2015/06/28 のログ
テオドール > 「……住む場所、今日寝る場所、行かなきゃ」

そう。また楽しい歩く時間。
でも、もう疲れたから、早く行こう。急がば回らない。

『……男子寮だったか。あの子は、女子寮に住んでるのか?』

「……そこ。……あいつ、は。……どうだろ」


なにやら。事務所の人に一応聞いてみた。でも……個人情報?

「……大変だ」

『…………そうか、大変だな』

テオドール > 「……フラン。この、お子様ランチ。おいしい」

ハンバーグとか。旗とか。……これ、食べられる?
旗をふりふり。

『それは食べられないし恥ずかしいからやめろ』

「……お子様ランチ、奥が深い」

『もうお前ほんと馬鹿だよな』


お腹がすいてたから、すぐ食べ終わっちゃった。
旗は残ってるけど。

「……満足」

コーラを音を立てて飲みきる。

テオドール > 「……そろそろ、行く」

『……ん、あぁ。…………今度こそお前真面目にやれよ?』

大丈夫。

「……どこでも、オレは寝れる」

『いやだからそういう事じゃなくてだな』


ため息をつきながらも、道順を出してくれるからフランは。
……えっと、ドラドラ、だっけ?


その席で。独り言を喋り。
お子様ライスを食べていた少年は。立ち上がった。
対価を払い、店を後に。
キャリースーツをひっさげどこへ行く。
急がば回らない。……なら、きっと、今日中にはつくのだろう。
真面目にやれば。

ご案内:「カフェテラス「橘」」からテオドールさんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」にリーセ・グリエさんが現れました。
リーセ・グリエ > ――執事服をきた女であろう人物が、
優雅に、
それはもう優雅に紅茶を飲んでいる。

「……フッ……」

心穏やかに、
それはさながら賢者の如く。

「実に――
 美しくないですね。
 ――ああ、実に美しくないですとも。」

――何か思いっきり冷めていた。

リーセ・グリエ > まあ、別段なんだっていい。

なんだっていいのだ。

ただ何が美しくないというと――

「――」

その真意など己のうちにしかないのである。

ただ、思わずそうもれ出ただけだ。

「……はぁ。」

ため息をついて紅茶をすする。

リーセ・グリエ > 「あ、すみません、紅茶のお代わり、
 それと愛たっぷりお願いします。
 ぷりーずぎぶみー、ゆあらーぶ。」

だが全く持ってしまらない。
それがこの変態という生き物の生態だ。

リーセ・グリエ > 「まぁ、何にせよ。
 ――上手く立ち回りたいものですが――」

お仕事上手く行ったらご褒美もらえるかな?

などとくねっている。

この変態落ち着きというものを知らない

リーセ・グリエ > 新しく来た紅茶を
ゆったりとのみながら、
落ち着く。

「――触りたい。
 あの誘惑には抗いがたく」

落ち着いたんだ。

リーセ・グリエ > 「――さて、
 そろそろ時間ですか。
 なら、私は私の戦場へ参るとしましょう。
 公共の安全と秩序――
 それは、己自身も対象となる。
 ――安全と秩序をきちんと保たせれてるのですかね?」

紅茶を飲み終え、代金を支払い、
――転移して姿を消した。

ご案内:「カフェテラス「橘」」からリーセ・グリエさんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に正親町三条楓さんが現れました。
正親町三条楓 > 今日のお昼はカフェテラスでリゾットとケーキのセットにする。
朝からそう決めていたが、少し遅れた。
それもこれも、海開きの企画のせいだ。
何で普通のスイカ割りで我慢できないのか。

「はぁ……」

正親町三条楓 > とりあえず、普通のスイカ割りにする事は了承させた。
すると今度はこれだ。

『透視能力、遠距離攻撃能力、空間移動能力者対策に対異能ジャミングシステムを浜辺全体に設置』

迷わず不許可を捺して突っ返した。
いくらかかると思ってる。
上半期の予算が飛びかねない。

「どうしてあぁも生き急ぐんですかね~?」

ご案内:「カフェテラス「橘」」に霜月 零さんが現れました。
正親町三条楓 > そもそもスイカ割りで遠距離攻撃能力ってなんだ。
真空刃でスイカを真っ二つにするとかか。
もうそれスイカ割りでもなんでもないだろう。
そんな事をする奴が居ると思ってるのか。

「……居ますね~」

あぁ、うん、居る。
居るだろうなぁ。

霜月 零 > 昨日やらかしてから、帰って何も食べずに寝てしまった。
寝起きであまり気分ものらないし、外食にしようと思って出てきたのだが……

「……げ」

トラウマリストに名を連ねている人間が、先にいた。

正親町三条楓 > 「――あら」

ちょうどいいストレスかいs
げふん。
ちょうどいい話し相手が来た。

「――んふ♪」

ちょいちょいと手招きする。
席はおあつらえ向きに満席だ。

霜月 零 > 「う……」

手招きしてる。これがうわさに聞く見えている地雷……いや、手招きする地雷って何だ。

だが、時間も時間で込み合っており、あそこしか場所がない。

「……南無三」

仕方ない。覚悟を決めてそちらの方に歩いていく。

「…………よぉ」

正親町三条楓 > 「こんにちは」

にこにこと微笑みながら彼を迎える。
苦虫を噛み潰したような表情だ。
女の子と昼食を取れるのだから、もっと喜んでもいいだろうに。

「お昼御飯ですかぁ?」

霜月 零 > 「ああ、自分で作る気にもならんかったんでな」

美人と食事を共にする、と言うには些か以上に苦い顔で応える。
なんせ霜月零トラウマ女性リストに名を連ねている女性である。もう不安しかない。

「アンタは、なんか頭抱えたそうな感じだったが?」

取り敢えず先手を取る。話の軸をコントロールしてやれば、まだ惨劇は回避できるはずだ。

正親町三条楓 > 「ええ、委員会関係でちょっと~」

一応、式典委員会の内部情報は他委員会と同じく機密事項になっている。
ひとつはテロ計画の標的になるのを防ぐため。
もうひとつは式典委員たちが「イベントはサプライズでこそ意味がある!!!」とのたまう為。
主に後者の意味が強い。

「ふふ、そちらも何かお悩みではないですか~?」

ちょっと目にクマが出来ているし、やつれている気がする。

霜月 零 > 「委員会関係なぁ……」

委員会の案件は大体が機密事項だ、穿り返しても意味はないだろう。
となると、まあ振られた話題に応えるのが自然なのだが……

「(…………死んでも言えねぇ)」

相手はあの正親町三条楓。昨日の失態……事故とは言え、雪城氷架とキスに及んでしまったことを口にしてしまえば、何がどうなるか分かったものではない。
何としてもボカさねば。

「……稽古中の技があってな。中々上手く出来ねぇんだ」

我ながら神回避だと思う。
剣術の話題ならば、彼女には膨らませることも出来まい。そのまま何か、こちらのターンを持ってくるきっかけを見いだせればいいのだが……

正親町三条楓 > 「はぁ、技ですか~」

なるほど、夜通し練習していたという事か。
武道関係に携わる人間の事はよく分からない。
それで疲れて食事をしに来た、というわけか。

「大変ですね~」

まぁ、それくらいしか言う事はないだろう、うん。

霜月 零 > 「ま、大変なんだよ」

心の中でガッツポーズ。これでまず主導権を握られることは……あれ、無い、のか?

若干混乱しつつ、取り敢えず黙ってるのもアレなので話題を振ってみる。

「しかしまあ、式典委員会っつーのはどんな奴が揃ってんだ?風紀はなんだかんだ仲がいいけどユルい奴らが多い、って聞いたが」

妹情報である。ちなみに公安は、真面目で融通が利かないメンツが多いとかなんとか。

正親町三条楓 > 「そうですね、式典委員ですか~」

ちはやはまだ体験中なので除外。
となると……

「え~と、儀典局はお嬢様とかおぼっちゃんが揃ってますね~。
あと、運営局と連絡局は……
イベントの為に命の炎を燃やす人たち、でしょうかぁ?」

実際、式典委員は全委員会の中で授業単位を落とす確率が高い。風紀委員会より高いのは少し問題だろう。
その分、式典委員会は委員会活動で稼げる単位も多いのだが。

霜月 零 > 「へぇ…儀典はともかく、他はまさしくって感じなんだな」

素直な感想を述べる。イベントに命を燃やす、青春だ。自分にはあまり縁がないが。

「アンタはそういうタイプじゃないよな。儀典っぽいっつーか、あんまり派手にああだこうだ動きがあるの嫌なタイプだろ」

纏っている雰囲気からアタリをつける。なんとなく、苦労性な気がしたのだ。

正親町三条楓 > 「あ、私はそうですね、皆の陳情を聞く係ですから~」

あとは、委員会同士の折衝。
まぁ、これは別に話さなくてもいい事だろう。

「零さんは、何か部活や委員会はぁ?」

ご案内:「カフェテラス「橘」」に雪城 涼子さんが現れました。
霜月 零 > 「陳情を聞く係か……そりゃ、しんどそうだな」

なんせ一番ストレスフルな役割である。中身のないクレームを入れてくる奴もいるだろうし、中には「そう言う窓口には何を言ってもいい」と言ってストレス発散に使う馬鹿もいる。

「部活に委員会なぁ……妹は風紀だけど、俺は特に何もねぇよ。生憎、そこまで情熱的じゃねーんだ」

あくまで勉学と自主稽古優先だよ、と肩を竦める。

正親町三条楓 > 「あら、ふふ、ありがとうございます」

にっこり笑って御礼を言う。

「風紀委員会ですか……最近、大変そうですねぇ」

何せ治安が良くない。
先日もあんな事件があったばかりなのだから。

雪城 涼子 > 「あ、あら……席がない……?」

勇んで店内に入ってはみたが、満席状態で途方に暮れる。
そうか、こんなこともあるんだな……街のお店って凄い、とかズレた感心をする。
だが、そんな感心をしたところで席は空くわけではない。
どうしたものか、と更に店内に入り込んで辺りを見回してみる。
そうすると、見知った顔が一人。

「あ、零くん……っと、あ。」

見知った男の子に声をかけてから……対面に女の子が居ることに気がつく。
あ、やっちゃったかな。

霜月 零 > 「ま、適当に息抜きするこったな……っつーのは余計なお世話かね」

気だるげに言う。自分がその息抜きに使われている自覚はない。

「まあ、妹も大変なことがあったしな……それでも、本人がやるってんだから是非もねーさ」

肩を竦めると、知り合いの声が聞こえる。と言ってもそんなに回数会ってるわけではないが。

「あ、どーも」

軽く手を上げて応える……が、その実の娘と昨日キスしてしまったのだ。なんだか気まずい。

正親町三条楓 > 「妹さんが、ですかぁ……」

まぁ風紀委員だ、大変な事もあるだろう。
この時点ではまだ、霜月妹の事は知らない楓である。

「あら……」

にっこり笑って頭を下げる。
かなりの美人だ。

霜月 零 > 「ま、お転婆なんでな……幸いにも上手くやれてはいるみてーだが」

気だるげだが、妹の事を話すときは少し口元が綻んでいる。
なんだかんだで彼も割とシスコンなのかもしれない。

雪城 涼子 > 「ど、どうもー、こんにちは」

改めて、零にお辞儀をし……一緒にいる女性にも頭を下げる。
勿論、笑顔は絶やさない。
相手の和風美人に対して、こちらは西洋人形……とでもいえばいいのか。
ある意味好対象な並びである。

「ひょっとして、デートだったりした?ごめん……ほんと、ごめん……」

それから、思わず零に謝り始めた。

霜月 零 > 「……は?」

意識がフリーズする。でー、と?

