2015/06/13 のログ
薄野ツヅラ > (ふう、と困ったように肩を竦めて両手を広げる)
(やはり彼女に同席してもらって正解だった、と嘆息する)
(風紀公安の一件で上手く立ち回った記者がいる、と聞いていたがその腕は間違いなく確かだった)

柄でもなくアツくなりすぎたわぁ、ごめんなさいねェ?
立場上『法律には従わないといけない』筈の公安の方については憂慮する、って言ってくださいましたもんねェ───……☆
本来ならそこで切るべきだったわぁ、これは失礼

(咥えていたキャンディを外して小さく頭を下げる)
(ふーむ、と暫し瞑目した後、おもむろに笑顔を浮かべた)

そうだ、それじゃあボクが随分と阿呆な独り言をだらだらと垂れ流していた、ってことにしてくれないかしらぁ?

(悪戯を咎められた子供のように、くすりと)
(立場がある人って大変ねェ、といつも通りの悪態をついた)

『室長補佐代理』 > 「別に俺は構わないさ。俺は最初から『愉しい御茶会』をしにきただけだからな」
そういってそれはもうわざとらしく肩を竦める。
「まぁそれに言いたいことがわからないわけじゃない。『部下』との『コミュニケーション』を円滑にしたいのもまた事実ではあるしな」

麻美子 > 「最低限、公安委員会として『落第街については見えないってことにする。』、
 『彼女にはきちんと注意をする』って答えたんスよ?」

呆れたようにため息をつく。
「それ以上つっかかるのは下策も下策ッスよ。
 そこまで約束させておいて、態々本音を聞いてどうするんスか。

やれやれと首を振り、パフェを食べなおす。
ゆっくり食べているので、まだまだ量がありそうだ。
「そんなもの、ただの私怨ッスよ。
 『注意してくれる』って言ってくれてる人を困らせてどうするつもりッスか。
 ここで彼がもし「じゃあ盲目になろう」って言ったら、
 その場で彼の規則を守らないといけない『公安委員』って立場が無くなって、
 注意してくれるって人がいなくなるって事すら分からないんスか?」

『ま、そもそも優秀な公安委員である
 『室長補佐代理』サンがそんな事言うとは思えないッスけど』と苦笑する。

麻美子 > ふぅ、と息をつく
「ま、あくまで公安委員と話すつもりなら、『建前』以上は聞くなって事ッスよ。
 『建前』から『本音』を察せ無いようなバカなら話は別ッスけど。」

もぐもぐとパフェを食べつつ、そう付け加える。

麻美子 > 『室長補佐代理』の言葉ににっこりと微笑み

「……だ、そうッスよ。
 『お茶会』のどーでもいい雑談として話すなら、
 まー、いいんじゃないッスか、気が済むまで愚痴れば。
 女子高生がカフェで話す内容なんて、どうせ愚痴が半分ッスよ。」

『麻美子もパフェついでに聞いてやるッス』と言いつつ、
パフェをつつく。彼に奢ってもらった手前完食したいのだが、
いかんせん量がおおすぎてそろそろおなか一杯だ。
……と、いうのに、このパフェはまだ半分以上ある。

手が遅くなって来てはいるが、なんとか食べきりたい。
固い決意を胸に恨めしげにパフェを睨み、一口食べた。

『まずくはないんスけどねー……。』

薄野ツヅラ > まァ、最初にボクも私怨だーとは云ったしぃ……
純粋に興味が湧いちゃったのよぉ、だってこんなに面白そうな──……

楽しいお二人と話す機会ができたものでねェ

(怒られたのにまだ言い訳をする子供のように)
(咎められればまた楽しそうに笑った)
(広報部もこりゃ風紀公安以上に強かだ、と確信を得るようにその言葉を呑む)
(かつり、杖を鳴らして立ち上がる)
(すうと息をしっかり吸い込んで腰を折った)

深追いしすぎた点については謝罪するわぁ、それからご忠告どうも

(至って普通に、当然の謝罪と感謝の言葉を一つ)
(頭を上げれば困ったように微笑んだ)

朝からどうも冷静じゃなくってェ
大事な人が公安に大怪我させられたもので余りに気が立ってたみたい

(自業自得みたいなところはあったけど、と愛おしげに笑う)
(其れは今迄のどの笑みより不気味に、されど幸せそうに)

『室長補佐代理』 > 「別に気にしなくていいさ。何度もいうように、俺は友人と茶を楽しんでただけだからな。些細な諍いから口論になることだってそりゃあるだろうさ。何も不自然なことはない」
左手だけを相変わらず仰いで、何でも無いようにそういう。
そう、最初からなんでもない。
そういう事になっていることだ。
なら、それでいいのだ。
「まぁ、薄野ツヅラ。それだけ強く言いたいことだったんだろう。なら、それは『そういうこと』だ。俺はそう受け取る。貴重な意見をむしろ……ありがとう」
そういって、男はいつもよりはいくらか朗らかに微笑んだ

『室長補佐代理』 > 「しかし、随分肩を持ってくれるようになったもんだな麻美子。最初の頃が嘘みてぇだ。ほんの少し前のはずなのに、もう大昔みたいに思えるな。不思議なもんだ」
そういって、また口元を緩めながら微笑んだが……麻美子の様子をみて、深く溜息を吐く。
「麻美子……それ、くいきれるのか?」
少し察したように、つぶやく。

薄野ツヅラ > 友人同士ならそりゃあ仕方がないかもしれないわぁ

(くすり、自分よりも何枚も上手な男の笑みを見遣る)
(同時にその隣の有能な仕事の出来る広報部員にも同じように笑った)

長々と付き合わせてしまってごめんなさいねぇ、
お詫びと云ってはなんだけれど二人に『一般生徒』の噂話が必要な時が来たら何時でも手伝うわぁ───…☆

じゃああとはおアツいお二人でごゆっくりどうぞ
ボクはこの辺で失礼するわぁ☆

(よいしょ、と杖に体重を預けて数歩歩む)
(随分と話し込んでいたらしい、そろそろいい時間だ)
(落第街の夜は暗い。街灯だって少ない)
(そんな夜に呑まれる前に早めにホテルに帰ろう、と重い足を引きずりながら薄野廿楽は背を向けた)

麻美子 > 「恨むなら相手が違うッスよ、それに、目的を達成したなら、
 それ以上はつっかかってもいい事ないッス。
 言葉で戦場に上がる気なら、引き際も弁えてこそッスよ。」

にっこりと彼女に笑いかけつつ、パフェを一口
彼女が立ち上がれば手を振る。

「あ、帰るんスか、麻美子も楽しかったッスよ。
 ……最近物騒らしいッスから、気をつけて帰るッスよ?」

ご案内:「カフェテラス「橘」」から薄野ツヅラさんが去りました。
麻美子 > 少し頬を赤らめ、隣の彼に答える。
「ま、知らない仲じゃないッスから、
 こんな事言われたら困ってるだろうなって思っただけッスよ。」
『お互いの立場も、言えないことも、よく分かってるッスから』と付け加え、頬を掻く。
そしてパフェを指差して苦笑いする。

「……『室長補佐代理』サン、残り、食べないッスか?」

頑張って食べたものの、1/3ほど残ったパフェ。
ようするに食べきれない、ということだろう。

『室長補佐代理』 > 「かまわねぇよ。面白い御話しを山ほどきけたからな。あと、アツいだのなんだのは余計だ」
少し困ったように苦笑するが、どこか愉快気ではあった。
「まぁ、恐らく何だかんだで『世間話』の機会は増えると思うぜ。薄野ツヅラ。今後もよろしくな。それでは――良い夜を」
夜の闇へと消えていく『友人』を見送って、男は笑った。

