2015/06/12 のログ
■獅南蒼二 > こんな場所では、悲鳴に釣られる野次馬など1人もいない。
……はずだったのだが、いつからそこに居たのか、壁に寄りかかって煙草を吹かし、顛末を眺めている男の姿がある。
「…………………。」
白衣姿の男は、特に隠したりすることなく、視線をまっすぐに、現場、へと向けている。
貴方たちはこの男のことをよく知っていてもいいし、全く知らなくても構わない。
■クロノス > 「はい、以後気をつけてください。
あと、人殺しではありません、強制捜査の執行です。」
呆れ顔でふぅと息をつく。
書類を取り出すと、
婦女暴行未遂の疑いで強制捜査を執行、
備考、特に無し。と書き込む。
■クロノス > 壁によりかかる彼に気がつくと、にっこりと微笑みかける。
「―――先生からも、何か言っていただけませんか?
私も無実の生徒を指名手配したり、『強制捜査』したりはしたくないんですが。」
『彼女がなかなか分かってくれなくて。』と付け加えつつ、声をかける。
■メア > 小さい女の子だからわかんないやぁ♪
お姉さん綺麗だから着いていってあげたいけど、
僕まだ遊びたいんだよねぇ♪
(楽しそうにクロノスの目を見つめて話す)
だからぁ、早く帰ったほうがいいよ。『女の子』の夜道は危険だし♪
■薄野ツヅラ > (見覚えのある男性の影にお、と小さく声を漏らす)
(確か教師だったか、不登校の少女は自信がなかった)
(ンー……なんかすごいことに巻き込まれてる気がするわぁ…)
(一般生徒が知っていい事じゃあないわよねェ)
(幾らか思案を重ねるも結論が出なかったのかいつも通りに笑う)
(ひょこり、クロノスの後ろから顔を出す)
(にぱっと笑みを浮かべると小さく手を振った)
あっは、死人に口なしよぉ?
■獅南蒼二 > 声を掛けられれば、長く、白い煙を吐き出した。
気だるげに壁から体を離せば、携帯灰皿に吸い殻を入れて…
「…人を頼るのは感心できんな、罪人を裁くのがお前の役目なのだろう?」
…肩を竦めて、楽しげに笑った。
視線はその場に居る4人と、それから物言わぬ屍へと、順に向けられる。
「…尤も、疑わしきは罰せずと言う輩もあれば、疑わしきは罰せよという輩もいる。
さて、どちらが正しいのか……ねぇ?」
クロノスだけではなく、メアやツヅラにも視線はむけられている。
その言葉が誰に向けられた言葉なのかも、判然としないだろう。
■クロノス > やれやれ、と帽子の鍔を掴む。
「先生までそう言うのなら仕方ありません。」
ひゅんと鎌を鳴らす。
「十全に警告はしましたよ。119番。
公安委員会直轄第二特別教室『執行部』権限で、
殺人未遂の疑いで強制捜査を執行します。」
ドロドロと彼女の足元から紅い液体が流れ出すと、
ソレは数体の『人型のモノ』を作り出す。
『人型のモノ』達は彼女を取り押さえるべく、
彼女に向けて襲い掛かるだろう。
■クロノス > 「一つお答えしておきましょう、先生。
―――私は『疑わしきは罰せよ』派です。先生はどちら派ですか?」
……くすりと、彼に笑いかけた。
■メア > アハ♪強制執行か....いいねぇ♪
(右手を大きく振るい右側から迫る『人型のモノ』を蹴散らし)
鎌を持った殺人犯に襲われた女の子は怖くて怖くて...
異能で応戦してしまうのでした♪
(左手を振るい左側から迫る『人型のモノ』を蹴散らす。メアの影は既に異形のそれと化していた)
僕、そういうの結構好きだよ♪(月明かりに照らされたメアが笑う)
■薄野ツヅラ > (かつり、杖を鳴らして2、3歩後ずさる)
(この光景を余すことなく自身の脳内に焼き付ける)
殺人未遂の相手を強制捜査執行ってなかなかに面白いことになってないかしらぁ……──?
人を殺してない相手を殺す、ってかなり公安側の印象悪くなっちゃうわよぉ?
(一般生徒の見てる前でショッキングすぎるわぁ、と呟きながら笑顔を浮かべる)
(メアの様子を見ればはあ、と重く深く溜息を一つ)
■獅南蒼二 > 「……答える義務も、義理もない。
だが、お前の行動を止めるつもりは、僅かほども無いな。」
次の煙草を取り出して、不敵な笑みを浮かべる白衣の男。
この狂った公安委員会の生徒から、少女を守るつもりは無いようだ。
だが、それも当然である。
この男にとっては、殺人であろうと未遂であろうと、罪なき少女であろうと関係は無い。
疑わしきは罰せよ、などという信条があるわけでもない。
……彼女は、異能者だ。
■クロノス > 「今回は『殺人未遂』とはいえ、
他人に危害を加えた事には変わりはありません。
加えて、彼女は任意同行を拒否しているのです。
ここで逃がしては、二次被害の恐れがあります。」
鎌を握り締め、呪文の起句を唱える
「私は『一般生徒』に危害が及ぶ可能性がある『モノ』を、排除しているだけです。
それを『殺人鬼』と称するのなら、勝手にすればいい。」
人型のモノを目くらましとして接近した彼女は、
彼女目掛けてその白銀の鎌を振り下ろす。
ご案内:「路地裏」にルナさんが現れました。
■ルナ > 物陰からこっそりと様子を伺っている。
見つからないように気をつけながら。
■メア > んー?(メアの視線は白衣の男に向けられる。
振り下ろされた釜は自身の腕に深く刺さるように抑え、
動きを止めようとするだろう)
ハハ♪あんた凄いねぇ、初めて見た僕にそんなに殺意を抱けるなんて、死神さんよりよっぽど死神だよ♪
■クロノス > 「―――自分の職務ですから。」
『ガウスブレイン』は、彼女のその動きを読んでいる。
だがあえて、そのまま彼女に鎌を振り下ろした。
―――ルナのほうには気がついていないようだ。
■薄野ツヅラ > (目の前の状況をぼうっと眺める)
(非干渉を貫く教師の姿を見て肩を竦めた)
(───自分の身くらいはなんとかしなきゃダメそうねェ……)
(この場にまともな人間がいない、そう判断するとポシェットに手を入れて傍観に徹する)
(あくまで『一般生徒』らしく)
ご案内:「路地裏」から翔さんが去りました。
■クロノス > 「心配せずとも、貴女の事は私が守ります
監視番号109番、『一般生徒』は決して巻き込みません。」
にっこりと彼女に微笑みかける。
■ルナ > ひとりひとりの様子をじっと見つめる。
じっと伺う。無感情な冷めた瞳。
集められる情報はごくわずか。
探す。自分にできることを。
■獅南蒼二 > 「………………。」
一瞬、ほんの一瞬だけ、
白衣の男の視線が、少年の方へと向けられた。
だが、周囲を伺う少年に気付いても、男は何もしようとはしない。
目の前で起ころうとしている事案を、ただ、静かに眺めている。
■薄野ツヅラ > あッは───……☆
(そりゃどうも、と特徴的な笑いと共に引き攣った笑みを返した)
(ふう、と溜息を吐きつつ最高の状況に自然と笑みがこぼれる)
(ポシェットの中の銃を奥へ奥へと仕舞いこんで手を抜いた)
■クロノス > 奥へ奥へと仕舞い込む手を一瞥すると、
やれやれと首を振る。
「ですが、協力して頂けるならして頂いても構いませんよ。監視番号109。」
「私は今は手が離せないので。」
ぎりぎりと両手で鎌を握る。
彼女を撃つ事も、あるいは、彼女の鎌を止めている少女を撃つ事も
もちろん何もしない事も、薄野ツヅラには出来るだろう。
■薄野ツヅラ > ボクは風紀だか公安だかはたまた魔術だかそれとも
古の封印されし秘密組織だかも知ったこっちゃないしぃ───……
面白いものを見せてもらえるって言うなら誰の敵にもならないわぁ?
(至極楽しげに笑う)
(誰を撃つこともなく、ただただ楽しそうにそう吐き捨てた)
■メア > ハハ...良いねぇ、やっぱりこうでなくっちゃ♪
(鎌が刺さり、それを抑える腕から流れる血を見て恍惚の笑みを浮かべる)
血を流して争って、それこそやっぱり生きてるってことだよ♪(パッ、鎌を離し自分の腕の肉が切れることにも
躊躇せず 距離を撮りそのまま高く跳び上がり、建物の屋上の縁に降り立つ)
■クロノス > 彼女の腕を彼女の飛び上がる勢いもあわせてそのまま断ち切り、
縁に降り立った彼女を見上げる。
「逃げるつもりですか?
