーラのことを言ってるのだろう。
とはいっても、こっちはこっちで楽しんでいる様子だし、コップは既に空だ。
少女はすごく満足気に腹をさすっている。

「ケップ」

炭酸特有のげっぷだ。

ヒメル > 「おしるこコーラ美味しいよねー!
 あれもいつか、見つけたらあげるよぉ。
 さ、スピナちゃん。他は何か食べるk *げふぅ*」

【無遠慮にげっぷをしながら、メニューを渡す】

スピナ > 「おしるこコーラ、っていうの?
 うん、あまいし、しゅわしゅわ、する……ぷっ、あははは!ヒメル、おもしろい!」

自分のよりも大胆なげっぷに、少女は思わず笑ってしまう。
しかし、少女から次に出たのはあくびのようで

「ふわぁ~……ん……」

ちょっと眠たげに目をこする。

ヒメル > 「コーラを飲んだらげっぷが出るのは確実だからねぇ、あはは」

「うん?そろそろお眠かな……大丈夫かい?そろそろ帰る?」

眠そうな少女をまたまた撫でながら訊く。

スピナ > 「ん…………ぁ……」

返事を返そうとして、言葉がでない。
少女は座りながらうつらうつらとしている。

日中から今まで、途中倒れたりはしたけど、歩きっぱなしだったのだ。
疲労が蓄積していたのだろう。

ヒメル > 「うーん、限界かなぁ……えっちょっとまって、スピナちゃん、スピナちゃんはどこに帰るの?寝てもいいけど、海にそのまま流していいの……?」

眠そうな少女の肩を叩きながら、なんとかその後の処置について聞き出そうとしている。

スピナ > 「…………うみ……もどる……」

ちいさく、そう呟いた。
それから、すぅ、すぅと、寝息を立て始めた。

ヒメル > 「あっ……え、いいの……?いいんだね、海に流すよ……?
 ……明日どざえもんのニュースになってたらどうしようかなぁ。」

店員を呼び出し、お会計を済ませ、店を出る。
そして妹だということにした少女を背中に担ぎ、海へと歩き出し……。

(……一旦店戻って転移のルーン用意した方が早いねぇ)

方向を変え、自分の店を目指して歩き始めた。

スピナ > 「……すぅ、すぅ……」

背中に担がれ、寝息を立てている。
とても心地よさそうな寝顔で。

ご案内:「カフェテラス「橘」」からスピナさんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」からヒメルさんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に犬飼 命さんが現れました。
犬飼 命 > ……眠い。

その一言に尽きる。
ほとんど睡眠をしていない犬飼は早朝のカフェテラスにで朝食をとることにした。

いつもであれば自宅で朝食をとることにしているが。
今日は特別だ。

モーニングのトーストセットがテラスの席に運ばれてくる。
トーストにゆでたまご(殻付き)、コーヒーはブラックだ。
ミルクはコーヒーの香りを邪魔してしまうし砂糖は苦味を消してしまう。
眠気を覚ますにはこれが一番だ。

コーヒーの香りが嗅覚を刺激し、苦味が味覚を刺激する。
カフェインの効果よりも感覚による刺激のほうが目覚ましには効く。
思考が覚醒してようやくトーストに齧り付く。

梅雨入りのじめじめした暑さも、朝ならば快適だ。
テラスからは学生服の姿がちらほら。
部活動で学園に急ぐ者、テラスで朝食を取るために向かってくる者。

「……平和なこったねぇ」

犬飼 命 > トーストを半分ほど齧ったところでバターの存在に気がつく。
勿体無い気もしたのでバターをトーストに塗る。
しかし、失敗だ。
トーストの面積に対してバターの量が多すぎる。
後悔しながらも齧りつくが溶けたバターがトーストからこぼれ落ちる。

「あーぁ……、クソが……なんもかもアイツのせいだ」

文句向けた対象は寝不足の原因となった人物に対してだろう。
トーストを食べきると紙ナプキンで指を拭く。
こぼれたバターはその手も汚していた。
綺麗に拭いたつもりだが、なんだか手がべたついている気がした。

「……んぁ」

あくびを噛み殺す。
思考は覚醒したものの眠気が消え去ったわけではない。
登校したら保健室で仮眠を取ろうか考えたが今日は小テストの日でもあった。
変なところでマメな犬飼は仮眠よりも小テストを優先することにした。

犬飼 命 > ゆで卵の殻を割る。
正直なところゆで卵の殻を割るのは苦手である。
生卵は別にいい、ゆで卵となると話は別だ。
綺麗にむける人もいるのだろうが、どうにも薄皮と卵が張り付いて綺麗にむけない。
苦戦している内にゆでたまごがボロボロになってしまう。

「最初からむいて出してくりゃいいのにめんどくせぇ……」

案の定、クレーターだらけになったゆで卵に塩をつけて食べる。
黄身がパサパサでなく、半熟でもない、調度良い茹で加減。
これならー飲み込むためにコーヒーを飲まなくても良いし、
ドロリと舌に残ってコーヒーの味を邪魔することもない。
これだけに関しては満足してやっても良いと考える。

コーヒーのおかわりは自由。
ちょうど少なくなっていたので店員に足してもらった。

「いつになったら解除されるのか……」

風紀委員の活動停止処分、受けてからまだ一週間も経っていない。
まだ解除されるには早いだろう。
暇を持て余し、風紀委員のPDAを久々に開いてみる。
そこにはズラリと連絡事項や通達情報が並ぶ。

「ハッ、忙しそうなこった。」

端末を操作して記事を確認している。

犬飼 命 > 最新の記事……”殺刃鬼”東郷月新の記事が目に留まる。
犬飼 命 > 「あいつ……やっぱまだ彷徨いてんのか」

東郷が情報を持っているとは限らないが闇雲に探すよりはマシであろう。
違法学生にもロストサインを名乗る奴は大勢いた。
ただ、どいつもこいつも虎の威を借りた狐であった。
肝心なロストサインのことについては何も知らなかった。

だが、東郷は違う。
マスターと言った、それにあの強さ。
言っていることは間違いないだろう。
だからこそ追う価値はある。
追うにしても情報は必要だが……。

「能見さゆり……」

同じ風紀委員だが、所属は違う上に能見はさらに特殊だ。
所属課が胡散臭いにも程がある。
委員会で顔を合わせたこともあるが凶犬の勘が囁く。
どうにも信用のならないやつだと。

「どっちにしろ話す必要があるか」

苦々しい顔でコーヒーを飲み干した。

犬飼 命 > 残りの案件も確認していく。
魔術師喰いに抜き身の危険生徒。

「いつも通りに平和なこった……ふぁ……」

再びあくびを噛み殺す。
興味は薄め、どちらにしろ風紀委員の活動停止状態であれば関わりにくいということ。
緊急性が高ければ一時的に活動可能になることもある。
風紀委員の特殊戦闘課はそういうものだ。
非常事態時や特殊案件での戦闘要員、それ以外は風紀委員の下っ端とやってることは変わらない。
そもそも特殊案件までとなると上の力で『処理』されるので関わることは少ないだろうが。

「そろそろいくか」

トレイを返却するとカフェを後にする。
しばらくは退屈な学園生活だ、気がかりなのは放課後か。
今を狙った報復と、家に帰れば面倒事が……。
それだけは悪くはないと考える。
足を学園に向けて歩き出した。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から犬飼 命さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に桐竹 琴乃さんが現れました。
桐竹 琴乃 > 「ういーす、お疲れ様でーす」
シフトが終わり、エプロンを外し、他の皆にそう言う。
その後トーストとオレンジジュースを注文し、1階の適当な席に陣取った。
夕飯と言うには少し物足りないが、後は尞の部屋にあるインスタント的なモノで補おう。

ご案内:「カフェテラス「橘」」に湖城惣一さんが現れました。
桐竹 琴乃 > 夕方、それも閉店間際だ。
流石にお客もまばらでぽつぽつしか見かけない。
今日の琴乃のシフトは所謂早上がりシフトだ。
閉店後の締め作業などが免除されるので何となく得した気分になる。
もそもそとトーストを齧りながら適当に店内を見回す。
お客が少ないとはいえまだまだあれこれと動くスタッフやら、楽しげに話し込んでいる二人組やら。
「一人のご飯とは中々味気ないもので」
ご一緒する方が居ればいいのだろうが生憎とそっちは売り切れだ。

湖城惣一 >  カフェテラスに入店する常連の不審者が一人。
かろうじて、ラストオーダーには間に合ったか。
空腹で腹をさすりながら男は周囲を見回した。
「む」
 見知った顔が居る。彼女も食事だろうか、などと考えつつも。
「先日は災難だったな」
 あの戦いをくぐり抜けた戦友(とも)を讃えるべく声をかけた。

桐竹 琴乃 > 「むー(おー)むむーむー(コジョーじゃん)」
トーストにかぶりついたままなので何を言っているか分からない。
一先ずコジョーに対しひらひらと手を振る。
トーストを一端置き、苦笑する。
「まあ、うんあれはね……」
はははと乾いた笑い。
結局あの後しるこは誰かにあげた。
誰かは分からない。
尞について最初に目に入った人にあげると半ば強引に押し付けた。
後ブラックコーヒーは流しに流してしまいました。

湖城惣一 >  手を振り返すとそのままそちらに近づいていき。
「応。……なにやら分からんが、苦戦していることだけは分かった」
 あの時は彼も必死だったのだが。あそこまで敗北感を覚えるとはおもってもいなかった。
「そちらも一人か。……もしかして、ここで働いているのか?」
 もしそうなら、随分とすれ違っているものだ。
そう少なくない回数、彼はここに訪れているようであった。
「相席、構わんか」
 なんとなく、尋ねた

桐竹 琴乃 > 「そーだよ」
ずーとジュースを飲み応える。
琴乃の働く時間は相当に不定期だ。
朝からの時もあれば昼間、夕方、夜最後の短期など、様々であり、決まったシフトは持っていない。
とりあえずこことここは今週来てほしいと言われた所に対して、行ける行けないという感じだ。
「どーぞどーぞ、一人の食事は味気なくて」
ぺしぺしと相席のイスを叩く。

湖城惣一 > 「では失礼」
 椅子に座り込むと、店員を呼ぶ。
どこまで頼むか。閉店間際に頼みすぎるのも迷惑がかかろう。
ここは、腹三分ほどでとどめておこうか――。
などと、待っている間に思案げに顎を撫で。
「エクストラベンティのヘーゼルナッツキャラメルクリームフラペチーノをひとつ。クラブハウスサンド2つに……あと、ベーグルをひとつテイクアウトで」
 果たしてこれで三分目か。いささか疑問を覚えたが仕方なし。
「……まあ、ひとまずはこんなものか」
 注文を終えて、そちらに向き直ると。
「あまり、一人での食事は好かん性質か」
 と、僅かに目を細めて問う。

桐竹 琴乃 > 「そんなこたーない」
からからと笑いながら言う。
「気分かな。今日は一人だと味気ない日」
トーストをちぎり、口に運ぶ。
一人が気楽な時もあるし、誰かと一緒に食べたいときもある。
「そう言うワケなんでコジョーが通りかかってくれて助かった」

湖城惣一 > 「なるほど」
 目を伏せてつぶやくと。
「俺もそんな気分だったというところか。
普段は、あまり人と同席して食べることはないのでな」
 そも、友人自体が少ないのだ。
だからこそ、こういった手合は行幸なのかもしれない。
 竹刀袋を脇に置くと、少し姿勢を崩してから。
「だから、俺も……そう、助かったというべきか」
 そのまま少し笑った。

桐竹 琴乃 > 「そりゃーよかった、お互い助かったってコトで一つ」
笑顔を崩さないまま食べ続けてる。
「しかし相変わらずコジョーはふらふらしてんね」
自販機での件といい。
とかく会うたび会うたび行き倒れている印象が出てしょうがない。
今日は問題なさそうではあるが。
「流石に心配になるよ」
呆れたような顔をした。

湖城惣一 > 「ああ、あの時は――」
 口を開けてから、一秒。いや、と。
「日差しが強かったのでな。万策尽きたというところか」
 よく行き倒れそうになるのは真実だ。そこに嘘はない。
いらぬ心配をかける必要はないだろう。
「……いつものこととはいえ。心配をかけるようではな」
 僅かに自責の念が走る。それが何についてかは彼にも分からない。
だが、それでも謝ることも軽率に"気をつける"と約束するのも、今日は言えなかった。
「俺も未熟ということだな。……苦労をかける」

桐竹 琴乃 > 「別に私は苦労なんてしてはないけども……っていうかそんな沈まないでって」
慌ててばたばたと手を振る。
「聞く話じゃどうしようもないんだろうし」
コジョーが戦っている所は見た事は無い。
が、壮絶なのだろうと予想はする。
「まー今生きてるし、とりあえずいいんじゃない?」
余り何も考えず、取り繕うように言葉を並べ立てる。
沈ませる為に心配だのと言った訳でもないのだ。

湖城惣一 > 「む……」
 気を使わせてしまったかと思案する。が、それ以上に。
口元を軽く撫でながら、顔に出るほどに感情を出していたのかと驚いた。
「いや、沈んでいるつもりはなかったが……そうか」
 言われれば、その言葉はストンと胸に落ちるのかもしれない。
 もう一度口元を撫で、それを下ろすぐらいの頃合いで、彼の注文が届く。
フラペチーノなど腹三分ではすまなそうな量であったが、それでも彼にとっての標準だ。
「そちらは今のところ、平穏無事か?」
 ひとまずフラペチーノをすすりつつ。こちらを案じる少女をじっと見つめ。