『室長補佐代理』 > 「……」
暫く押し黙っていたが、最後には溜息をついて、そっと左手を差し出す。
「丁度甘いもんが食いたくなった。全部寄越せ」
そして、滲むように口端を歪める。
「知らない仲でもないんだろ? ほら、寄越せよ」

麻美子 > 「甘い物が食べたくなったなら仕方ないッスね。」

ケラケラと笑って、『室長補佐代理』のほうにパフェを押し動かそうとパフェに手を伸ばした。
そこでふと思いついたようににまりと笑う。

「……さっきみたくあーんするッスか?」

悪戯っぽく彼にそう笑いかけた。

『室長補佐代理』 > 艶美な含みが感じられる麻美子の笑みに対して、男はまた溜息を吐く。
「それじゃいつまで経っても食い終わらねーじゃねーか」
呆れたようにそういって、笑みに眉間に皺を寄せて返す。
いつも薄笑いを浮かべているような男の筈なのだが、最近はこうやって普通の顔もするようになった。
「アホなこと言ってないでスプーンよこせ」
そういって、今度はスプーンに向けて左手を差し出す。
単純な気恥ずかしさもまぁあるのだろう。

麻美子 > 『冗談ッスよー』とけらけらと笑って、スプーンを差し出した。

「いっつも薄ら笑い顔だったのに、
 最近は結構いろんな顔を見せてくれるようになったッスよね。
 なんかちょっと嬉しいッス。」

そう言ってにんまりと笑いつつ、
パフェで冷えた体を温めようと頼んだミルクティーを飲みつつ、
彼がパフェを食べる姿をのんびりと眺める。

『室長補佐代理』 > スプーンを受け取って、ガツガツとパフェを食べ始める。
この男の外見でパフェをがっついているとなんだかシュールな画ではある。
「あ? 色々? ……ああ、まぁ、あれだな。もう麻美子と一緒にいるときはプライベートの方が増えちまったからな。そのせいじゃねーか」
笑みに対して、困惑した表情を向ける。
これも、以前なら恐らくただの意味深な笑みであったのだろう。
「なんで嬉しいのかよくわかんねぇけど。野郎の百面相なんて見ても面白くねぇだろ」

麻美子 > 彼がパフェを食べる様子を見ると、
ミルクティーを噴出しそうになる。が、必死に堪えた。

「さぁ、どうなんスかね、麻美子はブン屋ッスから、
 怪しい人の自分の知らなかった一面とか見ると、
 知的好奇心が満たされるのかもしれないッス。」

そう、彼の困惑した顔を指でつつく。

「ま、それ食べ終わったら帰るッスよ、そろそろ時間も遅いッスからね。」

『室長補佐代理』 > 顔を指でつつかれると、「んだよ」と言いながら猫のように少し迷惑そうな顔をするが、気にせずパフェを食べる。
「好奇心ねぇ。職業柄って奴か。麻美子らしいな。まぁ、だったら思う様知的好奇心とやらを満たすといいさ」
そして、あっという間に全部食べ終えると、空の器にスプーンを突っ込んで乱暴に左手で口を拭う。
 
「理由はどうあれ、お前と一緒にああだこうだするのは俺も嫌いじゃない」
 
指先についたクリームを舐めとりながら、時計をみる。
「確かにいい時間だな。いくか」
そして、伝票をみて一瞬顔をひきつらせてから、「まぁ約束だしな」と諦めたように呟いて立ち上がる。
 
「どうした、麻美子。いくぞ」

麻美子 > 「ま、そういう事にしといて欲しいッス。
 あと、麻美子も『室長補佐代理』サンと話すのは嫌いじゃないッスよ。」

そういってにしし、と笑みを零す。
昔に比べて、随分と印象が変わったものだ。
昔は同席するだけで身が強張ったのに、
今はむしろ進んで追いかけてすらいる自分が居る。

「公安委員サン、行儀悪いッスよー?」
そして、乱暴に左手で口を拭うのを見て苦笑する。
そこはせめて、ペーパータオルを使うなり、
手元にあったおしぼりを使うなりすればいいのに。

そんな事を考えてぼんやりとしていると、遥か頭上から彼の声がかけられた。
『行くぞ』と呼びかけられれば立ち上がる。
例によって、駅まで送ってくれる、という事だろう。
『そうッスね』と彼に笑いかけると、彼の手を握った。

「あ、ご馳走様ッス。」

思い出したように店を出る直前に付け加えると、二人揃って店を出て行くだろう。

『室長補佐代理』 > 「約束だからな。別に気にするな」
そういって、手を握られると、まぁもういつもの事かと思って軽く握り返す。
「ま、これもいつものことだからな」
夜の独り歩きはあぶないと、いつかいったようなことをまた言いながら駅まで送る。
そんな当たり前の日常。
以前の日常よりも少しだけ賑やかになった日常に男は、小さく笑った。

柱のような男に少女がついていく。
傍目から見れば不審者の婦女誘拐にも見えるかもしれない。
だが、それすらそう遠くない未来に、おそらく日常になってしまうのだろう。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から『室長補佐代理』さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から麻美子さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に『室長補佐代理』さんが現れました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から『室長補佐代理』さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に安室 冥路さんが現れました。
安室 冥路 > 「…まさかわんわんけんもバックパッカーも全部休みとは………っていうか行こうと思ってた店が何処も休みor満員行列とは………」
意気消沈してふらふら歩いている内に辿り着いたのはカフェテラス。普段は賑わっている店内が案外空いていたので適当な席に腰掛ける

「ここあんま利用した事無いんだよな…いつもあれだけ客がいるって事は不味い事は無いんだろうけど腹は満たせるのか…?」
メニューをぱらぱらと捲り始める

安室 冥路 > そもそもラーメンを食べよう、と思っていた腹にカフェの軽食というのはいまいちではある。しかし…席についた以上は、何かを頼まねばなるまい
オムライス。喫茶店の軽食としてはド定番であるがいまいちボリューム不足である。大体においてこの手の店のオムライスはお上品過ぎて口にあわないことが多い
サンドウィッチ。同じくボリューム不足。個人的には下町のパン屋が売っているような耳までついたままで、乱雑に袋詰めされたやつが好みなのだがここのは一口サイズに切られたお上品なやつだろう
パスタ。麺類だしこれでもいいか…と思わなくはないが。自分はミートソースの事をボロネーゼと書いてある店を信用出来ない。いや、実際は確かちょっとした違いがあった気はするのだが。あと個人的にはパスタというよりもスパゲッティと書いててほしい。

安室 冥路 > 「…いやいや、悪い方向にばかり考えるのは良くない。いっそここは意識を180度転換するべきなのではないだろうか」
「そう…俺は甘味が食べたかった、そう思い込めばいいのではないだろうか」
確か、ここの前を通りがかる時眺めた限りではケーキやらパフェやら…そういった甘味類を頼んでいた客が多かった筈だ
ここで甘味で小腹を満たし…飯自体は後で別の店で取ればいいのではないだろうか
うん、それがいい。そうするべきだ。初めて入る店ではその店のおすすめ品を頼む。それが王道でもある訳だし
「すみません、パンケーキ一つと、あとミルクティーで。あ、ミルクティーは甘めで。」

安室 冥路 > 程なくして注文したパンケーキとミルクティーが運ばれてくる

パンケーキ。ホットケーキと何が違うのかいまいち良く分からないが、なるほど確かに自分の知るホットケーキとはまるで違う。
自分の知るパンケーキは大体三段くらいに重ねられたそれの上にマーガリンの塊が乗せられ、そこにハチミツがたっぷりとまぶされたものである
スイーツというよりもおやつ。おやつというよりもカロリーの暴力、それがパンケーキというものだと思っていた
それがどうでしょう、今自分の眼前にあるそれは正しくスイーツ…
ふんわりと焼き上げられた小麦色の生地は貴婦人の肌のように艷やかで、見るからに柔らかく舌先でとろけてしまいそうなもの
その上にうっすらとかかるパウダーシュガーはそう、貴婦人の美しさを際立たせる化粧のようで見目麗しい
皿の端にちょこんと盛られたクリームは優雅な貴婦人の茶目っ気を示しているようで

