2015/06/07 のログ
ご案内:「ロビー」にスクィク・ルゥさんが現れました。
スクィク・ルゥ > はひ、疲れたデス…(ふらふらした足取りでロビーのソファに身を沈める
スクィク・ルゥ > …ね、む…
スクィク・ルゥ > Zzz
スクィク・ルゥ > はっ、いけない…(がばっと飛び起き、頭を振る)…とりあえず部屋に戻ってシャワーを浴びるデス…そして寝る…(ふらりふらりと自室へ)
ご案内:「ロビー」からスクィク・ルゥさんが去りました。
ご案内:「大浴場」に鈴成静佳さんが現れました。
鈴成静佳 > ふぃ~~……くつろぐわぁ……
(身体を洗い終え、湯船にプカーと貧相な裸体を浮かべる静佳。換気用の窓は壊れており、本来設計された角度を越えて開いてしまっている。隣の建物の窓も見えるが、気にしない)
んー、月がキレイだわぁ。故郷に比べたら星は少ないけど……。

鈴成静佳 > (手入れはされているものの、長年使われてきたことによる水カビ臭さや薄暗さ、経年劣化の視覚的印象などから、大浴場は寮の人間には人気がないように思える。各部屋に小奇麗で明るいユニットバスがあるのだから当然か)
(しかし、ユニットバスにウォシュレットが設置されていることが気に食わなかった。水回りにコンセントがあるなど狂気の沙汰、自分を感電させるための罠にしか思えない。ルームシェアなのでウォシュレットを外すわけには行かないが、たとえそれを外してコンセントにカバーを付けたとしても静佳には心理的に耐えられない)
(なので、静佳は毎晩大浴場を使っている)
……ああ、いい気持ち。お風呂は少しくらい古臭い作りのほうが落ち着くわぁ……

ご案内:「大浴場」にキサラギL/Rさんが現れました。
キサラギL/R > (カツン、とん、カツン、とん、カツン、とん…)
(不揃いな足音が近付く)
(ガラリ)
L/R「おおっと失礼、使用中でございましたか。どうぞそのまま、お気になさらず、ごゆっくり入浴を続けてください」
(モップを手にして入ってきた半人半機の少女は、軽く会釈すると床の掃除を始めた)

鈴成静佳 > ふぇ……?(湯の心地にうつらうつらとしかけていたところに、突然の侵入者)
あ、はい、風呂使ってます……こんな夜に掃除? まぁいいけど……んんんん??
(半分機械、半分肉体のその異様な姿に目を丸くする)……あ、アナタは??

キサラギL/R > (ゴシゴシと念入りに床を磨く手を止め、浴槽内の静佳へ向き直ると、機械の少女はぺこりと頭を下げた)
L/R「機械仕掛けは珍しいですか?…まあ、こんな真っ二つは珍しいかもしれませんね。
我々はキサラギ。キサラギL/Rでございます」
(と、その落ち着いた表情が、どちらかといえば冷ややかなものに変わって)
R「我々はやめなさい、あちらの方も訳がわからなくて困ってるでしょう?
『私』でいいのよ」
(そう言って、もう一度、今度は深々とお辞儀をした。静佳の様子をうかがうように、ためらいがちにそっと頭を上げて)
「すみません、私はキサラギです。先ほどの言葉はお忘れください。ここには私一人しかおりませんわ」
(そんな言葉に反するようにイタズラっぽい表情に変わると、彼女は聞こえるか聞こえないか微妙な小声で呟いた)
L「ま、あたしもいるでありますけどなー」

鈴成静佳 > 機械仕掛け……ロボ? ロボなんです?? ウチ田舎出身なんで初めて見るッスよ! アタシはこの寮に住んでる鈴成静佳、よろしく!(湯船に肩まで浸かったまま挨拶)
……ん、なんで一人で喋ってるんです? 他に誰かいるんです?(きょろきょろ) いないッスよね……

キサラギL/R > 「鈴成さま、でございますね。こちらこそよろしくお願いいたします」
(床掃除に戻りつつ、会話には付き合う態度を見せる。…造り物とはいえ、ヒトである以上は他者との繋がりを必要とするのは当然のこと。特に、交友関係が広いとは言えない生まれたての機械には)
L/R「いえいえ、ここには我々の他は誰もおりませんよ。そうですねー、珍しいというほど珍しくもないと思いますよ、ロボ。この島では結構よく同類を見かけます。これからはきっとお友達にも増えることでしょうね、この寮にも何人か居てもおかしくありませんもの」
(言いながら脳内に寮生のデータを引っ張り出そうとして、止める。誰もが自分のように素性を露わにしているわけでもあるまい)
L/R「お邪魔をして申し訳ありませんね、清掃業者も入ってるはずなんですけど年頃の女性には不十分らしくて。人のいない時間を見計らって来たのですが」

鈴成静佳 > まー確かに、この風呂場は使う人少ないからね~。休日は昼間に使う人もいるだろうし。アタシもたまにね。んふふ~♪(うつ伏せになって浴槽のへりに掴まり、脚をぐっと伸ばす。大きなお尻が水面から顔を見せる)
この島に来てからいろんな……ええと、人間じゃない方々には逢いましたけど。神様とかー、ガイコツとかー。でもロボははじめてッスよ!
……むぅ、誰か別の人と話してた感じはあったんですけどねぇ。あ、もしかしてアレっすか、二重人格ってやつ?