桐竹 琴乃 > 「なーんもないよ平穏平和」
とりあえず話がこっちに向いたので内心ほっとする。
強いて言うなら自販機のあの一件と、少し前に後輩ちゃんに3ページに渡り奢ったりして財布の中身が極寒の中吹きすさぶブリザードのような中身になったりしたがそんなのは些細な事だ。
「琴乃さんはほら、運がいいから」
適当な事を言う。
夜歩きは止めてはいないので何時どうなるかはわからないというのはあるが。

湖城惣一 > 「ああ。確かに。君は運が強そうだ」
 そこは不思議と賛同した。
軽んじているわけではなく、そういった印象を受けたに過ぎない。
夜歩きを止めてはいないのだろうが、どうせ止める言葉など意味は無い。
 故に、
「夜歩きの時間なら、俺は……」
 などと、自分の出歩く時間を軽く説明した。
おそらく逃げるのは得意だろうと思い至り、せめてもの誘導というわけだ。
「端末に連絡をいれてくれてもいいがな。……風紀、公安としても力になれるだろう」
 そういえば、この肩書を話すのは初めてだったような気がする。
それぞれの委員会のマークが入った端末を軽く振って。ついでに連絡先を差し出した。

桐竹 琴乃 > 「公安で風紀なんだコジョー」
素直にへえーと言う感じの声を上げる。
とりあえず連絡先を受け取り、手早く自分の携帯に登録し、ワン切りとメールを送る。
「これでオッケと」
一応時間帯も頭に入れておくが、取り立てて使う事は無いだろう、と考えつつ。
「りょーかい、まあそーゆー事になったらお願いしようかな?」
笑い、またトーストを一口放り込んだ。

湖城惣一 > 「元々、俺はそのためにこちらに入学したのでな。
風紀と公安は、俺の仕事のようなものだ」
 常世財団からの依頼であった。
そのため、彼の学費などはそちらから支払われている。
趣味で腹を切っているわけでもない――ようである。
「ああ。なに、面倒な補導を食らいそうになったら、こちらに投げてくれても構わんぞ」
 などと、冗句めいた言葉を飛ばしつつ、時間をかけてフラペチーノを飲みきった。

桐竹 琴乃 > 「公安と風紀になる事が?ふうん」
ピン、と来なかったのか生返事。
少なくとも普段通っていた学校からこちらの学園に転校した琴乃にとっては余りわからない事だ。

「その時はそうしよっかなー」
今の所補導されたことも無いが、そういう後ろ盾はありがたく貰っておくのである。
もしもの時と言うのは無いことは無いだろうし。
最後のトーストの欠片を口に入れジュースもズズズと飲み干した。

湖城惣一 >  クラブハウスサンドを齧りながら相手の様子を伺って。
 深刻に捉えていないであろう相手にも、安堵めいた息を吐いた。
 あまり人と話すのは得意ではない。一寸先は闇、である。
ただ相対した相手を斬る方が、よほど簡単で。
なんだかそれがおかしかった。
「応。内申が下がっては事だろう」
 それがどうにも耐え切れず、つい、明らかな笑みを漏らした。

桐竹 琴乃 > 「まー下がるほどの内申はもう無い気もするけどね」
サボり常習犯である。
パコ、とジュースのフタを開け、一個二個氷を口に含み、笑うコジョーを見る。
「何どしたの?思い出し笑い?」
ガリガリと氷を噛み砕きながら聞く。
注文したものは最後の最後まで喰らうと言わんばかりだ。

湖城惣一 > 「そこまでか。なるほど、よほどの不良か」
 その後に続く問いには、口元をまたも抑えて頷いた。
「なに。剣を振るっているよりも、知人と他愛のないことを話す方が難しくてな。
思ったより達成感があるものだ、と」
 奇天烈な話であるが、思ったことは真実だ。
感想を素直に述べて、肩を揺らした。
 幸い食べ物はきちんと噛み砕いて飲み込むし、
喋るのは飲み込んでからと決めている。
 そうでなかったら、少々見苦しいところを見せたかもしれなかった。

桐竹 琴乃 > 「タバコとかクスリとかそういうのはご勘弁だけどね」
素行に関してはまあ紛う事無き不良という奴で間違いあるまい。
今更知られた所で特にどうとも思うことは無いのであっけらかんとしたものである。
「しかしまあ不器用ここに極まれり、ってヤツだねもう」
呆れたように次の氷を口に含む。
人を排除する方がよっぽど疲れる作業だと思うのに。
というニュアンスを少し込めて。

湖城惣一 >  横において手放した竹刀袋。
そちらに視線を向けながら、
「剣とは己を追求する道でな。俺の場合は特にそれが強かった。
相手が強かろうと弱かろうと、つまるところが同じこと。
勝つも負けるも、己が高みに登れたか否かに尽きる」
 真実、そればかりやってきた。
彼は誰とも"争った"ことがないのかもしれない。
孤高の剣。それは理想のものであり、同時にいびつなものだろうか。
「故。俺にとっては当然の人生だった」

桐竹 琴乃 > 「ふうん」
茶化しはしない、ただそう返事をした。
やはりピンとは来ない。
ので。
「コジョーは中々難しい事言うねー」
否定も肯定も無く、ただ率直な感想がそれであった。
後とりあえずわかったのはまあやはり不器用なのだな、という事だった。
私にとってはとにかくすぐ死にかけてて心配になる不器用な友人、長いがそれに尽きる。

湖城惣一 > 「……難しいか」
 さてもさて。両の腕を組んでやや唸った。
熟考しつつ、クラブハウスサンドを口の中に放る。
咀嚼しながら、ゆっくりと自分の考えをまとめていく。
「要するに、……そう。剣術莫迦であった。
剣術のことしか頭にないのだから、
不器用であるのも当然だな」
 思わず、真剣に考えて。
己の生き様をクラブハウスサンドごと噛み砕いた。
「単純に生きたいものだな」

桐竹 琴乃 > 「それならわかりやすいね」
うんうん、と頷く。
「まあやっぱりコジョーは不器用なんだなって再確認したよ」
屈託なく笑う。
「でもいいんじゃない、ヘンに器用より不器用な方がいい事もあるよ」
遂に最後の氷を口に放り込む。
「単純って意味ではさっきの話、結局どれだけ相手よりその道に打ち込めたかって話だろうし十分単純だとは思うけどねー」
そこが強かった、弱かった、勝った、負けたにすげ変わるだけだ。

湖城惣一 > 「なるほど」
 確かに莫迦ならば単純だ。まさに単純明快。
何を悩むところがあるだろうか。
 不器用なのは変わるまいが、
さて、目の前の彼女はどちらなのか。
 考えても仕方はない。なにせ莫迦だ。
下手の考え休むに似たり。
「違いない。何か歯車が噛み合った気さえする。
いい――話だった」
 灯台下暗しとはこのことで。そう理解しただけで妙な靄が晴れ渡った気分だ。
 だから。
「ありがとう」
 と、改めて感謝を伝える。いつも通りに、まっすぐに。

桐竹 琴乃 > 「此処までやってきた事を根本から変えれるほど器用でも無いでしょ。突き詰める方が性に合うんだろうし」
批難では無く、そういう奴だしコジョーはといった感じに。
「……だから真面目にそうお礼言われても困るって」
言いながら少し目を逸らし髪を触った。
そして立ち上がり空になった容器などをゴミ箱に放る。
「……まあそれがいい所なんだろうけどさ」
後ろを向いている為、琴乃の表情は窺い知れない。
が未だに髪を触ってはいた。

湖城惣一 > 「うむ」
 突き詰める。ただそれだけをこなしていた。だが、方向性が違うだけで心は軽い。
 苦しかったわけではない。重かったわけではない。ただ、何かが切り替わった気がする。
「さて……俺の美徳か。そこまでは分からんな」
 こちらも、2つ目のクラブハウスサンドを口にしつつ。
「そうだ、桐竹。……君を友と呼んでも、いいだろうか」
 どこまでも不器用に。
"顔見知り"と"友人"の境目も分からず、ただその背中に問うた。

桐竹 琴乃 > ―――友と呼んでいいだろうか―――
ピタ、と髪を触るのを止める。
(はあ?)
この後に及んで何をといわんばかりのオーラが揺らめくかの様に。
くる、とコジョーの方を向き。
「とっくにこっちは友達だと思ってましたけど?」
ジト目でそれだけ言い。
はあ、と溜息。
まあわかって居た事だ。
だがわかっていてもカチンと来たのは何故か。
「……ま、いいけど。それじゃ御馳走様。先行くから」
フンと息を吐く。
「ばーか」
最後にそれだけ言い、琴乃はその場を足早に後にしたのだった。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から桐竹 琴乃さんが去りました。
湖城惣一 > 「…………」
 去っていく桐竹の背。明らかに怒っていた。
だが、まったくどうしたらいいかは分からなかった。
謝罪は違う。感謝も違う。何をしたらいいのか。
 友達だと思っていた。
 彼女の言葉を抱えながら、ゆっくりと竹刀袋を手にとった。
 テイクアウトのベーグルを受け取るのを忘れながら、湖城はただ歩きながらどうしたらいいのかを考えていた――。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から湖城惣一さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に正親町三条楓さんが現れました。
正親町三条楓 > ゆったりとした午後。
正親町三条楓はカフェテラスで紅茶を飲んでいる。
普段はやたら高い店ばかりを使う彼女だが、たまにはこうして学生達の多くいるカフェにも姿を現す。

というのも、大衆とは権力を握る者たちの姿が見えないと
『あいつは裏で何か悪い事をやっている』
と思い込む人種だからだ。
兎角、度し難い。

正親町三条楓 > だがこのカフェテラスのデザートは好きだ。
週変わりのスイーツは必ず食べに来ている。
今日は……

「ラズベリーとチョコのケーキをお願いします」

うん、これにしよう。
楽しみだ。

正親町三条楓 > 外の世界は相変わらずきな臭いらしい。
なにやら生徒会までも動き始めたようだが、ご苦労な事だ。
――先日、公安、風紀まで協力しての出動があったらしいが、どこの要人を助けにいったのだか。

正親町三条楓は平和を愛する。
平和を生み出すのはバランスである。
よって彼女は今日も天秤のバランスを取る。

――天秤の下で何が蠢こうと、知った事ではない。

正親町三条楓 > というわけで今日も平和を謳歌するのだ。
うん、ラズベリーとチョコのケーキ、楽しみだ。

あぁ、今日の夕飯はお寿司にしようか。
何故か無性に食べたくなった。

ご案内:「カフェテラス「橘」」に霜月 零さんが現れました。
霜月 零 > 「ふぁ~あ……」

だらしなく欠伸をしながら、今日も今日とてカフェに赴く。

「(確か、カフェインは緑茶にも含まれてんだよな……)」

考えてることは実にしょうもない。

適当に空いてる席について、餡蜜と緑茶を注文する。

……と、どっかで見覚えのある顔があった。

「(あー……なんだっけか、なんたら三条楓、だったか?)」

記憶が正しければ、式典委員会の委員会の委員長。どこまでが苗字かわからず読めなかったのだが。直接の面識はないが、行事だのなんだので見た記憶がある。

「(……ま、つっても学生だし、カフェでメシくらい食うか)」

などと思いながら、何の気なしにぼけーっと楓の方を見る。

正親町三条楓 > ふと視線を感じ、そちらを見る。
二本差しの剣士を見かけると、少しの間思案する。

(確か、報告書に……)

あぁそうだ。
『炎の巨人』事件の報告書で見た一人だ。

楓はにっこり微笑むと、零の方へ会釈してみせる。
外面だけはいいのだ。

霜月 零 > 「ああ、どーも」

同じく会釈を返す。

「そーいえば、さあ……」

どうするか迷う。正直かなり失礼な質問だ。だが……これをせねば、何と呼べばいいのかわからん。

「……不躾で悪いが、アンタの名前、なんて読むんだ?」

苗字と名前の区切りすらわからん。と困ったような呆れたような、そんな曖昧な顔で。

正親町三条楓 > 「あら……」

くすりと笑うと、楓は紅茶を持って雫の席へと移る。
折角会話するのなら、相席の方がいいだろう。
失礼しますね、と言いながら、微笑みかけ

「おおぎまちさんじょう、かえで。と読みます。
ふふ、楓で構いませんよ、霜月さん」

霜月 零 > 「ん?ああ、すまねぇな」

わざわざ相席してくれたことに感謝の意を示し、その名前を聞いて少しばかり驚いた表情になる。

「へぇ、そう読むんだな……正親町三条、楓。区切りここか……って、あ?」

そこでふと疑問に思う。

「あー……俺、名乗ったか?」

そんなに有名人になったつもりはねーが、と首を傾げながら。

正親町三条楓 > 「いいえ。私が存じ上げていただけですよぉ」

くすくすと笑いながら零の顔を見つめる。
なるほど、自分がどれほど有名か知らないようだ。

「『炎の巨人』事件の報告書に載っていましたからぁ」

甘ったるい声をあげながら、雫の事を観察する。
――あまり強そうには見えない。

「学園を救ってくださって、お礼を言わなければいけませんねぇ」

霜月 零 > 「あ、あー……」

額に手を当てる。そうか、そういえばそんなこともあった。

成り行きと、なんだか気にくわなかったのと……後、直感の後押し。

それで乗り込んで、取り敢えず巨人の腕一本だけは持っていく成果を上げた零ではあるが……

「そりゃそうだよな……関係した以上、報告書には名前乗るよなあ……」

しかし、そうか。結果的に「学園を救った」と言う評価になるのか。

だが、それは……

「ちげーよ、勘弁してくれ。俺は学園のために、なんつー立派な思想で動いたわけじゃねえ」

違うのだ。あくまで、その場の成り行き、自身の心情、そして「なんとなくあれは放置すべきじゃない」と言う直感に従ったまでなのだから。

「俺は、単に自分勝手に暴れただけだ。寧ろ処罰がこねーかしばらくビクビクしてたくらいだっつーの」

正親町三条楓 > 「あは、処罰だなんて、あるわけないですよぉ」

当然だ。処罰なんてされては困る。
あの事件は「風紀委員レイチェル・ラムレイと有志の生徒たちの英雄的行動」によって解決された。
それが公安の面子を可能な限り守りつつ、風紀委員会の功績とする唯一の手段だったのだ。
処罰など出来るわけがない。