面倒くさくなったのでもう食べようと思う。ナイフで切り分けたパンケーキを一口、口元に運ぶ

安室 冥路 > 「あ、美味しい。生地自体は甘すぎないししつこさがない、パウダーシュガーがいい仕事してるねこれ。」
二口目はクリームを軽く塗って、食べる
「うん、良い…このクリームも上品な甘さだなぁ。これならこう、あの…クリーム絞る奴、アレ。まるごと一本吸える。普通のクリームじゃ流石に途中で飽きそうだけど、いける。」
我ながらどんな感想だと思わないでもない。でも美味いんだもの。仕方ないよね。

安室 冥路 > ミルクティーも美味しい。普段良く飲む缶の紅茶とは全く別物ではあるが、多分これが本来の紅茶の味を引き出しているミルクティーなんだろう
予想していたこってりとした甘さではないものの、これはこれで美味しいと思える
思っていたよりも満足度自体は相当高いのだが…
「…まぁでも、量少ないな…美味しいからもっと食べたいけど高いしな……」

安室 冥路 > 既に半分になってしまったパンケーキを見る。とても悲しい。
一息ついて周囲を見回してみる、客層の大半は女性。ちらほらと男性の姿もある…が
その殆どが連れがいる、或いは連れを待っている様子
そこでようやく、気がついたことがある
…まさか純粋に腹を満たしたい、という気持ちでこの場所に来るのは間違っていたのではないか…ということに
いや、一応切り替えはしたけれど。ただ一人で甘味を味わいに来る男、というのもそうはいないだろう

安室 冥路 > 単なる被害妄想だろうとは思う、思うのだが…しかし
もしかして今自分は周りから寂しい奴だと思われているのではないか…?
気が付けば他の客席埋まってるし、四人がけのテーブル一人で占拠してるし

ご案内:「カフェテラス「橘」」に詩想 八夜衣さんが現れました。
詩想 八夜衣 > (時間は、夜頃だろうか?ぶらり途中なんとやら。別に、目的があったわけではないのだけれど、「ゆっくりしたい。」との思いで、話題となっているカフェテラスへと足を運んだ―――)
…むぅ。
(のはいいのだが。…席、殆ど全部埋まってる。大体が四人掛けだが、その内ほぼすべてに、4人か3人座っていて、とてもではないけれど、座れそうもなく。…が、一つ、座れそうな所があった。座っているのは、一人だけだ。)
…失礼します。相席、少しだけ失礼させて頂いて宜しいでしょうか?
(言葉の対象は、丁度甘味を堪能しているであろう、安室へと向けられて。因みに、本日もナチュラルに和服であることを、後付しておく。)

安室 冥路 > どうしたものか…さっさと食って、帰るべきだろうか。いやそれはそれでなんかこう…カフェテラスってもっと、ゆっくりとするところだろう…?別に一人でゆっくりしたっていいじゃん…?という無駄な自尊心が鎌首をもたげ
「アッハイ?」

若干俯き加減で身の振り方を考えていたところ、急に声をかけられて頭を上げる
間抜けな声で応対してしまったが、改めてかけられた言葉を吟味しなおして
「あ、はい。大丈夫ですよ。他、満席ですし………ね。」
改めて見れば場違いな和服姿である事に気付いて、若干呆然としたような間が空くも対面の空席を手で指し示す

詩想 八夜衣 > ん…?
(どっかで聞いたようなフレーズの返答に少々怪訝そう。)
あ…それでは失礼いたしまして。
(一礼して。)
…えぇ、何だってこう、混雑しているのでしょうね。
(少なくとも、晩御飯時は避けたつもりなのだが。それでは、示された方へと腰かけて、少々物憂げに呟いた。)

安室 冥路 > 「ははっ、ここ大体いっつも混雑してますしねー。さっき俺が入った時はそんなでもなかったんですけどいつの間にかこんなでしたよ」
改めて顔を見てみれば、見覚えがある。美人だから…というだけではなく、確か生徒会役員だと記憶を引き出した
委員会活動をしてればある程度生徒会とも繋がりはある、が。役員クラスともなれば話は別。面識自体は無く、こちらが一方的に知っているだけだろう
「でもまぁ混雑するのも頷けますよ、初めて入ったんですけど美味しいですもん。パンケーキがこんなにふわっとしてるものだって俺今初めて知りましたし」
食べかけのパンケーキを示せばやんわりと笑い

詩想 八夜衣 > そうでしたか。本日初めての来店ではありましたが、やはり、人々から囁かれるだけあって、とっても混雑……あら、そうでしたか。どうしてかしら、もう御飯時は避けたつもりだったのですが、読みが甘かったという事でしょうか。
(むー、と顎に手を宛がいつつ、あたりを見まわしたらば一考。)
あら、あなたもでしたか。…成程、それはとても美味しそうですね…!
(ちら、と見せられたそれ。彼が小麦色と形容したそれは、色からしても食欲を掻き立てられて。して、クリーム等も、…と、その様な形容をしていたらお腹が空いてきそうである。こほんとわざとらしく、和装の袖を口元に宛がえば。)
…では試しに私もそれと同じものを注文しましょうか。
正式名称は…普通にただのパンケーキですか。
(メニューをそれとなく持ち上げて。)
………グリーンティというのはマイナーな飲み物なのですね。
(欲しい飲み物がなかった事に、眉を下げた。)

安室 冥路 > 「大体ほぼ満席か、それに準ずるかって感じしますよこの店。やっぱり学校から近いからってのもあるんでしょうけど。一応この店のオススメメニューみたいですし、俺からもオススメ出来ます。ぜひぜひ。」
言いつつ、残り半分のパンケーキを更に半分に切り分けて口に運ぶ。やはり美味い。自然と顔が綻ぶ。
「カフェテラスでグリーンティーって人はそんないないでしょうからねぇ、甘味処、とかお茶処なんてところだったらともかく」
「抹茶オレとかだったらあった気がしましたけどお茶自体を求めてる人にはそれじゃないでしょうし」
自身のカップを持ち上げて
「でもここ、紅茶も美味しいですよ。ちゃんと茶葉の味がするっていうか。俺本格的な紅茶ってあんま飲んだことないから本当に美味しいものなのかは分からないですけど」

詩想 八夜衣 > ふむ…。成程。それでは、パンケーキと抹茶オレとやらにしましょうか。グリーンティとほぼ同義でしょうしね。
(ぱたりとメニューを閉じれば。とん、と元あった場所に置き直して。その勢いでしれっと注文を済ませる。)
…紅茶もいいのですが、あまり飲みませんねー…どれ、御紅茶も一つ。注文すればよかったでしょうか。
(飲み物は一つでいいだろうけれども。)
…ああ、ひょっとしなくても、生活委員会の御方ですか?
(ふと、パンケーキを口に運ぶ際に腕章が目に映ったらしい。)

安室 冥路 > 「…いや抹茶オレとグリーンティーはまた大分別物な気がするんですが。抹茶オレ甘いですし」
生徒会役員、という肩書からもっとお固いタイプの人かと思っていたがもしや天然なのだろうか。そんな疑念が湧いて出る
「まぁまたその内来る機会自体はあるでしょうしその時でいいんじゃないですかね。無理して飲むようなものでもないですし」
持っていた紅茶を口付けて、一口すすった後に軽く頷いて
「ですよー。生活委員会の閑職、暮らしの安全課所属です。まさか生徒会役員様と席を一緒する機会があるとは思わなくて下っ端的にはちょっと恐縮ですね」
ちょっと嫌味っぽくなったか、と口に出してから感じてわざと冗談っぽい仕草をしながら下手に振る舞う。