キサラギL/R > L(あちゃー、と天を仰ぎ)「ホラやっぱりバレてるでありますよ!下手に隠そうとするから余計に相手を困らせるでありますよ!」
R(怒髪天)「アンタが!そうやって私たちの統合的協調を乱すから!統合人格が維持できなくなるのよ!」
L「いやぁ、どう考えてもRがムキになるせいでありましょうな…」
R「どの口がそれを言うの!?」
(以後数分に渡って同じ口で自分自身を相手に罵り続ける謎の一人口喧嘩が繰り広げられる)

L/R「はあ…はあ…お待たせいたしました…。ちょっと我々の間で見解の相違がありまして、意思の統合がうまくいかなくなってですね…。
ええと、ですね。まあつまり、基本的に我々は左右の半身でそれぞれ異なる人格を有しておりまして。普段は協調して一個としての人格を形成しているのですが、時々…しばしばバランスが崩れてしまうのですよ」
(軽く嘆息すると、すまなそうに静佳に頭を下げる。ぺこり)
「まあ、あまりお気になさらずに」

鈴成静佳 > お!? 当たったッスか? いやーアタシの友達にもいてね、美子ちゃんって子と理子ちゃんって子が二重人格で……って、あれ? 聞いてる?(突然ひとりで口論を始めたキサラギさんを、絶句しながら眺めている)
……あー、人格が出たり入ったり系じゃなくて共存ですか。賑やかだけど大変そうッスね! うん、人間いろいろあるもん、アタシは気にしないよ! …あ、キサラギさんはロボットか。
…(しばし考える素振りをしながら掃除を眺めている)…んー、聞いていいかな。キサラギさんはなんで、協調して1つの人格になろうとするんです? 2人なら2人でいいんじゃなぁい?(首を傾げながら)

キサラギL/R > L/R「すみませんすみません、会話の途中で。ああ、そういう方もおられるんですねえ…」
(もはや掃除はどこへやら、モップを杖代わりにもたれかかってトークに集中する構え)
「ふむぅ、何故…ですか。むしろ何故我々は一つの身体に二つの人格が発現したのか、そちらの方が不自然ではないのでしょうか…?いえ、その「人格が入れ替わる」方がどうこうということではなく。その方にはその方なりの事情がおありなのでしょうし」
(首を傾げ、自身の設計について考える。完成した自分が果たして想定通りの存在なのか、それとも…)
(考えても仕方のないことだ。二、三度首を振ると静佳に向けて軽く笑って)
「ええ、そうですね。口が二つあって同時に話すことができるのなら、特に人格を統合がする必要もないのでしょうが、実際はひとつしかございませんので。必然的に、一人にならざるを得ないのでしょう」

鈴成静佳 > んー…(しばし目を伏せ思案)…いやまぁ、そういうのは確かに不自然かもしれない。よくわかんないけど。でも、なっちゃったもんは仕方ないッスよね~? どうやってその状況と向き合っていくかが大事だとアタシは思うんスよ。
口は確かに1つしかないですけど、普通人間が喋るときもだいたい2人が同時に喋ったりはしないッスよ。もちろん、同じ声で喋られたら混乱するのは確かッスけど……。むぅ、難しいッスね。声色とか使えないッスかね。
アタシにはどうも、2人の人間……人格?が1つになろうとするほうが不自然というか無茶に思えるんスよねぇー。ホントにできるのかなぁ、って。意見を合わせるとかなら何とかなる気はするけどね。

キサラギL/R > L/R「この協調的統合人格は仮想人格でしかありませんから。「二人で一つの口を奪い合う」ことを防ぐため、ただそれだけのものでございます。ですが、それを言い出すとそもそもの人格にしたところで仮初めの…機械による模倣にすぎません。我々は、人間ではないのですよ。ですから…」
(「ですから」何と続けようとしたのか。それを口にする前にキリリと右の眉が吊り上がった)
R「やめなさい、それは言ってはいけないことだわ。それに」
L「…それに、そんなこと言われた鈴成さんがどう思うでありましょうなー」
(ニぃっと左の口角を持ち上げ、笑う。逆に右眉は力なく下がった)
L「別に二人が一人になるわけではないのでありますよ。最初から三人の、架空の人格が宙にフワフワ浮かんでいるのであります。我々とは、そういったものなのでありますよ」
(ヒラヒラと左手を空に舞わせた)

//ごゆっくりどうぞー

鈴成静佳 > う、う、ううーん……!(湯船のへりに両肘をおいたまま、頭を抱える)
なんか、なんかしっくりこないなー! 人間じゃないとか、模倣だとか、そこは重要ではない気がするんだけど……うーん、重要なのかなー……。
(あまりにもキサラギさんの応対や言い争いの様子が人間的すぎて、逆に「機械による模倣」と言われたことに混乱しているようだ)
あー、ダメッス、アタシ馬鹿だからなー。哲学的なことはさっぱり。まぁでも、その「三人の人格」って言い方はアタシでも一番理解できそうかも。少なくとも、アタシという他人から見る限りはね。フフ、キサラギさんが現状で納得行ってるっぽいのに、なんか変なこと突っ込んじゃってごめんなさいね?(力なく苦笑)