「むしろ一緒に表彰したかったんですけどぉ、機密保持もありますからぁ」

だから、その『有志の生徒』の名前を表に出すわけにはいかないのだ。
が、たっぷりリップサービスくらいはしておこう。

やってきたラズベリーとチョコのケーキに手を伸ばす。
ラズベリーの酸味とチョコの甘さが絶妙だ。

霜月 零 > 「勘弁してくれ、俺だって辞退したさ」

うへぇ、と言った顔で言う。

「俺には、目立つ舞台っつーのは似合わねぇんだよ……そもそも、あの事件なーんか引っかかるしな」

まだ終わってる感じがしねぇ。と首を傾げる。大筋で、彼の直感によるものだ。

「つーか、あの風紀委員……レイチェルも、確か辞退したんだろ?表彰式とかどーしたんだ?」

賞状の用意とか人員の手配とか場所の整備とか、色々労力かかったろ。と問いかけてみる。

そんなことをしつつ、餡蜜を少しずつ口に入れてたりするが。

正親町三条楓 > 「――――」

ふっと一瞬、目を細める。
『あの事件はまだ終わってる感じがしない』――なかなか、勘が鋭い。

すぐに表情をふやけたものに戻す。
ケーキの甘さを十分に堪能しながら。

「そうなんですよねぇ、困っているんですよぉ」

一応、感謝状と記念メダルは無理矢理贈りつけたのだが、風紀委員会の本部あたりで適当な場所に置かれているだろう。
が、まぁあれは『レイチェルの功績で解決した』というのを内外に知らしめる為の措置だ。
最悪、受け取ってもらえなくても問題ない。

そっと餡蜜に視線を向ける。
この女、本当に甘いものに目が無い。

霜月 零 > あの事件については、「勘」が妙に煩かったのだ。
勘が煩い、と言う表現も特殊かもしれないが……本人には自覚のない異能「根源接続」により、ある程度の集団意識から危機感を想起されただけの話ではあるのだが。

そして、もっと深いところの情報で、「事件は終わった」と言う感覚に警鐘を鳴らされている。

本人には、単に「違和感」と言う形でしか認識できていないのだが。

「まあ、準備するのもタダじゃねぇしなあ……」

その違和感に首を傾げつつ、困っているという言葉に同調する。

その割には、自分自身も表彰を受けるとなるとすっぽかす気満々だったのだが。

……と、その時、餡蜜に向けられる視線に気付く。

「あー…………」

少し考え。

「……少し食っちまったが、食うか?」

なんとなく聞いてみた。

正親町三条楓 > ぱぁぁ、という擬音が似合うくらいに顔が明るくなる。
本当に甘いものには目が無い。

「いいんですかぁ」

甘ったるく言うと。
あーんと口を開ける。

余談だが、正親町三条楓はかなり美人である。
ついでにスタイルがいい。
そして式典委員長という地位。
スキャンダルに関して、広報部がいくつも報告している。

が、それだけゴシップに書かれまくったせいで、
『あの委員長は男女のわけ隔てなく人懐っこいだけだ』
という評価が定着してしまっている。

霜月 零 > 「(仮にも式典委員長が、こんな気安くていいんかね……)」

そういえば、広報の詰まらんゴシップネタにも、ちょくちょく名前があったなあ。などと思い出しながら、深く考えず、ひょいっと餡蜜を掬って口に入れてやる。

「ほら、どーぞ」

ご案内:「カフェテラス「橘」」に崎守 鐡さんが現れました。
正親町三条楓 > 「あーん♪」

もぐもぐと口を動かし、幸せそうな顔をする。
こういう所は女子高生である。
ちょっと周りの温度が下がった気がするが、気にしない。

「はい、お返しですよぉ♪」

自分のケーキを一欠けフォークに刺すと、零に向かい差し出す。

「あーん♪」

霜月 零 > 「……あーん」

差し出された以上、断ってこの顔を曇らせるのも、なんか悪い。

取り敢えず、ぱく、と頂くことにする。うむ、美味い。

「……ケーキってのも、たまにはいいもんだな」

俺は和食系メインだったからなあ、と思い出すようにしながら味わっている。

崎守 鐡 > 「……腹減ったや……どうすっかn」
割りと前に来た時と似た理由で入った筈なんだが……
違和感がとある一点を見た時に始まった。


入ってすぐ、知り合いが豊満な女子にあーんしてるとこが視界に入った。
零のにーさんってこういう人だっけ。
「……………」



みなかったことにしよう。
他人のふりをしよう。

テラス方面へ逃げようとした。
悟られぬ内に。

霜月 零 > ぼけーっとして気付いていない零は、何の気なしに楓のおいしそうに食べる顔を眺めている。

「(しっかしまあ、美味そうに食うもんだ)」

零自身も実は結構料理を作ったりもできるので、こういう顔で食ってもらえりゃあ料理人冥利に尽きるだろうなあ……などと考えながら、ぼーっと、じーっと見つめている。

正親町三条楓 > すっかり満足した楓は楽しそうにケーキを食べている。
まったく平和そのものだ。
それを守ってくれた少年には、感謝の念に耐えない。

「ん~、そんなに見つめられると、ちょっと恥ずかしいですよぉ」

霜月 零 > 「…ぁ、い、いや、悪い…」

しまった、と顔を背ける。

霜月零、17歳。女性経験、無し。

まだまだ、こういう事には耐性がないのである。

「……あ」

……そして、目を背けた先に知り合いの顔を発見し、高速で逆方向に目を背ける。顔が赤い。

茹蛸である。

崎守 鐡 > かなり遠巻きな位置に着席する。
…………おかしいな。さっきから震えが止まらない。

出歯亀しに来てるわけじゃないんだけど。
……これも出歯亀なんだろうか。

一瞬でも視線が合った。それだけで十分だった。
なんで俺、
こ の タ イ ミ ン グ で 来 た

震えが止まらない。
人間の身体であれば今冷や汗がダバダバと滝のようにでるところかもしれない。
正直、傍目から見れば一大スクープのような切り取り写真を、楽しめる余裕はこの鉄の塊にはなかった。


「あ、え、え、え、っと、ナポリタンとアイスティーください」
まともに注文も出来やしない。

正親町三条楓 > 「…………」

あ、真っ赤になった。
ちょっと可愛い。

こういう子を見ると、ついついからかいたくなる。
――ちょうどいいネタもある事だ。

「――あは、ついたままですよぉ」

机に乗り出し、零の口の端についた餡子を指で掬い取ると、自分の口の中へ入れる

霜月 零 > 「あ、おい、こら…!」

なんせ、耐性がない。理性で「コイツはこういう奴だ」と、ゴシップ情報などを元に理解していても、精神が動揺する。

剣士として未熟もいいところであるが。

「あ、ぅ、ぁ……」

そこにいたのは、学園を救った英雄でもなければ、気だるげな青年剣士でもなく。

目の前の女性に翻弄され、ドギマギする一人の男子高校生だった。

崎守 鐡 > おかしい。
来た料理の味がしない。
震えが一向に収まらない。

傍目から見れば不審者一直線な挙動不審っぷりである。

ウエイトレスさんに水を追加で差し出される始末である。




当然だが。この鉄の塊はそこの豊満な女子のことをよく知らない。

正親町三条楓 > 「ふふ……♪」

楽しそうにしながら席に座る。
乗り出した時にちょっと胸が揺れたかもしれない。でかいので。

「……かわいい♪」

思わず言ってしまう。
この程度で真っ赤になるなんて、よっぽど女の子慣れしていないのだろう。

霜月 零 > 「な、ぁ……」

たゆん、と揺れた胸もしっかり視界に入ってしまった。

美人なだけなら、妹で慣れている。

出会うたびに弓をぶっ放してくるエキセントリックを通り越したクレイジーシスターだが、容姿は整っているのだ。容姿だけは。

……だが、妹のバストは所詮普通レベル。

目の前に揺れた、ビッグ★サイズに対して、霜月零は一切の耐性を持たない……!

「や、やめてくれ、俺は可愛いなんてタイプじゃねーだろ……!」

目を逸らしながら、何とか声を絞り出す。

さっきまで気だるげに応答できていた目の前の女性を、もう直視できていない。

崎守 鐡 > 震えが一周回って、停止した。

味がしてきた。おいしい。



ただ、目の前の光景は分からない。
ただ1つ分かるのは

「零にーさんって、彼女さんに弄ばれるタイプだったんだ、なぁ」
ずるずる。
ナポリタンおいしい。

ご案内:「カフェテラス「橘」」にウィリーさんが現れました。
正親町三条楓 > 「あらぁ?」

くすくすと笑いながら、しなだれかかるように零の耳元へ口を寄せる。
胸をわざと彼の上腕に当てながら。

「可愛いですよ、とっても」

囁いてみる。
ちょっと甘い香水と体臭が感じられるくらい、近くに。

――英雄も、こうしてみれば可愛い『男の子』だ。

ウィリー > 「へえ」
変則組手に零を誘うために、方方をウロウロしていたが…
骨折り損ではなく、面白いものを見れたという体でニヤニヤしている。

「華やかなるかな、カフェテラスに咲く恋の花ってか」

霜月 零 > 「や、やめ…!」

直感が訴える。ああ、多分この直感は考えるまでもなく当たっている。

この女…正親町三条楓は、「魔性の女」と言う奴だ。

冗談半分で男を惑わし、反応を見て愉悦するタイプ…そう見てきっと間違いない。

だから、これも遊ばれてるだけだ。怒りこそすれ、ドギマギする必要はない。

だというのに……!

「(やば、胸…!コイツ、わざとだろ…!)」

囁かれれば、もう完全に気力を削がれ、ただただ赤くなるしかできない。

「あ、ぅぁ……」

ただただ俯いて、顔を真っ赤にしているだけの「男の子」がそこにいた。

ウィリー > 「録画しておこう」
級友にも容赦はない、端末のビデオモードをオンにした。
なにかの役に立つだろう。恐らくは。

「あ、すいませんこっちジンジャエール」

崎守 鐡 > 「すいません、追加でホットケーキください」
追加が入った。
誰のせいだろう。
きっとそこの「男の子」のせいだろう。


出歯亀のつもりは一切ないが、逆に先に帰っても駄目な気がしている。

「明らかに遊ばれてる様に見えてるけど、零にーさんはこういう人が好きなんだろうな」
…と、酷い誤解をしながらアイスティーを飲む。
そのミルクはたっぷり入っていた。

なお、気付いたら死蔵していた録画機能が作動していたらしい。
つまり「頭に焼き付けられる程の衝撃」であるのだ。

正親町三条楓 > さて、そろそろだろう。
こういうのは引き時が肝心。
――後で思い出してもらう為にも、限界に達する前に余韻を残して終わるのがコツなのだ。

「――また、会いましょう」

再会の誘いを零に投げかけると。

名残りとばかりに、その耳たぶをほんの少しだけ甘噛みし――

ゆっくり離れる。
久しぶりにいいモノを見せてもらったので、ここは自分の奢りにしておこう。
零の分の領収書を取ると、ゆっくりレジに向かって歩き始める。

霜月 零 > 「あ、あ、う、うん…また…」

柄にもなく「うん」などと言う返事が出てしまう程度には脳内がぐちゃぐちゃになりながら、甘噛みされると、ぴく、と震えてしまう。

領収書を持っていかれた事にも気付かず、ただひたすらに自身を落ち着かせようと、深呼吸しては冷静になりかけて思い出し、そして赤くなる。

そんな情けない無限ループに陥ってしまっていた。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から正親町三条楓さんが去りました。
崎守 鐡 > 「ああ、あのパーカーの彼に話せそうな話が増えたかな」
酷い話の種が増えたものである。

そして、今零にーさんのところに行けば、全体的な、イニシアチブを握れる、気がした。
……でも、仮に行っても脅迫じゃん。
そうでなくても、この可愛い貴重な零にーさんは何故か保全されるべきだと思っていた。

録画機能フル回転である。無駄に。

霜月 零 > 「…………」

数分、そうやって悶えていたが……寧ろ、その場に居続ければ思い出しやすい、と言う事にやっと気づく。

「で、出ないとヤバい……!」

周囲に知り合いがいた事とか、増えてることとか、全て意識から飛んでいる。

そそくさとその場を後にした。顔を真っ赤にしながら。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から霜月 零さんが去りました。
ウィリー > 人の色恋沙汰と言うのは見ていて楽しいものだが、果たしてアレを
「青春につきものの甘酸っぱいイベント」と見ていいものか。
どうにも『女の武器』を総動員しているようにしか見えなかったのは、
吉兆か凶兆か。友人に恋人ができるのは構わないが、友人が毒婦に
頭からバリバリ食われるのはちょっと笑えない。

などと考えている内に。先程から様子をうかがっている男の姿と、そして素晴らしい勢いで逃げ出した零を見て。

「いやあ、なんだろうねえこれは」
濃い目のジンジャエールをすすってニヤリと笑った。

崎守 鐡 > 顔を真赤にしてその場を去っていく零を一瞥しながら―

「……ちっ」
もの凄い黒い顔をしたぞ。この鉄の塊。


「後で聞いてみれば暴発しそうだなぁ。……まぁ、零にーさんの面白そうなネタが増えたとか言えば一定数食いつくよなぁ」
やって来たホットケーキをまぐまぐとしている。
甘くて美味しかったが、もうちょっとだけ美味しい別腹のデザートがこの後に控えた気がしてならなかった。


