2015/07/05 のログ
雪城 氷架 > 「……うん、そうだな」
真剣な目を向けられて、さすがに食事の手を止める

「じ、実はだな…その……。
 えっと…好きなヤツが出来たんだよ……じ、自分でもヘンだと思うけどっ。
 前に芙蓉にそういうのわかんないって話したばっかりなのにな…」

とりあえずは名前を出さずに触りから、
が。さっきの赤くなったタイミングの話題的に、答えを言っているも同じである

ご案内:「カフェテラス「橘」」に鈴成静佳さんが現れました。
霜月 芙蓉 > 「ふぇ……あれ、もしかしてひょーかちゃん、その人って……?」

目を真ん丸に見開いてじっと見つめる。

話の流れ的に、多分、自分がとてもとてもよく知っている人物だ。

雪城 氷架 > 「……そ、そんで、実はもう告白もして……こ、恋人同士になった………零、と……」

かぁ、と赤くなって目を逸らす

しばらくして、それを誤魔化すように一気に食事を食べ始める
超絶的な照れ隠し

鈴成静佳 > ♪~~~
(鼻歌を歌いながら学生街を歩く静佳。橘の前を通りかかる)
(昼飯は自前で食べたのでここで食べる気はないが……)

……お、氷架ちゃんに芙蓉ちゃーん!

(ルームメイトの姿を窓際の席に見つけると、寄ってくる)
おっ、相変わらず氷架ちゃん食べてるッスねー! 外食でそんな食べてるのは珍しいけど……。

……おりょ、芙蓉ちゃん、何の話をしてるの……?(神妙な面持ちの氷架さんと、それを見つめる芙蓉さんを交互に見ながら)

霜月 芙蓉 > 「わ、わ……!」

ぽかん、としていた顔が、段々と笑顔に変わっていく。

「わー!おめでとう、ひょーかちゃん!お兄ちゃんもよかったー!」

大喜びだ。

「あ、ねーねー静佳ちゃん!ひょーかちゃんがね!」

そして、ばら撒こうとする妹である。

雪城 氷架 > 「うぇ、あ、う…あ、ありがと……」
こういう反応を予想していなかったわけではない
ただお兄ちゃん大好き芙蓉だけに不安もあった
なんだか、取り越し苦労だったことに肩をすかされる

「ん…?」

視線を感じて、静佳のほうへ

鈴成静佳 > おっ、氷架ちゃん、それ……。
(ようやく切り出したと見える氷架さんのその告白に、ニッ、と口の端を上げる、が……)
(それを聞いた芙蓉さんの歓喜とも取れる反応を聞くと、悪乗り心が働き)

……え、いやいま来たばっかりで聞き取れなかったんだけど、なになに? 氷架ちゃんがどうかしたの??
(まるで事情など知らぬかのように、芙蓉さんに食って掛かる)

霜月 芙蓉 > 「うんうん聞いて、実はひょーかちゃんと……って、言っても大丈夫だっけ?」

ギリギリで正気を取り戻した。氷架に一応の確認を取る。

……実際嬉しいのだ。兄を認めて、愛してくれる女性がいたことが。しかも、それが自分の信頼出来る友人であったことが。
目の前にいる女性になら、兄を任せられる。ならば、喜ばない理由がある筈がなかった。

雪城 氷架 > 「あ…うん、いやいいよ、自分で言う。…私、零と付き合うことになったよ」

ふっと、少し恥ずかしげな、やわらかな笑みを浮かべて二人にそう答える

………テーブルの横に重ねられた空のお皿が少し場違い

霜月 芙蓉 > 「ひょーかちゃん……」

感極まった眼でじっと友人を見つめてから、はっきりとその言葉を告げる。

「ありがと。お兄ちゃんを認めてくれて、お兄ちゃんを愛してくれて。
ありがとね」

その笑顔は、慈母の様に優しく、太陽の様に輝いていた。

鈴成静佳 > (直接氷架さんから聞いたわけではないが、例の夜の次の日に零さんに会って、告白の事実は聞いている)
(とはいえ、氷架さんの本人の口から改めてそれを聞くと、静佳の顔もほころび)
……フフッ、そっかー、付き合い始めたんだね。良かったね、氷架ちゃん!!
(ぽんぽんと氷架さんの肩を叩く)

芙蓉ちゃんも、お兄ちゃんにいい子が見つかって良かったッスね!! アタシもうれしい!!
(ぽんぽんと芙蓉さんの肩も叩く)

霜月 芙蓉 > 「うん、ひょーかちゃんなら私も安心だよ!」

……実際、兄に本当に「変な虫」が付いたら、穴だらけにしてやるつもりではいたのだ。そのため(?)の五行弓術である。

だからこそ……何の憂いもなく信頼出来る女性が兄の恋人であることが、喜ばしかった。

雪城 氷架 > 「う…うん……」
愛してくれて、とまで言われると顔が赤くなってしまう
「…芙蓉、兄貴のこと大好きだからさ、もしかしたら怒るかもって思ってたんだけど…安心したよ」

ふぅ、とない胸を撫で下ろす

安心して食事再開、このことは後で零にも電話で言っておこう

鈴成静佳 > そーだよねー、氷架ちゃんはいい女だもん! 可愛いし! 安心だね、芙蓉ちゃん!
(……もしうっかり零さんとアタシがくっついていたり、横取りしたらどうなるだろう。この妹は黙っては居ないのだろうな……)
(芙蓉さんのブラコンっぷりと今の嬉しそうな態度を合致させると、そのような結論に至り、思わず生唾を飲み込む。当然、そのような真似はしない)

そうそう、芙蓉ちゃんのお兄ちゃんへの想いがイマイチアタシにもよく分かんなくてねー、アタシからも芙蓉ちゃんに言うのはやめておいてたんだ。
……あ、今だからいうけど、迷ってる氷架ちゃんの背中を押したのはアタシだからね! フフン!(役得を得ようと、胸をどんと叩いて自己主張)

霜月 芙蓉 > 「いやー、変なのがお兄ちゃんにくっついてたら風穴コースだよ?」

物騒なことを平然と口にする。顔は笑顔のままだ。

「でも、ひょーかちゃんでしょ?だったら信頼できるもん。安心して、お兄ちゃんを任せれるかなって」

そして、慈母の笑み。笑顔だけでコロコロと変わっている。

「あ、静佳ちゃんの後押しもあったんだ、ありがと!」

満面の笑み。この結果がとてもうれしいようだ……と、思い出したように氷架に向き直る。

「あ、ここでお兄ちゃん情報ね。結構どころじゃなく食べるひょーかちゃん、それお兄ちゃんに言うと喜んでくれるよ?」

雪城 氷架 > 「その信頼を裏切らないようにしないとな」
苦笑する。もちろんそんなことは考えてもいないが

「静佳にも感謝してるよ、何か奢ろうか?」

新しく運ばれてきたお皿を指差して、色々あります

鈴成静佳 > 風穴……。
(心配が当たり、ゾクリと背筋が震える。これ以上穴は増やしたくない)
……アハハ、そうだねー。でも、氷架ちゃんも結構手がかかる子だから、芙蓉ちゃんのお兄ちゃんにもしっかりしてもらわないとね~。
(テーブルにところ狭しと並ぶ皿に目をやりながら)
フフッ、どういたしまして。アタシはルームメイトみんなの味方だからね。芙蓉ちゃんも迷ったらアタシに相談してね?