このまま逃げても『殺人未遂』の容疑者として手配されるだけですが。」
帽子の鍔をつまみ、彼女に向けてにっこりと微笑みかける。
■クロノス > 彼女の腕の肉を拾い上げると、ソレを口に運んだ。
口元から血を流しつつ、それを飲み込む。
「ま、いいでしょう。目的は達成しました。
……一応、数日は指名手配扱いになってしまうので、大人しくしているのですよ?」
そう言って踵を返すと、カツカツと音を立てて歩み去ろうとする。
■メア > そうすればぁ?あぁ、僕なら明日いつも通り学校に行くからそこを狙いな。まぁ..手配できるか謎だけど♪
(クスクスと笑い、皮膚が再生しきっていない腕で手を振る。)
それじゃぁ死神さん、ヘッドホンさん、白衣さん、
それと観客席の方も。御機嫌よう♪
(そう言ってそのまま屋上に姿を消した)
■ルナ > 少年はじっと路地裏を見つめている。
気づけば、違和感を感じるかもしれない。
『殺人未遂』の被害者たちは、もうどこにもいない。
さっきまでいたはずの人間が、消えている。
ご案内:「路地裏」からメアさんが去りました。
■クロノス > ふと、思い出したように振り返る。
「―――そうでした、監視番号109番。
予定通り、路地裏の外までお送りしましょう。」
彼女に向けてにっこりと微笑んだ。
■獅南蒼二 > 戦闘そのものは、痛み分け、と言ったところだろうか。
公安の側は恐らく普段からこのような人物なのだろう、だが、少女の方はどうも様子がおかしい。
「……………。」
何か考えるような表情のまま、煙草を吹かしている。
手を出すのなら今だが、周囲に人間の目が多い。
顔くらいは覚えておこう、と、少女を見てから……違和感に気付いた。
「………?」
死体…もとい、被害者たちがいない。片付けられたとしても早すぎる。
■ルナ > 「……被害者がいなくても、『殺人未遂』なのかな。」
ぽつり呟き、姿を消した。
ご案内:「路地裏」からルナさんが去りました。
■薄野ツヅラ > えーと……
(困ったように頬を掻いた)
送ってもらえるのは有難いんですけどぉ……一応この先の落第街のホテルに住んでるから大丈夫ですよぉ?
其れよりもええと、其の食べるのって何らかの異能だったりするんですぅ?
(きょとんとした顔を浮かべてひとつ問う)
(少しでもこの場にいる人間の情報が欲しかった)
■獅南蒼二 > 「…言うまでも無いだろうが、気を付けて帰ることだ。
路地裏の外も、安全とは言い難いだろうからな。」
公安の生徒と、巻き込まれたのだろう、もう1人の女生徒を見て、つぶやいた。
周囲を見回せば、先ほどの少年も居なくなっている。
全てが、元から何も無かったかのように。
■薄野ツヅラ > あっは、ご忠告どうも───……☆
でもいいんですかセンセ、生徒が危なかったのに見過ごしちゃってぇ
(怒られたりしません?、と皮肉も付けて)
(声を掛けられれば小さく笑った)
(ただ一つを除けば割とよくいるタイプの先生だなぁ、と思案する)
(ただ一点───生徒の身が危なかったのをそのまま見過ごした、以外は)
■クロノス > 死体が無くなってるのに気がつくと、くすりと笑った。
「おや、これでは『殺人未遂』として報告ができませんね。」
頬を掻く彼女に顔を寄せ、にっこりと微笑む。
どうやら、それが彼女の癖らしい。
「ええ、『我が子食らうサトゥルヌス』
食べた相手の記憶を読み取る事の出来る異能です。
出来れば貴女の事も食べたいんですけどね、
ああ、なんなら献血でも構いませんよ?」
クック、と笑う。
■クロノス > 「ご忠告感謝します。先生。
ですが、どうせ心配するのなら、手くらい貸して下さっても宜しいのに。」
ぱんぱんと帽子についた埃を払い、被りなおした。
■獅南蒼二 > 「あぁ、その事だが、誤解の無いように言っておこう。
この時間は、勤務時間外だ。」
2人の言葉にはそう呟きながら楽しげに笑うのみ。
きっと、生徒が目の前で殺されてもなお、こんな風に笑うんだろう。そう、思えるかもしれない。
「………ほぉ。」
それから、クロノスの言葉に、僅かに目を細めた。
■薄野ツヅラ > ンー、精神系統の異能の一種なのかしらぁ?
随分公安活動に便利そうな異能なのねェ……
(記憶を、と聞けば眉をぴくりと動かす)
(顔を寄せられれば見るからに厭そうに目を背けた)
食べられるほど悪いことはまだしてないと思うわぁ?
献血に積極的に参加するほどいい子ちゃんじゃないしぃ……
(かつり、右手で杖を鳴らす)
(先刻までの騒ぎは何処へやら、随分と静かな路地裏に音が響く)
勤務時間外ねェ……
まァ人が死ぬのを目の前で見て平気そうな顔してるってことはぁ──
なかなか関わらないほうがいい感じだったりするのかしらぁ?
(蒼二をちらと見遣りながら、曖昧に笑う)
■クロノス > 「なるほど。勤務時間外ならば仕方ありませんね。」
にっこりと彼に微笑みかける。
「ええ、仕方ありません。『一般人』である以上、
私にはこれ以上何も言う権利がない。」
―――困ったものですね、と肩をすくめ。
■クロノス > 「適材適所、適した異能の使い手は、適した場所に配置されるものですよ。
適した能力があるのなら、腐らせておくなんて実に勿体無い。」
献血については残念ですが、仕方ありませんね。と微笑む。
■薄野ツヅラ > ンー……まァそういうのは強い異能を持ってる人特有の云い方よねェ
(曖昧に肩を竦めて笑った)
(微笑む姿を見れば美人さんなのに勿体ないわァ、とぽつり漏らす)
■獅南蒼二 > 「さて、しかしお前はむしろ、関わるべきでない相手にこそ、惹かれているようにも見えるがな?」
ツヅラの言葉にはこちらも明確に答えることなく、そうとだけ返した。
楽しげな笑みを浮かべたまま、クロノスの事務的な対応には満足気に頷く。
「……実に優秀な公安委員を見かけた、と記憶しておこう。
潜在的な脅威に対抗するには、お前のような人材が、不可欠なのだろうな。」
クロノスは、理由さえあれば相手を殺すことも厭わない…そんな人物に見えた。
尤も、戦闘的な異能を持っているわけではなさそうなだが…。
■薄野ツヅラ > 人間は関わるべきじゃないモノにこそ惹かれる物じゃないかしらぁ?
自分の持っていないものを持っているものに惹かれるのは当然よぉ?
(不敵に、不遜にくすりと笑った)
まァボクみたいな一般生徒はこう云う世界には憧れるしぃ
(あっは、と小さく声を漏らしながら蒼二に満面の笑みを向ける)
■クロノス > 「確かに、そうかもしれませんね。」
クックと笑う。
彼女の不遜な笑みを見れば笑みを零し
「そんなにご興味があるなら、私の方から公安委員会に推薦致しますよ。
私のような人間を使わなければいけないほどに、公安委員会は人手不足ですから。
―――それに、貴女は優秀そうだ。」
皮肉っぽく笑うと、薄野ツヅラに声をかける。
■獅南蒼二 > 「図星か…好奇心は猫を殺す、だったか?
まぁ、精々その好奇心に殺されんよう気を付けることだ。」
肩を竦めながら、ツヅラの笑みに、苦笑を返した。
それから、一歩下がって…静かに、2人から距離を置く。
勧誘の話の邪魔にならないように、と配慮したのかもしれない。
■クロノス > 一歩引いた獅南蒼二に微笑みかける。
「ええ、今の公安のやり方ではどうしても後手に回ります。
―――本当なら、落第街自体全て焼き払ってしまいたいくらいなんですがね。」
ふぅとため息をつく。
今日も今日とて、違反部活を幾つか焼き払った。
だが、この落第街にはいくらでも『蟲の巣』がある。
だからこそ、彼女は圧倒的力を求めているのだが。
■薄野ツヅラ > あっは、寧ろ誰よりも向いてるんじゃないですかぁ……?
(煽るように軽口を叩く)
(蛇口を捻ったように軽口は流れ出す)
ンー、所属じゃなくて相互に利用し合う、みたいな感じなら乗ったわぁ……?
