ようこそ、常世学園へ
異能学園都市“常世”

公式イベント 学園祭「常世祭」

故、それより大穴牟遅と少名毗古那と、二柱の神相並びて、この国を作り堅めたまひき。
しかる後は、その少名毗古那の神は、常世の国に度りましき。
――『古事記』上巻

其の後に、少彦名命、行きて熊野の御碕に至りて、遂に常世郷に適しぬ。
亦曰はく、淡嶋に至りて、粟茎に縁りしかば、弾かれ渡りまして常世郷に至りましきといふ。
――『日本書紀』巻第一 神代上 第八段 一書第六

 常世祭――

 異能学園都市“常世”における学園祭。
 島を挙げての一大イベントである。
 その起源は常世神社の例祭常世祭に端を発する。
 この島をしろしめすといわれる「常世坐少名御神」が鎮座したと伝えられる日にそれは行われた。
 現在の「常世祭」は常世学園での学園祭を指す言葉となった。
 非現実が現実となったこの世界の縮図ともいえるこの島で、あらゆる存在の自由と平等を掲げた祭典が幕を開ける。
 “ヒト”、異能者、魔術師、異邦人――この世界の未来のために、手を取り共存すべきものたち。
 この「常世祭」は、そうした異なったすべての者たちが、共に行う祭典である。

 学園草創期に、久しく行われていなかった常世神社の「常世祭」は学園祭として復活を遂げた。
 学園地区・学生街を中心として行われ、その規模は年々拡大傾向にある。
 様々な組織や部活などが出店などの出店や展示を行い、街は一種のお祭り騒ぎになる。
 きちんと生徒会などに申請さえすれば、部活などに入っていなくても、出店や展示、出し物を行うことができ、部屋も借りることが可能。
 そうなれば当然色々な軽い事件も起こる可能性はあるので、それらの取り締まりも通常より厳重にされることが多い。
 学園祭期間中は基本的に授業は停止になるものの、特別講義などは行われることがある。

 異能や魔術を使う者、そうでない者、異世界の存在それらの交流が主な目的とされている。
 海の彼方の理想郷とされた「常世国」になるような、そんな願いが込められている祭典である。

 基本的な予算などは「常世財団」が出している。常世学園の重大な催しもののため、財団も協力的である。


PL向けの情報・注意事項

 現時点でのルールや設定になります。一部変更になる可能性もありますので、ご了承ください。

開催期間 原則毎年11月を予定

 学園祭です。学園の色々な場所で出店が出て、催し物や展示などが行われているイメージになります。基本的に全て前年と同様になります。
 学園祭期間中は学園地区・学生街・歓楽地区が中心の舞台となります。期間中は学園地区・学生街・歓楽街などで、学園祭としてのロールを行っていただいて構いません。
 落第街などは通常とさほど変わることはないでしょう。
 生徒や教師は、それぞれ出店などをご自由に出してくださってかまいません。期間中のイベントなどもご自由にどうぞ。
 出店の形式や規模などは世界観を破壊しない範囲内でご自由にどうぞ。なお、上記の常世神社としての「常世祭」の設定については、詳しく読んでおく必要などはありません。

 基本的に委員会に所属のキャラは学園祭などを運営する側(という設定)になるかと思います。
 なおこれに関しては任意です。必ずそうしなければいけないというわけではありません。
 委員会などから集められたメンバーで「常世祭実行委員会」が学園祭期間中発足しています。
 委員会を中心に、協力を申し出た一般生徒や教師などもいますので、実行委員会として動きたい方はご自由にどうぞ。
 なお、あくまでこれはフレーバー的なものであり、実際に他PCに対する強い権限を所持できるということではありません。

 イベントに関して、注意事項などがございます。

  • 学園祭の運営などが実行できなくなるような行為は禁止

 極端な例を挙げますと、学園祭が行われている場所でテロを行ったり、大規模な戦闘・破壊を行ったりなどになります。
 基本的なルールはイベント中であれ変わりません。
 もちろん軽い事件などは学園祭中起こることはあるでしょう。しかしそれも、学園祭として楽しめるようなものであるようにしていただければと思います。
 学園祭を学園祭として楽しんでいる利用者の妨げとなるような行為はご遠慮願います。