詩想 八夜衣 > ―――え?はい?グリーンティも甘いものでしょう?ほら、粉を溶かして作る奴ですよ。
(右眉あげて、疑問符をふわり。どうにも、言葉の意を互いに行き違えているような…?尚、天然と言われて否定できるかと言われれば怪しいのもまた事実だが。)
それもそうでしょう。次の機会にとしましょうか。して、私の事御存知でしたか。自分の持ち場を卑下するものではありませんよ。…その、閑職というのも、良いものでしょう。
(何だか、皮肉めいているけれど、穏やかに、そして軽やかに一笑を馳せて、綺麗に纏めて流しておく。)

安室 冥路 > 安室冥路は基本的に子供舌である、苦いものは余り好きではなく故に苦いもの、と印象付いている抹茶に対して知識が全く無かった
「………グリーンティーって緑茶の事じゃないんです?え、抹茶…とかそういうやつですかね、それ。アレって苦いものなんじゃ…?」
若干恥ずかしそうに首を傾げて、尋ねる

「やー、それにしたって生活委員会の中でも特別出来の悪い奴等の寄せ集めですからね。まともに仕事してる奴の方が少ないくらいなんで、このくらい言っとくのが丁度いいんですよ」
手をひらひらと振り、笑う。卑下している風でもなく、事実そんなものだという事をただ示しているようで
「まぁ俺としては悪いものではないですね、良いものっていう程でもないですけど、楽しいですよ。多分何処の仕事よりも生活に根ざしてるところに関わってますからね」

詩想 八夜衣 > …んん、失礼ながら。緑茶ではありませんよ。恐らく。して、粉末は市販されています故、今度調べてみると、良いかもしれませんね。
(ちら、と相手見て。して、もう注文が届いたらしく、うんうんと、それらを見遣って、食器に手をかけ。)
…はぁ、そうですか。取り敢えず、御仕事頑張って下さいませね。…むぐむぐ。
(それ以上、自身としては言いようがないわけで。幸せそうな表情でパンケーキを一口頂けば、抹茶オレをごくり。…少々、咀嚼やら飲み込みやらを一通りした後に。)
生活、ですからね。楽しいならそれで結構でしょう。…むぐむぐ。
(美味しい。何故か手が止まらない。まぶされた砂糖やら生地そのものの感触もさることながら、最後に頂く良い感じに冷えた抹茶オレの甘い、コクもありながらパンケーキと絡まっていく心地良いのどごしが何とも言えない。)

安室 冥路 > 「そうだったのか…グリーンティーって…緑茶を直訳したものじゃ…なかったのか…」
カルチャーショックを受けた様子で暫く放心したようにグリーンティ…などと小さく呟いていた
ショックから立ち直れば、残っているミルクティーを一口で飲み込み喉を潤して
残ったパンケーキを平らげる。甘いものはショックを受けた心を優しく包み込んで癒してくれた。
「はい、まぁ生徒会なんかに比べたら大したことをしてる訳でもないんでしょうけど、俺は俺なりに頑張らせてもらいます。先輩も忙しいでしょうけど、頑張って下さい。俺なんかが言うまでも無く頑張ってるんでしょうけど」
伝票を手にとって、席を立つ
「オススメ品なだけありますよねホント、ちょっと俺には量が物足りなかったですけどまた食いたいなって思いますもん。それじゃ、俺はこれで。ごゆっくりどうぞっす。」
軽くお辞儀をして会計へと向かっていった

ご案内:「カフェテラス「橘」」から安室 冥路さんが去りました。
詩想 八夜衣 > えぇ、お疲れ様です。頑張って下さいね
(して、一礼を交えて行く先を見送れば。4人掛けの席に、ただ一人残される形で。…まぁ、偶にはこういうのもいいだろうか。)
…むぐむぐ。
(ああいやしかし、何だか寂しい気がする。成程、これが圧力と言う奴だろうか。さっさと食事を終えて、帰ってしまいたい気がしてきた。)

詩想 八夜衣 > ………ふぅ。
(幾等か、時間が経過すれば、流石に平らげてしまって。あとは、ゆったりするのみ、と言ったところだったが…。)
空気がそれではありませんよね…。
今度、妹を連れてきましょうか。
(早々と、その場を後にする。)

ご案内:「カフェテラス「橘」」から詩想 八夜衣さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に井戸木さいこさんが現れました。
井戸木さいこ > 「うふふ、おひるさん、だねぇ。」

 カフェテリアの一席。
 美味しそうなオムライスを前に笑みをこぼす少女が一人。
 まあるく覆われた黄金色のオムライスはまさしく芸術の逸品であり、見るものの空腹感を誘う。

井戸木さいこ > 「ん、いただきまぁす。」

 スプーンで救って一口。
 口の中で卵が蕩け、ケチャップライスのしょっぱさと混ざり合う。
 このタマゴとケチャップライスの混ざり合った味わいを上手く口では表現出来そうではないも。が、とにかく美味しい。

「うふふ……美味しいかも」

井戸木さいこ >  そのまま食事を続ける。
 飲み物はジンジャーエールにした。
 ジンジャーの独特な風味と、甘い炭酸水が喉を潤す。美味しい。

ご案内:「カフェテラス「橘」」に空閑 栞さんが現れました。
空閑 栞 > 「ご飯ご飯……」

お昼時だからか、やはりカフェテラスは混んでいる。
空いている席を探すも、ほぼ満席なようだ。
食事をするには相席をするしかないだろう。

「えーっと、相席いいですか?」

申し訳なさそうにさいころの髪飾りをした少女に話しかける。

井戸木さいこ > 「あっ、うん。全然構わないかも。」

 笑みを浮かべて着席を促す。
 気付けばお昼時。カフェテラスも賑わっていた。
 静かなカフェテラスとはまた違う、学生で賑いを見せるこの空気も、
 不思議とテンションを上げてくれる気がして元気が出る。

「うふふ、こんにちは。混んでるし、気にしなくて大丈夫だよぉ?」

空閑 栞 > 「すみません……ここってこんなに混むんですね……」

頬を掻き、席に着く。
近くを通った店員にナポリタンとジンジャーエールを頼んだ。

「えーっと、どこかでお会いしたことってありますっけ……」
「あ、ナンパとかではなくて見たことあるような気がして」

質問がナンパっぽいと考えてすぐに付け足す。
なんだかこの少女には既視感があった。
どこかで、具体的には学校で見たような……

井戸木さいこ > 「うふふ。そうみたい、わたしもちょっとびっくり。」

 それとなく自分の食器を手元に寄せる。四人掛けの席だから十分空きはあるけど、整えるに越した事はない。
 残ったオムライスは丁度半分ほど。ゆっくりと食べよう。

「ん、そうかも。私、最近学校の先生になったんだ。
 だから、学校で出会った事もあるかも、うふふ。
 体育とか保険のアシスタントと、レンジャーやスカウトの概論、狩猟学を教えているんだけどね。その辺りの授業ってっ取ってる?」