所属になったら今みたいにこうやって好きに動けないでしょうしぃ…
(焼き払う、と聞けば解りやすく顔を顰めた)
───それと生憎ボクはこの街が大好きだからそのお手伝いは出来ないしぃ……
落第街だってボクみたいな奴からすれば大事な居場所なんだゾ─……☆
■クロノス > 「そうかもしれませんね、今の公安はぬるすぎますから。
偲様のような、優れた人間が今は必要なんですよ。」
うっとりとするようにそう呟き―――。
だがすぐに、再び元の貼り付けたような笑みに戻る。
「……なるほど、それは残念です。
なら、『公安の人間』に殺されないようにするんですね。」
にっこりと微笑み、彼女の目を覗き込む。
それはまるで『邪魔するならば殺す』という脅迫のようで。
「―――では、私はそろそろ失礼致します。
監視番号109番、気をつけて『帰宅』するように。」
では、と帽子を上げて挨拶すると、
カツカツと音を立てて、その場から立ち去った。
ご案内:「路地裏」からクロノスさんが去りました。
■薄野ツヅラ > ボクもこんな状況じゃあなんとも公安は敵に回したくない
(ひょい、と片手の杖を上げた)
(困ったように笑うと、真意の掴めない双眸をじいと見つめた)
ええ、良い夜をお過ごしくださいねぇ。公安の美人さん
精々殺されないことを祈るわぁ───……
(去りゆく背中に笑顔を向ける)
(ゆらり、と蒼二を見遣った)
先生もお気遣いどうもありがとうございます、精々────
(猫にならないように気を付けますねぇ、と笑った)
■獅南蒼二 > 「……その様子では、望みは薄いな?」
ククク、と肩を竦めて笑い…そのまま、静かに背を向けた。
特に振り返ることもなく、そのまま歩き去っていく。
調べれば、この男に関する噂はそれなりに出てくるだろう。
それをするもしないも、貴方次第。
ご案内:「路地裏」から獅南蒼二さんが去りました。
■薄野ツヅラ > (小さく右手で手を振る)
(ンー……これは調べなきゃいけない相手が増えたわねェ…)
(教師は風紀にも公安にも属さない──筈)
(自分の記憶と情報だけを武器にどこまでやり合える相手なのか)
(異能までは聞き出せた、其れから所属)
あ──……絶対コレ怪我増えるでしょお………
(諦めたように、楽しげに呟く)
(かつり、かつり)
(きな臭い落第街を、今日も赤ジャージは闊歩する)
ご案内:「路地裏」から薄野ツヅラさんが去りました。
ご案内:「路地裏」に雪城 氷架さんが現れました。
■雪城 氷架 > 「……で、迷う‥と」
自分の馬鹿さ加減に呆れる
白い小さな影が見えて慌てて追いかけたら風に飛ばされたビニール袋だった
ふと振り返れば来た道がどこかわからない
ため息をつく
二級学生の姿をちらほら見かけたが…なんというか自分の姿が正直場違いだ
変なのに絡まれる前になんとか歓楽街でも異邦人街でもいいから抜けなければ
■雪城 氷架 > とにかくまずは大通りに出ることだ
こんな狭い路地じゃ本当に何が出てくるかわかったものじゃない
勘を頼りに歩いていく……が
「(わかってるんだよ、勘が良い方じゃないってことくらい)」
なんだかどんどん薄暗くなっていく気がする
ご案内:「路地裏」に白崎玲刃さんが現れました。
■白崎玲刃 > よし…今日得られた情報はこんなところか…
ふむ…?あれは氷架?なんでこんな所に…
【今日も、情報収集の為に落第街へと来ていた玲刃は、この路地裏奥で情報収集の成果について思案していると、以前、第一教室棟のロビーで知り合った少女を見かけ、眉を顰めながら呟いた。】
■雪城 氷架 > 玲刃の視線に気づいた様子はなく
なんだかきょろきょろと落ち着かない様子で辺りを見ながら、
どんどん奥まった方へと歩いていく───
■白崎玲刃 > ……何かあったのか?
【落ち着かない様子の氷架を見て、玲刃は、氷架が以前炎の巨人の中に居た事を思い出し、また何かに巻き込まれているのではないかと考え。こっそりと後をつける事にした。
路地裏で少女の後をこっそりと追うなんでも屋、明らかに不審者である。】
■雪城 氷架 > 「………」
ヤバい、どんどん人気がなくなっていく気がする
正確には、まともな人気がなくなっていく気がする、やばい
先に進む足もおっかなびっくり
自然と歩幅も狭くなる、やばい
せめて明るい方へ明るい方へと思って歩いてきたのに、
よく考えたらそんなの太陽の沈み加減で変わるじゃないか、やばい
そうだスマホで地図を…と操作してみるも、
奥まった場所にきすぎたせいかGPSが受信されない、やばい
とはいえこの場に場違いな少女は人がいればちらほらと視線を集めている
なんだか立ち止まってはいけない気がして歩く、歩く
■白崎玲刃 > ………どこに向かってるんだ?というか、路地裏に何の用事があるのやら…?
【玲刃は氷架が向かう方向を見ながら、訝しむ。
路地裏でも表通りに近い方ならまだ、治安はそこそことは言えるだろう、しかし、奥の方となると別だ、他者に危害を加えようとする者も少ないくない。
玲刃は、一応の警戒として、身体強化の異能を発動し、何らかの事態が起きた時に備えながら、氷架の後をつける。】
■雪城 氷架 > 「………うえっ」
奥まった一本道を歩いていた氷架は変な声をあげて立ち止まる
行く先に見えたのはどう見ても柄が悪そうな二級生徒達だ
通路を塞ぐようにして数人座り込んでいる
「(こ、こっちはダメだ)」
慌てて回れ右をする、が……
結局は視認できる距離だ
向こうも普段見かけない、カッチリと征服を着込んだ少女が目に入る
振り返った背中に少年達が立ち上がる気配を感じる
「(やばい?どうする?走る?)」
思考がぐるぐる、ダメだ、慣れてない状況にテンパらないほど16歳は人間として完成していない
ご案内:「路地裏」に相楽 満さんが現れました。
■相楽 満 > 「あれー、白崎じゃん」
恐ろしく軽い声が響く。
場所にそぐわぬ、明るい声。
にへらっといつもの笑顔で、つかつかと尾行を続ける青年の後ろから。
■白崎玲刃 > !?…なんで氷架が路地裏のしかもこんな奥に居るのかはわからないが…それはともかくとして、だ。
ここはまずは氷架を助けるべきか。
【玲刃は、氷架が二級生徒達に囲まれているのを目にすると、
ここに氷架が来ている理由はともかくとして、氷架を助けるべきだと判断し
即座に収納の魔術を発動し収納用の小型の異空間から、投げナイフ6本、両手の指の間に挟みを取り出すと
氷架を囲んでいる、二級生徒達に向かって投げつけた。】
■白崎玲刃 > む?満!?お前もなんでこんな所に?
【投げナイフを投げ終えた後、
突然後ろから聞こえた声に、警戒しながら後ろへと振り向く。
そして、後ろに居た人物が知り合いであるという事に、
警戒を解くと共に、何故路地裏に居るのかと、訝しみながら尋ねた?】
■相楽 満 > 「ちょーっと考え事しててさー、陰鬱な気分なっちゃってよ。
……こんなとこにでも来たら、まだ見ぬ治療法とか無いかな、とか思っちゃったりして。
ま、あるわけねーかなって思うんだけど」
つかつか歩いて近付き、追い越す。
「そこの銀髪ロングー、下がれ下がれー……
ってお前ククル先生の親戚じゃなかったっけ?」
■雪城 氷架 > 「ちょ…おい!離せよ!制服が伸びるだろ!」
下卑た笑みを浮かべる二級生徒に腕を掴まれ、、
奥へ奥へと引っ張り込まれそうになる
抵抗するものの、まったく力では敵わない
「やめろって…言って……!」
氷架の周囲の気温が一瞬にして上昇する
真夏でもないというのにアッという間に40℃を超え───
その時だった
風を切る音と共に氷架の腕を引く二級生徒の肩口にナイフが突き刺さる
男子生徒は悲鳴を上げて氷架の腕を手放すとその肩を抑える
「…え?」
何が起こったかわからないという顔で後退りする氷架
上がりかけた周囲の熱量は急速に冷めていく
■白崎玲刃 > 治療法…?満、お前何か病気とかなのか?
