2015/06/05 のログ
蓋盛 椎月 > なんとかなるかー。
まあムリって言うからムリになるっていうエラい人の言葉もあったし……なんとかなるか! うん。(自分に言い聞かせるように)

(笑い飛ばされて、はっはっはとから笑いを返す)
おこん先生にトシを心配されたらおしまいですね……
どーもあたし忘れっぽくていけませんね。
ま、忘れるってことはどーでもいいことなんでしょうけど。

獅南蒼二 > 「そうだな、火炎魔術の出力を極限まで高める実験…をしても、面白そうではあるが…
 …特に何の変哲も無い、予備実験のようなものさ。」
(そうとだけ言って苦笑しつつ、3人の方へと近づいた。
 鍵はポケットにしまい込んで……)
「……随分と名称がコロコロ変わる集まりなのだなぁ?」
(適当なもんだ、なんて苦笑しつつ、自分の椅子へと腰を下ろす。)

コゼット > 「ペットですか…。職員寮ってペット可なんでしょうかね。
でも飼うのもいいかな…荷物整理が落ち着いたら考えて見ます。」
(と言いつつも、頭の中では様々な動物を思い浮かべている。そして忘れた、と首をひねる動作には真似るように首をひねりつつ)

「…ですか。全く、どちらがいじわるなのやら。」
(使い魔が入れば見たかったのだろうか。ペットは兎も角、使い魔は使役しなければならないという訳でもない。それが一種のステータスと考える者もいるが、コゼットはそもそも必要ないと考えているからだ)

「別に女子会に拘らなくてもいいような…。
私も全然構わないですけれど…、ほら、殆ど研究室に篭りっきりじゃ疲れるでしょうし、実験も大事ですけど息抜きも必要だと思いますよ?」

ご案内:「職員室」に士尺 流雲齋さんが現れました。
蓋盛 椎月 > フーン……
(結局何の実験なのかはわからなかったが、
 そこまで関心があるわけではなかったので、それ以上は訊かない)
目的とかポリシーがあって集まってるわけじゃありませんからねー。
大事なのはお題目じゃなくて、ハートですよ。(いいこと言ったふうな顔)

(ペット可なんだろうか、という疑問には)
どーなんだろうね。多分大丈夫だったと思うけど。
まあ、ダメだったとしても黙って飼ってりゃバレないって!(鷹揚に笑う)
小さい動物なら近所迷惑もかからないしね。
それこそ蜥蜴とか、ハムスターとかさ。

士尺 流雲齋 > こんばんはじゃよ。
【ドアが開き、腰をとんとんと叩いて、ちいさな老人が現れる。職員室をざっと見回した後、残念そうにため息をついた。】
やはりおらぬか。やーれやれ、いつになったら捕まるんじゃろうかのう。

獅南蒼二 > 「パネリストではなく、フロアの聴衆として参加させてもらうよ。
 だが、息抜きなら,職員室ではなく雰囲気の良いバーにでも行きたいものだな。」
(コゼットの言葉には、そうとだけ言って笑った。この男は職員寮にもあまり帰らず,研究室に寝泊まりしていると専らの評判である。
 研究者タイプの教員の中にはそういう人物が、他に居ないではないが。)

「……怪我をさせることを推奨するわけではないが、魔術学はその危険性を知らしめることも必要だ。
 尤も、それは実験というよりは、演習で行う内容なのだろうが、な。」
(おこんの言葉にはそうとだけ…苦笑しつつ、述べました。)

おこん > 予備実験なら危なくないから大丈夫じゃろうな…
近頃物騒でのう、なんかあると風紀と公安が大喜びで飛んでくるわい。
そうなると面倒じゃからな。
(獅南の言葉に、それならよかった、と笑顔を向けて頷く。 )

まあ、寮ならペットもなんでもOKじゃろうのう。
蓋盛の言うとおり、何でもないといいんじゃけどな、そのヘアピン…
(コゼットと蓋盛が言うように、普通に飼うならきっと問題はなかろう、と首肯してみせて。)

おお、また来たのじゃ。 誰を探しておるのかのう?
4人もおるんじゃ、なにか分かるやもしれぬぞ?
(現れた教師…ちっちゃいおじいちゃんの言葉に反応して、3人を見る。
 便りになる連中だし、話してごらんと促して。)

コゼット > 「う、うーん…とりあえず後で確認しておいた方が良さそうですね。教師が規約を破る訳にも行きませんし…。
…ああ、ハムスター…いいですねぇ…。」
(やっぱり想像しているのか、ちょっと顔が綻ぶ)

「それはまぁ判る気もしますけれど。バーは行った事が無いですねぇ…行きたいって訳でも無く、機会もありませんでしたから。」
(そういえば商店街の方にもまだ結局足を運べていない。今度休みの日にでものんびりと散策したいものだ)

「あら、士尺先生。お疲れ様です。……誰かお探しですか?」

獅南蒼二 > 「職員寮は分からんが、研究室になら、実験動物という名目で持ち込めるぞ?」
(ペットの話題なので、そうとだけアドバイスしておこう。
 研究室を割り当てられるにはそれなりの研究実績を上げる必要があるから、すぐに、というわけにはいかないだろうが。)

「時間と金に余裕があるのなら、色々と見て歩くべきだな。
 前にも言ったが、百聞は一見に如かず、だ。何事も。」
(コゼットにはそうとだけ言っておこう。)

蓋盛 椎月 > (老人に軽く会釈)
こんばんわー。探し人ですか?
特徴言ってくれれば、おこん先生の言うとおりここのうちの誰か知ってるかもしれませんよー。
あたしはあんま顔広くありませんが……

(ヘアピンについて言及されると)
まー、なんか秘められた力があってある日ドッカーン!
なんてことにはならないと思いますよ。ただのヘアピンっぽいし。
(安心させるように笑う。
 少し観察すれば、少々年季が入っているだけで何の変哲もないヘアピンだとわかるだろう。
 ひょっとしたら子供の頃からつけているのかもしれない。)

コゼっちはお固いなあ……まあ、それでこそコゼっちか。
(コゼットの綻んだ表情を微笑ましげに眺めた)

士尺 流雲齋 > おや、なにやら議論中だったかの。すまんのう
【ずいぶん、珍しい組み合わせだ。そんなことは口にも出さず】
ちょいと、実技演習のために武具や魔道具の相談をしようかと思っての。上泉先生を探しとったんじゃが、教室にも居らぬし……こりゃ骨が折れそうじゃのう。

獅南蒼二 > 「………………。」
(横目に,新たに入ってきた教員を見た。
 自分から話しかけるつもりは無いらしく,僅かに目を細めるのみ。
 それからその視線を…蓋盛のヘアピンへと移動させる。
 可愛らしいデザインとは言えない、黒の蜥蜴……蜥蜴だ,珍しい。
 細めた目のまま、そのヘアピンを見て…特に何を言うでもなく視線を下げた。)