「ち、ちが、違う!んなわけないだろうがっ!」

つい、赤くなって反論してしまう。こういう所はまだまだ純情な少年である。

正親町三条楓 > ――ピコーン!
これはチャンスだ。

「あら、違ったんですか~?」

ちょっとしゅんとした顔を作り、彼の横にそっと椅子を寄せる。
一応涼子の場所を作った形だが、横に寄りすぎでもある。

「違ったんですかぁ……」

霜月 零 > 「な、おいテメェ、わざとやってんだろ……!」

隙を見せずにいたはずが、あっさりと隙を作り、そこを突かれてしまう。

「そもそもここに来たのがたまたまだっつぅの!一切示し合わせてなかったじゃねーか!」

必死の反論。ここで冷静になれれば可能性もあったというのに、顔が赤いままでいかにも動揺が隠せていない。

雪城 涼子 > 「……ふぅん?」

二人の様子を見て、やや小首を傾げる。
単に恥ずかしがってるだけの思春期一直線のアレか、本当に違うのか……
答えはとても見えている気がする、が。
とりあえず、席には座らせてもらおうかな、と席につく。
位置的に、零を女二人で挟んだ格好になる。

霜月 零 > 「違うから、違うんだからな……?」

念を押す。ここで誤解を受けてはたまったものではない。色々とたまったものではない。

ご案内:「カフェテラス「橘」」に雪城 氷架さんが現れました。
正親町三条楓 > 「ぐすん、折角会いに来てくれたって思ってましたのに~」

ちょっと泣きそうな顔を作ったりする。
くすくす。面白い。
ちはやとはまた違った純情さだ。

「そんなに恥ずかしがらなくてもいいと思いませんかぁ?」

ちょっと涼子に尋ねてみる

雪城 氷架 > 「はぁ……」

ため息をつきながら店に入ってくる
完璧に寝不足だ、まるで寝れなかった
というのも……

「(うっ)」

店の中にお母さんの姿と、寝不足を作った原因の顔を確認
これはマズった

店員がお一人様ですかぁ?と聞いてくる

その程度のことでしどろもどろになって店員に首を傾げさせてしまった

霜月 零 > 「このやろぉ……!」

頭を抱える。こういう時にどうにかする手札を、霜月零は持っていない。

「違うモンを否定して何が悪い!」

必死で反論する。わたわた。

雪城 涼子 > 「そうですねえ……折角こんな美人さんが慕ってくれているのに……
 テメェ、とかもないですよねえ」

ふられれば、楓の発言に思い切り乗っかっていた。
真意は一体何処にあるのか、表情からは分からない。

霜月 零 > 天を仰ぐ。これが四面楚歌か。

「勘弁してくれ……」

いたたまれなくなって目を逸らす。と……

「あっ」

とても気まずい存在が、そこにいた。

雪城 氷架 > 「うげっ」

ちょっと女の子としてはどうなの、と思えるような声をあげる
しかしそれもやむなし、目があってしまった

昨日のことを思い出して、やばい
顔が赤くなる、異脳でなんとか押さえ込めないだろうか、多分無理だ
どう考えても平常心には程遠いし

思わず顔を背けてしまった

正親町三条楓 > 「ふふ、でも、二人の時はもうちょっとカワイイんですよぉ♪」

にこにことしながら軽く身体を寄せる。
ちょっと胸があたってるかもしれない。

と、彼の表情が固まる。
視線の先には……

霜月 零 > その反応を見て、自分も昨日の出来事を思い出してしまう。

「うぐ……」

それでまた、顔を赤くして俯いてしまう。しかも腕に胸が当たっていて更に恥ずかしさがヤバい。

「(勘弁、してくれ……!)」

心の置き場所が、どこにもなくなっていた。

雪城 涼子 > 「ほら、零くん……ん? あ?」

更に追加で何か言おうとして、零のあげた声につられる。
視線を追ってみれば……見知っているどころではない相手。
愛娘がなんだか挙動不審な感じで立っている。

「ひょーかちゃん……?」

雪城 氷架 > なんで霜月兄とお母さんが一緒に!?
というか一緒にいる乳のでかい女は何だ!?彼女か!?
ていうかどうする?

店員さんも『あ、お知り合いなんですね』みたいな笑顔を讃えてそっちの席へどうぞ~とか案内をはじめる
どうぞ~じゃないがぶっころがすぞ

「………や、やぁ珍しいな、こんなところで会うナンテ」

普通に涼子に話しかけたつもりが声が上擦ってしまった
とりあえず霜月兄の顔だけは絶対みないようにしないとヤバい
こんなところで顔を赤くしていたら何を言われるかわかったものじゃない

正親町三条楓 > 「(……はは~ん)」

女の感、発動。
この二人、何かあった。
というか、お互い意識しあう仲だ。

アイコンタクトで涼子に合図を送る。
その子を零の隣の席につけろ。
多分、凄く面白い、と。

霜月 零 > とてもじゃないが……いや、とてもとてもシチュエーションが最悪だ。今日は厄日なのか。

今氷架と顔を合わせるのはマズい。いや、それ以上に現状から楓に何かを感づかれるのはなおマズい……!

が、出来る事などありはしない。それほどの経験値を霜月零は持ち合わせていない。

「は、はは……」

乾いた笑いしか出なかった。

雪城 涼子 > 「ん、まあそうね。私、最近通い始めたから……って、ちょっとひょーかちゃん、大丈夫……?」

明らかにぎこちない娘の言葉に、流石に不審な顔をする。
……と、そこで楓のアイコンタクトに気がつく。
あ……あーあー、そういうことか。母として不覚だった……

「あ、とりあえず席、空けるね。」

そして零の横の席を氷架に示す。ほら、娘の幸せって大事じゃない。

霜月 零 > 「(どうして俺との横にする!?)」

魂からのツッコミは声になってくれない。
何をするんだ!と言う恨めしい目を涼子に向けながら、硬直しているしかできなかった。

非力な俺を許してくれ。

雪城 氷架 > やむなく案内されるままにテーブルへと…

は?なんで零の横が?

「え、あの、ちょっとっ」

さすがに慌てる
普通この状況なら涼子と隣では???

やばい、意識してしまう
かぁ、と自然に顔に熱が集まっていくのがわかる、これはヤバい
感付かれる

いやもしかしてもう感付かれているのか?

ぐるぐる

霜月 零 > ちら、と氷架の顔を見たら、目に見えて赤くなっている。

それを見るにつけて更に意識してしまい、零もつられて顔が赤くなる。

ものの見事な悪循環だ。

「(どうして、こうなった……!)」

正親町三条楓 > 「(思った通り、ですね~)」

なるほど、なら少し煽って進展させてやろう。
散々楽しませてもらったんだ、少しくらい協力するべきだろう。

「ふふ、零、私とのデートのつもりが、とんだ事になっちゃいましたね~?」

霜月 零 > 「誰がお前とのデートだ!」

顔を赤くしたまま否定する。そもそも何故名前呼びなんだ、わざとやってるだろう。

「いい加減、その取り敢えず男を弄ぶのを止めろ!」

魂からの叫びである。

雪城 氷架 > 「(見るな、見るな。見たらイヤでも昨日のコト思い出す…!)」

自分にそういい聞かせ、零の顔を見ないように席につく。
店員が運んできたお冷をでとりあえず頭を冷やそう、熱を奪わねば
まったく熱を操作できる異能者がこれでは形無しではないか

そしたらいきなりデートなんだとか乳のでかい女が言い始めて思わず水を噴きそうになる

もう散々だ

雪城 涼子 > 「……んー……やっぱり、かな?」

小声で楓に話しかける。ひょっとしたら向こうに聞こえるかもしれないけれど、この程度なら多分意図はこの美人にしか伝わらないだろう。

「まあまあ、零くん。とりあえず落ち着いて。お水でも飲んで。
 あ、ひょーかちゃん、なに頼む?」

霜月 零 > 「ぐ……」

必死に顔を逸らされている。その理由が容易にわかるが故に、意識してしまう。だが、逆を向けばこちらは楓がいる。その場で俯くしかできない。

「あ、ああ、どうも……」

震える手でコップを掴んで水を飲む。これでもまだまだ落ち着けそうにないが。

正親町三条楓 > 涼子の声にこくりと頷く。
多分、間違いない。

「……私の事、嫌いなんですかぁ?」

心外という顔をして見る。
弄ぶとは失礼な。

ちょっとからかって楽しんでいるだけではないか。

霜月 零 > 「……苦手ではあるな」

それははっきりと告げる。女性に対する耐性がない零にとって、好き嫌いではなく苦手なタイプではあるのだ。

だからこそからかわれるのだろうが。

雪城 涼子 > 「まあまあ、あんまり零くんを責めちゃ可哀想ですよ?
 えーっと……」

そういえば、名前を聞いてなかったな。と今更ながらに思う。

雪城 氷架 > 「へっ!?あ、あぁえっと……えっと」
涼子に声をかけられただけでびくっとなってしまう
全く洒落になっていない状況だ
これでは誰が見ても挙動不審ではないか

ええと…

普段なら このページ全部 とか言い出すところだったが

「……今日の日替わり、で…」

と自分にしては異常なくらい小食の注文をしてしまった
なぜかは自分でもわからない

正親町三条楓 > 「あ、式典委員の正親町三条楓(おおぎまちさんじょう・かえで)と申します」

にっこりと笑って挨拶。
外面は良いのだ。

「あら、苦手ですかぁ」

ふんふんと頷きながら。
しかし、狙った獲物は逃がさない。

「じゃあ、零はぁ、どんなタイプの女の子が好きなんですかぁ?」

霜月 零 > 「ぐ……」

抉ってくる。ここで迂闊な事を言うとアウトだ。

「……特に考えた事ねぇよ。縁がないもんでな」

取り敢えずボカす。話はそれからだ。

雪城 氷架 > 「───!」
好きなタイプは?ということばに思わず聞き耳、何やってるんだ自分は

そして零の言葉になんだか胸を撫で下ろした

アレ、なんで安心してるような残念なような感じなんだ、意味がわからない
この男子とは昨日事故で唇が触れ合っただけのはずだ
そう、事故でキ………

再び顔に熱が灯るのを感じてお冷を飲み干す、もうダメかもしれない

正親町三条楓 > だがしかし、事この話題にかけて楓は百戦練磨。
逃がしはしない。

「なるほどぉ、つまりぃ」

ゆっくり零の顔を見ながら言う。

「誰と話しても、そういう事を意識した事はないし、そんな気分にはならなかった、という事ですかぁ」

さぁ、答えてみるがいい。
この質問はYESでもNOでも答えれば地獄へ一直線だ。

雪城 涼子 > 「あら、式典委員さんでしたか。雪城涼子と申します。以後、お見知り置きを」

こちらも笑顔でご挨拶。
礼儀作法は心得たものである。

「んー……」

氷架の顔と零の顔を見比べながら静観する。
この子……出来るっ!などと楓に対しての感想を抱きつつ。

霜月 零 > 「あ、な……」

押し込まれる感覚。こう、相手の打ち込みを捌いたと思ったらそれが撒き餌で、本命の一撃を打ち込まれた様な。そんな感覚。

「な、無いとは、言わねぇが……」

顔が真っ赤で俯いてしまっている。目はもう右へ左へと泳ぎまくりだ。

正親町三条楓 > 「なぁんだぁ、やっぱり好きなタイプ、居るんですねぇ。
――しかも、具体的に、個人名で言えるくらいのぉ」

それはそうだろう。
だって『そういう事を意識して、そういう気分になった人』が居るのだから。

「あ、でも私じゃないんですねぇ。
ちょっと妬けますねぇ」

くすくすと笑いながら。
――実は、零は彼女の好みに欠片も掠っていないのだが。

ご案内:「カフェテラス「橘」」に祐樹 臨助さんが現れました。
雪城 氷架 > くそう、なんでこんなタイミングでカフェテラスに来てしまったんだ
紙の悪戯としか思えない

もはや迂闊に顔を上げることもできない状態だ

ただこの楓という女の質問に対する零の答えが、否応なく気になってしまう

そわそわしてしまう、そわそわ

霜月 零 > 「ぐ……」

いる、は、いる。が、それは「事故でキスしてしまって意識せざるを得なかった」相手だ。つまり、今自分の横にいる女性。

「仕方ねぇだろ、アレはよ……」

強気で押していたとはいえ、セックスだのキスだのと、内心かなりドギマギしていたのだ。

ちら、と氷架を見て、思い出して頭を抱える。
どうあがいても意識せざるを得ないだろう、こんなの…!