【治療法という言葉を聞き、
満が何らかの病気を抱えてるのかと推測し、考える様な表情で満に問うた。】
氷架、お前がなんでこんな所に居るのかはわからないが。
それは、後で聞くとして、だ。お前ら痛い目を見るかここから引くか選べ?
【そう言って、収納の魔術で長剣を取り出すと、氷架の傍へとあるいへ行き、
氷架を囲む二級学生に向かって、長剣を構えながら、飄々とした態度で言葉を投げかけた。】
ご案内:「路地裏」にソラとルナさんが現れました。
■ソラとルナ > さらにその後ろから顔を出す少年二人。
ひとりは楽しそうに。ひとりは無表情に。
■相楽 満 > 「病気病気。不治の病ってやつ。
あと二・三年したら死ぬんじゃねーかなぁ」
へらへら笑いながら前へ出る。
白崎の横で、両の手首をバキンと鳴らし、威圧する。
「こんな時代遅れなことするやつ居るんだなー
俺始めてみたわ」
二級学生に笑いかける。
が、瞳がまるで笑っていない。獣のように、鋭い。
■雪城 氷架 > 「あ…お前、白崎玲刃…?」
しばらくぶりに見た顔に少しだけ驚いて───
二級学生達は突然現れた数名を睨みつけるが、
白崎の白刃、満の威圧に形成不利と見るや、肩に刺さったナイフを引き抜いて投げ捨てると
恨み事を吐き捨て、その場から示し合わせるように逃走していった──
─
「………はぁ~……助かったよ、玲刃…と見知らぬヤツ」
緊張が解けたのかぺたりとその場に座り込んでしまった
■雪城 氷架 > 「いや…落第街に子供が入ってった気がしてつい追いかけ……ってお前ら!」
顔を出した二人を指差し。
■白崎玲刃 > ……どうなってるんだ?
【どんどんと現れてくる、路地裏の奥には似合わない様な人物たちを目にし、
玲刃は、額を抑えながら疲れたように呟く。】
……病気の名前はなんだ?
【軽い調子で、あと数年で死ぬと言った満に対して、
何の病気かと真剣な表情で問うた玲刃。
彼は、不治の病だとして、何か対策は無いのかと考え込みながら問うた。】
ふむ。引いたか。
で、氷架。ひさしぶりだな。こんな所に何の用事だったんだ?
って、この子たちか?
【逃走して行った二級学生たちを見ながら、無感情に呟く。
そして、氷架に、訝しんだ表情をしながら問いかけてる途中で、
氷架がその理由を言ったのを聞き、咄嗟に後ろの二人の、少年少女を見た。】
■相楽 満 > 「今はそんな話じゃねーだろ。
あと事情も後でいいっしょ。
とりあえずその子たちと、そこの銀髪連れてここを離れるのが先じゃね?
のんびりしてたら次のヤツらが来るかもよ」
にへら、と笑い自分たちが来た道を指差す。
増援も面倒だが、何より暗い場所に子供や女子を置くべきではない、と。
■ソラとルナ > 笑って首をかしげる金髪少年。
軽く肩を竦めてみせる銀髪少年。
たいした汚れもない白い服。
二人の少年の姿は、確かに路地裏には似つかわしくなく見える。
■白崎玲刃 > ああ、まあそうだな。
確かに、ここから離れた方が良いかもな、俺でも流石にこの人数を守って戦うとなるとな…
ここは少し危ないからな、表通りに出た方が良いかもしれないぞ?
【満の言葉に、苦笑いで同意し、氷架と、2人の少年に路地裏から出るように補し、
玲刃自身も先程の二級生徒が、もう一度来ないか警戒しながら、路地裏から歩き出そうとする。】
■ソラとルナ > 楽しそうに金髪の少年が回りながらついてくる。
ぼんやりと、銀髪の少年がゆらゆら歩いてついてくる。
二人はまるで警戒心を持っていないように見える。
先ほどの相手が追いかけてくるなどと、露ほどにも考えていないようだ。
■雪城 氷架 > 「そうだよ!お前らこんな危ないトコ来たらダメだろ!!」
とりあえず追いかけてきた自分のことは棚に上げて、
白い少年達二人を叱る
が、満と玲刃の言葉にはた、とそんな場合じゃないことに気づいて
「そ、そうだな………表通りってどっちだ?」
ガチ迷子だった
■相楽 満 > 「迷子追っかけて迷子んなったら世話ねーよ。
こっちこっち、ついて来い」
ちょいちょい手招きしながら、表通りに向かって歩き出す。
ただ歩いているように見えるが、周囲からの奇襲の可能性を考え神経を研ぎ澄ましている。
殿を白崎に任せているためか、正面と左右だけに意識を集中して。
明るいところまで出たら、ようやく警戒を解くだろう。
■白崎玲刃 > ふむ…なんでこんな子たちがこんな所に…
【まるで警戒心を持って無い二人の少年を見ながら、
なんでこんな路地裏の奥に相応しくない子たちがこんな所に居るのかと、再度訝しんだ。】
いやいや、氷架もだろ…あいつらに絡まれたの忘れたのかよ…
ああ、そして、迷子だったのか…
【自分の事を棚に上げて二人の少年に叱る氷架を見て、呆れたように呟く。
更に、迷子でこんなに深くまで来たという事実に、
玲刃は疲れた様な苦笑いで溜息を吐きながら呟いた。】
■雪城 氷架 > 「う、ウルサイな…お前だって小さな子が落第街に入って行ったら放っておかないだろ……」
ぶーたれつつ、後に続く
■ソラとルナ > 金髪の少年は周りの三人を見て、どこまでもお気楽で平和な笑みを浮かべている。
銀髪の少年は、多少なりとも雰囲気を察したらしく、ぺこりと頭を下げる。
■白崎玲刃 > いや、まあそうだな。
何か事情でもあるのかと後つけるな。
【少しずれた返しを真顔でする玲刃。】
ああ、いや、何でこんな所に来てたんだ?
普通の奴が来る場所とは思えないが…?
【頭を下げる少女に対し、話が通じるか?と思った玲刃は、
何故路地裏の奥へと来ていたのかと眉を顰めながら問うた。】
■相楽 満 > 「遊びに来るにしちゃ暗いし、普通子供が出歩く時間じゃないしなー。
いやまあそれは俺たちが言えた立場じゃねーか」
けらけら笑っている。
さっきまでの緊張感はどこへやら。
■ソラとルナ > 無言。無言。無言。
二人そろって何も言わない。何も答えない。
金髪のほうは笑っているし銀髪のほうは無表情。
その差こそあれ、二人とも何も言わないのである。
何かと物騒な路地裏にいるにもかかわらず、二人とも警戒する様子はない。
今でさえ、見知らぬ3人組と歩いているというのに。
■雪城 氷架 > 「…ま、まぁ何にしても助かったよ、玲刃…と、寝癖スゴそうなお前…」
ふぅ、とない胸を撫で下ろす
「治安悪いとは聞いてたけどほんとヒドいところなんだな落第街…。
助けてもらってありがたいけど、お前らこんなところで一体何やってたんだ…?」
■相楽 満 > 「あ、俺相楽な。相楽満。
お前アレだ、ククル先生んとこの。なのに成績悪くて評判なやつ」
へらへら笑って指差した。
「俺はまーちょっと色々あって、こっちにならまだ見ぬ知識とかねーかなーって。
まぁあんな頭悪いのが跋扈してんのに、あるわけねーんだけど。
そんなときに白崎見つけたから追っかけただけ」
■雪城 氷架 > 「喧嘩売ってるのかお前…って何だ、ククルの生徒かよ。
落ちこぼれで悪かったな」
ふん、とそっぽを向く
■白崎玲刃 > ………どういうことなんだ?