ご案内:「大浴場」にキサラギL/Rさんが現れました。
キサラギL/R > (そこそこ神妙な顔を作りながらも、どこか面白そうな表情で静佳を眺める。自分(たち)自身がどこかで避けていた核心にいきなり突っ込んできた相手のことに興味を引かれるのを感じる。もっと会話を続けられる状況ならば…と思わなくもないが、今は深夜で仕事中なのだった。残念)
L「いいってことでありますよー。「私」とか「我々」はともかく「あたし」はあんまり深刻に考えないタチでありますが、あいつら小難しいコト言うばかりですからなー。聞き流してくれて結構であります」
(ヘラヘラと笑いながら掃除の続きに取り掛かりつつ、ついでのように)
L/R「ところでお嬢さま、ずっと湯船の中ではのぼせてしまいませんか?お身体はもう洗いましたか?」

鈴成静佳 > ……ん? おおそうだ、このまま風呂入って頭まで使ってたらのぼせちゃうッス!(ざばっと立ち上がる。全身が赤く火照り、のぼせる一歩手前といった感じだ)
(そのままやや壁に寄り、換気窓から吹き込む外気に裸体を晒す。外から覗かれる心配などしていないかのようだ)ふぅ、涼し……。うん、アタシも物事を深く考えるのは苦手だからね。キサラギさんの…LとR?がケンカしてるのをみて、つい面白がって考えこんじゃった。アハハー…。
アタシは湯船に入る前に全身くまなく洗う派だからね。だいじょーぶ。さすがに掃除のおば…おねーちゃんにモップで洗ってもらう趣味はないッスよ。んじゃ、アタシは上がるんで、お掃除よろしく頼みます!(湯船から上がり、すれ違いにお辞儀をしながら、脱衣場へと歩いて行く)

キサラギL/R > L/R「左様でございましたか。それでは、湯冷めなどいたしませぬようお気をつけてくださいませ。おやすみなさい」
(返礼すると後ろ姿を見送る。未練がましく呼び止めるように上がりかけた右手を下ろし、溜め息をひとつ。気分を切り替えるように伸びをした)
R「さあ、ちゃきちゃき片付けて帰るわよ。時間は有限なんだから、ダラダラしない!」
L「はいはい、わかっているであります。時は金なり貧乏暇なし、でありますなー。まこと世の中は忙しないものであります」
(せっせと労働に励む三人(?)なのでありました)

ご案内:「大浴場」から鈴成静佳さんが去りました。
ご案内:「大浴場」からキサラギL/Rさんが去りました。
ご案内:「ロビー」に雪城 氷架さんが現れました。
雪城 氷架 > 「………はぁ」
病院から帰ってくると、疲れきったようにロビーのソファに倒れこむ
今の時間は誰も見当たらない

「……………歓楽街なんて寄らずに帰れば良かった」

そっと頬に手で触れる。
大きなガーゼがぺたりと張られた頬から痣が覗く
触れてみるとまだ熱をもち、じわりと痛みが走った。
思わずまゆを顰める

雪城 氷架 > 「(公安も風紀もあんなのばっかりかよ)」
どちらも、一般生徒としては信頼してきた治安維持組織だ
ショックは隠せない
編入してきたばかりの時に出会ったレイチェルみたいな、
あんなかっこいい正義の味方ばかりなんだと思ってた

「(アイツもアイツだよな…フツー女の子の顔、拳で思いっきり殴ったりしないだろ……)」

殴られた頬が痛い、熱い
泣きそうになる…というか、勝手に涙が溢れてきた

雪城 氷架 > 「ふぐ…ッ……」
嗚咽が漏れる
今日はショックが大きすぎた
今なら誰もいないし、いいやと思うと溢れてくる涙が止まらなかった

「ぅぅー……っ」

ソファに蹲るようにして少しの間、泣いた

ご案内:「ロビー」に谷蜂 檻葉さんが現れました。
谷蜂 檻葉 > (折角の休日だし何処行こうかなー……)