雪城 涼子 > 「前の話で変に思いつめてストイックしてるかと思ったけれど、ちゃんと男の子してるんだなあ……
 なんてちょっと安心したりして。青春だなあ」

零の言い分に、おばさんっぽい感想を漏らしてしまったが、実際歳はそんなものだから仕方ない。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から祐樹 臨助さんが去りました。
雪城 氷架 > いたたまれない状況である

そろーり、零の顔色を伺ってみようとしたら
たまたま、タイミングがバッチリ合って零と目が合ってしまう

慌てて顔を背けるがもう遅い

「(ああ、もう…なんでこんなことになったんだよ、いや自分のせいだけどさぁっ)」

思わず顔を覆う
熱い、間違いなく自分の顔は赤くなっている

霜月 零 > 「男の子してる、ってなんなんだよ……」

うめく様に返す。俯いて頭を抱えながら、首をブンブン横に振っている。

なんだか、この話が進むたびに無駄に意識してしまって、実によくない。

雪城 涼子 > 「仕方ない? やっぱり運命的な出会いとかそんな感じなのかな。
 なにか特別なことがあったってことかしら」

そして、ぽつん、と……何気ないように一言。

正親町三条楓 > その隙を見逃す楓ではない。

『アレ』?
『仕方ない』?

そしてお互い視線を向け合って。

……え、もしかして。

「……え、その、もしかして昨日、もう『初めて』を済ませちゃったとか、ですかぁ?」

しかもこの分だと、多分、勢いで。
……流石にそりゃぁ、まともに顔を見れないだろう。
ちょっとかわいそうな事をしたか?

雪城 氷架 > 「なわけないだろ!?」

テーブルばぁん

って、してから気づく

……今のは零への問いかけじゃないか、自分が反応してどうする
さーっと血の気が失せていくのを感じる氷架であった

霜月 零 > ぴく、と反応する。

目が合ってしまい最大限意識してしまったところに「特別なことがあった」と言われてしまえば反応せざるを得ない。

更に、その後の爆弾発言に

「ぶふっ!げほっ、ごほっ!!」

思いっきりむせた。なんだ、なんだよ『初めて』って!ある意味初めてではあったけれど!!

ご案内:「カフェテラス「橘」」に神宮司 ちはやさんが現れました。
雪城 涼子 > 「……」

あー……氷架ちゃん、精神修養が足りないな。うん。

「ああ、よかった。流石に一足飛びすぎるわよねえ……
 で、ひょーかちゃん?」

愛娘に向けた顔はとても笑顔だった。

雪城 氷架 > 「あ、いやっ…その、違くて……っ」

普段冷めているような顔が、目尻が下がって、何処か助けを求めるような
おろおろあわあわと落ち着きがなくなってしまう

神宮司 ちはや > (少し体調が良くなったので寝てばかりも嫌だから外へ出てみた。
 そう言えば昨日の晩から何も食べてないからお腹がぺこぺこだ。
 近くにあったカフェテラスに入ると時間帯もあったのか人の混み具合はそうそうたるものだった。
 席を探そうと店内を見渡すと、見知った姿を目にする。
 おもわず心臓がどきりとはねた。)

か、かえ……――

(だがどうやら彼女は取り込み中のようだ。
 相席で男子一人女性三人……。ん?ん?
 
 反射的に相手に見えない位置の観葉植物の影に隠れて様子を伺う。
 周りの人が訝しげに見るがこの際気にしない。)

正親町三条楓 > ゆっくり氷架の方に振り返る。
その目はまるで、処刑人のようだったかもしれない。

「……私はぁ、零と話していたんですけどぉ、なぁんであなたが答えてくださるんでしょうねぇ?」

にっこり微笑みながら。
――逃げるのを許さぬ威圧で。

雪城 氷架 > 「う…うるさいバカっ、お前が零を困らせるようなことばっかり質問してるからだろっ」

全然答えとしては的外れだ、よほど気持ちが浮ついているのだろう
論点のすり替えにしても、悲しいほどに外れている

雪城 涼子 > 「まあ、落ち着いて。ひょーかちゃん。冷静にお話しましょ?」

プライスゼロ円満面の笑顔である。

「零くんも、ね?」

正親町三条楓 > 「私が零に質問して困らせたとしてもぉ、何であなたが出てくるんですかぁ?」

にこにこと笑いながら。
あぁ、こっちの方も答えを引き出しやすそうだ。
うん、折角だ。
全部話してもらおう。
くすくすと笑みが零れる。

霜月 零 > 「あ、ああ……」

必死に深呼吸。すぅ、はぁ。

「…………」

だが、そこから言葉が出てこない。思考がフリーズしかかってしまっている。

雪城 氷架 > 逃げ出したい、にげだしたい

冷製にお話とかできるわけがないじゃないか
店員さんが今日の日替わりメニューを持ってきてくれたので手をつける、が

まったく味がわからない

「だッ…誰も私が困るなんて一言も言ってないだろ!
 零はと、友達だから困らせるようなこと言うなって……」

必死に言い訳はしてみるものの
もう正直、自分でもどれくらい顔が紅いのかわからない、どうすればいいのか。
助けてくれる人はいない

神宮司 ちはや > (い、一体何を4人でお話しているんだろう……。
 とても内容が気になるがあいにくと店内の混み具合と騒音で4人の会話は殆ど聞こえない。

 |д゚)チラッ……|彡サッ を何度か繰り返してじっと見つめる。
 なんだろう、お昼にやっているドラマとかでこういうの見たことがある。
 よくよく見れば男の人は気だるそうだけれどかっこいいし、女性たちは楓さんはもちろんどの人も美人だ。
 なんだろう?いったい何が起こっているんだろう。
 あ、楓さんが笑った。とても綺麗)

雪城 涼子 > 「んー……」

しかし、と考える。基本的には放任主義なので、あまり尋問みたいなことをするのも気が引ける。
零くん?ああ、そっちはまあうん。いいんじゃないかな。
人は身内には甘く、他人には冷たくなれるものだった。

「まあ、まあ。今は零くん個人のオハナシだし、ね?
 零くんがまとめてくれればいいんじゃないかしら」

正親町三条楓 > 「あ、そうですねぇ」

にっこりと笑う。
うん、やはり相手はこちらだろう。

「零がはっきりすればいい事ですよねぇ」

霜月 零 > 「そ、そうだ。氷架には芙蓉も世話になってるからな。そういう感じで……」

慌てて弁明に乗る。

「だから、特にやましい事とかはないんだ。な?」

必死で氷架に同意を求める。共同戦線を組んで何とかするしかない。

雪城 氷架 > 「あ、あぁ…別になにもやましいことなんて」

同意する為に零へと視線を向けて
……つい、その唇へと目がいってしまう

「………なぃょ」

ぼしゅう、と耳から煙を噴きそうな勢いで真っ赤になって俯いた

霜月 零 > 「あ、う……」

思いっきり、あった。

それを思い出し、同じように赤くなって俯いてしまう。

「うあ、あ……」

ちなみに、母の涼子がいるため区別のために「氷架」と呼んだが、さりげなく名前だけで呼んでしまっている。本人に自覚はないが。

雪城 涼子 > 「そうねえ……ひょーかちゃんが零くんとお友達で助けたかったっていうのは、うん。納得できるかな?
 でも別に零くんにやましいことがあるか、なんて聞いてないんだけれど……?」

意外と容赦なかった。
そして、視線を追えば……まあ、なんとなく予想がつかないではなかった。
ああ、青春だなあ

正親町三条楓 > 「……やましい事がないならぁ」

くすくすと笑いながら。
――ゆっくり零の横へ行き、腕を抱きしめる。
思いっきり胸が当たるだろうが気にしない。

「私がこういう事をしても、問題ない、って事ですよねぇ?」

にやにや笑いながら見つめる。

――その行為が、己にとって致命傷になるとも知らずに。

霜月 零 > 「あ、あ……」

墓穴。二人揃って思いっきり墓穴を掘ってしまった。

そのまま俯いていたら腕を抱きしめられ、柔らかい感触から反射的に逃れようとする。

「だから、お前なっ……!」

反対側、氷架の方へ。

神宮司 ちはや > (以下ちはやの想像のアテレコであることをご了承下さい。

みちる(仮)さん(氷架さんのことらしい)
「たけしさん(仮・零さんのこと)は私と将来を誓い合った仲なのよ!
 それをあなたみたいな人が……っ!この泥棒猫!彼を惑わせないで頂戴!」

楓さん
「あらあら、うふふ。たけし(仮)さんから私に告白をしてくださったんですよぉ。
 そうでしたよね、たけし(仮)さん?」

よしこさん(仮・涼子さんのこと)
「ええ?そうだったの?でもたけし(仮)さんったら私にも甘い言葉を囁いたわよね。
 それなら、ここは皆で仲良く一緒に恋人になるってどうかしら。」

たけし(仮)さん
「お、おう……それでみんなが納得?するなら……
 するのか……?」


みたいな感じである。)

雪城 氷架 > 「も、問題がどうとかっていうか、こんな場所でそんなにベタベタくっつくな───」

思わず身を乗り出した、そのタイミングで零がこちらへと逃れてきた
否応なく、体が接触する

決して楓女子ほどではないものの、ふにっとした柔らかな感触を零の手に返しながら

「あ」

停止

霜月 零 > 「あ」

停止。時は止まった。

「あ、す、すまん……」

言いながらも、意識と一緒に体も硬直してしまい動けない。
顔を赤くしながらおろおろとしている。

神宮司 ちはや > (そうこうしている内に、楓がたけし(仮)さんに腕を絡める。
 だれにでも分かるように彼へ自分のスタイルの良い胸を押し当てた。

 あ……――。
 呆然。楓さんは笑っている。いたずらっぽそうな顔で。嬉しそうに。
 男子生徒は慌てて反対の女性の席に移ったけれどまたしても体がくっついている。
 二人がどぎまぎしている。なんということでしょう。)

ご案内:「カフェテラス「橘」」に山吹 冠木さんが現れました。
雪城 涼子 > 「あ」

流石にお母さん、娘の彼氏(暫定)に変に直接ちょっかいかけるわけにいかないから見守っていたけれど……
さて、どうしたものか。

「まあまあ、楓さん。零くん、そろそろ開放してあげましょう?」

だいたい情報は割れたしなあ、などと思いながら。

正親町三条楓 > 「――ふふ、そうですね」

堪え切れなくてくすくすと笑う。
手はもう離しているが、まぁ十分笑わせてもらったと言えるだろう。
そしてふっと回りに視線をやると……

神宮司 ちはや > (楓さん
「ふふ、たけし(仮)さんと私はらぶらぶですからぁ、こんなことだってしちゃうんですよぉ」

たけし(仮)
「お、おい止めろよこんなところで……皆が見ているだろ(席を移る)」

みちる(仮)
「ちょっと急に動かないでよ……もうっ!たけし(仮)ったら……
 私だって……ちょっとは見れる胸しているんだからねっ!(恥ずかしげ)」

※例によってアテレコです)

雪城 氷架 > 「………」

ぐい、と硬直している零の体を押しのける

「……もうかえる」
真っ赤な顔で俯いて、目の端ににはうっすらと涙を浮かべて

恥ずかしさが限界突破したようだ

山吹 冠木 > 「……」

委員会の仕事の合間、休憩がてらに甘いものでも食べようかとカフェに立ち寄ったわけなのだが……

見知った顔を中心に、何だか凄いことが起きている気がする。
自分も含めて見学者がいるようだし……

「あれ、零か……何か凄いことになってるなあ」
尋問か? はたまた?

霜月 零 > 「あ、ああ……その、なんだ。すまん……」

赤くなりながら氷架に頭を下げる。なんだろう、状況的にはいい変化のはずなのに、若干寂しい自分が居る。

神宮司 ちはや > (呆然と覗いているうちにちらりと楓と視線がかち合った。
 まずい!そう思う暇もなく体が動いた。
 もうバレてしまったのだから仕方ない。その場で立ち上がると、じっと楓を見つめ返す。

 ぐっと引き結んだ唇。信じたくないような困惑の表情を浮かべ
 大きな瞳からぼろぼろと涙が零れた。床に大粒のしずくが落ちる。
 なんだなんだどうしたと周りが騒ぎ出す前に踵を返すともうスピードで外へと駆け出した。)

雪城 涼子 > 「ん、ひょーかちゃん。またあとでね。」

ちょっと味方がいたからとはいえ、いじめすぎたかな……と、申し訳なく感じた。
ならば、解放してあげた方がいいかな、などと考える。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から神宮司 ちはやさんが去りました。
正親町三条楓 > 「え、あれ、なんで」

何で、ちはや君がここに?

そして、見られた?
今の行動を?
腕を組んでる所を?

「――――」

真っ青になって立ちつくす。
よりによって、ちはや君に?