【無言を貫く二人の様子に、眉を顰めながら訝しむ。】
いや、普通じゃないな、明らかに。こんな所に来てて多少なりとも警戒しないってのは少しおかしいぞ…。
【全く警戒をしない二人の様子におかしさを感じ、
普通側の存在ではないのではないかと思案して呟いた。】
ああ、俺は情報収集と依頼探しだな…
というか、だ。気を付けろよ…最近は物騒な情報が特に多い。
今日だって、落第街で謎の放火が多発してるらしいしな…
【氷架の問いに、情報を集めてたと答え、
そして、今日集めた情報について、一部を話し真剣な表情で忠告した。
放火をしているのは公安委員だったとか、その人物は西園寺の名を口にしていたとかいう、噂はについては言わないでおく。】
■雪城 氷架 > 「そっか、何でも屋だもんな玲刃は。
謎の放火…?ほんと物騒なトコだな……」
謎、ということは火元不明ということだろうか…
だとしたら炎熱系の異能者が疑われそうだ
「……てことは私がこのへんうろうろしてるのはかなりアレだな…疑われる危険性があるな」
■ソラとルナ > 金髪の少年は話を聞く気すらないのか、皆の周りをくるくる回る。
対して、銀髪の少年はその話にじっと耳を傾けているように見える。
あいかわらず、二人ともしゃべる気配はない。
■相楽 満 > 「ほれ、ちみっこ、こっちこーい」
ちょいちょい手招きする。
両腕を差し出し、ぶら下がれ、という風に。
「白崎はまためんどくさそーなことしてんのな。
そろそろ平和が恋しいぜ」
■ソラとルナ > 金髪の少年が喜んでとびつき、ぶら下がる。
触れれば、活力のようなものが流れ込んでくることが感じられるかもしれない。
銀髪の少年は、ちらりとそれを見るが動かない。
ちらちらと視線を送ってはいるものの、ただついて歩くだけのようだ。
■白崎玲刃 > でだ、俺を見つけたから追い掛けたって…もし満が厄介事に巻き込まれたらどうするんだよ…
【自分を見つけたから追い掛けてきたという満に対し、
少し心配した様な呆れを含む苦笑いで言った。】
最近は本当に物騒だからな…
ああ、疑われる可能性もある…何せあの事件の関係者でもあるしな。
【最近の情報を思い出しながら疲れたように苦笑いで呟く。
炎の巨人の中に核になっていた氷架は、真っ先に疑われる可能性も狩るかもなと玲刃も苦笑いで思案した。】
平和…な。あいわからず俺には程遠い言葉だった様だ、ははは
【指名手配が解け、戻って来た平和、
しかし、ロストサインやら何やらいろんな事件が起きているという情報を知っている玲刃は、苦笑いと共にそう言った。】
■相楽 満 > 「別に。だって俺は逃げられるし。
そこらの連中ならノせるし。
大体困ったら白崎がなんとかするっつったじゃん」
そう言い切った。心配もクソもない。
金髪の少年を片腕にぶら下げたまま、締まりの無い笑顔で。
その腕にはかなりの力が込められており、子供がぶら下がったところで揺らぐことは無い。
■雪城 氷架 > 「うーわ冗談じゃないな…さっさとこんなトコ出よう…」
やだやだ、と肩を竦めた
「玲刃も調べ物とかするなら気をつけろよな」
以前の事件で色々あったことを、人づてに聞いてはいる
自分が心配をするようなのはお門違いかもしれないが……
「その子達はお前が責任もって送れよな、満」
自信ありげな態度でいるし、強いのだろう。
こっちに任せたほうがきっと安心だ
■雪城 氷架 > 大通りはさすがに広く、見晴らしも良い
遠目にだが歓楽街も見える
あとはまっすぐ行くだけだ
「じゃあな、助かったよ」
ひらひらと手を振って、歓楽街のほうへと歩いていく───
ご案内:「路地裏」から雪城 氷架さんが去りました。
■ソラとルナ > 送るように、という発言を聞いて顔を見合わせる少年二人。
にこっと笑うと、二人そろって姿を消す。
まるで初めから誰もいなかったかのように。
あたりには僅かな光の粒子が残っている。
ご案内:「路地裏」からソラとルナさんが去りました。
■相楽 満 > 「任せ……ありゃ?
……あの子たちもなんかアレな子たちか」
腕から重さが無くなり、なんとも不思議そうな顔。
「……んで?
どうすんの、白崎。
面倒なことで手が必要なら手伝うけど」
■白崎玲刃 > ああ、なら大丈夫か。
いや、俺でも直ぐには掛けるけられないぞ…携帯持って無いし。
【満の言葉を聞き、余程の事が無ければ大丈夫か、と考えた
そして、何かあったら自分がどうにかすると言っていたのを思い出しつつも、
その時に、すぐには駆け付けられないとも言ったのを思い出しつつ言う。
ちなみに、玲刃は、荒事で携帯が壊れる可能性が多い為、携帯を持たない。】
ああ、気を付けていはいるさ。
それに、慣れてるから大丈夫だ。
【気を付けろという氷架に対し、気を付けると言いながらも、
慣れてると、いろいろな意味を含んだ様な表情で答えた。】
ああ、じゃあな。そっちこそ、気を付けろよ。
【去ってゆく氷架に対し、玲刃も手を振って見送った。】
ふむ……
【そして、姿を消した二人を確認し、
周囲に光の粒子が漂ってるのを見て、先程の少年達が普通の存在では無い事を確信した。】
■白崎玲刃 > いや、大丈夫だ。俺もそろそろ帰ろうと思っていた所だったからな。
それに、満も気を付けろよ。最近はいろいろ起こってるからな。
【手伝うという満に対し、大丈夫だと返し。
気を付けろと、言いながら、玲刃も路地裏を後にしようとする。】
■相楽 満 > 「はいよ、んじゃ大丈夫か。
じゃーお互い気をつけて、ってことで。
またな、白崎」
にへら、と笑って手を振って見送った。
■白崎玲刃 > ああ、じゃあ、またな。
【満に、手を振り返しながら、
玲刃は、路地裏を後にした。】
ご案内:「路地裏」から白崎玲刃さんが去りました。
■相楽 満 > 全員の姿が消えた後、一瞬振り返る。
獲物が、追って来ていないかな、と。
恐ろしく獰猛な笑みで、獣のような瞳で。
しかし誰も居ないことを確認し、ため息をついた。
「悪いこと考えるもんじゃねーな」
くぁ、と大きなあくびをしながら、路地裏から立ち去った。
ご案内:「路地裏」から相楽 満さんが去りました。
ご案内:「路地裏」にクロノスさんが現れました。
■クロノス > 「クソッ……クソッ……。」
腹に開いた穴を押さえながら、ふらふらと路地裏を歩く。
歩いた後には、ポタポタと血の道が出来上がっていた。
(まだだ、もっと、もっと力を、力を手に入れなくては―――。)
胃に開いた穴では、『赤い何か』が蠢き、
ゆるやかながらも穴を塞いで行っている。
「うぐっ―――!!!」
『落第街のクズ共』記憶が逆流する。
吐き気を催すような行為の数々がまるで『自分がやった事』のように感じられる。
(違う、これは私じゃない、私がやったことじゃない、私がやったことじゃない、私がやったことじゃない。)
そう自分に言い聞かせる。
■クロノス > ガン、と落第街の壁を叩いた。
彼女の異能は、対象の全てを「自分のモノ」として取り込む、
異能の制御が弱まれば、『自分の中の誰か』に逆に喰われる可能性もある。
(もっと、力があれば―――。)
異能の制御力が強まれば、記憶の逆流は発生しにくくなる、
なにより、圧倒的な力があれば、こうして消耗する心配もない。
―――そう、もっと『力』が必要だ。
にぃと口元を歪める。
蠢く赤い何かが穴を塞ぎきると、深呼吸する。
記憶の逆流は収まっても、まだ頭が割れるように痛い。
「―――嫌な事を思い出したくない時は、何も考えずに仕事をするに限ります。」
そう、自分に言い聞かせるように呟くと、
少しふらつく足取りで違反部活の取り締まりに向かった。
ご案内:「路地裏」からクロノスさんが去りました。
ご案内:「路地裏」にメアさんが現れました。
■メア > (路地裏の奥、袋小路の場所。捨てられた椅子に腰かける…)
はぁ……(薄暗い路地の深部、そこで椅子に座り落ち付いている
自分が居る。変わっているのは重々承知だが、薄暗い闇の中静かな
空間は自分にとっては騒がしいよりも心地いい。)
ご案内:「路地裏」に矛海 遼さんが現れました。
■矛海 遼 > 仄暗い路地裏の奥にやや少し、ひんやりしたような空気と共に、足音が響いてくる。
勘が鋭ければ足音から男の物と言う事がわかるだろうか。
■メア > (薄暗い中で空を見上げる、今日の特訓は疲れた…
慣れていないせいかテレポート先で色々なものにぶつかったりしたが、
何とか数回だけなら使えるようになってきた)
…ん……?(路地裏に響く足音に気付き、唯一の入り口を見つめる)
■矛海 遼 > 路地裏の中、月の光を背に着物にロングコートを着た――――――以前影に噛みつかれたあの男がゆっくりとその場へ歩いてくる。
「………どうもこういった所が落ち着くな。やれやれ」
■メア > っ……(足音の正体に気付き、自身の周り…薄暗い路地の奥の闇を濃く、灯りを消したように暗くし、息も最低限に抑え音を消す)
■矛海 遼 > 独り言を溢した青年はゆっくりと近くまで足を運び、その場に留まると、
近くに転がっている角材に腰を掛けて一息付く。
「ふぅ……………」