おこん > 人探しか。 そりゃあよいのう。 どれ、ワシがひとっ走り探してくるかの。
なあに、すぐ見つかるはずじゃよ。 ワシが言うんじゃから間違いない!
(えいやと椅子から降りて、ぐっと背を伸ばす。)ちょうど外に出る用事も
あったことじゃからな。 それじゃあ言ってくる。 男子二人に女子二人なら
ちょうどよかろうて。 というわけで…あとは任せたぞ!
(なにが丁度いいのかはわからないけど、多分人数的なところとか。
 そのままささーっとお部屋の外へと移動していって。) 

ご案内:「職員室」からおこんさんが去りました。
ご案内:「職員室」に照夜さんが現れました。
コゼット > 「それ、飼う理由が不穏なんですけど…。」
(流石にペットショップに言って実験用です!なんて事は言える訳がない。周囲の目も気になる)
「ええ。私がお世話になるのは学園だけではないですからね。
お金の心配は今の所していないですけれど、節約はしておかないと。安いお店探したり。」

「お固いって…、蓋盛先生が自由なんですよ。
寮を追い出されたらまた新しく部屋を探さないと行けないですし。なるべく近隣とのトラブルは避けたいですから。」

「上泉先生…ですか。私も見ていないですね。
──あ、はい。よろしくお願いしますね。」
(そそくさと出て行くおこんを見送る。あの行動力なら見つけてくるのではないか、という妙な確信があった。……とても歳を重ねているようには見えない。)

蓋盛 椎月 > いえいえ、益体のないこと駄弁ってるだけですし。
上泉先生……あー、あのおじいちゃん。(今話しているのもおじいちゃんだが……)
昼間屋上でちょっとしゃべりましたね。まんじゅうと、あとこんなものもらっちゃって。
(白衣のポケットからパワーストーン……アンバーをチラ見せする)
今はどこにいるんだかわかりませんねえ……
研究区に戻ってたりはしないんですかね。

あ、おこん先生お疲れ様です。(なにがちょうどいいんだ……?)
鰻も忘れないで下さいよ~!
(ささーっと去るおこん先生の背中に声をかけて、見送った)

照夜 > 「おや」
入れ替わりにでていった少女の姿を見送る。
その尻尾には後ろ髪を惹かれつつ、職員室に目を向け
「……今日は職員会議でもありましたか?」
一同勢ぞろい、というわけではないが、集まりのよさに笑う。

獅南蒼二 > 「嵐のようだな…」
(飛び出していった、と言うわけではないが、出て行ったおこんを見て苦笑する。
 それと入れ替わるように、入ってきた相手に視線を向け…)
「…遅刻だ、と言いたいところだが、屋上に溜まっていく生徒と、同じ現象だよ。」
(苦笑交じりでそうとだけ告げる。)

コゼット > 「あら、葛綺先生。ちょっとした交流会…みたいなものです。」
(流石にこの比率で女子会と呼ぶのは苦しいものがあるだろう。適当な単語を見繕う)

(すっかり忘れていた紅茶を一口飲む。…うっ、もう温い…!)

士尺 流雲齋 > いや、学園に居らぬから研究区の工房でも当たろうかと思うとったからそんなに気合い入れずとも、それに儂もう枯れかけで…… 行ってしもうた。
【引き留めようとして上げた片手が、がっくりと力なく下がった。そのまま照夜を見やり、とりあえず一礼する。】
では、儂もゆくかの。…照夜先生がおいでになった今、爺なんぞ若干場違いじゃろ。

照夜 > >獅南
「いくつになっても若さを忘れない。
いいことだな、獅南先生」
うんうんとうなずき、自分の席に座る。

>コゼット
「なるほど、交流会。
そういえばまともに話したことのない人ばかりですからね」
周りの先生達をみつつ、うなずく。

>土尺
「おや、行かれてしまうのですか。
せっかくの喋る機会だったので少しお話をしたかったのですが」
少しだけ残念そうな顔をしつつ、そう応える。

蓋盛 椎月 > あのお方ほんとに精力有り余ってますよね。
年寄り自称するならもう少しおとなしくしていてもいいものを……
(苦笑)

(新しい来訪者を見て)
楽しく喋ってると人が引き寄せられる法則が働くみたいですねぇ。
みんな結構ヒマなのかしら……
(コゼット同様に、ぬるくなったカフェオレを飲み干す。
 今度は煙草を一本取り出して、火を付けた……)

獅南蒼二 > 「若さを忘れないことと、自分の歳を自覚しないことを混同されては、困るがね。」
(アラフォーなのはわかっている。そんな風に笑って、照夜の方を見た。
 実際のところ、獅南は研究室に籠りきりであり、自分の担任する生徒以外とはあまり接する機会が無い。
 こうして職員室で姿を見るのは初めてだ、という教師も多いだろう。
 彼の机がえらく綺麗で、使用感が全くないレベルなのも頷ける。
「……何だ、ここは禁煙ではないのか?」
利用しないから、何も知らないのです。

蓋盛 椎月 > あれ? そうでしたっけ……ついクセで。
(そそくさと窓際に向かった)

若さといえば、あたし教師歴浅いってのもあるんですけど
高校生ぐらいの子にセンセー呼ばわりされるの、
なかなか慣れられないんですよねー。
大してトシ違わないじゃなーい。
(窓の外に少し身を乗り出して、火のついた煙草をくわえる)
(どうやら喫煙をやめるつもりはないらしい……)

コゼット > 「そんな、場違いだなんて。ゆっくりして行けばいいじゃないですか、士尺先生。入れ違いになるかもしれませんし。」
(年寄りだから…という訳でもないが、蔑ろには出来ない。)

「ええ、私にはとてもいい機会ですよ。普段はそれぞれ授業に行ってしまいますから、こうしてゆっくり話せる機会はそうないですから。」
(同じように頷く。何人かは既にいくらか話した仲だが、まだまだ交友は深めなければ。)

「…保険の先生がタバコって、なんというかホント…凄いですね。
吸い過ぎには気を付けて下さいよ?」
(気にするだけ負けなのかもしれない。)

照夜 > >蓋盛
「お邪魔します、蓋盛先生。
私は今日の講義を終えて暇なのですが…」
ほかのみんなをみてみる。

>獅南
「自覚しての行動と、無自覚での行動とでは危険度もちがいますからね」
獅南の言葉に笑い。
自分の事を言われているような気がするのは、自分が歳を偽っているからだろう。
微妙に心にぐさりとくる。

獅南蒼二 > 「……相変わらずの不良教師っぷりだなぁ。
 尤も、禁煙なのかどうか、私は全く知らんのだが。」
(吸えるなら吸いたいらしく、ポケットに手を突っ込んで煙草を探る。
 どこかに禁煙の張り紙とかあるだろうか。)

「そうだな、子供の運動会で怪我をするような中年にはなりたくないものだ。」
例えが教師的である。照夜の言葉には、楽しげに笑いながらそう答えた。

蓋盛 椎月 > 神に仕える聖職者だってたまには女を抱くし酒も飲むのさ。
それに、毒もうまく使えば薬だよ、薬……そう、これは薬。
(ふう、と煙を窓の外に吐き出す)
いやまあ、受動喫煙には気をつけますけどね!