(氷架さんが大食らいであることはすでに零さんに伝えてあるが、ここでそれを言うのは野暮だろう。)
(氷架さんが自らそのことを零さんに伝え、理解してもらう、それがよい未来だ)

アハハー、アタシはもう氷架ちゃんの幸せそうな姿を見れただけでお腹いっぱいッスよー(お腹をぽんぽんと叩き)
気を使わなくていいからさー。あ、でもなんか食べていいならちょっとだけ貰うよ?(と言いつつ、フライドポテトを摘んでパクリ)

霜月 芙蓉 > 「裏切ったら風穴ね?」

ニッコリ。これぞシスタージョークである。

カツサンドをもさもさしながらニッコリ笑顔だ。

雪城 氷架 > 「(ホントにジョークだろうな…)」

思わずゴクリ。

「あぁ、零って料理が趣味なんだっけ…」

電話そんなような話を聞いた気もする

霜月 芙蓉 > 「そそ、お兄ちゃんって料理が趣味だから、たくさん作れる相手ってそれだけで嬉しいみたいなんだよねー」

実際、男の料理好きにありがちな事に、結構作りすぎて処理に困ることがあるらしい。
そのたびに、ちょくちょく呼び出されては食べていたりもする。

「そう言う意味でも、実はひょーかちゃんとお兄ちゃんって相性ピッタリだったり?」

にこにこと笑って。本当にぴったりの二人なのかもしれないと思いながら。

鈴成静佳 > へぇ、料理が趣味かぁー……それはぜひ会ってみたいッスね。も、もちろん料理について意見交換するためにね??
(ルームメイトとして、主に氷架さんのために手料理も作ったりしてる静佳であった。すこしはその肩の荷も降りるといいが)

たしかにねー、男の料理と氷架ちゃんは相性良さそう!
今度こそ太れるといいねー、氷架ちゃーん?(ニヤリと不敵な笑みを浮かべる)

雪城 氷架 > 「むむ…ということはお弁当とかも零に作ってもらったほうが…?
 いやでも昼食のお弁当くらいやっぱり彼女が作るべきでは……」

むむ、と悩む
悩みつつも食の手は進む

店員さんが疲れた顔をして最後の2皿を持ってきました

「ついて欲しい場所に肉がつけばソレでいい」
にんまり静佳にはそう答えを返して

鈴成静佳 > アハハ、どっちが作るべきかなんて、そんなの深く考えることはないッスよ。
作りたいほうが作ったほうがお互い美味しくて幸せだと思うッスよ?
それとも一緒に料理を作ってみたりしたら? フフッ……。
(人と一緒に料理をつくるのは楽しい。静佳も最近知ったことだ)

付いて欲しい場所だろうとそうでない場所だろうと、食わないことには付かないッスからねー。
零くんは氷架ちゃんのどこに肉がついて欲しいのかな? 相方の意見も聞いたほうがいいッスよ?

霜月 芙蓉 > 「ん、言えば普通にあってくれると思うよ?お兄ちゃん結構暇してることも多いし」

あ、でもひょーかちゃんとデートしたりするのかな?とにやにや。

「でも、お兄ちゃんってけっこー味に煩かったりするよ?」

事実である。結構味にうるさいタイプなのだ。と言うか、味にうるさすぎて趣味が料理になったタイプである。

雪城 氷架 > 「なるほど、それもいいな。静佳アタマいいじゃん」
ぽんと、手を打つ。
一緒にという手があったか。
「女子寮は男子禁制だけど男子寮の零の部屋なら遊びにもいけるもんな」
うんうん、と頷く

「あと、そんなコト聞けるわけないだろ…」
ドコに肉がついて欲しいとかそんな、言えるわけがない

味にうるさい、と聞けば
「え…そうなのか?いつも美味いって食べてくれるけど……」

鈴成静佳 > そう、男子寮は結構自由に入れるッスからね! アタシが実証済み!
(親指で自分自身を指差す。とはいえ静佳はロビーまでだが)
……でも、別に女子寮に招いてもいいんじゃなーい? なんてったって、芙蓉ちゃんの近親者だよ?
そうだよ、気にせずウチに呼んじゃいなよ。フフッ!
(無邪気な笑み)

……ほほう、もう手料理を食べさせたんスね!

霜月 芙蓉 > 「んー……ゴメン、それはちょっと保証できないかも」

ちょっと困ったような顔で。

「お兄ちゃんって、自分で作る分には妥協しないけど、他人が作ったのには基本文句言わないんだよね。
まあ、美味しいって言ってるんだから一定水準は越えてるんだろうけど……」

うーん、と考え込んでいる。ちなみに、満足いかない料理を食べた次の日辺り、大量に作る癖があったりする。

「あ、そういえばひょーかちゃんがお兄ちゃんにお弁当渡したの、何日?」

ちょっと確認してみる。

雪城 氷架 > 「あ、そうか、近親者なんだからちゃんと手続きすれば入れるよな。
 宿泊とかまでは無理でも」
そういう時は近親者が強みである

「今日もお昼は弁当作ってって一緒に食べたし…その前はいつだったかな…?
 試験初日くらい……かな?」
うーん?とアタマを撚る

霜月 芙蓉 > 「んーっと、試験初日と、今日ねー……」

パラパラと手帳を見る。それによると……

「あ、凄いひょーかちゃん。結構お料理得意派?」

当日と次の日、作りすぎていないのだ。つまり、一定水準は越えていたという事である。

鈴成静佳 > フフッ、ウチの部屋に遊びに来ればみんなで零くんと遊べるね! あ、もちろん2人にしてほしかったらちゃんと言ってね?
(気の早い話だ。とはいえ、零くんと料理の話をするにしても氷架さんと一緒のほうが都合はいい)

……ちょっと、なにそれ、氷架ちゃん料理上手かったの!?(手帳を覗き込みながら)
じゃあもうアタシ料理しなくていいじゃーん?(もともと自分で勝手にやってたことでもあるが)

雪城 氷架 > 「私そこそこ得意だぞ。
 一応家事全般はお母さんと括流から小さい時から仕込まれてる」

性格が男の子っぽいから、という理由でひたすらに見た目とスキルを磨かれているのである
性格だけは矯正できなかったみたいだけど。

「ていうか…なに、その手帳。何書いてあんの……?」
怪しげな視線


「というか、二人きりになりたかったら零の部屋のほうに行くし」
スラッと発言するあたり、まだそんなに深いことは考えていないようだ
「静佳の料理は料理で美味しいからいいんだよ。皆で順番に作ればいいんじゃないか?」

寮なのだし、家事はローテーションで良い

霜月 芙蓉 > 「え?これ単なる日程手帳だよ?」

ぴらっとへ行きそうに見せる。試験の予定やら何やらが書き込まれている。ついでに「お兄ちゃん料理過多」と書かれている日もいくつかある。

「あ、二人っきり?へー、どーなるのかなー?