「まぁ、零にーさんがどっちだろうと、俺には関係ないや」

ウィリー > というか、本来の用件のトレーニングへのお誘いは失敗である。
美味しいジンジャエールを戦利品代わりに、とっとと他所に行くとしよう。

「カフェテラスばっか来てたらえこひいきだつって連中に叩かれそうだしな」
飲み干したグラスと勘定を置いて店を後にした。

ご案内:「カフェテラス「橘」」からウィリーさんが去りました。
崎守 鐡 > 丁寧に食べ終わり、勘定を用意してその場を立ち去る。

……なお、この鉄の塊は最後まであの豊満な女子の事を知らなかった。
当然だと思うけど。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から崎守 鐡さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に遠峯生有子さんが現れました。
遠峯生有子 > そろそろ来慣れた店内の、最近定位置となりつつあるテーブルの辺り、窓際の。
外を行きかう学生たちを眺めるも自由。眺めないのも自由。
入ってすぐにホットケーキとベリージュースのセットを注文すると、
背負った革鞄を下ろし、ノート類と教科書類と布製のペンケースを取り出す。
ペンケースは象さん付き。

遠峯生有子 > そろそろ授業にも慣れてきた。と思う。
既に組まれた時間割に従うのではなく、
個人の興味と卒業単位の間で自由に講義を取得するこの方式にも。
「たまに、ちょっとさびしいけど...。」
講義ごとに教室の構成員が入れ替わり、顔を合わせるのは下手をすれば週に1度。
それどころか、同じクラスを構成するはずの同級生の中には、
オリエンテーション以来顔を合わせていない(と思われる。覚えてないけど)
ものすらいそうだ。
「もうちょっとおしゃべり出来たらよかったんだけどなー。
 でもその代わり別のとこで友達できたからね。」
こんなものなのだろう。学園生活。

「さてと、宿題宿題。」

遠峯生有子 > 広げたノートに、教科書から授業中に宿題へと回された
練習問題を解いていく。
ここは簡単。授業中に要点もチェック済み。

解き終わったところで注文していたケーキセットが届く。
ホットケーキにはアイスクリームと生クリームが添えられ、
2色のベリーが散らされている。

「わぁ。」
歓声が出た。
「毎日これ続けてると太っちゃうなー。」
うきうきと。あまり困っていなさそうな溜息をつく。

ご案内:「カフェテラス「橘」」に臨助さんが現れました。
臨助 > 「……っふぁ…ぁあ…」
気怠い顔をして店に入る。昨夜遅くまで活動していた弊害か、睡眠はそののしっかりとったがそれでもねむい。拉致があかず、小腹も空いたのでカフェにはいることしにした

遠峯生有子 > 「でも今日は体育もあったし、またちょっと歩いたし、いいか♪」
 教科書を脇によけて副教材を手元に設置。
 ホットケーキにナイフを入れ、1/8程に切ると一口。
 おいしい。アイスが合わさってなおおいしい。
 ジュースを一口。

 カフェに新たな客。
 勉強中はあまり気に留めないが、
“息抜き”の時間であったため、あまり意識しないでちらりと目をやり、
 すぐに二口目のケーキへと戻す。

遠峯生有子 > そんなこんなでホットケーキを完食。
「おいしかったー。」
ジュースを半分まで飲んで、とりあえず副教材の向こうにやる。
お絞りで手を拭いて、練習問題開始。

最初はすんなり進み、次第にペンがとまることが増え、
脇によけていた教科書を開きなおし、
「あ、そっか。」
などと呟いて解き進む。

遠峯生有子 >  ある問題に差し掛かり、ややあって手が止まる。
「あれ?」
 見かけによらない、丸さのないきれいな字で埋められたノートを
 てんてんとつつきながらチェックして、検算。
「あれれ?」

「これ解き方違うー。」
 うーうーと、小さく唸りながら消しゴムかけかけ。
 全部消えたところで、「もう。」と嘆きの声を上げ、
 再度回答に集中。

遠峯生有子 > 「出来たー。」
 両手に拳を作り、ぐっと握ってから、
 はっとして店内を見回し、
 そう大きな声ではなかったつもりだったが何人かの客とは目が合った。

 窓の外へ、行き交う人々へと視線を逃がしつつ、
 残っていたジュースを。

ご案内:「カフェテラス「橘」」に臨助さんが現れました。
臨助 >
臨助 > 「……」
ここは声のでかい客がよく来るんだな、と大変失礼な感慨を抱きつつ視線だけそっちにちらりとやってまた戻す

遠峯生有子 > ジュースを飲みおえると、ふっと息をつき、
テキストに目を落とし、残りの問題を確認する。
「これ、落ち着いて部屋でやろう。」

そう決めると揃えていた勉強道具を鞄に片付け、立ち上がる。

遠峯生有子 > 店内は自分が入ったときに比べて時間のなりに客の顔ぶれは入れ替わっている。
他の客にぶつからないように、軽く周囲に目を向けながら出て行くが、
その一人ひとりがどんな顔ぶれかはさすがに区別がつかないのだった。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から遠峯生有子さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」にヴィクトリアさんが現れました。
ヴィクトリア > ……うー。
【店の前をぐるぐる回る】

ヴィクトリア > ……ま、入ればいーんだけどさ。

【店の前をウロウロとする猫耳パーカーの少女。
もちろん、別に入っていけないという理由があるというわけでもないし、特に入ったから問題があるわけでもない

単に……一般学生が集まるこの店は自分が入ったら場違いなんじゃないか、というコンプレックスなだけだ】

ヴィクトリア > ……ダイジョブだよな、ちょっとくらいいいよな?

【カフェに入るのにちょっともなにもないと思うが、ひたすら逡巡していた
明らかに不審者である。

普通の店なら気にせず堂々と入るのだが、さすがにこういう店に黒服連れてくるわけにも行かない
かと言ってカフェに行くだけで風紀や公安の連中に声をかけるのもバツが悪い

つまり……彼女は一人では、こうしたリア充どもの巣窟は苦手なのだ】

ご案内:「カフェテラス「橘」」に有澤 零砂さんが現れました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」にアスティアさんが現れました。
有澤 零砂 > 「ん…、」
軽食でも食べようとカフェテラスにやってきたのだが、
店の前で右往左往している不振な人物を見かけて、困った様子で。

「えーと、どうなさったんですか。 お店の前で落し物をして探している、とかですでしょうか。」
とりあえず困っているという様子は察したらしく、どうしたのかと声を掛けてみる。

ヴィクトリア > でもまあ……行くか行かないかで言えば行くしかねーんだけどさ
【……かと言って、実際、ここまで来て入らないというのも、アレだ。
入るかはいらないかで言えば入るしか選択肢はないのだが、それでも子猫は迷っていた

中に入れば最後、手づかみで食えないし、カチャカチャ音させるわけにも行かないし、テーブルの上に足を置いたり
立膝で食べるわけにも行かない

別にマナーは出来ないわけではないが窮屈さを感じるのが常だ
そう言う意味で、学生どものカースト上位の集まるカフェで幽霊学生の自分が来るには気になってしまうのだ】

アスティア > 「そこの貴殿………む?
 先に親切な御仁がおられたか。」

こちらも同じく困ってる人がいたので、
声をかけようとしたのだが、
どうやら先に声をかけたのを確認すると、
傍でじっと様子を見ることにした。
七本の剣を装備して歩いている時点で、
この女が一番不審人物かもしれない。

ヴィクトリア > ……っうわぁああ!?
な……ななななんだよ驚かすなよ。
ボクはこれからカフェ行くとこなんだよ悪いかよ
なんか顔についてたりすんのかよ

【明らかにカフェに入るのに不必要な所作で、慌てて取り繕い、フードを目深に被り少しガードするように上目遣い
なんでもないように見せかける様子がすごくなんでもあるように見える上に、ちみっちゃいから余計焦ってるようにみえるだろう】

有澤 零砂 > 「驚かす様子はなかったのですが、大丈夫ですか?
いえ、カフェの周りでうろうろしてたので何かあったのかな、と。
かおには・・・何もついてません、大丈夫です。」
その少し無理をしている感じから少し心配そうに見ている。

「ああっと、失礼しましたね。 あなたは・・・こちらの方の知り合いといったわけでもなさそうですか。
まぁ、こうも挙動不審だと何かあったのかと思ってしまったわけです。 親切というほどでもないですよ。」
アスティアさんのほうに気づき尋ねてみる。
見た目はあまり気にしていない、この学園では短いがいろいろと見ているため、それだけで判断することはないらしい。

ご案内:「カフェテラス「橘」」に臨助さんが現れました。
アスティア > 気づかれて話しかけると、

「ああ、
 何やら茶を飲みに来たら困っておられる御仁がいたのでな。
 ――1人だと入りづらいのかと一緒にどうか、
 と尋ねる予定であったのよ。」

うむ、と一つ頷いて零砂の目を見て真っ直ぐ話し、

「――折角ではあるし、
 皆で入れば怖くないという事で、
 このままカフェになだれ込むのは、どうか?」

その後ヴィクトリアの方を一瞥し提案するだろう。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から臨助さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に鬼道椿さんが現れました。
ヴィクトリア > ……な、ななな、ボクは挙動不審でもなんでもないぞ?
だいたい、七本差しで飲食店に入るほうがよっぽと不審者だろ
ボクなんかどっからどー見ても善良な一市民じゃんか
それに一人だと入りづらいとかなんとかかんとかそんなわけあるか
ボクはそもそもフツーにカフェに来た一般客なんだからさ!

【カフェの前でこれだけ言わないといけないあたり明らかに挙動不審だった】

ご案内:「カフェテラス「橘」」に園刃 華霧さんが現れました。
鬼道椿 > 喫茶店でコーヒーとケーキでも楽しもうと思っていたところ
入口でわいわいと何やら盛り上がっているので何事かと目を細める

「籠城事件でも起きているのか?」

園刃 華霧 > 騒動から解放されて歩いてみれば、なんだかカフェで騒いでいる声。
よく見れば、知り合ったばかりの、ちょっと面白い猫耳なアイツが居た。

「……んー? おーい、お嬢、どうしタ?
 まさか、ナンパ……?」

近くにいる男を見て、眉をひそめる、ふりをする。

アスティア > 「ふむ。確かに一理あるが、
 剣士として刀は外せぬもの。
 仕方なき事であるし……
 あー……うむ。」

七本については言い訳できないので、
少し考え込む。
考え込みながら
周囲を見るとぞろぞろと人が 増えて いる。

「どうやら目立ってしまったか。
 まぁ、私も一般生徒故、
 特に一緒にいく分には問題はないが。」

なお、目立たない方がどうかしている。

有澤 零砂 > 「ああ、なるほど。確かに言われればそういう雰囲気です。
落し物や、何かへんなことをされたにしてはつらいという様子でもないですしね。」
一人で納得した様子でうなづきながら。

「まぁ、一緒に入れば大丈夫ですけど…」
その提案にのり、一緒に入ろうとは思ったのだが、件の少女はまだ落ち着いてないらしい。

「まぁまぁ、不審だから風紀や公安に突き出したりはしませんし。
中に入ってお茶でも飲んで落ち着いたらいいと思いますよ。」
話をしっかり聞いてもらえず困った様子で。

「ああ、そういう事件性はないですから、大丈夫です。 中に入っても問題ないですよ。 邪魔なら端に寄っときましょうか。」
物騒なことを言われたので、否定する。
じっさいそんな事件が起きても困る。

「なんぱじゃないです!そんなことをする風に見えますか。 むぅ…。
後、知り合いなのでしたらこの人をなんとかしてあげてください。」
さらに次に来た人物は、わりととんでもないことを言ったので、必死に否定する。
割と真剣である。

ヴィクトリア > あ、ちょーどいいところに来た。
ナー言ってやってくれよ、ボクがこの店に入ろうとしてたら呼び止められてさァ
なんか挙動不審だとか何とか言い出してさーぁ
んで、なんだか変質者に仕立てあげられそーで参ってるんだよ

【誰もそんなこと言っていないし、挙動不審なのは彼女自身だし、棚上げもいいところだし
なんといっても、ますます誤解を広めている】

ヴィクトリア > そりゃコンビニやカフェに武器持って入ってきたら普通アレだろーよ。
それともなに、お前もしかしてそれでパフェとか食べるマイスプーンってやつ?
そーじゃないなら、ふつー、七本差しで店に入ってくんのはどー考えてもあやしーぞ?