照夜 > >コゼット
「ほかにもたくさん先生方はいますしね。
そのうち飲み会でも開ければいいのですが」
そういうことも出来なさそうな感じがする。
照夜もしらない先生も沢山いるだろうし、おこかで会いたいとは思っている。

>獅南
「生徒対教師、対抗リレーの際に足手まといになるのは嫌ですものね?」
くっくっと笑い。
獅南先生はあまり運動が出来なさそうに見えるが…。

獅南蒼二 > 「清々しいほどに,駄目保険医だな。」
思ったことを言い放ってしまう。
でも自分も同じように窓際へ移動し、煙草に火をつける。
指先から火を発生させると言う小さな魔法を,普通に使いつつ。

「……安心しろ、魔術学に不可能は無い。」
知っている人は少ないかも知れないが、この人の本当の専門は魔術学でも特に戦闘術に関する部分。
意外と動けるのかも知れない。

蓋盛 椎月 > (運動競技で魔術使うのっていいのかな……
 ……そんなことをぼんやりと考えながら煙をたなびかせる)
あ、その魔法便利ですね。ライター持ち歩かなくて済むし。
あたしも魔術勉強しようかなー……って、これ似たようなこと前にも言ったな。

ダメって言う方がダメなんですー!(むぅーと唇を尖らせ)
ここ生徒数に対して養護教諭多いんで、
仕事をうまいこと押し付けてサボるのがラクなんですよねー。
ただあんまりヒマしてると本当にダメになっちゃうんで
たまに仕事したりしてますけど……
(その一つが、『フタモリ先生の保健だより』なのだろう)

コゼット > 「生憎私はタバコもお酒も吸わないので…。
…でも、飲み過ぎが良くないのは薬も一緒ですよ?」
(ぷかぷかと浮かぶタバコの煙を眺めながら)

「飲み会ですか、一度皆で集まるのも良さそうですけど、難しそうですねぇ…。」

.。oO(魔術学を運動会に使うのは良いのかなぁ)

獅南蒼二 > 「この程度なら、触媒があれば誰にでもできる。
 が、慣れないうちは指が燃えるから気を付けろ。」
指そのものが触媒化してしまうのだろう…恐ろしい話である。
魔術は便利だが、使用法を誤れば悲惨なことになる。
だからこそ、学ぶ意欲がある者にしか、使いこなすことはできないのだ。

照夜 > >獅南
「……獅南先生。
結構負けず嫌いだったりしますか」
この人はたぶん負けるのが嫌いだ、と考え。

獅南蒼二 > 「さぁ、どうだろうな?」
にやっと笑った。
殆ど答えである。

蓋盛 椎月 > コゼっちまっじめー。
煙草はともかく酒ぐらいはやろうぜー。
あたしコゼっちがだらしなく酔っ払ってるとこ見たいな~。
(ヒヒヒ、と意地悪い笑み)

指が……ひええ。(おっかなそうな表情。)
理科のアルコールランプ使った実験で
絶対一人は前髪燃やすバカいますよね。
魔術でもそういうのあるんだなー、やっぱ。

(軽く周囲を見渡した後、煙草を携帯灰皿に突っ込む)
健康だより刷るためだけに来たつもりが、結構話し込んじゃったな。
あたしはそろそろお暇しますねー。
おいしい鰻のお店でも探しとこうかなー。
それじゃ、またー。

(印刷機の横に積んでおいた、保健だよりの束を抱え
 蓋盛は職員室を後にする……)

ご案内:「職員室」から蓋盛 椎月さんが去りました。
獅南蒼二 > 「私もそろそろ、用事を済ませなければな。
 鍵を取りにきただけのつもりが、だいぶ長居してしまった。」
蓋盛の言葉にあった、鰻のお店、と聞いて、小さく肩を竦めた。
そうやって言葉でしっかりと主張してくるあたり、用意周到である。

「では、失礼するよ。」

ご案内:「職員室」から獅南蒼二さんが去りました。
照夜 > 「負けず嫌いなのはかまいませんが……あまり生徒をいじめないようにお願いしますよ」
不敵な笑みをしている獅南に、またため息をついて返す。

>蓋盛
「ああ、いってらっしゃい蓋盛先生」
そういえば、あの保険だよりは何が書いてあるのだろう。
まったくみていないため、興味がわいてくる。

照夜 > 「ああ、獅南先生もお疲れ様」
軽く手を振り。
(なるほど、ああいう人なのか)
と感想を内心こぼす。

コゼット > 「私は至って真面目です。だらしなくだなんて…、蓋盛先生、容赦なく飲ませてきそうでちょっと怖いですね…。」
(ちょっと背筋に悪寒。酔っ払った勢いで何をされるか判ったもんじゃない。)

「はい、お話楽しかったです。また。」
(二人を見送る。職員室に静けさが戻りつつある。)

「葛綺先生はひと段落した所でしたっけ。私はまた、これからプリント作りですよ。とはいえ、いくらかは既に出来ているのでそう時間は掛からないのですけれど。…すっかり話し込んでしまいましたね。」
(そう言いながらいそいそとプリントの原稿を取り出す。既に次に使うであろう資料がいくらか書き込まれていた)

照夜 > 「おや、今日は無事に作れたんですね。
あれからプリント作りはもう大丈夫そうですか?」
先日教えたプリントの作り方。
今日はプリントが出来ているようで、一応役に立ったのだろうと思うとうれしく思う。

コゼット > (士尺先生、疲れて寝てしまったのだろうか…?)

「ええ、お蔭様で。やっぱり全く進まないよりは、こっちの方が全然捗りますよ。
手が止まってしまうとやっぱり落ち着かないですから。」
(そう言いながらスラスラとプリントに自分の注釈を書き加えていく。既に頭の中で内容がイメージ出来ているようだ)

照夜 > さらさら書かれていくプリントをみて、素直に感心する。
しっかりと内容は組み立てられているように見える。
一度波に乗ればそのまますいすいといくタイプなのだろう。
「では、そのうち自分なりのプリントを作る練習もしないとですね。
ここまですらすらとできるなら、一度やり方を覚えれば出来るでしょうし」

コゼット > 「はい。暫くはこのまま続けるつもりです。慣れてきたら挑戦してみようかなって。
蓋盛先生が自分でコラムを作って配ってるのを見て、凄いなーって思っていました。
授業で使うものではないですけど、自分の考えだけで書いて、ああやって楽しく書けたらな…って。」
(取り出す訳ではないが、鞄の中にしまってあるであろう蓋盛の作った便りを思い出すかのように見る)

コゼット > 「………これでよし、と。」
(まだ時間に余裕があるので、印刷機にかける。見落としは無い筈だ。
これも慣れた手付きで操作、コピーしていく。機械が苦手という訳ではないようだ)

照夜 > 「お、綺麗にできましたか」
印刷を始めたコゼット先生をみて。

コゼット > 「はい、お陰様で。
…そういえば随分とプリントを貰っていた生徒が居ましたけれど、他の教師の方も結構用意しているんでしょうかねぇ…。」
(ふと、沢山のプリントを抱えた生徒が居た事を思い出す。今思い返せば、あまり興味の無い科目が多いという事だったのだろうか…)