にやにや。もしかしたらちょっと凄い事もするんだろうか、とちょっとワクワクしている。

鈴成静佳 > (得意だぞ、というセリフに一瞬意外そうに眉をひそめ、そして鼻息を鳴らし)
よーし、言ったわね。じゃあ今度から料理は氷架ちゃんも作ること。なんせ氷架ちゃんが一番の大食らいなんだから!
みんなで花嫁修業ッスよ! 芙蓉ちゃんも!(これまた気の早い話であるが、静佳は真顔だ)
(そして、言ったあとで思い出す。芙蓉さんの料理の腕は壊滅的だという、零さんの談。しかし、練習させる価値はあろう)

……そういえば、芙蓉ちゃんの方はどうなんスか?
氷架ちゃんみたいな話はまだない? あったり?(芙蓉さんのほうに向き直り、笑顔で覗きこむ)

霜月 芙蓉 > 「あ、うん……」

ちょっと俯いて、悲しげに笑う。

「気になる人は居るんだけど……病気でさ。あんまり長くないかも、なんだって……」

雪城 氷架 > 「いいよ、じゃあ当番表作りなおさないとな、帰ったら」
もぐもぐと結局すべてを完食してご満悦、3万円くらい使った気がする

「…え」
芙蓉の言葉に表情が固まる
そんなことになっていたなんて何も知らなかった
「…ごめんな、なんか、浮かれて……。
 でも、病気なんかほら、この島なら色んな異能を持った医者もいるし……?」

鈴成静佳 > へぇー、いるんスね! じゃあ芙蓉ちゃんも応援するね! アタシは恋する乙女の味方だから!(馴れ馴れしく肩を叩く)
でも病気なのはちょっと辛いね……。元気づけてあげなくちゃね。病は気から。アッツアツの恋をすればきっと病気なんてへっちゃらッスよ!
(励ます。静佳もこのことは本気で信じてるわけでもないが、腐っても仕方がない)

…………。
(机に置かれた伝票を見て青ざめる静佳)

霜月 芙蓉 > 「ん、ひょーかちゃんが気にする事じゃないよ。
私も、色々調べてるしさ。何とかしてみせるよ」

にこ、と笑って見せる。強気に、真っ直ぐ。そうやって進んできたのだから。

「…………ゑ」

だが、その笑顔は伝票を見て凍り付いた。

雪城 氷架 > 「友達のことだし、やっぱり気になるよ。
 うん…ちゃんと治るといいな…」

好きになった相手が好きになってくれて
二人共健康で五体満足、それは恵まれていることなのだ

「どうした?」

ひょい、と伝票を拾い上げて

霜月 芙蓉 > 「えっと……さんまんえん?」

ちょっと筆舌に尽くしがたい表情で固まっている。いっしょくでさんまんえん?

「あ、えっと……うん、ねえ静佳ちゃん。家計大丈夫?」

確認せずにはいられなかった。

鈴成静佳 > ……いやー、氷架ちゃん、金持ちッスねー。エロゲー買うお金もそんなにないって言ってた記憶があるんスけど。
(引きつった声を絞り出す。3万はさすがに1回の飲食費として度を超えている)
あ、でもこれからの氷架ちゃんはエロゲー買わなくてよくなるからその分浮くッスねー。アハハー!
(大声というわけでもないが、カフェテラスで出す話題でもない。とはいえ、それが必要なくなるならそれはそれでよいことなのだ)

雪城 氷架 > 「小遣いはそんなにないよ、でも食費とか生活費は別でお母さんがくれてるし」
財布を取り出す
どう見てもブランド物のお札入れ
中にはお金は一切入っていない、代わりにカードがズラリだ

「え、買うけど……」
趣味は趣味、それはそれである

霜月 芙蓉 > 「(ね、ねえ静佳ちゃん。流石にこれは、お母さんの方針を再確認した方がよくない?)」

こそこそと耳打ちする。いくら大食いとは言え、このカードずらりはどーなのか。

と言うか、もしかしてこれは兄のお財布も将来的にはクライシスなのではないか。ちょっとそこは気になるところである。

鈴成静佳 > 買うんかーい!!(ズビッ、と左手でツッコミ)
……ったく、この贅沢者のボンボンめ!! まぁ、でも食費だけは桁違いだからねー、仕方ないかぁ。
(そのカードの束を見て一瞬引きそうになるも、用途はしっかり管理されてるんだろうなーと思うとまぁそれほど驚くこともない)

(芙蓉さんに耳打ちされると)
……まぁ、食費に限られてるならそれでいいんじゃない? ゲームはお小遣いで買ってるっていうし(ひそひそ)
……でも、将来的には確かに、親離れもするよねー……どうするんだろ……(ひそひそ。結婚という言葉は一応使わないでおく)

雪城 氷架 > 「う、うるさいなぁ…趣味は趣味だ、ほっとけ」
店員さんに「これで」と言って一枚カードを渡す

「……何ひそひそ話してるんだ…?」
じとーっと二人を見る

霜月 芙蓉 > 「(もしかしたら、もしかしそうだよね……)」

ひそひそ。流石に霜月家もそこそこお金があるとはいえ、ガチで財布デストラクションをされてしまっても困る。

「え、えっとー……将来的に、食費どうするのかなー、とか……」

引き攣った笑い。いつもの明るい笑顔ではなく、完全に引き攣っている。

鈴成静佳 > そうそう、食費どうするのかな、って。

(言ってから気づくが、これ、答えの内容によっては芙蓉さんの奥の手が発動するのでは)
(自分で止められるとは思えないが、一応身構える)

雪城 氷架 > 「………将来って?」

首を傾げる

霜月 芙蓉 > 「いやー、ほら、こうさ、えっと……そのカード使えなくなったとき?」

曖昧にボカしつつ。取り敢えず、間違ってはいない。

鈴成静佳 > (芙蓉さんの問いに相槌を打ちつつも、互いの挙動に目を配る)

(氷架ちゃんの将来像が、自分の将来像とはちょっと食い違っていたようだ……そのことにはちょっと寂しくなったり、さらなる発展に期待できたり)

雪城 氷架 > 「んん…?使えなくはならないと思うけど……でもそうだなぁ、
 自分でお金稼ぐようになったらちょっと考えないとな」

うーん?と唇に指を当てて考えている

鈴成静佳 > (ふぅ、と詰まった息を吐きながら)
……いやー、考えるの範疇をちょっと超えてるような気もするッスよー?
そうとういい職について、目一杯稼がないと賄えないよ、これは。だから氷架ちゃん、ホント真面目に勉強しようね?
(何度目かもわからない釘を刺す)