昨晩は随分とごちそうになったし朝から高級弁当と実に良い日だとにこやかにロビーに現れる檻葉。

「……あー……。」

スキップし出しそうな勢いがソファの誰かを見てピタリと止まった。

谷蜂 檻葉 > 「その、大丈夫?」

声をかけないのも薄情だろうかと、聞こえるか聞こえないか程度の声量で問いかける。

無視されればソレはソレでよしと言う意味で。
卑怯だと言うなかれ、洒落たセリフも言えない私にはこれが精一杯だ。

雪城 氷架 > 声をかけられるとビクッと体を震わせて、ごしごしと目を擦りながら顔をあげる

「あ…だ、大丈夫……」

何度か寮の中で見たことがある…かも。確か先輩だ……。

谷蜂 檻葉 > 顔を上げた氷架を見てびっくりして声を上げる。

「うっわ! それ誰にやられたの!? あーあー……そんなに腫れちゃって……不良?違反学生? っていうかお医者さんの所いった?」

急ぎ駆け寄って様子まじまじと確認する。

「はー……こんな……酷い……」

雪城 氷架 > 「……歓楽街で、なんか、でかい風紀委員に。
 医者は行ったよ…その場に居合わせた子に連れてってもらった……」

ぐす、と鼻をすすりながら応える
大きな痣と腫れ具合がまだ痛々しい

ご案内:「ロビー」に四十万 静歌さんが現れました。
谷蜂 檻葉 > 「風紀ィ!? なにそれ……ああもうっ!」

苛つく事に意味なんて無い。彼女は既に傷つき、もうそれを治すばかりで。
……何より、自分には関係のない赤の他人のことだけれど。

『あるべきモノがそうではない』という常識破りが彼女は嫌いだった。

「そいつの名前……顔でもいいや。わかる?」

プンプンと、目に見えるほどの怒りを持って氷架に尋ねる。

四十万 静歌 > 衝動買いした恥ずかしさで寮まで走ってかえってくると、
何かロビーの空気が変でピタリと足が止まった。

妙に空気が重い気がする。
風紀と大きな声を聞いて何があったんだろうとそろーっと近づくだろう。

「……」

雪城 氷架 > 「な、名前はわかんないけど、背、デカくて…頭に猫乗せた変なやつだよ」

目の前の先輩らしき女性が憤りを感じている様子が伝わってくる、でも…

「でも関わんないほうがいいって…ひどい目に会うかもしれないし…」
なにしろ、平然と女に殴る蹴るの暴行を加えるヤツだ

谷蜂 檻葉 > 「いぃーーやっ! 絶対にそいつの首切らせてやる……! 猫乗せた変なやつ、か。それだけヘンテコなら同じ風紀委員ならすぐ判るでしょ。文句行ってくる!!」

仁王立ちしての宣言。
女だからって舐められてたまるか、というよりは頭のなかが単純なのだろう。

義を見てせざるは勇なきなり……されど蛮勇は愚図に劣ると解らない、一時任せの威勢だった。

「あ……っと、それはそうとお大事にね。」

「私、檻葉。ここでは二年目よ」

四十万 静歌 > ――どうやら気づかれてないようなので近づいて――

「わ、ほんとだ酷い……」

思わず声が漏れた。

雪城 氷架 > 「ちょ、やめといたほういいって…連中に睨まれるだけだぞ…」
とはいえ、義憤にかられる先輩を止める力もない。それに…
心配してもらえること、自分のために怒ってくれることは嬉しいことだ

「…雪城、雪城氷架、一年だよ」

谷蜂 檻葉 > 「雪城さんね。――うん、大丈夫だって!」

全くもって、何も大丈夫ではないが彼女の頭の中では大丈夫の範疇だ。
強いて言えば彼女の頭の中が大丈夫ではない。

「でしょう!? もー、女の子の顔に酷いことうわぁっ!?」

静かに聞こえた声にソレ見たことかと頷いてからコントのように転げた。

四十万 静歌 > 「うん。本当にひど……だ、大丈夫ですか?」

物凄く驚いたのを見てこちらも慌てふためき、
立ち上がるのを助ける為にそっと手を伸ばすだろう。

雪城 氷架 > 「は、はぁ…」
何が大丈夫なのかさっぱりわからないが大丈夫なんだろう
そう結論づけた
もしかしたら何か学園内で凄く権力がある人なのかもしれない
そういうことにしておこう

「ん…大丈夫じゃないけど…治療はしてもらったし、あとは腫れが引いてくれればなーって……」
まだ殴られたところは熱をもっていて痛む
痣もしばらくは消えそうにないが……

谷蜂 檻葉 > 「び、びっくりした……うん、ありがと……。」
腰が抜けそうになった。


「――兎も角っ 私、風紀委員さんとこ行ってくる!安静にねーっ!」

正直言って、一切当てなど無いが。

まるで嵐の……木枯し程度の勢いで現れては去っていった。

谷蜂 檻葉 > (……そういえば今の子、誰だったのかしら? ま、知り合いよね。)


静歌の存在にほぼ気づかないままだったのは、能力かはたまた。

ご案内:「ロビー」から谷蜂 檻葉さんが去りました。
雪城 氷架 > 「ちょ、おい先輩っ ………行っちゃったよ」
悪い人ではないのはよくわかる
むしろ他人の為に怒れる良い人だ
でもちょっと猪突猛進すぎやしないか…心配になりながら見送った

四十万 静歌 > 「あ、いってらっしゃい……」

呆然と嵐のように去っていく姿を手を振って見送り――

「ええと……氷嚢とかはないですが、
 缶ジュースいります?
 冷えているので氷嚢代わりになると思いますけど……」

氷架の方へと向き直っておずおずと切り出す

雪城 氷架 > 「え、あ…あぁ、ありがとう…」
そういえば医者にも冷やすと良いって言われたっけ…などと思いだす

四十万 静歌 > 「では……どうぞ」

間違えて右手で花束を取り出したあと、
あわてたようにそれを地面に落とし、
花束に気をとられている隙に、
左手で缶ミルクティーを差し出すだろう。

「どうぞ。」

決まり悪そうに横を見たあたり、
素で間違えたのは確かなようだ。

雪城 氷架 > 「…さんきゅ」
苦笑して、缶を受け取った
少しドジっこなのかな、なんて思いつつ

「そういえば…先輩、だよな?私は一年の雪城氷架」
頬に冷たい缶をあてつつ、自己紹介する

ひんやりとした缶が殴られた痕の熱を奪ってゆく、心なしか痛みも抑えられる気がして、心地いい

四十万 静歌 > 苦笑いを浮かべて花束を拾いしまいながら、
自己紹介をされると姿勢を正して少し硬くなりながら返すだろう。

「あ、はい!
 2年の四十万 静香(しじま しずか)です。
 雪城氷架――氷架さんですね。
 よろしくお願いしまっ!」

したって言おうとして舌がもつれた。

雪城 氷架 > 「よろしく、四十万センパイ。
 ……随分慌てん坊なんだな」
ふふっと小さく笑う
可愛らしい人だな、と内心思う
年下に言われるのはどうかな、とも感じるので口には出さない