照夜 > 「おや、そんな生徒がいたんですか。
そうですね…まぁ私も作ってる一人ですけど。
やはりプリントがあるとらくですよ。わざわざ黒板に書く必要はないですし」
どこが重要な部分かなどもこちらでしっかりとかける。
いろいろと手間が省けるのだ、プリントは。

コゼット > 「そうなんですよね。ただでさえ黒板は書いても直ぐに一杯になってしまうので…。形として残っていれば帰ってから復習する事も出来ますしね。
それをするかどうかは人それぞれですけど、私のプリントでそう思ってくれたなら嬉しいなぁ…。」
(等と思いを馳せながら、出来上がったばかりのプリントを纏め、眺める
印刷されてまだ暖かいそれを鞄の中にしまうと、かけてあった自分の帽子を手に取り、被る)

「さて、それじゃあ私もこの辺で失礼しますね。先生、お疲れ様でした。」
(戸を引き、魔術師帽を相変わらず出入り口に引っ掛けながら、強引に通っていく)

ご案内:「職員室」からコゼットさんが去りました。
照夜 > 「はい、おつかれさまでしたコゼット先生」
帽子を邪魔そうにしながらもでていくコゼット先生に笑いつつ見送り。

「さて、おれももどるか」
そういってここをでていく。

ご案内:「職員室」から照夜さんが去りました。
ご案内:「職員室」から士尺 流雲齋さんが去りました。
ご案内:「購買部」に癒斗さんが現れました。
癒斗 > お昼どき、だろうか。
売店前は人の波。女生徒はその横で打ちひしがれていた。

今日は食べよう!と意気込んでいたメロンパンが、売り切れていたのである…。

癒斗 > 「あ、明日こそは……」

ジャムパンを抱え、よたよたとその場を後にする。

ご案内:「購買部」から癒斗さんが去りました。
ご案内:「屋上」に神薙 結弦さんが現れました。
神薙 結弦 > 「ふぁ…。」

(昼休み。屋上の扉の上部分にあるスペースで
壁にもたれて呑気にあくびを一つ。
次の時間は自習の為好きに行動しようかと
真面目な普段と違い、今日は少しだけ冒険をしてみた。

とは言いつつも傍らに自習用の道具を一つ持っているあたり
真面目なのかもしれない)

神薙 結弦 > 「…さて、私も頑張って勉学に励もうか…
ん?もしかして教室に居ないことで、私は
友人ができにくいのでは…。」

ふと、考えてみる。
自分は勉学もそうだが、何より友人が欲しかったはず。
なのに自分から人のいない場所にいてどうするのかと
何となしにイヤーな予感がするものの。

「ま、まぁ!気にしてもしかたあるまい!
…だ、大丈夫だろう…多分。」

神薙 結弦 > そのまま、取り敢えず
友人云々に関しては放っておいて。
持ってきている勉学書を開く。

後はサボる事もなく
モクモクと一人自習をしているでしょう。

神薙 結弦 > 「(甘いもの…あとで食べに行こうかな。)
……はっ。い、今は勉学の時間だな!うむ」

元々太らない体質である。
甘いものなどをたくさん食べられる体質である為か
おそらく今回もカロリーの高いものを食べるのだろうか。

神薙 結弦 > 「……」

(うと、うと。
少しだけ睡魔が襲う。
しかし、此処で寝てしまってはせっかくの休み時間がもったいない。
仕方がない、と一つつぶやくと
道具をしまって、少しばかり散歩に出かけた)

ご案内:「屋上」から神薙 結弦さんが去りました。
ご案内:「保健室」に雪城 氷架さんが現れました。
雪城 氷架 > 特に怪我をしたわけではない
特に体調が悪いわけでもない
ではなぜ彼女は保健室にいるのか

サボりに来たからだ

「(ふぁー…ねむ……)」

夜遅くまでゲームをしていたせいもあって瞼が重い
物理、数学となんとか保ったものの、古典でやはりコケた
座学の中でも一番退屈でつらい

雪城 氷架 > とあることを理由にすれば基本的に保健室で休める、特権であろう
清潔感のあるベッドに横になっていると少しずつ眠気がやってくる…

「(制服に皺つくのだけちょっとアレだけど)」

雪城 氷架 > 今日は体育もないので体操着もジャージも寮に置きっぱなしだ
ブレザーだけは脱いでおくものの、スカートは帰ってから皺伸ばしをしなければ

すぅ…

そんなことを考えているうちに穏やかな寝息が聞こえてくる──

雪城 氷架 > 陽気の中、屋上での昼寝とはまた違った良さがある
ふかふかとは言いがたいけど真っ白なシーツのベッドで眠れる

教室棟なんかではそう穏やかでない事件もそうそう起きるはずがなく、
保健室は素晴らしい安らぎ空間だ

ご案内:「保健室」に西園寺偲さんが現れました。
雪城 氷架 > すぅすぅ

静かな寝息を立ててお昼寝タイム
他の生徒が一生懸命勉強している時間に怠惰な眠り
実に心地よいことである

西園寺偲 > その安らぎの空間に表れる物騒な集団。
偲は保健室に入り、氷架を見つけると、にっこりと微笑む。
今日はいい日だ。
目的とは違うが、それ以上のものが手に入る。

ベッドの横に立つと、男たちが氷架の布団を無理矢理剥がす

「雪城氷架さん、ですね?」

雪城 氷架 > 「………むぇ?」
誰だよ、せっかくいい気持ちで眠っているのに、と目を擦りながら上半身を起こす……

目に入ってきたのは眼鏡をかけた見知らぬ女と、なんか屈強な男達

「なっ、なんだよ、誰だあんた……」
眠気が一気に吹き飛ぶ
なんだなんだ、どういう状況だ
乱れた髪と寄れたブラウスを慌てて直す

西園寺偲 > 「ごきげんよう。公安委員会です」

にっこりと笑う偲。
なかなか好みの少女ではあるが、今はもういい。
彼女が最後の鍵。
そして、もうひとつ鍵となる男は――

彼女を使って、おびき出せばいい

「先日、住宅街の公園で能力を使った違法な戦いが行われたという情報が入りまして――
すみませんが、公安本部までご同行いただけますか?」

雪城 氷架 > 「こっちのごきげんはよろしくないよ ……公安?」
島内の治安維持が役目の連中がなんで保健室にぞろぞろと…
そこまで考えて、思い至った
やばい、絶対こないだの公園のことだ