空閑 栞 > 「お昼時に来たのははじめてだったので本当に驚きです……」

そんなことを言っているうちにジンジャーエールが届いた。
それを口に含み、喉を潤す。

「あ、ああー……なるほど……」
「取ってないですけど学校で見たことある理由はわかりました」
「先生だったんですね、私は2年の空閑栞です。先生は?」

柔らかく微笑んで自己紹介をする。
まさか自分よりも小さい少女が教師だと思ってなかったという失礼な考えは頭の隅に追いやった。

井戸木さいこ > 「そうだね。でも、それだけ人気がある証拠でもあるから、味は期待していいのかも。」

 くすくす、と楽しげに微笑む。
 実際、ここのオムライスは絶品だった。

「私は井戸木さいこだよ。
 うふふ、まだまだ新米教師だけど、よろしくね。空閑さん。」

空閑 栞 > 「みたいですね、ナポリタンも美味しそうですし」

タイミングよく届いたナポリタンを見てそう応えた。
食欲をそそる香りが鼻腔をくすぐる。

「井戸木先生ですね、こちらこそよろしくお願いします」

井戸木さいこ >  微笑みを返してみせれば、視線をナポリタンへと移す。

「うん。パスタって本当に上手く茹でようとすると大変だけど、見る限りとっても美味しそうだもん。今度はナポリタンにしちゃおうかな。
 ……うふふ、ここってメニュー多いよね。下手なレストランより豊富かも。」

 ナポリタンのトマトソースの香りはダイレクトに鼻腔をくすぐり能を刺激し食欲を沸かす。
 トマトケチャップにしても、トマトソースにしても、この直接的なそれと分かる香りはいかにも料理が在る事を伝えてくれる。

「うん。宜しくねえ。……あ、後生徒指導員でもあるんだ。
 困った事があったら力になるかも。なんてね。
 最近色々変な話も聞くけれど、空閑さんは大丈夫?」

空閑 栞 > 「先生のオムライスもすごく美味しそうですよね、見るからに美味しそうですし」
「ほんとに、この近くでレストランなんて開業したら潰されちゃいそうです」

芸術とも言える黄金色のオムライスは、見た目だけで食欲が刺激される。
絶妙な焼き加減であることが見るだけでわかる逸品だった。

「あら、そうだったんですか。それなら悪いことはバレないようにしなきゃ」
「変な話ですか……私自身は何もないですけど、知り合いが怪我をしてるのを見たりして物騒だな、と」

井戸木さいこ > 「それでも商店街や歓楽街のお店も負けないぐらいに美味しそうだったよ。
 うふふ、やっぱり人の集う所には"食べるもの"も美味しいものが集うのかも。」

 オムライスを頬張っている途中に、オムライスへの視線に気付く。
 美味しさをアピールするかのように、ウィンクをしてみせた。

「そうだね。バレないようにね。でも最後は自己責任だから、バレなくても無理のし過ぎはダメだよ?
 ……そっか、やっぱり多いみたいだね。怪我するようなお話。生徒同士の諍いも多いみたいだし、
 組織同士の抗争みたいのだって偶に聞くよ。新米教師だけど、ちょっと残念に思っちゃうかも。」

空閑 栞 > 「あら、そうなんですか? 今度行ってみようかな……」

今度はオムライスを頼もうかな、と思いつつナポリタンを口に運ぶ。
あまりの美味しさに思わず顔が綻んだ。

「ええ、無理はしないようにします。まぁ私はしてもサボりくらいですけどね。たぶん」
「組織同士の抗争ですか……なるべく関わらないようにしたいですけど、もし巻き込まれたら頑張って逃げないとですね」

井戸木さいこ > 「うふふ。でもいっぱいお店があるから悩んじゃう。
 一度食べ歩きしてみちゃおうかな。楽しいかも。」

 ゆっくりとスプーンを置く。
 両手を合わせて、ごちそうさまでした。

「うん。頑張って逃げたり、ちゃんと助けを求めてね。
 と言っても、関わろうと思わなければ大丈夫だと思うけれど……
 案外、そういう危険よりも試験勉強の方が大変かも。」

空閑 栞 > 「たまにはそれもいいかもしれませんね、自炊も1人分だと寂しいですし」

ナポリタンを食べる手を少し早めた。

「逃げるのは得意ですから、きっと大丈夫ですよ」
「ああ、試験勉強……憂鬱なことを思い出させないでくださいよ……」

少し表情が曇る。
魔術の勉強やピアノの練習で忙しく、すっかり頭から抜け落ちていた。

井戸木さいこ > 「うん。わたしは居候なんだけどね。
 それでも先生になるまで全然贅沢できなかったから、ちょっとしてみたいかも。」

 目を細め、懐かしむように笑う。ゆっくりと積を立った。

「うふふ、ごめんね。でも見えない脅威には違いないから、頑張って乗り越えてね。なんて。
 ……と、それじゃあ私はそろそろ行こっかな。またね、空閑さん。」

空閑 栞 > 「あら、そうなんです? それなら折角ですしたくさん贅沢しちゃいましょ」

その表情を見て、柔らかな笑顔を返す。

「ええ、それなりに頑張りますよ」
「またどこかで会いましょ。井戸木センセ」

フォークを置き、手を振って見送った。

井戸木さいこ > 「うん。どこかで会えるよ。うふふ。」

 一つ笑って、会計を済ませてその場を立ち去るだろう。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から井戸木さいこさんが去りました。
空閑 栞 > 「ふぅ、あんなに小さいのに先生かー……」
「いや、私と比較にならないくらい大きかったけど」

どこがとは言わないが、勝ち目が全くないくらい大きかった。
何を食べたらあんなに大きくなるのだろう。

そんなことを考えながらナポリタンを食べ終える。
会計を済ませてカフェテラスから出て行った。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から空閑 栞さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」にサリナさんが現れました。
サリナ > 店内に入って見回すと、陽射しを避けた奥の方の手ごろな席についた。
「カレーライスとガスパチョを、飲み物はミントティー…冷たいので」
あらかじめ決めていたのか、すぐに注文をするとテーブルに紙を広げてなにか書き物をしだした。

サリナ > 注文した物がやってくると作業を止めて食事に集中する。
冷製スープのガスパチョを一口に入れて味を確かめると、テーブルの脇にあったオリーブオイルをいくらか垂らした。
スープの材料にはオリーブオイルがすでに入ってはいたが、彼女なりの通な食べ方である。

サリナ > カレーライスに手をつけ、半分ぐらい食べた頃だろうか、何を思ったのかカレーライスにまでオリーブオイルをかけ始めた…

「む、あんまりおいしくない…」

一口食べての感想を言うとミントティーで胃に流し込む。
彼女の中ではカレーライスはオリーブオイルをかけてはいけないものリスト入りしてまったようだ。

サリナ > テーブルのものをあらかた食べ終えると皿を隅にどけて書き物の続きを再開する。
紙には文字のような羅列と一見意味のわからない図が描いてあったりと謎が多い。

(家に帰るまでには完成させておかないと…)

サリナ > 「ふぅ…」

作業が終わったのか、一息つくと残っていたミントティーを飲み干して会計を済まして去っていった。

ご案内:「カフェテラス「橘」」からサリナさんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に磐野 州子さんが現れました。
磐野 州子 > 「あ~~~……座った、座ったです…もう暫くは立ちたくないです…」
カフェテラスの席についただけで大袈裟に声を出してしまう州子。
何があったかといえばとある委員会街の一角を爆破してしまった後はそのまま授業に出席。
眠気になりそうになりながらもどうにか今日の授業を全て終わらせる事に成功出来て、
帰る所も無いのでとりあえずこのカフェテラスでご飯を食べにきた、というところである

「ここのバターロールは好きです。なんたって食べやすい、汚れにくい、安いです!この3つは譲れないです!」
お腹を空かせているからか袖を振って店員を急かしているつもりのようだ。

磐野 州子 > 「凄い見られてるですけど…別にカフェテラスを爆破するつもりは無いです…あくまで意図的に、ですけども」
周りの視線を感じたからか、くす、と笑って不安を煽らせるような
一言を漏らした後に出されたお冷を両袖で慎重に口に運んでいく