霜月 芙蓉 > 「ちょっと多すぎる可能性、あるしね……」

曖昧な顔。こう、お金を稼ぐとなっても、一食三万円の世界はあまりにも辛い。

兄の零が退魔師として稼ぎまくっても、辛い可能性すらある世界だ。

雪城 氷架 > 「だ、大丈夫だよ…試験もいい感じにいってるし……」

とりあえず心配されていることはわかる

霜月 芙蓉 > 「まあ、うん……いざとなったら私も頑張るかなー……」

腕組みをして考えている。ここら辺、若干妄想たくましい芙蓉である。

「あ、でも。お兄ちゃんなら割と何とかしてくれるかも?」

あの兄の事である。安くて分量を用意できる料理とかも出来るかもしれない。

鈴成静佳 > テスト調子いいの? そうなの? ならいいけど……(半信半疑ではある)
カードは金銭感覚狂わせるッスからねー。できるだけ自炊にするようにしようね?
タイムセールで食材買い込めば、これの1/10くらいで収まるッスよ?
(苦笑を交えて諭す)

(……これは、氷架ちゃんの母にも一度話を聞かなきゃなぁ、と思う静佳であった)

雪城 氷架 > うむぅ、なんだかバツが悪い
店員さんからカードを返却してもらって、立ち上がる

「わ、私先帰ってるな、ごゆっくりっ」

たたた、と足早にお店を後にするのだった…

ご案内:「カフェテラス「橘」」から雪城 氷架さんが去りました。
霜月 芙蓉 > 「あっ……」

行っちゃった、と言いながら見送る。

「……ねえ、静佳ちゃん。私も収入、意識した方がいいかなあ」

割と真顔でそんな事を問い掛けた。

鈴成静佳 > あ、うん、じゃーねー!(走り去っていくルームメイトを見送りつつ)
……ふーむ、まだ理想の奥さんにはちょっと遠いかな……生活力とか家計管理とか……(と、芙蓉さんにも聞こえない程度につぶやく)

……ん、収入?(空いた席に座りながら)
そんなの、未成年のうちは神経質になるまで気にしなくていいッスよ! 氷架ちゃんのは度を超えてるから心配にはなっちゃうけどねー。(肘をついて汚れた皿を弄びながら)
ただ、そういったのを少しずつ気にする感覚は今から持っておくのは大事だね。うん。バイトもいいと思うッスよ?

霜月 芙蓉 > 「いやー、うーん……」

腕組みして考えつつ、少しはバイトしてみるかな、などと考えてみる。

「でも一応、実は私お給料もらってるんだよねー……」

そうなのだ。風紀委員には給料が発生するため、現状でもそれなりのたくわえがあったりする。

「お金、だそっか?」

家系的に必要なら多めに出すよ、とついでに提案してみる。

鈴成静佳 > んー? まぁ食費はあの大飯喰らいからしっかり貰ってるから、家計自体は大丈夫ッスよ? あの子の財布そのものは知らないけどねー。
(手をヒラヒラ)
どうせそれ以外の光熱費はほとんどタダだしねー。

というかね、アタシが言いたいのは収入よりもやりくりの方よ。(ぴっ、と指を立てる)
スーパーは少しでも安いところの安い時間を狙って買う。高くない食材で、美味しくて栄養のある料理を作る。
そういう努力が大事だと思うし、できればルームメイトのみんなにも学んでもらいたいって思うよ。
さすがに外食1回3万には呆れるしかないッスね~……。

霜月 芙蓉 > 「ああ、やりくりかあ……」

確かに、そこは自分もあまり意識していなかった。一応安いのは狙うけど、積極的には狙っていない。

軽々に外食もしてしまっているし、そういう意味では家計のやりくりと言う意識は全然ない方なのだろう。

「私もそこら辺はあんまり。流石にひょーかちゃんほどじゃないけど……」

アレは異常だ。本当にやりすぎの部類である。

鈴成静佳 > そう、あとは食材を買いすぎても、冷蔵庫の中で腐らせちゃ勿体無いしね。そういう管理能力って大事よ。
……ま、これもアタシのお母さんからの受け売りだけどね~。フフッ。

家のことはさ。アタシたちルームメイトなんだしさ、そこはみんなで分かり合って、助けあって行こう?
そうすれば自ずと身につくものッスよ?

……そう言えば、まだ朝夕におはようおやすみするくらいで、しっかり挨拶してなかったかな。
鈴成静佳。これからもルームメイトとして、よろしくね、芙蓉ちゃん?(改めて、という形で手を差し出す)

霜月 芙蓉 > 「あー、腐らせちゃうのはダメだね」

あはは、と笑う。そこは気を付けなくては。

「うん、一緒に色々助け合っていこ……っと、改めまして。
霜月芙蓉だよ、よろしくね!」

ニッコリと笑顔で手を握る。そういえば、本当にしっかりと自己紹介はしていなかった。

鈴成静佳 > 何か悩みとかがあったら遠慮なくアタシに言ってね?
アタシ、保健委員だからさ。ルームメイトに限らず、みんなの身体と心の悩みはほっとけない質なの。
(ニッコリと微笑んで、握手をかわす)

……さ、いつまでも席を取ってちゃマズイね。出ようか。
アタシは午後の講義もあるから学校行くね。芙蓉ちゃんは?

(と呼びかけつつ、店外へと歩いて行く)

霜月 芙蓉 > 「わかった、逆に風紀関係なら私の仕事。何かあったら遠慮せずに行ってね!」

ニコッと笑う。右腕には風紀の腕章だ。

「私は、午後ないから帰っちゃうね。ちょっとのんびりしてから用事済ませちゃう」

笑って、そのまま店を出る。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から鈴成静佳さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から霜月 芙蓉さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」にウィリーさんが現れました。
ウィリー > ちょうど賑わう時間を過ぎたのか、のんびりとした雰囲気のカフェテラス。
カフェテラスには食事をするために立ち寄るよりかは、穏やかにティータイムを楽しむ事のほうが多くなってきている。

「考えることが多すぎるってのも考え事か。無限ループじゃないか」
ジャスミンティーの温かさが身体をリラックスさせる。

「テストもまあひと通り終わった、夏に備えて色々やりたいこともあるが……」
彼女探しとか。

ウィリー > 冷静だとか、お固いとか、世間の評判ではどうにもそういう扱いを受けているらしい。
実際は普通とは言わないが、青少年であるというのに。
ため息を漏らし、おしぼりで手を拭く。

「顔が怖いのがアレか……それともお仕事の都合上か……?」

ご案内:「カフェテラス「橘」」に加賀背 雄さんが現れました。
ウィリー > まず、無愛想である。そして、同世代よりも達観したところがある。
何より自分だけで何もかもをやろうと努力したあまり、本当にとっつきにくい人間になっている。

そんなことには気づいていない。
気づいていないからこそのウィリー・トムスンなのだ。

「ああ……青春が終わる……」

加賀背 雄 > (男と女の境目ってなんなんだろう。 ビアトリクスからもらった絵を見ているうちにもやもやしてきて、
 気がついたら女装して散歩をしていた。 普段みたいな”ホシノカミ”ではなくて、黒髪のウィッグと、
 地味目な白いワンピース。 完全武装ならぬ完全女装を決めて、向かった先はカフェテラス。
 アイスティーを注文してから、席につき、物憂げな表情で頬杖。
 ぼんやりと考えごとをしているところに、ふと聞こえた声に顔を上げて、声の主を見た。
 もちろん知り合いとかそういうわけではなく、反射的な反応なのだけれど。) 