四十万 静歌 > 「うう、すみません……
 もう少し落ち着かないといけないとは思ってるんですが、
 これが中々――」

恥ずかしそうに真っ赤になって俯いた。

「まぁ、先輩っていわれても、
 私の場合特に取り得があるわけでもありませんし、ね。」

雪城 氷架 > 「そんなことないよ。
 こうやって後輩を心配してくれるじゃん」
缶のミルクティーを頬に当てて、笑みを作る
なんだろう、本当に可愛い人だな
奥ゆかしくて、恥ずかしがり屋で、きっと男子が放っておかないだろうな
そんなことを考える

四十万 静歌 > 「あはは、そういっていただけると嬉しいですね。
 まぁ、ええ、しっかり冷やして――
 安静に。
 あ、そうだ、
 少しマシになるようにおまじないしましょうか?
 気休め程度ですけど。」

そんな事ないといわれてしきりに頬を指でかきながら、
提案する。まぁ、本当に気休め程度でしかないのだが。

雪城 氷架 > 「おまじない?是非、実はこれでも結構凹んでるからさ」
人がいる手前笑っているが、ほんとはそんな気分になれるわけじゃない。
なのでついつい、そんな提案だって乗ってしまう
この先輩が自分のためにできることを考えてくれた気持ちは、ちゃんと伝わってくるのだ

ご案内:「ロビー」に遠峯生有子さんが現れました。
四十万 静歌 > 「それじゃあ……」

そっと傷口の辺りに指で振れる。
少し触れたときに痛みが走るかもしれないが――

「いたいのいたいのとんでいけー」

気の抜けたそんな声と共に指を離す。
殴られたり箇所に生じた正常な状態と比べての違和感を減じる事で、
殴られた箇所に発生する痛みを少しだけ軽減する。
まぁ、一時間くらいはもつのではないだろうか。

遠峯生有子 > 上階からのエレベーターの扉が開いて、
新たに女生徒が一人、この場に現れた。
小さなショルダーバックを斜めにかけて、
いかにもこれからお出かけしますという感じで、
「こんにちはー。」
と挨拶だけして通り過ぎようとしていたが、

ふと何かに気がついたように近づいてきた。
「どうしたんですか?」

雪城 氷架 > どんなおまじないかな?と思っていると頬に触れられ、僅かなぴりりとした痛みに一瞬眉を顰める……

「ぇ…あれ…?」

まるで子供だましのようなおまじない
でも、今までの痛みに違和感を感じるくらいに頬からの痛みを感じない…

「ほ、ほんとに痛くなくなった…??」
どういうことだろう、と思ったところでハッとする

「これ…先輩の力なのか…?」

四十万 静歌 > 「はわっ!?こ、こんにちは。
 ええと、
 詳しい話は聞いてないのですが、
 風紀の人に殴られたみたいで」

声をかけて近づいてくると、
とりあえず話の流れで聞こえた所だけ答え氷架を見、
氷架の疑問には軽く首を振って、

「いえ、ですから子供だましのおまじないですよ。
 冷やしてたのが少し効いてきたのではないですか?」

力では?との疑問にはやんわりと否定の答えを返した

雪城 氷架 > 「ん…こんちわ」
エレベーターから降りてきた女性とに目線だけを向けて挨拶をする

「そ、そうか…な……やっぱ冷やすのって効果あるのか…あ、でもありがとな……」
少しだけ首をかしげつつ、先輩の言うことに納得しておく

遠峯生有子 > 「え、そうなんだ、痛そう。はやくよくなるといいね。」
 少し表情を曇らせて、そう同情すると。
 そのまま玄関方面に出て行った。

ご案内:「ロビー」から遠峯生有子さんが去りました。
四十万 静歌 > 「いってらっしゃいませっ……!」

物凄くてんぱった様子で出て行くのを見送り、

「ううん、やっぱりロビーだと目立ちそうですね……
 いえいえ、どういたしまして。
 ……これからどうするかとか考えてたりします?」

首をかしげて氷架に聞く。
ここにいてもいいけど、
部屋に戻って冷やすか病院へいった方がいいんじゃないかな?
と少し気が気でなかったりする。

雪城 氷架 > 「んー…此処にいても目立つし自分に部屋に戻るよ。
 ありがとな、四十万センパイ。おかげで少し楽になった」
肩に鞄をかけて、ソファから立ち上がる

「ぬるくなっちゃったけどコレもありがたくいただくよ」
ちゃぷん、とミルクティーの缶を見せて笑みを向けた

四十万 静歌 > 「ええ、どういたしまして。
 また冷やして飲んでください。
 流石にぬるいとおいしくないですから……
 お大事に、氷架さん」

笑顔をみるとほっとしたように胸を撫で下ろし、
笑顔で見送るだろう。

雪城 氷架 > 「うん、じゃあな先輩、また」
そう行って手を振ると、エレベーターで上の階へと上がっていった

ご案内:「ロビー」から雪城 氷架さんが去りました。
四十万 静歌 > 姿が消えたのを見て、

「風紀かー……」

目立たない自分には関係ない事……
と言い聞かせるようにそう呟く

四十万 静歌 > 注意喚起くらいは静かに広げた方がいいかな?
と軽く考えて自室に戻る為にロビーを去る。

友達の友達の話として、
危険が伝われば少しは被害が経るかもしれないと祈りつつ。

ご案内:「ロビー」から四十万 静歌さんが去りました。
ご案内:「大浴場」にレイチェルさんが現れました。
ご案内:「大浴場」からレイチェルさんが去りました。
ご案内:「大浴場」にレイチェルさんが現れました。
レイチェル > 降り注ぐ湯の雨。
一糸纏わぬ金髪の少女が一人、暗い面持ちでシャワーを浴びていた。

公安委員会の連絡情報。
連絡局の権限停止。西園寺偲の速やかな確保。
風紀委員も協力せよ、とのことだ。
つい先程まで公園で一緒に鍋を囲んだ西園寺偲の、あの表情が脳裏に浮かぶ。

「これで、決着なのか……?」
そう。
問題だった連絡局はこれで、おそらくは解体され――
――常世学園は、平和になる。きっと今よりは、ずっと。
皆が望む平和が、正しい学園の風紀が、そこにはある。







――本当に?