ご案内:「カフェテラス「橘」」にウィリーさんが現れました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に烏丸 九郎さんが現れました。
雪城 氷架 > すまん、と言われても返す言葉もない
事故は事故なのだ。

「……?」

帰ろうとして席を立ちかけると、顔色を変えて立ち尽くす巨乳が見える
……どうしたんだ?コイツ

正親町三条楓 > 「――ま、待って、待って!」

悲鳴のような声を上げて駆け出す。
もう、他の人間なんて誰も目に入っていない。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から正親町三条楓さんが去りました。
山吹 冠木 > 「……お、お?」

近くを走り抜けていった影に、挨拶することも出来ない。

「あー、知り合い、ですか?
……なんか、泣いてたみたいです、けど」

僅かに視界の端に映った瞳からは……確かに、涙をこぼしていた気がする

ご案内:「カフェテラス「橘」」に四十万 静歌さんが現れました。
霜月 零 > 「……?」

氷架が立ちかけて止まったのを見て、その視線を追う。

と、あの楓が顔色を変えて硬直……から走り去って行った。

「な、なんなんだ……?」

雪城 涼子 > 「……あら?」

固まる楓の様子に、ちらっと見れば全速でかけていく人の姿。
後ろ姿で顔は見えないけれど、男の子、かな……?

「ぁー……」

もしかして、彼氏に見られた、というやつかな……
そういう子がいるなら、悪い遊びはしない方がいいのになあ、などとおばさんは思うのであった。

四十万 静歌 > ウィリーさんに連れられてやってきた訳だが。
さすがに人が多すぎやしないだろうか、
こそっと覗き込みながら滝のような汗が出ている。

ウィリー > 案の定、街中に向かえば騒がしい――もちろんプラスの意味でだ――連中がいた。
ただでさえ満席、学生で賑わっている場所にわざわざ入り込むのはもちろん意味がある。

意味があるのだが――

「また間の悪いところに居合わせたか?」
それも、一番苦手な愁嘆場。ため息をつく、事情を知るものが残っているのだろうかここに。

烏丸 九郎 > (使い道のなくなった杖を返却しに行く最中、ふとカフェテラスに立ち寄ってみることにする。
今日もすごいにぎわいだが…
氷架がたってる。
いつでも目立つな、あいつは。
とおもいながら入店。
だが、入店したはいいがコミコミで席はない。
さてどうするかな。)

雪城 涼子 > 「うん、多分、急用を思い出したんだと思うわ。
 ほら、式典委員さんだってオハナシだし、外しちゃ不味い会議とか、そういうのがあったんじゃないかな?」

一応、目の前にいる氷架、零にはこういっておこう。
いじった二人には申し訳ないとは思うけれど、ね。うん。

ウィリー > 関係のない学生たちを押し分け圧し分け。
「さっきのあれは、あまり首を突っ込まないほうが良さそうな問題か?」
静歌の手を引きつつ、零に声をかけた。

雪城 氷架 > 急用…それで待って、なんて言葉が出るだろうか。
チラリと見えた様子では、誰かを追いかけていったようにも見えた

「……アイツ何、彼女?」
場の騒然さが逆に冷静になる機会をくれたので、零に唐突にそう聞いてみよう。
そして腰を降ろす。挑発的な女が消えた以上慌てて帰る意味もなくなった

霜月 零 > 「そ、そうなの、か?」

なんだか、直感で違う気がするのだが。深く気にしすぎてもあまり意味はないだろう。

「……触れてくれるな」

ウィリーには、完全に疲れ切った声を返す。溜息交じりだ。

「で……どーする?」

一旦落ち着いて、取り敢えず立ったままの氷架に確認を取ってみる。

四十万 静歌 > おおおお、と思いっきり引っ張り出されつつ――

「すみません、こんにちは。
 すみません……ッ!」

挨拶しながら謝っている、様々な状況に完全に混乱している。

烏丸 九郎 > (さすがに待ってるのも馬鹿らしいが…
なんか氷架は顔真っ赤にしてるし
近くの女は青い顔をしている。
何の話をしてたのやら…。
気にはなるが聞く気にもならない。
涼子さんもいるみたいだし大丈夫だろう。
店の中で、余り目立つことをするなとは思うが…
ただでさえ目立つ外見してるんだから。)

霜月 零 > どうするか聞くまでもなく座ってしまった。そして爆弾発言。

「ねーよ。どっちかって言うと苦手なタイプだ、分かるだろ?」

あまり長い付き合いではないが、恐らく霜月零にとって、正親町三条楓が本質的に相性が悪めの相手であることは察しが付くだろう。

「俺は、悪ふざけをかますよりは生真面目な方が好きなんだよ」

溜息を吐きながら言う。楓がいなくなって気が緩んだのか、好みの話も普通に口にしてしまった。

山吹 冠木 > 賑やかだなあ。
そんなことを思いながら、聞こえてきた挨拶に
反射的に頭を下げる。

「あ、どうもこんにちは……」

思いきり初対面だった。大丈夫だろうか……

霜月 零 > 「山吹か……」

どんよりとした顔で応える。既に疲労困憊だ。

「取り敢えず、まあ。少し振り、だな」

疲れ切った眼を向けながら、雑に挨拶をする。

雪城 涼子 > 「あらあら」

目の前に他人……いや、他人じゃないか。まあ、二人の世界じゃないのに素直にしゃべっている零に思わず微笑む。

「えーっと……なんか人が増えてる……かしら?
 お知り合い……?」

きょときょとしてる姿は見た目相応にも見える。

四十万 静歌 > >山吹さん 涼子さん
「は、はい、
 ええと、あのそのあのその、
 四十万 静歌です。
 どうも、初めまして、その、あの、
 どうぞよろしくお願いします……?」

完全に混乱しながらも、こんにちはの声が聞こえて、
始めてみる顔だと思うと自己紹介である。

雪城 氷架 > 「ふーん…んじゃからかわれっぱなしだったってわけだ、情けないな、霜月兄」

あれ、なんかちょっと言葉にトゲがある

「……へー」

生真面目なタイプ
自分は該当しないな、と思った
昨日のやりとりは、ただの意地の張り合いだった
きっとそういうことをしない女が、彼は好きなんだろう

「(……って、何で自分に当てはめて考えてるんだ?意味わかんないし)」

自分でもよくわからない思考を断ち切るように、ぐいっと水を飲み干す

ウィリー > 「わかった」精神的にくたびれた感のある零に苦笑する。

学生たちは騒ぎのもとであるここを中心にして、席を立っていく。
申し訳無さを感じつつも、とりあえず空いた席に腰掛けた。

「静歌ちゃん、まあまあ落ち着いてそこに座って。
 さっきの騒動は、まあ察したということにしておこう。
 あー……その辺の人たちも適当に座って話でもしよう」

雑な感じに次々と現れる人間を落ち着かせようとする。
もちろん自分もその一人なのだが、さすがにこの混乱状態の中で
一緒に右往左往する気はなかった。

「俺はウィリー、ウィリー・トムスン。そこの零と静歌ちゃんの知り合いだ」
「で、ここには興味本位で寄ってみた。随分騒がしかったみたいだからな」

烏丸 九郎 > (席も空いてないし
氷架の席へと近づいてく。
なんかひとかたまり、大きな集団のようになっているが…
手の中で杖を弄びながら氷架へと声をかける。)

おー、氷架。なんだおまえ、彼氏でも出来たか?

(なんかそんな空気がしたので。したので。)

ご案内:「カフェテラス「橘」」に祐樹 臨助さんが現れました。
四十万 静歌 > 「おちつ、おちつい……
 ひっひっふーひっひっふー……」

とりあえず深呼吸(?)である。
深呼吸して座り、

「ええと、零さんと氷架さんはお久しぶりで、
 その、氷架さんは、なんていうか、
 お元気そうでよかったです……!」

霜月 零 > 「クソ、お前の言う通り情けねぇ話だよ……」

くい、と水を飲む。

「ま、生真面目っつっても倫理観がある、っつー方だけどな。あんまりカタいのはそれはそれで疲れる。対等っつーか、素で張り合える相手とかの方が気楽でいい」

疲れたようにボヤく。何というか、霜月零は結構引っ張って行って貰いたいタイプなのだ。
そこで、自分の好みと言うか、気に入った要素を精査し……

「…………」

ちょっと赤くなり、氷架から目を逸らす。まて、落ち着くんだともう一杯水を呷る。

雪城 涼子 > 「えーっと……あ、九郎くんもいる。やっほ……って、あー」

この子もいきなり爆弾発言するなあ……音楽一筋なら、そこは変に鋭くツッコまなくてもいいのよ、なんて思ったりしつつ。

「で、ええと……雪城涼子です。はい、よろしくお願い致します。」

初めましての人が多すぎてめまぐるしいけれど、とりあえずまとめて挨拶してしまおう。

祐樹 臨助 > 「…にぎわってんな…」
人が多いなと一瞥しつつ、端っこの席に移動し、今度こそナポリタンをオーダーする

霜月 零 > 「……んあ?」

水を飲んで一息したところで、烏丸を見る。確かコイツ……

「お前、炎の巨人の時にいなかったか?」

確か、顔を見た気がする。

山吹 冠木 > 「あー……何と言うか、お疲れさん」

憔悴した様子の零に、苦笑いを浮かべながらそう返す。
何があったかは分からないが、随分と激しい戦いを繰り広げていた様だ。

「あ、どうも……俺は、山吹冠木って言います。
えーと、よろしくお願いします」

聞こえてくる自己紹介に応えつつ、頭を下げる。
どうやら、知り合いの繋がりが多いようだが…………

雪城 氷架 > >九郎
「ん?なんだクロウか、此処で会うのは珍しいな」
聞き慣れた声に視線を向けて
「お前そういう冗談言ってると燃え死ぬぞ、出元不明の不審火で」
続く言葉にはそう言って、睨みつけてやろう

>零
「……ちょっとまて、な、なんでそこで赤くなるんだよ!?」
タイプじゃない女と事故とはいえああなって悪かったな、って言おうとした矢先にコレである
完全に出鼻をくじかれた

>静歌
「あれ、久しぶりじゃん。
 会わない時は会わないもんだな」
久しぶりに見た顔に、片手をあげて挨拶する

烏丸 九郎 > あ、涼子さんも、よう。
なんか氷架が変な感じだったからよ、一声こえかけてからいこうと思ったんだけどさ…
なんか、まずかったか?

(涼子と挨拶を交わすと、座ることなく立ったままで
ひと声かけてから帰るつもりだったので、席はいらない。)>涼子

ん?いたけど…あんた…確かあの時の…ああ、あの時はありがとな。
あんたのおかげで氷架を助けれた。恩に着るよ。

(零の言葉に顔を向ければ、深々と頭を下げて礼を言う。)>零

霜月 零 > 「いや、その、な……いや、なんでもねぇ」

目を逸らす。マズい、せっかく危機を脱したはずなのに直視できない。

そのまま烏丸との会話に逃避する。

「俺はまあ、あんときゃその場の流れっつーか勢いに任せただけだからな。これと言った戦働きもなかったし、礼を言われるほどじゃねーよ」

肩を竦める。努めて普段通りに振る舞おうと。

ウィリー > (さっきのアレだけじゃあなかったか)
友人の恋路を応援するのはやぶさかではないが、どうにも不透明な部分が多すぎた。口を挟まないでおこう。

「ああ、言われてみれば……あの燃えてるデカブツ相手にしてる時に見かけた気がする
 クロウとか言ったか? そっちは覚えてないかもしれないが、世話になったな」

露骨に話をそらそうとしている零に乗っかって、一応聞いてみる。
「それで今更なんだが、あの燃えてた奴は何だったんだ?
 たまたま居合わせただけで、俺はアレが何だったのか全く知らん」

雪城 氷架 > 「(…今コイツなんて言った?)」
九郎の言葉に目を丸くする

炎の巨人事件、あの時自分が気づいた時に周りにいたのは、
西園寺偲と、レイチェル・ラムレイ、そして烏丸九郎の3人だ

霜月兄が、あの時その場にいて
しかも自分を守るために戦った?