ウィリー > 目の端に人影が映る。なかなか珍しい。今日日黒髪に白いワンピースなんて、人形でも見たことがない組み合わせだ。

アンニュイな雰囲気を漂わせているその人は、こちらの声に反応したのだろう。
――目と目が合ってしまった。気まずさが冷や汗となって背中を流れた。

「ああ……ええと、聞かれてました? 今の俺の独り言」

加賀背 雄 > (伏せがちにしていた目線が、男の人とぴたりと合う。 
 はっと我に返ると、あいまいな笑みを浮かべて。)
あ、いえ…ええと……少しだけ聞こえちゃいました。
青春が終わってしまうとか、なんとかって…
なにかお困りなんですか? その…少しだけ気になってしまって。
(ひとりごとが他人に聞こえてしまうのは、とても気まずい。
 大丈夫だということをアピールするために、手を振って見せて。)

ウィリー > 面目ないと苦笑する。どうにも、しょうもないことを口に出してしまう癖が抜けない。

「……初対面でこういうことを言っていいのか……まあ、いいか。
 俺は学生で、テスト期間も終わりに近づいて夏も目の前。」
ジャスミンティーで口を湿して、
「ここ最近まで色々あって、まあ青春らしいこと全然できてないというか……友情はまだしも恋愛とか」

「まあ、そんなところですかね」

加賀背 雄 > (アイスティを持って立ち上がって、相手の対面へ。
 話に相槌を打ちながら、聞き終えてからゆっくりと口を開く。)

あ、そういえばテストの時期ですもんね。 なるほどなるほど…
友情とか、恋愛とか、ですか。 なるほど…
(顎に手を当てて、少しだけ考える仕草。)
友情と恋愛って、どう違うんでしょうね。ボクはよくわかってないんですけど…
テスト中でもこうしてお話できる時間はあったりするわけじゃないですか。
あとはその…踏み出すことが大事なんじゃないかなって、思うんですけど。
あ、すみません、偉そうなこといっちゃって…
(なんとなく悩んでいる男の人が気がかりで、つい熱心に答える。
 しゃべりすぎた事に気づいて、口を抑えて頬を赤らめた。)

ウィリー > 「ふむ」
なにかこう、とても聞き上手のタイプなのだろう。動きや相槌にもそつがない。
この都市においては珍しい種類の、理知的な人間に見えた。

「踏み出すこと……ふむ、アタックを掛けてみろと。友情を超えるための一手というわけかあ」頷く。桜井の背を押しておいて自分がこの体たらくでは、あまり体裁がよろしくない。

「……しかしここで一つ問題がある。そういう相手、あんまり思いつかないんだよね俺」
加賀背が優しく相談に乗った相手は、大きな難関を目の前にしていたのだった。

加賀背 雄 > アタックをかけなくてもいいんです。まずは挨拶というか、少しづつ進めていくのがいいのかなって。
ほら、お化粧とか勉強と同じです。 ちょっとづつ覚えていって、上達するのと同じですから。
(ね、って相手に笑いかける。 自分を指さして、お化粧とかの例を示した。)
そういう相手が思いつかない、ですか。 …恋愛対象なら、なんていうか…
その、あの…ボクも明るいわけじゃないですけど、一目惚れしてしまったとか、
一緒にいて好意が芽生えたとか、そういうのがあるとは思いますけど…
(かっと頬が赤くなる。なんだかんだいっても、自分に経験がないからアドバイスだってしづらい。)

じゃあ、まずはボクと友達になるというのはどうでしょうか。 袖すり合うのもなんとやらです。
その、お嫌でなければですけれど…ね?
(胸の前でぽんと手を合わせて、相手に問いかける。
 別に他意はなくて、友情が欲しいという相手に協力したい一心だけだ。)

ウィリー > 「そのくらいなら割とやってる気もする……やっぱりその辺りは、踏み出すっていうのが重要なのかもしれない」
一生懸命に説明してくれる加賀背の熱意に、うむと頷く。
「ただ、さほど深い付き合いもない以上、どのくらい踏み込めばいいかはイマイチわからないさ。相手も同じだろう」肩をすくめて。

「おお、そりゃもちろんさ。独り言から相談に乗ってくれるお人好しなんてそうはいない
 良かったらよろしく頼む。俺はウィリー、ウィリー・トムスンだ」
微笑んで手を差し出す。握手を求めて。

加賀背 雄 > それなら…きっと、そういうのが青春ってことなんじゃないでしょうか。
私も青春のなんたるか!とかを語れる年齢でも身分でもないですけど…
相手の付き合いを考えてちゃ踏み込めないですよ、自分からやらないと!
趣味も友情も全部そうだと思います。 ね?
(がんばれ!って拳を握って青年を応援する。なんだか弱気で、
 声をかけてあげたくなるのだ。)

是非よろしくおねがいします。ボクは……あー、ええと…
ユウと呼んでください。
(相手が差し出した手を取って握手。 にっこりと笑顔を向けて。)

ウィリー > 「ハハハ、何だか初対面で励まされてそれでいて嬉しいってのも妙な感じだ」目を細めて笑った。
「積み重ねて積み重ねて、やっぱりそこから始めないとな。
 俺の青春――というか俺の人生なんだからそうあるべきだ」

固い握手を交わして、生まれた奇妙な友情。
「ユウ。また相談に乗ってくれるか?」
力ではなく、心の面で頼りになりそうな一人との出会いだった。

加賀背 雄 > そうそう、人生ですよ。 えへへ…ボクが言える感じじゃないですけどね。
それくらいの気持ちでいたほうが、きっと楽しいじゃないですか。
(自分のすべき事をすべき、そうあるべきなのだ。 そう信じていたからこそ、
 自分は本土でちょっと”やらかして”この島のお世話になっているわけだが、
 それは別の話。 元気になってくれた様子の彼を見て、胸を撫で下ろす。)

はい、もちろん。 お困りの時はいつでも連絡してください。
連絡先はこれです。
(しっかりと握手を交わした後に、端末を取り出してアドレスを示す。
 頼りにしてもらえるのはとても嬉しくて、思わず表情がほころんだ。)

加賀背 雄 > では、またいずれ……
(女装さえしていなければ、普通に会話も出来たのだけれど。
 素性を明かす事もできたはずなのだけれど、さすがに言えなかった。
 たぶん彼の頭の中では「なんか相談に乗ってくれる女の子」として
 覚えられてしまったのだろう。 これでいいのだろうか。
 そんな煩悶は心のなかに隠しながら、カフェテラスを後にした。)

ご案内:「カフェテラス「橘」」から加賀背 雄さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」からウィリーさんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に綾瀬音音さんが現れました。
綾瀬音音 > (テスト期間の日曜日。
テスト期間も残り少なくなってきた。
自身は大体の科目のテストが終了し、残っている教科もそこまで難しいものではないので、呑気にお茶などしているのである。
ペラペラと適当に買った雑誌を眺めながら、シフォンケーキと紅茶のセットを待っていた)