「それにしても次住む場所どーするです…委員会街は暫く近付けねーですし、
また落第街に隠れ住むです?いい加減襲われそうで怖いです
あ、お代わりお願いするです!」
ぷはー、と約半日ぶりの水分を補充してグラスを両袖を掲げて店員にお冷のお代わりを要求している

磐野 州子 > 店員が慎重に州子のグラスに冷水を注いで行くと足早に立ち去っていく。
「皆怖がりです。州子はテロリスト何かじゃないです。異能はテロリストそのものですけども」
そんな事を言っていると店員がバターロールを持って州子のテーブルに置いていくとすぐに逃げていく
州子はやや不満そうな顔をしながら出されたバターロールを両袖で持って慎重に口へ運んで食べていく

「バターロールを味わいたいのに爆弾処理班の爆弾側の気分を味わうのはなんとも言えないです」

磐野 州子 > 「…ふぅ。ご馳走様です。
物を食べれる、というだけまだ幸せです。」
バターロールを食べきり、両袖を合わせご馳走様の構えを取る。
久しぶりのご飯という訳ではないがお腹に何かが入っただけでもそれなりの幸福度は得られたのだろう

「あ、や…流石に物食べると眠くなるです…ちょっと、仮眠取るだけです…仮眠…」
瓶底眼鏡を外して州子の人相の悪そうな顔が現れたと思うとそれは机に突っ伏して寝息を立て始める

ご案内:「カフェテラス「橘」」から磐野 州子さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に四十万 静歌さんが現れました。
四十万 静歌 > 「はー。
 疲れた……ええと、
 紅茶とアップルパイお願いします。」

適当な席に座って注文。
特に今日は何があったわけでもないのだが、
妙につかれたので、ぐてっとテーブルに突っ伏して、
注文をまつ

四十万 静歌 > 暫くしてやってくる紅茶とアップルパイ。
美味しそう、美味しそうだけど……

「うー……」

ちょっとうだっている。
なお、紅茶はアイスの方なので、
別に冷めることは心配しないでも大丈夫

四十万 静歌 > まぁ、ぐでぐでしていても始まらない。
よしっと少し姿勢を正して座って、
アイスティーを飲む。
冷たい紅茶が喉を潤してくれる。
冷たいというのに香りも香ばしく、
とても美味しい味わい。

「あー……」

癒される。超癒されてる。私。

四十万 静歌 > 癒された所でアップルパイも一口。
甘い味わいがリンゴの酸味と絡み合って、
先ほど飲んだ紅茶の香りと混ざり合い、
パイのサクッとした触感とあわさり
最強に感じられる。
たまに、パイがサクッとしてないのもあるのだが、
やっぱりサクッとしているのが最高。

「美味しい――♪」

幸せが満ちてゆく、
頬が自然とほころんだ

四十万 静歌 > 黙々と幸せそうに食べる。
紅茶、パイ、紅茶、パイと交互に。
のんびりとした時間が流れている。

四十万 静歌 > だが、やがてはその楽しい時間も過ぎ去ってしまう。
アイスティーとアップルパイがなくなったのだ。
無くなって……しまったのだ。

「ご馳走様でした。んー……」

他のもの注文しようかな、どうしようかな、
と悩みながらテーブルに突っ伏す。
財布との相談だが、
追加注文する場合、ケーキが晩御飯になる。

ご案内:「カフェテラス「橘」」に桜井 雄二さんが現れました。
桜井 雄二 > (グァバジュースを手にカフェをうろうろしている)
(先に飲み物を受け取ったはいいが席がなくて困っている)
(その時、以前に友人になった相手を見つけて声をかける)
相席いいか、四十万静歌。混んでいて困っているんだ。
………それと、何かあったのか?

四十万 静歌 > 「はわっ!?
 あ、はい、どうぞどうぞ!」

声をかけるとびくっと跳ね起きて頷き了承する。
何かあったのかといわれると、
少し顔を赤くしてちょっと横を向いて――

「え、あー、その……
 追加注文しようかどうしようか迷ってたんですよ。
 なんというか、
 ちょっと紅茶とアップルパイをたべたら、
 もっと欲しくなってしまって、
 お財布と相談してました。」

桜井 雄二 > ……驚かせてしまったならすまない。
(席についてグァバジュースを飲み始める)
なるほど、紅茶とアップルパイか。
少し物足りないかも知れないな……だが夕飯と財布の兼ね合いもあるだろう。
少年少女は悩むのも仕事の一つだと本で読んだことがある。
これも一つの悩みだ、納得が出来るまで考えるといい。
(相変わらずどこかズレた受け答えを大真面目にする男だった)

四十万 静歌 > 「そうですね、そこが問題で――
 ちょっと悩んでみます
 うーん。
 うん。
 すみません、
 フルーツサンドとティラミスお願いしますっ……!」

吹っ切れたのか、晩御飯を甘いもので済ませる事にした。

「桜井さんは何を飲んでいるんですか?」

注文をすませるとほっと一息ついてそんな事を。
単なる興味本位である。

桜井 雄二 > 思い切りがいいのはいいことだ。
(甘いものを注文する友人を前に頷き)
俺の知り合いにも甘党がいるが、やつも思い切りがいい。
(グァバジュースが入っているコップを軽く持ち上げて)
芳醇なグァバの風味がたっぷりのグァバジュースだ。
この店のグァバジュースは最初の原料選びから最終の製造・出荷まで厳しくチェックされている。
加糖していないため、フルーツの甘さ・爽やかさを100%味わえるトロピカルジュースとしてだな…
(熱く語ってしまったことに気付いて)と、とにかく。俺の好物だ。

四十万 静歌 > 「あはは、私の場合……
 大分迷った末ですけどね。
 甘党は甘い物に勝てないのです。
 知り合いの方のほうはきっと凄い思い切りいいんでしょうね。」

どれくらい思い切りいい人なんだろうとか思いはせつつ。
なんとなくとんでもなく思い切りのいい人のような気がしてきた。
それにしても――

「グァバジュースについてそこまで熱く語れるなんて、
 本当にグァバジュース好きなんですね?
 厳選された素材による完全なジュース。
 グァバの味を余す所無くいかしている!
 って奴ですね。
 割と好きなもののことになると語るタイプだったり?」

なんて首をかしげて聞いてみる。
なお。語られるのは嫌いではなく好きの部類だったりする。

桜井 雄二 > 人生は決断の連続だ。
メニューを注文する時に店員を待たせてあれでもないこれでもないと迷わなければそれは思い切りがいいことに分類される。
知り合いはファミリーメニューの2、3人分あるパフェを一人で注文して一人で食べる。
川添孝一という男だが。(グァバジュースを飲みながら)

……そうだな。(少し照れながら俯いて)
好きなものを語る時、語りすぎるきらいがある。
子供の頃に家族で旅行に行った時に兄と一緒に飲んだグァバジュースが忘れられないんだ。
(顔を上げて)と、思う。(と、付け加えた)

四十万 静歌 > 「あー。なんというか、
 待たせてるって思うと私逆にテンパって駄目かもしれません。
 でも、だから待たせないように予め決めてる事は多いですね。
 それにしても……
 ええと、確か47回殺される予定だった人でしたっけ。
 その人。
 なんというか、私もつい最近同じような事したので、
 なんともいえない感じですね。」

親近感がわくのだが、
なんというか……その。言葉にならない。
首を振って考えを払いのけ、

「それにしても、お兄さんと家族旅行ですか、
 いいですね。
 私一人っ子だから兄弟とか憧れちゃいます。
 そんなに思い出になるなんて、
 とっても素敵な旅行で、
 素敵なお兄さんだったんですね。」