【エルフにえらそーに説教するような態度ではないくせに完全に全て棚あげていた。
そろそろ騒ぎ的に営業妨害になりかねない気もする】

園刃 華霧 > 「あー………………」

口々にそれぞれの主張をするメンバーを見て、ぽりぽり、と頭をかく。
なんか色々錯綜しているけれど、なんとなく予想はつく。
それぞれ誤解やらなんやらあるんだろうが説得したり解説したりするキャラじゃないし。だから

「まー、アレだ。とりあえず……店に入るンだろ?お嬢も、そこの……なんか物騒な装備のねーちゃんも、そこの兄さンもさ。
 そこカラ、で良くない?なンか、店員の人も困ってるっぽイ感じがするゾ?」

と、ものすごく大雑把にまとめて提案してみた。考えるのは面倒くさいのである。

「ああ、ねーちゃんは、その装備をどうにかしたいトコだけど……どーすっかね?預ける?」

アスティア > おお、頼りがいがある、そんな目で零砂をみている。
この女、
口があまり上手ではないのである。

「挙動不審というよりは、
 困っている感じで、
 変質者というには貴殿は可愛らしすぎると思われるが。
 さておき。
 まぁ、剣は剣士の魂故な。
 パフェは食べれるか分からんが、
 ケーキくらいであれば食べられると思う。」

説教されれば胸をはって堂々という。
いや、剣おいてこいよって話はこちらも完全に棚あげしている。

アスティア > 「む、預けるか。
 信頼できる者にであれば吝かではないが……
 誰に預ければいいのだろうか?」

まぁ、どうしても駄目なら預ける算段が出来ないわけではない。
じっと射抜くような目で華霧を見るだろう

鬼道椿 > ヴィクトリアの物言いにふと考え込む
自分も二本、刀を帯びて出歩いている。スラムならいざ知らずこう言った学生街ならば持っていない方が普通なのだろうか

「・・・・・・・・・・・・」

口を挟むか、否か悩む

悩んだ末・・・帯刀したまま入口へ向かう女剣士2号

ヴィクトリア > よし、言ったな。
お前ソードパフェ&ブレードケーキコース決定な。
まー、んじゃそろそろ店はいろーぜ、いつまでこんなところでぐちゃぐちゃくだ巻いてても仕方ないし
もともとボクはカフェに来たんだからさ。

【そしてこの言い草である。
いわゆるお前だお前状態
自分がすべての元凶であるにもかかわらず全てをぶん投げたサイテーにクソ女らしい素敵な言い分である】

有澤 零砂 > 「まぁ、アレです。 一番大事なことをまず言うなら僕はナンパなんてしてません。」
一番大事なことはソレだったらしい。

「で、そちらの方がおっしゃるとおりです。中に入りましょうか。
あとまぁ、剣でケーキを食べるのは周りにも迷惑なんでやめましょう、
振らなきゃ大丈夫でしょう。 何か問題があればコッチでなんとかしてもいいですし。」
とりあえず落ち着いたらしく提案する。

「ああ、ごめんなさいね。 見苦しいところをお見せしてしまったようです。」
そして、店に入りづらいようにしていたことも含め、鬼道さんに頭を軽く下げて謝罪をしておく。

アスティア > 「まぁ、短剣くらいであれば問題なかろうという事で、
 言った事には剣士として責任をもつとしよう。
 出来なかったら奢りという事で。
 うむ。」

入ろうという言葉ににっこり笑って答え――

「という訳で、貴殿も預けられたらどうか。」

女剣士二号こと椿の背にそんな声をかけるだろう。

ヴィクトリア > しかし……このカフェはいつから帯刀カフェになったんだ?
もしかしてそう言うテーマパーク性があるのかここ。
いやまァ入り口で預けりゃいーんだけどさァ
っていうかこの店いつかどっかで抗争が発生して仁義無き戦い始まるぞ。
【二本差しの女が来れば、ダイジョーブかお前らオーラを発する猫。
ぶっちゃけこれだけ滅茶苦茶やっておいて勝手にその場を取り仕切る割と言語道断な構えであった】

園刃 華霧 > 「おいおい、お嬢、頼むヨー。アタシの前で、ソードパフェとかそういう面倒くさいことやらせ……いや、面白そうだかラいいカ。」

この風紀、適当であった。

「まあ……ねーちゃんが、それをブン回して人斬りとかやらかさなきゃ、いいヤ。風紀権限でOKってコトにしよウ。
 ……見境なく振り回すクチじゃないよナ?」

難色を示すし、お嬢がなんか言ってるし、もーいいや、と。
折角なので、凄い投げた提案を剣士にしてみた。

「あ、ソ。いや、マジでそうだったラ、ちょっとお嬢のタメにぶっ飛ばしておくトコだったけど。
 流石に、なかったカー」

ナンパを全力否定する彼に言ってみた。

鬼道椿 > 「いや、トラブルが起きるのはまぁ・・・このご時世どこもでも十分にあることだ」
先生、先生だったかな確か・・・?職員室で見たことがあるぞ
「教師も大変だな」

そう言って店へ入ろうとして自分の刀のことを指摘されて舌打ちを打つ
アスティアへ向き、ここで自分があづけないのも失礼だろうなぁと思い腰の刀を鞘から抜けないように紐で結ぶ
「まぁ・・・、私だけと言う訳にはいかんよなぁ」
やれやれ・・・とため息をつく

背に背負った刀に関してはノータッチだった

ヴィクトリア > おいおい、ボクがナンパとかされるわけ無いじゃん。どう考えてもそれ事案だし
大体、こんなクソガキにそんな声かかるほうがおかしーだろーがよ。
まー、世の中にはそーゆーアレなのが好きって輩がいないわけじゃないらしいけどさ。
それはそれで変態くさいんじゃね?

【ナンパについては全力否定する。
そもそもナンパの対象になるという自覚もなければ、こんな奴に声をかける法が頭おかしいという話しっぷりである
基本的にこの糞猫は他人に対して清々しいまで失礼なくせに小心者なのだ。
一言で言うと、自分でよく言っているようにサイテーなクズである】

ヴィクトリア > あーお前今チッていったな、チッて。
カサだって武器になって危ないってご時世にカラナが許されると思ってんのかよ
一般学生のバイトが何か粗相があったら来られんじゃないかってビクつくだろ分かれよ。

【挙動不審者のお前がゆーな】

アスティア > 「おお、風紀とはかくも権限があるのだな。
 風紀に入ってみるのも面白いのかもしれぬ。
 まぁ、心配せずとも人斬りなど、
 自衛の為か、理由がある時くらいにしかせぬよ。
 剣士として恥じぬ行いはしたいと思っている。
 が、流石に短剣以外はきちんと預けるとも。」

と、華霧にいいつつ短剣以外の武装を解除しきちんと預けるだろう。

「ま、これも郷に入りては郷に従えという奴だな。
 渡世とは難しいものよな。」

などと笑って椿にいうだろう。
預ける時に5本の剣を預け、
三白眼で真っ直ぐみられて店員が青ざめていたのだが、
些細な事である

有澤 零砂 > 「まぁ、短剣でなら食べれないこともないですが。口の中切ったりはしないでくださいよ。」
そういう珍妙なことを教師の目の前で生徒が行い、怪我が起きたりすればいろいろとまずい。

「そういうことを言い出せば、この学園がテーマパークみたいなものでしょう。
それに仁義なき戦いなんて、よそで十分起こってますよ。」
あまりソレを由といった様子ではなく、疲れた感じでいう。

「というか風紀委員の方ならもうちょっとしっかりしてもいいですよ、
あとこれでも生徒に手を出すほど飢えてません。」
頭が痛そうだ

「ええ、これでも教師です。 覚えてくださっていてうれしい限りですね。」
よかった、この流れだと私が教師です といっても信用してもらえるかは怪しかった。
だが証人がいれば多少は心強い。

ヴィクトリア > ……よ~し、んじゃー皆行こーぜー。
あ、そこのロバ耳ねーちゃんはそれで食えなかったらおごりな、楽しみにしてっからな。

【紆余曲折が酷かったが、連れだって入っていく。】

「いらっしゃいませ、何名様ですか」
あ、5人でよろしく

【そして勝手に何の断りもなく全員相席にされていた】

園刃 華霧 > 「……ってか、センセーだったのカ。うっわー……しまっタわー」

有澤さんが、先生と呼ばれ先生と名乗ったことで、あちゃーって顔をする。
基本的にいい加減な奴なので教師の顔などいちいち覚えていないのだ。

「お、流石お嬢。仕切るネー。よし、ほら。みんな入っタ入った。」

よし、と。聞かなかったことにしたのか、切り替えて仕切りに入る。

鬼道椿 > 困り顔の店員に刀を手渡す
背に背負った刀に手を伸ばし、刃をちらりと店員に見せた
異形の刀身、二枚貝の様に本来白刃がある部分に二枚の刃が重なり、それぞれの刃から生えた牙が噛み合っていた
「これは…私が持っていた方が最も安全だと思うぞ?なぁ店員殿…」
「それとも、あなたが持ってても構わないが…取扱に注意しないと腕は覚悟した方がいい」
「どうした?預からないのか?そうかそうか…私に持っていてほしいか、それでは仕方ない、店側がそう言うなら仕方ないことだ」

うむうむ、と満足した顔で頷きヴィクトリアを見る

「安心しろ、少年。異能を持っていれば誰もが凶器だ」

フフン、と笑い店へ入っていく、そして相席になったことに渋い顔をする

アスティア > 「……」

パフェは食べれるか少し不安があるが、
口にも顔にも出さない、
剣士として、やるといったらやるのである。
大人しく相席の席に移動するだろう

「まぁ、口の中をきったら失敗で奢り、
 という訳か。
 成る程。
 ――これは気合を入れねばならぬ。」

等と真顔で零砂に返す。

ヴィクトリア > えー、先生なのに生徒に手を出そうとしてたの?
それもうどう考えても事案じゃない? やばくない?

【お前は黙れ】

ちょっと待て、誰が少年だこの中二病剣士。
ボクは女だぞばかやろう

あ、ボクはコーヒーにハワイアンフルーツパンケーキ、それに……あ、それはまァ後でいいや。
他の人決まったー?

【片目を隠した赤目の女に悪態をつきながら注文をしつつ他人の注文を促す
話題の投げっぱなしぶりがひどい】

アスティア > 「うむ、勿論きまっておる。
 ええと……
 抹茶パフェに、抹茶ケーキ、
 それと、ほうじ茶をお願いしよう。」

この女、物凄い和物注文してるけどそれでいいのか。
どうみても和風って感じが全くないんだけど。

有澤 零砂 > 「え、合席なんですか…はぁ。」
まさかそうなるとは、4人の女子にかこまれてとなると自分が浮いているのでは、とかんじる。。

「まぁ、こう見えて教師です。流石につげ口とかはしませんが、もうちょっとしっかりしたほうがいいですよ。」
ため息をつく、風紀委員がこの調子だと、大丈夫かと思ってしまった。

「いや、きらないでね。 成功とか失敗じゃなくて危ないですからね。」
困った様子で歩いていく。

「だから手は出さないって!事案だけどやらないよ! あ、エビフライプレートとアイスティーで。」
突っ込みをしながらサラット注文は済ませておく。

鬼道椿 > せめて話題が合いそうな奴のそばに座らなければ…とアスティアの正面に座る

「ほう、可愛げが無かったから少年だと思ってしまったよ」
「女の子がそんな鋭い言葉遣いをしてはいけないなぁ」
大げさにそう言って店員に注文する
「アメリカンコーヒー、それとケーキセットでモンブランを」

「まぁ、何かの縁か…愚痴ったところでどうにもなるまい」
「鬼道椿だ、よろしく頼む」

園刃 華霧 > 「アタシは特製スベシャルDXゴールデンデリシャスタワーパフェ、でもいこーかネ。」

悪食、と噂される女はカフェでもド派手な注文をした。
メニューとか見てないし。

「いやー……ははハ。最悪、アタシがぶん殴って止めればいいかナーって……ほら、最初はナンパとか止めよウとお仕事したでショ」

あははー、とごまかし笑いをする。絶対コイツは適当な仕事の常習犯だ。

「……物言いでいえば、いい勝負な気がするンだけどナ……」

そして、椿に思いっきりつっこんでみた。

ヴィクトリア > おー、抹茶エルフかー、いかすねー。

ふーん、事案自体は認めるんだ。なに、見て楽しむ系?うわー趣味悪ぅ。

いーじゃんかよどうせボクは女らしくないんだからさァ、だいたいその髪型、中二病剣士だったら女らしいっていうのかよ

おー、いくねえ、一口あとで分けろよなー

で、コレで注文終わり?
はい、それじゃとりあえずコレでお願いします、何かあったらまたお願いするんで
【注文をまとめさせ、店員を下がらせる】

アスティア > 「善処しよう。」

斬るか斬らないか、
やってみねば分からぬ。
怪我をするときはするものだと。
動じることなくそう告げて、

「抹茶、和の食材というのは実に美味しくて、
 性分にあう。
 ――妾はアスティア・リノンシアース。
 1年の剣術部に属しておるものだ。
 使う流派は“七剣流”」

いかすねーといわれ少しにっこりしながら、
椿の自己紹介を聞いて皆に自己紹介。

有澤 零砂 > 「まぁ、殴って解決する前に状況確認はしっかりと。
…こんな場所では、本当に殴るべき相手もすぐわからないですからね。」
ため息をついて、だが気をつけるようにと優しい口調で。

「まさか、止めるに決まってるでしょう。教師云々以前に、そういうアレは気分が悪いです。」
再びため息、実際そういう手合いは嫌いなのだ。
ゆえにそういう扱いをされると、よろしい気分ではない。

「うーん善処じゃなくて、いやもういいです。」
さらに胃が痛くなってきた。

「ああ、自分は有澤零砂です、さっき言ったとおり教師。 情報工学やパソコン関連の授業を担当してますよ。」
自己紹介をしつつ頭を下げる。

鬼道椿 > 「私は剣士であればそれで十分だ」
「それよりもなんだ、さっきから人を何か患っているように言って、言葉のナイフに傷ついてしまったよ」
「店員さん、この子の舌も預かった方がいいんじゃないかな?」

「アスティアとは同学年だな。これからもよろしく頼む。ほぅ、剣術部に…そう言えば先ほども随分と剣を持っていたようだが」
「興味があるな、どう戦うんだ?」
きらりと目が輝いた

鬼道椿 > 「ふっふっふ、痛いところを点かれてしまったなぁ。目には目を、歯には歯を、言葉には言葉を・・・だな」
メニューの見本写真を見てタワーパフェの写真と園刃を見比べる
写真に写っている違法建築物に目を細める
「―入るのか?」
食べれるのか?ではない、入るのか?だ

園刃 華霧 > 「いやま、これでモ人を見る目はアルつもりなんデ。人斬り包丁振り回す類なら、流石に止めるッスよ。
 って。あ、情報のセンセ。そりゃ知らないワケだ。」