「ど、同行って言われても…私まだ午後に授業あるんだよ。
 あと、こ、公園のこととか、知らないし……」

とりあえず、とぼけてみよう。
あの場に決定的な証拠なんてなかった …と思いたい

西園寺偲 > 「授業ならご安心を。公安へ出頭していただければ出席にします。
ただのサボりよりもお得でしょう?」

授業に関しては、この時間保健室で寝ていた人間に説得力が無い事を分かっているのだろうか。

「ええ、ですからお話を聞きたいのです。
あの公園での大規模能力使用の件――あなたが候補に上がっていますので」

雪城 氷架 > 「サボりじゃないよ、体調悪くて寝てただけだ」
そこは否定しておこう
サボりを肯定すると後々面倒そうだし

「話くらい別にいいけど……
 わざわざそんなゴツい連中引き連れて、
 しかも体調悪くて寝てる人間の布団ひっぺがして出頭させるって無茶苦茶だな」

サボっていただけだけど

西園寺偲 > 「あらそうでしたか、それは失礼を」

協力的な子はいい。
最近は非協力的な連中ばかり相手にしていたから。

「いえ、貴女に会ったのはたまたまですよ――
ですが、折角の機会ですので」

雪城 氷架 > ブラウスを整えて、ブレザーを着る
ボタンをひとつひとつ止めながら視線を戻して

「私達一般生徒にとっては頭も上がんないしな、
 公安委員と風紀委員には」

学内の治安を預かる組織
何も知らない一般生徒にとっては警察機構と同じ信頼感がある
そう、何も知らない一般生徒にとっては…

「出頭するのはいいけど、公安委員会の本部って何処にあるんだよ」
こうなったらある程度覚悟は決めておくしかない
ごまかしてダメなら素直にあったことを話そう
幸いけが人は…一応いたけど、退学処分とかの重い処置にはならないだろう…多分

ベッドから降りて靴を履く

西園寺偲 > 「委員会街です。ご案内しましょう」

薄く笑って、男たちに着いて行くように促す。
偲は保険医用の机の上に、メモを一枚残す。
保険医・来島宗仁宛に。

『雪城氷架さんを公安委員会にお迎えしています。
お引取りになる場合、研究区の公安委員会薬物捜査研究所までお越しください』

雪城 氷架 > 「はぁ…」
サボってた罰でもあたったかな、とため息。
いや、今の話じゃ授業に出ていたところで同じだっただろうけど

「夜までには帰れるよなー?」
不満気な声をあげつつ、男たちに着いていくのだった……

ご案内:「保健室」から雪城 氷架さんが去りました。
西園寺偲 > 「――――」

凄絶に笑うと偲は保健室から出る。

時間は、まだ、ある

ご案内:「保健室」から西園寺偲さんが去りました。
ご案内:「保健室」に雪城 括流さんが現れました。
雪城 括流 > 氷架のいなくなった保健室に、扉の隙間からにょろんと一匹の小さな蛇が入ってくる。
周囲の気配をうかがうように首をめぐらせると、さっきまで氷架のいたぬくもりの残るベッドに近づき、振り返って保険医の机の上にするする…と移動する。

その上にあったメモを読むと、やがて小さな蛇はちろちろ、と舌を出しながら再び扉から外に出て行ってしまった。

ご案内:「保健室」から雪城 括流さんが去りました。
ご案内:「職員室」に井戸木さいこさんが現れました。
井戸木さいこ > 「うぅん、つかれたぁ……」

ふぅ、と、吐息を吐いて机に突っ伏す。
初めての授業。今回は体育のアシスタントで、初めてだからほぼ見学のようなものだったけれど、それでも大変なものは大変だった。

そんな事を思いながら、授業の内容や抑えておくべきポイント、特徴的な生徒などを覚えている限りノートに書いてまとめる。

井戸木さいこ > 「これが先生、かぁ……」

 顔合わせは少々緊張した。
 結局少しは先生らしく口調を整えようと思ったけれど、最後の方にはごっちゃになっちゃった。
 ウケは悪くなかった気はするので、ま、いっか、と、流す事にする。
 そういえば、一部の男子がわたしの胸をよく見ていた気がするなぁ。ぼんやりと、そんなことを考える。

井戸木さいこ > 「うふふ、ちょっと楽しいかも。なぁんて。」

 くす、と笑えば、席を立つ。
 そろそろ終業の時間だ。美味しいものでも食べてから、せんせい――宗仁の家に帰るとしよう。

井戸木さいこ >  "お先に失礼しまぁす。"
 他の教師さん達に声を掛け、その場を後にした。

ご案内:「職員室」から井戸木さいこさんが去りました。
ご案内:「教室」にウィリーさんが現れました。
ご案内:「教室」に霜月 零さんが現れました。
霜月 零 > 「どーすっかなあ、これ…」

手のひらサイズの氷の塊をいくつかお手玉しつつ、ぼんやりと考え込んでいる。

ウィリー > しっかりとトレーニングを済ませた後、殊勝にも学園の教室で
何か書き物をする男。

机にあるのはノートと筆記用具、そして山積みの課題である。

単位より、街の安全を優先した愚直なウカツ者の末路。

「…なんだよその氷…」現実から目を外らすように(実際そらして)、
ぽいぽいとジャグリングめいて投げられる氷を眺めて言った。

霜月 零 > 「ん?ああ…多分ヤクだな、これ」

お手玉しながらこともなげにそんなことを言い放つ

ウィリー > 「は?」
ペンを取り落とす。ヤクと言われて、すぐに思い至るのは
薄野廿楽が「わざと」落としていったもの。
嵐の穂をつける風の種の類。

「それってよ」
ポケットを漁って取り出した、小さな袋に入った薬封を見せる。
「もともとこんなんじゃなかったか」

霜月 零 > 「んー?ああ、そんな感じだな。歓楽街で拾ったんで、凍結処理して回収しといたんだ。中身はそのままそんな感じだよ」

そんなブツをお手玉し続けて、気だるげな表情のまま、思い出したかのように問う。

「…で?お前さん、なんでンなもん持ってんだ?」

ウィリー > 「そうか」特段疑わしいことは言っていない。そのかわり、
手がかりにもならない。薬をばら撒いてる妙な人間がいるのは
わかったが。

「まあ、自警活動中のアクシデントってえかな…可愛い女の子が落としてったハンカチみたいなもんさ
 こいつが全部の手がかり、中身は…よくわからねえんだけどな」

霜月 零 > 「成程ねぇ…」

自警とはご苦労なこった、と口にして。

「で、コレどーするよ。俺としちゃあ、テキトーに教師にでも渡すのが丸いと思ってんだけど」

ウィリー > 性分でね、と返す。

「俺も面倒はごめんだし、上に渡してそれで終いにしたくもある
 …ただ、無能力者『だけ』を標的にしてるらしいコイツをばら撒いてる人間が
 教師より頭のいい連中だったら、尚更面倒じゃねーかなーって」

霜月 零 > イイ奴なんだなぁ、お前…と軽く返した後、続いた言葉にぴく、と反応する。

「おい、無能力者だけをマトにかけてるってのはどういう事だ?こいつの成分や効果、わかってんのか?」

ウィリー > 「ハッキリとしたことはわからねえ。
 ちくわの人から伝え聞いた、所詮は風の噂だからな
 だが、無能力者だけををターゲットにして『何か』を引き起こすってなら」

「力のない人間が、虐げられて求めるもの。それは間違いなく力だ。
 なら、その薬で無能力者やそれに近い人間に付け焼刃の力を与えたなら」
 自明であろう。

そして、そういった類の薬物が、おおよそ副作用を伴わないわけがない。
伴わないのなら、普通に許可を受けて販ればいいのだから。
更に言えば、非合法に取引されるものが本当に正しく効果を発揮するのか?