静かに、何かを警戒しているような素振りを見せずに一言呟く。
「…………すまないな、隠れんぼの鬼は苦手なんだ。出てきてはくれないか?」
■メア > 嫌……何で、こんな……とこ…
(何でこんな所に居るのか…分からない。何で…何で…)
■矛海 遼 > 「ふむ―――」
帰ってきた言葉を聞いて顎に手を添えて首を軽く傾げて考える。
「――――――全く考えていなかった。唯、誰かいるだろうと思っていたからかな?」
■メア > ……そう…(偶然…誰かが居ると思ってここに足を運び、
今こうして自分と出会った)
う……よ…(消え入りそうな小さい声で、小さく言葉を漏らす)
■矛海 遼 > 「…………暗くてちょっと聞こえなかったよ。すまないね」
軽口を叩きながら上空の月を眺める
その表情は何を考えているのか全く分からない
「もう一度、言ってはくれないかな?」
■メア > そんなの…うっそだよねぇ?(キャハ♪と楽しそうなメアの声が響く)
でもそうだとしたら、今日の運勢最悪じゃーん♪朝の占い大外れだよ♪
(闇が退いていき、元の光景が路地裏に戻る)
ご案内:「路地裏」に翔さんが現れました。
■矛海 遼 > 「ふむ、今日のラッキーカラーは黒だったんだが―――――」
闇が晴れると共にそちらへ向けて視線を流す
「どうやら其れとは無縁の物だったようだな。お嬢さん?」
■翔 > ただ、気紛れに
何かを探すような、何も探さないような
どうして歩いているのか、帰らないのか
こんな風に歩いてるから昨晩変なのに絡まれるんだよ、ったく
止めどなく何も考えずに歩いていたら
一瞬聞き覚えのある声で聞き覚えのない口調が聞こえた、気がした
十字路で足を止める
声の聞こえた方は一度も行ったことはない、が行き止まり、らしい
「子供の声、だったよな」
なぜか寒気を感じる
だが、自然と脚はそちらに向いていた
■メア > ラッキーカラーかぁ、今日は確か何色だったっけ……
(頬に指をあてうーん、と悩み。)
あぁ、確か赤色だ♪昨日も一昨日もその前も赤色だったけど…
そうそう、今日もラッキーカラーは赤色だった♪
(にっこりと笑顔で笑いながら椅子の上に立つ)
それでぇ?先生がこんな所を散歩なんて、生徒の教育に悪いよぉ?
(ニタニタと笑いながら矛海を眺める。)
■矛海 遼 > 「教師である以前に私は私なのでね。ま、善処はしているよ。」
角材からするりと、立ち上がるとそちらへ言葉を溢す
「で、君は【誰】かな?」
■メア > あれあれぇ、分かんない?それとも自己紹介がまだだったかなぁ…
それじゃぁ改めて。僕はメア、異能学園所属の可愛い女の子だよ♪
仲良くしてね♪
(片手でピースを作り、ウィンクと共に手を目元に当てて何かのポーズをとっている)
■翔 > 道をゆっくりと進んでいく
暗い道だ。それでいて入り組んでいる一本道
角を曲がった瞬間に血があふれていてもわからない
そんな道を歩いて行く
徐々に声が大きくなるにつれて、子供とは別の声があることにも気づく
だが、自然と耳は子供の
いや、少女の声を聞いていた
耳に馴染む、落ち着いた声、の筈だ。何時もなら
なのにどうして、今日の声はこんなに背筋を撫でる
これが最後の角だ
足音を立てずに、角から先を見る
自分の方に程なく近い男は、見覚えがある
確か矛海 遼、教師、だ
そして、その奥に
メアだ
だけど、メアじゃない
メアはあんな風に笑わない
あれは、誰だ?
■矛海 遼 > 「あぁ、全くわからなかったよ」
パンパンと軽く拍手の音を路地裏に響かせて少女に言葉を返す。
「私の知っているメアは怖がりな子でね。少なくとも、此処まで血の匂いの濃い子では無かったよ?」
少し間を開けて、来るのが解っていたかのように青年へ首を向けて言葉を溢す。
「なぁ?少年」
■メア > アハ♪それだと勘違いでもしてたんじゃない?
(クスクスと笑い、少年?と矛海が向いた方を見る)
あれぇ?お客さんが多いなぁ…ここは静かな所だったはずだけど、
僕の下調べが足りなかったかな♪
■翔 > バレてる、か
「流石に、学園の教師は違ーな」
本当は笑みの一つでも浮かべながらでていってやりたかった、が
視線はずっと、メアの名前を語る誰かから離れない
「そうだな。少しぐらいはメアの振りぐらいしたらどうだ、お前
全く似てねーぞ」
外見は全くと言って一緒だろう
だけど、表情一つでこうも印象が変わるか、と思う
脳裏に天使と悪魔、という言葉が浮かぶ
こいつは、悪魔だ
目に力が入る
「ゴダゴダうるせーよ
メアはどうした」
拳を握る
■矛海 遼 > 「そうだな…………随分と、つまらない物になった物だ。」
一つ溜息を溢し、相変わらず凍りついたような瞳が少女を写す。
「まるで面白さを感じないな、君には。会いに来るとしても私はメアに用があった物でね?」
■メア > ふーん…メアのふり…(矛海の真似、顎に手を添えて首を軽く傾ける)
ハハ、二人とも何言ってるのさ♪僕はメアだよ?
何かを偽る必要なんてないじゃないか♪
(うんうん。と自分の出した答えに満足そうに頷き椅子から降りる)
それとぉ、先生僕に用事なんてどうしたの?
■矛海 遼 > 「いや、用と言うには少々違うか……………そうだな」
ふむ、と声を挙げ、カツカツと足音を立てて周囲をゆっくりと歩いて行き、足を止めると
「――――デートでもどうかと思ったのだがね」
冗句か否か、全くわからない言葉をそこに放つ
■翔 > 「あくまで、自分のことをメアだ、っつーんだな、お前は」
脳裏に浮かんだのは、今までのメアのもう一つの顔
俺達に見せていない、何か
男たちを異能で叩き伏せ、紙にチェックを入れるメア
研究員用のクレジットを、しかも大金を持つメア
きっとこの『メア』は、そっちの顔のメアと何か関係がある
会話は先生に任せて、ゆっくりと距離を詰める
この場所で戦うのは得策じゃねーんだ
なんとかしてくれよ、先生
先生?
■メア > デートォ?(予想外の答えに首をかしげる、心底不思議そうな顔をした後にニコリと笑い)
ハハ、先生ー…こんな小さな女の子、それも生徒に手ぇだしちゃ
ダメだって♪捕まっちゃうよ♪(ハハ♪と楽しそうに笑い)
それにぃ……お前とだけはねぇわ(笑顔が引き、
冷めた目で矛海を見る。今までの楽しそうな雰囲気が嘘の様に豹変した)
■翔 > 「振られてんぞ、ムカイ先生」
しかも盛大に
思わず笑みが浮かぶのを止められない
それと同時に、来る、という予感がある
正直言ってこの先生が何を使うのかは覚えていない
人の名前を覚えるのは得意だが、興味のない異能とかは中々記憶にのこりづれーもんだ
だけど、合わせるしかねーよな
■矛海 遼 > 「安心したよ。ここでOKサインが出たらどうしようかと思った」
おどけた様に手をフラフラとさせて軽口に軽口を重ねる。
「生憎犬の世話は一匹で十分だ。これ以上変えるほど余裕も無い。」
埃を払いながら少年に言葉を返し近くの石でリフティングをし始めて
「少女趣味はないぞ?私は。それに――――相手はこの子では無い。」
■メア > 犬、か……そう言うプレイは僕ごめんだなぁ…(翔の方を横目で見る)
なぁ、聞いてよ翔君♪この男、僕を闘技場で苛めたんだぜ…精神的に♪
(ニタリと笑い、言葉を綴る)
こんな小さな女の子にあんなことするなんて、酷いよね先生。思わず泣いちゃったよ♪
■翔 > 「俺も願い下げだな
メアの足元にも及ばないぜ、おめー」
そうだ、何時もあいつは誰かのために、何かをしようとしている
初めてあったのはソラと一緒に居た時だ。自分もクタクタになりながらも一緒に探してあげていた。
次にあったのは
『震える、子猫』
あー、いや、そうだ
あの事件のため、何かをしれないか走り回っていたんだ
そんで最後は、ついこの前
頭を、振った
今は、んなこと考えてる場合じゃねーな
「へー、なるほど」
割りとガチ、なのか、この先生
さっきもメアの方にデートの申し込みとか言ってたしなぁ
「詳しくはメアと一緒に話そうな、ムカイ先生」
にぃ、と笑みを浮かべて
「ま、今ひとつわかったのは
なんで、お前俺の名前知ってんだよ
俺はまだなのってない筈なんだがな、お前に」
笑みが、深くなる
■矛海 遼 > 「あぁ、そうだな。
おかげで気に入った服は穴だらけで血まみれだ。
参った参った。」
はっはっは、と無表情で笑いを上げる
「さてな、私は影は苛めたがメア自身には何も手を下していないな?むしろ女子寮まで運んだことを感謝して欲しい物だな」
■矛海 遼 > 「あぁ、それと少年。私は男女問わずこんなものだぞ?適当に食事に誘う。それをデートと言うものだろう?」
空気にそぐわない言葉を漏らす。割と本気で言っているあたり、所謂【アホ】である。
よくもまぁこんな男が教師になれたものである。
「で、化けの皮を剥がしたいが随分と分厚い。困ったものだな。」
■メア > あれぇ忘れちゃった?僕はメア…一緒に子猫ちゃんを助けた事さえ忘れちゃった?あんな死線を乗り越えたのに、酷い男だね君は…
(泣くふりをしている。演技する気も内容なお粗末なふりを)
嘘つくなよ、先生♪お前、あの時の言葉を忘れた?