んー……やっぱり一枚くらい買おっかなぁ……
(熱心に眺めているのは水着のページである。
ないすばでぃの年頃の女の子が水着を着て笑っているページ。
ううん、と小さく唸って)

綾瀬音音 > (浴衣は新調したし、ここ最近生活環境を整えるべく家電を何個か買ったりしたので出費が嵩んでいるのは事実だが、水着の一枚くらいは買う余裕はある。
ペラリとページを捲る。
体型別のおすすめ水着とか、そんなページだ)

…………。
(自分の身体を見下ろして腹部に触れる。
もうちょっと細ければなぁ、といつも思うが、ケーキが運ばれてくれば思いながらもモグモグと食べる。
実際の所、あまり体重は増えない方だ。
むしろ異能を使いすぎると減るタイプである)

ご案内:「カフェテラス「橘」」に『室長補佐代理』さんが現れました。
『室長補佐代理』 > 昼時。込み合ってきた時間。
突如としてその影は、少女の目前に現れた。
柱を思わせる長身。
焔のように揺れる黒のザンバラ髪。
昼時にも関わらず、翳りのある相貌。
鈍く輝く銀の指輪。
そして……じわりと、滲むような笑み。
 
「久しぶりだな」
 
男は相席の許諾も得ずにどかっと対面に腰掛け、トレーをテーブルに置く。
乗っているのはコーヒーとクレソンサンドだけ。
一番安い日替わりセットである。
まぁ確かに込み合っている時間であるし、遅かれ早かれ店員に相席を頼まれるのは確実ではあるのだが、それにしてもとはいえる。
 
「元気だとは人伝に聞いていたが、話に聞いている以上のようだな」
 
運ばれてくるケーキを見ながら、そう笑う。

綾瀬音音 > うーん……
(明るいビタミンカラーのビキニを眺めつつ、唸る。
もうちょっと可愛いのが好みだけどなぁ、と漏らしつつ、ふと感じた人の気配に顔を上げた。

――昼間なのに、闇が滲むような不吉な印象。
あ、と口が開いたまま彼が自分の前に座るのをぽかんと眺めた。
とは言え混んでいる状況であるのだし、そうでなくても相席を断るような性格でもなかったので、異議を唱えるようなこともなく)

ええと――その、お久しぶり、です。
(あの寮へと送ってもらった後、最終的には「多分あの公安の人に他意はない」と言う結論に落ち着いたものの、苦手だと言う印象は抜けなていないため、少々言葉を詰まらせながら。
しっとりしていたシフォンケーキが少しパサパサした気がするのは、気のせいか)

――やー、誰から聞いているのかはさっぱりですけれど、まあ、元気ですよ。
ええと、そちらは相変わらず、みたいですけど……
(話題に上がったことはないため、この男との間に共通の知り合いはいない、と言う認識である。
当然彼に何があったか等全く知らない身であるので、少なくともその笑みと雰囲気はそのままのように思えたから、相変わらず、と何とか笑って告げた。
雑誌を閉じてしまうと彼が使うためのスペースも広げよう)

『室長補佐代理』 > 「まぁ、色々な連中からな。仕事柄、そういう情報は何かと小耳に挟むんでね。
白崎が悪目立ちする輩である以上、耳に入ってくる君の話も自然に増えるということだ」
 
くつくつと笑いながらサンドイッチを噛みちぎるように食べる。
野菜しか挟まれていないはずのサンドイッチが、まるで獲物の肉片のように見えるのはその食べ方のせいだろうか。
大き目のはずのクレソンサンドをほんの数口で一つ平らげ、コーヒーを飲んでからじわりと黒瞳を細める。
相変わらず、伽藍洞を思わせる光を返さない瞳だった。
 
「それはそうと、丁度良かった。今、時間はあるか。少しばかり、今の案件に御協力願いたいんだがね」
 

綾瀬音音 > ああ、玲刃君は色々してるみたいですからね。
いやまあ、うん、そりゃあそうでしょうけどー
(白崎とセットで言われてる、と言われたようでちょっとだけ照れた。
然しながらどこまで知られているのだろう、と思えば首も傾ながら、
誤魔化すように紅茶を一口飲んで、見えたのは肉食獣のようにクレソンサンドを食べる姿。
肉食系なのか草食系なのか一瞬悩んだのは多分現実逃避の一種である)

……まあ、それなりには。
ええと、公安の人の案件って言うと何か怖いんですが……。
善良な学生の範囲で協力はしますよ、勿論。
まあ、彼氏が彼氏なので、そこら辺はちょっと考えないとですけど
(正直、公安委員に対して好印象がないのは事実だが、別に目の前の彼には何かされた訳でもない。
一般学生の範囲――尚且つ白崎に迷惑がかからない範囲でなら協力する、と頷いた。
照明が仕事しているのか不安になる様な瞳を見つめて)

『室長補佐代理』 > 「安心してくれ、今回の案件は仕事とは関係がない。極プライベートな事だ。
しかし、早急に情報を集めなければならない案件でね」
 
じわりとまた微笑む。
好感よりも先にやはり嫌悪が先にくる、汚濁を思わせるような笑み。
沼を思わせる滲むような笑みを浮かべながら、これまたコールタールのようなブラックコーヒーを啜る。
そして、コーヒーを置いてから、男は切りだした。
 
「夏に女が欲しがるあれこれやら、夏だからこそ行きたがるカフェやら店やらってのはどういう場所なんだ」
 
少女の手元にある雑誌をみながら、そう泰然と。

綾瀬音音 > ――ああ、それなら安心ですね。
案件というから身構えたじゃないですか……。
ヘタしたら玲刃君何かやらかしたとか―――
(プライベートと聞いて安心はした。
然しながら、その割にはやはり、出来ることならあまり関わりたくないような笑みが見えてしまい、気づかぬままに椅子を数センチ後ろへとズラしていた、が)

――――――――――!!!!!!
(その、雰囲気と何も関係ない台詞にに思わずテーブルに突っ伏した。その拍子にテーブルの上の紅茶やコーヒーがこぼれたかもしれないが、気づくことはない。

いや、多分彼にとっては深刻な問題なのかもしれないが、インパクトが大きすぎる)

……失礼しました。
ええと、そうですね…………夏だから、かぁ。
(ファーストショックから立ち直るを顔を上げて姿勢を正す。
暫し考えつつ)
んー、お店なら期間限定系が充実している所かなぁ。夏限定の食べ物とかは結構嬉しいかも。
後お店じゃないけど、お祭りとか海とかも楽しいですよね。
欲しいものは、本当に千差万別だと思いますよ?
夏だから特別欲しいもの、って言うのは思いつかないなぁ……。
後、サプライズする気なら別ですけど、本人に聞くのが一番いいと思いますし。一緒にデートプラン考えるのもありかなって。
(ウンウン唸ってから捻り出した答えは面白みに欠けたものである。
この少女は割りと一緒にいられれば満足するタイプであるので、あまりそこまでどうしたいとか考えたことがなかったのである。

それから、当然というべきだろう、こう言う質問を口にするのは)
あの……彼女居るんですか?
(もしかして、と言う言葉は飲み込んだ)