霜月 零 > 「…下剋上のための武器、無能力者に異能を与えるヤクか」

苦虫を噛み潰したような表情になり。

「まあ、俺も力が欲しくなるのはわかるがよ…そいつァ、手抜きで掴むモンじゃねーだろうに」

気持ちはまあ、分かるんだけどな…とボヤきつつ

「となると、流石にマズいだろう。その手のヤクは俺もいくつか知ってるが…大抵ロクでもねぇ。身体強化の異能が手に入る、っつーヤクの正体が、脳のリミッター外すだけだったりしたこともある。命を削ってそれっぽいだけのエセを発現するものもあったな。少なくとも…代償はデカイぞ」

ウィリー > 「そうさ。鍛えりゃ多少は強くなる、異能のそれを越えるかはともかくな」
ペンの頭でがりがりと頭をかいて、同じく渋い顔。

「まあ正直鍛えてどうにかしろとか、そういうのは二の次でよ。
 自分の身を削ってまで一瞬楽しむような奴らが
 歓楽街でうろうろされっと、正直こまんだよな」

ともかく、と言葉を切る。

「やべーのさ。そんで、俺はやべーのを阻止したい。
 これ以上キの字を増やしたり、最悪人死にがでそうな状態を
 見過ごせないんだよ。
 …とはいえ、手がかりが少なすぎて、困ってる」

霜月 零 > 「俺もまあ、同感だな。それが本当だとすれば、これはヤバすぎる。こんなブツの流布は、止めなきゃならねぇ」

だけど、と頭をがりがりと掻く。

「…俺も、拾っただけなんだよな。手がかりがねぇ」

ウィリー > 思わずため息をつく。どうにも、頭越しに誰かが暗躍しているようで、
彼らを捕まえようにも、微妙に届かない。ひどいもどかしさだ。

「そう簡単に詰みに持ってける証拠があるなら苦労しねえさ
 とはいえ、そいつは一応画し講いた方がいいと思う
 …うし、こうなったらこっちから心当たりにぶつかってみっか…」

霜月 零 > 「しゃーねー。しばらくはこのままにしとくか…」

氷の塊をバッグに詰め込みつつ、少しばかり真剣な表情で問い掛ける。

「…心当たり、あるのか?」

ウィリー > 「そうしろそうしろ」場を和ますように笑って。

「ないことはない。あれこれ話した挙句目の前にコイツをポイ捨て
 してったやつの顔と名前、知ってるからな」
「結構可愛かったぞ。」

霜月 零 > 「…いや、そりゃその時点で捕まえて確認しろよ」

呆れた、と言うのを隠しもせずに口にして。

「あー、俺もついて行っていいか?そいつ、単純に気になるわ」

ウィリー > 「大の男が見かけまともな女に襲い掛かれって?」
自警団員が濡れ衣で袋叩きにあう絵面を想像する。
間抜け極まりない。

「そいつはこっちから頼もうと思ってた、もしあてが外れても
 聞き込みのための頭数が必要だったからな」
悪びれず、にと笑う。少し抜けているのに、抜け目がない。
妙な男であった。

霜月 零 > 「要領のいいこって…」

呆れつつも、不敵に笑いながら。

「まあ、俺も守りはちっとはマシな部類だ。いざって時はなんとかしてやるよ」

ウィリー > くくく、とわざとらしく悪そうな笑いをもらした。

「コトになりそうなら、頼らせてもらうぜ
 できればそういう展開は避けたいとこだが無理だろうな…」

「んで、無理なものと言えばこの…課題…」
向き直ると山積みの課題は、一ミリたりとも減っていない。
さもあらん。

「あ~~~~~かわいい女の子が勉強手伝ってくれねえかな~~~~」
さっきまでのシリアスさはどこへやら、腑抜けた声を上げていたのだった。

霜月 零 > 「ま、あんまり期待すんなよ?」

俺は弱いからな、とボヤいて、課題を一瞥。

「……なんだよ、その量」

ウィリー > 「弱いなら鍛える、オッケー?」バッサリ。恐らく、訓練場に連れて行かれるのも時間の問題であろう。

「そう、その弱鍛理論で頑張ってたら単位が取れなくてな
 かといって闘技場ってのも、なんか違う」

「そうしてこうなったのだ…そう…」
窓の外の太陽がいやに目にしみた。勉強は大変だ。

霜月 零 > 「才能がねーんだよ、俺は」

稽古なら普通の3倍はやってるさ、と気だるげな表情でボヤいて。

「まあ、要するに、鍛えるために時間使ってたら、課題がたまったんだな?」

ウィリー > 「腰の大小が泣くぜ?」
真顔だ。戦うための武器を持つのなら、技量以上に
見合った覚悟が必要ではないのかと言外に漂わせる。

「そーそーそういうこと。薬騒動でたまたま警戒レベル
 あげてたらこのざまさ、泣けるぜ」

霜月 零 > 「……どうしようもねぇモンも、あるさ」

その声と目には、哀愁が漂っている。

「まあ、やる分にはマジさ。弱いなりに、命掛けて俺は霜月流(そうげつりゅう)を学んでる…その気がなきゃ、こんな学校に来たりしねぇよ」

表情は気だるげなまま。本気を伺わせない表情の中で、声と目だけが、彼の複雑な思いを表現している。

「…しかしまあ、そうなると俺も課題たまるかもな?」

お前に付き合って時間使うんだからよ、と、にへと笑って。

ウィリー > 「……そうかい」悪いことをいった、とは思わない。
価値観や環境の違いはいかんともしがたい。
できるのは彼がそれを打破できる人間であることを祈ることだけだ。

「ソーゲツ流ってのは剣術か。難しそうだな
 でもきっと、やりがいはつきねえハズだ。目標が遠くにあるならなおさら」

「そう…オワリが遠いこの課題に、薬の問題。これも多分
 やりがいあるだろうなあ……」
頭を抱えた。問題山積、若い時の苦労は買ってでもしろとはいうが。

「ああそうだ、時間も時間だしどっか飯いくか飯」
今彼が買おうとしていたのは、苦労ではなく食事であった。

霜月 零 > 「剣術、ってーと違うな。対魔対人総合武術流派、だ。俺は出来ねぇが、槍とか薙刀の長柄武器術、弓術に徒手空拳格闘術もある。俺の使う魔術、巫術も霜月流の範疇だ」