それに、ストレス発散中に近付いたよね?あれのせいで余計に
ストレス溜めちゃったっての♪(はっ、と笑う。忌々しいものを見る目で見つめ、楽しそうに話している)
■矛海 遼 > 「あぁ忘れた。
そちらも忘れていた様だな?私は【忘れっぽい】。」
やれやれと言葉を溢して一度空を仰ぐと再び視線を向ける
「全く気持ちの悪い稚拙な演技だ。「がんばりましょう」の判子でも押して欲しいのか?」
■翔 > 視線を合わせて、悟る
こいつ、まじめに言ってる
「んなもんデートって言ったら世の中デートで溢れるぞ」
はぁ、と呆れたようにため息を吐く
わざとらしく
「確かに、相当面の皮も厚いみてーだな」
子猫、ときいて
一瞬胸を何かが通り過ぎるが、それだけだ
記憶は、共有してる
んじゃ、次に確かめるのは
「んじゃ、俺が代わりに押してやるよ」
三歩だ
そこまで距離は詰めた
拳すら構えず、自然体から一気に加速して
メアに拳を叩き込もうとする
■メア > 演技ねぇ…悪いけど、全部僕の本心だよ♪そして、メアの本心…
あんたに会いたくない、本気で殺しそうになったあんたに
合うのが嫌で嫌で嫌で嫌で、僕が出て来たんだよバーカ
(見下し、親指を地面に向けて答える。)
アハァ♪(分かっていた、と言うより待っていたともいえる
反応速度で拳をいなし、目と鼻の先まで顔を近づける)
女の子に殴りかかるなんて酷いなぁ…僕は君の事紳士だと思ってたんだけど♪(ニタリと笑い、じっと目を見つめる…そうすれば
わかるだろう。今目の前に居る何かはイカレてる、と)
■翔 > どういうことだ?
メアの本心?
つまり、それは
拳をいなされることに驚く
こいつ、異能だけじゃなかったのか
そして目の前の誰かで視界が埋まる
やっぱり、変わらない
見た目だけは
だが答えが絞りきれねぇ
だから、あえて言う
「多重人格
もう一人の、メア、とでもいいてーのか、お前」
目線をそらさず、身体も動かさない
ただし、もう片方の拳は、引き絞ったままだ
■メア > それだと、もう片方の拳で殴れば…誰が痛いんだろうね?
(ニタリと笑い、ゆっくりとした動きで離れる)
多重人格…うん、惜しいけどちょっと違う。
理解としてはそれでいいけど核心の部分が違う感じかな♪
……それで、そんな不安定な心境で君は僕を殴れるの?
(ニヤニヤと楽しそうな笑みを浮かべている。)
■矛海 遼 > 「殺しそうになった?私を?………………ふっ」
表情が一瞬見えなくなる、そして――――――――
「ハハハハハハハハハハハッ!!」
笑う、嗤う、哂う。ただひたすらに。
「ヤバイ、ヤバいなァ………腹が痛くて堪らんよ………!!」
ユーモアのセンスは良いみたいだなと付け加えた後、いつも通りの眼と表情に戻り
「随分と安く見られた物だな?」
あの時、闘技場の時以上の狂気を孕んだ絶対零度の瞳が見据える。
■翔 > やりにけー相手だな
何も考えずに殴らせろっての、ったく
最近なぐれねーもんばっかで嫌になるぜ
「おめーの話を聞けば聞くほど、メアの声が聞きたくなってな
一発殴ったらはい交代、とか、ねーか?」
そう言いながら、自分も少し離れる
後ろから、笑い声と、怖気
学校の先生が簡単に殺意なんて出していいんかね、と思うが
「殺すのはやめてくれよ、先生」
俺ごと、な
■矛海 遼 > 「なに、一度開き直った方が良いという物だよ少年。それに私は殺人趣向があるわけでもない。」
首元や肩から鈍い音を響かせる
「何が殺してしまいそうだ馬鹿馬鹿しい、傷つける事も傷つけられる事も怖いだけの臆病な少女だろう。殴る価値も無い。」
■メア > 別に安く見ている訳じゃないよ♪けど、首を噛み千切るって
子供からすればどう写ると思う?(クスリと笑い、矛海の方を向き)
ハハ、さぁ?ここで君たちが死にかけてくれればどうにか
なるんじゃない?でも…そんな事させないけどねぇ……
僕等と違って、メアは繊細な子なんだ。お前等のせいでこれ以上
傷付けられたら溜まったもんじゃないよ。特に、先生にはね♪
(矛海の方をちらりと見る)
■翔 > 意図していったわけじゃねーってのはわかるが
開き直る、ね
未練がましいのはわかってるっての
「その言葉、信じるぜ」
頭を掻きながら後ろは向かずに横にずれる
直線距離はあけてやらねーとな
「随分とよくメアの事しってんじゃねーか」
繊細、か
それは俺の知らないメアの顔だな
■矛海 遼 > 「僕【等】と言う事は貴様はあの影か。通りでいろいろ知っているわけだ。」
全く面倒な。
「誰もが傷付かずに前へ進んで行けるほど世界は甘くもあるまい。
誰だって繊細なんだ、痛みに気づいていないのは貴様【等】の方だろう?」
■メア > 何せ僕だってメアだからね♪君よりは分かっているさ、
メアは繊細で優しくて…壊れやすい♪(小さく笑みを零し、矛海の方を向く)
誰だって繊細、あぁそれは間違いない。どんなに鈍感に
見える奴だって繊細な一面はあるからね♪
けど、その中でも脆いのと硬いのが有る。
それにこんな小さい子供だよ?
そんな割り切って考えられたら苦労は無いよねぇ♪
(笑顔で演説じみた振る舞いで話す)
それに、自分が傷付くよりは相手を傷付ける…それって普通だよ、
僕は聖人君子じゃないからね♪
■矛海 遼 > 「ならば尚更傷つけねばなるまい」
透き通った刃が手に握られ。
其れをそのまま、自身の首へ突き刺して行く
「もう一度聞くぞ?その痛みは【傷つける事】か?【傷つけられる事】か………?」
喉元を抉り、口から血を吐きながら声を溢す。
■翔 > 壊れやすい、か
その面も、知らない
考えてみればあんまりメアとしっかり会話したことねーんだよな
しよう、しようと思ったまま、先延ばしにしていた
その代償かね
「ちょ、おいせんせいー!?」
そういうなんかなんだろうが、流石に、それは
一瞬メアに同情してしまった
■メア > はっ…そうだねぇ…『僕は』傷つけられる痛みかな♪
(唇を舐め、次の動きを警戒…否、楽しみにしている。)
■矛海 遼 > 「【貴様】には聞いていないよ。」
引き抜くと、血の垂れる刃を少女へ向ける
「あぁ、少年。会話できるくらいには余裕だ。」
血を首から吹き出し、口から垂らしながら淡々と答える。
「どうした?傷つけても死なない男が―――――――お前の牙を全て受け入れてやる男がここに居るんだぜ?いつまで引きこもっているんだ?」
■メア > へぇ…♪なるほど、色々読めたよ♪(矛海の一連の言動に気付き、嗤う)
やっぱり、あんたは危険だ…二度と近づけないようにしてあげるよ♪
……って言いたいけど、痛みを感じない不死人と
まともにやりあう訳ないじゃん♪
(ニタリと笑い、翔の背後にテレポートし、背後から
抱きつくように翔に捉まろうとする)
■矛海 遼 > 「痛みはあるさ。貴様【ごとき】には一切わからんだろうが―――」
首元の傷が埋まって行き
「彼女を閉じこもる原因を作ったという意味ではな。理解したか?これが【傷つける】痛みだ。」
刃を適当な所に投げ捨てる
■翔 > どう動くか、と先生を見ていたから背後にテレポートしてきたメアに気付かなかった
「おまえ、テレポートまで!?」
メアってこんなすげぇやつだったのか、と思いながら背後に取り憑かれる
先生にこのまま切られる!?