『室長補佐代理』 > 「ああ。居る。死ぬほど世話になっているし、愛してる。
だからこそアレコレしてやりたいんだが……俺はこの手の分野は専門外でね。
毎度毎度、先手を打たれてばかりで貸しが出来っ放しだ。
だからこそ、次こそはと思って情報を収集しているのだが……それより、さっき突然テーブルに突っ伏したが平気か?
体調が悪いなら無理に俺に付き合わなくてもいいんだぞ」
 
などといいながらも、少女のアドバイスには何度も首肯しながらメモをとっている。
堅苦しい角ばった字で「サプライズ可否」だの「期間限定スイーツ」だの「祭り、海」だのといった単語がメモ帳に踊る。
 
「しかし、一緒に考えるか……まぁ確かに奇襲だけではなく、会合の上での同意も戦略として有用とはいえるか……歴史を踏襲しているな」
 
などと、若干見当違いな理解を深めている。

綾瀬音音 > ………わ、結構お熱いんですねー。
一番大事なのはその気持じゃないかなーって思いますよ。
彼女さんも別に貸し借りとかあんまり気にしてないんじゃないかなぁ、それこそ、愛しているなら。

……や、大丈夫です。
ちょっと吃驚しただけなので。
大体落ち着きました。
(その彼女が自分の親友とかは微塵も気づいてはいない。
然しながらそこまでまっすぐ愛していると言える人が居るのは、やっぱり幸せなことだなぁ、と思う。
彼にとって、きっと彼女さんにとっても――。
と勝手に1人で頷くのである。
自分だって愛してる人がいるからだ。
無意識に指輪を撫でた)

や、奇襲とか会合とか難しい話じゃなくてですね。
もっとこう、気楽な感じでいいんじゃないですかね。
明日ご飯どこ行きたいー? 位のノリで。
サプライズしたいなら、ちょっと考えたり事前調査が必要ですけど。
(なんだかあの不吉で不気味な感じの男が色恋で悩んでるとおもうと、不思議に親しみが湧いてくる。
なので、少しばかり声のトーンが明るい)

『室長補佐代理』 > 驚いたというところに少し眉を顰めて首を傾げたが、まぁ無理に聞くことでもないだろうと男は判断し、メモに視線を戻す。
「気楽」とか「飯の相談」といった単語が再び追記されていく。
 
「確かに、アイツは貸しだの借りだの気にしてないとは思うが……まぁ、これは俺の性分だ。
甘えっぱなしってのはカッコがつかねぇ。
一緒にいる時間はそこそこあると思うだけに、そういうところが歯痒くてな。
まぁ、確かに君がいうように当人に聞けば一番なんだろうが……それは流石にあれもこれも聞くのは甘えてるんじゃないかと思っちまうんだが……」
 
若干、自信なさげに男は答える。
この手の問答で『正解』を出せたことは殆どないからである。
『彼女』にどうにかはっきり『答え』をいえたのだって、散々遠回りした末だ。
 

綾瀬音音 > (なんだかそこまで真剣にメモを取られると、なんかこっちが照れる。
然しながらそれなら出来るだけ力になりたい、と思うのも事実である。
ので、ない知恵を絞りながら)

甘えたっていいんじゃないですか?
彼女さんが格好いいから好きになったーって訳じゃないなら、それこそ、甘えてしまっていいと思いますよ。
それに彼女さんだって、貴方が気づかない内に甘えてたりするんじゃないかな、って。
そんなものだと思うんですよね、結局恋愛っていうか、そういうのって。
1人でしてるわけじゃないんでしょう? 恋愛。
(自信の無さそうな男に、ああ、この人って案外不器用なのだと、ふと思う。
きっと仕事は出来るのだろうけれど、こう言う話はあまりしたことがないのだろう。
二人でしている恋愛なら、きっとお互い知らない所で助けあってると思う。
ちょっと大変なときに顔を思い出すとか。
一緒にいてくれるって、それそのものがとか)

……まあ、でも普段のお礼にびっくりさせて喜ばせてあげたいって言うのは、全然ありありですよね-!
(とは言え彼女さんの好みが見えてこないので、取り敢えず鞄をゴソゴソと漁りだす。
女子女性向けのタウン雑誌(無料配布)を引っ張りだして、差し出した。夏に恋人と行きたいお店ベスト10とか丁度特集組んでたりしている)

まあ、参考になるかは解らないですけど、女の子の好きそうなお店、結構乗ってますよ?
期間限定の情報とかは豊富ですし
(と、にっこりと笑って)

……所で、私の名前ソッチは知ってると思うんですけど、こっちは知らないんですけど、聞いてもいいですか?
(首を傾げつつ、名前を聞いた)

『室長補佐代理』 > 「お、参考資料までくれるのか……ありがたい。それじゃあ、それは奢ってやろう」
 
そういって、情報誌を受け取る。
そんなものが無料配布されているということすら、男は知らない。

「確かに恋愛は一人でするものではないなぁ……一緒に恋をしてみようという話なわけだし。
それなら、君が言うように、甘えあう……いや、支え合う事が……ああ、そうか、二人で組むならそれは確かに大事だな。
互いを知ることが第一歩である以上、情報は互いに交換し合うことが肝要というわけか。
わかりやすいな、君の話は」

そういって、男はうん、うん、と首肯を繰り返す。
少女の察しの通り、基本が仕事漬けだったこの男はそういう理解に頭がいってしまう。
そのこと自体が滑稽といえば滑稽なのかもしれないが、当然そんなこと男は知らないしわからない。
もしかしたら、男の『彼女』もそういうところを「面白い」と感じているのかもしれないが。
 
「名前……名前か……」
 
少女の前では、はじめてかもしれない。
男は露骨に困惑したような、若干渋い顔をしながら、聞き返す。
 
「えーと……まぁ、確かにプライベートなんだし聞かれれば名乗るのが筋だとは思うが……どうしても言わないとダメか?」
 
困ったような顔で、そう確認した。

綾瀬音音 > や、これ女の子向けの雑貨屋さんとか行ったら貰えるやつなんで……
無料配布で奢っていただくのは申し訳無さすぎるので辞退しながら。
序に貰える場所も教えつつ)

あれ、もしかしてそれが告白の言葉ですか?
本当に居るだけで幸せで、落ち着いて、十分ってことも結構ありますよ。
それだって、支えあってる、ことじゃないかなぁ、って思うんだ。
お互いそうならそれが一番幸せなことだしね。
色々おしゃべりすればいいんですよ、好きなコトとか、嫌いなこととか、苦手なこととか、色々。
私だって手探りですもん。
(肯定されたのと、自分で言っている言葉に照れて少し赤くありながら。

難しい言葉になってしまっているのだが――何となく思ったのは、この男は、自分の彼氏とタイプは違えど朴念仁系なのでは、と言う実に失礼な思考だった。
こうやって考えている姿を見れば、悪い人でも怖い人で何でもない、極々普通の、恋に不慣れな学生に見えるのだ)