心の中の問いかけに、答えてくれる者は居ない。
シャワーから流れ出る湯だけが、途絶えることなく
レイチェルの髪を、素肌を、濡らしていく。

一時。ほんのひと時だった。
しかしながら、西園寺偲が見せたあの表情。
優しい、時間。
あの、笑顔。

忘れられない。
拭い去れない。
無かったことにできない。

レイチェル > 一人の風紀委員としては、この事態をきっと喜ぶべきなのだろう。
しかし、レイチェルは“ラベル”だけの人間ではない。
否。元より、“ラベル”だけの人間など存在しない。
だから、レイチェルは悩み、その心には暗い影が落ちている。

“ラベル”だけの人間は、この世に存在しない。
レイチェル・ラムレイも。
西園寺偲も。
例外ではないのだ。

「……放って、おけねぇよな」
きゅう、とバルブを捻り、シャワーを止める。

そしてレイチェルは、シャワールームを後にした。

ご案内:「大浴場」からレイチェルさんが去りました。
ご案内:「ロビー」に佐伯貴子さんが現れました。
佐伯貴子 > (今日も一日の捜査が終わり、無事何事も発見できず寮に戻ってくる)
(襟元をゆるめ、ロビーのソファに座る)
…後は流れのままに、か
(自分は主人公でも脇役でもない。この物語の村人Aであることは自覚できていた)
(だからこそ待つ。自分に与えられた役割だけを果たして)

佐伯貴子 > なんだか眠くなってきたな…
(部屋に戻るのも億劫だ。いっそここで寝てしまおうか)
(などと考えていると本当にうつらうつらとしてくる)

ご案内:「ロビー」に三千歳 泪さんが現れました。
三千歳 泪 > 寮の建物全体に微震が走って、天上からぱらぱらと埃がふりそそぐ。それからすこしして頬に煤をつけた少女が現れる。私だ。

「あれー? 管理人さんどこ?? どっか行っちゃったのかな。あのさ、そこの君。なにか聞いてない?」

佐伯貴子 > むっ!?
(振動と埃で目が覚めてしまった。咳き込みながら)
誰だ、人の眠りを妨げるのは…
君こそ誰だ。何が起きたのかこっちが聞きたいよ…

三千歳 泪 > 寮のロビーってみんな通る場所なわけだし、これって天下の往来で寝るようなものじゃなかろうか。大物だ。この子は。まちがいなく。

「えー? お湯が出なくなっちゃって大変大変!って言ってたからいっそいで直したんだよ。困ったなー」
「我が名は三千歳泪(みちとせ・るい)。通りすがりの《直し屋》さんだ。君こそこんなところで何してるのさ? よだれをまとい眠りこけしものよ」

佐伯貴子 > それは初耳だ。直接大浴場へ行かなくてよかった。
(言うと大きく伸びをし)
三千歳か。私は佐伯貴子。風紀委員だ。
直し屋というのは部活なのか?それとも奉仕活動?
(一応聞いてみる)
見ればわかるだろう、座ってくつろいでいたら眠気に襲われてしまったのだ。

三千歳 泪 > 頬がむずむずとして手の甲で拭う。真っ黒だ。煤のよごれがよけい広がった気がしないでもない。

「いきなりボイラーが止まっちゃったもんだからもう阿鼻叫喚の地獄絵図だったみたい! 見たかったなぁ」
「どちらかといえば営利活動? だから報酬がもらえないと大変なわけです。ツケにしといてあげられるほど余裕もないしね」
「風紀の子もおひるねするんだ。そりゃそーだよね。当たり前。寝る子は育つっていうし。あれって本当なのかな?」

佐伯貴子 > 顔が汚れているぞ…(一応注意しておく)
悪趣味なことを言う。男子ならまだしも女子が悲鳴を上げてるのがそんなに見たいのか?
営利活動は…部活動の範疇に入るのかな?まあ…特に違法性はないようだし、私の仕事ではない…
(少し考え、そう返す。見なかったことにしようと)
育つ…(先日指摘された自分の胸を見て)そうかもしれない。個人差はあるが。

三千歳 泪 > 「ありがと。どっかで洗わないとだね。でも面白そうじゃない? みんなキャーキャーいって逃げ惑うんだよ。君は男子の悲鳴が好き…そっか、そういう?」
「私はバイトと同じって考えてるんだけどね。小さなバイトをたくさん掛け持ちしてるみたいな感じ。ときどき感謝状みたいなの貰ったりもするんだよ」
「風紀の仕事って大変? そんなに疲れちゃうくらいだしさ。風紀といえば悪い子をさがして、追いかけて、捕まえて。他には?」