「……なんで言わないんだよ。
 私、お前に礼も何も言ってないぞ……」
先程までとは少しだけ、打って変わって責めるような目線を零へと向ける

四十万 静歌 > >烏丸さん
「あ、初めまして、その四十万静歌(しじましずか)です。
 どうぞよろしくお願いします」

とりあえず、初対面の人には自己紹介スタイル。
目がぐるぐるしてるけど頑張って覚える

>山吹さん
「山吹冠木……山吹さんですね。
 大丈夫です、覚えまし…たっ……!」

弱弱しくサムズアップ

>氷架さん

「タイミングがずれるとかありますからね……
 あの日初めてあった直後に、
 何か事件に巻き込まれてたので、
 心配してても、どうする事もできずッ……
 あ、そ、そうだ。
 か、快気祝い?快気祝いしないと、
 こ、ここはおごりますッ……!」

完全に混乱しながら奢る等と口走る。

烏丸 九郎 > へっへっへ、冗談だよ。
わかってるなら真に受けんじゃねぇよ。
でも、さっきまで顔赤くしてたからよ、何事かと思ったぜ。

(自分が女子といるときはよくそんな冗談を飛ばしてくるのに…。
理不尽である。
そんな心境はおくびにも出さず、笑ってお茶を濁す。)>氷架

いや、あんたの攻撃がなけりゃ俺も氷架にはたどり着けなかっただろうし。
謙遜するなよ。

(ケケケと笑いながら、零の肩をバシバシ叩く。
じつに馴れ馴れしい。)>零

あー、そっちの人も…。このたびは世話になったぜ。
氷架ともどもな。

(ウィリー(名は知らないが)の言葉にも頭を下げてこたえる。この人たちは氷架を救ってくれた恩人なのだ。)>ウィリー

雪城 涼子 > >九郎くん
「まあ、そうね……口は災いの元って感じ……かな?」

同じネタで、さんざんいじってきた人間の言うことではなかった。

>零くん
「あら、炎の巨人事件って……そう。そんなところにも関わってたのね。
 "後でゆっくり"お話を聞かせてもらいたいなー」

にこにこ笑顔であった。

霜月 零 > 「俺もよくわからん」

正直に返す。ヤクにかかわってた話なのは把握しているが、突っ込んでいった風紀委員を追いかけて露払いをしていたら巻き込まれた、と言った感じなのだ。

「取り敢えず、あのヤクに関する事、だな。後は……」

そこの氷架の異能を使ったものだ、と思い、ちらっと見る。いかん、直視できん。

が、文句を言われれば、少し目を逸らしつつそちらに応える。

「ウィリーにも言ったとおり、俺はその場の勢いで巻き込まれただけだしな。あの場においては、本当に状況もわからず、何に関する事かだけしか知らない状態で戦ってたんだ。俺の「因陀羅」も巨人の腕吹っ飛ばしただけだし、大したことしてねぇんだよ」

言い訳がましく言葉を並べる。だからわざわざ言う事でもないと思った、と。

霜月 零 > 「あだ、お前な……」

烏丸を軽くジト目で見るが、涼子から掛けられた声にぞく、とする。

「あ、えっと……はい」

笑顔がとても怖かった。

四十万 静歌 > 「うえ、しかも事件の関係者なんですか?」

え、何何どういう事ときょどっている。
仕方ないと思う。

烏丸 九郎 > お、ああ。こんな状況でわりいが一応名乗っておくな。
俺は、烏丸九郎。音界の覇者を目指す男だ。
よろしくな。

(目を回してる静歌には、簡単に自己紹介をする)>静歌

お、おう…なんか、わりぃ。
いつもの冗談のつもりで、ついな。

(涼子さんがそういうのならば、悪いことなのだろう。
ここは素直に謝っておく。)>涼子

雪城 氷架 > 「ちょ、ちょっと待て、整理させろ。
 あの時巻き込まれたのって、西園寺とレイチェルとクロウだけじゃなかったのか?」

思わず声を張り上げる
自分の記憶は本当に最後の断片でしかない。
それまでに大勢の異能者がそこで炎の巨人と戦ったことなど、知らない。
そんなことは聞かされていなかった。

目の前の、この霜月兄も
ウィリーと呼ばれたこの男子も?

「…何で誰も教えてくれないんだよ。
 結果的にとはいえ、大勢の人間に助けられてたんじゃないかよ、私…」

思わず俯いてしまう

「……大したことはしてない、つったって…命がけで戦ったことには違いないだろ、バカ」

拗ねるような、そんな表情を浮かべて、うっすら涙目で零を睨めつける

山吹 冠木 > 「炎の巨人?」

聞こえてきた単語に首を傾げる。
委員会で聞いたことは無かったが……
この場の状況から考えると、風紀委員か公安委員が関わった事件なのだろうか。

山吹 冠木 > >静歌
向けられたサムズアップに、同じく親指を上げておく。
挨拶は重要だ

霜月 零 > 「あーもう……」

軽く溜息。こういう所は律儀なのだ、雪城氷架と言う少女は。

「俺が気にすんなっつってんだから気にすんな。結果オーライでいいじゃねーか」

何気なく、氷架の頭に手をやってがしがしと撫でてやる。そう、昨日の様に。

ウィリー > 人の多いところに急に連れてきて、少しテンパっているかもしれない静歌にラズベリータルトと紅茶を注文する。
甘いモノと温かいものは、心を穏やかにするものだ。
「ごめんな、どうにも前に関わりのあった事件の知り合いばっかだったみたいだ」

「ああなるほどな。お前も単純に巻き込まれたわけだ、かなり面倒な相手だったが
 互いに……いや、皆無事でなにより」

「それで、話を聞いているとそこの氷架ちゃん? との関わりも深いようだが
 手間でなければ紹介して欲しい。恩を着せたくて関わったことじゃなし、
 友達として改めて話をさせてくれ」
零を恨めしげ――もしくは涙目でみる少女に、丁寧に話しかけた。

烏丸 九郎 > ……

(なんだか知らないが心がイラつく。
いや、なんでかは分からないが、今の氷架を見てると苛つく。)

まぁ、みんなお前を気遣ってのことだろうよ。
俺も大半は名前知らなかったし。
みんなお礼が欲しくて戦ってたわけじゃねぇだろうしよ。

(いらだちは抑えこみ、ぶっきらぼうにそう答える。)>氷架

四十万 静歌 > 「あー、えー、あー、えー、
 あ、ありがとうございます。」

タルトと紅茶が運ばれてきて、甘いもので心落ち着かせた所で。

「その、とりあえず臨時収入もあったので、
 ここは奢りますね。」

話の筋は大体しか分かってないけど、
なんとなくねぎらいたい気分になった。
さっき口走ったこともあり後もひけなくなったって点もある。

雪城 涼子 > >氷架ちゃん
「氷架ちゃん。気持ちはわかるけれど、落ち着きなさいな。
 誰も氷架ちゃんをのけ者にしようなんて思ってたわけじゃないでしょう。
 ただ、知らないなら知らない方が良い……そういうことも、あるのよ。
 それになにより、何も言わずに貴方を助けてくれた人がたくさんいたことを喜びなさい。それはとても貴重なことよ。」

まあ、それでも納得いかないだろうから、感謝してから文句をいうだけはいってもいいけれどね、と続ける。

雪城 氷架 > 零に頭を撫でられ
九郎に諭され
静歌には気を使われ
お母さんにはしっかりと啓される

「……わかった」
多くを口に出すではなく、ぽつりとそう一言だけで、そう応える

雪城 氷架 > 「…一年の雪城氷架。
 炎の巨人は、公安委員の西園寺ってやつが私の異脳を利用した出現させた化け物だったんだよ」
ウィリーには紹介とともに、そう説明する

「気持ちは嬉しいけどさ、もう今日は食べちゃったあとだから」
ごめんな、と静歌にはそうことわった

霜月 零 > 「おう、それでいい」

小さく微笑む。変に気を使って畏まられるよりは、いつも通りにしてくれた方がよほどいい。

律儀なのは美点だが、この少女は多少不敵なくらいの方がよく似合うと思うのだ。

烏丸 九郎 > (氷架が撫でられているのを見れば
何故かいたたまれない気持ちになる。
少し眉をしかめ、ガシガシと頭を掻きながら)

そういうことだな。ま、みんなに感謝くらいはしろよ?

(冗談めかしながらそうつげて)

ウィリー > 「そうか? それじゃあ遠慮なく」静歌にはそう言うが、恐らくコーヒーくらいしか頼まないだろう。フェミニストではないが、
比較的慎ましい面もある。というか、さっきのアレを臨時収入というなら、大事にとっておいて欲しい。

「あれにはみんなそれぞれ思惑があったんだろうが、俺は自警活動の一環に過ぎないぜ
 敢えて言うなら……零をほっとくのが可哀想だったからだな」

おどけて笑った。

四十万 静歌 > 「あ、そうですか。はう……」

うゆーとスプーンを口にくわえつつ。

「じゃ、今度あった時に何か奢りますね。
 何もなかったら缶ジュース位しか出せませんけど。」

と氷架さんに向かって微笑み

「それにしても零さんは顔が広いんですね。」

などと。

霜月 零 > 「おいおい、そりゃどういう意味だ?」

苦笑しながらウィリーを見やる。そもそもあの時は、レイチェルと急造タッグだったわけだし。

「あー、顔が広い……のか?いや、広いか」

少なくとも、今いる面子のほぼ全員が以前からの知り合いだ。そう考えると、顔が広いという言葉は否定すべきではないだろう。

雪城 涼子 > 「……」

んー、と思考する。
なんだか面白……違う、気になる空気があるような気がするなあ。
まあ、若者は自由だ。この先まだどう転ぶかわからないわけで。
それに、なにかの失敗とかに出会うのもまた、青春って奴だしね……
なんて思ってから、ああ、おばさんっぽいなあ、などと思う。

雪城 氷架 > 「……ところでお前よくみんなの前で平然とこれ出来るな」

頭を撫で付けられたまま、まだ少し涙の溜まった目でじーっと零を見てやる
切り替わりが良いというのだろうか、こちらはまだ微妙に昨日のことを引きずり気味なので顔が赤い

霜月 零 > 「……あっ」

慌てて手を離す。思わず撫でてしまったが、改めて考えると実に恥ずかしい。

「あ、えっと……すまん」

もう何度言ったかわからない言葉を、顔を赤くしながら口にした。

雪城 涼子 > 「まあ、そうね。ひとまず……うちの氷架がお世話になった人たちは、改めて、ありがとうございます。
 色々とそれぞれのご事情もあったことでしょうけれど、結果には変わりませんから」

朗らかに微笑んで、一同に頭を下げる。

ウィリー > 「いいや、いかに仲間を伴っていたとしても友人の窮地に目を瞑れない。
 それが俺の美徳というやつさ」
なんだかんだで、付き合いは長い。個人的には友情を感じているし、
見捨ててしまうような真似はできなかった。

……などとはけして口に出すまい。炎の巨人の事件の内情がどうだったにせよ、
彼は零を見捨てて行くような真似はしなかっただろう。
とまれ。

「うんうんそうだな、女の子の頭を撫でくり回すなんて真似を良くも女日照りの俺の前でできるよなあ」
話の流れを変えよう。穏やかな方に。

霜月 零 > 「まあ……どうも、と受け取っとくかね」

顔を赤くしたまま、涼子の言葉を素直に受け取る。ここで固辞するのも失礼だろう。

「はっ、そうかい」

ウィリーには、誤魔化すように肩を竦めて笑う。多分自分も、見えるところでウィリーが窮地に陥っていたら、とにかく刀を抜くのだろうなと考えながら。

……が、その後の発言はちょっとキツいものがあった。

「あ、あのだな。これはだな、えっと……」

おろおろ。

ご案内:「カフェテラス「橘」」に祐樹 臨助さんが現れました。
山吹 冠木 > 「俺は寮生だから知り合ってるくらいだが、
これだけの知り合いがいるのは凄いと思うぞ」

話を聞くと、どうも委員会の垣根も越えている様に思う。
おしぼりで手を拭きながら、零にかけられた言葉に同意する。

「髪に触るのって、相手によっては中々許されないらしいけどな?」
生温い笑みを浮かべながら、言葉を投げ掛ける。

四十万 静歌 > 涼子さんの方をみて落ち着いてるなぁ、
大人だなぁと、少し羨ましそうな顔をした。

どうにも 自分には落ち着きが足りない。

烏丸 九郎 > (氷架と零のやりとりからは無意識的に目を背ける。
なんだかわからないが、心に悪い気がした。)

いや、いいさ…涼子さん。実質俺は何もしてないしよ。

(炎の巨人とみんなが戦ってるさなかに氷架を呼んだってだけだ。
それだけなのだ。)

霜月 零 > 「まあ、色々出歩いたりはしてるからなあ」

自分に人徳があるとは思わないが、それでも周囲に人はいるように思う。それはとてもありがたい事だ。

「いやだな、これはそう、手癖と言うか……」

おろおろ。墓穴を掘っている気がする。

雪城 涼子 > 「まあ、そうねえ……なでっぷりがなんだか、仲の良い……
 そう、例えば兄妹みたいな感じの自然さよね。」

ね?と零に目線をやる。

霜月 零 > 「ああ、まあ、芙蓉がへこんでる時によく撫でてやってたからな……」

妹の芙蓉も、氷架に似て妙に律儀なところがある。自分のミスには過剰なくらい落ち込んでしまう事も多かった。

そう言う時、気にするなと撫でてやれば大体気分を持ち直してくれたのだ。

雪城 氷架 > 「……いいよ別に、なんか慣れた」
すまん、という言葉にも。
ふっと小さな笑みを零に向けて

「…なぁ、どうかしたのかクロウ。
 なんか今日のお前少しヘンじゃないか?」
少しばかり様子がおかしく感じた友人に、そう声をかけて

霜月 零 > 「あぁ、そりゃあよかった」

慣れたと言われ微笑む。不機嫌にならなくてよかった。なんだかそれだけで少し嬉しいものである。

烏丸 九郎 > そうか?変…か?
俺はいつもどおりだぜ?
今日のお前ほど変じゃねぇよ。

(ケケケと笑ってやる。
確かに自分は変だ。おかしい。
だが、その理由がわからない。わからない以上は口にすべきではない。)

四十万 静歌 > あれ、凄い青春シーンの1幕に私いるの?