と身構えたが、どうやらやる気はない…のか?
■矛海 遼 > 呑気に鼻歌を歌っている。
刃はその場に転がり唯のふざけているだけの男の姿が――――――
―――――溶けるように姿を消して翔少年の背後側から声が響く
「私はそこにはいないぞ?ここに居る」
■メア > 僕には分からないなぁ…傷つける痛みなんて、僕には必要ない。
そんな物、メアにも必要ない…そんな物が有るから、
メアがいつも傷付くんだ
(翔の背から矛海を見つめ、忌々しそうに呟く)
だから僕は傷つけられる痛みだけ分かっていればいい、
それさえ分かれば、メアだってもう少し幸せに生きられる、さ!
(翔を踏み台に、翔の前に降り立つ。人間の、しかも子供には
絶対に無理な動きにメアの身体が軋む)
■矛海 遼 > 「やっぱり――――――つまらないな。貴様」
溜息を付くと路地裏の周囲を見渡し
「今彼女が傷ついている原因の物を理解できない物が彼女を幸せにできる物か。
いいか?他人の痛みを理解できる者に、何も考えていない者が勝てると思うな。
貴様は怯えて閉じこもっているメアよりも遥かに弱い。」
■メア > ハハ、つまらないね先生♪
(わざとらしくため息をつく)
今メアが傷ついてる原因?それはあんただよ♪あんたを傷つけた、
それが頭の中でグルグル廻ってる。あんたが怪我してなかろうがどう
思っていようがメアには関係ない、だってそう思ってるのがメア自身なんだから♪
それと、別に幸せにしようだなんて思いあがってないさ♪
ただ、これ以上傷付く様な事にはさせたくない…それだけだよ
■矛海 遼 > 「ほほう、私を傷つけて引きこもる。それは何故だね?」
唯々不愉快そうに
「貴様が尚更そうさせているんじゃないのか?傷つけることに痛みを感じない、貴様がな」
■メア > それじゃぁヒントだよ先生♪僕は何一つ嘘は言っていない、
君たちに会ってから一度たりとも…そう、一度たりとも♪
その意味をよく考えれば分かるよ、いや…実はもう分かってるんじゃない?
(首をかしげる、本当に分かっていないのか…不思議そうに)
■翔 > 「メアは、優しいやつだ
きっと、友達が傷つくのが一番嫌なやつだ
先生、あんたのそのやり口は、メアの心を抉る
多分、そうだろう?」
今までの話をずっと黙って聞いて、ない頭で考えた
何時だってメアは友達の為に、誰かのために側で力を使ってきた
そういう奴だ
だからこそ、この先生の自らを傷つける力が、メアに過度なストレスを与えた
俺は、そう思う
メアの瞳をじっとみつめた
■矛海 遼 > 「会いたくないからと言うのは聞いた、で?」
「会いたくない理由が殺しそうになったという事なのに、絶対に殺せない者が此処にいるのは矛盾しているな?」
■矛海 遼 > 「あぁ、優しい子だとも。でなければ、私は【あの時】守ったりはしなかった」
【あの時】。それは炎の巨人の現れたあの時である。
「それと、私を傷つけるように仕向けたのはどちら様だったかな?」
■メア > 殺せないなら傷付けても良いなんて…頭沸いてんじゃないの♪
(ふっ、と笑う)
やっぱりあんた危険だ…そう、ちょっとだけズレてる。
あんたみたいに優しくメアを壊す奴が一番厄介なんだよね…あぁ
やり難いやり難い。(肩を竦めて矛海を見る)
正解わねぇ、自分が自分に優しくしてくれた相手を傷つけた。
そのせいでトラウマ抉っちゃったから♪
これがあんたの顔も見たくなくて逃げたメアの真実だよ、
今のあんたはメアのトラウマが服を着て歩いてる状態…そんなのと楽しくお喋りできるなんて、言わないよねぇ、矛海?
(質問ではなく確認、返答次第では見切りをつけるだろう。こいつもイカレている、と)
■矛海 遼 > 「出来るさ。私を【優しい】と形容できるのならば、な」
ゆっくりと近づいて行く、唯、淡々と、ゆっくりと。
その姿は死神か、それとも―――――
「敢えて言おう。彼女は私を【傷つけていない】。それが答えだ」
■メア > なら、僕も言おう…お前とだけはメア会わせない、そしてそれはあんたの答えだ♪
(イカレている、と言うよりもズレてる…あぁ、理由なんてどうでも良い、何にせよこいつは…)
あんたはメアを壊す…翔君もそう思わないかい?
(ぐるりと、翔の方を見る)
■翔 > 「俺には、平行線に見えんな」
受け入れようとさせる先生と、受け入れないとするもう一人のメア
話を聞く限り対応を間違えたのは先生だ
「先生、本当に受け入れて欲しいなら
あんたが自分の痛みに気づかねーとダメだ」
■矛海 遼 > 「痛みなら先ほど言ったぞ?肉体的にでは無く、此処であると、な」
血の付いた親指で自身の胸元を叩く
「彼女がこうなってしまった原因を作ってしまった事、彼女に私を傷つけさせたと思わせてしまった事。それが私の痛みだ。」
■翔 > 「ならそれをしっかり言えってこった」
頭をがし、とかいて
「あんたの言い回しはくどすぎんだよ
あとあの首たたっきるのやめろ
自分を傷つけて力を使うのやめろ」
■矛海 遼 > 「今それをはっきり言っただろう?」
ふぅ、とため息を付こうとしてうっかり血を吐きだしつつ。
「私にとってはこの子は大切な子だからな。」
口元を拭って言葉を漏らす
「拒絶されたことが私にとっての痛みだよ。」
「あぁ、それと首切りサービスは今回だけだ。死んだふりか殺人現場ごっこをするくらいにしか使わんわこんなモン。」
■メア > 大切、か…変わってるねあんた達(呆れたような素振りで呟く)
それにあんたみたいなおっさんがそんな風に言ってたら怪しいよ先生♪
そう言う趣味の人みたい♪
(冗談っぽく笑っている)
■矛海 遼 > 「褒めるなよ。ケツが痒くなる」
何処かからともなくハンカチを取り出して血を拭いている。
「この際趣味を開拓してみるのも良いかもしれんな?と、冗談だが。」
あと少し若ければ考慮には入っていたのだがな、と付け足しつつ翔少年を見やる
■翔 > 「おせーんだよ
なんつーかあんた、素直じゃねーのか天然なのかわかんねー」
この先生とメアの間に何があったのかはよくわかんねーけど
すれ違いは、どこでも起きるって事でいいんだろうか
俺と、アイツの間もすれ違いだったら
いい加減、やめようぜ
「俺はメアに色々と借りがあるからな
大切なやつだよ」
ま、確かに先生のやり方はちょっとわかりづらすぎたんだろーが
「それで、メア
合わせてくれんのか?」
■矛海 遼 > 「私は私だよ、少年。変わってるとはよく言われるがな。」
ふう、と一息ついて空を見上げる
■メア > そうねぇ…会って何がしたいわけ?
こっちはできれば会わせたくないんだよねぇ♪
言ったでしょ、トラウマの塊りだって。
悪いけど、先生には合わせるつもりは無いよ。暫くわね♪
■翔 > 「だってさ、先生
謝る機会は当分先になりそうだな」
肘で軽く小突いて
■矛海 遼 > 「最初に言っただろう?――――――――デートもとい食事とな」
小突かれるとごふぅ、と血を吐いて
「………会う気がある、それだけで十分さ。
ところで少年、近くにポリバケツか洗面器無い?血と一緒にいろんなのをリバースしそうなんだけど」