依頼人はまだまだ影も形もない。待つ事になりそうなので、タカさんの隣に腰掛けた。

佐伯貴子 > そういうってどういうだ…絵面としては女子の方がいいかもしれないな。だが無いに越したことはない。
(そんな状況は、と付け加える)
なるほど。バイトなら人の自由だな。頑張ってこの島を修理してくれ。幸い仕事には困らないだろう。
(風紀委員の仕事に関しては難しい顔をする)
悪い子…ねえ…人間が人間を裁くわけだからな…人情とかそういう…面倒な部分もあるんだ…
(横に座る相手には別に拒否する理由もない)

三千歳 泪 > 「私の推理を聞きたいかねレストレイド君。男子の悲鳴が好きなタカさんはきっとドSだ。初歩的なことだよヘイスティングス君」
「情にほだされることもあるんだ。意外にも。けど、規則は規則。君にはどうにもならない事もある。板ばさみにあっちゃうのかな」
「警察も裁判所の仕事も同じ歳の子たちがやって、校則(ほうりつ)は滅多に変わらない。だから責任重大だよね」
「嫌になったりはしない? ときどきいるんだ。話してみるとさ。前は風紀とか、公安やってましたっていうOBみたいな。OGみたいな」

手のひらに機械油の汚れがないことをたしかめてタブレットを叩く。次の予定までまた少し時間がありそうだ。

佐伯貴子 > 私はどの探偵の助手なのか明確にしてくれないか。自分ではMじゃないかと疑っているんだがな…
(苦笑する)
嫌になる、か…仕事自体が嫌になるわけじゃないが、自分の無力さがどうしようもなく悔しくなることはあるな…
(ふと、ロビーの外を見やり)
今こうしている間もなにか大きな犯罪が起きているかもしれない。それを止められない自分の無力さ…
ま、嘆いても仕方ないんだがね。
(肩をすくめため息をつく)

三千歳 泪 > 「ハドソン夫人の役回りも素敵だよ。名探偵が戦えるのは帰る場所があるからだ。そういうのを守ってくれる人がいないとヒーローは形無しでしょ」
「君と私はだいたい同じ。ほかの風紀の人たちも、たぶんそう。仕事は山ほどあって、自分ひとりじゃ追いつけそうな気がしない」

目を向けるべき何かを探しているようなまなざし。頬杖をついて横顔を眺めて、くすりと笑った。

「カッコいいなー。そんなセリフが言えちゃう君は強い子だ。えらいぞ。あ、ふざけてる訳じゃないよ。本当に。私はそういうの、ちょっと苦手だからさ」

佐伯貴子 > …ひょっとして励ましてくれているのか?そんなに疲れているようにみえるかな。
(相手の言葉に自分の頬を撫でる)
大部分の凡人が抱える悩みさ。思春期だから見逃してくれないか?
(軽く両手を上げる)
私は君のようなお気楽な人間に憧れている。そして、そういう楽天的な考えには得てして幸運が迷い込むものなんだ。

三千歳 泪 > 「?? え?…っと、そうそうそんな感じ! 君は私の手のひらの上で踊らされていたのだよ」

思ったことを言っただけ。励ましてるつもりもなくて。でも言われてみればその通りで、そういうことにした。

「ところで、私の仕事ぶりを管理人さんに見てもらわないと帰るに帰れないんだよね。お代もまだだし。どうしようタカさん」
「…そうだ、おフロ借りてっていい?って、君に聞くのもヘンかもだけど。ちゃんと直ってるかどうかたしかめたいし、ここは私が犠牲になろう!」
「管理人さんが帰ってきたら三千歳泪は人柱になりましたって伝えておいてくれると嬉しい。あとあと、報酬は口座振込みもOKだから」
「おフロの方から私の悲鳴が聞こえないことを祈っておくといいよ。またね!」

今の私には魂の洗濯が必要なのだ。しつこい油汚れともおさらばできるってもんです。別れを告げてその場を離れた。

ご案内:「ロビー」から三千歳 泪さんが去りました。
佐伯貴子 > 一応礼を言ったほうがいいのか?こういう場合…
(苦笑しつつ)
(言い放題いって去っていく相手に、まさに翻弄されたように目をくるくる回す)
…私も風呂に入りたかったのだが…あー…
しかたない。今日は化粧もしなかったし…このままここで寝よう。
(管理人にはまだ会ったことはないが、きっと起こしてくれるだろう。)
(ソファに座り直し、そのうち寝息を立て始めた)

ご案内:「ロビー」から佐伯貴子さんが去りました。
ご案内:「ロビー」に亜堂・美紀江さんが現れました。
亜堂・美紀江 > (トランクをひとつ下げて、あたりを見渡す)
さて、一先ず到着……でしょうか。
新しい寝床について喜ばしい限りですが、さすがに歩き疲れましたね。
(ロビーのソファに座って、一息)

亜堂・美紀江 > (ちかちかと、周囲に小さな光が踊る)
……フムン。あなた達も慣れませんか?
まあ、新しい環境です。慣れないのは、私も同じ。
少しずつ、理解していけば良い。
(じっと虚空を見つめる)(小さく呪言を諳んじながら)

亜堂・美紀江 > (ふ、と瞬く光に視線を転じて)
あなた達も、寝床を探してきてはどうです?
精霊なのですから、好きな所に行けるでしょうに。
(そう言われて、いくばくか動きを止める光――精霊)
(だが、また遊ぶように女の周囲を巡り始めた)
……出不精なのは感心しませんねぇ。