有澤に答えつつ、納得する。まあそりゃ、どう考えても縁はない。
にしても、なんか人よさそうなセンセーだね。前に容赦なくゲンコ飛ばしてきた教師とかいたからナー。

「ほいほい、自己紹介タイム?アタシは園刃華霧。至ってKENZENで普通の風紀委員の二年生だヨー。」

今までの言動から、明らかに健全でも普通でもないのだがしゃあしゃあと言ってのける。

「おいおイ、仲がいいのはいいケド、いきなり腕試しとか此処でしないでクレよ?」

とりあえず剣士組に釘をさし……

「そりゃもー、アタシはせーぎのミカタですからシて。
 ん?ああ、入る入らないじゃない。入れるんだ!」

そして椿に謎の主張をした。

アスティア > 「ジョーホーコーガクやら、ぱそこんとは光る箱だったか。
 についてはサッパリ分からぬ。
 そんな妾でも授業についていけるか?」

等と零砂を見た後、
椿に向かって

「七剣流とは言葉通り、
 七本の剣を使って闘うのよ。
 もっとも同時に扱う事は物理的に不可能ではあるが、な。
 残念ながら妾の腕は二本しかない。
 七本あれば丁度よかったやもしれぬが……
 否、手が七本では戦えぬな。
 二本の腕で完成した剣術が二本より多くとも少なくとも、
 扱える道理などなかろうよ。」

興味の答えになったかは分からないが、
己の闘い方で言葉に出来る部分を告げる。

「あ、心配せずとも、
 闘うならば日を改めてにするとも。
 ――腕試しするような状況でも場所でもあらぬ。」

と大丈夫だと華霧を真剣に見る。
嘘偽りはないのだろう。
少なくともこの女には

有澤 零砂 > 「まぁ、縁がないというか。 あまり好みの分かれるジャンルなのも事実ですし、わからないのは確かにしょうがないですよね。
こちらでは、やはり異能や魔術の授業が多いですし。」
すこしだけ、さびしそうな雰囲気でこたえる。

「まぁ、その認識からでも大丈夫な授業ももってますよ、とはいえちゃんとやるべきことはやってもらいますけど。」
まぁ、授業中寝てたりすればまったくついていけないし。

「なんというか、器用な技術ですねぇ。」
口からこぼすようにつぶやく、感心した様子で。

ヴィクトリア > 自己紹介ねぇ……ボクはまァ、名前はネコミミで十分だと思うんだけどナー、よろしくな?
呼び名以上に名前欲しいなら教えなかないけどさー、聞きたい?
聞きたいって全会一致なら話すけど。

【ちょっともったいぶった。基本的に名前を知らないほうがお互いのためだと思っているからあまり教えたくはない
なんかトラブルに巻き込まれた時に、面倒なことになる場合があるからだ
まあ……別に聞きたいなら教えなくもないんだけど】

まあ、センセーならここは気前いいところをパーッと
【それが目的か】

なに言ってんだよ中二病、店員さん困ってんじゃないかよ。ボクの舌は重要無形文化財だよ?
しかも剣術マニアぽいじゃん? なんか話したくてウズウズしてるって感じ?
【別に店員に話がぜんぜん通っているわけではないのでもちろん店員は困ったりしていないのだが
容赦がなかった】

ヴィクトリア > まー、でも七本ってーとかっこいいよな、響き的に。
なんていうの、なんか強そうじゃん、、言葉が。
【そして椿の方を見るあたり、片方を持ち上げて片方には触れないスタイル】

鬼道椿 > 「器用なんだな、私は見ての通り。二本で精いっぱいだよ」
そう言って背負っている刀と預けている刀を見る
「最も今は一本預けていて腰が軽くなって落ち着かないがな」

「今日はコーヒーを飲んで落ち着こうと思って来たんだ」
「刀を持ち歩くからと言って常に振り回しているわけじゃないんだよ」
「心配ご無用だ風紀委員殿」
そう言ってゆったりと椅子に座り前に置かれたコーヒーに口をつける
「お茶を飲んでるときが一番落ち着くな」

「はっはっは、だからこそ保管しておかねばなぁ。小さい舌だ失くしてしまっては大変だもの」
「うずうずしてるさ、同じ剣士同士なんだからな。だからこうしてガールズトークに刃鳴を咲かせようとしているんじゃないか」
「私もそう思う。戦闘は次の一手がある方が有利だ。そういう意味では強いだろうな七剣流は」
同意してさらりと流した、だがそこにはアスティアが確かに強いのだろうと言う本音も交じっている

園刃 華霧 > 「えー、お嬢はお嬢でいいジャン。アタシはもういいや、それデ」

前に名前は好かない、みたいなこと言ってたよなー、と思いながら先手を打つ。
実際、お嬢、という呼び方自体、自分で結構気に入っているのだ。しっくりくる。

「七本の刀ねえ……そりゃ器用な……まあ、世の中には用途の違う刃物をまとめて用意してぶん回す連中も居るらしいから、ありっちゃアリなのか……」

ほー、と感心してみせる。

「異能とか魔術も、アタシはあんま得意じゃないケドねー。
 センセが楽して単位とらセてくれるなら、ちょっと考えるナー」

自分は異能を小器用に使い回しはするが、基本フェイクの上で成り立っているのであまり大っぴらにしたくない。
お陰で評価とかもそんなに良くないが、まあ、それはどの教科も同じなのだから、甘えてみてもいいだろう。言うだけならタダだ。

アスティア > 「無論、授業はきちんと聞くとも。
 勉学もきちんと学ばねば、
 真の剣士にはなれぬ。」

文部両道。まぁ、文の方は大分弱いのだが、
目指している所はつまりそれである。

「名乗りたくないなら、名乗らなくても大丈夫だ、
 ネコミミ殿。
 七という文字は色々浪漫があるとか以前聞いた事がある。
 様々なものに七という数字をつけるのだったか。」

七つの大罪とかいったっけ等と思い返す。
確かあってる、はず。

「ま、400年生きておるから器用というよりは、
 年の功というのが正解か。
 実際どんな戦い方なのかは……
 まぁ、機会があれば見てもらったほうがはやい。
 先日も霜月零殿と一手お相手願った所であるし。
 完敗したが。」

また、そういう機会もあるだろうと、流す。
まだまだ未熟なのである。

「妾からすると椿殿の二剣は一剣でも厄介故に、
 闘えば恐るべき武勇を誇るのであろうな」

有澤 零砂 > 「まぁ、名前教えてくれるならおごってもいいですけど。」
別に、給料には困ってるわけでもないゆえに
、おごりはかまわないのだが。
ただで教えるのも癪らしい。

「楽してとった単位なんて実にも残らないし、跡で苦労するだけだからあげませんよ。
最低限やることはやらなくちゃ、大人になって後悔しますよ。」
ため息をつきつつ、答える。

「なるほど、そういう答えができるのであれば、僕もしっかり教えがいはありますね。
サポートはしますよ、ちゃんと使えるようにネ。」
そういう態度は好感が持てる、理由はさておき、真剣な姿勢で勉学にも励むのはよいと考えているのだろう。

鬼道椿 > 「年季が入っていると言うのはそれだけで怖いよ、ようは戦いの慣れと経験からくる一瞬の機転だ」
「首を落とす、落とさないの一瞬の崩し合いの差はそこに出てくる」
「そう言えばこの学園施設は闘技場もあるんだったか・・・今度手合せしているところを見せてもらうよ」
「ん、私はまだまだ…猪侍だよ。これからだ」
コーヒーに映る自分の顔を見て目付きが鋭くなる

「単位…か………ぱ、パソコンとか端末の操作なんかも習えるならぜひ履修したいな」

園刃 華霧 > 「剣士殿たちは揃って機械オンチっぽいネ。まー、そりゃそーカ。」

二人の授業への興味具合を見て、にしし、と笑う。
オマエはどうなんだ、と言われればまあ、人並みには一応使えるし、いいかなーって思ってる。

そこに
\『特製スペシャルDXゴールデンデリシャスタワーパフェのお客様ー!』/
なんか届いた。
でかああああい、説明不要!!

「へーへー、まあそういうと思ったヨー。ちゃんとセンセっぽいこと言うシ……」

げそーっとした顔で有澤に答える。

鬼道椿 > 「端末によって操作が違いすぎるんだ、操作の癖が、何故統一しない…」
よほど腹に据えかねることがあったのかブツブツと文句を言う

届いた違法建築物に目を丸くする
一緒に机に置かれた自分のモンブランと見比べた
おかしい、このモンブランでもなかなか腹に溜まるはずだ
だと言うのに目の前の山脈に比べると明らかに小さく見える
錯覚とか心理的なチャチなものじゃない
質量差に圧倒された

「これはいかん…もう一つ頼んでもいいかなと思えてしまう…」
くっ、と悔しそうにモンブランを食べすぐに顔を綻ばせた
ケーキ イズ 癒し、心潤うハーモニー

アスティア > 「それは助かる。頼りにするとしよう。」

と、サポートするといわれれば、破顔一笑。
やってきたパフェのフルーツをダガーでフォークのように刺し、
脇差でクリームを掬い取り、刃のない方からなめ取る。
割と器用だ。
ただし、剣以外で器用かといわれると間逆だ。

「ま、確かに年季は怖いな。同意しよう。
 うむ。妾も椿殿の戦いを是非拝見してみたい。
 猪侍結構。それ故に強き者も多くいる。」

一緒にぱそこん習うのかなと首を傾げつつ、

「ま、機械なぞなかったからな。
 ……
 大丈夫か、それは。」

パフェの巨大さに 驚いた

ヴィクトリア > あー、そっかんじゃセンセーには教えとくかなぁ
立場上世話になる可能性あるしなー。
【センセーには耳打ち。まあ、この姿でこの態度でヴィクトリアってったら一人しかいないのだが。】

いや普通一本なんだからニ本でもめんどーだろ。
大体預けるだけで落ち着かないとかどんな生活してるんだよ
もしくはそれただの偏執狂だからな? 妖刀に魅入られてるからな?
あ、何お前PC使えないの? へーほーふーん。
【ニヤニヤしながら椿にそう言った。】

しかし器用だなお前。
エルフって森で動物とかさばいたりすんの?
【ダガーっつったってそれなりに厚みあるからなぁ】

まあ、ボクははこのへんの奴が食べたくてここ来たんだよ
【フルーツが色鮮やかに散りばめられたパンケーキ。そしてふわ軽なクリームタワー。】

でけえ……
【でけぇ
そしてでけぇ】

有澤 零砂 > 「まぁ、初歩の初歩から教える講義もあるので、ソレを受けていただければしっかり教えましょうか。」
じっさい、4つある彼の講義のうち講義の1つはほんとにパソコン教室的なものである。

「まぁ、そのあたりはしっかりしないとコッチも首が危ないのです、
確かにばれない程度にごまかす先生はいるかもしれませんが、ソレが広まれば首が絞まっていきますし。
しかし大きいなぁ。」
そうなったときの様子を想像していやな顔をするのだが、
出てきたパフェのサイズにそういう感情はどこかへ飛んでいった。

「まぁ、統一するとお金が動きづらくなって、競争が鈍って面倒なことになるんです、パソコンを作ってる業界のね。
難しい話ですが、ソレばかりはなんともできません。」
肩をすくめる仕草をして、その文句には答える。

「まぁ、僕の授業の目的は、皆さんにいろいろ学んでほしい、というのが本音ですし。
だからできる限りはします、足きりで単位を落とすのもやりたくない。
といったところが僕の教師としてのスタンスですかね。 ほんとに食べてるよ。」
まじめな話だったのだが、ほんとに剣で食べだしたのでおぉ、といった言葉を口から漏らしながら、ポカンとしている。

「ふむふむ、なるほど。こちらもいろいろあるかもしれません、そのときはよろしくおねがいします。」
耳打ちされて、納得した様子で。
まぁ、名前と役職は聞いたことがあるらしい。生徒会だし流石にね。

アスティア > 「ふ、む。」

エルフは森で動物を捌くかといわれると。

「する事はするが、
 基本的に矢で射て、
 魔法を使ってというのが主だ。
 妾は魔法は一切使えぬから、
 ずーっと剣でどうにかしてきた。
 多分そのせいであろう。
 ケワタガモを一刀両断したり。」

ようは、この女、
刃物だけで400年切り抜けてきたらしい。

ヴィクトリア > バーカお前な、端末の操作が違うんじゃねーよ、基本的に殆ど一緒なんだよ。
ほとんど同じ方法で色んな物扱えんのがデジタルのいいところじゃねーか。

だいたいお前そんなこと言ったらその背中のと預けたやつを刀っつって同じ扱いする気かよ、違うだろ?
意味合いとしちゃそーゆーのと大して変わんねーよ。ばーかばーか。
【椿に向けた言葉は枕詞さえなければいい言葉だった】

園刃 華霧 > 「アタシなんざ、ステゴロ、環境利用闘法バンザイだからナー。
 武器をたくさん持って戦うのは慣れてるっちゃ慣れてるケド、真面目に剣技とかにシてるのは割とすげーナ。」

山と積まれて、人の顔より巨大なサイズのパフェを前にしつつ、感心した声を出してみせる。
というか、既に土台の時点でジョッキくらいのサイズがないだろうか。

「んむ……んー、あっまー。やっぱ、コンクリとかガソリンばっかじゃクチがネー。
 たまにはこういうの行っておかないとサ。」

豪快にむしゃあ、と食べて何か恐ろしいことを口にする。

「まー、センセはしょうがないネー。どっかのサボり保険医に聞かせたいくらい泣かせる台詞だワ。」

よよよ、と泣くフリをしている。

「ははは、お嬢は、機械とかぜってー強いだローからナー。」

ヴィクトリアが悪態をつく姿を微笑ましく眺めている。それでいいのか、オマエ。

鬼道椿 > 「手は2本あるぞ、使わない方が損だ」
「剣士にとって剣は体の一部だ。例えば眼鏡をやめてコンタクトにするような違和感だよ」
「むっ、使える使えないではない。操作方法が多すぎる、それだけだ・・・面倒くさい」
そう言って唇を尖らせてモンブランをつつく