と首傾げ始めた。

口には出さず、黙々と食べながら見ている

雪城 涼子 > 「……」

うん。いや、ひょーかちゃん、それは追い打ちだ多分。
若いなあ……

>零くん
「まあ、変な"誤解"を招かないように零くんもほどほどにするといいんじゃないかな?」
誤解じゃなければ別に構わないけれどね、と流石にこれは心の中で付け足す。

>九郎くん
「ん、それでも、ね。何が出来たか、なんて問題じゃない……というか、そんな危険な現場に行ってくれた。それだけでもう嬉しいものよ。まあ、あと悔しい。
 私なんて、そんなことが起きてることすらも知らなかったんだから。」
苦笑しながら、謙遜する少年にいう。

雪城 氷架 > 「………私、ヘンか?」
なんか少しだけ、その答えを聞くのが怖いような、そんな様子で。
不安そうな目を九郎に向ける

顔が赤くて、すこしぼんやりしたような顔で、ヘンじゃないわけもない

霜月 零 > 「……気を付ける」

額を抑えて溜息。確かに、自分がおろおろするから変な誤解を受けるのである。

「(……誤解、か?)」

そこまで考えて、小さく首を傾げた。
誤解かどうか首を傾げたのではなく、それが本当に誤解なのかと懐疑した自分に対して、だ。

そのまま困ったように首を傾げて、考え込んでしまう。

ウィリー > 静歌に温かい視線を送る。
恐らくはそういう、冒険と青春の一ページがここに銘記されているのだ。
惜しむらくは、自分たちは比較的蚊帳の外だということ。
非常に残念である。非常に。

「まあまあまあまあ、とりあえずこうしよう」
 一段落ついたってことで、全員で乾杯を」
色恋沙汰もつつきすぎれば藪蛇。ならばせめて、何もかもが上手くいったことと、
あの場に居合わせた人間が無事であったことに祝杯を挙げて話をそらすほうが賢い。

当人たちの問題は、当人たちだけで解決すべきだ。

霜月 零 > 「ん、あ、ああ。そうだな。少しくらい祝ってもいいだろ」

思考を途切れさせ、カップを手に取る。中身が減っていたのでちょっと水を足して誤魔化したのはご愛嬌だ。

烏丸 九郎 > 悔しい、か。
なんていうか涼子さんは氷架の『日常』だからさ…。
鉄火場はほかのやつとかに任しておきゃいいんだよ。

(笑いながら、どこか無力感を感じる。
この刀の男のように、戦う力があればよかった。と…そうおもう。)

乾杯か…乾杯って言っても水だけどよ。

(ウィリーの言葉に答えると水の入ったグラスを掲げる。)

山吹 冠木 > 「縁って不思議な場所で繋がってんだなー」

狩りの助けに犬を飼っていた身としては……
撫でるという行為に安心感を得るというのは、
撫でられる側だけでなく、撫でる方も相手への信頼がなければ
成り立たないことだったと思う。

犬と同じに考えては失礼だが、ひょっとしたら……
まあ、これ以上なにかを言うのは野暮だろうか。

「俺、この場に居合わせただけですけども」

苦笑いを浮かべながら、しかし何もしないのも気まずいので
コップを軽く揺らす

四十万 静歌 > 「――乾杯?」

紅茶で控えめに。

>山吹さん
「あ、大丈夫です。
 私もひっぱってここまで連れてこられたようなものです」

ウィリー > 「では僭越ながら、俺が」

グラスを掲げて、
「皆の無事と、そして新たなる出会いを祝して……乾杯!」

雪城 氷架 > 本来なら、ただ眠っていただけで気がつけば守られていた自分がこの乾杯に参加する立場ではない気もする

……ということを言えばきっとまた怒られるのは目に見えているし、
これが一つの感謝としての証になれば、それもいいな

喫茶店で乾杯というのも学生らしくて、良い

おずおずと、半ば照れくさそうに音頭に合わせて自分のコップを掲げた

霜月 零 > 「全くだ。縁は奇なる物、ってな」

小さく笑う。自分では気づいていなかったが、どうやらいろんなところでいろんな人と、自分は繋がっていたらしい。

静かにコップを差し出して、周囲のコップにかちんと当てる。

「……乾杯」

騒がしいのも、たまにはいいものだ。

烏丸 九郎 > 乾杯。

(グラスを掲げ揺らし、控えめにグラスを当てる。
周囲から見れば異常だろうが
カフェテラスで乾杯しちゃいけないという校則はない。
自身の謎のモヤモヤと苛立ちとともに、グラスの中身を流し込む。)

雪城 涼子 > 「はい、乾杯……ね?」

水の入ったコップを掲げる。

>九郎くん
「あはは、それはわかるけれどね。でも、私の場合、心配して待つっていう立場すらもらえなかったからね。
 何かが出来たか、出来なかったかっていうのは結構大きいの。どんな小さなことでも、出来たなら、それは大きな一歩なのよ」

四十万 静歌 > 「乾杯――です。」

紅茶のカップを合わせる。

思えば――いろんな人と出会ってたんだとなんとなく実感した。

1年の時はなかった感覚だけど、悪くないなと思いつつ

山吹 冠木 > >静歌さん
「あ、そうなんで……
連れてきてくれた方、知り合いが多いみたいですしね」
場の流れを作る様子などから、大人の落ち着きを感じる。

「ーー乾杯」
コップを軽く合わせた。
偶々の縁ではあるが、これも何かに繋がるのだろうかと思いながら

ウィリー > ワッハッハ、ワンモア! とまでやるつもりはない。さすがに。
雰囲気が幾分和らいだのを感じて、小さく微笑んだ。

時には穏やかな時間を。
「さて、これだけ人も集まってるのも珍しいよな?
 なにか親睦でも深めるかい?」

霜月 零 > 「俺より多分、ウィリーの方が顔が広いんじゃねぇか?」

肩を竦めて小さく笑う。自分はまあこんなのだが、ウィリーは人懐っこいというか、とっつきやすいところがある。
だから、広範囲で見ればきっと、彼の方がつながりを持っているのだろうと。

烏丸 九郎 > そっか、氷架はいらねーところで人を心配させるからな。
涼子さんも大変だぜ。
俺も、たまたま知っただけ…だけどよ。

(いまのギクシャクした心に涼子の言葉はありがたかった。
ただ、自分には冗談めかして返すくらいのことしか出来ないのが悔やまれる。)

雪城 氷架 > 賑やかなムードの中、こっそりと隣りの零を肘で小突く

お互い頭も冷えたところで、
きっと自分の中にあるもやもやが、昨日の事故だけのことに留まらないことも、多分理解できた頃だ

零にだけ聞こえるように小声で
「……今度、話あるから。……多分、考えまとまるのにもう少し、かかる……」

そう呟く
その顔は真っ赤というほどでもないが、ほんのりと朱を帯びている

四十万 静歌 > >山吹さん
「まさかこんな多くの人のところに突っ込むとは夢にも。
 ウィリーさんの強さなのかもしれませんね。」

知り合いが多いみたいとの言葉にそう返す。

>零さん
「2人とも広いと思いますよ?」

などと首を傾げつつ。

>ウィリーさん

「親睦深めるっていっても、
 何しましょうか。」

指を鳴らしてテーブルの上に薔薇の花を一輪出現させつつ。

「手品くらいしかでませんよ?」

雪城 涼子 > >ウィリーさん
「ふふ、一応未成年ばっかりだからね。お酒みたいなノリには出来ないわよね。
 それこそ、事件になって怒られちゃうわ」

席を立って近くによって、笑いながら声をかける。
更に不自然ではない距離を保って……

「(それと……お気遣いありがとうございますね?)」
と、相手にだけ聞こえる小さな声で語りかけた。

霜月 零 > 「ん……?」

小突かれてそちらを見れば、少し顔の赤い氷架。

そして小声には

「あ、ああ……わかった。纏まったら、連絡してくれ」

と、少し顔を赤くしながら返す。

……いい加減、先程の懐疑で自覚が出来つつある。自分の中にある気持ちに。

ウィリー > 「買いかぶりすぎだ、この場の人間の大半を知らなかったんだぞ?」
カラッと笑い飛ばす。付き合いは広さと同時に深さも求められるのだから、零に分があるのは明白だ。

「ほら出た! みんな見てくれ……この静歌ちゃん、実はかなりの手品師。せっかくだから見せてもらわないか!」
とてもわざとらしいフリ。だが、まずは見てもらわなければ伝わらない。
一歩を踏み出すチャンスを、静歌はつかめるだろうか?

そんなことを考えていると、涼子の言葉が耳に入って。
「(大したことは……よければ、後でお時間を。見えない地雷を踏み抜きたくはないのでね)」

山吹 冠木 > >静歌さん
「気がついたら増えてた様ですが……」
勿論、それには自分も含まれる。気がついたら、
流れに流されていたというか。
「ウィリーさんとよくこういう場に?」
何の気なしに流した言葉の後、テーブルの上に現れた花に一瞬思考が止まる

雪城 氷架 > 「……ん」
テーブルの下で、スマホの赤外線通信を利用して連絡先を交換する

覚悟は決めなければ
自分にはまだまだ早いと思っていたから、そんなわけがないと思っていた

……本当に、何がきっかけになるかなんてわからないな

心のなかでそう呟く

………帰ったらゆっくりと自問自答タイムだな、
そう思いながら、あとは喧騒の中に身を委ねる

烏丸 九郎 > 乾杯もすんだし、俺はそろそろ行くぜ。
手品を見るのも悪くねぇが
注文もなしに長居したんじゃ店にわりぃしな。

(わしわしと頭をかく。その表情は笑顔であるが…)

それじゃ、またな。

(ひらひらと手を振って去ってゆく。
その背中は微妙に肩を落としているように見えたとか見えなかったとか。)

雪城 涼子 > >九郎くん
「そうなのよねえ……本当、どこに転がるか分からないボールみたいな子で……なんて、愚痴っちゃった。」

てへ、と子供っぽく笑ってみせる。

>静歌さん
「あら、すごい。手品なの?」

突然現れた花に、わー、と子供のように喜んでみせる。
見た目相応か……下手をすると、それ以下のように見えるのは気のせいだろうか。

>ウィリーさん
「(まあ多分……ご想像のとおりだと思いますけれど、それでよければ)」
小さくお返事を返す。
若いように見えて、しっかりしているなあ、なんて思いながら。