要するに、割と何でもありだなと笑って。

「……お前、現実逃避してねぇか?」

ウィリー > 「ほう、オリエントの武術はかなり複合的というか実践向けなんだな…俄然興味がわくよ
 ふじゅつ?はよくわかんねえけど」

「いや、してねえよ? 現実と戦うために腹拵えしたいだけだよ??」
挙動不審、露骨に焦っている。嘘がつけないところも、彼の特徴だった。

霜月 零 > 「ま、ウチはそういう家、ってこった。しかも、俺が言うのもなんだが、結構な化け物もいたらしい」

ヤバい奴だと、速い通り越して時間遡行に到達した剣術とか使うやつもいたらしいぜ、と寂しそうに笑って。

「……」

流石にわかる、これは嘘だ。才能がない零でも流石にこれはわかる。が……

「……ま、休憩も必要だわな」

取り敢えず、流されてやることにした。

ウィリー > 「なんじゃそりゃ…異能とはまた別のベクトルですげえスケールの話だな」
そういう事もありうるのだろう。何かを究めることで到達する
人外の領域。興味本位で触れていいものではないだろうが、
またいずれ話を聞いてみたい、と思った。

ともかく泳ぐ目、じわじわとした冷や汗、意味のない口笛で間を持たせ…そして。
「……ダッヨネー! 休憩大事。つーことでどこいくよ。カフェ?」

霜月 零 > 「人間、極めに極めれば異能すら凌駕することもあるんだろうよ。流石に、歴代でも片手で数えれるくらいしかそこまで行ったことはないらしいけどな」

だからこそ、能力がなくても足掻く価値はある。才能がなくても、いつか届く果てはある…と、思いたい。

「…まあ、カフェかな。俺、そんなに詳しくないんだけど」

ウィリー > 「んじゃ、お前もその片手に入ってみたらどうよ。俺の自慢の種にならあ、友達マジすげーんだぜみたいな」
半分程度片付いた課題をまとめてしまって、笑う。

「最悪、自分が自分らしく生きたっていう到着点には到れるだろうしなー
 そんじゃカフェ「橘」だ、そろそろガッツリ食える系の学生メニューが出るからな!」

霜月 零 > 「……まあ、足掻くさ。俺が出来るのは、それだけだ」

つられて、少し笑う。

「例え凡庸で終わっても、取り敢えず、俺が納得できるオチだけはつけて見せるさ。努力で行ける限界は目指してやるよ。

…カフェ「橘」だな。そんじゃ、行くとするか」

す、と立ち上がる。

ウィリー > 「その意気だ! うし、じゃあ行くか。肉くいてえわ…」
茶化すように笑う。何か、どこかの高みに向かうその姿は
どこか自分と似ているように感じたのが面白かったのか。

「んじゃれっつらごー飯タイムってな」

ご案内:「教室」からウィリーさんが去りました。
霜月 零 > 「おう、じゃあ行くとすっか」
ご案内:「教室」から霜月 零さんが去りました。
ご案内:「屋上」にサトー・桜木さんが現れました。
サトー・桜木 > 「んーーー…ふぃー、今日も一日お疲れ様っと。補習とかマジかんべんだわ…」
夕暮れ時の屋上、フェンスに寄り掛かってパックの牛乳にストローを差し込む
グラウンドからはスポーツ系の部活が勤しむ声が聞こえてくる

サトー・桜木 > 「みんな青春してんねぇ、バイトとダンスで手一杯で部活も委員会も入るつもりになれねーけども。もうちょい俺もガッコの活動に勤しむべきなのかなぁ」
ちゅるちゅると牛乳を啜りながら階下を見下ろす。こうして見ていると、何処にでもある普通の学校にも見えるのだが
常世島に来て早三年目、異能も発現せず、魔術を学ぶでもなく、特に事件に巻き込まれるでもなく生活している一般学生としてはどうにもここが世紀の実験場とはいまいち認識しきれずにいる
「わざわざここにまで来た意味あったのかねえ俺は」

サトー・桜木 > 「まー他じゃ逢えないような面白い奴が多いからいいけども。ほんっと、飽きねえよなここにいると」
思わず異能を発動させて何やら揉め始めたサッカー部の練習風景を見て肩を揺らす
「俺にもなんか出ねーかなああいうの。あれば面白そうなんだけどな」

サトー・桜木 > 「出るとしたらどんなのがいいかな…孝一みたいなのはちょっとごめんだけど」
周囲を見渡して、屋上に誰もいないの確認すれば牛乳バックを床に置いて

「例えばこう…変……身っ!!!みたいなのとか」
割りと大きな声を上げながら、子供の頃好きだった特撮ヒーローの変身ポーズを決めてみる

ご案内:「屋上」に瀬名 翔一さんが現れました。
サトー・桜木 > 夏も近いというのに、妙に涼しい風が吹いた気がした
非常に気恥ずかしくなってポーズを解くと、フェンスの向こうへ視線を移した
「………まぁこんなんでいきなり変身とか出来たりしても怖いよな。今までなんの兆候も無かったってのに」

瀬名 翔一 > 「ハハハハ! いいね、その君の望み叶えてみたくなるのが研究者というやつだよ!」
フェンスの向こうから、白衣を翻し瀬名が降りてくる。
「今まで君にはなんっの興味もなかったが、どうだい? ん? もしその変身できる能力、本当に得られるとしたら?」

サトー・桜木 > 「グワアアアアアーーーーーーーー!!!!恥ずかしいところをおもいっきり見られてたアァァァァーーーー!!!!」
床を転がりたくなるレベルの羞恥だった。恥の上塗りだと思うので実行に移しはしないが。

「いや、なんだ、その気の迷いってやつなんで。もしそれが得られるとしたらこんなんがいいかなぁってパッと思いついただけなんで…」
手を顔の前で振って、固辞してみせる…見覚えはある顔だ、確か入学した年には同級だったはずだが…
「っていうか、そんな事出来るのか?研究ったって、異能を目覚めさせる…なんて事はオエライさんがたでも出来ないんじゃ?」

瀬名 翔一 > 「いいかいよく聞きたまえ。異能とはあくまで発生条件も不明で何の法則性もないデタラメな能力のことを指すのは常識である。」
「ゆ・え・に、そんなものに頼ろうとすること自体がおこがましいのだよ。」
つかつかと靴底を鳴らしながらうろたえるサトーのまわりを練り歩く。
「それと比べて魔術は基本的に知識の結果そうつまり、理論さえ正しければ、君のような無能力者に近い者でも魔術の恩恵を受けることができるそう!」
そして指先を立てて顔を近づけこう言った。
「私の研究ならね。」

サトー・桜木 > 「なんだこの胡散臭さ(なんだこの胡散臭さ)」
そりゃ思わず本音と建前も同じになる。思いがけず口からも出る。
「えーっと、なんかの勧誘とかなら間に合ってるんで…別段魔術に興味がある訳でもないし」
「お袋はエルフだし魔術も扱えてたし、昔は憧れもしたけどさ」
「魔術の勉強してる暇あったら体鍛えてダンスの練習したいしな」
瀬名の指先を避けるようにフェンスに背を預けて、如何にも興味なさげに呟いた
「でもまぁ、折角だし話くらいなら聞くよ。その研究ってのはどんな事をやってるんだ?」