「理屈はわかる、それに一時期よりはもっと使いやすくなっていると言うのも聞く…聞くのだが…ふむん」

「手で戦う方がいい、そっちの方が歯止めが効く」
機械類が苦手だとからかわれてぷんぷん怒りながらコーヒーを一口飲む

アスティア > 「まぁ、機械が扱えるようになると、
 恐らくは自販機とやらも壊さずに使えるようになると思うのだ。
 いきなり壊れてびっくりした。
 散々怒られたものよ。」

なので期待していると、零砂の目をじっとみるだろう。

有澤 零砂 > 「僕は武器が多いほうがいいタイプですねぇ。
しかし、そんなせんせいがいるんですか、こんど保険説にいったときに話を聞いてみましょう。」
さらっととんでもないことをいっていたりする。
そしてその保険医には注意するかともかく、どんな人物かは興味はあるらしい。

「まぁ、だいぶ操作も直感的になってきていますね。 機能も多いですが、要らないものはさわらないを徹底すればなんとかなるものですよ。」
まぁ、しっかり説明しておく。 苦手意識をなくそうと思っているらしい。

「自販機からですか、まぁ…なんとかなるとは思います。
放電体質で機械を触ると壊れる、とかじゃなければ。」
なんとも実感がわかないが、こちらには当たり前の機械がない世界もあると考えれば、そうなるのは当然なのだろう。
なんとも不思議な感覚を覚えているようだ。

ヴィクトリア > うっわ、真面目だなーそんなんじゃモテないんじゃない?
400年も生きてんだから冗談の一つも覚えればいーのに。
真面目っていえば聞こえはいいけど要は融通利かないってことだからな。
んで、わからないから同じ手法に頼るってやつ。そりゃー勿体無いじゃん?
とか思うんだけどどーよ。
【とにかく受け答えが真っ直ぐなエルフには話を回すように言ってみる】

まァね、ボクなんかはむしろそっちが専門だしさァ
【機械知ってそうといわれて同意。】

アナクロだなぁ、それじゃ近頃のガキ以下じゃねーか
だいたい剣の道は機械には通じねーのかよ
自分が向けた意識は自分にも向くってやつだろ

だいたい体の一部つってその体を扱うのにどんだけ鍛錬したんだよ
普通、何百回って振ったら完全に同じ機動なんか描けないんだから、その誤差うめてんのはお前の鍛錬だろ
サボっといて出来ねーとか言われてもそりゃお前の鍛錬不足だろーがよ
【椿に対し無理やり剣に置き換えて説明してやる
だいたい、どのジャンルでも到達する方法が違うだけで、概要は大して変わらない
あとはやる気の問題だ】

機械に関してはそーだなァ……
最近なんかだと、別に間違っても無茶してもいーんだよ
変なことしちゃいけないとか思うから身動き取れなくなんだよ
金かかるとか購入って注意と、宣伝と、推奨って言葉でのインストにさえさえ気をつければな
ま、誰かに見てもらいつつ、問題のないアプリ使うか検索とかから始めんのが楽だと思うけどな

ヴィクトリア > あと、自販機壊すってなんだそりゃ……
【ヴィクトリアは自販機事件について知らなかった】

園刃 華霧 > 「おーイ、まさか自販機を斬ったりしてナイよナー? そういうノ、マジで面倒くさいカラ勘弁してクレよー?
 なんというか、機械ブンメーの教育から、じゃないッスかね、センセ?
 まあ、世の中にあるフッツーの機械の使い方くらいならアタシが教えてもいいケド。」

アスティアに大仰に頭を抱えて見せる。

「苦手は苦手。認めるのガ、剣士様のあり方じゃないノかね?」

クヒヒっ、と変な笑いをして椿を軽く攻める。まあ悪気はない、と思う。

「えーっと、なんつったかナ。サイエル、とかいうおっさんだヨ。
 人に色々押し付けて、ちゃっちゃと退散しやがっタ。
 センセから、ビシッと言ってやってくださいヨー」

あまり本気ではなさそうだが、イラッとしてるのは本当らしい。
そんなことを有澤に訴えた。

ヴィクトリア > あ、んでちょっと貰うな。
【同意も得ないまま巨大パフェのアイスを自分のパンケーキに盛る】

アスティア > 「大丈夫、極真っ当な体質だ。
 ちょっと力が強い事が異能かと疑われたくらいで。」

と、零砂に頷き……

「真面目で融通が利かない。
 か。ふむ。冗談冗談か。
 うぅむ……」

話をまわす、といわれても話をするのは苦手なのだ。
しばし熟考した後――

「何、案ずるな。
 天丼という言葉があるではないか、
 つまり、同じ手法に頼るのも美味しいものだ。」

結局はこの程度なのである。
南無。

「あ、大丈夫だ、
 自販機をちょっと殴りつけてしまってな。
 ここに来たばかりで登録も済ませてない頃だし、
 注意してくれた人がいい人でなんとかしてくれたのだ。」

なお、ログには探してもない。

「まぁ、そのうち普通の機械の使い方について教えをこうのも嬉しいやもしれぬ。
 ほら、なんだっけ、えーと……
 そうそう。
 デンタークとかいう変な機械とか。
 あれがあるとどんな計算も出来るんだろう?
 まるで賢者のようではないか。
 小さな人が、入っていたりしないか?」

何故か最後の言葉が凄く神妙だったりする辺り、
もうこのエルフは駄目かもしれない。

有澤 零砂 > 「まぁ、実際機械がない世界から来たのであれば・・・ そこからですよね。 日常生活がスムーズに送れるようにはするべきです。
なるほど、言っておきましょう。 サボり癖が生徒にまで移っては困る。」
いろいろ考えてから、そう答える。

「まぁ、暇なときにはお教えしましょうか。
ソレは・・・電卓、ですね。
入ってたりはしませんよ、代わりに計算をしてくれる部品が入ってるだけです。」
そのような問いにもまじめに答えを返す、
こういうところからもまじめな先生、といった印象を受けるかもしれない。

鬼道椿 > 「お前、そう単純なことじゃないだろう剣は剣、槍は槍、弓は弓、剣だけを使うならお前の言う通りの鍛錬不足だ」
「だが問題はそこじゃない、さっきも先生に愚痴ったがパソコン、端末一つとっても表面は共通しているが奥へ一歩踏み込むと」
「がらりと変わる部分がある。私はそれが苦手んんだ。」
「慣れろと言われればそこまでだろうが、どうも気が立つ」
「パソコンもOSが変われば癖になれるまで時間がかかるだろう、使うものを絞ればいいだけの話だろうがな」
言うだけ言って自分の中で整理できたのかフムンと唸った
「苦手は苦手、だな。鍛錬不足も認めよう。そのための先生の授業だよ」

ヴィクトリア > ばーか、同じ方法に頼るのは能なしってんだよ。
洗練と合理化と工夫と試行錯誤は別だっての。
反復練習つったって、目的があるじゃん? それ自体には意味がある繰り返しと一緒にすんなよ。
天丼の場合、分かっててあえて繰り返してるんであって、バカの一つ覚えってのはまた別じゃんかよー。
年食ってんだから年の功見せてくださいよー、舐められるよー?

あと、機械がない世界からって言うけど、別に便利な道具がなかったわけじゃないんだろー?
理屈なんてどうでもいいから、何のための機械で、何に役立つかだけ覚えといて
あとは道具だよ、実際。
【年上だろうとなんだろうと何の容赦もなかった】

園刃 華霧 > 「はいはイ、お嬢は相変わらず自由だナ。好きなだけ持っていけばいいヨ。
 ああ、同席のよしみだしみんなモ食べていいからサ。」

横取りしていくヴィクトリアに、笑いながら答える。まあこの程度するだろう。そういうキャラだっていうのは一回の出会いだけでよくわかってるし、別に気にならない。それに普通に全部食べることは出来るが別に独り占めするほどけち臭くもない。

「なんだローね。凄い勢いで機械講座になってるヨ。まあアタシに言わせれば、結局は慣れ、だと思うけどナー。
 ああ、元々知らない人はまー、それ以前の問題な気もするケドさ。それも、そのうち慣れるよネ。」

一応現代人っぽい剣士と、明らかにファンタジーな剣士。同じ剣士でもだいぶ違うわけで。この場合、ファンタジー側に甘いのは仕方あるまい。

アスティア > 「人は入っていないのか。」

ちょっと残念そうに呟き。

「成る程、確かに別物か。
 剣以外もきっちりやっておくべきだった、
 という訳か、
 琴とか茶道とか。」

なお、琴も茶道も元の世界にはない。

「便利な道具がなかったわけではないが……
 ふむ。機械も道具と同じか。
 ……
 機械とは……即ち、魔導具のようなものか。
 おお!確かにそう考えれば分かりやすい。」

ヴィクトリア > そこまで分かってんならなおさら便利じゃんか
一つの箱のなかに剣も弓も槍も入ってて、それがほとんど似た動作で扱えるんだぞ
それがどんだけ楽なことかわかるだろ?

たぶんそれ、先入観の問題なんじゃね?
まー初心者がめんどいってのは理解するけどさ、そんでも、自分で苦手意識増やすのは剣の道としてどーなのよ
取りあえず使えるところから使ってきゃいいだけなんじゃないの?
【椿にはもう少し崩した指摘をしておく。】

んでな、実は機械の中はコーなっててさァ。
【タブレットをゴソゴソと取り出すと
自販機などの横に貼られた宣伝を見せる

自販機などの機械の中には人が入っているような写真になっていて
そこには「劣悪な労働環境を変えたいと思いませんか?」というキャッチコピー。

そう言う転職会社のCMの画像を見せる
どう考えても誤解を生むような写真だった】

アスティア > 「大きな機械には、
 人がやはり入っていたのか……
 実に申し訳ない事をした……」

しばし、無言で
愕然とした表情で写真を見た後、
そううなだれるだろう

有澤 零砂 > 「はい、そこらへんにしときなさい。 あんまり、言い合うのはよくないですよ。
少し落ち着きましょう。」
空気が悪くなってきたので、いったんきる。

「まぁ、今までわからないことはこれからわかるようにすればいいんです。
これから勉強して、がんばればどうにでもなりますから。」
優しそうにみなにいって。

「後入ってないから、そういううそ情報はやめようね。
人なんて入ってたら飲み物ぬるくなるよ。」
こまったようすで突っ込みをいれる。

ヴィクトリア > ま、でも魔道具っての?
似たよーなものがあるならそんなもんでいいんじゃね?
電気だろうと妖精だろうと魔法だろうと、使う側にはそんな理屈関係ないからな。
【魔道具としての解釈はそれでいいんじゃないかな、と】

うむ、だから自販機は殴っちゃいけないんだ。
【間違った教え方である】

園刃 華霧 > 「そーそー、センセの言うとおり。まあ、甘いモノでも食べて落ち着こうヨー」

煽ったのはオマエもだ、とツッコまれそうな中、平然と言い放つ。
大分大した性格をしているのだろう。

「ま、機械の原理を細々説明するよりはわかりやすくていいんじゃないかネ?」

魔道具で納得いっている様子に、うん、とか頷いている。

鬼道椿 > 「それもそうだな、気に入ったものを使えばいい、それだけの話だ」
剣のようにな、と付け加えてうんうん、と頷く
「そう言った苦手意識を克服するために道場へも通おう」
そう言って有澤をみてにやりと笑う。

「剣の話になっていくと思ったがまぁこれはこれで、苦手な戦場にあえて踏み込むのも剣士だな、戦士か?」
「その結果がけちょんけちょんとは情けない話だが」

「それにしてもネコミミもずいぶん機会にご執心と言った感じだが」
「お前は先生の様なそっちの筋の人間なのか?」

アスティア > 「とりあえず、
 力はめいいっぱい力をこめるものではない物だと理解した。」

ずずーっとお茶をすすって。

「多少は機械というものが大丈夫なようになった気がする。
 いや、こうして人と会話するというのは実に楽しくも勉強になるものよな。
 椿殿、共に頑張ろうぞ!」

うむっと大きく頷いて。

「そういえば、ネコミミ殿、
 一口ケーキはいかがだろうか。」

なんとはなしにケーキを進めてみた。
口は悪いがなんだかんだでこちらの為にいってくれている。
きちんとお礼はすべきだろうと思っての一言のようだ。

ヴィクトリア > えー、言い合うとか何いってんですかせんせー
どー見てもスキンシップじゃないすかー
べっつに仲悪いとかそーゆーんじゃなくて、知らないもんは知ってる話にしたほーが親しみやすいじゃんかーという。

機械もので一番アレなのは、新しい道具だから知らない名前だらけになって、知らないものはどれも一緒に見えることだし。
でもさ、完全に物わかんないド素人ならともかく、なんかそれなりに修めた奴がもの分かんないってはず無いんだからさー
【滅茶苦茶言ってるようだがそれはそれで筋は通しているようだった。
相応の理解度を最初から期待しての物言いだったようだ
……もちろん態度と言葉は良くないのだが】

まーボクは機械系ってかデータ管理とかそっち専門だからねー。
そのへんで何とかなってるよーなもんだし
【機械にご執心と言われれば素直に頷いて】

あ、貰う貰う、くれー。
【そして抹茶ケーキに飛びつく】

有澤 零砂 > 「まぁ、実際殴っちゃいけないですけどねぇ。」
ため息をついて。

「まぁ、わかりやすいですけど…。間違ったことを教えるのはやはりというか気が引けるというか・・・。」
困った表情で答えつつ。

「機械にせよ、なんにせよはなすのは実際大事です、
誰しも一人ですべてができるわけではないですからね。
やはり困ったときに何か言える人を作る、というのも大事なことですよ。」
いい傾向だ、といった風にうれしそうな表情を浮かべて。