亜堂・美紀江 > (赤い光と黄の光が、螺旋を描いてじゃれあう)
(蒼い光と緑の光が、ぼんやりと漂う)
……ええ、まあ、多少は不安ですよ。今後の生活とか。
しかしそれは、楽しみである、という裏返しでもある。
行く先は闇の帳に隠されても、歩を進めれば朝が来る。
そのような当然の事から、今更に眼を背ける必要はない。
……そうですね。
ここならば、独り言を独り言と受け止める人も少ないでしょう。
そういう意味では、喜楽なものですよ。ええ。

亜堂・美紀江 > さて――そろそろ行きましょうか。
(ソファから立ち上がり、トランクを持ち上げる)
(まだ遊んでいる赤と黄の光を、人差し指で絡めとって)
ほら、こっちですよ。そのまま遊んでいるなら、それでも構いませんが――
――ええ、ではそうすると良いでしょう。
(頷き、階段を登っていった)

ご案内:「ロビー」から亜堂・美紀江さんが去りました。
ご案内:「ロビー」にメアさんが現れました。
メア > はぁ……(疲れた、と言うより体力が限界だった。一先ず部屋に
着替えを取りに行きその後お風呂へ行こう)

べた、べた……(自分の血が沁み込んで流石に少しきもちわるい、
洗っても落ちないだろうしこの服はゴミ箱行きだろう)

ご案内:「ロビー」に鈴成静佳さんが現れました。
メア > (数分して新しい服を持ったメアが戻ってきた。だがパジャマのはず
が普段着ている服と変わらない、途中燃えるごみのゴミ箱にぎゅうぎゅうと朱に
染まった服を押し込み、浴場の方へ進む)

鈴成静佳 > ふぁー、食った食った!(食堂のほうから、腹をふくらませた静佳がやってくる)
お、メアちゃんこんばんわ……って、なんかボロボロじゃん!? 顔とか煤だらけだし……何かあったの?(研究街のほうでの騒動は噂程度でしか知らない)

メア > ん……あ、静佳…こんばん、わ…(そちらを向いて挨拶する。服が
綺麗なもののせいで顔に着いた細かい汚れが目立ってしまっている)

これ、は……吹き飛ば、された……(そして研究所で起こった騒動
について話す、巨人、薬、そしてそこで吹き飛ばされたと)

鈴成静佳 > ああ、なんか研究区のほうで火災があったって聞いたけど、メアちゃんもそこに……って、え??

(顛末を聞く。事態の中心が氷架さんであったことを知ったときから、静佳の眉間には皺が深く刻まれていた)

……そんな……嘘でしょ。氷架ちゃんにそんな異能が……。アタシ聞いてない……いや、聞く必要もなかったと思ってたけど。
しかも、それを薬で暴走させるとか。人のやっていいことじゃないよ。なんなの、この島……。
メアちゃんもそんなキケンなところにいたなんて。ダメだよ、そんなことしちゃ、危ないよ……。
(危険を避けるため、意識的に耳に入れないようにしていた、島の暗部。しかし友人の多くがそれに深く関わっていることを知り、錯乱している。その目尻には涙が……)

……と、とりあえず、メアちゃんお風呂入りにきたんでしょ。アタシも一緒にいいかな? そこで詳しい話をさ……

メア > 危険、だけど…目的、が……知りた、かった……(確かに危険だが、
あんな薬と作ってまで成し遂げたかった事を知りたかった。)

お風呂…うん……(そう言って浴場へ向かう、汗や煤に他にも体に
着いたままでまだきもちわるい。断る理由も特にない)

鈴成静佳 > 目的……か。アタシなら、そういうのは専門家に任せちゃうけどね……メアちゃんは知りたかったんだね。それをできる能力も……。
(闇を作り出す能力の片鱗を思い出す。そんな荒事をやってのける力だっただろうか)

…じゃ、すぐにお風呂の準備してくるからね? 先に入ってて?(浮かない顔のまま、自室へと戻っていった)

ご案内:「ロビー」から鈴成静佳さんが去りました。
ご案内:「ロビー」からメアさんが去りました。
ご案内:「大浴場」にメアさんが現れました。
ご案内:「大浴場」に鈴成静佳さんが現れました。
メア > ……(いつ来てもここの浴場は大きい。脱いだ服をたたんでまずは
シャワーを浴びる)

っ…ふぅ……(頭からシャワーを浴びれバ体に張り付いた汚れが落
ちていく、スッキリとお湯で流し頭、そして体と洗っていく)

鈴成静佳 > (遅れて浴室に入ると、すでにメアさんは身体を洗い始めていた)
……おっとぉー、洗ってあげようと思ってたのに先を越されてたかー! アハハー……
(とはいえまだ洗ってる途中で、身体にはおびただしい煤や返り血などが見受けられる。しかし……)
よかった……怪我はしてないんだね。それだけが心配だったよ。
(隣に腰掛け、髪を洗う準備をする)

メア > ん…怪我、すぐ…治る……(実際は怪我はした、なにせ体に着いて
いる地などは全てメアの物なのだから)

っ……すっきり…(だが言わなくて良い事は必要以上部言わない方が
良い、無駄な心配をかけてしまうのも申し訳ないし今は体のべたつき
が取れてすっきり爽快になる方が先決だ。洗い終われば長い髪を後ろ
へやる、普段なら良いが濡れた髪はよく顔に張り付いて鬱陶しい)