瀬名 翔一 > 「いいだろう、私も気分が乗ってきたよ! もののついでだ話を続けよう!」
「私の研究する魔術は現代魔術において素養のない者でも扱える。」
「と、言うよりは根本からして違うものだからね。」
「君はアミニズムについて詳しいかい? 歴史の授業で狙っただろう?」
「なあに、難しく考えずともいいそう、例えるなら東洋……とりわけ日本の価値観がそれに近いね。」
「米粒ひとつひとつにも神様が宿っていて、それを有難がる。信仰する。」
「信仰は力となる、そう信じられてきた。」
「近代の科学はそれを否定してきたが、異世界の文化が介在するこの現代において、それらの偏見は突き崩されたと言っても過言ではないだろう!」
「いいかい私はね、物質に秘められた力、それを引き出す人の想いを探究する者さ。」
「魔術研究部部長、瀬名 翔一。それが私の名前だよ。」
一呼吸で全てを吐き出すように、口早に台詞を紡ぎ出す。
量の腕でフェンスを鷲掴みにし、互いの額は僅か3cmの距離。

サトー・桜木 > 魔術研究部…その名前こそ、この学園ならば普通に存在しそうな、極々真面目な魔術師志望達が集いそうな名前だ
しかし目の前にいるこの男の、この口ぶりを聞くに。それがまともな部活だとはとてもじゃないが思えなかった
「いきなりワッと言葉の洪水を浴びせてくるのやめてくれないか!無駄に通りが良くて全部聞き取れて頭の中入ってきちゃったじゃねえか!」
「えーっと、つまり…その、なんだ。『物』に眠っている、それが本来持ってる力…みたいなもんを?扱おうとしている?そういう感じ…か?」
サトーは成績が優秀な訳ではない、言われた言葉の半分程度しか理解は出来なかったが…なんとなくニュアンスだけは読み取れた、ような気がする
「それで、その研究の成果があれば結局俺はどうなる訳だ…?あ、俺はサトー・桜木・サルティンヴァンクってんだけど。」

瀬名 翔一 > 「ああいい、君の名前は! 私は全ての学生をチェックしているからね!」
「そんなことよりもようするにだ。私は一般粋なところのマジックアイテムだけではどうも満足ができなくてね。」
「製法次第では君が言うような返信アイテムも作り出せるかもしれない。」
「まあ実際見てみるのが早いだろう!」
言うや否や何処から取り出したか大振りの杖を担ぎ上げ、足元に転がったテニスボールを放り投げてフルスイング!
天高く舞い上がったテニスボールは、自然落下に身を任せ少しずつ頭上に迫っていた。が、その時である。
「あのテニスボールが……こうだ。」
杖の先に細身のチェーンで括られた鱗が瞬くと、宙空に黒点が浮かび上がり、まるで消しゴムをかけたかのようにボールを飲み込んだ。
やがてその黒点は自らをも飲み込み、空は再び澄み渡る。
「魚人の鱗から精製してみたんだよ。最初は海洋生物と同じく水に縁のある力が発現するかと思ったんだがそれがどうだ!」
「実のところ深海生物にとっては水よりも、闇の方が縁深き隣人であったようだよ!」
「わかるかい? 力の使い道さえ理解をすればこれぐらい容易いってこと。」
「君が空を駆けたいと願えば翼を用意しよう。」
「君が焼き尽くしたいと願えば焔を用意しよう。」
「私なら、それも容易い。」
「まあ……そうだな。リスクがないわけじゃあないが軽いものだよ。」
「せいぜいオーバーロードによって肉体が消滅するぐらいさ。ハハッ」

サトー・桜木 > 「あぁ、人の話は聞いてるけど、聴きはしないタイプなんだな…瀬名だっけ、あんたの人となりはだいたい分かった気がする。っつーか近い、近いから離れろ。人に見られたら誤解され兼ねない距離だよこれ!」
面倒なのに捕まった、そんな心情を隠そうともせず軽くため息をついた
とはいえ、彼の言っている言葉には多少ならず興味は持っている。無能力者にとって、誰であっても扱い得る異形たる力なんていう都合の良いものは、魅力的に映るものだ

黙って、その動作を見守る。なんて事は根が静かではないサトーには出来もしないこと
「オー、ナイスバッティング。それで一体何が…」
「なんぞあれ、妙なストラップだと思ったらそれもマジックアイテムみたいなものなのか?」
「うおっ消えた!?なにこれブラックホール!?」
いちいち口を挟む

その力の一端をこうして眼前で見せつけられれば、心も動くというもの。異能の力に一定の憧れを持つ者としては当然のように彼の言葉に惹きつけられる部分はあったが…
「あ、やっぱりいいわ。うん。っつーかそれ体良く餌ちらつかせて実験体求めてるだけじゃねーか!!!」
「あんたにとって大きいリスクって島まるごと消失とかそのレベルじゃねえの?!俺にとっては十分リスクでっけえよ!」
「それ相応のリターンもあるだろうがそこまでのリスク侵してまで力を手に入れたい、とは思わねえわ!」
「と、いうかさしあたって力が必要な自体なんてねえし、変身したいってのも気の迷いだって!」

瀬名 翔一 > 「何を言っているんだ君は。そんなものリスクのうちに入らないだろう。」
「私が消滅してしまうもしくは私の研究が途絶えてしまうそうそれ以外はリスクのうちに入らないんだよ。」
「極論、君が消滅してしまったところで私には何も影響がないからね。ハハハ!」
杖を腰に抱き、ステップを刻んで距離を離す。
何処までが冗談かそれとも全てが本気なのか。
触れているのは倫理観か気なのかと、それすらも掴ませない何かが瀬名にはあった。
「しかしそうなると残念だな。川端君も同じようなことを言っていたからね。」
「君達は力への渇望が足りないんじゃないのかなあ……。」
「もし今の君の手から救いたい者、守りたい者が零れ落ちてしまうとしたらどうかな?」
「器は大きい方が良いと思うのだけどなあーーーーーーー。」
芝居がかった口調で妙な身振り手振りを加えながらおどけてみせる。
「特に最近は何かと物騒だ。聞いたかい? 違法薬物だなんて人としてどうかと思ってしまうよね。」

サトー・桜木 > 「控えめに言ってもキチガイかあんたは。所謂マッドサイエンティスト…いや魔術師つってるからマッドウィザード…?なんかそんな感じだよ」
「現実にこういう奴がいるなんて思ってもみなかったな、なんつーか、漫画かそれこそ特撮の登場人物見てるみたいだ」
極々普通の一般学生から見て、魔法も奇跡も存在するこんな世界を生きて来て、それでも尚、彼からは現実感が感じられない、そんな印象を抱いた

「そうなったらそうなった時に、自分の持てる限りのモノでなんとかするっきゃねーだろ」
「そもそも、あんたの言う零れ落ちるような自体が来る前に自分がいなくなってたらそれこそ意味が無ぇし」
首を振り、瀬名から距離を取るように後退りする。関わり合いになってはならないと、理性が告げている
「いやあんたが倫理観を語るなよ。本気なのかどうかは知らねーけど」
「物騒なのはあんたの方だろ瀬名。人一人消滅したところで気にもならねえなんて言う奴が」
「そんな事を言う奴に与えられる力なんて俺は、欲しくないね」