「まぁ、言ってることは正しいけどね。 言い方をもうちょっとやりようもあるとは思いますけど。
まぁ、僕も専門はそっち(データ)ですよ、実際。突き詰めて言うとAIを作ったりするのが一番強い分野ですかね。」
やれやれ、といった様子でそう答えつつ。

園刃 華霧 > 「まあなンだ。めいいっぱいの力でぶん殴ったら、あっさり死んだりするようなのモ居る世界だってことは忘れないで欲しいネ。本気の喧嘩ならともかく、普段は普通にやっておくれヨ。」

アスティアの理解に補足をつける。異能があっても体力は普通、とかも割といるのだ。自販機を壊すレベルの腕力なんて振り回されても困る。

「お嬢はホント猫みたいだナ……と、そうダ。ちっと関係ないケド一応話だけさせて。猫、飼いたい人とかッテ、居るかイ?いやー、ちょっと頼まれちゃってネ。」

抹茶ケーキに飛びつくさまを見て、面白そうに笑って……
ふと、思い出したようにみなに聞く。

鬼道椿 > 専門と聞いて一人で納得して頷く
自分だって剣なんて扱いづらい、どうせ人を傷つける道具なんだから
形を統一してもっと使いやすい武器にすればいいだろう
などと言われれば全く同じことを言っただろうしあれやこれやと言いたくもなる。
そう言った意味で分かりやすい説明をしてくれたなと納得した

「ネコミミ、私はお前のことが気に入ったぞ」
ふふり、と笑みを浮かべるしかしケーキはあげない

「まぁ、私とアスティア殿では多少の差はあると思うが…頑張ろう」
「共に学ぶものが居ればその方がはかどる、授業であったときはよろしくな」

アスティア > 「加減は大切ということか。
 で、話は変わるのだが、華霧殿。
 風紀委員というのは――
 強い相手と戦えるか?」

軽く剣をぬぐい、
ケーキを切り分け、
別の取り皿へと写してヴィクトリアに差し出しながら
真剣な眼差しでそうたずねる。
強い相手と仕合うというのは
この女にとっては大切な事なのだ。

「うむ、剣に勉強に、
 共に励んで同じ剣士として共に高みを目指そうぞ。
 恋は分からんがな!」

等と椿に笑顔で答えながら。

ヴィクトリア > んぁー、だってさぁ、言い方考えてまともなこと言うのはボクの仕事じゃないもんよー
そーゆーのはセンセーがやればいいことで、ボクはいい加減でテキトーであやふやなこと言って
わかった気にさせつつ放ったらかしにするのが仕事
優等生じゃないんだ、正解なんか7割でいーんだよ、あとの3割は適当のがうまく回るんだから
【先生にも口答えする辺はホント誰かれ構わない感じだ】

あー、知り合いに猫拾ってきちゃ飼う奴は知ってるけど、アイツんトコ、カネないからなぁ
【そういえば犬飼ならなんだかんだ言いつつ面倒見るだろうなーと】

風紀なら戦える戦える
落第街行って素行不良のやつぶん殴ってるとそのうちボス級のが出てくるから
ただ、マジでヤバイのもいるから責任取れないよ? それで死んだ奴いるからね?
ってくらいには危険だけど。
【さらっと風紀の補足説明をしながら抹茶ケーキを頬張る】

おう、気に入れ気に入れ。
ついでにそのモンブラン寄越すぐらい気に入れ。
【そしてモンブランを狙う】

園刃 華霧 > 「剣士殿たちの間にユウジョウが生まれたようでなによりだネ。切磋琢磨して頑張って欲しいヨ。」

うんうん、と。オマエは何もしてないだろう、な女は頷いていた。
が。

「んんー……………………」

アスティアに問われたことで、やや難しい顔をする。この女がこういう表情をするのは多分珍しい。
ちらり、と有澤の方に目を向け……あ、お嬢がバラしやんの。まあ、もういいや。

「お嬢の言うとおり、だネ。そりゃもう、有象無象の雑魚から強いやつ。それから、ガチでぶっ飛んでるのまで勢揃いだヨ。最近なんか数件やばそうなの聞くしナ」

大げさに肩をすくめて説明してみせる。まだ聞く?と態度で示しているようでもある。

鬼道椿 > 「ケーキはやらん、やるとすれば全部食べろ、私は他の人が口を付けた物には手を出さない主義だ」
「そして私は全部食べたい、だからあげない」
コーヒーを一口飲みながら隙のないディフェンス

そしてふととんでもないサイズだったパフェがいつの間にかだいぶ減っていることに気付いて驚く
「凄い・・・」

ぽかん、と余所見をした

有澤 零砂 > 「まぁ、一番いいのは殺傷性が低い武器を用意してしまう、なんていうのもありますが。
そのためにわざわざ新しい武器の使い方に慣れるのも刻ではありますか。」
ううむ、と口から漏らしながら考える様子で。

「んー、猫ですか。 どれくらいいます?1,2匹くらいならあずってもいいですが。」
挙手、とまではいかないが、いいらしい。

「そのせいでめんどくさいことになったら、いろいろするのは先生ですから。
程々にしてくれると仕事が減って助かるんですよ。」
ため息をつく、かわいい顔して毒舌なこだなぁ、と思っていたりする。

「あと、腕試しやらでそういうのになるのはお勧めしませんよ、
他にもしがらみとかいろいろめんどくさいこともありますし。
それなら相手見つけて訓練場でやったほうがいいですよ。」
はぁ、とため息をつく。 先ほど以上に困った様子だ。
じっさい、生徒がそういう方向にどんどん足を突っ込むのはよく思っていないらしい。

アスティア > 「否、それだけ聞ければ十分――
 後はじっくり考えて結論を出すとしよう。
 死を覚悟する程とは……
 実に面白い。
 いい情報感謝する。」

死線を潜る事が楽しい、
自然と凄みを帯びた笑顔になる。
だが、まだ早い。
死を覚悟して戦うのか、
それともただ闘うだけでいいのか。
その答えが出るのは、まだ先だ。

「心配せずとも、
 きちんと考えて答えを出すとも。有澤先生。
 だが、妾は――
 死をも賭するほどの強敵に心引かれる――」

つくづく魂の芯まで剣士なのだ。
結局の所とこの女は考え、
事実そうなのであろう。

「しかし、華霧殿の食欲の方が恐るべき強敵に思えるな。
 なんでそんなに喰えるのだ。」

ヴィクトリア > 風紀がどー見ても万年人手不足なのはそーゆーせんせーがたの心配性も手伝ってるってのはあるんじゃないかなあ
おそらく制限するより、充実させんのは保健じゃないかってボクぁ思うよ?
人数比から言って学生に風紀させないとここ回んないんだし、しなくていい雑事にまで有能な連中回してんだからそりゃ被害も増えるでしょ
だから、ボクとしては反対はしないよ。
ただ判断するのは本人だからね。
覚悟も本人にとってもらうしか無いし、ついでに言うなら年上なんで責任能力の有無は気にして無いですいじょー。

あ、モンブランひとつー。コイツのおごりでー
【パンケーキの残りを食べつつ、どうも椿の言うとおりのことを実行するらしかった
つまり丸ごとならいいと聞いて、数を増やす作戦のようだ】

園刃 華霧 > 「あー、そりゃ良かっタ。一応、ちゃんと考えるのネ。ガチの狂戦士気質だったら、バーカーサーって呼んでやるトコだったヨ。」

意図的な誤字を口にする。割と真面目に気にはしているらしい。
だが。この剣士が、最近お騒がせの剣鬼のことを聞いたらどう反応するのか……面白そうな気はする……面白そ……あ、ダメ、まずい。言いたい。

「まー、アタシが言えるのは……アタシが取り締まるような対象にはならンで欲しいネってことかナ。お尋ね者にはそういう行くトコまで行っちまった剣鬼、なんてのもいるからネ。求めれども堕せず、とお願いしたいヨ。」

肩をすくめてみせる。

「んん? なぜって?日々の精進ってヤツさ。
 良い物食べれる時は、たくさん食べないと損だロ?」

へらへらと、巨大なパフェを消費していく。
悪食の女はこうして、食欲の悪魔としても知られていくわけである。

鬼道椿 > 「店員さん、今のは無しで」
「全く、油断も隙も無い。もう少し可愛げでもあれば考えてもやらんがな」
残りのモンブランを平らげてコーヒーを飲み一息つく

天然モノだな、などと思いながら笑みを浮かべるアスティアを見る
自分はどうだろうか、戦うのは楽しい。楽しいが根本的なところで違う気がする
一瞬黒い感情が胸の中を渦巻くがそれを抑え込む

「剣鬼・・・か、どう言った奴なんだ?」

有澤 零砂 > 「そうですか、なら…言っても聞きませんね。
まぁ、きちんと考えて、それでも選ぶというのなら僕の割り込めることはないです。」
ああ、生き方が違うのだな、と察する。
戦いがあくまで物事をうまく運ぶ手段である自分に対し、戦いそのものを求めている、たぶんそこが本本から違うのだろう、と。

「そもそも。」
真剣な表情で言う。
「僕の世界じゃ、生徒が危険に身をさらして戦ってるのがおかしい。
本来、危ないことがあれば身を張るべきは大人でしょう。
いくら人数が大いにしても、上がなんですよ。」
苦虫を噛み潰したような表情で言う、声には少しばかり怒りを乗せて。

「…今のはオフレコで頼みます、感情が出た、というやつです。」
しまった、といった表情で。先ほどの言葉を隠す。

アスティア > 「いや、流石に精進してもその量は無茶だと思うんだが。
 どうか。
 いや、妾も食べる方だけど、
 なんていうか平然と食べるのは無理だ。」

びしぃっと手で突っ込みのジェスチャーまでいれる。

「ま、きちんと覚悟も考えもするとも。
 妾は強者と戦うのは好きだが、
 節度は護っているつもりだ。多分。
 そして、妾は生徒ではあるが……
 大人でもある。」

丁度いいのではないかと笑い、さて、と真面目な顔になる。

「それにしても、剣鬼。か。
 ……剣鬼には二種類いるのを知っているか?」

園刃 華霧 > 「あ、センセー。それじゃ、アタシの知り合いがまだ飼い主探してるようだったラお願いしますヨ。アタシなんかに聞くくらいなんだかラ、結構マジな話だと思うんダ。まあセンセなら安心だろうシ。」

頼っても無駄、というのは自覚があるらしい。そりゃ仕方ない。適当な人種だし。いや、面白いことには乗るよ?

「うん、剣鬼。どんなヤツか……は、アスティア先生の講義を聞いてから説明するよ、椿チャン。じゃあ、よろしクー」

二種類、という話に興味をもったらしく。アスティアに水を向ける。

「あ、店員さん。今のキャンセルなしでー。追加ねー。
 ああ、あと。珈琲。カップとソーサーとスプーンもくれない?え?ダメ?食べるな?ア、ハイ。」

なんだか変な注文をしていた。

ヴィクトリア > ま、そんなとこだな。
生徒が身を晒してっつーけど、それ以外に方法持ってこない限りどーにもナンないし
そこでどーしてもなんか気になるんなら、実際になんかすべきじゃないかなーって思うよボクは
そんなもんじゃないかなぁ

【感傷が何も救ってくれないことはよく知ってる、痛いほどよくわかってる
傷っていうだけあって、自分でえぐったりしても痛いだけなのだ

そして新しく運ばれてきたモンブランをもぐもぐ】

アスティア > うん、と話を促されれば、そのまま静かな声で、

「剣鬼……
 人を斬り、
 剣の道を極める為に、
 鬼道に堕ちたもの。
 いわば求道者としての剣鬼
 これは私が戦いたい種類の剣鬼だ。
 そしてもう一つ。
 剣に魅入られて鬼に堕ちたもの、だ。
 剣には聖剣もあれば魔剣もある。
 魔剣の中にはまさに呪われたものもあるもので、
 いわば、人を斬りたくなるようなものさえな。
 これが、もう一つの剣鬼。
 前者であれば打破すればよい。
 後者であれば真の鬼は剣の方だ。」

まぁ、ただそれだけの事なのだが、と嘆息し、

「して、何か参考になったかな?華霧殿。」

有澤 零砂 > 「まぁ、そうですね。 確かに、僕なんかよりずっと大人でしょう。」
そういわれると追求はできない。
どうしようもないといった表情だ。

「ああ、連絡先を教えておきますよ。 その剣でも他の件でも何かあったら連絡ください。」
メモにメールアドレスをかいてわたしておく。

「わかってますよ、ソレくらい。 キット同じ事をかんがえて、どうしようもなかった教諭もいたってのもわかってます。
たぶん、深く突っ込むと、いけないことだというのもね。」
そういいながら、少し遠くを見て。
頭を冷やそうと、呼吸をゆっくり整える。

鬼道椿 > 「なんだか遠まわしにお誘いを受けた気分だよ」
「それにしても…魔剣か」
フムン…何やら居づらくなる説明だな…
こちらに来てケガレは何匹か払ったが人はまだだ、風紀委員に目をつけられることもないは思うが
「園刃殿の言う剣鬼はどちらだろうな?」

ヴィクトリア > あー。
たぶん、美味いケーキ作るなら食ったらヤバイ材料でもなんでも使うぜーってのが前者かな?
美味いケーキ作るためのすげー道具があって道具試したいがあまり誰も食わないケーキ作り続けるのが後者って感じ?

【剣鬼とケーキは似ている】