なんていってにっこりと微笑んだ

桜井 雄二 > なるほど、効率的だ。
人を待たせるのはマナーとしても気分としてもよくないからな。
そうだ、先日47回殺すつもりで襲い掛かった。まんまと逃げられたが…
そうか、意外と甘いもの好きの行動パターンは似通うのかも知れないな。

(相手の微笑に対して、視線を下げて)
今は俺も一人っ子だ。兄は死んだ。
(しばらく黙り込んでから)
四十万静歌は勉強のほうはどうだ?
俺は生活委員会と怪異対策室三課の仕事が忙しくて、出席日数が厳しいな。
(露骨に話を逸らしにかかった)

四十万 静歌 > 「待たせないに越した事はないですからね。
 逃げられたようで残念です。」

パターンに通うのかなーと思うとすこしずーんとする。
そして、更に兄が死んだと聞いて……
なんと声をかけていいかわからず、
此方も黙るが、直ぐに別の話をふられると、
流石にこの話に踏み込んで欲しくないのかなと思い、

「すみません。」

とだけ頭をさげ、

「勉強の方はぼちぼち……というか相変わらずですね。
 平均点くらいはとれてるんじゃないでしょうか。
 可も無く不可もなく。
 それにしても、委員会とかの都合なら、
 出席に関して融通とか利いたりしないんですか?」

などと聞いてみる。

桜井 雄二 > ああ。10分前行動が基本として……まぁ、俺は授業に間に合わないことが多いからできていないんだが…
残念だ。(無表情にそう言う)撲殺で済ませると言っても止まってくれなかった。

(沈黙が痛かった、つい口を突いて出た言葉だけに)
(後悔が募る――――話すべきではなかった)
いいんだ、謝らないでくれ。
今のは俺が悪い。すまなかった。

平均点か、人並みということだな。
(出席に関しての話を聞くと一瞬腰を浮かせて)
(すぐに座った)
そうか………生活委員会の仕事が忙しいと言えば少しだけなら出席に融通を利かせてくれないだろうか…
何故、気付かなかったんだ俺は………!
(わなわなと震えながらグァバジュースを飲む)

四十万 静歌 > 「まぁ、忙しいから仕方ないですよ。
 それと撲殺しますっていって泊まってくれる人はいません。」

相変わらず真っ直ぐで正直だなぁと思いつつ。

「あ、いえ、悪いなんて事はないですよ。
 私の方こそデリケートな話題に踏み込んでしまって。
 辛いのは桜井さんのほうなんですから謝らなくていいんですよ?
 私なんかが聞いちゃっていいのかなとは思いますけどね。」

そういって慌て――

「はい、平々凡々平凡です。
 ……
 ……あ、気づかなかったんですね。」

真面目すぎて全部こなさないといけないと思ってたんだろうなぁとさもありなんといった表情でわなわなしている様子をみている

桜井 雄二 > ……それじゃ優しく撲殺すると宣言すれば止まってはくれないだろうか。
いや、待て……23.5回撲殺するにオマケすると言えば…

……四十万静歌は友人だからな。
友人にはいろんなことを話したくなるものだ。
(相変わらずの無表情だが、それでも本心からの言葉のようで)

き、気付かなかった……風紀や公安ではないから大きな免罪符にはならないだろうが…
1回や2回の欠席程度なら大目に見てくれるのではないだろうか?
(グァバジュースを飲み干すと立ち上がって)
………今、出席が危ない授業をリストアップしてみる。
明日は交渉の日だ。何とかなるなら、四十万静歌に感謝をしたい。
それではまた会おう、四十万静歌。
(鞄を手に軽く手を振って去っていった)

ご案内:「カフェテラス「橘」」から桜井 雄二さんが去りました。
四十万 静歌 > 「いえ、寧ろ言わずにやらないと逃げます。
 それにしても、ありがとうございます、
 私でよければどんな話も聞きますよ。」

うん、と頷いて。

「それじゃ、また。
 桜井さんの交渉が上手くいくよう応援してますね。」

そういって出て行く桜井の背に手をふって見送る。

「頑張ってるなぁ……」

ぼんやり眺めているうちに、
フルーツサンドとティラミスが運ばれてくる。

四十万 静歌 > まずはフルーツサンドから一口。
やわらかいパン生地に、
やわらかいクリームの触感。
苺、キウイ、パイン、蜜柑等のフルーツが、
しゃっきりした歯ざわりを生み出し、
酸味と甘みの絶妙のハーモニーを生み出しつつも、
パンが甘みを丁度いいように抑えてくれる。

「んー……♪」

トレビアン。
かくも美しくも華麗な出会いがあっただろうか。
美味しい。
甘い!

四十万 静歌 > さらに、ここでティラミスを食べてみるとどうか。
ココアパウダーの苦味と、
甘くてやわらかい触感が、
たまらない。
そう、そしてこのココアパウダーこそが肝要なのだ、
フルーツサンドで口の中に広がった甘みと相まって、
いつも以上に絶妙の味わいになってくれる。
甘美にして歓喜、
天上の口福とはこの事か!

四十万 静歌 > やっぱりというかなんというか、
どんどんと無くなっていく。
だって美味しいんだもの。
手が止まる訳が無い。
途中に水を飲むと味がリセットされて、
1から味わいなおせるお得な仕様である。

四十万 静歌 > 「ご馳走様でした。」

そしてやがて食べ終わると両手を合わせてご馳走様。
流石に長いすると他の人に悪いので食べ終わったらすぐさま帰るのである。

「ちょっと遅くなっちゃったかな。」

なんていいながら。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から四十万 静歌さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」にヒメルさんが現れました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」にスピナさんが現れました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に山田 竹蔵さんが現れました。
スピナ > 「ほぇ……ほぇ~」

ヒメルと一緒に、カフェテラスへやって来た。
目を丸くして、店内を見回している。さっきの疲れはどこへやら

ヒメル > 学生通りの、カフェテラス『橘』。
そのモダンな造りの店内へ少女を導き、エスコートする。

「さ、到着だねぇ。
 うーん席はどうしようかな。……お」

店内を見渡す。
そこに一人、見知った顔がテーブル席に座っているのを見つける。

山田 竹蔵 > 「……。」*コクッ*

窓際のテーブル席では一人の青年がミルクたっぷりのカフェオレを楽しんでいる。

ヒメル > 「おお、やっほー山田さん~。
 相席いいかなぁ?」

吸血鬼の青年の隣へ近づき、手を振る。
もう片方の手には、どこから誘拐してきたのか少女の手。

山田 竹蔵 > 「お、ヒメルさん。もちろんいいですよ。
……あれ、その子は?」

スピナ > 「ほぇー、ほぇー……」

店に入った時からずっとこんな感じである。
よほど建物の内装が未知で不思議ですごいって感じたのだろう。
辺りをキョロキョロしっぱなしである

ヒメル > 「この子はねー、えーと、妹だよ」>山田
「この人は俺の友達の山田さん。さ、挨拶して」>スピナ

特に理由の無い嘘が山田を襲う――!