……や、別に無理に聞きたいワケじゃないですからあれですけど。
名前が嫌とか事情があるのなら、渾名とかでも全然良いんですけど
(貴方とか呼ぶのがあんまり好きじゃないだけなので、と付け足しつつ。
困った様子を見ればそう言う。
少女は別に役職名でも本名でも渾名でも気にするような雰囲気ではない)

『室長補佐代理』 > 告白の言葉について指摘されると、男は目を丸くして、感嘆の吐息を漏らしてから、感心したように頷いた。
以前に似たような指摘を別の女性にされたこともあるので、すわ「諜報部か?」などとわけのわからない勘繰りはしなかったが、それでも傍目からみれば大袈裟に首肯している。

「あの会話だけで、そこまでわかるのか。流石は女だな。
さっきからアドバイスも言われてみれば頷ける部分が多い。
君に聞いたことは正解だったようだな。
情報誌が無料であることはわかったが、それを含めても有益な情報ばかりだ。
ここは取材費用として持たせてもらおう。これも俺の義理だ」
 
そういって、残りのクレソンサンドを食べ切り、コーヒーで流し込む。
それも少女や、もしかしたら他の人から見ても「見当違いな気遣い」なのかもしれないが、男はやはりそれに気づかない。
そういう意味でいえば、『不器用』と表現することは恐らく適当なのだろう。

しかし、引き続き名前の話題に移ると、渋面を作って唸る。
 
「……いや、プライベートといっているのだから名乗るのが筋だと思うし、隠しているわけでもないんだが……まぁ、あまり得意な名前ではないな」
 
自分の名前にコンプレックスがあるといえばある男としては、そこは少し困るところだった。
しかし、『彼女』こと麻美子と知り合いであるこの少女が自分の名前を知るのは時間の問題でもあろうと思い直し、観念して名乗ることにする。
 
「まぁ、情報提供者にこれ以上渋るのも失礼か……わかった、名乗る」
 
別にそんな大事でもないと思うのだが、それでも、男はごほんと咳払いし、面接官に名乗るかのように背筋を伸ばして……若干、目を逸らして、困ったように名乗った。 
 
「『朱堂 緑』だ。見ての通り、公安委員をやっている……仕事中のときは『室長補佐代理』とでもよんでくれ」
 

綾瀬音音 > まあ、雰囲気的に何となくですけど。
……まあ、大したことは言ってないんですよ、本当に。
偉そうに言った割にはちゃんと出来てるか、って言われたらちょっと困りますしね。
理想論と個人的な事実を混ぜたものだというのは覚えておいて欲しいです。
あ、ええと――そう言うことならお言葉に甘えます。
ごちそうさまでした

(と、言いつつ自分も思い出したように残りのシフォンケーキと紅茶を片付けながら。
最初にあった時のような不吉さや不気味さはもう無い。
なんてこと無い、自分と同じような学生だと理解したからである)

…………?
まあ、でも親が考えて付けてくれた名前ですし、よっぽどの名前じゃなかったら気にすることも無いんじゃ……
(キラキラネームとかなのかと思って首を傾げつつ。
然しながら、何か気まずいことを話すような素振りで名前を告げようとする男に神妙に頷いてから)

……はい、よろしくお願いします。朱堂さんですね。ええと……ああ、そっちが役職名なんですね。
知ってると思いますが、綾瀬音音です。
(別に気にするような名前じゃないのになぁ、と思いつつ苗字で呼ぶ。気遣ってと言うよりは男子は言われなければ苗字で呼ぶ癖が付いている。
改めて自分も名乗りつつ、軽く頭を下げて)
じゃあ、ご馳走になった所で行きます。
今度彼女さんのこと、教えて下さいね?
(と言いつつ荷物を持って立ち上がろう。
ごちそうさまでした、ともう一度告げて伝票はありがたくそのままでその場を後にした)

ご案内:「カフェテラス「橘」」から綾瀬音音さんが去りました。
『室長補佐代理』 > 「ああ、機会があれば……また頼むよ。この手の事は本当に疎いんでね」
 
そういって、見送る。
そして、完全に少女の姿がみえなくなってから、一人ごちる。
 
「……案外、笑われないもんだな。そういえば、麻美子もいったときに笑わなかったな」
 
緑なんて、男性の名前にしては妙だと常々この男は自認しているのだが、それでも皆それほど笑うわけでもない。
確実に笑うであろうとおもった麻美子ですら、念押ししたからかもしれないが、笑わなかった。
 
もしかして、そういうところからして、自分の感性は女性のそれとは大幅にズレているのではないだろうか?
 
そんな結論にたどり着きそうになったところで、また首を振る。
安易な答えに飛びつくのは危険である。
それは仕事でも、交友でも恐らく同じことだろう。
 
「努々気を付けないとな」

自戒を口に出してから、伝票をひっつかみ、そのまま席を立つ。
いずれにせよ、経験も知識も不足している分野だ。
今後それこそ……『二人掛かり』で、取り組む必要があるのだろう。
なんとなしに、麻美子のいつも通りの笑顔を脳裏に思い浮かべながら、店を出て行った。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から『室長補佐代理』さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に枢木 柩さんが現れました。
枢木 柩 > 屋外のテラスの一席に腰掛け、コーヒーを飲む姿。

傍らにはからになったパスタの皿、どうやら夕食をここで済ませ、食後の一服といったところらしい。

「星は綺麗だな…」

一昨夜の天体観測でみた天の川を思い出しつつ無糖のコーヒーを飲む。

枢木 柩 > 「このコーヒーとかいうの、苦いといえば苦いけどうまいな…。」

気に入ったらしい。

枢木 柩 > 「そういやもうすぐ七夕か…」

天の川を見上げる

枢木 柩 > 「その後は夏休み…海、行ったこと無いな…」

ストローでグラスをかき混ぜる。

「もっと友人を増やして、皆でいきたいものだ…。」

そうだ、それを七夕に願えばいいではないか。我ながら名案である。

「てことは、笹を買うのか…?学校側が準備してくれたりしないかな?」

枢木 柩 > 「なんで笹なんだ…そもそも…このご時世、物干し竿とかでもいいんじゃないか…?ああでも、笹を識別する何かがあるのかもしれんな…字は…草書がいいのかもしれない…?書けるからいいけど、今の時分、だいぶお願いが通る奴は限られてそうだな…。」
枢木 柩 > まあいいか、と思考を止める。

「皆で泳ぎに行ければそれでいい、水着は…学校指定でいい気がする、うん。泳げりゃ一緒だろう。」

スク水である。

「海の下見にも行きたいところだな…うーん、ちと遠いか‥…?」

今から行こうか考えて見る。全力で走ればいけなくもないが。

枢木 柩 > 「んー…コインを投げて決めよう、表(<3)なら見に行ってみる、裏(≧3)なら行かない。」
枢木 柩 > [1d6→5=5]
枢木 柩 > 「…表か…。」

うーむ、とうなる。

「いやでも、夜か…海水浴場に夜…ううううん」

今更悩む。どうやら想定外だったようで。

「み。南。ただで帰るのもなんだし泳いでいこうかな…。」

どうせだし。と続けて、一応の食糧としてサンドイッチを購入し、一旦寮にもどる。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から枢木 柩さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に枢木 柩さんが現れました。