霜月 零 > 「は、俺は日々を気ままに生きてるだけだよ」

肩を竦めて笑う。そんな大層に絆を紡いできたつもりはない。
ただ、日々をあるがままに生きてきた。それだけだ。

「ほう、手品……そういやそんなことも言ってたっけかな」

うろ覚えの記憶を揺り起しつつ、静歌の方を見る。

そんな中でこっそり、連絡先を交換。

「(……俺も、ちょろいなぁ)」

自分で自分に呆れる。氷架の連絡先が届いただけでちょっと嬉しい。
最早言い逃れは出来ないなと思いつつも、帰ったら自分もまた、しっかり整理せねばと心に決めた。

四十万 静歌 > >ウィリーさん
「!?」
はかられた!?って顔をした

>山吹さん
「あ、いえ。
 分かってたら多分いつもの事ですって言いますよ。」

ぱたぱたと手を振って否定する。
であってそこまで深くはないのだ>

>鳥丸さん
「はい、またですよ。」
手を振って見送った。
少し心配そうに。

>涼子さん
「はい、手品ですよ。
 これくらいしか取り得ないんですけどね。
 手品、好きなんですか?」
と軽く首をかしげた

ご案内:「カフェテラス「橘」」から烏丸 九郎さんが去りました。
霜月 零 > 「……」

烏丸を横目で見送る。その背は小さく見えたが……直感で、自分が声をかけるべきではないと感じた。

だから、黙って見送る。きっと、それがいいのだろう。

雪城 涼子 > 「九郎くん、またね」
うーん……ケアしたげたいところだけれど、これ以上は……うん、本人の問題かなあ……難しいね、こういうのって。
心の中で肩をすくめる。

>静歌ちゃん
「うん、手品は好きよ。そういう不思議なものって大好き。
 ふふ、立派な取り柄だと思うけれどなー。
 私なんて、探しても取り柄っぽいものないわよ?」
くすりと笑いながら答える。
実際、異能はあってないような我が身なのだ。

雪城 氷架 > 「ん、またなー……」
やっぱり様子がいつもと違うように思えた

が、それを察知できるほどには少女はまだ大人でもなく

「(なんか音楽のことで行き詰まってんのかな…)」

結局見当違いの心配しかできないのだった

山吹 冠木 > 「っと、兄さん、またな」

手品で気を取られていた。
去っていく姿に声をかける。
……心なしか、肩が落ちていたが……大丈夫だろうか

ウィリー > (ありゃ……相当気落ちしているな、こじらせなければいいが)
精神の状態が、「力」を不安定にさせる話は人口に膾炙している。
できるだけ速く立ち直ることを祈ろう。

涼子の言葉を受けて、どうもと小さく笑うと。

「さあてお立ち会い、改めて静歌嬢の手品を御覧じろ!
 せっかくだから楽しんでいってくれよ!」

山吹 冠木 > 掛け声に会わせて、口笛をピィーと鳴らす。
少々響くかもしれないが……少しくらいは、勘弁して貰いたい

四十万 静歌 > >涼子さん
「そうですか?
 私からすると羨ましいくらいですけど。
 落ち着いて大人っぽくて、
 とても母性に溢れてて――
 それでいて無邪気な所があるなんて、
 何よりも凄いと思いますけど。」

なんて微笑んだ。

>ウィリーさん
「いやいや、
 そう言われてもそんなに直ぐにぽんぽんと、
 出来るようなものでもないですって。」

といいつつ、指で見えないように隠し持った500円玉を、
もう片方の手で取り出し、
500円玉を見せながらくるりと握るような動作、
気づかれないようにもう指で見えないスペースを作った
片方の手に500円球を落とし、
消失しましたよ、と手を広げてみせながら、
500円玉を持ってるほうの手でこちらにありますとアピール

雪城 涼子 > >静歌ちゃん
「ん、落ち着いて見えるかもしれないけれど、これでも一杯一杯頑張ってるのよ?
 素はこっち、じゃないかな。」
くすくす、といたずらっぽく笑ってから少し表情をかえて

「と……そうだ、少し用事を思い出したわ。
 ごめんなさいね、静歌ちゃん。手品の方は後で氷架にゆっくりと話を聞かせてもらうから。
 それと、後でいつか見せてもらうわ」

やはり、ちょっと気になる。なにか声をかけるかはともかく……
様子を見に行っておくのは悪くはないだろう。

>ウィリーさん
「じゃあすみませんけれど、先に抜けさせていただきますね。
 (少し気になりますし……あ、これ一応連絡先です。さっきのこと、気になるようでしたらまたあとで)」

丁寧に謝罪をしてから、ひっそりと連絡先を渡しておく。
まあ不用意といえば不用意かも知れなけれど、この相手ならまあそんな悪いことにはなるまい。

霜月 零 > 「ほー、やるもんだ」

所謂転移マジック。視線誘導や死角を使って、物があたかもワープしたかのように見せるマジックだ。

「急に振られたにしちゃ、しっかりしたの出来るんじゃないか」

素直に称賛する。こういうのは仕込みが大事だとばかり思っていたが。

霜月 零 > 「ん、ああ……それじゃあ」

涼子をそのまま見送る。これもまた、自分がああだこうだというべきものではないのだろう。
なんだか、そんな気がした。

四十万 静歌 > >涼子さん
「あ、はい。それではまた。
 ええ。またゆっくり出来る時に。
 その、頑張って下さいね。」

頭を下げて見送るだろう。

>零さん
「仕掛けを用意するのは結構お金がかかるのでね
 こちらの方が実は得意だったりします。」

なんてウィンクして応えてみたり。

ウィリー > 見せる相手がいれば、張り合いがあるものだろう。
少し楽しげに見える静歌を、そして盛り上げようとしてくれている山吹と零を眺めて。

「ああどうも。
(ありがとうございます。……こじれそうであれば、直ぐに連絡を)」
小声で涼子に援助を申し出る。どう転ぶのか、それはわからないが……悪い方向に行ってしまえばそれこそ「それまでなのだ」。

霜月 零 > 「成程、純粋なテクだと元手もかからねーしな」

納得したように頷く。結局最後に信頼できるのは、自分自身の技術なのだ。

雪城 涼子 > 「それでは、みなさんはごゆっくり。
 ひょーかちゃんも、"ゆっくり"ね?」

そういってから店をやや小走りで出て行く。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から雪城 涼子さんが去りました。
雪城 氷架 > 「え、あ、あぁ……」

小走りで出て行った母を目で追いかける

急用?
なんだろう

何か大事なことなら自分の耳にも入っていそうななものだけど
そう思いつつ見送る

山吹 冠木 > 「あ、えーと、またー」

去っていく姿に挨拶をしつつ、軽く首を傾げる。
誰かに似ているような気がしたが……はて

四十万 静歌 > 「誰かと約束でもしてたんですかね。」

等と見当外れの事をいう。
本気か故意かは分からないが。

霜月 零 > 「……さあな」

直感が、それについて触れる事を拒絶する。触れるべきではない、お前は黙っていろと脳内で叫んでいる。

だから、曖昧な言葉で済ませた。きっと、これでいい。

山吹 冠木 > 「器用なんだなー……」
指の動きを目で追いかけてみるが……しかし、何をしてるのかさっぱり分からない。
異能でも魔術でもなく、技術だけでこれが出来るのだから大したものだと思う

四十万 静歌 > >山吹さん
「器用、というよりは身にしみついてるって感じかも……
 山吹さんはどんな事が得意なんですか?」

などと話を振ってみる。

雪城 氷架 > 「……ごめん、ちょっとお母さんのこと気になるし。
 私もこの辺で帰るよ」

偶然の遭遇ではあったが、
自分の気持ちの正体と、算段は一応ついた。

……あとはもっとはっきり、
今の自分の心に問いただしてからの話だ

そしてそれとはまた別に、
涼子の、母の行動がどうしても気になった

席を立って、周りの顔達を一通り眺めて

「ありがと、またな」
カバンを肩にかけて、やっぱり早足で店から出て行くのだった

ご案内:「カフェテラス「橘」」から雪城 氷架さんが去りました。
四十万 静歌 > 「あ、はい。
 また――」

手を振って見送る。

「う、ん。」

なんとなく行かないほうがいいのではないかなー
なんて漠然とした感じがあるが……
止めれる事ではない上に、
漠然としたもので止める方が間違ってる。

霜月 零 > 「ああ、またな」

手を振って見送る。
……と、急に気持ちが手持無沙汰になった。

「……すまん、俺も帰る。ちと、用事があるんでな」

用事。嘘ではない。
……自分の気持ちを、今一度考え直す必要がある。

言うや否や、すくっと立ち上がってこちらは、迷わず帰路に付いた。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から霜月 零さんが去りました。
山吹 冠木 > 「お、俺?」
話を振られて、しかし答えに困る。

「手品とかは難しくてな……」
何せ、こういう場で出来る事にはとんと覚えがないのだ。
罠猟の技術……何を取るというのか。取ってどうするというのか。

四十万 静歌 > 「ええ、また。
 うん。
 無事用事がすみますように。」

手を振って見送り。

「いえ、こう、
 山吹さんってどんな事得意なのかなって。」

実演とかじゃなくて話だけでも聞ければとぱたぱたと手をふる

山吹 冠木 > 「と、お二人さん、またな」

去っていく二人の背中に声をかける。
……二人ともに何か考えている様だったが……
ある意味、一番大変なのはあの二人かもしれないな、と思う。

山吹 冠木 > 「得意なことか……猟とか、その辺かな」
少しだけ気が緩んだからか、口調が砕けぎみになっていた。
が、気にしても仕方ないかと思う。
「此処に来る前に、色々と教えられてな」
最近だと、山にはいるにも物騒なので、あまり活かせてはいないのだが

ウィリー > 「ギャラリーがずいぶんと減ったな……すまない、静歌ちゃん」
なにせ、問題の渦中にあった場所だ。やむをえないところもある。
だが、誰かに見てもらうというその目標は達成された。

「さて、それにしても……」
追うべきか、追わざるべきか。答えはすぐには見えないが……

「静歌ちゃん、すまないが俺も用事を思い出した。
 ……君の手品は、やっぱりちゃんと受け入れられるものだ
 だから、続けてくれ。山吹、静歌ちゃん、それじゃあまたな」

恐らくは杞憂だろう。だが、それが真に杞憂で済むか否か。
彼は知らなければならない。

ご案内:「カフェテラス「橘」」からウィリーさんが去りました。
山吹 冠木 > 「おとと、また……!」
去っていく姿に手を振りつつ……
何だか、急に見送ることが多いような気がする。

流れというものだろうか?

四十万 静歌 > 「あ、はい。またですよ、
 ウィリーさん。
 用事頑張って下さいね。」

手を振って見送り。

「2人残されちゃいましたね。
 すみません、あんまり会話とか上手じゃなくて。」

なんて少し申し訳無さそうにしてから、

「山で猟ですか、猟師さんなんですね。
 今までどんなものを捕ったんですか?」

と首をかしげた。

山吹 冠木 > 「いやいや、お構い無く……」
何を言っているのかという気にもなるが……
正直に言えば、自分はそこまで弁が立つ方でもない。
申し訳なさそうな様子に手を振って気にしないで、と伝えながら、今までのことを思い返す。

「……もっぱら、畑を荒らしたり、町に下りて悪さした猪や鹿だった、かな。
銃を持って山を回る様なことはまだ出来ないんで」
それに、狩りには期間が定められていて、何時でもやっていいわけではない。それは余談の様な物だが……

「静歌さんは、何時から手品を?」
何となく、そう尋ねてみた

四十万 静歌 > 「猪や鹿ですか。
 罠だけでしとめるなんて凄いんですね。
 罠の達人なのではないですか?
 ――後、やっぱり捕まえたら食べるのでしょうか?」

なんて首をかしげながら、
過去を振り返り思い出す。

「私が手品を始めたのは、
 3歳か4歳くらいの頃だったと思いますよ。
 私にも出来るんじゃないかとおもった手品が
 初めてなのに上手く成功して、
 嬉しかったからでしょうか。」

思えば、あれが異能の発現だった
という言葉は口に出さずに伏せて。

山吹 冠木 > 「達人なんてまだまだ。簡単には引っ掛かってくれないから、
罠を仕掛けた所を何度も何度も確認して……やっと引っ掛かったら、それに止めを刺す。上手くはいかないから、何日もかけてね」
一度仕掛けたら、掛かるまでは待ちの一手で……
しかも、何が悪いのか、どうして掛からないのかは分からない。毎日が雲を掴むような話だ。
「それは勿論。罠にかけた以上は、責任を持って、だな。
……まあ、食べれないヤツが間違って掛かったら、急いで逃がさないと不味いんだけど」
一歩間違えれば、法に問われることがある。流石に勘弁願いたい。

「へー……そんなに小さな頃から。
小さい頃から練習してたから、それだけ上手に……
好きこそ物の、ってことなのか?」
手の上で出たり消えたりしたコインを思い出しながら。