山田 竹蔵 > 妹さんですか……。(に、似てねぇ……!)
スピナ > 「ほぇ、いも……???」

よくわかってないけど挨拶することにした。

「あ、えっと、わたし、スピナ。うみのせいれいさん。」

少女はどこまでも素直だった。

ヒメル > 「うん、俺の妹でもなんでもない、海の精霊さん。」>山田

「さ、スピナちゃん。どれ食べるー?」>スピナ

さらりとネタばらしし、メニューのデザートのところをスピナに見せる。

山田 竹蔵 > 「へぇ、海の精霊さん……。スピナちゃんだな、よろしく。」

「というかヒメルさん、もう少しバレない嘘にしましょう?」

ヒメル > 「やー、眼の色が違う髪の色が違う、見た目が歳の差ありすぎる、と。
 ちょっと無茶すぎたねぇ。
 従姉妹、ぐらいにしておけばよかったなぁ、あはは」

店員からお冷を受け取り、ひとつをスピナの前へ置き、もうひとつに口を付ける。

スピナ > 「んー?」

会話はそっちのけで、メニューとにらめっこを始める。

「……ほぇー」

見たことのないものばかりだ。
あと字がよめなくて何のことだかよく分かってない。
が、おそらく、この写真が、選ぶものなのだろう、ということはなんとなくわかった。

山田 竹蔵 > (まあ、海の精霊がいても驚くことじゃないな……)*ゴク*

(俺の地元なんて、雪女と水精のハーフとか八尺様とかいたし、海の精霊が出たところで驚かん)*モシャ*

そんなことを考えながらフレンチトーストをひとかじり。

ヒメル > 「これは全部甘いものだよ。美味しそうだなーって思うやつ、好きなの選んでいいからねぇ」

にこにこしながらメニューとにらめっこする少女を眺める。
割と子供好きなようだ。
そして直前に腹いっぱい食べてきているので、ヒメルはメニューを見ない。

山田 竹蔵 > 「……ヒメルさんはいいんですか?」

ヒメルがメニューを見ていないことに気がついた山田。

スピナ > 「あまい、もの……」

そう言われると、全部美味しそうに見えた。
迷う。すごく迷う。
全部が、未知だから、選びようがない。が

「これ……」

指さしたのは、モンブランだった。

ヒメル > >山田
「ん、俺かい?俺はさっきお腹いっぱい食べてきてさぁー。
 その帰りにスピナちゃんを拾ったんだよぉ。お腹空かせて倒れていてねぇ」
伸びをしながら答える。

>スピナ
「ん、これだねぇ。甘くて美味しいよぉ。」

「……すいませぇん、モンブランひとつー。
 あとおしるこコーラふたつー。
 ……え?ない?ないかぁ。じゃあコーラふたつー。」

「よし、とぉ。ちょっと待っててねぇ、すぐ届くからぁ。」

言いながら、少女を撫でる。
どうも撫でるのが好きらしい。

スピナ > 「ん、まつよ、えへへ。」

撫でられるとにっこりと笑う。
撫でられるのは、気持ちが良いらしい。
……その髪質は、ちょっと固くて、チクチクしていたが、手を乗せれば潰れる程度には固くない。

山田 竹蔵 > >ヒメル
「……おしるこコーラが喫茶店にあったらビックリですよ……。」

「ってそれより。倒れてたスピナちゃんを拾ったって。
変なタイミングで人に見つかったら事案になるところだったんじゃないですか……?」

ヒメル > 「そだね、なんとかひとけがなかったから良かったもののぉ。
 まーでも見捨てるわけにもいかないからねぇ。
 もしただの迷子だったらさっさと委員会とか風紀委員に連絡してたんだけど、ま、これぐらいならいいよねぇ」

またお冷を口を運ぶ。
さすがに少し後ろめたい気持ちがあるようで、喉が乾く。

スピナ > 「…………ねぇ」

辺りをキョロキョロしていた少女が口を開く。

「ふたりも、がっこう、いってるの?」

抱いている興味の一つについて、訪ねてみた。

山田 竹蔵 > 「ん、ああ。俺は今年の4月から通ってるんだ。」

黒髪赤目の青年は少女の疑問に答える。

「学校に興味があるのか?」

ヒメル > 「うん?そうだねぇ、行ってるよぉ。
 学校に興味があるのかい?」

海にはないものなぁ、などと思いつつ返事を返す。

山田 竹蔵 > 「…………。」

返事が被ったので思わずヒメルと顔を見合わせようとする山田。

ヒメル > 「あ、はは……」

何故か照れくさくなって顔を逸らす青年。

スピナ > 「わー……なかよしさんだ」

同時に聞こえた『学校に興味があるのか』に、おもわずポカーン。

「あ、うん、がっこう、いろんなこと、おべんきょうできる、たのしい
 そう、きいてるから……。」

上の空気味にそう言う。
これまでも学校についてはいろいろ聞いてたらしい。

ヒメル > 「そうだよぉ。
 自分が知らないこと、いっぱい勉強できて。
 誰もが知らないこと、いっぱい研究できて。
 しかもやりたいこと、やらせて貰えるんだ。
 学校は楽しい所だよ」

山田 竹蔵 > 「……。」

学校の楽しさを語るのはヒメルさんに任せよう。そう思った。
山田は学校生活を楽しむことより、闘技場で戦うことに重きを置いていたので、
うまく語れる自信がなかった。

スピナ > 「いっぱい、いっぱい……」

いっぱい、その言葉に惹かれていた。
少女は海にしか居なかったから。

陸は未知だった。未知の塊だった。
知らないこともまた、いっぱいだった。

だから

「いっぱい、いっぱい、べんきょうしたい
 わたしも、がっこう、いってみたい」

いっぱいの未知に、手を出したかった

ヒメル > 「ほぉーぅ、学校に行きたいのかい?
 きっと、いいはずだよ。スピナちゃんも、学校に入って勉強してみても、いいんじゃないかな」

うんうんと頷いている。
そして、そこに店員がプレートを持って現れる。

「あ、はぁいー
 さ、スピナちゃん。モンブランだよぉ。
 栗のケーキだよ、めしあがれー」

少女の前に、ケーキとスプーンを置く。

スピナ > 「いってみる、けど……がっこう、どこ?」

学校の話は聞いているが、学校がどこにあるのかはわからなかった。
建物は全部同じに見えるから。

「あ、もんぶらん……」

ケーキを差し出されると、手で持って食べようとする。
……当然、ケーキは柔らかいので、ぐちゃっと潰れる。

ずっと海の中だったのだ、食器なんて知ってるはずもなかった。

山田 竹蔵 > >スピナ
「そうだな。ここの学校は能力や年齢関係なしに入れるし、行ってみるといいと思うぞ。」

>ヒメル
「……っと、時間も遅いので俺はそろそろ帰ろうと思います。それじゃ、また。」
「あと、俺が頼むことじゃないけど、スピナちゃんのこと、しっかりとお願いします。」

いつのまにか食べ終えていた山田。
席を立ち、自分の分の代金を支払いに向かう。
何もなければ支払い後そのまま帰るだろう。

ヒメル > 「ああ、ああ。そうか、あめ玉も、なるほど。
 学校より先に、もうちょっと優しく教えてくれる所に行かないとかもねぇ」

スプーンを持ち、モンブランを少しすくいスピナの口へ運ぶ。

「はい、あーん。これはこうやって食べるんだよぉ」

ヒメル > >山田
「ああ、うん。そうかもう結構遅い時間だねぇ。
 スピナちゃんは大丈夫、任せておいてぇ。
 またねぇ山田さんー」

山田に手を振り見送る。
……今までのは嘘で、実は預かってる従姉妹なんだ。
なんて、言ってみようかななんて思いながら。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から山田 竹蔵さんが去りました。
スピナ > 「あ……ぅぁ……」

べとべとの手で、唖然としている。
何がなんだかよくわからない感じだ。

「あ、やまだ、また、あおうね。」

そのべとべとの手のまま、手を降った。
……で、その後。

「んー?あーん?」

あーん、と発音しつつ、口をひらく。
当の本人は、それがどういうことだかよくわからなかったが。

ヒメル > 「そそ、食べていいよー。
 この道具で、すくって食べるんだ。
 そうすると、手が汚れないし、この食べ物が崩れないんだよぉ。」

口前でスプーンを待機させている。

スピナ > 「……?」

とりあえず、食べようとした。差し出されたモンブランと

それを乗せているスプーンごと。


ガチッ


鈍い音が聞こえた。