四十万 静歌 > 「罠って本当に大変なんですね……
 でも、そんな大変な事毎回続けてたなんて、
 凄いなぁ。
 私なら、きっと途中で諦めちゃいそう……」

おお、と感心してきらきらした目でみる。

「最初は、好きこそでしたね。」

今は、どうなんだろう。
嫌いではないが……昔ほど好きだという感覚はない。

「それが日常に、当たり前に生活の一部になって今がある
 といった感じでしょうか。」

山吹 冠木 > 「しないと実害が出てたから、仕方なくだよ。
それに、山歩きで足腰も鍛えられたしな」
皆が当然としていた事なだけに、視線に少々照れ臭くなる。
それに……色々と覚えることも、出会いもあった。
それだけでも、悪くは無かった気がする。

「……自然に身に付いて、当たり前になるまで続けるのも大変なのことだと思うぞ。そっちも十分凄いさ」
僅かな言葉の違いに、今は、何かあるのかと思う。
昔と違う、別の課題があるのだろうか

四十万 静歌 > 「それでも、私なら出来たかっていうと疑問ですよ。
 実害でてても何も出来ない事もありますし。
 山歩き……という事は体力にも自信があるんですね。
 なんていうか、
 そういう辺り男の人って感じですよね。」

にっこりと笑う。凄いなぁという目はやめない。

「ふふ、それにしても、
 ありがとうございます、
 そういってもらえると嬉しいですよ。ええ。」

山吹 冠木 > 「まあ、やれる人手も少なかったしな。
歩いてたら、自然に鍛えられたくらいだよ。
力仕事ではあったし……あと、あまり女手が関わるって感じでは無かったしな」
何故かは分からないが、ほぼ全て男性がこなしていた気がする。
単純に、労力等の関係だろうか……
しかし、笑顔と視線が少々眩しくてむずむずする。

「見てたみんなも驚いてたしな。
誰かを楽しませるのは凄いと思うぞ」
ああいうショーの技術は、見かけ以上に神経を使うという。
それを見事にこなしたのは、大したものだろう。

四十万 静歌 > 「それでもですよ。
 ――ちゃんと普通にできるって思ったより凄い事なんですよ。
 ふふ。」

普通だ、といわれる事を普通に出来る人なんて、
やっぱり少ないと思うのです。

「もう、照れますよ」

そしてこっちが真っ赤になった。

「でも、今回は出来ましたけど、
 もっと大勢になったら、
 いすくんでしまってとてもとても出来ないので……
 ええ。」

山吹 冠木 > 「そういうもんかね……」
自覚はあまりないが……だが、仕事でそう言われるとありがたい。

「人数が多くなると、緊張しそうだしな……
マジックショーとか、か」
赤くなった様子に苦笑しながら、
お立ち台は大変そうだしな……などと思う。

「と……話こんじまったな。
悪いが、そろそろ行かないとだ」
休憩のつもりが、随分長居してしまった

四十万 静歌 > 「そういうものですよ。
 あ、お忙しい所すみません。
 ええ、それでは、また。
 本当に緊張するとダメなんです、私」

真っ赤になったまま
ぺこりと頭を下げて見送るだろう。

山吹 冠木 > 「成る程な……ああ、それじゃ、またな」
小さく笑いながら、その場を後にするだろうか

ご案内:「カフェテラス「橘」」から山吹 冠木さんが去りました。
四十万 静歌 > ひらりと手を振って見送り。

「とりあえず、
 支払いは……
 なんとかなりそうですね。」

ほっと胸を撫で下ろし、支払って帰る。


今日の晩御飯はもっと安い所にしようと心に決めて

ご案内:「カフェテラス「橘」」から四十万 静歌さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に綾瀬音音さんが現れました。
綾瀬音音 > えへへへ……(アラビアータを食べ終えて、デザートのチーズケーキと紅茶のセットを頼んだ後、改めて自分の左手を見る。そしてにやける。今日一日そんな感じだ。ちょっとじゃなく浮かれているが、今日一日くらいいいじゃない、って思っている。ちなみにテスト勉強なと身に入る訳がないので、今日はしていない)
ご案内:「カフェテラス「橘」」にライガさんが現れました。
ライガ > 若干疲れた表情で入ってくると、空いている席にどっかりと腰を下ろし、コーヒーを頼む。
頭の中は護符とか装備のことでいっぱいだ、気分転換に来てみたはいいものの、全く切り替えができていない。

「はーーあ……」

綾瀬音音 > (まあ色々あったけど、ここ最近は個人的には平和であったし、元々平和に生きているのがデフォルトな少女は、呑気に左手を見てにっこにこでいるのである。
勿論この左手薬指のリングがどういった経緯で得られた金で購入されたかも知らないし、言われなければ気づくこともない。
――気づいた所で、捨てることも無いのであろうが)

――えへへへ
(まだにやけている。そんな所で店員がケーキと紅茶を運んできた所で顔を上げると、見えた知人の姿。目立つので一発で解った)

あ、ライガさーん
(彼が座ったのは自分から2席ほど離れた辺り。
声を掛けて手を振る。
気づいてもらえれば、そちらに席を移動してもいいかと尋ねよう。
疲れた彼とは違って上機嫌で)

ライガ > 頼んだ珈琲が運ばれてきたので顔を上げ。
そこではじめて、知った顔をみつけた。

「……ん?
おー、音音じゃーん。どうしt……うわっ、すごい幸せオーラがっ!」

眩しい。眩しい。
席は空いてるようだ、荷物を片づけてスペースを開けてやる。

綾瀬音音 > (気づいてもらえれば、笑って頷いた。
席も開けてもらえたようなので、紅茶とチーズケーキを持って移動しよう。
対面に座りながら、お邪魔するね、と笑う)

あははは、ちょっとねー。いいことが。
そう言うライガさんはお疲れみたいだけど、勉强のし過ぎ?
(幸せオーラと言われればこっくりと頷いた。
ちらっと左手薬指を見たので、視線を追えばどういうことか解るかもしれないし、解らないかもしれない。
然しながら疲れた彼の様子には首を傾げて。
テストはもうすぐだし、真っ先に浮かんだのはその勉強だった)

ライガ > 音音の左手薬指に輝く指輪をを見れば、にやりとした顔でああ、なるほどと頷いた。
そうか、どうりで幸せそうなわけだ。
珈琲を一口飲む、おかしいな、ブラックで頼んだはずだけどほんのり甘いぞ……?

「勉強のし過ぎって……そこまでひどいわけじゃないさ。
テストは何とかなりそうな気がするから、それはいいんだけど。

ちょっとね、今までの戦い方で改善点が出てきたんで、対策を考えてたんだ。
今までは、魔拳と解呪とか解毒みたいな補助魔術少々で戦ってはいたんだけど」

そう言って、腰のポーチからナックルダスターを取り出す。メリケンサックともいう奴だ。
それは獣の爪のような形をしていて、銀の鎖がついていた。

綾瀬音音 > (にやりとされれば何となく照れて赤くなった。
まあ、そんなこんなで今日一日は浮かれっぱなしだったのだ。
とは言え、今は一人でもないので気持ちを引き締めながら)

あ、良かったね。
夏は遊びたいもん。

んー、格闘技と魔術を合わせたもの、って言う認識で合ってるかな?
(魔拳、聞きなれない言葉に首を傾げ問いかけつつ。
出された武具には瞬きを二つ。
これで殴られたら痛そうだなぁ、と眉を寄せて)

……ライガさん、こういうので戦うってことは、結構危ない事やってる感じの人?
(これは、身を守るためではなく、誰かを傷つけるための武器に見えたので、そんな質問を一つ。
咎めている雰囲気はない、その資格が無いことは解っている)

ライガ > そりゃーせっかくの夏に、赤点補習なんて御免さ、と笑う。
少し、元気が出てきたようだ。

「うん、簡単に言えばそうなるな。
こういうのとか、グローブとか、ブーツなんかに魔術を付加して、戦う感じだね。
よくある魔術師みたいに、そんなに酷い火力は出ないけど。
詠唱の短さと、あと……そんなに魔術の素質が高くなくても扱えること、くらいかな」

肉弾系の魔術師ってことも含めて、あんまりメジャーじゃないけどね、と苦笑しつつ。

「ん?危ないことってのは……どういうことだい?」

たしかにこれは、護身用とするにはあまり似つかわしくない。
もし本当に防衛の為だったら、威嚇含めて銃の一つでも持った方がはるかに効果的だからだ。

綾瀬音音 > (だよねー、と夏についてはそんな事。
夏は楽しみにがいっぱいなのだ。

そして、彼の語る魔拳には興味深そうに頷きながら聞いた)

近距離で戦うには確かに便利そう。
詠唱は長いとその間にやっつけられちゃうだろうしね。
ええと、比較的初歩的な魔術だから、とか?
(まあ、どっちかって言うと珍しいかもしれないね、と笑う。
この学園に来るまでは魔術師は後援で守られながら魔法を飛ばすイメージだった。
そうでもないことは今は知っているけれど)

……ええと、その。
落第街であれこれしたり、とか?
(危険に自ら飛び込んで行ったりとか。もしくは何か危ないことに関わっている人だったりとか。
とは言え彼がそういうふうには見えないので、非常に曖昧な言葉になってしまう。
ただ、自分にはその武具がどうしても攻撃的に見えてしまうのだ。恐らく銃とか見ても同じ反応をするのだろうが)

ライガ > 「初歩的な、というのとちょっと違うかな。
付加も、普通のエンチャントとは違うからね。まあ、この辺は機密事項だけど。
あと火力出ないってさっき言ったけど、体鍛えればそれなりには出せるようになるよ。
そういう意味じゃ、魔術ってよりは武術かもしれないけど」

ひょっとして、やってみたい?と冗談半分で、小さく笑う。

「ああ、そう、だね。
……なんていえばいいんだろう。君の彼氏──白崎君と似たようなことをやってた、と言ったほうがいいのかな?
ま、この見た目もあってさ、あんまり絡まれることはないんだけど」

商店街で絡まれたのは例外としておこう。

綾瀬音音 > 機密事項なら聞かないよ。
結局体を鍛えないとどうしようもないんだよねぇ……。
私がぼふぼふ殴るのとライガさんのストレートパンチじゃ全然威力違ってくるし。
正直言えば興味はあるよ。
格闘技はね、教えてもらう約束はしてるんだ。同級生に。
まあ、自己防衛位はできないとなーって。
(彼氏の足手まといになるわけは行かない。強く、とまでは行かなくとも自分を守れるくらいには、とは思って、自分の手を見る)

ああ、うん、何となくは了解。
確かにそれなら結構危ない目に合うよね……。
こういうのも必要か。
……絡む人は結構度胸あるよね……
(白崎と似たこと、と言われれば納得した。
ならば、こう言う武器は必要だろう、なにせ荒事が多い――もしくは多かったのだろうから。
同時に、場合に寄っては人も殺すのかなぁ、と思考の端で思ってそれを更に思考の奥へと追いやったが、複雑そうな顔はしていたかもしれない。
紅茶を一口飲んで、チーズケーキを突っついた)

ライガ > 「ああ、格闘技。
体鍛えるのもそうだけど、プロポーション維持にもいいからさ、
そりゃあやっとくべきだね、白崎君の為にも」

最後の一言は余計かもしれないが。
珈琲のお代わりを頼み。
ま、実力以上の奴とやり合うとか、無茶はするんじゃないよ、じゃないと彼氏のこと心配してる場合じゃなくなるぞ? と悪戯っぽく笑う。

「まあ必要とはいえ、落第街に出入りする以上はどうしてもねー。
っと、大丈夫?浮かない顔だけど」

綾瀬音音 > プロポーション維持……
……………………。
(自分の体を見下ろして、まず黙り。
体重はあまり上下しない方ではあったが、そう言われると気になってしまうのが女子という生き物だ。
お腹周りとか気にならないわけでもないし。
彼氏の名前を出されれば黙ったまま顔が赤くなった。
いや、まあ、うん……とか良く解らない単語以下の言葉を口の中で繰り返し)

あははは……それは解ってるから大丈夫・
出来るだけ避けたい事態だね、それは。
(と、苦笑しがちに言う。
基本、自分から危険に突っ込む予定はない)

あそこ危険ですからねー、解っているから滅多に行かないですけど。
――や、何でもないよ。
大丈夫。
(考えていることを読まれた気がして、少し驚いたようにライガを見てから、曖昧に笑った)